就活中はバイトを辞めるべき?バイトを辞めるメリットやデメリットも含めて徹底解説

就活中はバイトを辞めるべき?バイトを辞めるメリットやデメリットも含めて徹底解説

大学生になると、早々にアルバイトを始める人も多いでしょう。それだけ長く続けたバイトであっても、就活が始まるタイミングに合わせて辞める人が一定数います。

そんな中、自分はどうしたら良いのだろう?皆はどうして辞めたのだろう?と疑問を抱く方もいるでしょう。やめるべきか迷っていたり、続ける決心がつきにくかったりするのではないでしょうか。

この記事では、就活とバイトの関係性について、掘り下げて考えてみましょう。

【就活中のバイトは辞めるべきか】就活のためにバイトは辞めるべき?

結論から言うと、やめるべきとまで言えることではありません。

バイトを辞めてまで就活に取り組む学生は、そんなに多くないのが実情です。

もちろん、それまでと全く同じペースで続けるのではなく、バイトのシフト数を普段よりも減らすことが望ましく、実際にもそうしている人が多いと思われます。

やはり、それまでは学業その他との兼ね合いの中でバイトをしていたはずですから、そのタスクに就活が加わった状態で同じ量をこなし続けるのは難しい、というのが大きな理由です。

そのため、就活中であっても、バイトを続けながら活動している学生は多くいます。

その期間だけは就活を優先しつつも、バイトとはしっかり両立する形ですね。

【就活中のバイトは辞めるべきか】バイトを辞めるべきか判断する方法

しかし、多くは無いにせよ、辞めている人も実際にはいます。あるいは、もっと早い段階で辞めればよかった、と就活中に後悔するケースもあります。

バイトに充実感を抱いている人なら、あまり悩まず適度なペースで継続する場合が多いと思いますが、一度体制を見直すことを怠ると危険です。

なので、次の項目から、どんな人がバイトをやめており、やめておくべきなのか、何を基準にしたらよいのか、を把握していきましょう。

就活にかかる費用

まず考慮するのは、就活にかかる費用です。

この内、まだ用意できておらず、自分で賄わなければならない金額がどの程度かによって、バイトの必要性が変わってきます。

代表的な例で言うと、就活では、リクルートスーツ代や選考場所までの交通費、宿泊費などがかかります。また、人によってはもっと多い方もいるでしょう。その他、場合によっては食費や雑費がかさむ場合もあり、はっきりと想定できる以上に、さまざまな費用が必要になってきます。

また、全てリモートで完結する選考なら経費は殆どかからないかもしれませんし、自分の住んでいるところではない遠い地域まで何度も足を運ぶようなら相当かかってしまうはずです。

これらを総合して、支出総定額を出してみましょう。そして、それが現在の自分の貯金だけで賄えるのかどうか、を一度考えてみてください。

応募企業数

また、応募する企業の数も基準として考えておきましょう。

応募先の企業が多ければ多いほど、ES提出や企業研究、面接対策などに費やさなければならない時間は増えるでしょう。基本的には受かるつもりで選考に挑むはずですから、この時間を蔑ろにはできません。

そこで、自分はどのくらいの数の企業にエントリーしたいのかを考えて、スケジュールの予想を立てる必要があります。

1つの企業にかかる選考日程は、最低でも計2日、最終面接まで漕ぎつければ計1週間程度かかるかもしれません。もちろん相手の企業と日程調整をすることは可能ですが、バイト先の状況によってはそれでも融通が利かない可能性もあります。

就活を始めた段階で、説明会や面接の日程からして上手くスケジューリングが可能かどうかを考えましょう。

そして、既存のバイトの性質や状況を加味したとき、これらを両立できるかどうか判断しましょう。

【就活中のバイトは辞めるべきか】バイトを辞めるメリット

さて、基準に照らして平気であっても、それなら大丈夫、と安心してバイトを続けられる学生ばかりではないと思います。限られた時間の使い方に関する問題なので、もう少し慎重に検討することは、重要です。

そこで、もし辞めたとして、その時間はどのような効果を発揮してくれるのかを知ってから判断したいですね。

次の項目からは、バイトを辞めたことが就活で良く作用する点を押さえていきましょう。

就活に集中できる

まず第一に、就活に集中できるという点です。

先ほどもご紹介したように、就活では自己分析に始まってESの作成や説明会への参加、面接練習に本番の選考など、やらなければいけないことが常に沢山あります。

もしあなたが、例えば大学で毎週課されるレポートに慣れていたとしても、これは恐らく大変です。

就活で抱えることになる課題はどれも不定期で、それぞれが別の重みをもっているため、いきなり乗りこなすのはかなり難しいと思われます。

そんな中、バイトをやめてしまえば、限られた時間を全て就活に割り当てることができるので安心ですね。そのため、就活に専念したいという場合には、バイトを辞めるという選択肢もあります。

身体的に疲れにくい

次に、身体の休息が上手くできるという点です。

バイトを辞めると、1日、1週間当たりの活動量が単純に減少することから、両立している場合よりも身体的に疲れにくくなるということです。

それだけかという気がするかもしれませんが、これは意外に重要です。

そもそも就活と言えば、自分の周りの先輩や指導教員の先生、こういった就活記事の雰囲気からして、心身共に苦労するイメージがあるのではないでしょうか。厳しいことにそれは事実で、就活はただでさえ、心身ともに体力勝負になってくる部分があります。

そのため、少しでも他の活動の時間やそれに使う労力を減らすことができれば、長期戦になる可能性のある就活中の体力を維持をすることにもつながります。

【就活中のバイトは辞めるべきか】バイトを辞めるデメリット

もちろん、バイトをやめた場合にはメリットと同時にデメリットも発生します。

バイトをやめた就活生の中には、やめなくてもよかった、あるいはやめなければよかったと感じてしまう人が一定数いるのもまた事実です。

そのため、一次的な就活への不安やバイトへの面倒くささなどから安易にバイトを辞めて後悔ということがないように、バイトを辞めることが就活中に悪く作用する点についても把握しておきましょう。

金銭面での不安が生じる

まず第一に、金銭面での不安が挙げられます。

これは、それまでのバイトの量や目的、比重にもよります。しかし、バイトを一時的にでも辞めるということは、その期間の収入源がごっそりなくなるということです。

つまり、バイトを辞めると、人によっては金銭面で生活のやりくりに余裕がなくなったり、精神的に追い込まれたり、就活中の咄嗟の事態に対応できなくなったりする可能性が生じます。

お金というものはどこにいってもついて回る重要な事柄のため、誰が当たっても困難な壁となるでしょう。

そのため、バイトを辞めるのであれば前もって就活に備えた貯金をしておく必要があります。でなければ、就活中の生活が厳しくなる危険性があり、心配です。

息抜きがしにくい

次に、息抜きのタイミングが減ってしまう点です。

就活中はどうしても、就活が生活の中心になって来ます。就活では、終わるその瞬間以外は基本的にずっと苦しい思いをすることになりますから、多くの人にとってストレスの連続になるはずです。また、何事もそうですが、就活で溜まったストレスは、それ以外のところで発散するのが望ましいです。

嫌なことがあった際、気持ちを切り替えて次に進むためには、単に他のことをするだけでなく、場所を移し、集中できることに取り組んだり、人と話したりすることも肝要です。

その点、バイトを辞めると就活以外のコミュニティが一つなくなることになってしまいます。

周りも共に就活をする仲間が多いと思われますから、息抜きをする際の選択肢が一つ少なくなる危険性があります。

【就活中のバイトは辞めるべきか】迷ったらバイトよりも就活を優先しよう

ここまでの話を理解してもなお、バイトを辞めるかどうか、折り合いをつけられなかった人はいるのではないでしょうか。

基本的には、就活を優先してください。

就活中であっても、人によっては生活や就活そのものの費用がかかっているため、一定の収入は必要になります。

しかし、新卒での就活は人生に一度きりです。自身でも、新社会人として活動する拠点を決めることは非常に重要だと感じているはずです。

そのため、この就活に悔いを残すような選択は避けてください。

バイトの事でいえば、これを続けていたせいで、就活で思うような結果が出なかった、などという後悔に発展するのが最悪のケースです。

就活中のバイトを辞めるべきかどうしても悩んだ際には、ぜひ就活を優先的に考えてください。

【就活中のバイトは辞めるべきか】まとめ

バイトを続けるか、やめるかの決心はついたでしょうか。二者択一を迫られると難しい問題かもしれませんが、バイトは基本的にシフト制で動いているかと思われます。

そのため、就活中はぐっとシフトを減らした状態で続けさせてくれるなど、柔軟に対応してくれることがほとんどだと思われます。

あまりどちらかに偏った判断をせず、自分にとってもっとも過ごしやすい環境を整えられるように考えてみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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