【速報版】3月時点での内定率は?これから内定を目指す方法やスケジュールを徹底解説【26卒】

【速報版】3月時点での内定率は?これから内定を目指す方法やスケジュールを徹底解説【26卒】

3月時点での内定率は?

結果から言うと、2025年3月1日時点での内定率は47.7%です。

これは、全体的な傾向として就活の早期化がかなり進んでいる影響と考えられます。

3月の時点で内定率が50%近くにもなると聞けば、焦ってしまう人は多いですが、3月にまだ内定を獲得していないからといって就活が失敗したわけではありません

そのため、まずは現状を把握したうえで、必要な対策をしっかりと実践していくことが重要です。

むしろここからが就活の本場ともいえるため、効率よく準備を進めていきましょう。

以下からは、2025年2月、去年2024年2月~3月の内定率をそれぞれまとめていきます。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

内定率の数字を見て焦ってしまうかも知れませんが、大切なのは「自分のペースで適当に進むこと」です。この時期は選考が本格化する企業も多く、ここから内定を獲得するチャンスは十分にあります。 自己分析をしながら、エントリーや面接準備を進めていきましょう。

2025年2月の内定率

2025年2月1日時点では、26卒の学生の内定率は39.3%でした。

3月の推定データと比べると内定率は50%を下回っていますが、それでも決して低い数字ではないことがわかります。

内定率は本選考を控えた2月の時点で40%近くに及ぶため、いかに多くの就活生が、前倒しで就活を行っているかがわかるでしょう。

先ほども触れたとおり、就活の早期化は年々著しくなっています。

そのため後述する2024年2月~3月の内定率と比べても、2025年2月の内定率は高めです。

2月の時点で早期選考を受けて内定・内々定を勝ち取っておけば、3月以降の本選考には、より安心感をもって臨めるでしょう。「他社から内定が出ている学生」だとわかれば、企業からの評価も高まる可能性があります。

2024年2月の内定率

続いて、2024年における内定率のデータをチェックしてみましょう。

2024年2月1日時点では、25卒の内定率は23.9%でした。

先ほど紹介した2025年2月の内定率と比べると、2024年2月の内定率は半分近くまで低くなっています。

2025年2月の内定率が高いのは就活早期化の影響と考えられますが、とはいえ、2024年2月の時点でもそこそこの割合の就活生が内定を獲得していることがわかります。

おおよその数字でいえば、内定率が23.9%ということは、就活生10人に対して2人程度が本選考前に内定を獲得していることになります。

早めに準備を進めていた学生であれば、1月~2月あたりにはすでに内定を持っているケースは、以前から見ても決して珍しくありませんでした。

特に一部の業界は、近年の傾向として、かなり早い段階で早期選考をスタートさせています

2024年3月の内定率

2024年2月に対して、2024年3月1日時点での25卒の内定率は、40.3%でした。

前月の23.9%の内定率と比べるとかなり割合が上がっているため、2月中にある程度の割合の学生が、本選考を待たずして獲得したことがわかります。

約4割の内定率なので、2025年の47.7%には届かないものの、やはり3月1日時点では多くの就活生が内定を持った状態になると言えるでしょう。

3月1日の情報解禁を迎えるタイミングですでに内定を保有していれば、精神的にゆとりを持った状態で、本選考の準備ができます

内定があることがかえって強みになるケースも多く、本選考に通過しやすくなる場合もあるでしょう。

3月以降の就活準備を進める際は、このように、現時点での内定率を確かめたうえで現状を把握することが大切です。

3月に内定を持っている人の特徴

ではここからは、3月に内定を持っている人の特徴をチェックしていきましょう。

一般的な就活のスタートラインは3年生の3月ですが、近年は、早めに動いて内定をスピーディーに獲得してしまう学生も少なくありません。

そのような学生には、以下のような特徴があります。

3月に内定を持っている学生の特徴
  • インターンに参加している
  • 早期選考に参加している
  • 大手企業に絞っていない

まずは、3月の時点で内定をすでに持っている人の特徴を整理したうえで、今の自分に必要な準備を見極めましょう。

3つの特徴を以下から詳しく解説していきます。

インターンに参加している

3月を迎えるタイミングですでに内定を持っている就活生は、積極的にインターンに参加している傾向にあります。

インターンに参加した人は、企業が設ける特別選考ルートに進めるケースが多いためです。

最近の就活の流れでは、企業が採用活動の一環としてインターンを開催していることが多く、インターンに参加すればそのまま早期選考にエントリーできる可能性があります。

このような流れで企業にエントリーして早期選考を受けた就活生は、3月よりも早いタイミングで、早々に内定を勝ち取っている傾向です。

インターンの形態は企業によってさまざまなパターンがありますが、特に1か月以上に及ぶ長期インターンや、本選考直結型のインターン経験者は有利になることが多いです。

そのため、3月よりも早い時期に内定を獲得したい場合は、積極的にインターンに参加して優遇のチャンスを得る必要があります。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

就活の早期化が進む中で、インターンを活用した選考ルートが増えています。 ただし、重要なのは「インターンに参加すること」ではなく、「どのように企業と関わり、自分をアピールするか」です。インターンに参加していなくても、企業研究を行ったり、OB・OG訪問を活用したりすることで、企業との接点を作ることは可能です。

早期選考に参加している

3月に内定を持っている人は、早期選考に参加しているケースも多いです。

企業によっては、早い段階で採用情報を公開して早期選考を行う場合があります。

内定獲得が早い人は、このような早期選考の情報をいち早くキャッチし、エントリーしたうえで内定を勝ち取っているのです。

早期選考が行われるかどうかは企業によりますが、中でもベンチャー企業や外資系、IT企業などは、積極的に実施する傾向にあります。

そのため、当該企業・業界を志望する場合は、むしろ早期選考を受けなければ重要なチャンスを逃す可能性すらあります。

なお、早期選考の具体的な時期も企業によってまちまちですが、かなり早いところは3年生の秋頃に実施される場合があるため注意が必要です。

その後、冬に入るにつれて早期選考エントリーの機会が徐々に増えていく流れです。

大手企業に絞っていない

3月に内定を持っている人は、大手企業に絞っていないことも多いです。

大手企業にばかりこだわっていなければ、中堅企業・ベンチャー企業にも目を向けてエントリーできるため、選択肢が広がることで内定を獲得しやすくなります。

特にベンチャー企業は早期選考を積極的に行っている傾向があるため、早めに動いていれば、3月前に内定獲得につながる場合が多いです。

大手企業に照準を絞っていると、やはりエントリー開始は3月1日以降になることがほとんどであるため、3月時点での内定保有は難しくなります。

したがって、早い段階で内定を少しでも持っておきたい場合は、大手企業だけでなくさまざまな規模の企業の情報をつかむことが大切です。

第一志望は大手であっても、3月の時点で内定が1社以上出ていれば、より安心感を持って本選考の対策を進められるでしょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

就職活動において「選択肢を増やすこと」は、単に内定獲得のためだけではなく、自分に本当に合う企業を見つけるためにも重要です。 企業の規模だけで判断するのではなく、「どんな力で力を発揮できるか」「どんな働き方がしたいか」という視点で企業を見ることで、新たな可能性が生まれてきます。

3月に何もしていない人が内定のために今すぐすべきこと

3月に何もしていない人は、内定率のデータを見て不安を感じたり、そもそも何も対策していないことに対して焦ったりしてしまいがちです。

確かに、3月に入っても何もしていないのでは、ますます就活は遅れを取る一方です。

そのため3月に何もしていない人は、今から内定を確実に取るうえで、以下の準備を徹底しましょう。

今すぐ準備すること
  • まずはエントリーをする
  • 就活の全体像をつかむ
  • 自己分析と業界研究

では、具体的にどのような準備を進めれば良いのかを紹介していきます。

なお、大学3年生の3月の就活についてより詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。

まずはエントリーをする

3月に就活を何もしていない状況の人は、まず、気になる企業へ積極的にエントリーしましょう

3月1日に情報解禁を迎えた企業は、それと同時に企業説明会やエントリーを開始しますが、1日を過ぎたあとでも応募可能な企業は少なくありません

よほどの大手・人気企業でない限り、早々に募集を打ち切ってしまうことはないため、まずはエントリーを済ませる必要があります。

そもそもエントリーしなければ、その後の選考の機会につなげることができず、最終的に内定も獲得できません。

そのため、まずはとにかく気になる企業・まだ応募できる企業を見つけて、エントリー手続きを済ませましょう。

なお、企業へのエントリー方法や応募時の注意点などは、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。「そもそもエントリーとは?」という基礎的なポイントから理解を深め、気になる企業・業界に漏れなく応募しましょう。

就活の全体像をつかむ

3月の時点で就活準備を何もしていない人は、就活の全体像をつかむことも重要です。

就活・選考の流れをそれぞれ俯瞰から見てしっかりと把握しておけば、これから何を準備すべきか、何に急いで取り掛かるべきかが見えてきます。

そのうえで、どの業界・企業がまだ採用を続けているのか、今後の選考があるのかを確認しましょう。

企業・業界ごとに選考のスケジュールや採用活動終了の時期などはかなり異なるため、まずは、気になっている業界・企業から流れやスケジュールを整理していくと良いでしょう。

事前に流れやスケジュールを理解しておけば、よりスムーズに準備を進められるため、就活開始が遅くても効率的かつ計画的に選考対策ができます。

何もしていないことで焦っていると、思いついたことからなんとなく始めてしまうことが多いため注意が必要です。

自己分析と業界研究

3月に何もしていない状態の人は、最初は、自己分析と業界研究からしっかりと進めていきましょう。

自己分析と業界研究が進まなければ、どのような業界・企業に進むべきか、自分の方向性を的確に定められません。

なんとなくの感覚で方向性を決めてしまうと、ミスマッチが起こる可能性が高いうえに、説得力のあるアピールもできません。

明確な志望動機も書けないため、就活では、まず自分と業界それぞれについて理解を深めることが重要です。

そのうえで就活の軸を明らかにし、ぶれない基準を設けたうえで、失敗しない企業選びにつなげましょう。

焦っている人は、自己分析や業界研究をおろそかにしがちなので、くれぐれも注意してください。

なお、自己分析に関しては、必要に応じて性格・強み・適職などがわかる診断ツールを活用することもおすすめです。

3月から内定を目指す方法

3月から就活を始めて内定獲得を目指す場合は、必要な準備を効率よく進めていく必要があります。

そのためここからは、3月から内定を目指す方法を具体的に解説していきます。

3月から内定を目指す方法として、実践すべきことは以下のとおりです。

3月から内定を目指す方法
  • 選考直結型説明会に参加する
  • エントリー数を増やす
  • 就活エージェントを利用する

3月に入った時点でほとんど何もしていない人は、ぜひ参考にしてみてください。

なお、3月以降の就活スケジュールや必要な対策の詳細については、こちらの記事もチェックしておきましょう。

選考直結型説明会に参加する

3月からの就活の内定を目指す場合は、まず、選考直結型の企業説明会に参加しましょう。

3月1日の情報解禁以降、企業は説明会を実施しますが、説明会の中には選考直結型という特殊な形態のものがあります。

これはその名の通り、選考に進めるチャンスが用意された説明会であり、参加すれば効率よく選考に臨める点が大きなメリットです。

直結型だからこそ手間も省けるため、3月からの就活で時間がない人などにもおすすめできます。

選考直結型説明会は、企業によってより詳しいルールは異なりますが、参加者に対して特別選考ルートを設けていることが特徴です。

通常の説明会は、当日は説明会のみで終了しますが、選考直結型の場合は筆記試験や面接への参加が可能となります。

3月からの就活で、とにかく効率よく準備を進めていきたい就活生は、選考直結型説明会への参加も積極的に検討してみましょう。

エントリー数を増やす

3月からの就活を始めて内定を目指す人は、まずは、できるだけエントリー数を増やすことが大切です。

というのも、業界や企業を絞りすぎず多くの企業にエントリーすれば、応募の母数が増えることで内定獲得の可能性も高まるからです。

業界や企業を絞りすぎなければ、その分選択肢が広がるため、採用のチャンスが増えるということです。

特に、採用活動が長期化する傾向が強い企業や、選考フローが短い企業を狙うと効果的といえます。

そのため、3月から就活をスタートさせて何とか内定獲得までこぎつけるなら、まずはエントリー数を増やすことを考えましょう。

なお、一般的なエントリー数の平均は10~20社程度といわれています。

ただし、片っ端からエントリーして管理しきれなくなっては意味がないため、あくまで可能な範囲で増やすことを心がけてください。

就活エージェントを利用する

3月からの就活で内定獲得を目指す場合は、就活エージェントを利用することもおすすめです。

就活エージェントは、就活生に対して自己分析や求人紹介、選考対策などのさまざまなサポートを行ってくれる支援サービスです。

就活生は基本的に無料で相談・活用できるため、準備が足りないことで困っているなら、利用しない手はないでしょう。

そもそも就活は、自分一人で進めるべきではありません。

ES作成や面接対策などでは、特に第三者のアドバイスをもらえることが重要であり、そのような対策が十分であればあるほど内定に近づきます。

特に、3月まで何もしていない状況でゼロから就活を始めるのであれば、プロのサポートは必要不可欠といえます。

まずは登録を済ませ、何から始めれば良いのかを積極的に相談してみましょう。

3月からのスケジュール

3月から就活に取り掛かる場合は、3月からはどのようなスケジュールで動くことになるのか、事前によく把握しておくことが大切です。

そのためここからは、3月からの就活スケジュールを時期に分けて解説していきます。

3年生の3月以降は、情報解禁を経て就活が本格化するため、どの時期も内定につながる重要な時期といえます。

準備を進めるなら、それぞれの時期にどのようなことがあるのか、いつまでに何を済ませるべきなのかを整理しておきましょう。

では、時期ごとに詳細を解説していきます。

3月

3月は、多くの企業が新卒の採用情報を解禁し、企業説明会・エントリーの受付をスタートさせます。

3月1日が情報解禁のタイミングとなるため、企業によっては、1日に公式ホームページがサーバーダウンの状態に陥るケースもあります。

1日を逃しただけでエントリーできなくなるわけではありませんが、必要な手続きを忘れないようにするには、説明会予約やエントリーは早めに済ませておくことが望ましいです。

その後は中旬以降をめどに説明会が徐々に実施されていき、エントリーの締め切りを迎えることになります。

なお、選考スケジュールが早い企業であれば、3月の中旬~後半頃には一次面接が始まります

企業によってエントリーの締め切りや説明会の日程、具体的な選考フロー・スケジュールは異なるため、企業ごとにしっかりと確認しながら動くことが大切です。

4月~5月

4月~5月は、選考がメインとなる時期です。

主に行われるのは面接であり、人によっては、4月~5月の中で何度も面接を受けることになります

そのため4月~5月は、選考対策も模擬面接や想定質問の整理などがメインになるでしょう。

自分自身を大きく試される時期ともいえるため、メンタル管理などにも気を付けながら、それぞれの選考に臨む必要があります。

なお、4月~5月は徐々に内定が出始める時期ともいえます。

そのため効率的かつ計画的に準備を進めてきたのであれば、3月からあわてて就活を始めた人でも、早ければ4月には内定をゲットできる場合もあります。

3月の時点で何もしていない状態でも、このように徹底的に準備・対策を進めれば十分内定には間に合うため、まずは慌てないことが大切です。

なお、4月にやるべき具体的な対策については、以下の記事もぜひチェックしてみてください。

6月

6月に入れば、春に行われた選考の面接は減っていき、内定承諾が増える時期になります。

そのため、3月からの就活で内定を目指すのであれば、まずは最初の目標として6月までの内定獲得を意識すると良いでしょう。

6月までに内定を勝ち取れれば、たとえスタートが遅かったとしても、一般的なペースには間に合ったことになります。

なお、ここで内定が出なかった場合は、夏採用を視野に入れて動き始めましょう。

人気企業・大手企業などは、春の時点で採用活動を終了するケースが多いですが、夏以降も採用活動を続ける企業は決して少なくありません

そのため、まだチャンスがあることを認識したうえで、次の機会にしっかりと照準を絞ることが重要です。

「なぜ内定が出なかったのか」を自分自身でよく考えたうえで、原因を解消できる対策を実践していきましょう。

内定が出た後の動き

では、ここからは、内定が出たあとの動きについてチェックしていきましょう。

就活では、「実際に内定をもらった場合は、そのあとどうすれば良い?」と困ってしまうことも多いです。

内定が出たあとの動きは、以下のとおりです。

内定が出た後の動き
  • お礼の連絡を入れる
  • 承諾または辞退の意思を伝える
  • 保留する場合は、待っていてもらう期間を提示する
  • 辞退する場合は、決断した時点ですぐに電話で連絡を入れる

いずれにしても、内定が出たからといって何もアクションを起こさないのはNGです。

どのような選択肢を取るのかを考えたうえで、すみやかに必要な行動を取りましょう。

お礼の連絡を入れる

エントリーした企業から内定が出たあとは、最初に、メールや電話でお礼の連絡をする必要があります。

メールの場合は、例えば以下のような文章が望ましいでしょう。

件名:内定の御礼(〇〇大学 △△ ××)

大変お世話になっております。

〇〇大学の△△ ××と申します。

この度は、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございます。

採用いただいたことを大変光栄に思うとともに、貴社の一員として働けることを心より楽しみにしております。

選考過程では貴重なお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。

新たな環境で成長し、貴社に貢献できるよう精一杯努力してまいります。

今後ともご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

お礼の連絡のタイミングは、具体的にいつまでと決まっているわけではありませんが、マナーとしては「なるべく早め」にするのが一般的です。

特に入社する予定である場合は、内定が出たタイミングですぐ連絡することが望ましいでしょう。

承諾または辞退の意思を伝える

企業から内定が出た場合は、承諾または辞退の意思を伝える必要があります。

基本的に企業からは今後の手続きや流れについて案内があるため、承諾する場合は、企業の指示に従って正式な手続きを進めましょう。

前述のとおり、承諾の連絡はなるべく早めに入れる必要があります

なお、承諾してものちに辞退することは可能です。

内定承諾という手続きはあるものの、書類を交わしても「内定に確かに承諾した」という事実を証明できるのみであり、法的拘束力などはないからです。

そのため承諾するか迷った場合は、次で解説する「保留」の連絡を入れる、もしくはいったん承諾するなどの対処を取りましょう。

また、万が一承諾または辞退の連絡をするのを忘れてしまった場合は、その時点で内定辞退とみなされてしまう可能性もあります。

気づいた頃には手遅れ…というケースもあり得るため、連絡は早めに済ませましょう。

保留する場合は、待っていてもらう期間を提示する

企業から内定をもらった際に第一志望でないときなどは、承諾するか保留したい場合もあるでしょう。

そのときは、企業にいったん相談の連絡を入れる必要があります。

保留したい旨は素直に相談する必要がありますが、その際は、具体的な期限をこちらから伝えましょう。

「〇日までに決めます」といった明確な期限を設けることで、お互いにその後対応しやすくなります。

企業はいつまでも返事を待ってくれるわけではないため、待ってもらう期間は忘れずに伝えてください。

なお、期限は内定の通知を受け取ってから、おおよそ1週間が一般的といえます。

それ以上待たせてしまうのはマナー違反にあたるため、最大で1週間ほど待ってもらう相談をしたうえで、明確な答えが出たあとは早めに連絡すると良いでしょう。

辞退する場合は、決断した時点ですぐに電話で連絡を入れる

内定が出たあとに辞退する場合は、「辞退したい」と決めた時点で、すぐに電話で連絡を入れましょう。

電話連絡であれば、メールと違って直接人事担当者と会話できるため、丁寧で誠意ある対応になります。

辞退の連絡を入れる際は、早めに電話する以外のポイントとして、以下の点にも注意する必要があります。

辞退連絡の注意点
  • 静かな場所で電話をかける
  • 人事担当者の忙しくない時間帯に連絡する
  • 時間と手間をかけてもらったことのお礼を忘れないようにする

ガヤガヤした場所ではお互いの声が聞き取りにくいため、大事な連絡の邪魔になってしまいます。

また、電話連絡は基本的に人事担当者が忙しくない時間帯を狙うことが大切なので、例えば始業直後や休日明けなどは避けたほうが良いでしょう。

そのうえで、お礼を伝えたうえで丁寧にお断りすることが重要です。

なお、辞退理由は軽く伝えるのみで、細かいことまで具体的に触れる必要はありません。

まとめ

3月時点での就活の状況を客観的に把握するためには、内定率などの情報に目を向けることが大切です。

最近は就活が早期化の傾向にあるため、3月1日の時点では、内定率は約50%となりました。

インターンなどに参加して早めに内定を取っておけば、その後の就活にも安心して集中できるでしょう。

なお、3月から内定に向けて就活を始める場合は、急ピッチで自己分析やエントリー手続きなどを進める必要があります。

選考直結型の企業説明会に参加するなどの対策を取りながら、早めの内定獲得を目指しましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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