【自己PR】向上心をアピールした例文18選!言い換えやコツ、表現の注意点も解説【新卒就活】

【自己PR】向上心をアピールした例文18選!言い換えやコツ、表現の注意点も解説【新卒就活】
この記事をおすすめしたい人
  • 自己PRや長所を伝えることによるゴールがいまいち分からない人
  • 向上心をアピールする際に気を付けることを知りたい人
  • より面接官に好印象を持ってもらえる向上心の言い換え表現を知りたい人
  • 実際に向上心を関連づけた例文を知りたい人

就職活動においては自己PRを聞かれる可能性が高いですが、「向上心」を長所としてアピールしたいという人もいるのではないでしょうか。

しかし、向上心というと少し抽象的なイメージがあり、多くの志望者が使っている言葉でもあるので、あまり面接官の印象には残りづらいかもしれません。

ただ、向上心を言い換えて表現することで、面接官に良い印象を抱かせることが可能です。

そこで今回は、向上心をアピールポイントとして変換するための方法について解説していきます。

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【向上心を自己PR】就活でアピールできる「向上心」とは

向上心とは

現在の状態に満足せず、よりすぐれたもの、より高いものを目ざして努力する心。

自己PRで向上心をアピールする際は、そもそも向上心とはどのようなスキルなのかを理解しておきましょう。

向上心のある人は、今の自分よりも優れた状態高い状態を目指すためにさまざまな努力を重ねることができます。

そのため、向上心があれば成長や成果につながりやすく、前向きに努力や挑戦を楽しむことができる点が特徴です。

一人の社会人としてスキルを習得し成長していくことが求められる中では、向上心は高く評価される姿勢能力といえます。

【向上心を自己PR】向上心がある人の3タイプ

向上心があることを強みにして自己PRでアピールする場合は、そもそも向上心にはどのようなタイプがあるのか、あらかじめ理解を深めておくことが重要です。

向上心と一口にいっても具体的なタイプや行動の傾向などは異なるため、まずは、自分自身がどのタイプに当てはまるのかチェックしておきましょう。

主なタイプは、以下の3つが挙げられます。

向上心がある人の3タイプ
  • 目標達成のために努力ができる
  • 挑戦心が強く行動できる
  • 困難な状況でも諦めない

自分自身の向上心がどのような方向に向いているのか、どのような状況下で向上心が発揮されるのかが重要なポイントになります。

では、向上心がある人のタイプの違いを具体的に解説していきます。

目標達成のために努力ができる

向上心がある人は、まず、目標達成のためにしっかりと努力を重ねられることが特徴です。

目標達成能力があるともいえ、成し遂げたいと考えたことを着実に有言実行につなげていけることが、大きな強みとなります。

社会人になれば、常に目標ややるべきことのゴールを設定し、その達成に向けて努力したり工夫を凝らしたりしなければなりません。

そのため、目標を実現するための向上心を持つ人は、目標を達成するごとに成長できるその姿勢能力を高く評価してもらえるでしょう。

ただし、目標を低く見積もりすぎていたり非現実的な目標を設定していたりすると、かえってマイナスな印象になることもあるため注意が必要です。

そのため、目標達成のために努力できる向上心をアピールする際は、エピソード内の目標の内容に注意しましょう。

また、目標達成に関する内容を自己PRの中で触れる場合は、以下の記事もチェックしてみてください。

挑戦心が強く行動できる

向上心がある人のタイプといえば、挑戦心が強く、そのための行動力があるタイプも挙げられます。

つまり、自分自身の成長のためにいろいろなことに挑戦できる向上心を指しています。

挑戦心があれば、新しい分野に保守的になることがないため、積極的に関心を持つことでスキル知識の習得につなげていけます。

そのため、挑戦を恐れないタイプの向上心がある人は、未経験の業務にも自ら関わっていける点が特徴です。

新しいことにどんどんチャレンジできる人は、新しいスキル知識の習得において抵抗感がないため、キャリアアップのスピードも早いでしょう。

ただし、アピールする場合は「熱しやすく冷めやすい」「飽きっぽい」などの短所の印象が強くならないように注意が必要です。

また、効果的なアピールにつなげるためにも、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

困難な状況でも諦めない

向上心がある人は、困難な状況でも諦めないというタイプともいえる場合があります。

向上心があれば、積極的に物事に取り組んで成長したいという気持ちを強く持てるため、簡単に一つのことを投げ出すことはありません。

そのため、物事を継続する力成し遂げる力が人一倍強いともいえ、企業側からは大変な業務もこなせるという期待を持ってもらえます。

社会人になれば、困難な状況でも業務をこなさなければならない瞬間は、いくらでもあるものです。

そんな中で諦めない姿勢を維持できれば、周りからも信頼され、良い人間関係を築くきっかけにもなるでしょう。

ただし、困難な状況でも諦めない向上心をアピールする際は、打たれ弱い印象にならないように成果までしっかり話すことが重要です。

成果がわかりにくくならないように、取り上げるエピソードは具体的に伝えましょう。

【向上心を自己PR】向上心が企業に評価される理由

向上心を自己PRでアピールする際は、そもそもなぜ向上心が企業から評価されるのか、具体的な理由をチェックしておきましょう。

向上心が企業に評価される理由とは、以下の3つが挙げられます。

向上心が企業に評価される理由
  • 熱心に働くため
  • 成果を残しやすいため
  • 周囲に良い影響を与えるため

向上心があるとアピールすれば、上記のようなイメージにつながることは多いといえます。

いずれも企業が魅力を感じやすい要素であるため、向上心に自信がある人は、自己PRでは積極的にアピールしたいところです。

では、なぜ企業に評価されるのか、詳細を一つひとつ見ていきましょう。

熱心に働くため

向上心が企業に評価される理由は、熱心に働いてくれるという期待が伴うからです。

人よりも向上心がある人は成長意欲が強く、もっと活躍したい、もっとスキルを磨きたいという思いから熱心に働く傾向にあります。

特に新卒採用は、本人の熱意や意欲を重視して採否を決めていくため、その強みから熱心さが伝わってくる人は魅力を感じてもらいやすいでしょう。

熱心な人は何事も真面目にこなすため、周りから信頼されやすいことも大きな特徴です。

その真面目で一生懸命な姿勢を高く評価してもらえるため、社内外で良い信頼関係を築けることが魅力の一つといえます。

そのため、向上心をアピールする際は、これまでに熱心に取り組んできたことを具体的にアピールすることが重要です。

ただし、「熱心」といっても表現自体はあいまいなので、頑張った時間や成果などは具体的に述べる必要があります。

成果を残しやすいため

向上心が企業に評価される理由は、成果を残しやすいというプラスの印象があるからです。

向上心がある人は、努力の継続や時間投資を当たり前ととらえている場合が多いため、積極的に努力をコツコツ積み重ねていけます。

努力することに抵抗感がない人は、長期的に一つのことに取り組むことで、大きな成果にもつなげることができます。

そのため、向上心がある人は新卒の中でも早めに成果を残しやすい傾向にあります。

企業は、当然ながら成果にコミットできる人材を求めているため、成果をしっかり出せる人は自然と高評価を得られるでしょう。

そして高評価がさらなる成果を生み、成長出世へとつながっていくため、向上心がある人は自ら良いサイクルを生み出せることが魅力といえます。

そのため、成果を残しやすいことに強い期待感を持ってもらうには、明確な成果を出してきたエピソードを伝えることが重要です。

売上貢献や部活での入賞経験など、わかりやすい成果があれば、自己PRで良い評価を獲得できるでしょう。

周囲に良い影響を与えるため

向上心が企業に評価される理由は、周囲に良い影響を与えられるという期待感があるからです。

向上心がある人は積極的に仕事に取り組み、いつも一生懸命なものです。

そのように人一倍頑張って働く人は、周りに良い影響を与えることが多く、プラスの空気を生み出せます。

本人が常にポジティブ思考なので、明るく快適な雰囲気が職場全体に伝染し、士気を高めていけることが大きな強みといえます。

仕事を円滑に回すうえで、その場の空気は重要な要素です。

明るい空気を牽引できる社員がいれば、自然と皆が快適に働ける空気が出来上がるため、生産性の向上につながります。

そのため、向上心があることでポジティブで明るい空気を牽引してきた人は、その実績を詳しいエピソードで伝えましょう。

どのような状況で、自分のどのような働きかけで良い空気づくりをしてきたのか、詳細を述べることで強みが伝わりやすくなります。

自己PRで向上心をアピールする際の3つのポイント

向上心は言葉の響きとしてはイメージがよいですが、いったい何を目指し、何ができるのか、実はとても漠然としています。

スポーツ選手などが向上心を持って頑張るといえば、競技でもっと上を目指したいのだろうとか、厳しいトレーニングをこなす覚悟があるのだろうと感じてもらえます。

ですが、就活生が向上心が強みだといっても、会社に入社していったい何を向上させようとするのかは、いまいち伝わってきません。

そのため、漠然として何ができる人なのかわからないままにせず、3つのポイントを踏まえてPRすることが大切です。

以下でそれぞれ確認していきましょう。

自己PR内では向上心という言葉を別の言葉でも話す

向上心という言葉は響きはよくても、自己PRとしては弱いです。

いったい何を向上したいのか、どのくらいの努力ができる人なのか、高い目標を設定できるのか、それを本当にクリアできる人なのか、その一言ではまったく伝わってきません。

向上心という言葉をよりわかりやすく、自分ができることや目指したいことを意識して表現することがポイントです。

なぜ向上し続けるのかその理由を紹介する

なぜ、現状に満足していないのか、今の能力は100%ではないのか、どうして努力を続けたいのか、その理由を紹介しましょう。

単に「向上心があることが強みです。」「常に高みを目指します。」と言っても、言葉だけで行動が伴わない人も少なくありません。

響きがよいので特にアピールポイントが見つからないといった方が、とりあえず向上心と言っているだけというケースもあります。

そうではなく、向上したい理由がある、なぜ今の自分に満足していないのか、何を目指したいのかをわかりやすく伝えましょう。

具体的なエピソードを話す

向上心という言葉は響きはよくても、実体が伴わない言葉です。

面接官に「本当に向上心が強い人なんだ」と思わせるには、具体的なエピソードがポイントになります。

向上心が高い結果、過去に成し遂げてきたことや乗り越えてきたこと、目標や目的を達成させてきたという具体的なエピソードをいくつか端的に紹介できることが大切です。

向上心をアピールする際の注意点

自己PRで向上心を的確に伝えるには、人事が興味をもつような、具体的なエピソードを伝えることが重要といえます。

自らの人生を振り返り、目標を達成するために最大限努力したことや、達成する前の苦労を思い返してみてください。

数あるエピソードの中で、特に大きな成果が得られたものを、具体的かつ簡潔にわかりやすく伝えなければなりません。

エピソードを伝えるうえで、自分が人事へどのような印象を与えられるか、また興味をもってもらえるかなどの、客観的な視点で自己PRを考えます。

当たり前の経験をアピールしない

人事へエピソードを伝える際、その内容こそが重要となります。

向上心をもって取り組んだエピソードが、学校の課題などの当たり前なものでは、アピールには値しないのです。

誰もが経験するようなエピソードではなく、オリジナリティのある内容にしなければなりません。

たとえば、部活動で優勝したこと芸術で賞を獲得したこと難関な資格を取得したことなど、努力した少数の人しか経験できないエピソードは希少であり、人事に大きな印象を与えることができます。

誰もが認めるような成果には、必ずしも人並みならぬ努力が必要不可欠であり、それこそが向上心として捉えられるのです。

人事へ印象づけた向上心は、仕事をするうえでの、継続とやる気につながります。

向上心を着地点にしない

向上心を自己PRの着地点にしてしまいがちですが、向上心は過程でありゴールではありません。

仕事においても、向上心を持って取り組むことは素晴らしいことですが、何一つ結果が伴っていなかったとしたら、あなたは評価しますか。

自己PRをする際は、向上心を持って取り組んだ結果、何を成し遂げるかという流れにしましょう。

後ろ向きな印象を与えない

向上心を自己PRでアピールする際は、後ろ向きな印象を一切与えないようにしましょう。

そもそも向上心という強みは、イメージからしてポジティブさが伝わるものであるため、少しでも後ろ向きな印象を与えると矛盾が際立ってしまいます。

「本当に向上心があるのか」と疑念を持たれる原因になり、せっかくのアピールが意味をなさなくなります。

たとえば、「お役に立てないかもしれませんが…」「最初は失敗するかと思いますが…」などの謙遜する前置きはNGです。

謙遜の言葉は、謙虚でわきまえている姿勢のアピールにつながるかもしれませんが、就活では自信がなさそうな印象ばかりが強くなるため要注意です。

また、成長したい意気込みをアピールする際に「今の自分がダメなので成長したい」などの言い回しをするのも望ましくありません。

向上心をアピールする際は、基本的にすべて前向きな言葉でまとめるようにしましょう。

向上心で自己PRを作る際の構成

ここでは、向上心があることを自己PRする際の伝え方のポイントを解説していきます。

しっかりと自分の良さをアピールできるように人事に気持ちが伝わる自己PRの作成方法をチェックしていきましょう。

ただ闇雲に「私の良さは向上心があるところです」と一言だけ伝えても明確に自分の良さや知ってほしい自分の気持ちをアピールすることはできません。

どのような流れで自己PRを作成すれば好印象なのかを知り、実際の就活でも役立ててみてはいかがでしょうか。

結論: 私の自己PRは向上心があることです(アピールポイント)

自己PRを述べる際には、まず自分の長所を見つけることから始めましょう。

ここでは、向上心があることをアピールする際の自己PRの作成方法をご紹介しますが、好印象をもたらす長所や自分の良さを伝えるには、まずは結論からはっきりと述べてしまうことがポイントです。

話の初めから結論を述べて「私の自己PRは向上心があることです」とアピールすることで、就活生が本当に伝えたいことを人事にわかってもらうことができます。

結論は人事が最も知りたい部分です。

相手が知りたいと思っていることを初めに述べると、効率良く明確に伝わる自己PR文を作成できます。

理由: なぜならば〇〇で〇〇ということがあったからです

結論を述べた後は、必ず理由を述べるようにしましょう。

理由を述べると、さらにわかりやすく自己PRで自分の良さを伝えることができます。

「なぜならば、以前から合格を目指していた資格取得を短期間で実現するという目標を達成したことがあったからです。」というように、自分は向上心のある人間だということを証明する理由を述べると、人事もどのようなことがきっかけで向上心があると就活生自身が感じたのかを知ることができるでしょう。

どのような想いで努力を続け自分の長所を発揮したのかを伝えると、その人の良さや人柄が効率良く上手に伝わります。

エピソード: 私は〇〇で〇〇をしていました

自己PRのエピソード部分は、自分の向上心を発揮した具体的な出来事を述べる大切な部分です。

ここでは、人事の印象に残るように具体的にどのような努力をして長所を発揮したのかを伝えなければいけません。

「私は短期間で資格取得を目指し毎日学習時間のノルマを決め、それを必ず達成するようにしていました。」というように具体的なエピソードを自己PR文の中に盛り込んでいきます。

どのような努力をして自分が向上心があると実感したのかわかるエピソードをわかりやすく伝えることもポイントです。

エピソード部分は長く伝えるのではなく、人事に好印象を残せるように簡潔に、そしてそれをしっかりとイメージできるような言葉で述べるようにしましょう。

問題: その経験で〇〇という問題に直面しました

自分が経験したエピソードの中には、良いことや努力したことだけでなく思わぬ問題に直面してしまうこともあります。

自己PRでネガティブな話をするのはNGなのではないかと思ったひともいつのではないでしょうか。

しかし、自分が直面した問題を述べ、それを解決したエピソードを盛り込むことで、就活生が仕事で問題や困難に直面したときにどのように解決していくのかを人事が判断しやすくなります。

「その経験の中で日々の疲れから眠くなってしまうことやモチベーションを維持することができないという問題に直面しました。」などと、自分が努力をしている中で直面した問題を挙げていきましょう。

行動: 私は〇〇と考え〇〇を行いました

自分が経験した問題をどのように行動し解決したのかを述べる際には、ポジティブな言葉を使いながら伝えることがポイントです。

話の全体がネガティブなイメージになってしまうことや暗い印象を残してしまうと高い評価を受けることはできません。

たとえば、「私は休息を取ることも効率の良い勉強法だと考え、日曜日はあえて鉛筆を持つことを控えました。」というようにマイナスイメージを与えないような文章で問題解決に向けて考えたことや実際に取った行動をアピールしてみると良いでしょう。

向上心があるということは、自分の長所をアピールすることになります。

就活生の話を聞いて人事に「向上心のある素晴らしい人物だ」と判断してもらえるように直面した問題をどのような努力をし解決したのかを上手に伝えてみてください。

結果: その結果〇〇となり〇〇に大きく貢献しました

自己PRの結果の部分は、より向上心があるということを証明する需要な部分です。

「その結果、資格取得に向けて効率良く勉強を続けることができ、好成績で合格しました。」というように、問題解決に向けて取った行動がどのような結果をもたらしたのかを伝えることを忘れてはいけません。

ここでは、向上心につながるような良い結果をもたらしたと感じさせるエピソードを伝えると効果的です。

結果の部分は、どのように努力できる人間なのだろうか、また問題に直面しても最後まで諦めずに乗り越えられる人物なのだろうかといった点を人事が判断する材料となります。

問題に直面しても必ず結果を残せる人物だということをアピールしてみると良いでしょう。

結論: その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

人事に「この就活生と一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるように入社後の目標や意欲を伝えることも自己PR文を作成する上で必須といえます。

「その経験を活かして貴社では常に目標を立て、向上心を持ちながら仕事に貢献していきたいと考えております。」といった入社後の自分の意欲をわかりやすく伝えてみましょう。

入社してからも真面目に仕事に向き合い活躍できる、向上心がある人物であることを伝えるのはもちろんのこと、できるだけポジティブな言葉を織り交ぜながら自己PR文を作成してみると人事に良い印象を与えることができます。

【向上心を自己PR】向上心の言い換え表現

向上心の言い換え表現
  • 学習意欲が高い
  • 責任感が強い
  • 新しいことに挑戦し続ける

向上心は仕事をする上でとても重要な要素ですが、やや抽象的な表現になっています。

ただ、だからといって向上心は長所として伝えない方が良いということではなく、言い換え表現をすることによって、より相手に好印象を持ってもらいやすくなります。

向上心についてより好印象を持ってもらいやすくなる言い換え表現は以下の通りです。

学習意欲が高い

向上心を「学習意欲が高い」と言い換えることによって、より具体的に長所として伝えることができます。

向上心が高い人は文字通り常に努力を欠かさず、人並み以上に自ら学習しようとする姿勢が強いです。

失敗から学んだり、人からのアドバイスを素直に受け入れられることは企業にとっても理想的な人材像なので、面接から好印象を持ってもらえる可能性が高い長所といえるでしょう。

責任感が強い

向上心が高い人は物事に真剣に取り組み、責任感が強い傾向があります。

ただ、責任感が強いことだけでは良さが伝わらない可能性があるので、自責思考などの言葉も使ってアピールしてみましょう。

責任感を持って仕事に取り組むことは社会人としても必須であり、企業としてもチェックしておきたいポイントの一つといえます。

新しいことに挑戦し続ける

向上心が高い人は自身のスキルアップに貪欲です。

新しいことに挑戦して努力を続けていることが多いので、企業にとっても採用しがいのある人材といえるでしょう。

特にベンチャー企業はハングリー精神のある人を高く評価するので、これまで様々なことに挑戦したことがある人であればそのことをアピールしてみるのが有効です。

その際はだらだらと話を続けるのではなく、挑戦した結果得られたものを簡潔に伝えられるようにしておきましょう。

【向上心を自己PR】エピソード別の自己PR例文

向上心をアピールする自己PRを作成する際は、例文も参考にしておきましょう。

事前に例文を見ておけば、流れや表現方法を学べるため、自己PR作成がよりスムーズになります。

そのためここからは、以下のエピソード別に、向上心を伝える自己PRの例文を紹介していきます。

エピソード別の自己PR例文
  • アルバイト
  • 部活
  • 資格取得のための勉強
  • サークル
  • 留学
  • 長期インターン

上記のエピソードは、自己PRで多くの就活生が取り上げる定番のエピソードといえます。

自分が書こうとしているエピソードに近いものをチェックし、自己PRを作成する際の参考にしてみてください。

例文①アルバイト

例文

私の強みは、向上心です。

大学時代は居酒屋でアルバイトをしていましたが、最初は忙しい時間帯になると対応が追いつかず、お客様から「注文が遅い」と指摘される場面がありました。

そこで私は自分自身の動きを見直し、注文の取り方や配膳ルートの効率化を追求しました。

また、空いた時間には先輩スタッフの動きを観察し、立ち回りのコツを積極的に吸収しました。

その結果、ピーク時にもスムーズに仕事を進められるようになり、店長から「頼りになるスタッフだ」と評価されました。

私はこの経験を通じて、自ら工夫してスキルを磨く向上心の大切さを学びました。

入社後も培ってきた向上心を活かし、必要なスキルを主体的に学び続けることで、常に成長を目指していきたいと考えます。

ポイント

向上心をアルバイトのエピソードで伝える際は、どのような行動で積極的に成長しようとしたのかを伝える必要があります。

また、向上心といってもさまざまなタイプが挙げられるため、具体的に何をする向上心なのかを明らかにすることが重要です。

アルバイトの場合、自分自身が成長したり挑戦したりする中で、具体的に行ってきた施策・工夫の内容をアピールすると良いでしょう。

そのうえで向上心を活かしてどのように貢献したいのか、何を目指したいのかなどを明確に伝えることで、採用担当者にプラスの印象を残しましょう。

例文②部活

例文

私の強みは、向上心です。

大学では野球部に所属しレギュラーとして試合に出場していましたが、大事な試合で守備のミスが続いたことで、チームに迷惑をかけてしまったことがありました。

これを機に私は、自分の技術を見直し、向上させる必要性を強く感じました。

そのため練習後は自主トレーニングを始め、コーチや先輩から具体的なアドバイスを受けながら、積極的にフォームを改善しました。

また、試合動画を分析し、自分のプレーを客観的にチェックし改善することも続けました。

結果、大事な公式戦で要所となる場面では良いプレーができ、チームの優勝に貢献することができました。

入社後も向上心を活かして日々の学びを積み重ね、自分の成長をチームや会社全体の成果に繋がるような働き方を目指します。

ポイント

向上心を伝える自己PRで部活のエピソードを取り上げる際は、向上心を発揮したときの状況や自分自身が行ったこと、そのときの役割などを詳しく説明する必要があります。

何をやってきたのか、その際の周りの状況はどうだったのかなどを具体的に示さなければ、向上心という強みを説得力をもってアピールできないからです。

また、向上心によって成果につなげられることをアピールするには、成果の内容にも触れる必要があります。

単純に「良くなった」などの表現だけではあいまいなので、成果の内容も「優勝できた」などのように、具体性を持たせることが大切です。

例文③資格取得のための勉強

例文

私の強みは、向上心です。

大学時代は簿記検定の取得を目指し勉強を続けていましたが、当初は専門的な知識や計算が多く、学習内容を十分に理解できずに苦戦していました。

特に試験直前の模擬試験では思うような点数が取れず、不安を感じていました。

そのため私は、自分の苦手分野を徹底的に分析し、弱点を補強するための勉強計画を立てました。

また、簿記をすでに取得している先輩にも積極的に相談し、独学では理解が難しい箇所を丁寧に学び直しました。

結果、目標としていた簿記2級に一発で合格することができました。

入社後は培った向上心を活かし、専門知識や業務スキルの習得に積極的に取り組みながら、会社に貢献できる即戦力となることを目指します。

ポイント

向上心をアピールする自己PRで、資格取得のための勉強のエピソードを伝える際は、エピソードの内容を具体的に掘り下げることが大事です。

勉強のエピソードは、一生懸命取り組んだ・資格取得に向けて勉強を続けた、などの抽象的な伝え方では、向上心があることの証明にならないからです。

向上心があると感じ取ってもらうには、資格取得という成果を求めるために、どのような努力や工夫を行ったのかを具体的に説明する必要があります。

勉強する際の姿勢や具体的に工夫した勉強方法などに触れたうえで、成長意欲や成し遂げる力などをしっかり伝えていきましょう。

例文④サークル

例文

私の強みは、向上心があることです。

大学時代は登山サークルに所属し、難易度の高い山に挑戦する計画を立てましたが、初心者である私は体力と知識の不足が課題だと感じていました。

このままではチームに迷惑をかけると感じ、私は克服に向けた行動を開始しました。

体力をつけるためにはランニングや筋トレを実施し、知識をつけるためには本をたくさん読み、ルート計画や装備の準備について学びました。

その結果、本番では無事に頂上に到達し、サークルのメンバーとは喜びを共有することができました。

貴社に入社した際はこの向上心を活かし、仕事に必要なことを積極的に習得したうえで、どのような課題にも果敢に挑戦していきたいと考えます。

ポイント

向上心をアピールする自己PRにおいて、サークル活動のエピソードを述べる場合は、具体的な課題と行動、そして結果を示すことが大切です。

行った行動を示さなければ、確かに向上心を具体的にアピールすることはできませんが、その際はどのような状況だったのか、何が問題となっていたのかという部分まで含めて説明する必要があります。

また、成果についても具体性を持たせることが重要なため、可能な限り数字で表現することも忘れないようにしましょう。

例文⑤留学

例文

私の強みは、向上心です。

大学時代はイギリスへ留学しましたが、留学当初は英語のスピーキング力が不足していたため、授業や日常生活で意思疎通が難しく、孤立を感じる場面が多々ありました。

そのため私は、この課題を克服して成長するために、積極的に現地の友人や教師と会話を重ねて間違いを恐れずに話す努力をしました。

さらに、リスニング力を向上させるために、ニュースやポッドキャストを活用して毎日練習を重ねました。

結果、授業での発言が増え、プレゼンテーションでは高い評価を受けることができました。

入社後はこの向上心を活かして新たな業務に挑戦し、必要なスキルや知識を主体的に学んでいくことで会社の成長に貢献できる人材になりたいです。

ポイント

向上心をアピールする自己PRで留学のエピソードを取り上げる場合は、向上心をどのような場面で発揮してきたのかを具体的に伝えましょう。

また、向上心は積極的に成長したい・スキルアップしたいという姿勢を示しているため、課題や困難に直面した際の自分自身の心理を伝えることも重要です。

「もっと成長したいと思った」「課題を成長のチャンスととらえた」などの心理を伝えれば、より前向きな姿勢が伝わります。

また、向上心をもって一生懸命取り組んだことがわかるように、課題をクリアするために行ったことも詳しく書くことが重要です。

例文⑥長期インターン

例文

私の強みは、向上心です。

大学時代はマーケティング会社の長期インターンに参加しましたが、インターン開始当初はSNS広告運用の経験がなかったことで、投稿や分析に自信を持てませんでした。

そのため私は、自分のスキル不足を成長の機会と捉えました。

まずは業界の最新情報をキャッチアップするために書籍や雑誌を読み込むとともに、社内の先輩社員から具体的なアドバイスを得ました。

また、自分で実験的な投稿案を作成し、反応をデータとして記録・分析するサイクルを繰り返しました。

結果、担当したSNSアカウントのエンゲージメント率を3か月で約20%向上させることに成功しました。

入社後も強みである向上心を活かし、常に新しいスキル・知識の習得に積極的になれる社員を目指したいと考えます。

ポイント

向上心を自己PRでアピールする際に長期インターンのエピソードを取り上げる場合は、そのときの状況を詳しく伝えましょう。

長期インターンの場合、行った業務内容や自分の担当ポジション、直面した課題の内容などを細かく述べることが重要です。

特に課題に対する行動は、向上心を発揮して立ち回ったことを証明するポイントにあたるため、積極的に詳しく書く必要があります。

ただし、具体的に書こうとこだわるあまり、専門用語を多用してわかりにくくなってしまうケースには注意しましょう。

【向上心を自己PR】言い換え表現を使用した例文

長所である向上心を関連づけた自己PR例文
  • 例文①新しいことに挑戦できる
  • 例文②自責思考
  • 例文③野心家

自己PRを作るポイントは、「会社の利益に貢献できる人材であることを伝える」ことといえます。

そのためには、自身の価値を端的に伝えるようにしなければならず、過去の実績を長々と説明しても要点が伝わらないまま流されてしまう可能性が高いです。

といっても、どのように自己PRをすれば良いか分からないという人もいるのではないでしょうか。

そこでここからは、長所である向上心を関連づけた自己PR例文を紹介していきます。

例文①新しいことに挑戦できる

例文

常に新しいことに挑戦と努力をし続ける、というのが負けず嫌いな私の信条です。

大学入学当初、私は幾つかの目標を掲げました。

「全ての教科で良以上をとる」「特別な事情がない限り大学を休まない」「免許を取得する」といった、簡単なものから難しいものまで、様々な目標です。

しかし大学で生活しているうちに「成績はやはり全部優を獲ろう」「免許だけではなく簿記や英語以外の語学の資格にも挑戦してみよう」「語学留学をしよう」など、目標設定が高まったり、数が増えたりしていきました。

結果的に私はそれらの目標を全て達成し、その実績から「自分の大学生活は悔いのないものだ」と自信を持って言えるようになりました。

高い目標を設定すること、それを叶えることが人生を豊かにするものだと私は知っています。

貴社に入社した後も当たり前や、現状維持というものに満足するのではなく常に一歩、十歩先の目標を掲げていきたいと考えております。

私が働くモチベーションはその目標や企業の成長、会社への貢献に宿り、そのモチベーションは必ず貴社の武器になると確信しております。

ポイント

向上心がある人は新しいことへの挑戦に対して常に前向きであるため、常に挑戦を続けることで能力を磨いてきた人は、挑戦に焦点を当てて自己PRをすると良いでしょう。

アピールする際は、具体的なエピソードを述べるだけでなく、向上心や挑戦心を大切にするためにどのような目標や信条を掲げてきたのか述べることも重要です。

自分自身で設定した目標や信条は、自分だけのものであり、ほかの就活生との差別化につながるからです。

採用担当者にも強いインパクトを与えられるため、どのような目標や信条をもって挑戦を続けてきたのかは具体的にアピールしましょう。

例文②自責思考

例文

私の強みは自責思考を持って行動出来ることです。

飲食店のアルバイトをしていた際、シフト管理を任されたのですが、上手く管理することができずに同僚から不満が出たことがありました。

上手くシフト管理できなかった理由として、きちんと期日までにシフトを出してくれる人がいる一方、シフトを出してくれず直前にならないと出勤の可否が分からない人がいたということが挙げられます。

そこで、シフトを出してくれないことを嘆くのではなく、シフトを期日通りに提出してくれない人たちにいつなら出れそうかを事前にヒアリングし、不満についても深堀りして聞いていくようにしました。

その結果、シフト不足を解消し、同僚からシフト調整がきちんとできていると感謝されるようになりました。

貴社に入社した後も自責思考を持って業務をし、改善に取り組んでいきたいと考えております。

ポイント

向上心がある人は、自分自身に原因を求め、改善や成長に向けて努力できることが特徴です。

そのため、向上心があることは自責思考であるともいえ、自己PRでは言い換えが可能です。

アピールの際は、自責思考であることを明確に伝えるために、問題やトラブルをどのようにとらえて行動したのかが重要なポイントになります。

ただし、自責思考=自己犠牲的な考え方ではないため、何も考えずに自責の念に駆られて行動したことを伝えると、後ろ向きな印象を与えてしまいます。

大事なのは、原因を周りに求めず改善のために何ができるかというポイントなので、自分の考えや起こした行動は明確に伝えましょう。

例文③野心家

例文

私の強みは常に高い目標を掲げ、周りを巻き込みながらそれに熱意を持って取り組めることです。

中学時代にバスケットボール部に所属しておりましたが、毎年県大会に出場することができず、部内に「負けても仕方ない」という空気が流れていました。

その原因について、「負けても仕方ない」とそれぞれが思っているのは個人個人がチームを信頼していないためだと考えました。

そこで、より高い目標に向かって練習して強いチームと戦うために、同学年に自主練をしようと声掛けをし、慣れてきた頃に後輩も誘うようにしました。

その結果、チームに連帯感が生まれて練習にも精が出るようになり、入部して初めて県大会に出場するという結果を出すことができました。

貴社に入社した後も常に目標を持って業務を行い、周囲も巻き込んでいけるよう熱意を持って様々なことに取り組んでいきたいと考えております。

ポイント

向上心がある人は、積極的に成長してトップに立ちたい、といった高い目標を掲げることができます。

そのため向上心がある人は、場合によっては野心家であるとも解釈できるでしょう。

自己PRで野心家と言い換えて強みをアピールする場合は、これまでの経験で、どのように行動して野心家である強みを発揮してきたのかを伝える必要があります。

エピソードの中では、自分自身が取った行動や目標達成までの考え方を具体的にアピールすることが重要です。

また、野心家であることを積極的にアピールするうえでは、締めくくりでもの意気込みも具体的に伝えることが大事になります。

例文④忍耐力

例文

私の強みは、忍耐力です。

大学ではテニス部に所属していましたが、私は初心者だったため、試合にもなかなか勝てませんでした。

しかしレギュラー入りという目標は諦めたくなかったため、私は技術や体力不足を克服するために行動を起こしました。

平日の部活後は、自主練習の時間を設け、苦手だったサーブやリターンの反復練習を続けました。

また、試合に負けたあとは反省点をノートに記録し、次回への改善を徹底しました。

その結果、3年次にはレギュラーに選ばれ、大会では準優勝することができました。

私はこの経験を通じて、忍耐力を持ち続けることが成長につながることを実感しました。

貴社に入社した際も忍耐力を活かし、どんな困難にも粘り強く取り組みながら、目標を達成していきたいと考えます。

ポイント

向上心がある人は、つらい状況下でも一途に努力を続けられることが強みです。

そのため、大変な困難にも耐えられるという意味では、向上心は忍耐力に言い換えることができるでしょう。

大変な困難にも耐え、コツコツ努力を重ねてきたことに自負がある人は、向上心ではなく忍耐力と言い換えてアピールしたほうがしっくり来る可能性があります。

なお、ただじっと耐え続けたというだけでは忍耐力があるとは言い難いため、つらい状況に耐えるために何を行ってきたのかアピールすることが重要といえます。

例文⑤継続力

例文

私の強みは、継続力です。

大学時代にはプログラミングを独学で勉強しましたが、学び始めた当初は専門用語や概念を理解するのが難しく、エラーの連続で思うように成果を出せませんでした。

そこで私は、毎日2時間以上の学習を習慣化し、オンライン教材やプログラミングの勉強のための書籍を繰り返し学習しました。

また、知識の定着を図るためにアプリケーション制作を行いました。

結果、1年後には簡単なWebアプリケーションを作成できるレベルに到達し、インターンシップでもプログラミングスキルを活かすことができました。

入社後も継続力を活かし、新しいスキルの習得に向けてコツコツ努力を続けることで、会社に貢献できる人材を目指します。

ポイント

向上心がある人は、自分自身の成長のために努力を惜しまない性格の持ち主です。

そのため、行ってきた努力に焦点を当てて考えれば、向上心があることは継続力があるとも言い換えができます。

継続力と言い換えてアピールする際は、何をどの程度続けたのか、具体的なエピソードを説明する必要があります。

また、「遅刻しないことを続けた」などの当たり前のことは継続力をもって続けたとはいえないため、アピールの際は注意が必要です。

そのうえで、継続したことによって得た成果についても、できる限り数値化して具体的に伝えることが重要です。

例文⑥チャレンジ精神

例文

私の強みは、チャレンジ精神です。

大学時代はレストランでアルバイトを経験しましたが、当初は慣れないせいで、接客やオーダー取りに不安を感じていました。

そこで私は先輩スタッフの接客方法を観察し、メモを取って改善点を学びました。

また、お客様とのコミュニケーションをよりスムーズにするため、メニューについて詳しく調べたうえで好みに合った提案ができるよう努めました。

結果、常連のお客様からは感謝の言葉をいただく機会が増え、店長からも信頼を得たため現在はアルバイトリーダーを任されるまで成長しました。

入社後もこのチャレンジ精神を活かし、未経験の業務や困難な課題にも積極的に挑戦していきます。

ポイント

向上心がある人は、新しいことを吸収することにも貪欲であるため、チャレンジ精神があるともいえます。

そのため、積極的にチャレンジを続けてきた人は、チャレンジ精神と言い換えてアピールすることもおすすめです。

その際は、どのようなチャレンジで自分自身を伸ばしてきたのか、具体的な挑戦の内容を伝えることが大事です。

課題解決のために行った施策の内容を詳しくアピールすることで、新しいスキルや知識を身につけることに積極的であることを感じ取ってもらうことが重要といえます。

【向上心を自己PR】職種別の自己PR例文

職種別の自己PR例文

向上心は特にアピールしやすい職種があるため、その職種別の自己PR例文を紹介します。

学び続ける姿勢や挑戦する意欲が評価される職種では、向上心を持っている人が求める人物像として設定されやすく、向上心のアピールがより効果的になることがあります。

職種別の自己PR例文とともに、向上心が活かしやすい理由や例文のコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

例文① 営業職

例文

私は、目標達成に向けて常に挑戦し続ける姿勢を大切にしています。

大学ではアルバイトの売上向上に取り組み、売上データを分析しながら接客方法を改善しました。

その結果、個人売上を前年の150%に向上させることができました。

営業職でも、顧客ニーズを深く理解し、成果を出すために学び続ける姿勢を活かしていきたいと考えています。

ポイント

営業職は、数字で成果が見える職種のため、向上心が直接評価されやすいです。特に「目標達成のために試行錯誤した経験」は、評価につながります。

例文② コンサルタント

例文

私は、新しい知識を積極的に吸収し、課題解決に活かすことを大切にしています。

ゼミでは企業の経営課題を分析する研究を行い、チームで仮説検証を繰り返しました。

論理的な思考力と情報収集力を高めることで、発表内容を改善することができ、最終的に企業に高く評価されることができました。

コンサルタントとしても、学び続ける姿勢を活かし、最適な解決策を提供できるよう成長し続けたいです。

ポイント

コンサルタントは、業界知識や分析スキルの習得が欠かせない職種です。学び続ける姿勢と、「新しい知識を実践に活かした経験」がアピールポイントになります。

例文③ ITエンジニア(SE・プログラマー)

例文

私は、新しい技術を学び、課題解決に活かすことを大切にしています。

大学ではプログラミングを独学し、チームでWebアプリを開発しました。

課題が発生した際も、オンライン教材や専門書を活用しながら解決策を探っていきました。

その結果、チームで作成したアプリが学内コンペで最優秀賞を受賞することができました。

ITエンジニアとしても、常に最新技術を学びながら、より良いシステム開発に貢献していきたいです。

ポイント

技術は日々進化するため、学び続ける姿勢が重要です。特に「独学で学べること」や「自主的な挑戦した経験」は、成長意欲を示す要素として評価されやすいです。

例文④ 研究・開発職

例文

私は、試行錯誤を繰り返しながらより良い成果を生み出すことに向上心を持っています。

研究室では、実験データの分析方法を改善することで、成功率を30%向上させることができました。

失敗を恐れず、仮説検証を繰り返したことが成果につながりました。

研究・開発職でも、課題解決に向けて粘り強く挑戦し、革新的な技術開発に貢献していきたいと考えています。

ポイント

研究開発は、試行錯誤を繰り返しながら成果を生む職種のため、「継続的に学び、改善し続ける姿勢」が重要視されます。

逆に言えば、向上心を持っていなければ活躍することが難しい職種ともいえるでしょう。

例文⑤ マーケティング・広告

例文

私は、情報を分析し、最適な戦略を考えることに向上心を持っています。

大学ではSNSを活用したプロモーション企画に挑戦し、投稿の効果についてデータ分析をしました。

そして分析結果をもとに試行錯誤を繰り返しながら改善を重ねた結果、フォロワー数を3ヶ月で2倍に増やすことができました。

マーケティング職でも、最新の市場動向を学びながら、より効果的な施策を生み出していきたいです。

ポイント

消費者のニーズや市場は常に変化するため、データ分析・施策の改善を繰り返す姿勢が求められます。

例文⑥ 教育職

例文

私は、相手の成長を支えるために自分自身も学び続ける姿勢を大切にしています。

大学では家庭教師として、生徒の理解度に合わせた指導法を模索しました。

教育書を参考にしながら試行錯誤を重ねた結果、担当した生徒全員の成績を向上させることができました。

教育職でも、より良い指導法を学び続け、生徒の成長を支えられる存在になりたいです。

ポイント

教育は「教える」だけでなく、「学び続ける」ことが重要です。自己研鑽の姿勢は、生徒への影響力にも直結します。

【向上心を自己PR】NGな例文集

向上心はどの企業においても魅力的に映る長所ではありますが、単にその一言で終わらせてしまうとマイナスの効果を生みかねません。

特に、その向上心が企業にとってどんなプラスになるかわからない文章では、その質問の意図が理解されていないことが露呈します。

また、ESや面接での長所アピールはあくまでも自己申告ですので、口先だけの軽い言葉と捉えられると信頼を得ることができません。

これらを踏まえ、どのような文章がNG対象となるか紹介します。

NG例文1: 具体的な行動内容に欠ける

NG例文1

私の長所は向上心です。

大学では、学生としての本分である学業に専念し、向上心を持って研究に取り組みました。

時には体調を壊した時やモチベーションが低下する時もありましたし、遊びたい気持ちに負けそうになることもありましたが、怠けたい気持ちを抑え、毎日努力を続けました。

こうした向上心を持ち続けたおかげで、優秀な成績を収めることができたのは大きな自信です。

御社でも向上心を忘れずに、業務に貢献したいです。

NGポイント

向上心を持っているということだけで終わっており、結局何をアピールしたいのかわからない文章になっています。

自分でも書いていますが学生が勉強するのは当然ですし、成績が良かっただけでは社会人としてのアピールにはなりません。

たとえば、良い成績を残すために行った工夫や、何にどう努力したのかが具体的に書かれていれば、興味を惹く内容にできたかもしれません。

これでは具体性がなく、当人が本当に向上心を持っているかどうかが伝わらなくなっています。

NG例文2: 肩書だけに頼っている

NG例文2

携帯電話販売店でアルバイトをしていた時、新規入会者を10名集めるという目標がありましたが、私は他の誰よりも良い成績を残し、アルバイトリーダーに任命されました。

リーダーになってからも積極的に行動し、店長からも感謝されたことで大きなやりがいを感じました。

こうした経験を踏まえ、御社に入社し、営業担当として活躍したいと考えます。

NGポイント

私の長所は、こうと決めたことは諦めず努力を続けることができる向上心です。

アルバイトという具体例はあるものの、リーダーという肩書きに頼った文章に見えます。

実はESや面接時に、「アルバイトリーダーを任されていた」「サークル代表を務めていた」といった肩書きを繰り出す人は想像以上にたくさんいることを知らなければなりません。

人事からすればこうした肩書きにはまったく興味がなく、知りたいのはリーダーとして何を志したか、具体的に何を努力し、何を得たかです。

最初に熱意を持って語れるポイントを絞り、自分の意欲が伝わるエピソードに仕上げれば、向上心の伝わる文章にすることも可能でしょう。

【向上心を自己PR】自己PRの長所として向上心を積極的に活用しよう!

自己PRの例文では、長所の向上心を「挑戦し続ける」という風に表現しました。

この例文の言い方であれば、向上心だけではなく忍耐力、継続力といったものも同時にアピールすることができます。

また、経験をもとに具体的なエピソードも交えているので聞いている方としてもイメージをしやすいです。

ただ、挑戦という言葉も特段に新しい表現ではないので、今回の例文のようにエピソードの中で熱意を強調したり、別の箇所に特別な見せ場を作れたりすると良いでしょう。

このような自己PRの書き方を参考にし、様々な例文に触れて就職や転職活動の参考にしてみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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