皆さんは携帯ショップと言って、どのようなイメージを持ちますか?
「ノルマがあり、業務が大変そう」といったイメージがあるのではないでしょう?
しかし、携帯ショップは、最新機種や新しく搭載された機能ををいち早く確かめることができ、携帯電話やスマートフォン、そして最新技術などに興味を持っている人にとっては非常に楽しい職場とも言えます。
今回はそんな携帯ショップの志望動機の書き方を紹介していきます。
- 携帯ショップの志望動機の書き方
- 携帯ショップの志望動機を書く際のポイント
- 携帯ショップの面接で聞かれること
- 携帯ショップの最近の動向
- 携帯ショップの志望動機の書き方について知りたい人
- 携帯ショップの志望動機を書く際のポイントを知りたい人
- 携帯ショップの面接で聞かれることを知りたい人
- 携帯ショップの最近の動向について知りたい人
目次[目次を全て表示する]
【携帯ショップの志望動機】携帯ショップとは
まず携帯ショップについて、基本的なことを理解しておかなければいけません。
携帯ショップは、文字通り携帯電話に関する販売やサービスをしているお店のことです。
時にはお客様の携帯を預かって、メンテナンスをおこなうこともあるでしょう。
特に最近は、携帯電話と一言でいっても操作方法や料金プランなど、ややこしいこともたくさんあるため、覚えなければいけないことが多々あります。
そのため、新しい携帯電話が登場するたびに、勉強することになるでしょう。
もしあなたが携帯電話について単純に興味があったり、難しい技術についても興味があるなら、きっと携帯ショップで楽しく働き続けることができるはずです。
携帯ショップは大きく分けて3種類
携帯ショップは大きく分けて以下の3種類が存在します。
- 専売店
- 量販店
- 併売店
基本的な業務はどの店舗でも同じです。
しかし、配属先によって、特徴やメインで対応する業務が異なります。
志望動機を作成するにあたって、配属先の特徴を理解しておくことは重要です。
的外れな文章を提出してしまうと、マイナスな印象を与えてしまうため、注意してください。
携帯ショップの違いが曖昧な就活生は、本章の解説をぜひ参考にしてください。
専売店
携帯ショップとして一番目にするのが専売店です。
特定の携帯キャリアと専属契約を結んでいる店舗になります。キャリアショップとも呼ばれます。
代表的な店舗は、auショップやドコモショップなどです。
専属契約を結んでいるため、1つのキャリアに関する知識が深く学べます。
また、専売店は契約からアフターサポートまでのサービスを一括で対応しています。そのため、お客様の要望に満遍なく対応することが可能です。
量販店や併売店では、対応できない業務も経験できるため、スキルが身につきやすい環境にあります。
さらに、店舗名にキャリアの名前があるため、お客様との信頼関係が構築しやすいといったメリットもあります。
量販店
携帯ショップには、量販店に出店しているタイプも存在します。
たとえば、家電量販店のビックカメラやヨドバシカメラの店内で、一部のスペースを借りて携帯コーナーとして営業しています。量販店では、さまざまな年代のお客様が来店されます。
さらに、土日祝日や連休などは、多くのお客様がいらっしゃるのが特徴です。家電量販店で家電を購入するついでに、携帯を買い換えたり、プランを見直したりするためです。
専売店とは異なり、複数のキャリアの商品を扱っています。商品比較ができるため、それぞれの特徴やメリット・デメリットなどの知識が習得可能です。
ただし、専売店とは違い対応できるサポートに限りがあります。
とくにアフターサポートを受付けていない店舗があります。
その場合は、アフターサポートに関する知識や経験を積めないため、注意してください。
併売店
最後は併売店です。
併売店は、複数のキャリアと契約を結んでいる店舗です。そのため、代理店としての立場になります。専売店とは異なり、複数のキャリアに関する知識が習得できます。
また量販店同様に、さまざまな知識と経験が積めるのがメリットです。
さらに、地域密着型の店舗が多いため、地元のお客様との近い距離での接客ができます。
ただし、複数のキャリアの知識を身につける必要があるため、最初の時期は苦労するでしょう。とくに比較検討した場合の違いをわかりやすく説明する必要があるため、プレゼンテーション能力も求められます。
専売店ほど深い知識が得られないため、キャリア形成に問題がないか確かめておきましょう。
携帯ショップの最近の動向
携帯ショップの最近の動向を確認し、業界理解を深めておきましょう。
最近の動向を押さえることで、トレンドを押さえた完成度の高い志望動機を書けるはずです。
以下で詳しく確認していきましょう。
- オンラインシフトへの加速
- 格安プランの登場
- 5Gの導入
オンラインシフトへの加速
近年では携帯ショップの実店舗の役割が変化し、オンライン契約の比重が大きくなりました。
現代は単にスマホなどを買いたい場合はオンラインショップを利用することが多くなり、実店舗ではより相談や複雑な手続きが行われる傾向が強くなっている。
格安プランの登場
近年注目されている格安プランとは通信事業者が大手通信会社やま低価格で提供するモバイル通信プランのことです。
必要なサービスのみに特化することでより低価格で利用できるのが大きな特徴です。
特に携帯関連では、価格に関する情報も多いため、適度に情報を収集すると良いでしょう。
5Gの導入
5Gの特徴には様々なものがありますが、まず1つ目として高速データ転送が挙げられます。
5Gは非常に高速なデータ転送速度を提供し、1gbps以上の速度が実現できています。高画質の動画ストリーミングや大容量ファイルのダウンロードもスムーズに行えるのが特徴です。
5Gは遅延がほとんど無いのも特徴であり、1ミリ秒以下の遅延が実現可能で、遠隔医療や自動運転などのサービスも実現できます。
複数のデバイスで同時に接続できるというのも特徴で、同じエリア内ならば複数のデバイスを同時に接続でき、IoT(モノのインターネット)デバイスやスマートシティの構築が容易になります。
5Gは大容量のデータ通信も可能なので、ビッグデータの送受信やクラウドベースのアプリケーションが向上するのも特徴です。
また、通信だけでなく産業・医療・交通・エンターテイメントなど様々な分野での導入も期待されています。自動運転車や遠隔手術、ARやVRの体験向上なども期待できるでしょう。
【携帯ショップの志望動機】携帯ショップの主な業務
志望動機を書く前に、まず携帯ショップの業務内容を確認しておきましょう。業務内容を確認することでより具体的な志望動機を書けるはずです。
携帯ショップの主な業務は、「商品の販売」「アフターフォロー」「イベント業務」、そして在庫管理や店内清掃などの「事務作業」などが挙げられます。
最近では「スマホ教室」など、携帯の使い方を教える講座を開いている店舗もあり、そのような店舗では「インストラクター業務」を行うこともあります。
携帯ショップでは、販売スタッフとして経験を積むことで、リーダーや店舗マネジャーなどへのキャリアアップが可能になります。
- 商品の販売
- アフターフォロー
- イベント業務
- 事務作業
1. 商品の販売
主な業務は、商品である携帯電話の販売です。
ですが、販売といっても様々で、対応の仕方がお客様によって、新規や機種変更などに分かれます。また、インターネット回線などの携帯電話以外の商品を扱う店舗もあります。
販売時には商品や料金プランの説明などをする必要があるため、商品やプランの詳細を押さえ、お客様に、わかりやすく伝えられるような工夫が必要となります。
入社したての頃はマニュアルなどが用意されている場合が多いですが、先輩などにアドバイスを求めるなど、接客力を磨いていくことがキャリアアップする上で重要となります。
2. アフターフォロー
お客様が商品を購入後に商品が故障したり、不具合が生じたりした際のサポートや修理受付などが主な業務です。
また、直営店ではクレーム対応をすることもあります。
業務を行う上で、困っているお客様に寄り添う姿勢や、対応力が重要となります。
3. イベント業務
集客を促すために、サービスやキャンペーンなどの運営を行うイベント業務を行うこともあります。
最近は、バルーンなどを活用し、イベントを盛り上げるという集客方法が注目されています。
イベント業務では、特に子供が好きという方はコミュニケーション力や対応力を発揮できるでしょう
スマホ教室
先ほど述べたように、スマホ教室などを開催している店舗では、スマホの使い方を教えるインストラクター業務を担うこともあります。
内容は写真の撮り方やメールの送り方など、基本的な操作方法を教えることがほとんどですので、不安に感じる必要はないでしょう。
インストラクター業務では、聞き取りやすい声で話すことや、わかりやすく伝える力がポイントとなってきます。
週末イベント
携帯ショップでは定期的に週末イベントを行います。
週末が一番お客さんの数が増えるので、ショップ内や店舗が入っている施設の中で家族で楽しめるようなイベントを行い、そこから契約に繋げています。
携帯ショップのクルーもそのイベントの手伝いをするので、そういった業務も必要になっていきます。
4. 事務作業
事務作業では、商品の在庫や入荷予定日の把握、お客様情報の管理などの業務がメインとなります。
裏方の業務ですが、お客様の満足度の向上や信頼を落とさないために重要な業務となります。
また、店内の清掃や内装の変更などを行うこともあります。
【携帯ショップの志望動機】携帯ショップで得られるスキル
では携帯ショップで実際に働くとなった際に、どのようなスキルを得ることができるのでしょうか。
これから携帯ショップで少しでも働いてみたいと思っている人のために、習得できる2つのスキルをここで紹介します。
1つでも興味があるものがあるなら、働いてみる価値は十分にあるといえるでしょう。
- 営業力
- 説明力
- 携帯や通信に関する専門知識
営業力
携帯ショップの仕事といえば、お客様に対して携帯電話を買ってもらうこともその1つです。
実際に携帯ショップに訪れるお客様は、必ずしも最初から欲しい携帯電話が決まっているわけではありません。人によっては、お店に訪れてから相談して決めたいと考えているケースもあります。
また、携帯電話を買ってもらう際には、あらかじめ用意しているプランにも加入してもらうことが出てくるでしょう。どのようにして良いプランに入ってもらうのかを考えるのも仕事の肝になってくるため、必然的に営業力は身につくようになります。
営業力は他の業種に行くことになっても必ず役立つスキルになりますので、仕事を通して養いたいと思っている人には最適だといえるでしょう。
説明力
実際に携帯ショップにやってくるお客様の中には、若い人だけではなく年配の人やお年寄りの人もいます。
つまり、お客様のタイプによって、同じ商品でも説明の仕方に違いが出てくるでしょう。なぜなら、共通の説明の仕方だと、相手によってはなかなか理解してくれないからです。
そのため、仕事をしていくうちに、誰もが説明の仕方を工夫することになります。特に相手がお年寄りの人の場合は、説明の仕方が難しくなりがちになるため、最初のうちは大変だと感じるでしょう。
逆に若い人を相手にする場合は、どうすれば効率的に話を進められるのかも考えることになります。
もし誰に対してもわかりやすく物事を説明できる力をつけたいなら、間違いなく携帯ショップがおすすめです。
携帯や通信の関する専門知識
お客様の疑問に応えるためにも、携帯ショップで働く人は携帯や通信関係についての知識を持つ必要があります。
そのためそういった専門知識を身につけることができます。
基本的に、入社する前はそういった知識は必要ないので、働いている中で携帯や通信の専門知識を身につけていきましょう。
【携帯ショップの志望動機】携帯ショップに向いている人の特徴
携帯ショップで働くことに向いている人の特徴としては、人と接するのが好きであったり、人に感謝されることが好きであったりするコミュニケーション力に長けた人などが挙げられます。
逆にコツコツと1人で仕事をこなしたい、スマホやインターネットが苦手な人には向いていません。
しかし研修を受けるうちに、自然とショップスタッフに必要なスキルを身につけられるようになり、活躍することも可能です。
- コミュニケーション力がある
- 説明力が高い
- 忍耐力と柔軟性がある
- 問題解決力がある
コミュニケーション力がある
最近、携帯ではさまざまな種類の商品があり、お客様が商品の違いや特性を知らない場合が多いです。
若い世代の方だと携帯について詳しい方もいますが、とくに年配の方になると詳しい違いまでよく知らないことがあります。
そんなときに、コミュニケーション力が重要となります。
特に、コミュニケーション力の1つであるヒアリング力を発揮し、お客様の悩みや困りごとに合った接客を行うことで、お客様の満足度向上やリピーター獲得につながるのです。新規顧客の獲得が厳しい今、お客様の満足度を上げてリピーターになってもらうことがとても重要になります。
説明力が高い
携帯の販売職や営業では、商品の特徴や他製品との違いを端的にわかりやすく説明することが必要になります。
お客様の中には、簡単な説明を求める人や具体的な説明を求める人までさまざまです。お客様を見極め、その人に合った説明をする必要があります。
お客様が具体的に知りたいことを説明し、無駄に時間をかけないようにしましょう。基本的に用事がないから話を聞こうという人でも、長々とその人が興味を持っていない話をしていてはお客様の満足度低下につながりかねません。
自分たちが売りたいものや話したいことを話すのではなく、お客様の立場になって話すことを心がけましょう。
忍耐力と柔軟性がある
顧客には様々なニーズや要望があるので、柔軟に対応する必要があります。
また全ての人が説明をきちんと聞いているわけではないので、何度も説明する必要がある際もあり、忍耐力も求められます。
「Aのプランを進めていたにもかかわらず、突然Bのプランを契約したいと言われる」なんてことあります。
そうした際にも柔軟に対応する能力も求められます。
問題解決力がある
携帯ショップには下記のようなクレームが入ることがあります。
- 使い方がわからない
- エラーが起こった
これらのクレームの処理に追われる時間が多い職業です。
使い方が分からず機嫌を損ねていたり、来店と同時に大声で怒鳴るお客様も稀に居たりするので、そうしたイレギュラーな場面も的確に対応できる人材が求められます。
そんな時も冷静に対処し、解決策を提示することが重要です。
接客経験があれば強みになる
販売職では、常にお客様と接することになります。
飲食店やアパレル関係など携帯ショップとは関係がないところでも、接客経験は共通して重宝されるスキルです。
もしもあなたにアルバイトなどで接客経験があれば、積極的にアピールすることが大事になります。
とくにホテルや少し単価の高い飲食店などでは、接客マナーなどを厳しく教えていることが多いので、そのほかの企業でもアピールポイントになるでしょう。
また、実際にアルバイトで接客業をやっていると、苦手だったはずが仕事のときは割り切って接客できるようになるので、一度経験してみるのもいいかもしれません。
【携帯ショップの志望動機】企業が志望動機を聞く3つの理由
受かる志望動機を作成するには、企業がなぜ志望動機を聞くのかを押さえておく必要があります。
また、企業が志望動機でどこを見ているか知っておくと、限られた文字の中でも無駄なくあなたの熱意をアピールすることができます。逆に、何を書けばいいのかわからずに書かれた志望動機は無駄が多いです。
志望動機を聞く理由をしっかりと押さえておくことが、良い志望動機を書くことにつながるのです。
そこで、ここでは実際に志望動機を見る際に企業が着目しているポイントを紹介していきます。
- 熱意の確認
- 企業とのマッチ度
- 活躍できる適性があるか
1. 熱意の確認
まず、企業はあなたに熱意があるかどうかを見ています。
なぜなら、多くの企業は早期離職を恐れているからです。
まず、新卒の採用コストなら平均1人あたり100万円近くがかかります。さらに、育成コストのことも含めると、1人の新人が活躍できるようになるまでに多額のコストがかかっていることになるでしょう。
しかし、入社3年以内に離職された場合、また新たに多額のコストや時間を費やすことになります。これは、企業にとって大きな損失になるので、熱意があるかどうかを見ることはとても重要になるのです。
2. 企業とのマッチ度
企業は、あなたの人柄が会社の雰囲気に合っているのか、組織にうまく馴染めるかどうかを見ています。入社してから困ったことや不安なことがあったとき、うまく組織に馴染めていれば周りで支えることもできるでしょう。
しかし、周りとうまくコミュニケーションが取れず、問題を1人で抱えたままになると大きな損失につながったり、離職の原因にもつながったりするからです。
チームの一員として足並みをそろえ、社会人として最低限のモラルやマナーがあることは、企業全体の安定性にもつながります。
また訓練などで向上されるスキルや技能とは違い、人柄というものは入社したあとも基本的に変わることはありません。そこで、企業によっては最初に人柄を見ることを重要視するところも多いのです。
志望動機を書くときは、企業が求める人物像とあなたの人柄を照らし合わせると、効果的にアピールできるでしょう。
3. 活躍できる適性があるか
熱意があり、企業の求める人柄であっても、成果を出せる人材であるかということはまた別であり、とても重要なことです。
企業は知識を持っているだけではなく、その知識を活用して成果を出せるのか、それまで経験したことのない環境でも、いつも通りのパフォーマンスを出せるのかどうかを重視します。
もし、あなたに何か活かせそうなスキルがあれば、アピールするのも良いでしょう。
しかし、とくにアピールできることがないからといって、負い目を感じる必要はありません。基本的に企業は、入社後に新人を育てていこうというスタンスだからです。
【携帯ショップの志望動機】志望動機を書く前に準備しておくこと
志望動機はただやみくもに、企業への熱意を伝えればいいというわけではありません。
熱意の伝わる志望動機を作るには、面接官に論理立ててあなたのことを説明しなければなりません。
つまりは志望動機を書く前の準備が、内容のクオリティに関係します。
この章では、志望動機を書く前に準備しておくことを紹介します。
- 自己分析を深める
- 就活の軸を明確にする
- 企業研究をする
自己分析を深める
まず、志望動機を書く前の準備として、「自己分析」は欠かせません。
志望動機に限らずですが、自己分析を通して、自分が過去にどういう経験をして、どういう価値観を持っていて、どういう人間なのかを整理しておくことは非常に重要です。
自己分析を通じて見えてきた将来やりたいことを、志望動機に繋げることで非常に説得力のある志望動機になります。
以下の記事に自己分析の方法についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
就活の軸を明確にする
志望動機を考える際には、「なぜうちの会社を選んだのか」という点が特に重視されます。
この質問に対して説得力のある答えを用意するためには、まず自分自身の就職活動における軸を明確にしましょう。
就活の軸とは、自分が仕事選びにおいて何を重視しているかという基準のことです。
例えば、技術力を伸ばしたい、社会貢献度の高い仕事をしたい、ワークライフバランスを大切にしたいなど、人によって様々な軸が考えられます。
明確な就活の軸があると、それを基に「なぜその業界を選んだのか」「なぜその会社を選んだのか」という質問への答えを導き出すことができます。
また、ぜひ以下の記事からあなたに合う就活軸を見つけてみてください。
企業研究をする
企業研究は、志望動機を考える上で欠かせないステップです。
企業ごとに特色があり、その企業が何を大切にしているか、どのような人材を求めているかは異なります。
したがって、応募する企業のビジョン、ミッション、事業内容、研修制度、社風、過去の実績、将来の展望などをしっかりと研究し、理解することが大切です。
企業研究はインターネットでの情報収集だけでなく、企業説明会の参加や現職者との情報交換など、多角的に行うことが望ましいです。これにより、一般的に知られている情報だけでなく、その企業の本質や文化をより深く理解することが可能になります。
【携帯ショップの志望動機】志望動機で避けるべき内容
次に志望動機で避けるべきポイントを紹介します。
これから志望動機を作る方は以下のポイントに注意して作成しましょう。
- どの企業でも通じる内容
- 会社の強みをそのまま並べるだけ
- 給与や福利厚生をメインで伝える
どの企業でも通じる内容
まず、「どの企業でも通じる内容」は避けるようにしましょう。学生が陥りがちなことなので注意しましょう。
志望動機とは、なぜその会社を志望するのか?を説明しなければならないので、どの企業にでも通じる内容であれば、回答にはなっていません。
そのため、企業の強みや社風などで差別化をして、志望動機で話すようにしましょう。
会社の強みをそのまま並べるだけ
また、「志望動機で会社の強みをそのまま並べるだけ」なのも避けるべきです。よく就活生がやりがちな注意点です。
志望動機で「御社はこういう強みがあって〜、こういう魅力があって〜」というようなことを伝えている人がいますが、これではなぜ応募者がその会社を志望したのか伝わりません。
そのため、「私はこういう仕事がしたい・こういうビジョンを実現したい。だから、御社のこの強みはそれに活かせるし、こういう社風のなかだからこそビジョンを実現しやすいと考えた」こういった論理構造で志望動機を書くと説得力があるでしょう。
給与や福利厚生をメインで伝える
「給与や福利厚生などの条件面をメインで伝える」ことも避けましょう。
これに関しては、そこまでやりがちではありませんが、こういった点をメインで志望動機で伝えると、「より良い給与や福利厚生の会社があったら、すぐ転職するのかな?」と思われてしまいます。
そのため、企業に不安感を与えないためにも、そういった面以外を志望動機で話すようにしましょう。
【携帯ショップの志望動機】志望動機のおすすめ構成
志望動機を書く際には、以下の構成で作り上げると良いでしょう。
- 結論(その企業を通して成し遂げたいこと・想い)
- そう考えるようになった原体験
- なぜその業界か
- なぜその企業か
- 結論(入社後にどうしていきたいか)
論理的な構造になっており、説得力の高い志望動機を作り上げることができます。
1. 結論(その企業を通して成し遂げたいこと・想い)
まず最初に、自分がその企業を通じて成し遂げたいことを端的に述べます。
志望動機の核となる部分であり、「私は○○を実現したいと考えています」といった形で、明確に伝えることが重要です。
- 企業を志望する理由が明確に伝わる内容にする
- 具体的なキーワードを入れる(例:通信を通じて人々の生活を豊かにしたい、DX推進で企業の課題を解決したい など)
- 企業の事業内容と自分の目標が合致していることを示す
2. そう考えるようになった原体験
結論に説得力を持たせるために、自分がその目標を持つに至った背景や原体験を述べます。
どのような経験を通じてその想いを抱くようになったのかを具体的に説明しましょう。
- 自分自身の経験に基づいたエピソードを盛り込む
- その経験を通してどのように考えが変化したかを示す
- できるだけ具体的な事例を用いる(例:インターンでの経験、学生時代の活動 など)
3. なぜその業界か
次に数ある業界の中でも、その業界を選んだ理由を説明します。
単に「興味があるから」ではなく、自分の経験や目標と業界の特性がどのように結びついているのかを明確に伝えましょう。
- その業界の社会的な役割や成長性に触れる
- 具体的な業界の特徴と自分の志向・経験がどのように合致するかを説明する
- 競合他社の業界と比較して、その業界ならではの魅力を述べる
4. なぜその企業か
業界の中でも特にその企業を選ぶ理由を説明します。
企業ごとの特徴や強み、自分が共感するポイントを具体的に述べることで、志望の本気度を伝えましょう。
- 企業のビジョンや理念に共感した点を述べる
- 企業の事業内容や強みと自分の経験・スキルがどのように合致するかを示す
- 具体的な企業の取り組みや文化に言及する(例:○○事業の成長性、○○という独自の取り組み など)
5. 結論(入社後にどうしていきたいか)
最後に、入社後にどのように活躍したいかを述べます。
最初に述べた「成し遂げたいこと」を実現するために、具体的にどのように貢献したいかを明確に伝えましょう。
- 入社後のキャリアビジョンを具体的に示す
- 企業の成長にどのように貢献できるかを説明する
- 長期的な視点での目標を持っていることを伝える(例:○○分野での専門性を高め、新規事業の立ち上げに携わりたい など)
【携帯ショップの志望動機】携帯ショップの志望動機例文6選
携帯ショップにエントリーする場合に使える志望動機を6つ紹介します。
志望動機は、どの角度からアプローチするかによって、採用担当者に与える印象が大きく異なります。
また、志望企業によっても評価基準が違うため、さまざまなパターンで作成できるように準備しておきましょう。
志望動機の作り方に悩んでいる就活生は、本章の解説を参考にしてください。
全体像が把握できて、自分にとって作りやすい形を見つけられるでしょう。
理念に惹かれた例文①
私が貴社を志望したのは「情報サービスで全ての人に安心と安全を」という理念に強く共感したからになります。
現代では核家族化が進み、共働きという家庭も増えており、子供に目が届いていない部分もあるのが現状です。
そんな家庭のために、両親の代わりに子供を見守るサービスなどを伝えて、子供を持つ家庭に安心を届けたいと考えています。
また、私には大学時代にファミリーレストランで接客をしていた経験があります。
このときに、少し目を離しただけでもどこかに行ってしまう子供たちを社会でも守れないかと考えたのが、貴社の企業理念に共感した理由の一つです。
私は貴社のショップでの接客経験を活かし、子供を持った家族に寄り添った丁寧な接客をすることで、便利なサービスが使えるようにサポートしていきたいと思います。
理念に惹かれた例文②
貴社の「社会に必要とされる人材を生み出す」という経営理念に深く共感し、携帯電話を通じて人々の豊かな生活を支えたいと考え、志望いたしました。
携帯電話は、現代社会において人々の生活を豊かにし、可能性を広げる不可欠なツールです。
貴社は、携帯電話の販売だけでなく、お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適なプランやサービスを提供することで、お客様の生活を豊かにすることに貢献されています。
私は、貴社の一員として、お客様に寄り添い、最適な提案を行うことで、お客様の満足度向上に貢献したいと考えております。
また、貴社の研修制度を活用し、携帯電話に関する専門知識やスキルを習得することで、お客様から信頼されるプロフェッショナルとして成長したいと考えております。
自分の経験をアピールする例文①
貴社の「携帯ショップを通じて、人と社会をつなぐ」という経営理念に共感し、お客様の生活を豊かにする架け橋になりたいと考え、志望いたしました。
私は、学生時代の経験やアルバイトでの接客経験を通じて、お客様とのコミュニケーション能力と課題解決能力を培ってきました。
お客様一人ひとりのニーズを丁寧にヒアリングし、最適な提案を行うことで、お客様の満足度向上に貢献できると確信しております。
貴社では、お客様と直接向き合い、感謝の言葉をいただける機会が多いと伺いました。
お客様の笑顔を直接見られること、そしてお客様の生活を豊かにできることに、大きなやりがいを感じると考えております。
貴社の一員として、お客様に寄り添った提案で、貴社の発展に貢献したいと考えております。
自分の経験をアピールする例文②
私は、学生時代の経験が一番発揮できる環境であると考え、貴社を志望いたしました。
私は、大学時代に所属していた剣道部で、主将として30名の部員をまとめ、インカレ連覇という目標を達成するために尽力しました。
目標達成のためには、部員一人ひとりの意見を丁寧に聞き取り、それぞれの強みを活かした役割分担が重要だと考えました。
そこで、定期的にミーティングを開催し、意見交換や情報共有を行うことで、チーム全体の意識を高め、目標達成に貢献しました。
貴社の一員として、学生時代の経験で培ったコミュニケーション能力と課題解決能力を活かし、お客様に寄り添った提案をして、信頼関係の構築に努めたいです。
過去のエピソードでアピールする例文①
私は貴社の持つ徹底した顧客優先のスタイルに魅力を感じ、志望しています。
私の親友が過去に携帯のトラブルに直面した際、色々な携帯販売店を訪問しましたが、解決に至らなかった。
しかし、貴社のスタッフの方が熱心に対応してくださり、親友は大変感謝していました。
これ以降、貴社のサービスの品質の高さに憧れを持っています。
私はお客様の悩みや問題点を深く理解し、迅速かつ適切に対応するスキルがあります。
お客様からの信頼を一層深め、貴社の評価をさらに高めるお手伝いをしたいと考えています。
貴社のように顧客体験を最優先する企業、つまりユーザー目線で利他の精神がある企業こそ、私が憧れる姿です。
貴社に入社した暁には、問題処理能力を活かして貢献する所存です。
過去のエピソードでアピールする例文②
私は、貴社の真摯なサポート体制に心から魅かれており、ここで携帯販売員として活躍し、お客様に最良の選択をサポートしたいと考えています。
昨年、私の祖父が初めてスマートフォンを購入しようと貴社の店舗を訪れた際、高齢ということもあり、デバイスの違いはもちろん、用途もよくわかっていませんでした。
しかし、スタッフの方の丁寧な対応と説明で大枠を理解でき、嬉しそうにスマートフォンを持って帰ってきました。
私は、人とのコミュニケーションを大切にし、相手の立場や考えを尊重する姿勢を持って日々過ごしています。
このような資質を活かし、貴社が求める「お客様を第一に考える」文化に貢献できると確信しています。
貴社に入社した暁には、祖父にしてもらえたような丁寧なサポートを全てのお客様に提供し、貢献する所存です。
【携帯ショップの志望動機】志望動機のNG例3選
携帯ショップにエントリーする場合、志望動機のNG例を3つ紹介します。
以下の項目に当てはまっていないか確認してください。
- 事実の羅列が多い
- 志望理由が不適切
- なぜ携帯ショップを志望したのか書いていない
志望動機は単純に理由を述べるだけでは不十分です。
採用担当者に魅力を感じてもらうための工夫が欠かせません。
そこで、本章の例文を読んで、無意識のうちにマイナス評価にならないよう、注意しましょう。
NG例文1:事実の羅列が多い
私たちの生活において、今や携帯電話は絶対に欠かせない存在になりました。
なぜなら、携帯電話1つでできることが増えたからです。
特に○○がこの業界に新規参入したり、5Gが普及したりしたことによって、ますます技術的な発展をすることになるでしょう。
だからこそ、そんな業界で私も頑張りたいと思いました。
またこのお店では、スタッフが丁寧に接客してくれたのを覚えています。
携帯電話が動かなくなって大事なデータもなくなってしまったのではないかと不安になりましたが、無事に復旧できたので、今でもすごく感謝しています。
これから貴店で働くことになった際にも、新しい機種に対する知識を学び、お客様にベストな商品やサービスを提供できればと思っています。
木下恵利

この志望動機は事実の羅列が多くなっており、自分自身の思いなどを伝えきれていません。
そのため、「どのようなことを実現したいのか」、「どのようなことをしたいのか」、「どのように貢献していくか」などを具体的に書くとよくなるでしょう。
NG例文2:志望理由が薄い・不適切
私が貴店を志望する理由は、とにかく制服がオシャレだからです。
毎日同じ場所で働き続ける際には、常に高いモチベーションを維持することが大切だと考えております。
そのためには、少しでも活き活きできるような環境でなければいけないので、制服のデザインは特に自分の中で重要視しているポイントです。
また、貴店は給与にもすごく魅力があると思っています。
他社メーカーのお店と比べても、こちらの方が高めに設定されているため、その点においても働く価値が高いことを感じております。
その他、働く人にとって便利な福利厚生があるのを確認しているので、私にとってはここしかないと強く思いました。
貴店に入った際には、そんな素敵な環境の中だからこそ全力を出して頑張りたいと思います。
木下恵利

「制服がおしゃれだから」は志望動機として不適切になります。
もちろん働く上で重要ですが、企業にとってその学生を取るメリットは何もありません。そのため、「どのようなことをしたいか」や「どのようなことができるのか」を書くとより良くなります。
NG例文3:なぜ携帯ショップを志望したのか書いていない
私は、人と接することが好きで、接客の機会が多い職場で働きたいと考えています。
貴社は全国に店舗を展開し、多くのお客様にご利用されていると伺いました。幅広い年代の方と出会える環境に魅力を感じ、応募いたしました。さらに、貴社の制服が可愛いと評判であり、働くうえでのモチベーションにもつながると考えています。
学生時代はバスケットボール部で練習に励みました。特に明確な目標を持って活動した経験はありませんが、人と話すことが得意であり、コミュニケーション力を活かしてチームワークの向上に努めてきました。この経験を活かし、お客様との信頼関係を築ける接客を目指したいと考えています。
入社後は、接客業務に積極的に取り組み、現場で長く活躍できる人材を目指します。
小玉 彩華
この志望動機の中では「なぜ携帯ショップを志望したか」までしか書かれておらず、なぜその企業なのかが伝わりません。
そのため、志望度を伝えるには、数ある携帯ショップの中でもなぜその企業を選んだのかを伝えましょう。
まとめ
現代では生活の必需品となった携帯電話と関わるこの仕事は、とても重要な仕事のうちの一つだといえるでしょう。
お客様と直接関わることの多いこの職種は、大変ではありますがやりがいも感じられます。
携帯ショップでの就職を希望する方は、企業に自分の熱意などをしっかりとアピールすることが大切です。
しかし、企業研究や自己分析など1人では難しい場合も多いでしょう。
そんなときは1人で悩まずに、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどを頼ることも重要になります。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
木下恵利
携帯ショップに関わらず、さまざまな業界で実店舗からオンラインショップへの移行が進んでいます。そう言った変化はしっかりリサーチしていくと良いです。