就職活動の悩みは沢山あり、その内容は人によって違います。
しかし誰しもに共通して言えるのは、内定をもらうまでの道程は長いということです。
その長い戦いを乗り切るためには、自分のメンタルケアをしっかりと行うことが重要になってきます。
例えば何かに悩んだときでも、その悩みを一人で抱えるより、誰かに話してみることで解決の糸口が見つかることもあります。
そこで今回は、就職活動で行き詰まったとき、挫折したとき、どのように相談したらいいのか、誰に相談したらいいのかというのを、ご紹介します。
- 就活でつまずいた際の対処法
- 就活でつまずく原因
- 就活相談をする相手や理由
- つまずきから学ぶこと
- 就活でつまずいた人
- 何を改善すれば良いのか分からない人
- 誰に就活相談をすれば良いのか分からない人
- つまずいた時の対処法を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
【就活でつまずいた...】つまずいたときの対処法とは?
誰もが就活をやすやすと終わらせられるわけではありません。
第一志望の企業に落ちてしまった、滑り止めとして受けていた企業にESの段階で落とされた、などの悩みはもちろんのこと、そもそも志望動機が書けないなど、最初の時点でつまずいている人もいるはずです。
しかし、つまずいたままでは「就職浪人」という恐ろしい単語もどこからか聞こえてきてしまいます。
そこで今回は就活でつまずいた時の対処法として下記の3点を紹介していきます。
しっかりと抑えておけば就活でつまずいた時も焦らずに済むので、一緒に確認していきましょう。
1.まずは落ち着いて原因を探る
まずは落ち着いて原因を探ることが大切です。
どのような問題にも必ず原因はあります。
なぜ今自分がつまずいているのかについて考えてみましょう。
原因がわかることで具体的な対処方法も分かりますし、今後どのようにするべきか、同じようにつまずかないようにするにはどのようにすればいいのかも考えることができます。
就活とは関係ないように思える友人や恋人との人間関係などが原因であることもあるでしょう。
そのほかにも、これまで時間をかけて取り組んでいたサークルやアルバイトなどにあまり顔を出せないことによるストレスなど、意外なところに理由は転がっているものです。
さまざまな側面から考えて、今自分が就活でつまずいてしまった理由が何なのか考えてみましょう。
2.対処法を探す
続いて原因がわかったら対処法を探すことが大切です。
その際は自分の考えだけで動くのではなく、しっかり調べたり、誰かに相談したりして、根拠を持って問題を解決することが大切です。
就活だけに心血を注ぎ込んでしまい、息抜きができず、疲れている場合は思い切って丸1日休みを作ってみましょう。
体を動かせていないことによるストレスならば、就活仲間やサークルの仲間を誘って運動をしてみるなど、さまざまな対処法があります。
問題を把握すれば対処法はおのずとわかるでしょうし、その対処法に自信がない際は就活がすでに終わった友人や先輩などに話を聞いてみるのも良いでしょう。
3.誰かに相談する
原因が分からない時はもちろん、「原因はわかったが、対処法がわからない」といった場合も誰かに相談してみるのも重要です。
この時相談する相手は特に誰でも良いですが、友人や家族などあなたのことをよく知っている人に相談すれば、問題が何か浮き彫りになるかもしれません。
明らかに就活に関するつまずきや悩みがある場合は就活に詳しい人や就職エージェントに相談するのも良いでしょう。
どのような人に相談すれば良いかについては、後ほど詳しく紹介していきます。
【就活でつまずいた...】つまずく原因は?
就活につまずく理由はさまざまありますが、大きく分けて下記の3つの理由でつまずきを感じている人が多いです。
自分が当てはまっていないか確認していきましょう。
1.自己分析ができていない
就職活動は自分という人材を売り込む営業活動ですが、営業活動において自分という商材のことを全く分かっていないと、うまく営業を行うこともできません。
まずは自分自身のことをよく理解することが大切です。
「就活において自己分析を行うのは非常に重要である」とは誰に聞いても、どのメディアを読んでも書いてあることでしょうし、もう聞き飽きたことかもしれません。
しかし、一度「自分は自己分析が足りていないのではないか」という疑いを持つことは大切です。
強みはもちろんのこと、弱みなども把握し、価値観などを明確にできていれば、企業に自分の魅力を正確に伝えることができるはずです。
再度、自己分析がしっかりできているかどうかを自分で客観的に考えてみることが大切です。
2.企業研究が不足している
企業研究が不足している、というのも多くの人が就活でつまずく理由の一つです。
企業をきちんと研究できていないと、求める人材と自分のマッチ度を判断することができず、自分に合わない企業ばかり応募してしまいます。
その結果、内定を得られず挫折感を感じる人が多いのです。
また、当然ながら企業の事業内容や経営戦略、ビジョンや目標、ミッションなどについて把握できていないと、志望動機などにも適切なことを書くことができません。
面接においても質問にうまく答えることができず、つまずく原因になるので、しっかりと企業研究を行うことは大切です。
3.選考対策が不十分
そもそも選考対策が不十分であるという可能性もあります。
選考対策は就職活動においても非常に最も重要なポイントです。
選考対策が不十分だと、自分の魅力をアピールしきれず、内定を獲得することは極めて難しくなってしまいます。
選考対策が足りていないことは人事にも伝わってしまうことですし、やる気がなく、モチベーションが低い人材であるとみなされてしまいます。
モチベーションが低いということは、採用した後も成長せず、ただ指示を待つだけの人材であるとみなされてしまう可能性も高いです。
よって、さまざまな側面から考えても、しっかりと対策をすることが大切なのです。
「本当にこの企業に入りたいのか?」
「滑り止めで受けているだけで、他の企業に受かったら内定を辞退されるのではないか?」
など疑念を持たれてしまう可能性もあるので、選考対策はしっかりと行うことが大切です。
【就活でつまずいた...】就活でつまずいたときの対処法4選
就活でつまずいた時に行うべき対策は大きく分けて4つあります。
下記の4点を抑えておくことでより質の高い志望動機が作れたり、つまずきを解消できたりするので、しっかりと確認していきましょう。
1.自己分析をやり直す
自己分析をやり直すことは非常に重要です。
あなたがどれだけしっかりと自己分析を行っていると考えていたとしても、それが不十分であることもあります。
「自分のことは自分が一番わかっている」と思いがちですが、意外と客観的に見ることができず、自分の魅力や反対に弱みなどについて理解できていないことも意外と多いのです。
そこで就活サイトや自己分析ツールなどを活用してみて、再度自己分析をしっかりとやり直してみることが重要と言えるでしょう。
また、友人や家族などから客観な客観的な意見をもらうことも役に立つことがあるので、自己分析をやり直す際は親しい人に相談してみるのも選択肢の一つです。
2.企業研究をもっとする
企業研究が不足していると実感した方は、文字通り企業研究をよりしっかりと行うことが大切です。
より深い企業研究をしてみるために公式サイトをざっくりと確認するのではなく、特にミッションやビジョン、目的などの部分に焦点を当てて、しっかりと会社の方針を確認することが大切です。
この際、志望動機や自己PRを作成する際や面接など、企業に対して感じた魅力を話す際に使えそうな点があれば、箇条書きなどでまとめておくと良いでしょう。
また、実際に選考を受けた学生の情報を見てみたり、IR資料などを活用したりして、企業の事業内容や経営戦略をより詳しく調べるのも重要です。
また、実際に働いてる社員に話を聞ける機会があるのならばぜひ積極的に活用してみましょう。
サークルや部活に、自分が受ける企業に就職した人が居れば、積極的にコンタクトを取ってみましょう。
3.面接対策を徹底する
選考に通過できないということは選考対策を徹底できていないということでもあるので、必ず徹底した対策を行う必要があります。
書き方を入念にリサーチしたり、添削を第三者に依頼したりすることで、ESの対策をより深く行うことができるでしょう。
また、面接対策をする際には面接の練習を繰り返し行い、自分の魅力を効果的に伝えられるようになる必要があります。
この時の面接練習の相手に複数人の相手を選ぶことで、どのような人に対しても魅力的に自分を表現できる能力が身につけられることでしょう。
実際の面接を想定した模擬試験などもおすすめなので、一緒に対策してくれる人がいるならば行うべきです。
周りに対策してくれる人がいない場合は就職エージェントなどを利用するのも良いでしょう。
4.新しい行動を起こす
何かしら新しいアクションを起こすというのも、就職活動においてつまずいてしまった際に行うべき対策の一つです。
内定をもらうためには、時には行動を起こすことが大切であると言えるでしょう。
同じことを繰り返しているだけでは、内定をもらえる確率は上がりません。
例えばインターンシップへ参加してみたり、就活エージェントを利用してみたりするのはもちろんのこと、イベントなどに参加してみるのも良いでしょう。
就活説明会などにも、これまで参加していなかった方は積極的に参加してみることも大切です。
これまでやってこなかったことで、本当は自分の中で「やるべきだ」と思っていたものの、なかなか取り組めなかったことがあるならば、特にそれを中心に行うようにしましょう。
【就活でつまずいた...】相談は必要?就活相談をする意味とは
学生にとって、就職活動で経験することは、何もかもが初めてのこととなります。
当然わからないことが多くて悩んだり迷ったりすることも出てきます。
そんなとき、一人で問題を抱え込まずに人に相談するということが、問題解決の近道となることがしばしばあります。
どんなに頑張っても、一人で就職活動を行うのには限界が出てくるものです。
そんなときでも、就職活動を乗り越えた人、周りの頼れる大人、切磋琢磨する仲間などに話を聞くことで就職活動をスムーズに進めることができます。
誰かに相談するとき、大切なのは相談する内容を明確化することです。
今自分が悩んでいること、話したいことを紙に書き出してみたり、頭の中で整理したりすることで、悩みを明確に把握します。
それだけで気持ちが楽になることもありますし、悩みを打ち明けたり相談したりすることでコミュニケーションを取ることに慣れるようにもなるので、間接的に自分の成長にも繋がります。
【就活でつまずいた...】就職活動をする上で相談するべき相手
次に、自分の悩みを相談するのにふさわしい相手を考えていきます。
親や先生
最も身近にいる社会人ですし、頼りやすい相手です。
実際に社会で働いているので、仕事を選ぶ際の注意点、大事なことなど、実践的なことを聞けるのも魅力です。
ただし選考関連は時代が違うので、全てを鵜呑みにしないようにしましょう。
OBやOG
OBやOGには企業のことを詳しく聞くことができます。
近い世代で就活を乗り越えた人なので、親や先生と違い、選考の話も参考になることが多いです。
アドバイスについても、学生目線でしてくれるので、就活に関して明確な課題や悩みを持っている人には、うってつけの相談相手です。
同級生
同級生の就活生は、同じ境遇なので不安や愚痴を言いやすいという利点があります。
気遣うことなく気軽に話し合えるので、等身大の悩みを曝け出せます。
共感してもらうことで、就活のフラストレーションを発散しやすいですし、漠然と就活に対する閉塞感を覚えているときは、学友とご飯を食べたり、お酒を飲んだりするのも良いかもしれません。
無料の就活相談サービスを活用しよう
就活支援サイトを活用する、というのも一つの手段です。
就活支援サイトは、面談対策や就活の疑問など、就活関連の悩みに関して親身に話を聞いてくれます。
また、その分野の相談に乗るプロでもあるので、明確な打開策を提示してくれる可能性も高いでしょう。
求人や企業を紹介してくれる場合もあり、相談だけではなくエントリーシートの作成補助、添削なども行ってくれるので、就活そのものを円滑に進めることができるようになります。
中には有料のサービスも存在しますが、無料の範囲でも十分です。
様々なサービスがあるので、自分に合ったものを選んでみましょう。
【就活でつまずいた...】つまずきから学ぶこと
就活において第一志望から内定を得ることは当然必要なことではありますが、それと同時に、就活を通じて人として学ぶことも多くあるでしょう。
就活を成功させるために必要なことではありますが、今後の人生においても役立つことでもあるので、下記の3点を意識しつつ就活を進めていくことで、様々なことを学び、人としても成長していきましょう。
1.就活の難しさ
まず、当然ながら就活を進めていく上で就活は簡単でないということ、いかに難しいものであるかが痛感できることでしょう。
就活は自分自身を見つめ直して、企業の研究を徹底的に行い、選考対策をしっかりとするといった非常にハードなものです。
つまずくことで就活の難しさを知ることはできたはずです。
ここからは自分の中で面倒だと思って取り組んでいなかったものや、必要がないと軽んじていたものがあれば、それらを重視して取り組んでいくフェーズなのです。
つまり、より本腰を入れて取り組んでいくことができれば、問題なく就活を進めていくことができるでしょう。
2.自分を成長させる機会
就活は本当に大変なものですし、つまずくことも多いでしょう。
しかし、「つまずいた経験というものは、自分を成長させるための非常に貴重な機会である」ということも忘れてはいけません。
つまずいた経験をしっかりと分析し、改善をすることで、次は同じ失敗をしないようにと成長をしていくこともできます。
どのような人も失敗を繰り返して強くなるものなので、ただの失敗と捉えず、自分の糧となるものとして大切にしていくことが大切であると言えるでしょう。
これまで学生生活において失敗してきたことが、あなたの現在の糧となっているように、就活での失敗も、同じようにあなたを成長させるものとなるはずです。
3.内定獲得へ確実に近づいている
いくら就活においてつまずこうが、その経験が内定を獲得するためのきっかけになることは間違いありません。
少なくとも遠ざかっていることはないのです。
内定獲得に確実に近づいているという自信を持って続けていくことが大切であると言えるでしょう。
つまずきからどのようなものを学んだか、どのようなものを得たのかについて述べることで、選考でのアピールができます。
企業からの印象も良くなるはずです。
自分の弱点を一つひとつ見つけて、それを克服していくことで確実に内定に近づいているという実感が得られることでしょう。
特に就活でつまずいた経験があり、それを改善し、現在の企業に臨んでいるという話ができれば、短期間で自分の問題を見つけて解決することができる人材であると高く評価してくれる可能性もあるでしょう。
おわりに
人に頼ることは決して悪いことではありません。
一人で悩むのではなく、前向きに就活をできるようにしていきましょう。
躓かないよう、事前に疑問や不安を明確化して、相談をするように心がけるというのも大切です。
適度なガス抜きと周到な準備は、テンポの良い就職活動に直結します。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート