【例文4選】PREP法とは?ESで使える書き方や企業に評価させるコツを徹底解説!

【例文4選】PREP法とは?ESで使える書き方や企業に評価させるコツを徹底解説!

PREP法とは?就活で評価される文章構成の基本

エントリーシートを書き始める際、自分の強みをどう表現すれば面接官に伝わるだろうと悩む就活生は非常に多いです。

どれだけ素晴らしい経験をしていても、文章の組み立て方を間違えると、採用担当者にその魅力は伝わりません。

そこで役立つのが、ビジネスの世界でも基本とされているPREP法という文章構成のフレームワークです。

この記事では、就活を勝ち抜くための強力な武器になるPREP法の基礎から、ESで高評価を得るための実践的なテクニックまで、就活アドバイザーの視点で分かりやすく解説します。

PREP法の意味

PREP法とは、文章を書き進める際の型の一つであり、聞き手や読者にストレスを与えず、最も効率的に内容を伝えるための構成モデルです。

就活における文章作成では、限られた時間の中で何百枚ものESに目を通す採用担当者の視点を忘れてはいけません。

PREP法を使うことで、自分が一番伝えたい主張が明確になり、一読しただけで要点が頭に入りやすい文章を簡単に作ることができます。

文章を書くのが苦手な人や、どうしても内容が長くなってしまう人にこそ、ぜひマスターしてほしい就活の必須スキルです。

PREP法の4つの要素

この構成法は、文章を構成する4つの要素の頭文字を取って名付けられています。

それぞれ、Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、あるいはPoint(再結論)の4つです。

この順番通りに情報を並べるだけで、どんなエピソードでも筋道の通った説得力のある文章に仕上がります。

就活の選考では、個人の感情論ではなく論理的なコミュニケーションが求められるため、この4つの要素を黄金比率で配置していくことが内定への近道となります。

なぜESや面接でPREP法が使われるのか

就活のあらゆる場面でPREP法が推奨される最大の理由は、企業のビジネス現場で最も重視される論理的思考力の有無を測る指標になるからです。

仕事の場では結論から話すことが鉄則であり、ESや面接の段階からそれができている学生は、入社後も活躍できるイメージを持たれやすくなります。

また、採用担当者は多忙を極めているため、回りくどい表現や前置きが長い文章はそれだけで敬遠されがちです。

瞬時に要点を理解してもらうための配慮として、PREP法は就活生にとって最大の自己防衛であり、最強のアピール手段になります。

PREP法の基本構成

PREP法を実際に使いこなすためには、4つの要素がそれぞれどのような役割を持っているのかを深く理解する必要があります。

各パーツの役割が曖昧なままだと、形だけは当てはまっていても、中身が伴わない薄い文章になってしまうからです。

ここからは、就活のESや自己PRに落とし込むことを想定しながら、それぞれの要素に書き込むべき内容と、文章を組み立てる際の意識すべきポイントについて具体的に見ていきましょう。

Point(結論)

文章の冒頭では、必ず最初に自分が最も伝えたい結論を述べます。

自己PRであれば私の強みは〇〇です、志望動機であれば私が貴社を志望する理由は〇〇だからですというように、一文目で質問に対する明確な回答を提示してください。

ここでよくある失敗が、エピソードの背景から書き始めてしまい、最後まで読まないと何が言いたいのか分からない文章になってしまうことです。

最初の一行で採用担当者の興味を惹きつけることが、その後のエピソードを好意的に読めてもらうための重要な鍵となります。

Reason(理由)

結論を述べた次は、なぜその結論に至ったのかという理由を説明します。

私の強みは行動力ですと言っただけでは、聞き手はまだ納得していません。

その強みがどのように培われたのか、なぜそう言い切れるのかという根拠を、客観的な視点を交えて書き進めましょう。

理由の部分が論理的で筋が通っていると、読み手は自然とその後の具体的なエピソードを受け入れる準備が整います。

結論を支える土台となる部分なので、独りよがりな思い込みにならないように丁寧な記述を心がけてください。

Example(具体例)

理由を補強し、文章に圧倒的なリアリティを持たせるのが具体例のセクションです。

ここでは、アルバイトや部活動、学業などで実際に直面した課題と、それを解決するために自分が起こした具体的な行動をエピソードとして記述します。

当時の状況や、自分が工夫したポイントなどをエピソードに落とし込むことで、あなたの人柄や能力の高さが採用担当者にありありと伝わるようになります。

文章全体のボリュームとしても、この具体例が最も大きな割合を占めることになり、個性をアピールする最大の場となります。

Point(再結論)

文章の最後は、全体の流れを総括する再結論で締めくくります。

冒頭で述べた結論をもう一度繰り返す形になりますが、ここでは単に同じ言葉を並べるだけでなく、入社後にどう貢献できるかという未来の展望へと繋げることがポイントです。

具体例を通じて自分の強みを証明した後に、この経験を活かし、貴社の〇〇部門で成果を出しますと結ぶことで、採用担当者に強い印象を残せます。

読み終えたときに一本の軸が通った美しい文章だと感じさせるために、この最後のひと押しが欠かせません。

PREP法をESで使うメリット

ES作成にPREP法を取り入れることには、単に文章が綺麗になるということ以上の、就活選考において圧倒的に有利になるメリットがいくつもあります。

文章の型を意識するだけで、あなたの熱意や能力の伝わり方は劇的に変わるのです。

ここでは、多くの学生が陥りがちな文章の罠を回避しつつ、採用担当者の評価を最大化できる3つの具体的なメリットについて詳しく紐解いていきます。

採用担当者が内容を理解しやすい

毎日大量のESを読んでいる採用担当者にとって、一読して意味が頭に飛び込んでくる文章はそれだけで非常に魅力的です。

PREP法を使うと、最初に結論が提示されているため、読み手は今から何の話を読まされるのかという見通しを持って読み進めることができます。

ストーリーの着地点が分かっているからこそ、途中のエピソードもストレスなくスムーズに理解できるのです。

読み手に余計な思考の労力を使わせないという配慮の行き届いた文章は、選考通過率を大きく引き上げる要因になります。

論理的思考力をアピールできる

企業が新卒採用において最も重視する社会人基礎力の一つが、物事を筋道立てて考え、伝えることができる論理的思考力です。

PREP法に則って書かれたESは、結論から理由、そして具体例へと流れるように繋がっているため、客観的で説得力のある論理展開になります。

特別な資格や華々しい実績を持っていなくても、文章の構成がロジカルであるというだけで仕事ができそうな学生だという高評価を与えることが可能です。

文字を通じてスマートなビジネスセンスをアピールできるのは、この型の大きなメリットです。

限られた文字数でも伝わりやすい

ESには400文字以内といった文字数制限が設けられていることが多く、伝えたいことを詰め込みすぎて失敗する学生が後を絶ちません。

しかし、PREP法という枠組みをあらかじめ用意しておけば、無駄な修飾語や不要なエピソードを自然と削ぎ落とすことができます。

各要素に必要な情報だけを過不足なく配置できるため、文字数が少なくても内容がギッシリと詰まった密度の高い文章が完成します。

限られたスペースの中で最大の成果を出すためにも、このフレームワークは極めて有効です。

PREP法を使ったES例文集

ここからは、就活生がよく直面する代表的な4つのエピソードテーマをもとに、PREP法をどのように活用すればいいのかを例文付きでご紹介します。

それぞれの要素がどのように機能しているか、自分の経験と照らし合わせながら確認してみてください。

アルバイト経験の例文

私の強みは、周囲の状況を冷静に観察し、課題を見つけて主体的に行動する力です。

個別指導塾のアルバイトで、担当生徒の数学のテスト点数を20点引き上げた経験からそう確信しています。

当初、生徒は勉強への苦手意識が強く、宿題をやってこないことが課題でした。

そこで私は頭ごなしに叱るのではなく、生徒がどこで躓いているのかを観察し、教材の難易度が高すぎることが原因だと気づきました。

その後は生徒の理解度に合わせたオリジナルの小テストを毎回作成し、小さな成功体験を積み重ねさせる工夫を凝らしました。

その結果、生徒は自信を取り戻して自学自習の習慣が身につき、定期テストで見事に目標点数を達成することができました。

この観察力と行動力を活かし、貴社の営業職としても顧客の潜在的なニーズを素早く察知し、最適な提案を行っていきたいと考えています。

部活動経験の例文

私は、組織の課題を明確にし、周囲と協力しながら目標に向かって粘り強く取り組むことができます。

大学のサッカー部において、副主将としてチームのリーグ戦昇格に貢献した際にこの強みを発揮しました。

当時のチームは個々の技術は高いものの、公式戦での後半の失点率が高く、チームとしての一体感や粘り強さが不足しているという課題を抱えていました。

私はこの現状を打開するため、毎週の練習後に学年をまたいだミーティングの場を設け、全員が意見を出し合える環境を作りました。

さらに、失点パターンの映像分析を徹底して行い、全員で守備の意識を共有する練習メニューを導入しました。

時に意見の衝突もありましたが、対話を重ねて全員のベクトルを一つに合わせた結果、リーグ戦では失点数を前年の半分に抑え、念願の昇格を果たすことができました。

この周囲を巻き込み課題を解決する力を活かし、貴社では多種多様な関係者と信頼関係を築きながら、大きなプロジェクトを推進していきます。

ゼミ活動の例文

私の強みは、複雑な情報の中から本質を見抜き、緻密な計画を立てて成果を出す分析力です。

大学での経済学のゼミナール活動において、学外の論文発表会で最優秀賞を受賞した過程でこの力を培いました。

私たちが取り組んだテーマは前例が少なく、データの収集や仮説の検証が非常に困難であるという壁にぶつかりました。

そこで私は、役割分担とスケジュールを細かく可視化し、膨大な先行研究を多角的な視点から精査する役割を買って出ました。

海外の最新論文も含めて100本以上の文献を読み解き、共通するトレンドや矛盾点を徹底的にデータ化してグループ内に共有しました。

この強固なデータ裏付けのおかげで、私たちの発表は審査員から極めて論理的で説得力があると高い評価をいただくことができました。

この深い分析力を武器に、貴社のマーケティング職として市場のトレンドを的確に捉え、ヒット商品の開発に貢献したいです。

長期インターン経験の例文

私は、目標達成に向けて現状を分析し、泥臭く行動を継続できる継続力を持っています。

IT企業の長期インターンシップに参加し、新規顧客の開拓営業で月間成約数を2倍に増やした経験があります。

インターンを始めた当初は、架電を行ってもなかなか話を聞いてもらえず、成約に繋らない日々が続きました。

諦めたくないと考えた私は、トップ営業社員のトークを録音して何度も聞き返し、自分との違いを徹底的に比較分析しました。

また、顧客の業界ごとに刺さるキーワードをまとめた独自のトークスクリプトを作成し、毎日50件以上の架電を愚直に継続しました。

断られた際も理由を必ずメモし、翌日のアプローチに活かす改善を繰り返した結果、最終的にはチーム内でトップの営業成績を収めることができました。

この目標に対する強い執着心と継続力を活かし、貴社の挑戦的な環境でも決して妥協せず、売上に貢献し続けます。

PREP法を使う際の注意点

PREP法は非常に便利な文章の型ですが、ただ機械的に言葉を当てはめるだけでは、採用担当者の心を揺さぶる魅力的なESにはなりません。

型を意識するがあまり、文章の面白みが消えてしまったり、内容がスカスカになってしまったりする落とし穴が存在するからです。

ここでは、PREP法を使うときに多くの就活生が陥りがちな3つの落とし穴と、それを回避するための重要な注意点についてお伝えします。

エピソードが薄いと説得力が出ない

どれだけ全体の構成が美しく整っていても、肝心の中身である具体例の深掘りが足りないと、文章全体が急に安っぽくなってしまいます。

〇〇という課題があり、頑張って解決しましたという表面的な記述だけでは、採用担当者はあなたの行動のプロセスや人柄を想像することができません。

課題に対してなぜその行動をとったのか、どのような困難があり、どう乗り越えたのかという、あなたならではの思考や工夫をしっかりと具体例に肉付けしてください。

型はあくまで器であり、本当に評価されるのはその中身であるエピソードの質です。

結論を抽象的にしない

冒頭のPointで述べる結論が、誰にでも使い回せるような抽象的な表現になっていると、採用担当者の印象に残りません。

私の強みはコミュニケーション能力ですといったありきたりな表現ではなく、自分自身の経験に基づいた具体的な言葉で定義することが大切です。

例えば、初対面の人の緊張をほぐす傾聴力や、意見の対立を収める調整力というように、エピソードを連想させる一工夫を加えましょう。

結論が具体的であればあるほど、その後に続く理由や具体例との繋がりが緊密になり、文章全体の完成度が一気に高まります。

PREP法に当てはめるだけでは通過しない

PREP法は、あくまで自分の考えを相手に分かりやすく伝えるための手段に過ぎず、それ自体が目的になってはいけません。

型通りに書くことに集中しすぎるあまり、企業が求める人物像とのマッチングや、あなた自身の熱意、オリジナリティが消えてしまっては本末転倒です。

綺麗なだけの文章は、時にAIが書いたような無機質な文章という印象を与えてしまう危険性もあります。

構成のルールを守りつつも、自分の言葉で、熱量を持って語る姿勢を絶対に忘れないでください。

PREP法とSTAR法はどちらを使うべき?

就活の文章作成テクニックを調べていると、PREP法と並んでSTAR法という言葉をよく耳にすると思います。

これらは対立するものではなく、それぞれ得意とする場面が異なります。

それぞれの特徴を正しく理解し、就活の状況に合わせて使い分けることができるようになれば、あなたの表現力の幅はさらに広がっていくはずです。

ガクチカはSTAR法が向いている場合もある

STAR法とは、Situation(状況)、Task(課題)、Action(行動)、Result(結果)の頭文字を取った構成で、ストーリー性を重視した文章作成に適しています。

そのため、学生時代に最も力を入れたこと(ガクチカ)のように、一つのエピソードを時系列で深く語りたい場合には、STAR法の方が向いているケースもあります。

過去の困難な状況に対して、どのような役割を担い、どう行動してどんな結果を出したのかというエピソードの展開がダイナミックに伝わるのが特徴です。

自分の経験のドラマ性を最大限にアピールしたい時は、こちらを選択肢に入れてみてください。

ESではPREP法とSTAR法の併用がおすすめ

実は、就活のESを完璧に仕上げるための最も賢い方法は、PREP法の中にSTAR法を組み込むというハイブリッドな書き方です。

文章全体の大きな枠組みとしてはPREP法を採用し、その中のE(具体例)の部分を書く際に、STAR法の要素を取り入れてエピソードを構成します。

これにより、冒頭と結びで結論をハッキリと示しつつ、中盤の具体例ではドラマチックで説得力のあるストーリーを展開することが可能になります。

この二つの手法を上手く融合させることで、読みやすさと読み応えを両立した、完璧なESを作成することができます。

PREP法に関するよくある質問

最後に、就活生からアドバイザーによく寄せられる、PREP法に関する代表的な質問にお答えします。

実戦で使う上での細かな疑問をここで解消し、自信を持って執筆に取り組めるようになりましょう。

PREP法は面接でも使えますか?

PREP法は、ESなどの書き言葉だけでなく、面接の受け答えといった話し言葉の場面でも絶大な効果を発揮します。

面接であなたの強みは何ですかと聞かれた際、最初に私の強みは〇〇ですと結論から話し始めることで、面接官は話の迷子にならずに済みます。

頭の中でPREP法のテンプレートを意識しておけば、緊張して言葉に詰まったときでも、次に話すべき要素が瞬時に判断できるようになります。

面接時間を有効に使い、論理的な人物だという印象を与えるためにも、日常の会話から意識して練習しておくことがおすすめです。

PREP法はガクチカにも使えますか?

もちろん、ガクチカの作成にもPREP法は非常に有効です。

私が学生時代に最も力を入れたことは〇〇ですという結論から始めれば、取り組んだテーマが明確に伝われます。

ガクチカで大切なのは結果の華々しさよりも、課題に対して自分がどうアプローチしたかというプロセスです。

PREP法の理由と具体例のセクションを丁寧に書き込むことで、あなたのモチベーションの源泉や、困難に直面したときの行動特性を採用担当者にしっかりとアピールすることができます。

ESの文字数が少ない場合も使えますか?

200文字から300文字といった、文字制限が非常に厳しいESでこそ、PREP法はその真価を発揮します。

文字数が少ないと、ついエピソードの背景説明だけで終わってしまいがちですが、PREP法の型を意識すれば無駄を極限まで削れます。

短い文章の中に4つの要素を1文ずつ配置するイメージで執筆すると、文字数が少なくても内容が引き締まった、密度の高い文章が作れます。

すべての要素を究極にシンプルに要約して伝える訓練にもなるため、短字数の設問に悩んでいる人にこそ試してほしい手法です。

PREP法と結論ファーストの違いは何ですか?

結論ファーストとは、言葉の通りまず結論から話し始めるというビジネス上のコミュニケーションにおける大原則や意識のことを指します。

これに対してPREP法は、結論ファーストという大きな方針を達成するために、結論の後に何をどんな順番で並べるべきかを具体的に体系化したフレームワークです。

つまり、結論ファーストという意識を、誰でも簡単に実際の文章として具現化できるようにした実践的なツールがPREP法であるという関係性になります。

まとめ|PREP法を活用して伝わるESを書こう

PREP法は、あなたの就職活動の質を劇的に高めてくれる強力なコンパスです。

この構成を意識するだけで、文章全体のロジックが整い、採用担当者に会ってみたいと思わせる説得力あるESが書けるようになります。

初めは型に当てはめて書くことに難しさを感じるかもしれませんが、何度も練習を重ねるうちに、自然とビジネスにふさわしい思考回路が身についていくはずです。

ぜひ今回ご紹介したポイントや例文を参考にしながら、あなただけの魅力が最大限に伝わる最高のESを書き上げてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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