最新の就活は「選考社数の減少」が鍵?25卒就活市場調査

最新の就活は「選考社数の減少」が鍵?25卒就活市場調査
調査概要

期間:2024年6月28日〜2024年6月30日

対象:2025年3月卒業予定かつ、2024年6月28日時点で就職活動を終了していた学生

有効回答数:102件

就活市場では、就職活動の選考社数に関する調査を行った。

調査は2024年6月28日から2024年6月30日にかけて行われた。

対象は2025年3月卒業予定かつ、2024年6月28日時点で就職活動を終了していた学生で、有効回答数は102件であった。

質問は全4問で、回答者は選択式のアンケートフォームに回答した。

調査結果

調査結果

就活終了までの選考社数は「5社以下」が最多

就活終了までの選考社数は「5社以下」が最多

「就活を終了するまでに、選考に進んだのは何社ですか?」という設問に対しての回答は、「5社以下」が42人(41.2%)と最多であった。

次いで「6社〜10社」が28人(27.5%)と、就活終了までの選考社数が減っている可能性が示唆された。

説明会は6社以上参加も、選考には進まずか

説明会は6社以上参加も、選考には進まずか

「就活を終了するまでに、説明会に参加したのは何社ですか?」という設問に対しての回答は、「6社〜10社」が32人(31.4%)で最多であった。

2位は「21社〜」で23人(22.5%)、3位は「11社〜15社」がほぼ同数の22人(21.6%)となった。

就活終了までの選考社数は10社以下が70%弱を占めていたことを踏まえると、説明会を受けた上で選考を受けるかどうかを吟味する学生が増えているのではないかと考えられる。

初内定の企業で就活終了する学生が7割強

初内定の企業で就活終了する学生が7割強

「就活を終了するまでに、選考に進んだのは何社ですか?」という設問に対して「5社以下」と回答したのが42人(41.2%)であった一方で、「初めて内定を獲得するまでに、選考を受けたのは何社ですか?」という設問に対して「5社以下」と回答したのが59人(57.8%)であった。

計算すると、5社以下の選考で初めての内定を獲得し、その企業で就活を終了している学生が70%いることになる。

選考に進むハードルが高くなっている分、内定獲得後にそのまま内定を承諾する率が上がっている可能性が示唆される結果となった。

学生の想定よりも早期化する就活、今後はどうなる?

学生の想定よりも早期化する就活、今後はどうなる?

まとめとして、就活は就活生の想定よりも早期化していることを考察したい。

「就活を始める前、就活を終了するまでには何社ほど受ければ良いと思っていましたか?」という設問に対して、最多の回答は「6〜10社」で34人(33.3%)、最も少なかったのは5社以下で13人(12.7%)となった。

しかし蓋を開けてみれば、就活終了までには5社以下しか受けなかった就活生の数が最も多かった。これは、就活生が想定しているよりも、早期に就活が終了していることを示している。

2026年3月卒業の学生(26卒)の就職活動も、もうすでにスタートしている。多くの学生がサマーインターンに参加をしていくが、今後はインターンへの参加社数の変動も調査していきたい。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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