【例文あり】囲碁将棋部のガクチカで通過しよう!書き方のポイントと注意点を徹底解説!

【例文あり】囲碁将棋部のガクチカで通過しよう!書き方のポイントと注意点を徹底解説!

【囲碁・将棋部のガクチカ】はじめに

囲碁や将棋に真剣に取り組んできた皆さん、就職活動でのガクチカ(学生時代に力を入れたこと)に悩んでいませんか?「囲碁や将棋は地味だと思われそう」「企業はスポーツやボランティアを求めているのでは?」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、それは大きな勘違いです。

囲碁や将棋の経験は、論理的思考力、問題解決能力、そして何より物事に真摯に向き合う姿勢をアピールできる貴重な財産です。

この経験をどうすれば採用担当者に魅力的に伝えられるか、その具体的な方法をこの記事では徹底的に解説していきます。

【囲碁・将棋部のガクチカ】囲碁・将棋部のガクチカで選考通過できる理由

囲碁や将棋に打ち込んだ経験が、なぜ就職活動のガクチカとして高く評価されるのか、疑問に思う人もいるかもしれません。

採用担当者は、学生時代にどんな活動をしてきたかだけでなく、その活動を通して何を学び、どんな成長を遂げたのかを見ています。

囲碁や将棋は、一見すると地味な活動に思えるかもしれませんが、実はビジネスの世界で求められる多くの能力を育む絶好の機会なのです。

以下では、その具体的な理由を3つご紹介します。

論理的思考力や課題解決能力をアピールできるから

囲碁や将棋は、盤面全体を俯瞰し、未来の展開を予測しながら最善の一手を導き出すゲームです。

このプロセスは、まさにビジネスにおける課題解決の思考プロセスそのものと言えます。

目の前の課題に対し、複数の選択肢を論理的に比較検討し、最も効果的な解決策を見つけ出す能力は、どの企業においても重宝されるでしょう。

採用担当者は、あなたが将棋の対局でどのように考え、困難な状況を乗り越えてきたかというエピソードから、入社後も困難な課題に粘り強く向き合い、解決に導く力があるかを見極めています。

単に「強くなりました」と伝えるだけでなく、どのように考えて課題を克服したかを具体的に説明することで、あなたの論理的思考力と問題解決能力は説得力を持って伝わります。

継続力と向上心をアピールできるから

囲碁や将棋は、一朝一夕で強くなれるものではありません。

日々、定石を研究したり、プロの棋譜を並べたりと、地道な努力の積み重ねが不可欠です。

この継続して物事に取り組む姿勢は、社会人として非常に重要な資質です。

なぜなら、仕事においてもすぐに結果が出ないことは多く、粘り強く努力を続ける必要があるからです。

採用担当者は、あなたが囲碁や将棋を通じて、長期的な目標に向かって地道な努力を続けられる人物であるかを見ています。

また、勝った喜びや負けた悔しさから、常に「どうすればもっと強くなれるか」と向上心を持ち続け、自己分析と改善を繰り返してきた経験は、入社後のスキルアップやキャリア形成に対する意欲を証明する強力な根拠となります。

多様な視点や状況判断能力をアピールできるから

囲碁や将棋は、相手の意図を読み取り、相手の思考を先回りして手を打つ必要があります。

この経験は、相手の立場に立って物事を考える「多様な視点」を養うことにつながります。

また、刻一刻と変化する盤面の状況を正確に判断し、柔軟に対応する力も磨かれます。

ビジネスにおいても、顧客や同僚、上司など、様々な人々と関わりながらプロジェクトを進めていくため、相手の考えを理解し、状況に応じて最適な行動を選択する能力は不可欠です。

採用担当者は、囲碁や将棋の経験から、あなたが複雑な人間関係や変化の激しいビジネス環境にも柔軟に対応できる人材であるかを評価しています。

ただ対局が強いというだけでなく、相手の心理や戦略をどう読み解いたかを具体的に伝えることで、あなたの優れた状況判断能力をアピールできます。

【囲碁・将棋部のガクチカ】囲碁・将棋部の経験からアピールできる強み例

囲碁や将棋の経験を通じて得られる強みは多岐にわたりますが、それらを漠然と伝えても採用担当者には響きにくいものです。

大切なのは、あなたの経験が企業の求める人物像や職務内容にどう結びつくかを明確にすることです。

ここでは、囲碁や将棋の経験から特にアピールしやすい3つの強みと、それを効果的に伝える方法について解説します。

論理的思考力

囲碁や将棋は、一手一手が勝敗を分ける重要な局面の連続です。

そこで培われるのは、論理的に物事を組み立て、最適な結論を導き出す力です。

例えば、対局中に劣勢に立たされた際、「なぜ負けているのか」を客観的に分析し、局面を打開するための複数の選択肢を考え、それぞれのメリット・デメリットを比較検討した上で、最善の一手を打つというプロセスは、まさに論理的思考そのものです。

この経験をガクチカでアピールする際は、ただ「論理的思考力があります」と述べるのではなく、具体的な局面や課題を例に挙げ、「どのように思考し、どのような結論に至ったか」を詳細に説明することで、採用担当者はあなたの思考プロセスを深く理解できます。

この力は、企画立案や課題解決など、多くの職種で求められる重要な強みです。

課題解決能力

囲碁や将棋では、常に課題に直面します。

対局中に不利な状況に追い込まれたり、自分の弱点が見つかったりするたびに、それをどう乗り越えるかが問われます。

この経験を通じて、あなたは自然と課題解決能力を磨いてきたはずです。

例えば、「大会でいつも同じ定石で負けてしまう」という課題に対し、過去の棋譜を徹底的に研究したり、強者にアドバイスを求めたりして、新たな戦法を身につけた経験は、非常に説得力のあるガクチカになります。

この能力をアピールする際は、「どのような課題に直面し、どのような行動をとった結果、どういう成果を得られたか」というストーリーを明確に伝えることが重要です。

入社後も、仕事で直面するであろう課題に対し、自ら考え、行動して解決できる人材であることをアピールできます。

継続力と向上心

囲碁や将棋は、地道な努力が不可欠な競技です。

日々の練習や研究、負けから学びを得て次に活かす姿勢は、強い継続力と向上心の証と言えます。

例えば、目標の段位を目指して、毎日欠かさず詰将棋を解いたり、研究会に参加したりした経験は、あなたの真摯な姿勢を証明します。

この強みをアピールする際は、「ただ練習しました」と伝えるのではなく、「どのような目標を設定し、それを達成するためにどのような努力をどのくらいの期間継続したか」を具体的に伝えることで、説得力が格段に増します。

採用担当者は、あなたの継続力と向上心から、入社後も目標に向かって粘り強く努力し、成長し続ける人材であるかを判断します。

これは、長期的なキャリア形成を見据える上で、企業が最も重視する資質の一つです。

【囲碁・将棋部のガクチカ】囲碁・将棋部の経験をガクチカに使う際のポイント

囲碁・将棋部の経験をガクチカとしてアピールする際、単に「囲碁や将棋が強くなりました」と伝えても、採用担当者には響きません。

重要なのは、その経験から何を学び、どのように成長したのかを明確に伝えることです。

ここでは、囲碁や将棋の経験を就職活動で最大限に活かすためのポイントを3つご紹介します。

困難にぶつかった経験と、どう乗り越えたのかを具体的に伝える

囲碁や将棋のガクチカでは、対局で負けが続いたり、スランプに陥ったりした経験など、困難に直面したエピソードを盛り込むことが非常に効果的です。

なぜなら、採用担当者は、あなたが困難な状況にどう向き合い、どのように乗り越えたかを知りたいからです。

例えば、「大会でいつも同じ相手に負けてしまい、原因を徹底的に分析した」というエピソードは、あなたの課題解決能力や分析力をアピールできます。

「なぜ負けたのか」を自己分析し、それを克服するために「どんな行動をとったのか」を具体的に説明することで、あなたの成長過程が明確に伝わります。

このストーリーこそが、あなたの強みを証明する強力な根拠となります。

抽象的な表現を避けて具体的な数字やエピソードを盛り込む

「囲碁や将棋を通じて論理的思考力が身につきました」という抽象的な表現だけでは、説得力に欠けます。

「初心者から始めて、3年で初段を取得した」のように、具体的な数字や客観的な事実を盛り込むことで、あなたの努力や成長が採用担当者に伝わりやすくなります。

また、「対局数が100局を超えた頃から、相手の手を先読みできるようになり勝率が2割向上した」といったエピソードは、あなたの成長をより鮮明に描き出せます

数字や具体的なエピソードを交えることで、あなたの言葉に重みが生まれ、採用担当者はあなたがどれだけ真剣に取り組んできたかを具体的にイメージできるようになります。

経験から得た学びが、入社後にどう活かせるかを明確にする

ガクチカで最も重要なのは、その経験が将来の仕事にどう活かせるかを伝えることです。

囲碁や将棋の経験から得られた強み(例:論理的思考力、継続力、状況判断能力)を、志望する企業の業務内容や求める人物像と結びつけてアピールすることが重要です。

例えば、「囲碁で培った複数の選択肢を比較検討する力は、営業職としてお客様に最適な提案をする際に活かせる」といったように、具体的な職務内容に落とし込んで説明することで、採用担当者はあなたの入社後の活躍を具体的にイメージできます。

あなたの経験が、企業にとってどんなメリットをもたらすのかを明確に伝えることで、採用担当者の心を動かすことができるでしょう。

【囲碁・将棋部のガクチカ】実際のアピール例文3選

囲碁・将棋の経験をガクチカとしてどのように書けばよいか、具体的なイメージが湧かない人も多いでしょう。

ここでは、あなたの強みを効果的にアピールするための例文を3つご紹介します。

これらの例文を参考に、あなたの経験に沿ってアレンジしてみてください。

論理的思考力をアピールする例文

大学の囲碁部で副部長を務め、部員の棋力向上に貢献しました。

部全体で勝率が上がらず課題だと感じ、原因を分析したところ、部員同士の対局に偏りがあることがわかりました。

そこで私は、部員の棋譜を分析し、棋力が近い部員同士が対局する機会を増やしたり、プロ棋士の解説動画を参考に新しい戦法を研究するグループを立ち上げたりしました。

この結果、部全体の勝率が20%向上し、大会での入賞者も増えました。

この経験で培った課題を分析し、論理的に解決策を導き出す力は、貴社での企画職で顧客の課題を解決する際に活かせると確信しています。

例文のポイント

論理的思考力をアピールするには、問題の分析から解決策の実行、そして成果までのプロセスを具体的に示すことが重要です。

この例文では、課題を明確にし、解決策を論理的に組み立てた過程が分かりやすく表現されています。

継続力と向上心をアピールする例文

大学の将棋部では、初段を取得することを目標に日々練習に励みました。

しかし、入部当初はなかなか勝てず、負けが続く日々でした。

悔しさをバネに、私はプロの棋譜を1日3局欠かさず並べ、自分の棋譜を記録して敗因を分析しました。

また、部のOBの方にアドバイスを求め、得意な戦法を確立するための練習も続けました。

その結果、3年生の秋には目標だった初段を取得することができました。

この経験を通じて、目標に向かって地道な努力を続ける継続力と、常に改善を求める向上心が身につきました。

この力は、貴社の営業職として目標達成に向けて粘り強く取り組む際に活かせると考えています。

例文のポイント

この例文では、目標を設定し、それを達成するためにどのような努力を継続したかが具体的に記述されています。

入部当初の挫折から、努力によって目標を達成したストーリーは、あなたの向上心を効果的にアピールします。

チームでの協調性をアピールする例文

私は囲碁部の渉外担当として、他大学との交流戦の企画・運営に尽力しました。

当初は、他大学との連絡がうまくいかず、参加者が集まらないという課題がありました。

そこで私は、交流戦の目的を「純粋な対局の場」だけでなく「参加者同士の親睦を深める場」と再定義し、交流会や合同研究会を企画しました。

また、各大学の担当者と密に連絡を取り、日程や形式について丁寧に調整しました。

その結果、参加大学が2校から5校に増え、部員からも「良い刺激になった」と好評を博しました。

この経験を通じて培った、周囲を巻き込みながら目標を達成する力は、貴社のチームでのプロジェクト推進に貢献できると信じています。

例文のポイント

囲碁や将棋は個人競技のイメージが強いですが、チームで活動した経験もアピールできます。

この例文では、他者と協力して課題を解決したエピソードを通じて、協調性や企画力をアピールしています。

【囲碁・将棋部のガクチカ】よくある質問

囲碁・将棋部のガクチカに関して、就活生から寄せられる質問は多岐にわたります。

ここでは、特に頻出する3つの質問に答えていきます。

これらの質問への回答を通じて、あなたのガクチカをより魅力的にするためのヒントが見つかるかもしれません。

囲碁・将棋部の経験は地味だと思われませんか?

結論から言うと、地味だと思われる心配はありません

重要なのは、あなたがその経験から何を学び、どのように成長したのかを具体的に伝えることです。

採用担当者は、学生時代にどんな活動をしてきたかよりも、その活動を通して培った能力や人柄を見ています。

囲碁や将棋は、論理的思考力、課題解決能力、継続力など、ビジネスの世界で高く評価される資質を育む絶好の機会です。

これらの資質を、具体的なエピソードを交えて説得力をもって伝えられれば、むしろ他の就活生にはない独自性のあるガクチカとして高く評価されるでしょう。

企業の採用担当者が囲碁・将棋を知らない場合はどうしたらいいですか?

採用担当者が囲碁や将棋に詳しくなくても、まったく問題ありません。

大切なのは、専門用語を避け、誰にでも理解できる言葉で説明することです。

例えば、「定石を研究しました」と伝えるよりも、「試合で勝つための基本戦術を徹底的に学びました」と表現した方が伝わりやすいでしょう。

「初段を取得しました」という実績を伝える際も、「初心者から始めて、3年間で県大会で入賞するレベルにまで成長しました」のように、具体的な成果を分かりやすく説明することが重要です。

あなたがどんな課題に直面し、それをどう乗り越えたかというストーリーは、囲碁や将棋を知らない人にも必ず伝わります。

サークルでの経験でもアピールできますか?

はい、もちろんアピールできます

重要なのは、部活かサークルかという形式ではなく、あなたがその活動にどれだけ熱意を持って取り組んだか、そしてそこから何を学んだかという中身です。

サークル活動であっても、目標を立てて練習に励んだり、仲間と協力してイベントを企画したりした経験は、立派なガクチカになります。

部活動と同様に、「どのような課題に直面し、どのように工夫して乗り越えたか」を具体的なエピソードを交えて説明することで、あなたの成長や努力の過程が採用担当者に伝わります。

サークルでの経験も自信を持ってアピールしてください。

【囲碁・将棋部のガクチカ】まとめ

この記事では、囲碁・将棋部の経験をガクチカとして最大限に活かす方法について解説してきました。

囲碁や将棋は、一見すると地味な活動に思えるかもしれませんが、その経験は論理的思考力、課題解決能力、継続力など、社会人として不可欠な多くの能力を育みます。

大切なのは、これらの能力をただ羅列するのではなく、「どのような課題に直面し、どのように努力して乗り越え、その結果として何を得られたか」というストーリーを具体的に伝えることです。

具体的なエピソードや数字を交え、あなたの経験が志望企業の業務にどう活かせるかを明確にすることで、採用担当者はあなたの入社後の活躍を具体的にイメージできます。

この記事を参考に、自信を持って囲碁・将棋部の経験をアピールし、内定獲得に繋げてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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