【例文10選】「目標に向かって努力する」ガクチカの書き方!ES・面接でそのまま使える例文付き

【例文10選】「目標に向かって努力する」ガクチカの書き方!ES・面接でそのまま使える例文付き

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コピペで使える!「目標に向かって努力する」ガクチカ例文集

「あなたの長所は?」「学生時代に力を入れたことは?」。

就職活動で必ず問われるこれらの質問に対し、「目標に向かって努力できること」をアピールしたいと考えている方は多いでしょう。

この記事では、そんなあなたのために、エントリーシート(ES)や面接でそのまま使える、あるいは少しアレンジするだけで使える豊富な例文を、状況別・強み別に紹介します。

もう、ガクチカの書き方で悩む必要はありません。

なぜ「目標に向かって努力する」姿勢は評価されるのか

企業がこの姿勢を評価するのは、それが社会人として必須の能力だからです。

仕事とは、常に目標(売上、納期、品質など)との戦いです。

困難な目標に対しても、諦めずに試行錯誤し、粘り強く取り組める人材は、どんな業界・職種でも必ず成果を出せると期待されます。

あなたの「目標に向かって努力する力」は、入社後の活躍を約束するポテンシャルとして、高く評価されるのです。

具体的なエピソードとセットでなければ伝わらない

ただし、「私には目標に向かって努力する力があります」と宣言するだけでは、何のアピールにもなりません。

その言葉に説得力を持たせるためには、「どんな目標に対し」「どんな困難があり」「どう努力して」「どうなったか」という具体的なエピソードが不可欠です。

この記事で紹介する例文は、すべてこの「具体的なエピソード」とセットになっています。

例文を参考に、あなた自身の経験を整理してみましょう。

【基本構成】魅力的なストーリーは「4つの要素」でできている

人事に響く「目標に向かって努力した」エピソードは、例外なく4つの要素で構成されています。

いきなり書き始めるのではなく、まず自分の経験をこの4つの要素に分解・整理することが、魅力的なガクチカへの近道です。

これは、有名な「STARメソッド」をより分かりやすくしたものです。

要素1:目標設定の背景(なぜその目標を立てたのか)

「TOEICで800点を目指した」だけでなく、「将来海外で働くという夢の第一歩として、TOEICで800点を目指した」のように、目標設定の背景にある、あなた自身の「想い」や「問題意識」を簡潔に述べます。

これにより、あなたの主体性や人柄が伝わり、話に深みが生まれます。

要素2:目標達成までの障壁(どんな困難があったか)

目標達成の道のりが、決して平坦ではなかったことを示します。

「しかし、当初は勉強法が分からず、スコアが500点台で伸び悩んでいました。」

「チームのメンバーは、当初その目標に協力的ではありませんでした。」

このような障壁や困難を描写することで、次の「努力」がより際立ちます。

要素3:努力の具体的内容(どう乗り越えたか)

ストーリーの核心部分です。

障壁を乗り越えるために、あなたが「具体的に」何をしたのかを、数字や固有名詞を交えて、行動が目に浮かぶように描写します。

「毎日3時間、通学電車の中では単語帳を、帰宅後は問題集を解くというルールを1年間続けました。」

「メンバー一人ひとりと面談の時間を設け、目標の重要性を粘り強く説得しました。」

要素4:結果と学び(どうなり、何を学んだか)

その努力が、どのような結果に繋がったのかを述べます。

そして最後に、その経験全体を通して得た「学び」を、入社後の貢献意欲に繋げて締めくくります。

「結果、スコアは目標の800点を達成しました。

この経験から計画的に努力を継続する力を学び、この力は貴社の〇〇という業務でも必ず活かせると考えております。」

【状況別】ガクチカ・ガクチカで使える「目標に向かって努力する」例文10選

ここでは、様々な学生が経験するであろう10のシチュエーション別に、具体的な例文を紹介します。

あなたの経験に最も近いものを見つけ、自分流にアレンジするための土台として活用してください。

1.【学業】TOEICのスコアアップに挑戦した例文

私の強みは、目標達成のために計画的に努力を継続できることです。大学2年時、1年後にTOEICで800点を取得するという目標を立てました。しかし、当初はスコアが500点台で伸び悩んでいました。そこで私は、毎日2時間の学習を自らに課し、通学中に単語、昼休みにリスニング、帰宅後に問題集というサイクルを1年間継続しました。結果、目標を上回る850点を取得できました。この経験で培った継続力と自己管理能力を、貴社での粘り強い業務遂行に活かしたいです。

2.【学業】苦手科目を克服した例文

私は、目標達成のために課題を分析し、地道な努力を続けられる人間です。必修科目である統計学が苦手で、単位取得が危ぶまれる状況でした。そこで「統計学の単位取得」を必達目標と定め、まず過去問を分析し、自分の弱点が「確率分布の理解」にあると特定しました。その上で、教授に毎週質問に行くこと、そして図書館で参考書を3冊借り、毎日2時間、類題を解き続けることを徹底しました。結果、期末試験では85点を獲得でき、無事に単位を取得しました。この経験から、苦手なことにも粘り強く向き合うことの重要性を学びました。

3.【資格取得】独学で難関資格に合格した例文

私の強みは、高い目標を掲げ、主体的に努力できる点です。専門知識を客観的に証明するため、在学中に合格率15%の〇〇資格を取得することを決意しました。独学での挑戦だったため、まず半期分の詳細な学習計画を立て、日々の進捗を可視化しました。特に、理解が難しい分野は、SNSの学習コミュニティで有識者に質問し、知識を深めました。結果、一度の受験で合格できました。この経験で得た、目標から逆算して計画を立て、主体的にやり遂げる力を、貴社の業務でも発揮したいです。

4.【アルバイト】売上目標の達成に貢献した例文

私は、チームの目標達成のために、主体的に考え行動できます。アパレル店でのアルバイトで、店舗の月間売上目標まであと10万円足りない状況でした。私は、ただ待つのではなく、お客様への声かけを徹底し、特に試着されたお客様には、プラスワンのコーディネート提案を必ず行うことを実践しました。私の行動が他のスタッフにも波及し、店全体で積極的な接客が生まれました。結果、最終日には目標を達成できました。この経験から、目標達成のために主体的に行動することの重要性を学びました。

5.【アルバイト】新人教育で後輩の成長を支えた例文

私は、相手の立場に立ち、目標達成まで粘り強くサポートする努力ができます。カフェのアルバイトで、新人教育を担当した際、ある後輩が仕事の覚えが悪く、辞めたいと漏らしていました。私は、彼が「一人前になる」ことを共通の目標とし、毎日のシフト後に15分間の面談を実施。彼の不安を聞き、できたことを具体的に褒めることを続けました。また、複雑な業務は図解した自作マニュアルを渡してサポートしました。結果、彼は3ヶ月後には一人で業務をこなせるようになり、今では主力スタッフです。この経験から得た「人を育てる力」で、貴社に貢献したいです。

6.【部活動】レギュラー獲得を目指して努力した例文

私は、目標から逆算し、自分に足りないものを分析して努力できる人間です。サッカー部でレギュラーを獲得するという目標を掲げましたが、当初はフィジカルの弱さが課題でした。そこで、全体練習後に毎日1時間の筋力トレーニングと、3kmの走り込みを自らに課し、半年間一日も欠かさず実行しました。また、自分のプレー動画を撮影・分析し、ポジショニングの改善にも取り組みました。結果、フィジカルが向上し、最後の大会ではレギュラーとして試合に出場できました。この経験で培った目標達成意欲と継続力を、仕事でも活かしたいです。

7.【部活動】チームの課題解決に貢献した例文

私は、チームの目標達成のために、課題を発見し、解決策を実行する努力ができます。私の所属していた吹奏楽部は、コンクールでの金賞を目標としていましたが、練習への参加率の低さが課題でした。私は、メンバー30人全員にヒアリングを行い、課題が「練習のマンネリ化」にあると突き止めました。そこで、パートリーダーに提案し、練習にミニゲームや合奏発表会を取り入れる工夫をしました。結果、練習の雰囲気が明るくなり、参加率は9割を超え、目標であった金賞を受賞できました。

8.【サークル】イベントの集客目標を達成した例文

私は、目標達成のために、周囲を巻き込みながら主体的に行動できます。所属する国際交流サークルで、文化祭でのイベント集客数100人という目標を立てました。しかし、当初は告知不足で、予約が10人しか集まりませんでした。私は、SNSでの告知に加え、他大学の友人にも協力を依頼し、ポスター掲示やチラシ配布を行いました。また、学内の留学生一人ひとりに声をかけ、イベントの魅力を直接伝えました。結果、当日は120名の方に来場いただき、目標を達成できました。この経験から、泥臭く行動し続けることの重要性を学びました。

9.【趣味】プログラミングでアプリ開発に挑戦した例文

私は、目標達成のために、未知の分野でも探究心を持って努力できます。大学2年の時、プログラミングの知識ゼロから、1年で自分のオリジナルアプリを開発するという目標を立てました。エラーの連続で何度も挫折しかけましたが、オンライン教材での学習に加え、週に一度はエンジニアの勉強会に参加し、疑問点を直接質問することで、知識を吸収しました。結果、1年後には簡単なタスク管理アプリを完成させることができました。この探究心と実行力は、常に新しい技術が求められる貴社の開発現場でも活かせると確信しています。

10.【長期インターン】営業目標の達成に尽力した例文

私は、目標達成のために、現状を分析し、戦略的に努力できる人間です。IT企業の長期インターンで、月間5件の新規契約獲得という営業目標を任されました。当初は、ただリストの上から電話するだけで、成果が出ませんでした。そこで、一度立ち止まり、過去の成約事例を分析。成約率の高い業界と時間帯を特定し、アプローチをそのセグメントに集中させる戦略に切り替えました。結果、3ヶ月目には目標の5件を達成できました。この経験から、情熱だけでなく、データに基づいた戦略的な努力の重要性を学びました。

【強み別】アピールしたい能力で使い分ける!言い換え例文集

「目標に向かって努力する」という長所は、より具体的な能力に分解することで、他の就活生と差別化できます。

あなたがアピールしたい強みに合わせて、以下の例文を参考にしてください。

「継続力」をアピールする例文

私の強みは「一度決めたことを最後までやり遂げる継続力」です。大学時代、毎朝1時間のランニングを3年間一日も欠かさず続けました。雨の日も、体調が優れない日も、自分で決めたルールを守り抜きました。この経験で培った継続力と自己管理能力を、貴社での地道な研究開発業務に活かしたいです。

「計画性」をアピールする例文

私には「目標から逆算し、計画的に努力する力」があります。〇〇の資格取得の際には、まず半期分の詳細な学習スケジュールを作成しました。週単位、日単位でタスクを細分化し、進捗を管理することで、無理なく学習を続け、一度の受験で合格できました。この計画性は、貴社でのプロジェクトマネジメント業務でも必ず役立つと考えています。

「課題解決能力」をアピールする例文

私の長所は「課題を発見し、その解決のために主体的に努力できる」点です。アルバイト先のカフェで、廃棄ロスの多さが課題だと感じました。私は、過去の売上データを分析し、時間帯別の来客数を予測。パンの発注量を調整する仕組みを店長に提案し、廃棄率を20%削減することに成功しました。貴社でも、常に問題意識を持ち、業務改善に貢献したいです。

「粘り強さ」をアピールする例文

私には「困難な状況でも、諦めずに解決策を探し続ける粘り強さ」があります。卒業研究で、何か月も思うような実験結果が出ない時期がありました。しかし、そこで諦めるのではなく、先行研究を100本以上読み返し、指導教官や先輩に積極的に助言を求めることで、新たな実験系を構築。最終的に、目標としていたデータを取得できました。この粘り強さで、貴社の困難なプロジェクトにも貢献したいです。

「主体性」をアピールする例文

私の強みは「指示を待つのではなく、チームの目標達成のために自らやるべきことを見つけて努力できる主体性」です。所属していたサークルで、新入生歓迎イベントの参加者が少ないという課題に対し、私は役職者ではありませんでしたが、自らSNSでの広報役を買って出ました。サークルの魅力を伝える動画を作成・投稿し、告知活動に尽力した結果、例年の2倍の参加者を集めることができました。

【文字数別】ESでそのまま使える!コンパクト例文

エントリーシートの限られた文字数で、あなたの努力を効果的に伝えるための例文です。

100字程度の例文

私の強みは目標達成に向けた継続力だ。大学時代、TOEIC800点取得を目標に、毎日2時間の学習を1年間継続した。結果、850点を取得。この経験で培った継続力と自己管理能力で、貴社の業務に貢献したい。(99字)

200字程度の例文

私の強みは、目標達成のための課題解決能力だ。カフェのアルバイトで、売上減少という課題に対し、客層を分析。「静かに過ごしたい」というニーズを捉え、「読書カフェ」企画を提案・実行した。結果、リピーターが増え、売上を前月比15%向上させることに成功した。この経験から、現状を分析し、主体的に改善策を実行する力を学んだ。この力を貴社の企画営業職で活かしたい。(198字)

【面接用】1分で簡潔に!「目標に向かって努力する」自己紹介例文

面接の冒頭、「1分程度で自己紹介をしてください」と言われた際に使える例文です。

結論から話すことを意識した例文

〇〇大学の〇〇と申します。私の強みは「目標達成のために、課題を分析し、戦略的に努力できること」です。学生時代、長期インターン先の営業活動において、当初は成果が出ませんでしたが、過去の成約データを分析し、アプローチ先を特定の業界に絞る戦略に切り替えました。その上で、業界ごとにトークスクリプトを用意し、試行錯誤を重ねた結果、3ヶ月目には部署でトップの契約数を獲得できました。この経験で培った課題解決能力を活かし、貴社の〇〇事業の拡大に貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

人柄を伝えることを意識した例文

〇〇大学の〇〇です。私は、周りからは「目標に向かって泥臭い努力を続けられる人間だ」とよく言われます。大学時代、サッカー部でレギュラー獲得を目指しましたが、当初は実力が足りませんでした。そこで、誰よりも早く朝練に行き、全体練習後も最後まで残って自主練習することを2年間続けました。そのひたむきな姿勢が監督に認められ、最後の大会で初めてスターティングメンバーに選ばれた時の喜びは、今でも忘れられません。この経験で培った粘り強さと誠実な姿勢で、貴社に貢献していきたいです。本日はよろしくお願いいたします。

【応用編】文章を自分流にアレンジする「言い回しパーツ集」

例文を丸暗記するのではなく、あなた自身の言葉で語ることが最も重要です。

ここでは、ガクチカの各要素で使えるフレーズを紹介します。

これらを組み合わせて、あなただけのオリジナルストーリーを作り上げてください。

目標設定の背景で使えるフレーズ

  • 〇〇という課題意識から、〜することを目標としました。
  • 自分の〇〇という能力を試したいと考え、〜に挑戦しました。
  • チームの〇〇という状況を打開するため、〜を目標に掲げました。

困難な状況を表現するフレーズ

  • しかし、当初は〇〇という壁にぶつかりました。
  • 目標達成の道のりは平坦ではなく、特に〇〇が困難でした。
  • メンバー間の意見が対立し、計画が停滞してしまいました。

具体的な努力を語るフレーズ

  • そこで私は、課題を解決するために、3つの施策を実行しました。
  • まず、現状を分析し、課題の根本原因が〇〇にあると特定しました。
  • 周囲の協力を得るため、〇〇を働きかけました。
  • 毎日〇〇することを自らに課し、〜ヶ月間継続しました。

学びや貢献意欲を示すフレーズ

  • この経験から、〇〇の重要性を学びました。
  • この経験で培った〇〇という能力は、
  • 貴社で〇〇という業務に携わる上で、必ず活かせると考えております。
  • 貴社の一員として、この〇〇という強みを発揮し、事業に貢献したいです。

まとめ:例文はあくまで土台!あなたの言葉で、あなただけの努力を語ろう

この記事では、「目標に向かって努力する」姿勢をアピールするための、無数の例文とテクニックを紹介してきました。

しかし、最も重要なことを忘れないでください。

それは、あなた自身の言葉で、あなた自身の想いを語ることです。

例文は、あくまであなたの素晴らしい経験を、より魅力的に見せるための「化粧品」や「洋服」のようなもの。

主役は、あくまであなた自身です。

この記事を参考に、自信を持って、あなただけの努力の物語を、企業の採用担当者に届けてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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