就活の面接で研究内容について説明する際のポイントは?時間はどのくらいかけるべき?

就活の面接で研究内容について説明する際のポイントは?時間はどのくらいかけるべき?

はじめに

就活の面接で研究内容について説明を求められることはよくあることです。
しかし、企業側の意図は、決して就活生の研究の成果に期待しているわけではではありません。

あくまで、就活生の社会人としての素質を見ることが一番の目的です。
ですから、説明内容を事前に準備して練習する際に、注意しておきたいいくつかのポイントがあります。

ここでは、内定を勝ち取るためのテクニックを盛り込んだ研究内容発表の仕方について紹介します。

企業が研究内容を聞く本当の理由とは?

企業が就活における面接で研究内容について質問する意図とは、決して就活生の研究の詳細を知るためや研究の成果に期待しているためではありません。
なぜなら、その研究が企業にとって直接役立ったり、就職後に就活生が同じテーマで研究を続けたりすることは、とてもまれなことだからです。

では、企業はなぜ研究内容について質問するのでしょうか。

研究内容の説明とは、就活生の素質を見抜くための一つの題材に過ぎず、説明をさせることで学業に取り組む姿勢や、プレゼン能力、研究によって何を学んだかなどを知ることが本当の目的です。
ですから、研究内容について答えるときは、これらのことを意識して話すことが大切です。

学会の研究発表とは目的が違うということを忘れずに、自分の社会人としての可能性をアピールしてみてください。

時間はどのくらいかけるのが適当?

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研究内容について説明する時間は、状況によってだいぶ変わってきます。
例えば、グループ面接などで聞かれた場合は、ほんの数分で研究概要について話すことになります。

また、理系の場合には人事との面接のほかに技術面接があることも多く、その場合には数十分間にわたって詳しい内容まで聞かれることもあります。

さらに、研究のレジュメやスライドなどを準備してくるようにと指示される場合もあり、そんなときには会社から何分間で発表を行ってくださいと事前に指定されることが多いでしょう。

いずれにしても、研究内容についての質問はかなり高頻度でなされるため、時間の長さをいくつか想定して練習しておくことをおすすめします。

プレゼンの基本として、早口にまくしたてるのではなく、ゆっくりと丁寧に説明することが大切なので、簡潔な話し方を選ぶことで時間を節約することも重要です。

どのような構成で説明する?

たった数分間でも、研究内容について発表するときにはいくつかのポイントがあります。

まずは構成で、研究の目的、実験または調査の方法、結果、考察、結論と順序立てて説明を行うことが大切です。
就活の時期によってはまだ結果がまとまっていない場合もありますが、そんなときは、現状はどの段階まで研究が進んでいるか、また今後の予定や展望などについて話してもいいでしょう。

発表する際には、自分がどれだけ素晴らしいことをしているかを強調するのではなく、失敗なども含めて事実を客観的に分析し、それに対して自分がどのように対処をしているのかを理論的に説明することが重要です。

また、面接での研究発表では、その研究を通してどんなことを学んだか、研究に対する意気込みなどを織り交ぜて話すことで、学業に対する意識の高さを強調することができます。

説明は誰にでも理解できるように!

研究内容について説明するときは、相手が全く違う分野の人だということを意識して話しましょう。
同じ分野のゼミや研究室の人たちに説明するのとは違いますから、中学生や高校生にでも理解できるよう説明することが必要です。

理系の技術面接の場合には、多少つっこんだ技術的な質問をされることもあります。

しかし、多くの場合は研究で大変だったことや、今後の展望、今の研究が志望している会社でどのように活かせるかなど、研究そのものの成果というよりは、何を学んで今後にどう結び付けていくかについての質問です。

就活における面接は、あくまでも研究発表の場ではなく、自分の社会人としての能力ややる気をアピールする場だということを忘れないようにしましょう。

自分の能力とやる気を存分にアピールしよう!

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面接では、研究内容を教えてくださいと言われることがよくあります。
順序立てて、全くの専門外の人にでもわかるように、手短に説明できるよう準備しておきましょう。

技術面接のときには資料を準備し、説明の時間も長くなる可能性があります。

いずれにしても、就活の面接における研究内容の説明は、研究の成果よりもプレゼン能力や学業に取り組む姿勢などを見るための題材だということを忘れずに、自分をアピールしてみてください。

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