スモールビジネスを世界の主役にというミッションを掲げ、クラウド会計ソフトの領域で圧倒的な存在感を放つfreee株式会社。
成長著しいSaaS業界の中でも特に人気が高く、27卒の皆さんの中にも第一志望に据えている方は多いのではないでしょうか。
freeeは単なるIT企業ではなく、独自のカルチャーや価値観を非常に大切にする企業としても知られています。
そのため、一般的な選考対策だけでは太刀打ちできない難関企業の一つと言えるでしょう。
この記事では、そんなfreeeの27卒本選考におけるスケジュールや選考フロー、そして内定を勝ち取るための具体的な対策について、過去の傾向を交えながら詳しく解説します。
早期からしっかりと準備を進め、ライバルに差をつけるためのヒントを掴んでください。
【freee 本選考】27卒本選考の採用スケジュール
就職活動において、スケジュールの把握は戦略の要です。
特にfreeeのようなメガベンチャーやIT企業は、経団連の指針にとらわれず早期に採用活動を開始する傾向にあります。
27卒の皆さんがチャンスを逃さないためには、過去のデータを参考にしつつ、常に最新の情報をキャッチアップする姿勢が不可欠です。
ここでは、例年の傾向に基づいた本選考の日程感と、注意すべき締め切りについて解説していきます。
早めの行動が内定への第一歩となりますので、しっかりと確認しておきましょう。
本選考の日程
freeeの本選考スケジュールは、一般的な日系大手企業よりもかなり早いサイクルで進行します。
例年、エンジニア職やビジネス職を問わず、インターンシップ経由の早期選考ルートが用意されており、夏から秋にかけて実質的な選考がスタートしているケースも少なくありません。
一般選考のオープンに関しては、年明けの1月から2月頃に本エントリーが開始されることが多いですが、職種によっては年内に動き出すこともあります。
特に27卒の採用市場は早期化がさらに進むと予想されるため、大学3年生の夏休み明けから冬にかけてが情報のピークタイムになると考えておいてください。
また、freeeは通年採用に近い形をとることもありますが、採用予定人数に達し次第、募集が締め切られる可能性が高いです。
そのため、「まだ3月じゃないから大丈夫」と安心していると、気づいたときには募集が終了しているという事態になりかねません。
マイページへの登録はもちろん、採用SNSやイベント情報などをこまめにチェックし、エントリー開始の合図を見逃さないように準備しておきましょう。
本選考の締切
本選考の締め切りに関しては、エントリーの時期によって第1ターム、第2タームといった具合に複数回に分けて設定されるのが通例です。
しかし、ここで強く意識してほしいのは、早いタームで応募するほど有利になりやすいという点です。
後半のタームになるにつれて採用枠が埋まっていくため、選考基準が厳しくなる傾向にあります。
具体的には、早期選考ルートであれば年内の11月から12月頃、一般選考の第一次締め切りは2月から3月頃に設定されることが多いです。
また、エントリーシート（ES）の提出と同時にWebテストの受検が求められるケースも多く、締め切り直前に着手するとテスト対策がおろそかになりがちです。
サーバーの混雑などのトラブルを避けるためにも、締め切り日の数日前には提出を完了させる余裕を持ったスケジュール管理が必要です。
特にfreeeを志望度高く考えているのであれば、最初の募集締め切りに合わせて完璧な準備をしておくことを強くおすすめします。
【freee 本選考】27卒本選考の選考フロー
freeeの選考フローは、応募者の本質やカルチャーフィットを深く見極めるために設計されています。
27卒向けの情報が未公開の場合、26卒以前の傾向が大きな参考になります。
一般的には、エントリーシートの提出とWebテストから始まり、その後複数回の面接が行われます。
特徴的なのは、面接の回数が人によって異なる場合がある点や、面接の中で「ライフストーリー」を語るなど、個人の価値観を深掘りするプロセスが含まれていることです。
具体的な流れとしては、書類選考通過後にグループディスカッションや人事面接が行われ、次に現場社員やマネージャークラスとの面接、そして最終面接へと進みます。
エンジニア職の場合は、これに加えてコーディングテストや技術面接が実施されます。
どの段階においても、freeeが掲げる「マジ価値（本質的で価値あること）」に対する共感が問われるため、表面的な対策ではなく、自分の原体験に基づいた志望動機を整理しておく必要があります。
【freee 本選考】27卒本選考はWebテスト実施あり？
freeeの本選考において、Webテストは避けて通れない関門の一つです。
27卒の選考でも実施される可能性は極めて高く、事前の対策が必須となります。
過去の傾向を見ると、エンジニア職とビジネス職で形式が異なる場合がありますが、計数や言語といった基本的な能力に加えて、論理的思考力を問う問題が出題されることが多いです。
特にfreeeのようなテック企業では、物事をロジカルに整理し解決策を導き出す力が重視されるため、CABやGABに近い形式のテストや、オリジナルの思考力テストが課されることも想定しておきましょう。
また、Webテストは選考の初期段階で行われるため、ここで足切りされてしまうと、どれだけ熱い想いを持っていても面接官に伝えるチャンスすら得られません。
多くの就活生がSPI対策には力を入れますが、freeeを受ける場合は、より思考力を問う形式の問題集にも触れておくことが重要です。
テストセンター形式か自宅受検形式かは年度によりますが、どちらであっても制限時間内に正確に解くスピードが求められます。
直前になって慌てないよう、早めに苦手分野を克服しておくことが選考突破の鍵を握ります。
【freee 本選考】27卒本選考のESで聞かれる項目
freeeのエントリーシート（ES）は、単なる経歴確認ではなく、あなたがfreeeのカルチャーにどれだけマッチしているかを見極めるための重要な資料です。
過去の質問例を見ると、「学生時代に頑張ったこと」や「志望動機」といったオーソドックスな質問に加え、「これまでの人生で『マジ価値（本質的価値）』を届けた経験」や「困難な状況をどのようにハック（工夫して解決）したか」といった、freee独自の価値観に絡めた問いが投げかけられる傾向にあります。
27卒の選考でも、こうした独自の設問設定は継続されるでしょう。
回答を作成する際は、単に成果を羅列するのではなく、その成果に至るまでのプロセスや、そこであなたが何を考え、どう行動したのかという「思考の深さ」をアピールすることが大切です。
特に、「あえて共有する（情報をオープンにする）」や「理想ドリブン」といった同社の行動指針と、自身の経験がどうリンクするかを意識して書く必要があります。
読み手である採用担当者が、あなたと一緒に働いている姿を具体的にイメージできるよう、具体的かつ論理的なエピソードを盛り込んで作成してください。
【freee 本選考】27卒本選考のインターン優遇
freeeにおいて、インターンシップへの参加は本選考への強力なパスポートとなり得ます。
過去の採用実績を見ても、サマーインターンやオータムインターンに参加した学生に対し、早期選考への案内や一部選考ステップの免除といった優遇措置が取られるケースが多く見られました。
これは企業側にとっても、インターンを通じて学生の能力や人柄を深く理解できているため、ミスマッチのリスクを減らせるというメリットがあるからです。
そのため、freeeを第一志望とする27卒の皆さんは、インターン選考から本気で挑むべきだと言えます。
ただし、インターンに参加できたからといって、自動的に内定が約束されるわけではありません。
インターン中のワークへの取り組み姿勢、チームへの貢献度、社員からのフィードバックに対する反応などが厳しく評価されます。
そこで高い評価を得た学生だけが、リクルーターがついたり、特別ルートに乗れたりするのです。
逆に言えば、インターンでの評価が芳しくなければ優遇は受けられません。
インターンは単なる職業体験ではなく、実質的な選考の場であるという認識を持って、全力で取り組むことが重要です。
【freee 本選考】27卒本選考はインターン落ち学生でも応募できる？
インターンの選考に落ちてしまった場合、「もう本選考でもチャンスはないのではないか」と不安になる学生は多いです。
しかし、結論から言えば、freeeではインターン選考に落ちた学生でも本選考に応募することは可能ですし、そこから内定を獲得するケースも存在します。
インターンの時期と本選考の時期では、学生自身の成長度合いや準備状況も異なりますし、企業側が求める要件や採用枠の状況も変化しているからです。
一度の不合格で諦める必要は全くありませんので、再チャレンジの意思を強く持つことが大切です。
とはいえ、一度不合格になったという事実は受け止める必要があります。
前回の選考で何が足りなかったのか、なぜ評価されなかったのかを冷静に分析し、ESや面接の回答をブラッシュアップしなければ、同じ結果を繰り返すだけです。
インターン選考時よりも自己分析を深め、企業理解を進め、成長した姿を見せることができれば、評価が覆る可能性は十分にあります。
敗者復活戦のような気持ちで、以前の自分を超えたアピールができるよう、徹底的な準備をして本選考に臨んでください。
【freee 本選考】27卒本選考を突破するためのポイント
freeeは「人」や「カルチャー」を極めて重視する企業です。
そのため、高いスキルや学歴があるだけでは内定には届きません。
freeeが掲げるミッションへの深い共感と、変化の激しい環境を楽しめるマインドセットが求められます。
ここでは、数ある就活生の中から選ばれるために、特に意識すべき3つのポイントを解説します。
これらを意識して対策を行うことで、合格への解像度を一気に高めることができます。
「マジ価値」への共感と体現
freeeの選考突破において最も重要なのは、同社のコアバリューである「マジ価値（ユーザーにとって本質的な価値があるか）」への深い理解と共感です。
これは単に企業理念を暗記すれば良いというものではありません。
あなた自身の過去の経験において、誰かのために本質的な価値を提供しようと奮闘したエピソードや、既存の枠組みにとらわれずに課題解決に取り組んだ実体験を語れるかどうかが問われます。
面接官は、あなたが入社後もこの指針に基づいて行動できる人物かどうかを見ています。
そのため、自己分析を行う際は、自分の行動原理とfreeeの価値観がどこでリンクしているかを言語化できるようにしておきましょう。
論理的思考力とハックする力
SaaSビジネスは、顧客の課題をテクノロジーで解決する仕事です。
そのため、感情や熱意だけでなく、物事を構造的に捉えて解決策を導き出す「論理的思考力」が非常に重視されます。
また、freeeには「アウトプット思考」や「ハックする（工夫して乗り越える）」という文化があります。
困難な壁にぶつかったときに、どうすれば最小の力で最大の効果を出せるか、泥臭くもスマートに解決策を模索できる姿勢が評価されます。
面接では、抽象的な話に終始せず、「なぜその課題が生じたのか」「なぜその解決策を選んだのか」をロジカルかつ具体的に説明する練習を繰り返してください。
圧倒的な当事者意識とオープンさ
freeeの社員は、全員が高い当事者意識を持って働いています。
与えられた仕事をこなすだけの「受け身」の姿勢では、選考を通過することは難しいでしょう。
「自分がfreeeを使って世の中をこう変えたい」「組織の課題を自分事として解決したい」という主体性をアピールすることが必要です。
また、freeeは「あえて共有する」という文化があるように、情報の透明性やオープンなコミュニケーションを大切にしています。
面接でも、自分を良く見せようと取り繕うのではなく、弱みや失敗談も含めて素直に話す「オープンさ」が好感を持たれます。
ありのままの自分をさらけ出し、対話を楽しむ姿勢を見せてください。
まとめ
freeeの27卒本選考は、早期からの動き出しと、企業カルチャーへの深い理解が合否を分ける鍵となります。
独自の価値観である「マジ価値」や行動指針に心から共感し、それを自分の言葉で語れるようになることが、内定への最短ルートです。
WebテストやESなどの基礎的な対策はもちろん重要ですが、それ以上に「なぜfreeeなのか」「freeeで何を成し遂げたいのか」という根本的な問いに向き合い続けてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営｜自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
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