- マルチタスクをこなすことに定評がある人
- 自己PR作成に今から取り掛かる人
- 自己PRがまだ完成していない人
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【マルチタスクを自己PR】活かし方を伝えて効果的にアピールしよう
マルチタスクをこなせることはどのような業界においてもアピールしやすい能力ですし、ぜひ自信があるならば自己PRの主題としたいところです。
そこで今回は企業がどのようなマルチタスク力を求めているのかについて簡単に説明した後に、自己PRでどのようにアピールすればよいか、構成や例文などを用いながら紹介します。
【マルチタスクを自己PR】企業に求められる「マルチタスク」とは?
- 優先順位をつけて期日を守って仕事ができる
- 幅広い業務を細かくアンテナを張って進められる
- 頭を素早く切り替えて集中できる
ではまず、企業はどのようなマルチタスク能力を求めているのかについて確認しましょう。
あなたが自信を持っているマルチタスクをこなす力ですが、それを企業が求めている形で伝えなくては魅力的なアピールとはなりえません。
ぜひ以下の3点を確認した上で、あなたが「企業が求めているマルチタスク能力」を有していることをアピールしてください。
優先順位をつけて期日を守って仕事ができる
仕事において、全てのタスクを同時にこなすのは現実的ではありません。
したがって、限られた時間の中でどの業務を優先すべきか判断し、計画的に進める能力は必須です。
優先順位を正しく付けられる人は納期を意識しながら効率的に仕事を進めることができるため、生産性の高い働き方が可能です。
複数の業務が同時に発生した場合は重要度と緊急度を整理して、最適な順番で進めることが求められます。
上司やチームのメンバーとコミュニケーションを取りながら、全体のスケジュールを調整し、滞りなく業務を遂行する力がある人こそ、企業が求めています。
幅広い業務を細かくアンテナを張って進められる
マルチタスクが得意な人は、ただ与えられた複数の業務を同時に遂行して終わりではなく、全体を見渡しながら細かい部分に気を配れることも強みの1つです。
仕事においては「目立たないものの、重要な役割を持つ作業」は少なくありません。
会議の議事録の作成、資料の整理、チームメンバーへの情報提供などは直接成果としては見えにくいものの、円滑な業務遂行には欠かせないものです。
こうした業務を進めるためには周囲の動きを把握しながら適切なタイミングで対応することが必要です。
また、同僚やクライアントとのコミュニケーションを活発に行い、業務の進捗状況を把握し、潜在的な課題を事前に察知し、トラブルを未然に防ぐことも大切です。
このように、周囲に意識を向けながら仕事を進めて、組織全体の業務効率を高めることができる人物はどのような企業からも求められるでしょう。
頭を素早く切り替えて集中できる
マルチタスクをこなす上で重要なこととして、状況に応じて素早く思考を切り替え、1つの作業に集中する能力が挙げられます。
業務を同時進行するにあたって、タスクの途中で別の作業を任せられることも少なくありません。
この時に「まだ終わっていないので、無理です」と断るのではなく、必要に応じて意識を切り替えられる人こそ、企業が求めるマルチタスク能力を有している人物の特徴です。
営業職であれば、顧客対応をしながら資料作成をし、ミーティングの準備をしなければなりませんし、その後、顧客対応が終わった後にすぐ資料作成に集中できるかどうかで、仕事のスピードが大きく変わります。

例えば会議の直前まで別の作業をしていたとしても、会議が始まった瞬間に内容を把握し、的確な発言ができる能力を求められます。
頭を素早く切り替えて、1つの工程に集中できる人物こそ、企業が求めていると言えるでしょう。
【マルチタスクを自己PR】マルチタスクが得意な人の特徴
- 複数のタスクを同時に進められる
- 効率的に複数の仕事をこなす方法を考えられる
- タスクが多くてもミスなく進められる
続いて、マルチタスクが得意な人にはどのような特徴があるのかについて紹介します。
あなたは自分自身がマルチタスクが得意な人物だと思っているかもしれませんが、もしかするとあまり当てはまらない可能性もあります。
就活は様々な不安がつきまとうものなので、「確信」にまで至っておかないと、直前になって「自分は本当にマルチタスクをアピールして良かったのだろうか?」と不安になってしまい、他のアピールにも自信を持てなくなってしまうこともあるでしょう。
自信を持って「私はマルチタスクが得意です」と言えるよう、以下の3項目に当てはまるかチェックしておいてください。
複数のタスクを同時に進められる
マルチタスクが得意な人は、一度に複数の業務を処理できる能力を持っています。
これはただ「作業量が多い」というだけでなく、状況を俯瞰しながらどのタスクをどのタイミングで進めるべきか的確に判断する力があるということです。
このような能力がある人は複数の業務を同時に進めながら全体の流れを見失うことなく、計画的にタスクを管理できます。
プロジェクトの進行管理を担うならば、クライアントとの打ち合わせ、資料作成、チームメンバーへの指示など、複数の業務を並行して進めなければなりません。
この時、優先度を考慮しながら適切に作業を進められる人こそ、スムーズに業務を回せます。

周囲の状況を把握しながら業務を進められるため、管理職やマネジメント業務にも向いている可能性が高いです。
社会人は「1つの仕事だけをしていれば良い」ということはほとんどないため、複数のタスクを同時に処理する能力がある人物は将来性が高いと判断してもらえるでしょう。
効率的に複数の仕事をこなす方法を考えられる
マルチタスクが得意な人はただ目の前の業務をこなして満足するのではなく、どのようにすれば効率よく処理できるかを常に考えながら行動できるという特徴もあります。
業務の進め方を工夫し、無駄な時間を減らしながら作業を進められるのです。
「類似する業務はまとめて処理する」「優先順位を適切に判断する」「作業の段取りを事前に決めておく」などの工夫をすることで、仕事のスピードを向上させることが可能です。
そして、効率的に仕事を進める人はただ早く業務を終わらせるだけでなく、作業のクオリティも維持できます。
会議の資料を作成する際に過去のデータを活用したり、テンプレートを用意しておいたりすれば、作業時間を短縮しつつ、質の高い資料を作成できます。
また、作業を並行して行う際に、集中すべき業務と流れ作業で対応できる業務を分けることで、効率的に進めることも可能です。
このように、業務の進め方を工夫できる人こそ、どのような職場でも即戦力として活躍しやすいと言えるでしょう。
タスクが多くてもミスなく進められる
マルチタスクができたとしても、凡ミスが多ければ、結局企業に迷惑をかけてしまいます。
むしろ、多くの業務をこなせばこなすほどミスが増えてしまうならば、マルチタスクはしない方が良い人物です。
「マルチタスクが得意な人」というのは「作業の精度を保ちながら、複数の業務を遂行できる能力を持っている」ということです。
事務職ならばデータ入力、書類作成、電話対応など、様々な業務を並行して行うことが必要です。
一つひとつの業務に対して注意を払い、細かいミスを防ぐことができる人こそ、マルチタスクができる人と言えます。

仕事においては様々な業務を任せられる場面が多いですし、当然ながらミスは許されないため、自分が複数の業務をミスなくこなせる人物であるか考えてみましょう。
【マルチタスクを自己PR】「マルチタスク」の自己PRの作り方
- マルチタスクという強みの解像度を高める
- マルチタスクができるという根拠を示す
- マルチタスクが活かせる場面を具体的に伝える
マルチタスクをアピールする自己PRを作るにはどのような対策をすれば良いのでしょうか。
自己PRは本文を書く際はもちろん、作成前の準備がクオリティの差を大きく分けます。
いきなり書き始めるよりも、以下の3つを理解してから書いた方が、スムーズに作成できる可能性が高いですし、クオリティも向上するため、ぜひ参考にしてください。
1.マルチタスクという強みの解像度を高める
あなたのマルチタスクという強みの解像度を高めることは非常に大切です。
自分のマルチタスク能力がどのような場面で発揮され、どのような強みとして活用できるのかを深掘りしてみてください。
どの程度の業務量を同時にこなせるのか、どのような工夫をしてマルチタスクを実現してきたのか、といった視点を加えると、強みの解像度が高まります。
業務を同時にこなしていた経験があるならば「注文を取りながら商品の準備をし、お会計までスムーズに対応した」などといった具体的な説明を加えれば、よりリアルなアピールができます。
ゼミや課外活動において、複数のプロジェクトを同時進行させた経験も活用できるでしょう。

「複数のタスクがありましたが、優先順位をつけてスケジュール管理を徹底したので、全ての業務を余裕を持って終わらせられました」などといった形で整理すると、自分の強みがより明確になります。
2.マルチタスクができるという根拠を示す
あなたのマルチタスク能力が「ただ自分で言っているだけのもの」だと思われてしまっては魅力的なアピールとはなり得ません。
企業の採用担当者はあなたが語る強みを具体的にイメージできるかどうかを重視します。
主観的な表現に終始するのではなく、数値や具体的なエピソードを交えて説明することを心がけましょう。
飲食店のアルバイトで同時に複数の業務をこなしていた話をするならば「ピーク時には1時間に30人以上の接客を担当しながら、料理の提供と会計処理を並行して行っていた」などといった形で、具体的な数字を入れると相手にもその忙しさが伝わりやすくなります。
ゼミの話をするならば「3つの研究テーマを並行して進めながら、チームメンバーの進捗管理も徹底的に行い、期限内に全ての発表資料を余裕を持って完成させた」などと説明すると良いでしょう。
3.マルチタスクが活かせる場面を具体的に伝える
あなたがマルチタスクができることが伝わったとしても、それがどのように活用できるのかについて説明しなければ、意味がありません。
企業の採用担当者はあなたが入社した後、どのように活躍してくれるのかを知りたいと思っています。
そこで「このマルチタスク能力を活かしてどのように貢献したいのか」を話しましょう。
営業職を目指すならば「顧客対応をしながら、質の高い資料を作成し、アポイントメントの調整も行い、限られた時間の中で効率よく業務を進めることを目指します」と言えば良いです。

また、事務職を目指すならば「データ入力や書類作成をしながら、電話対応や来客対応も並行して行い、他の事務職の皆様が少しでも余裕を持って働けるように貢献したい」などと述べると良いでしょう。
【マルチタスクを自己PR】アピールする際の注意点
- 器用貧乏と思われないようにする
- 求められている業界でアピールする
- 企業が求める力に合わせて言い換える
もちろん、マルチタスクを主題とした自己PRを作成する際には気をつけなければならない点もいくつか存在します。
ここで紹介する3つの注意点を意識せずに自己PRを作成してしまうと、マイナスの印象を与えてしまう可能性が高いです。
自己PRはあなたの魅力をアピールする場面であるため、マイナスな部分が目立ってしまわないよう、ぜひ以下の3点は覚えておいてください。
1.器用貧乏と思われないようにする
あなたのマルチタスク能力が「ただの器用貧乏である」と思われてしまってはあまり意味がありません。
取り組んだ内容に一貫性がなく、どれも中途半端な成果しか示せない場合「何でもやるけれども、どれも極められない人物」と見られてしまう可能性が高いです。
そこで、複数の業務を同時に進めながら、明確な成果を出せた経験を伝えることが大切です。
アルバイトと学業、サークル活動を並行しながら、それぞれで成果を上げたエピソードを話す際には、ただ「頑張って両立しました」と述べて終わりではいけません。

「アルバイトで接客の効率化を進め、売上向上に貢献しながら、ゼミではリーダーとしてプロジェクトを成功させた」といった具体的な成功を示すことが大切です。
2.求められている業界でアピールする
マルチタスク能力が求められている仕事や業界は接客業、コンサルティング業界などが挙げられますが、どの業界でも求められているわけではありません。
マルチタスクが強みだからといって、それを全ての業界や企業でアピールするのは避けた方が良いです。
例えば、あなたが目指している仕事が食品の検品を行う仕事だとすると、おそらくほとんどの業務はベルトコンベアから流れてくる商品をチェックすることでしょう。
つまり、役割は1つであるため、マルチタスク力をアピールしても全く意味がないのです。
面接官に「マルチタスクが強みと言われましても、あなたに任せる仕事は1つしかありませんが?」と突っ込まれてしまっては意味がありません。
マルチタスク能力を求めている業界であるかを確認してからアピールすることを心がけましょう。
3.企業が求める力に合わせて言い換える
全ての企業に「私はマルチタスクが得意です」とアピールするのではなく、企業が求める能力に合わせて言い換えることをおすすめします。
この言葉は意味が漠然としているため、その中でもどの能力が強いのかを明確にすることが大切です。
「優先順位を判断しながら複数の業務をこなす力」が強みならば「優先順位を判断できる能力」と表現すれば良いですし、「冷静な状況判断をしながらタスクを行っていた経験」があるならば「冷静な状況判断ができる力」と述べれば良いです。
その他にも「柔軟な対応力」などと言い換えても良いでしょう。

マルチタスクが得意であることは非常に素晴らしいことですし、アピールになりますが、言い換えた方が良い印象を与えられる可能性も高いため、
それぞれの企業に対してどのようにアピールするか考えながら、自己PRを作成してください。
【マルチタスクを自己PR】「マルチタスク」の自己PR例文【業界別】
- IT業界
- 食品業界
- 広告業界
- コンサルティング業界
- 金融業界
ここまで紹介してきた内容を踏まえた上で、マルチタスク能力を活かした自己PRの例文を、業界別に紹介します。
あなたが目指している業界はもちろん、そうでない業界の例文も、本記事のおさらいとして参考になるため、ぜひ読んでみてください。
1.IT業界
自己PR例文
私の強みはマルチタスク能力です。
インターンでは業務を遂行しながらコーディング初心者の仲間をサポートし、チームの生産性向上に貢献しました。
仲間のうち2人はHTMLやCSSの知識が浅かったため、業務を遂行しながら指導を両立しました。
当初は大変でしたが、スケジュールを細かく管理し、作業時間と指導時間を分けることで、スムーズに進められました。
また、メンバーがスムーズに作業できるよう、つまずきやすいポイントをドキュメントにまとめ、メンバーが自分で解決できる環境を整えました。
その結果、初心者メンバーもコーディングに取り組めるようになり、プロジェクトの進捗も向上しました。
入社後もこのマルチタスクを活かし、複数の業務を同時に進めながら、チームの成長にも貢献したいと考えています。
非常に分かりやすい例文ですし、最初に結論から述べているのも良いポイントです。
どのように工夫をしてマルチタスクを実現したのかについて説明が分かりやすいため、入社後の再現性も高いと判断してもらえるでしょう。
就活においては能力をアピールして終わりではなく、入社後にどのように貢献するのかを分かりやすく説明することも大切であることを覚えておいてください。
2.食品業界
自己PR例文
私の強みはマルチタスク能力です。
スーパーのアルバイトでは接客、在庫管理、新人教育を同時に担当し、売上向上にも貢献しました。
レジ対応をしながら店舗の在庫管理や売り場の陳列作業も並行して行い、繁忙期には商品の補充や発注作業も滞りなく対応しました。
レジ待ちの時間を活用して在庫チェックを行うなど工夫した結果、他のスタッフの方から「余裕を持って業務に取り組めるようになった」と感謝されました。
入社後もこのマルチタスク能力を活かし、店舗運営や顧客対応など、複数の業務を並行して取り組みながら、常に優先順位を適切に判断し、迅速かつ正確に業務を遂行することで、貢献したいと考えています。
この人がどのようにマルチタスク能力を発揮し、スーパーのアルバイトで貢献していたのかが非常に分かりやすいです。
他のスタッフの意見も反映させている文章であるため「自己満足」ではなく、実際にアルバイト先に貢献できていたことも伝わりやすくなっています。
また、少し学生にしてはできすぎな人物に見えますが、あくまでこれは例文なので、あなたの取り組んでいた業務に合わせて、参考にしながら書き換えてみてください。
3.広告業界
自己PR例文
私の強みは複数の業務を同時にこなせる能力です。
インターン先でSNS広告のバナー制作を任された際、デザインを作成しながら、CTRやCVRなどのデータ分析を行いながら改善を進めました。
また、テンプレートを作成し、デザイン作業のスピードを向上させました。
データ分析もスプレッドシートを活用し、視覚的に比較しやすい形で成果をまとめた結果、クリック率が従来よりも15%向上し、社員の方々からも感謝されました。
この経験を通じて、自分のマルチタスク能力は仕事でも活かせるものだと自信を持てました。
入社後は広告制作とデータ分析を並行して行う能力を活かし、より良い広告を作成し、貴社のさらなる業績向上に貢献する所存です。
自分がマルチタスクをこなせる人物であることを、一言で非常に分かりやすく説明できています。
また「クリック率が15%向上した」と明確な数字を用いて説明しているため、あなたがどれほど優秀な人物であるかも伝わりやすくなっています。
就活においては専門用語をあまり多用しないことが大切ですが、広告業界を受ける場合は「CTR」や「CVR」といった用語を用いても構いません。
基本的に「その業界で働いている人ならば、知っていて当然」というレベルの用語ならば、説明なしで用いても問題ないと覚えておきましょう。
4.コンサルティング業界
自己PR例文
私の強みはマルチタスク能力です。
大学のゼミでリーダーを務めた際、10人以上のメンバーから私生活やアルバイト、サークル活動などに関する悩み相談を受けていました。
当初は数が多く、対応が大変でしたが、悩みの種類ごとに色分けしたメモを作成し、それぞれの課題を明確にすることで、話し合いをスムーズに進めることができました。
その結果、他のメンバーからも頻繁に相談を受けるようになり、やや大変でしたが、ゼミ全体の雰囲気が良くなったため、強い達成感を覚えました。
貴社に入社した際にはコンサルタントとしてそれぞれのクライアントの課題を明確にし、情報整理と優先順位の設定を徹底して、一つひとつの問題を解決して、多くの契約を勝ち取る所存です。
コンサルタントは簡単に言えば「取引先の悩みを解決すること」が仕事です。
したがって、このような「悩み相談に乗っていた」というエピソードは十分に活用できます。
しかし「ただ話を聞いていた」だけでは印象が薄くなるため「どのように工夫をしたのか」「どのような結果が得られたのか」について、具体的に説明することが大切です。
入社後の貢献も具体的に説明できている、良い例文と言えるでしょう。
5.金融業界
自己PR例文
私の強みはマルチタスク能力です。
サークルとアルバイトで経理を担当しましたが、役割が異なっていたため、当初は戸惑いました。
サークルではイベント運営のための資金管理を、アルバイト先では売上と経費を管理する、正確な帳簿作成を任されました。
そこで、両者の違いを整理し、業務ごとに最適な管理方法を選択することで、一度もミスを出すことなく業務を遂行しました。
この経験を通して、異なる基準やルールの中でも正確な判断ができるようになったと考えています。
入社後はこのマルチタスク能力を活かし、複数の案件や取引を同時に進める際も、ミスなくスムーズに業務を遂行し、貴社のさらなる信頼向上に貢献する所存です。
複数の異なる場所で同じ業務を担当していたものの、マニュアルやルールが異なっていたという経験は多くの人が持っているはずです。
そのような場合に、どのような工夫をして対応したのか、そしてその能力を入社後どのように活かせるのかが、非常に分かりやすく説明されています。
内容の部分を少し入れ替えれば、自分の強みとしてそのままアピールできる例文であるため、エッセンスを吸収するためにも熟読しておいてください。
【マルチタスクを自己PR】「マルチタスク」の自己PR例文【言い換え別】
- 優先順位を判断できる
- 冷静な状況判断ができる
- 柔軟な対応力がある
- 作業効率が良い
- 集中力がある
あなたの魅力が「マルチタスク」という言葉では伝わりにくいと感じる場合は、言い換えを活用するのも選択肢の1つです。
「マルチタスク」は他の就活生もアピールしてくる可能性が高いため、差別化を図るためにも、以下のような言い換えを活用するのも良いでしょう。
1.優先順位を判断できる
自己PR例文
私の強みは優先順位を判断する能力です。
大学ではサークル、アルバイト、大学の授業、友人関係と多くのことに同時に取り組む必要があったため、重要度を見極め計画的に対応していました。
アルバイトの繁忙期と学園祭の準備が重なった時はそれぞれの締め切りや負担の大きさを整理し、優先すべき業務を明確にしました。
そして、学園祭の準備を早朝と昼間の授業の合間に行い、スムーズに進めることでアルバイトにも出勤できました。
学園祭は無事に成功し、アルバイトでも繁忙期を乗り越えることができ、店長から感謝されました。
貴社に入社した際は複数のプロジェクトが同時に発生し、突発的な業務が発生した際にも落ち着いて優先順位を判断しながら取り組むことで貢献したいと考えています。
マルチタスクとは「ただ、たくさんの業務に取り組むこと」ではありません。
むしろ、複数の業務の優先順位を把握して、一つひとつを確実に進めていくことがマルチタスク能力であるため、このような例文は非常に魅力的に映ります。
入社した後にどのように貢献するのかについての説明も非常に分かりやすいため、企業の採用担当者もこのような例文を読めば良い印象を受けることでしょう。
2.冷静な状況判断ができる
自己PR例文
私の強みは冷静な状況判断ができることです。
飲食店のアルバイトでは急に団体客が来店し、店内が混雑して混乱する場面が多々ありました。
そこで、繁忙期にはまず団体客の注文を早めに確定し、キッチンにすぐに伝達することで調理の遅れを防ぎました。
また、混雑時もスムーズに料理を提供できるよう、ドリンクの先出し、簡単な前菜を先に提供するなど、対応しました。
その結果、お客様の満足度が87%から94%まで向上し、店長からも「〇〇くんがいると、急に混んでも安心だね」と感謝されました。
貴社はスピード感が求められるプロジェクトが多いと伺っているため、この冷静な状況判断力を活かし、常に落ち着いて取り組み、問題が発生した際にも柔軟に対応して貢献する所存です。
飲食店のアルバイトは工夫しないとありふれた経験になってしまいますが、このような具体的なアピールならば、企業の採用担当者も強い魅力を感じることでしょう。
この例文のように、どのような時も落ち着いて最善の行動が取れる人物は非常に魅力的です。
状況判断力を入社後、どのように活用できるのかについても説明できているため、企業の採用担当者に好印象を与えられる自己PRになっています。
3.柔軟な対応力がある
自己PR例文
私の強みは柔軟な対応力です。
サッカー部とフットサルサークルの両方に所属していたのですが、前者は部活、後者はサークルということもあり、ルールが全く異なっていました。
サッカー部は厳格なルールや練習メニューがあり、競技志向でしたし、サークルは初心者でも楽しめる空間を作る必要がありました。
そこで、サッカー部では監督の戦術を実現するために徹底して競技志向を貫き、サークルでは初心者のメンバーが楽しめるよう、大学から始めたメンバーは1つのゴールを2点分に換算するなど工夫をしました。
その結果、サッカー部では県大会に出場でき、サークルでは皆が毎週の活動を楽しんでくれました。
入社後はこの経験を活かし、顧客の雰囲気やニーズに応じて柔軟に対応できる営業職として活躍したいと考えています。
柔軟な対応力があることが非常に分かりやすい例文となっています。
似たようなスポーツの両者ですが、部活とサークルで取り組み方を変えて、その場その場で自分にとって最善の行動とは何かを考えながら取り組んでいることが伝わります。
4.作業効率が良い
自己PR例文
私の強みは作業効率の良さです。
インターンに参加した際、ある日、急遽、資料作成とデータ入力の依頼があり、いずれも3日以内に完成させる必要がありました。
そこで、朝の時点で作業の全体像を把握し、タスクごとにかかる時間を見積もり、集中して取り組むべき業務と、流れ作業で行える業務を分類し、タイマーを活用して取り組みました。
その結果、その日中に全ての書類を提出でき、社員の方に驚かれました。
この経験を通じて、自分の作業効率の良さを実感しました。
入社後は複数のプロジェクトを同時に進める場面などにおいて、タスクの優先順位を適切に見極め、迅速かつ正確に業務を遂行し、貴社全体の生産性向上に貢献できればと考えています。
いかにも仕事ができる人物であることが伝わってくる、非常に良い例文です。
ただ「3日以内にこなすべき仕事を1日でこなした」というだけでは説得力がありませんし「大げさに言っているのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、どのように取り組んだのかについての説明が非常に分かりやすいため、相手も納得してくれることでしょう。
就活生はついつい話を盛ってしまうこともありますし、人事も警戒していることがあるため、優秀すぎるエピソードは、たとえ本当であったとしても、具体性に力を入れて書くことを心がけてください。
5.集中力がある
自己PR例文
私の強みは高い集中力です。
税務署のアルバイトでは、確定申告の申請期限が迫ると多くの方が訪れ、1日に何十人もの対応を求められました。
しかし、そのような状況でも一人ひとりの申請内容を慎重に確認し、ミスなく処理することが最も効率的だと考え、丁寧に対応しました。
結果として、一度もミスを出すことなく業務を遂行でき、社員の方からも「また来年も来てほしい」と声をかけていただきました。
その結果、4年間、毎年2月と3月にこの仕事を任せていただけるようになりました。
貴社に入社した際もこの集中力を活かし、データ分析などの業務において高い集中力を発揮し、1つのミスもなく業務を遂行して、貢献できればと考えています。
どのように集中力を発揮したのかが非常に分かりやすい文章です。
また、確定申告のアルバイトは短期のものが多いですが「また来年も来てほしい」と言われたということは、優秀な人物であったことの証明になります。
このように、短い文章でも自分の優秀さを伝えられる言い回しは、1つ覚えておくだけで就活に大いに役立つため、ぜひ活用してください。
【マルチタスクを自己PR】まとめ
今回はマルチタスクが得意であることを自己PRで強調するにはどうすれば良いか、どのような点を意識すれば良いか、どのような点に注意しなければならないのかについて紹介しました。
マルチタスク能力がある人物は仕事で活躍できる可能性が高く、就活でも高く評価されやすいです。
うまくアピールできれば良い印象を与えられる可能性が高いため、ぜひ本記事を参考に、質の高い自己PRを作成し、内定を勝ち取ってください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)
柴田貴司
(就活市場監修者)
「マルチタスクをこなせる」ということは非常に良いアピールになる可能性が高いのですが、わかりやすく伝えないといまいち想像がしづらい能力であることには注意しなければなりません。
ただ「マルチタスクが得意です」と言うだけでは具体的に活躍するイメージが湧きにくいため、今から紹介するポイントやコツなどを踏まえた上で、質の高い自己PRを作成しましょう。