ガクチカを書きたいけど、学生時代に力を入れたことがサークルしかない。でもそんなサークルも遊び系だったから全然強いガクチカにならない。
そんな悩みを抱える就活生の方は少なくありません。
本記事では、遊び系のサークル(飲みサー・イベントサークル含む)の経験を評価されるガクチカに仕上げるためのポイントや例文を徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
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ガクチカで遊び系のサークルをアピールしてもOK
ガクチカで遊び系のサークルをアピールしても問題ありません。
ガクチカ選びで大切なのは、自分が全力で取り組んだことを選ぶことです。
自分の魅力を伝えられるサークル活動であれば、丁寧に作り上げましょう。
確かに、ボランティア活動やスポーツで輝かしい成績を収めた経験など、自分と比較して劣っているように感じるかもしれません。
しかし、サークルの経験は伝え方を工夫することで、就活で使える題材になります。
遊び系サークルをガクチカにする際は伝え方に気をつける
遊び系サークルをガクチカにする際は、伝え方に気をつけてください。
学生時代の経験をそのまま伝えてしまうと「この就活生は遊んでいただけ」と、ネガティブな評価を受けることになります。
高評価は得られないため、表現の仕方を工夫するようにしましょう。
たとえば、サークルでの活動をただ説明するだけでは不十分です。
活動を通じて得た学びや経験、入社後に活かせるスキルを伝える必要があります。
面接官は、あなたの学生時代の話を聞きたいわけではありません。
採用するに値する人材かを見極めています。
「サークルが楽しかった」「いい思い出になった」で終わらないようにしましょう。
企業がガクチカを聞く理由
企業がガクチカを聞く理由は、以下の4点です。
- 人柄を知るため
- 物事をわかりやすく話せるかを知るため
- 学生時代の過ごし方を知るため
- 学生時代に学んだことを知るため
ガクチカを質問する理由を理解していなければ、対策の方向性を間違えます。
効率よく選考を突破するためにも、本章の解説を読んでおきましょう。
企業側の都合を把握し、対策に役立ててください。
人柄を知るため
企業がガクチカを聞く理由の1つ目は、人柄を知るためです。
就活生の性格や価値観、考え方を知るきっかけになります。
学生時代の話を質問することで、どんなことに情熱を注いできたのか、何を大切にしているのか、などあなたを理解するための材料が手に入ります。
企業は、就活生の情報を得る機会は基本的にESもしくは、面接しかありません。
そこで限られた中で、効率よく調査するために、ガクチカを質問します。
そのため、就活生は、自分のことが伝わるガクチカにしましょう。
学生時代の取り組みをただ説明するだけではなく、当時の様子や気持ちを盛り込むことで、企業に好印象を与えられます。
物事をわかりやすく話せるかを知るため
企業がガクチカを聞く理由の2つ目は、物事をわかりやすく話せるかを知るためです。
仕事を始めると、顧客や取引相手に自社商品の魅力を伝える機会があります。
初対面の相手にも購入するメリットを説明しなければなりません。
そこで、ガクチカを利用して、就活生の能力を試しています。
ほかにも、プレゼンする際は、筋道を立てて話せる論理的な会話力が必要不可欠です。
そのため、面接官は就活生が物事を簡潔かつ、わかりやすく話せるのかを選考基準の1つにしています。
自分の作成したガクチカを誰が読んでも理解できる内容か確認してください。
もし、専門用語や難しい単語、略語を多用している場合は、別の言葉に言い換えましょう。
学生時代の過ごし方を知るため
企業がガクチカを聞く理由の3つ目は、学生時代の過ごし方を知るためです。
日々の様子を知ることで、仕事する際の取り組み方を予想しています。
たとえば、学生時代に毎朝同じ時間に起きる人がいたとします。
入社後も同じ時間に起き、遅刻する可能性は低いと予想できます。
ほかにも、提出物を締め切りギリギリではなく、余裕を持って提出していた人は、仕事でも同じように取り組むでしょう。
学生時代の振る舞いは、仕事にも通じています。
社会人になった瞬間、いきなり改善されることはありません。
そのため、面接官はガクチカを通じて、就活生の様子を知ろうとしています。
前向きな印象を与えられる内容にしましょう。
学生時代に学んだことを知るため
企業がガクチカを聞く理由の4つ目は、学生時代に学んだことを知るためです。
学びを多く得る人は、向上心がある人材です。
些細なことにも、成長できる要素があると感じ、前向きに物事を捉えます。
さらに、学生時代に学んできたことは、その人を大きく成長させる大切な要素です。
そこで、企業はガクチカを通じて、学生時代に学んだことを知り、入社後に活躍できる人材か確認しています。
就活生は、学生時代のエピソードを話しながら、どういった学びを得たのかまで説明しましょう。
学んだことが事業内容に活かせるものであれば、面接官から高い評価が得られます。
自分の過去を振り返りつつ、志望企業ではどういった力が求められるのか研究してください。
遊び系サークルのガクチカでアピールできること
遊び系サークルのガクチカでアピールできることは、以下の3つです。
- チームワーク
- 企画力や創造力
- コミュニケーション能力
遊び系サークルであっても、アピールできることはあります。
就活で何をアピールすればいいか、わからない人は参考にしてください。
ガクチカは、学生時代の経験から得たものを面接官に伝える必要があります。
ただ、思い出を話すだけでは不採用になってしまいます。
選考を突破するための材料として、役立ててください。
チームワーク
まずは、チームワークがアピールできます。
サークルは複数人で形成されるため、活動する中で鍛えられるからです。
たとえば、サークルのメンバーと協力してイベントを開催したり、大学祭で屋台を出店したり、チームワークが求められるシーンがあります。
目標達成に向けて、自分がどのようにコミュニケーションを取り、他のメンバーと協力してきたのかアピールしましょう。
また、トラブルを解決した経験や挫折を乗り越えた経験があれば、高評価を得るチャンスです。
エピソードとして具体的に示すことで、企業はあなたのチームワーク能力を高く評価するでしょう。
ガクチカの作成にあたって、チームで活動した経験を思い出してください。
企画力や創造力
企画力や創造力もアピール可能です。
サークルで活動するにあたって、イベントを企画したり、新しい練習方法を考えたりします。
そのため、ガクチカにエピソードを盛り込むことで、企画力や創造力があることを伝えられます。
とくに、新しくサークルを立ち上げた経験があればわかりやすいです。
自分がどういった思いで企画し、どのように実行してきたのかを説明することで、面接官へのアピールになります。
もし、成果まで説明できれば最高です。
具体性のあるガクチカが完成するため、面接官は採用したいと評価するでしょう。
もちろん、サークル内での立場は関係ありません。
与えられた役割に対して、自分がどのように考え、行動してきたのかを伝えることで、同等のアピールになります。
コミュニケーション能力
サークルで過ごした経験は、コミュニケーション能力を身につけた証拠になります。
先輩や後輩、他大学の学生など、さまざまな人と関わりを持つことがあるからです。
たとえば、地域のイベントに参加した経験があれば、多くの人と関わった機会がアピールできます。
ほかにも、飲み会の幹事を経験していれば、お店と交渉したり、人を集めたりとコミュニケーションを発揮する場があります。
人とのコミュニケーションが嫌ではなかった就活生は、強みになる可能性が高いです。
人と話すことが苦手な人もいます。
交渉するのを避けたい人もいるでしょう。
そこで、あなたが身につけたコミュニケーション能力をアピールすることで、周囲の就活生との差別化になります。
遊び系サークルのガクチカを作る際に大事なこと
遊び系サークルのガクチカを作る際に大事なことは、以下の4つです。
- 具体的なエピソードを使う
- 自分の成長をアピールする
- 課題解決のプロセスを示す
- ポジティブな視点でまとめる
ガクチカは、学生時代の経験をそのまま伝えるだけでは、内定獲得に近づくのは困難です。
面接官は、あなたの学生時代を知りません。
初対面の人にでも、わかりやすいガクチカにする必要があります。
本章の解説を読み、どの面接官が読んでも高評価を得るガクチカにしてください。
具体的なエピソードを使う
ガクチカを作る際に大事なことの1つ目は、具体的なエピソードを使うことです。
当時の様子が想像できる内容にすることで、あなたの魅力が面接官に伝わります。
たとえば「私は、サークルの人数を増やすためにSNSの運用を開始しました」と自分が取り組んだ内容をアピールしましょう。
「人数を増やすために頑張りました」と伝えるよりも、具体性のあるガクチカになります。
ほかにも、苦労した点やつらかった点などを記載することで、オリジナリティがあるガクチカが完成します。
他の就活生との差別化になり、面接官の印象に残りやすくなるでしょう。
具体的なエピソードが思いつかない就活生は、印象に残っているシーンを紙に書き出してください。
自分の成長をアピールする
ガクチカを作る際に大事なことの2つ目は、自分の成長をアピールすることです。
身についた能力やスキルを伝えることで、将来性や成長性がある人材だとアピールできます。
チームを率いる責任感や協調性の大切さなど、自分が成長したと考える点を面接官に説明してください。
単に「やったこと」だけではなく、取り組みの過程でどのように成長したのかを示すことが大切です。
困難な状況や失敗を経験し、どのように乗り越えたのか、どんなスキルや考え方が身についたのかを具体的に伝えてください。
志望企業の事業内容や求める人物像とマッチすることで、高評価につながります。
企業の公式ホームページやSNSをチェックして、ガクチカの内容を調整してください。
課題解決のプロセスを示す
ガクチカを作る際に大事なことの3つ目は、課題解決のプロセスを示すことです。
解決した結果のみを伝えても、あなたの強みや魅力が伝わりません。
サークル活動を通じて、直面した課題を、どのように解決したかを具体的に伝えてください。
課題発見→解決策の立案→実行→結果の順に文章を構成することで、論理的なガクチカになります。
課題に対して、あなたがどのように行動したのかが、具体的に述べることが可能です。
就活生の中には、自分の取り組みが正しかったのか、心配になる人もいるでしょう。
ガクチカは、必ずしも正しい取り組みや立派な成果が求められるわけではありません。
自分なりに考え、行動し、改善することが重要です。
ポジティブな視点でまとめる
ガクチカを作る際に大事なことの4つ目は、ポジティブな視点でまとめることです。
前向きな姿勢を示すことで、面接官の印象が良くなるからです。
たとえば、同じ失敗をした就活生が2名いるとします。
失敗したことをマイナスに捉えたガクチカと失敗をプラスに捉えているガクチカ、2つのガクチカの内、後者のガクチカの方が向上心や成長性が感じられ、好印象を与えられます。
前者のガクチカは、冷静に自分の状況を分析しているものの、次に行動を移す気配がありません。
その結果、面接官によっては「小さなミスに落ち込み、成長が難しい人材かもしれない」と悪い印象を持ってしまいます。
ガクチカでは、失敗を述べる際は、何を得たのかまで伝えることが大切です。
いわゆる「飲みサー」もガクチカにできる?
「飲みサー」と呼ばれるような、主な活動が飲み会や交流イベント中心のサークルでも、十分にガクチカにすることは可能です。
遊びや飲み会中心の活動に見えても、そこにはメンバー同士で連絡を取り合って集客やお店との交渉を行ったり、イベント自体を盛り上げるためにさまざまなアイデアを出し合ったりと、ビジネスシーンに通じる要素がたくさんあります。
たとえば、幹事として人数管理や会計を担当した経験があれば、正確性や調整能力、コミュニケーション力をアピールすることができます。
一見「遊び」にしか見えない体験でも、視点を変えればガクチカに使えるエピソードは多数存在するのです。
役職や成果が無くても大丈夫
「飲みサー」に所属していても、必ずしもリーダーや会計・広報担当などの特別なポジションに就いていなければならないわけではありません。
役職がなくても、自分なりに工夫して取り組んだことや、メンバーをサポートした経験などをうまく掘り下げれば、十分ガクチカとして飲みサー経験をアピールできます。
- 参加者同士が打ち解けやすいように盛り上げ役に徹した
- 新入生歓迎会で企画を出して運営に貢献した
- 定期的にSNSで告知活動を行い、イベントに多くの人を呼び込んだ
どんなに小さな行動であっても、「なぜそれをやろうと思ったか」「どんな工夫をしたか」「結果どうなったか」を具体的に示すことで、面接官に興味を持ってもらえるガクチカに仕上がります。
ただし「飲みサー」という言葉を使うのはやめましょうね。
評価される遊び系サークルのガクチカ
評価される遊び系サークルのガクチカは、以下の3つです。
- 外部組織に関わる取り組み
- サークルの組織運営に関わる取り組み
- イベントの企画・運営に関する取り組み
サークルの活動には、評価されやすいポイントが存在します。
面接官が注目する点を把握しておくことで、効率よく対策できます。
面接官から高評価を得るためにも、本章の解説を読み、ガクチカ作成に活かしてください。
外部組織に関わる取り組み
外部組織に関わる取り組みは、面接官からの評価が高くなります。
さまざまな能力を持ち合わせていることをアピールできるからです。
たとえば、以下の能力が挙げられます。
- 交渉力
- 提案力
- 柔軟性
- リーダーシップ
- コミュニケーション能力
外部組織と関わる経験は、企業でも同じです。
取引先の企業や提携企業と打ち合わせる機会は多いでしょう。
そのため、学生時代から似た経験を積んできた就活生は、重宝されます。
就活では、サークル内の仲の良さやキャラクターは通用しません。
入社後は、遊びではなく仕事になるからです。
自分の性格を表現するのには役立ちますが、実用性のあるエピソードを盛り込むようにしましょう。
サークルの組織運営に関わる取り組み
サークルの組織運営に関わる取り組みも重要です。
組織運営は、誰でも関わるわけではなく、一部の人しか経験できない貴重性があるからです。
サークルの目標に対して、働きかけた取り組みは最適なエピソードです。
他にも幹部として運営方針、活動目的を変えた目的など、どんな思いをどんな言葉でどう伝えたかをアピールしましょう。
説得力のある説明ができれば、面接官の評価は高くなります。
一方で、受け身な姿勢には注意が必要です。
「周りから勧められて仕方なく担当しました」など、ネガティブな表現は避けてください。
謙遜した表現かもしれませんが、面接官からすると主体性がないと判断されるかもしれません。
組織運営に関わった人は、主体性や積極性をアピールしましょう。
イベントの企画・運営に関する取り組み
イベントの企画・運営に関する取り組みも評価の対象です。
就職すると何かを企画したり、運営したりする機会が増加します。
そのため、学生時代の経験が活かしやすい分野です。
あなたがなぜ企画したのか、どのように実行したのかなど、プロセスを詳しく説明してください。
もちろん、結果は大切です。しかし、面接官は、結果よりも過程を重要視しています。
過程を知ることで、あなたの人間性や価値観が表れるからです。
面接官は、ガクチカから採用するのにふさわしい人材かチェックしています。
イベントを企画・運営した経験をアピールし、面接官に採用するメリットを伝えましょう。
必ずしも大きなイベントである必要はないため、安心してください。
遊び系サークルをガクチカにする際の注意点
遊び系サークルをガクチカにする際の注意点は、以下の2つです。
- 嘘をつかないようにする
- 表現に気を付けて伝える
遊び系サークルは、ガクチカに採用できる要素が多いものの、気をつけないと無意識のうちにマイナス評価を受ける危険性があります。
同じ題材のガクチカでも、表現の仕方によって、面接官に与える印象は大きく変わります。
注意点は知っておくだけで減点を回避できるので、ぜひ参考にしてください。
嘘をつかないようにする
まずは、嘘をつかないようにしてください。
嘘が発覚すると、面接官との信頼関係に悪影響を与えるからです。
ガクチカに限った話ではありませんが、嘘の体験や成績は採用しないでください。
嘘の回答は、深掘り質問や面接を重ねることで、嘘であると発覚します。
面接官は、採用のプロです。
あなたの視線や態度、口調から嘘だと見抜くでしょう。
もし、嘘がバレずに入社できたとしても、罪悪感を持ったまま仕事することになり、今後に影響が出ます。
そのため、最初から嘘をつかないことをおすすめします。
自分を良く見せたい気持ちは理解できます。
しかし、嘘ではなく、表現方法を変化させてください。
どの就活生にも強みや長所は存在します。
就活は、自分の良い面を伝えることが重要です。
表現に気を付けて伝える
表現に気を付けて伝えることも重要です。
遊び系サークルに所属していることをそのまま伝えると、面接官から「勉強せずに遊んでばかりいる学生」と思われる可能性があります。
自分が所属するサークルが遊びであっても問題はありません。
ただし、就活では伝え方を工夫することをおすすめします。
ガクチカの目的は、学生時代の取り組みから得た経験や学びを伝えることです。
そのため、サークルに所属し、遊んでいたことを強調する必要はありません。
自分が注力した行動に焦点をあて、ガクチカを作成してください。
素直に表現したくなる気持ちは理解できます。
しかし、面接官があなたのガクチカを読んで、抱く感想まで予想しましょう。
少しでも悪い印象を残さないためにも、表現には注意してください。
遊び系サークルをガクチカにする時の表現や言いかえの例
遊び系サークルをガクチカにする時の表現や言い換えの例を3種類紹介します。
遊びのみを強調してしまうと、面接官から「学生時代に何も得ていない」「本当に遊んでいるだけなのか?」と疑いを持たれます。
自分の魅力をアピールするためにも、別の表現を利用することをおすすめします。
自分の所属しているサークルの種類や属性別に紹介しているので、近いものを選択し、ぜひ参考にしてください。
社交・交流イベントサークル
社交・交流イベントサークルに所属している人は「社交・交流イベント」という表現を使いましょう。
面接官は、就活生の社会性やコミュニケーション能力をチェックしているからです。
たとえば、営業部なら顧客に対して自社商品のプレゼンをします。
他にも、取引先なら商談する機会もあるでしょう。
仕事を始めると、自社のメンバー以外と会話する機会が発生します。
自分の意見や考えをきちんと伝えることで、信頼関係を効率的に築くことが可能です。
社交性に強みがあると感じる就活生は、ネットワーキングや多様性を重視する企業と相性が良いと考えられます。
他大学や地元の方と交流するサークルに所属している人は、積極的にアピールしてください。
学生主体の企画・運営サークル
学生主体の企画・運営サークルなら、面接官に主体性をアピールできます。
「学生主体」という表現は、自発的に活動している印象を与えるからです。
主体性のある人材は、将来性や成長性が期待できます。
日々、仕事をこなす中で、成長に必要な知識やスキルを自分の意思で身につけようとします。
その結果、企業に対してメリットのある人材だと判断されるでしょう。
そこで、学生が主体となって企画・運営した経験がある人は、ガクチカでアピールしてください。
とくに、プロジェクト管理能力や実行力を強調することをおすすめします。
以下の業界で重宝されるスキルを持っているからです。
- IT業界
- 建設業界
- 製造業界
- イベント業界
志望業界に合わせて、自分の経験・強みをアピールしましょう。
地域貢献・交流イベントサークル
地域貢献・交流イベントサークルの経験者は、社会貢献を意識し、人とのつながりを大切にしてきたことをアピールしましょう。
「人の役に立つ活動」「人間関係をスムーズに構築できる能力」は、企業価値を高めながら、スムーズに目標達成に向けて行動できる人材です。
企業は、顧客や社会にとって価値がなければ衰退します。
また、周囲の力を借りて、目標が達成できる人は、大きな成果を出せる可能性があります。
そのため、地域貢献や交流イベントを企画してきた人は、面接官から高い評価が得られるでしょう。
とくに「地域貢献」という要素を取り入れることで、社会貢献やコミュニティとのつながりを重視する企業にアピールしやすくなります。
遊び系サークルのガクチカの書き方構成
ガクチカを作成する際におすすめの構成は、PREP法です。
PREP法は、自分の主張を正確に伝えつつ、わかりやすい文章にする手法です。
PREPとは、Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の頭文字を取った略称です。
Pointから順番に文章を展開することで、読みやすいガクチカが完成します。
どういった順で文章を書けばいいか、わからない就活生は参考にしてください。
遊び系サークルのガクチカ例文3選
遊び系サークルのガクチカ例文を3つ紹介します。
ガクチカでアピールできることや大事なこと、構成方法を解説してきましたが、実際のガクチカを読んでみないと想像できない人もいるでしょう。
そこで、本章では3つの役割に分けて、例文と例文のポイントを解説します。
例文を読むことで、ガクチカの全体像の把握に役立ちます。
また、自分の経験と置き換えることで、作成しやすくなるでしょう。
サークル長の経験をアピールするガクチカ例文
大学時代はテニスサークルのリーダーを務め、リーダーシップを発揮しました。
サークルをより良い団体にしたいと思ったからです。
私は、新メンバーの育成や練習スケジュールの調整などを担当しました。
チームをまとめる能力や柔軟な対応力を身につけたと自負しています。
入社後は、サークルの経験を活かし、目標達成に向けてメンバーと協力したいです。
また、将来はマネージャーに昇格できるように、日々努力するつもりです。
ポイント
PREP法に沿って文章が展開されているため、読みやすいガクチカです。
ガクチカは企業によって、文字数制限が指示されます。
限られた文字数でも、自分の魅力がアピールできています。
会計担当の経験をアピールするガクチカ例文
私は、ボードゲームサークルで会計長を務め、正確性と几帳面さを磨きました。
サークルでは、備品購入や会場費用などの財務管理を担当し、適切に予算を管理することに注力しました。
具体的には、毎月の収支を厳密に把握し、安定したサークル運営をサポートしました。
会計長の経験を通じて、正確性と几帳面さの重要性を学びました。
入社後は、このスキルを活かし、業務の効率化やエラーの未然防止に貢献したいです。
ポイント
会計長の経験と入社後の姿がマッチしています。
企業は、学生時代に得た学びを仕事にも活かしてほしいと考えています。
そのため、経験と入社後の姿が関連するガクチカにしましょう。
合宿企画の経験をアピールするガクチカ例文
私は学生時代、ボランティアサークルで合宿企画を務めた経験があります。
この経験から、計画性や調整能力が身につきました。
合宿企画では、メンバーが交流できるイベントやレクリエーションを企画しました。
初めての参加者とも打ち解けることに成功しました。
その結果、ボランティア時にスムーズに連携できるようになりました。
入社後は、部署内のメンバーがうまく連携できるよう、潤滑油のような存在になりたいです。
ポイント
ガクチカは、学生時代の経験をアピールしつつ、採用担当者に採用するメリットを伝えることが重要です。
企業に入社した際の役割を伝えることで、入社後の姿を想像しやすくなります。
遊び系サークルのことを深掘りされた時の対処法
遊び系サークルに所属していても、得られる学びはあります。
日々の活動を通じて、トラブルを乗り越えた経験や失敗を糧にして成功した体験など、アピールしましょう。
遊び系サークルに所属しており、誇れるものがなかったとしても安心してください。
あなたが気づいていないだけで、ヒントはいたるところにあります。
たとえば、飲み会や日々の活動を注意深く観察することで、ガクチカの題材は存在します。
些細なことでも、伝え方を工夫することで、面接官から高評価を得ることが可能です。
嘘をつく必要はありませんが、自分の魅力を最大限に伝えるようにしましょう。
まとめ
本記事は、遊び系のサークルに所属した経験をガクチカに活かす方法を解説してきました。
ガクチカは、面接官が評価するポイントを理解することで、企業の求める人物像にマッチした文章が作成できます。
面接官に「採用したい」と思わせることで、内定獲得に近づくでしょう。
ただし、遊びのみを説明するのは危険です。
社会性や主体性などの要素を強調するようにしてください。
企業に対して、採用する価値のある人材だとアピールして、内定を勝ち取りましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート