今回は、お菓子や食品で私たちに多くの「おいしさと健康」を届けてくれる、江崎グリコ（以下、グリコ）の27卒本選考について、徹底的に解説していきます。
グリコは、その知名度と安定性、そして魅力的な商品ラインナップから、毎年多くの就活生が志望する超人気企業の一つです。
人気企業だからこそ、選考突破には入念な準備と正確な情報が欠かせません。
「27卒の選考はいつから始まるの？」「ESでは何を聞かれる？」「インターン優遇はある？」といった皆さんの疑問に、一つひとつ具体的にお答えしていきます。
この記事を読んで、グリコ内定への確かな一歩を踏み出しましょう！
【グリコ 本選考】27卒本選考の採用スケジュール
さて、まず皆さんが一番気になるであろう、27卒本選考の採用スケジュールについてです。
グリコのような大手食品メーカーは、経団連のルールに則りつつも、優秀な学生を早期に確保するため、比較的早い段階から選考プロセスが進む傾向にあります。
特に27卒の就活は、全体的に早期化が進んでいると言われており、情報解禁やエントリー開始時期が前倒しになる可能性も十分に考えられます。
この記事を執筆している現時点（2025年11月）では、27卒向けの正式なスケジュールはまだ発表されていません。
しかし、過去の傾向、特に26卒の先輩たちの動きを参考にすることで、大まかな流れを予測し、今から準備を始めることができます。
大切なのは「まだ先のこと」と油断せず、常に最新の採用情報をキャッチアップするアンテナを張っておくことです。
ここでは、例年の傾向に基づいたスケジュール予測と、締切の考え方について詳しく解説していきます。
本選考の日程
27卒のグリコ本選考日程は、26卒の実績を踏まえると、大学3年生（または修士1年生）の3月1日に採用情報が正式に公開され、エントリーシート（ES）の受付が開始されると予想されます。
その後、3月中旬から4月にかけてES提出とWebテストの受検期間が設けられるでしょう。
面接選考は4月頃から始まり、複数回（通常は2〜3回程度）実施されるのが一般的です。
最終面接を経て、早ければ6月1日以降、順次内々定が出始めるという流れが、ここ数年のスタンダードです。
ただし、前述の通り選考の早期化は年々進んでいます。
もしかすると、3月以前にインターン参加者向けの早期選考が水面下で行われたり、3月1日の広報解禁と同時にES締切が設定されたりする可能性もゼロではありません。
食品メーカーを志望する皆さんは、自己分析や業界研究を今のうちから徹底的に進め、年明けからはESの準備にも取り掛かれるよう、計画的に対策を進めておくことを強くおすすめします。
のんびりしていると、あっという間に締切を迎えてしまいますよ。
本選考の締切
本選考のES締切についてですが、グリコほどの人気企業になると、応募が殺到するため、締切が複数回設定されることが一般的です。
例えば、26卒の実績では、3月中旬に1次締切、4月上旬に2次締切（最終締切）といった形でした。
27卒も同様に、3月から4月にかけて複数回の締切が設けられる可能性が高いでしょう。
ここで就活生の皆さんによくアドバイスするのは、「締切は必ず1次（あるいは一番早い日程）を目指して提出しましょう」ということです。
もちろん、締切間際だからといって即不合格になるわけではありませんが、早く提出することで志望度の高さや計画性を示すことができます。
また、企業側も早い段階で優秀な学生と接触したいと考えているため、選考自体が前倒しで進むメリットも考えられます。
ギリギリになって慌ててESを作成すると、内容が浅くなりがちです。
グリコの採用ホームページや就活情報サイトは、年明けからこまめにチェックし、スケジュールが発表されたらすぐにカレンダーに登録する癖をつけましょう。
【グリコ 本選考】27卒本選考の選考フロー
グリコの27卒本選考フローは、基本的な流れとしては、例年と大きく変わらない可能性が高いです。
具体的には、「エントリーシート（ES）提出」→「Webテスト受検」→「一次面接（グループディスカッションの場合もあり）」→「二次面接」→「最終面接」→「内々定」というステップが予想されます。
ただし、26卒以前の選考では、職種（事務系、技術系など）によって面接の回数や形式が若干異なるケースも見られました。
例えば、技術系の場合は専門性を問うような面接が加わることがあります。
また、コロナ禍を経てオンライン面接が定着しましたが、27卒選考では、対面での面接が復活・増加する可能性も十分にあります。
オンラインの手軽さもあれば、対面ならではの雰囲気や熱意の伝わりやすさもありますので、どちらの形式にも対応できるよう心の準備と環境整備をしておくと安心ですね。
選考フローの各段階で、グリコは皆さんの「Glicoスピリット」への共感度や、主体的に行動できるポテンシャルを見極めようとします。
各ステップの対策をしっかり行うことが内定への鍵となります。
【グリコ 本選考】27卒本選考はWebテスト実施あり？
結論から言うと、27卒本選考でもWebテストは「実施される」と考えて間違いありません。
グリコのような大手人気企業では、膨大な数の応募者の中から、次の選考ステップに進んでもらう学生を効率的に絞り込むため、Webテスト（適性検査）を導入しているのが一般的です。
26卒の実績を見ても、ES提出とほぼ同時期にWebテストの受検が求められています。
例年、テストセンターでの受検（SPIなど）ではなく、自宅などで受検する形式（玉手箱やTG-WEBなど）が採用される傾向にあります。
27卒で形式が大きく変更される可能性は低いですが、油断は禁物です。
Webテストは、能力（言語、非言語、英語など）と思考力を測るもので、多くの企業が独自のボーダーラインを設けています。
ESの内容がどれだけ素晴らしくても、このWebテストで基準点に達しなければ、面接に進むことすらできません。
対策が後回しになりがちな分野ですが、ぶっつけ本番で通過できるほど甘くはありませんので、早めに対策本を1冊購入し、繰り返し問題を解いて出題形式に慣れておくことが非常に大切です。
【グリコ 本選考】27卒本選考のESで聞かれる項目
次に、書類選考の要となるES（エントリーシート）で聞かれる項目についてです。
グリコのESは、皆さんの人柄や価値観、そしてグリコという会社への理解度を測るための重要なツールです。
もちろん、「学生時代に最も打ち込んだこと（ガクチカ）」や「自己PR」、「志望動機」といった、いわゆる**「定番の質問」**は必ず含まれると予想されます。
これらは、皆さんの行動特性や強みを把握するための基本項目ですね。
加えて、グリコらしいユニークな質問が投げかけられる可能性もあります。
26卒やそれ以前の例では、「あなたの『創意工夫』のエピソードを教えてください」といった、グリコの企業理念である「Glicoスピリット」に関連する問いや、「あなたがグリコで成し遂げたいこと」といった入社後のビジョンを問うものが多く見られました。
27卒でもこの傾向は続くと考えられます。
単に奇抜な経験を書くのではなく、グリコが大切にしている価値観と、ご自身の経験・強み・想いをいかに結びつけてアピールできるかが、ES突破の鍵を握っています。
【グリコ 本選考】27卒本選考のインターン優遇
インターンシップへの参加が本選考にどう影響するのか、これは多くの就活生が気にするところですね。
グリコの本選考におけるインターン優遇についてですが、企業側が「優遇あり」と公式に大々的に発表することは稀です。
しかし、実態としては何らかの優遇措置が存在する可能性は非常に高いと考えられます。
例えば、特定のインターンシップ（特に複数日開催される実践的なもの）に参加し、そこで高い評価を得た学生に対しては、本選考の一部（ESや一次面接など）が免除されたり、一般の応募者とは別ルートの早期選考に案内されたりするケースが、他の多くの企業でも見られます。
グリコも例外ではないでしょう。
ただし、優遇を得るためには、単に参加するだけでなく、インターン期間中に主体的に行動し、社員の方の印象に残るような活躍を見せることが条件となるはずです。
もちろん、インターンに参加できなかったからといって本選考で不利になるわけではありませんが、もし参加できるチャンスがあるなら、企業の理解を深めるためにも積極的に挑戦する価値はあります。
【グリコ 本選考】27卒本選考はインターン落ち学生でも応募できる？
この質問、本当によく受けます。
インターンの選考に落ちてしまうと、「もう本選考もダメなんじゃないか…」と不安になってしまいますよね。
でも、安心してください。
答えは「もちろん、応募できますし、内定の可能性も十分にあります！」です。
インターンシップの選考と本選考は、そもそも評価の基準や目的が異なる場合があります。
インターンは「特定のテーマへの適性」や「短期間での成長ポテンシャル」を見ているのに対し、本選考は「長期的な活躍可能性」や「企業文化へのマッチ度」を総合的に判断します。
また、インターンの募集枠は本選考に比べて非常に少ないため、優秀な学生であってもタイミングや相性で落ちてしまうことは珍しくありません。
企業側もそのことは理解しています。
大切なのは、インターンに落ちた事実を引きずることではなく、「なぜ落ちたのか」を冷静に分析し、本選考までにその課題を克服することです。
インターン選考で得た経験や反省をバネにしてESや面接対策をブラッシュアップすれば、本選考での逆転は十分に可能です。
諦めずに挑戦しましょう。
【グリコ 本選考】27卒本選考を突破するためのポイント
ここまで、グリコの27卒本選考に関する様々な情報を見てきました。
スケジュール感、選考フロー、ESやWebテスト、インターンの影響など、概要は掴めてきたかと思います。
では、これらの情報を踏まえた上で、数多くのライバルの中から一歩抜け出し、グリコの本選考を突破するためには、具体的に何を意識すれば良いのでしょうか。
単に情報を知っているだけでは内定は勝ち取れません。
それをどう自分の対策に落とし込むかが勝負です。
グリコは「おいしさと健康」を世界中に届けるという強い使命感と、「Glicoスピリット」という独自の価値観を持つ企業です。
テクニックだけではない、企業への深い理解と、自分自身の強みをどう結びつけるかが問われます。
ここでは、グリコ内定を掴むために特に重要となる3つのポイントに絞って、具体的なアクションプランを解説していきます。
Glicoスピリットへの共感と具体的なエピソード
グリコが創業以来大切にしている「Glicoスピリット」（創意工夫、積極果敢、不屈邁進など）への理解は、選考突破の絶対条件と言っても過言ではありません。
公式サイトや企業研究を通じて、これらの言葉が生まれた背景や、どのような想いが込められているのかを深く学びましょう。
ただし、面接で「Glicoスピリットに共感しました」と言葉だけで伝えるだけでは不十分です。
大切なのは、あなた自身が過去の経験の中で、無意識的にでもこの「Glicoスピリット」を体現したエピソードを持っているか、そしてそれを具体的に語れるかです。
例えば、「サークル活動で、従来のやり方にとらわれず新しい企画を立案し、周囲を巻き込んで成功させた（創意工夫・積極果敢）」といった具合です。
自分の言葉で、自分の経験とGlicoスピリットを結びつけて語ることで、単なる企業研究を超えた「あなたとグリコのマッチ度」を強くアピールすることができます。
ESや面接で一貫してこの軸を示すことを意識してください。
「なぜグリコか」を明確にする志望動機
食品メーカーは、グリコ以外にも魅力的な企業がたくさんあります。
明治、ロッテ、森永製菓、カルビーなど、強力なライバルがひしめく中で、面接官は必ず「なぜ他社ではなく、グリコを志望するのですか？」と問いかけてきます。
この質問に、説得力を持って答えられるかどうかが、内定への大きな分かれ道となります。
「ポッキーが好きだから」「地元で有名だから」といった消費者目線や漠然とした理由だけでは、志望度が低いと判断されてしまうでしょう。
重要なのは、グリコの事業戦略、商品開発のこだわり、グローバル展開、健康への取り組みなど、他社と比較した上での**「グリコならではの強みや独自性」**を見つけ出し、そこに自分のやりたいことや貢献できることを結びつけることです。
例えば、「グリコのアーモンド効果のような、おいしさと健康価値を両立させる商品開発に携わり、人々の豊かな食生活に貢献したい」など、具体的なビジョンを示すことで、熱意と論理性を同時に伝えることができます。
主体性と挑戦をアピールする「自分物語」
グリコは、歴史ある企業でありながら、常に新しいことに挑戦し続けています。
そんなグリコが求めるのは、指示待ちではなく、自ら課題を見つけ、考え、周囲を巻き込みながら行動できる「主体性」を持った人材です。
ガクチカや自己PRを語る際は、単に「リーダーを務めました」「売上を〇%上げました」という結果だけをアピールするのでは不十分です。
その成果に至るプロセスにおいて、あなたがどのような困難に直面し、何を課題だと捉え、それを乗り越えるために自ら何を考え、どのように行動したのか、その「自分物語」を具体的に語ることが求められます。
失敗を恐れずに挑戦した経験、泥臭く努力したプロセスこそが、あなたのポテンシャルを面接官に伝える何よりの材料になります。
華々しい成果でなくても構いません。
あなた自身の「挑戦と主体性」が伝わるエピソードを、自信を持って語れるように準備しておきましょう。
まとめ
今回は、27卒向けにグリコの本選考対策について、スケジュール予測から選考フロー、突破のポイントまで詳しく解説してきました。
グリコは多くの就活生が憧れる人気企業であり、内定への道は決して簡単ではありません。
しかし、早くから正しい情報を収集し、ポイントを押さえた対策を継続すれば、道は必ず開けます。
重要なのは、「Glicoスピリット」への深い共感と、それを体現する自身のエピソードを準備すること。
そして、「なぜ他社ではなくグリコなのか」という熱い想いを、具体的な言葉で語れるようにしておくことです。
27卒の就職活動はまだ始まったばかりですが、準備は早すぎるということはありません。
企業の採用ホームページや就活サイトの情報をこまめに確認し、今日からできる一歩を踏み出してください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営｜自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
