企業研究はどうノートにまとめるべき?ノートを活用して就活を効率的に進める方法!

企業研究はどうノートにまとめるべき?ノートを活用して就活を効率的に進める方法!

はじめに

企業研究の必要性はひしひしと感じていても、どのようにはじめたら良いのか分からないというお悩みを持つ就活生もいるでしょう。

また、せっかく調べた企業の情報がバラバラになると探すのに困ってしまいます。

企業の情報を整理するときにおすすめなのは、ノートを活用して企業研究ノートを作成する方法です。

この記事では、企業研究の重要性や企業研究ノートのまとめ方などを解説しています。

企業研究ノートを作ってみたいという人は、ぜひ読んでみてください。

【企業研究をノートにまとめる方法】企業研究の重要性

そもそも、本当に企業研究など必要なのかという疑問を持っている人もいるかもしれません。

しかし、採用担当者の立場になって考えたとき、自社についてまったく興味もないような学生を一緒に働く仲間として採用したいと思うでしょうか。

基本的に、企業の採用担当者にとって嬉しい人材とは、自社に深い関心を寄せ、入社に対する熱意を示してくれる存在です。

そのため、企業研究を念入りに行って企業について理解するのは、とても重要なことだといえます。

企業研究がどのように重要なのかを詳しく見ていきましょう。

自分に合った企業を見つけられる

企業研究の利点は、自分に合った企業を見つけられることです。

興味のある業界の中からさまざまな企業について調べれば、今まで知らなかった企業から、自分と相性の良い企業を探せる可能性が高まります。

そして、企業の情報を網羅的に調べることで、その企業で働くメリットやデメリットも知ることができるのです。

メリットやデメリットを押さえて、納得したうえで入社する企業を選べば、入社後に大きなギャップを感じにくくなります。

企業研究を十分に行わなかったり、悪い点に目を瞑って良いところしか見なかったりした場合、入社後に「こんなはずではなかった」と感じて早期離職につながりかねません。

早期離職は、労働者にとっても企業にとってもメリットがほとんどないため、まずは自分と相性が良い企業に入ることが先決です。

企業に受かりやすくなる

企業についてしっかり調べておけば、志望先に受かりやすくなる点もメリットとして挙げられます。

企業についてまったく調べることなく、がむしゃらに選考を受けても受かる可能性は低いです。

書類選考の時点で、企業研究を行っていないことが明らかな就活生は、門前払いをされることがあります。

しかし、企業がどのような人材を求めているのか、しっかり調査して選考に臨めば受かる確率が上がり、最終的に内定を獲得できる可能性も高くなるのです。

また、企業について網羅的に調べておくことで、面接などで自分がどれだけ入社に対する熱意を持っているか伝えやすくなります。

【企業研究をノートにまとめる方法】企業研究はノートにまとめよう

企業研究は、基本的に目指す業界内で複数の企業に対して行うものです。

1社に決め打ちしても確実に内定が取れるとは限らないため、複数の企業を比較して優先順位の高い企業を決めると就活がやりやすくなります。

そして、複数の企業について情報をまとめる場合は、ノートを活用すると効率が良くおすすめです。

まとめる手間はかかりますが、自分で見やすいと感じるレイアウトで情報をまとめられ、持ち運びが簡単であるといったメリットが存在します。

また手書きで作成すれば、より記憶に残りやすくなるため、物理的に触れる紙のノートを使用すると良いでしょう。

1社でもまとめてしまえば、その後調べるべき情報や書き込む際のフォーマットも確立できるため、次回からも研究しやすくなるという利点もあります。

【企業研究をノートにまとめる方法】企業研究で調べるべき項目

ここからは、実際に企業研究で集めてノートにまとめるべき情報の種類、項目について解説します。

企業について調べるべき情報は、全部で7つです。 調べた情報をノートにまとめる際は、1社につき見開きで1ページ使用するようにしましょう。

例えば片面にA〜Cの情報を、もう片面にD〜Gの情報を記入するなど、レイアウトは自分で見やすいように工夫して構いません。

必要な情報を分かりやすくまとめ、世界にたった1冊だけの自分の企業研究ノートを作成してみましょう。

A:企業の基本的な情報

まずは、企業の基本的な情報について調べてみましょう。

基本的な情報とは、企業名やどの業界に属しているか、創業年や沿革、現在の代表取締役社長、本社の所在地や社員数、社員の平均年齢、社風や理念、社是社訓、求人票やホームページ記載の求める人材像などです。

これらの情報は、面接などで知っているかどうか尋ねられる場合もあります。

そのときに答えられないと、自社に対して興味がないと判断されかねませんので、きちんと覚えておくと良いでしょう。

B:事業内容

対象の企業がどのような事業を行っているのかも重要です。

事業が面白そうか、やってみたいかは、実際に内定をもらったときに受けるか否かの判断材料となります。

また、実際に事業について知っていれば、その企業での仕事に早く馴染んで活躍できるようになるでしょう。

ベンチャー企業などの場合、今後の事業に対する意見を選考の中で求められることもあります。

現在どのような事業を行っているのか、今後どのような事業を行う予定なのかなどを書いておきましょう。

C:業績

企業の将来性をはかるためには、業績を調べるべきでしょう。

過去の売上や業績をまとめれば、各事業における課題や安定性が見えてきます。 5〜10年間の業績をまとめてみるのが妥当です。

また、単なる数字で記入するよりも、グラフや図を用いて表現した方が見やすく整理できます。 業績について調べる際は、IR情報から確認するのがおすすめです。

余裕があれば、業界全体の業績と比較して、その企業が業界内でどれほどの位置づけにいるのかも確認しておきましょう。

D:福利厚生・給料・残業

次に、その企業で受けられる待遇について調べましょう。

福利厚生や給与、賞与、残業時間などは、ワークライフバランスに関わるため重要な情報です。

年収や月額の給与を調べる際は、求人票に書かれた額面通りの金額が得られるわけではない点に注意しましょう。

基本的に公表されている給与額には、保険代や所得税など会社が差し引く分もまとめられています。

実際の手取り額は異なることを頭に入れておくと、入社後のギャップが少なくて済みます。

E:選考フロー

入社後のことばかりを調べていても、直接の内定にはつながりません。 その企業に入るために必要な選考フローについても、調べておきましょう。 自分が内定に至るまでに、どんなことをすれば良いかが分かります。 提出が必要な書類、面接の人数や回数、面接官の役職など、選考の情報が得られたら、必要な準備を適宜進めていくべきです。 自分がどこまで進んだか、後はどれほどの選考が必要なのかをすぐ見返せるようにすると、予定が立てやすくなります。 企業の選考に対する口コミなどから、面接の内容に関する情報を集めるのも効果的です。

F:自分との共通点

企業と自分との相性を調べるためには、その企業と自分にどのような共通点があるかが重要です。

自分が就活において重要視している就活の軸と、企業が出している採用条件や待遇の兼ね合いを記しておきましょう。

これを詳しく記入するためには、まず自分が企業を探すうえで何を譲れない条件としたいのか、自己分析で把握しておく必要があります。

企業理念に共感できるか、経営者の考えを理解できそうかなど、入社後に同じ方向を向いて働けるかも念頭に置いておきましょう。

G:競合他社との違い

今後、志望動機などを作成するためには、その企業と競合他社との違いを明確にする必要があります。

選考での受け答えは、どんな企業にも使えるような汎用性の高いものではなく、その企業にがっちりコミットしたものでなければなりません。

競合他社との事業内容の違いや独自の工夫、社風の違い、その企業ならではの強みや今後の課題となり得る弱みなども記入しておきましょう。

選考では、その企業が抱える課題が何だと思うかなども聞かれる場合があります。

良いところのみならず、欠点ともいえるような情報も漏らさず書いておくことが大切です。

メモ欄を残しておこう

企業研究ノートを書くうえで意外と重要なのが、後々メモを書くための空欄です。

調べたことでぎっちり埋めてしまいがちですが、気付いたことなどを書くためのメモ欄を残しておきましょう。

研究時点での疑問などを記しておけば、企業説明会での質疑応答の際などに尋ねて解決できます。

また、インターンや説明会で感じた率直な印象なども書いておくと良いでしょう。

自分が実際に感じたことは、最終的に就職を決める際の決め手になる可能性もあります。

ノートが埋まってしまった場合は、後づけできる付箋などを活用しましょう。

【企業研究をノートにまとめる方法】ノートを活用する際のポイント

企業研究ノートの作成も、適当にやって十分な成果が出るものではありません。

ここからは、企業研究の結果をノートにまとめる際のコツについてご紹介します。

企業研究ノートの目的は、情報をすぐに取り出せるようにすること、必要に応じて振り返りやすくすることです。

企業研究ノートの作成は、あくまでも情報の整理のための手段であり、まとめること自体が目的にならないように注意する必要があります。

ノートを活用して情報をまとめる際に、どこに気をつけたら良いかを学んでおきましょう。

見開き1ページを使う

ノートを使用する際は、1社につき見開き1ページでまとめると多すぎず、少なすぎずおすすめです。

また、使用するノートは一般的なA4サイズが良いでしょう。

ノートが小さすぎると必要な情報をすべてまとめられず、また大きすぎると持ち運びに不便です。

会社説明会などに持ち込む可能性も考えて、鞄に入りやすく適切な情報量を記入できるサイズのノートを選ぶと、効率良くまとめられます。

また、A4のノートであれば、どこでもすぐ購入できるのも利点の1つです。

図やイラストを活用する

ノートをまとめる際は、文章だけでなく図やイラストなども活用しましょう。

ぎちぎちに文字を詰め込んでしまうと読みにくく、後から見返す気もなくなってしまいます。

そこで、視認性を上げ、記憶に残りやすくするためにも、文章の補助として図やイラストを書き込むと良いでしょう。

上手にこだわって書く必要はありません。

おおむね何が書いてあるのか自分で判別できる程度で構いませんので、見やすいと感じるレイアウトで図やイラストを活用してみましょう。

【企業研究をノートにまとめる方法】企業研究のおすすめのツール

企業研究を行うとき、企業が公式に発信しているホームページで、情報収集をしている人も多いのではないでしょうか。

しかしホームページの内容は、あくまでも企業が対外的に知ってほしいことが書かれているものであるため、どうしても公平性に偏りが出ます。

実際には、ホームページでは知ることができない情報の中に、重要な内容があったりするものです。

そこで、ホームページ以外の企業研究における、おすすめツールをご紹介します。

さまざまツールを活用し、なるべく公平な視点から情報をまとめましょう。

ナビサイト

まずおすすめなのは、就活支援企業などが運営しているナビサイトの情報です。

リクナビやマイナビといったナビサイトでは、さまざまな企業に関する基本の情報を、極めてシンプルにまとめています。

業界内にある、たくさんの企業に関する情報を手っ取り早く調べたい場合に重宝するでしょう。

また、これらのサイトには、運営企業が独自に調べた情報が載っている場合もあります。

公式ホームページを見るだけでは分からない企業の内情や、第三者からのおすすめ具合を知れるツールです。

書籍

企業に関する確実な情報が知りたい場合は、書籍を利用するのもおすすめです。

世の中には、企業の概要や業績をまとめた書籍がいくつか存在しています。

また、これらの書籍は年度ごとに発行されるため、その時点での最新かつ確実な情報を入手するのに役立つのです。

例えば、「業界地図」という書籍では、業界内の競合他社について調べられたり、志望先の立ち位置なども知れたりします。

また、「就職四季報」では、企業の離職率や残業時間など、入社後のミスマッチを防ぐために重要な情報が載っているため得られるものが多いです。

OB/OG訪問

企業の内情について知りたい場合は、自分の学校を卒業したOBやOGのもとを訪問するのも効果的です。

ホームページなどを見るだけでは分からない、その企業で働いている人ならではの視点やリアルな職場の情報も得られます。

企業研究を大きく進められ、ミスマッチを防ぐ材料になるのはもちろん、働いている人が尊敬できるからといった志望動機への活用も期待できるイベントです。

ただし、ある程度しっかり企業研究を進めてからでないと、相手に不快感を与えてしまう可能性もあるため、きちんと自力で調べてから行いましょう。

【企業研究をノートにまとめる方法】企業研究をノートにまとめる際の注意点

企業研究ノートは、就活を効率良く進めていくために使う道具です。 道具であるからには、使いやすいものである必要があります。

では、企業研究ノートを使いやすい道具にするためには、どのようなことに注意したら良いのでしょうか。

ここからは、企業研究の結果をノートにまとめる際の注意点について解説します。

重要なのは、企業研究ノートをなぜ作るのかという目的を見失わないことです。

注意点についてしっかり把握し、自分なりの企業研究ノートを作りましょう。

こだわりすぎない

使いやすいノート作成するためには、あまりこだわりすぎないことが大切です。

ノートをまとめる際には、あまり時間をかけすぎないように気をつけましょう。

企業研究ノートにばかり時間を割いてしまうと、Webテストの対策や選考に向けた準備などに使う時間が少なくなってしまいます。

また、卒業するまでは、きちんと授業に出て単位も取得しなければなりません。

企業研究のほかに、やらなくてはならないタスクとの兼ね合いを考えてノート作成の時間を割り振りましょう。

フォーマットを統一する

企業研究ノートを作るときは、各ページのフォーマットを統一しましょう。

フォーマットがバラバラになっていると、見返すときに必要な情報がどこに書かれているのか分からず見づらくなってしまいます。

一番はじめに企業の情報をまとめる際は、自分が見やすいと感じるフォーマットを探って調整すると良いでしょう。

すぐに見られるような凡例を作って手元に置いておくなどの工夫をすれば、いつでも同じフォーマットで企業の情報をまとめられるようになります。

まとめ

企業研究ノートは、就活で調べた企業の情報を分かりやすくまとめ、いつでも見られるようにした便利な道具です。

関連する業界の企業を1冊にまとめておけば、いつでも比較でき、企業選びや選考において心強い参考資料となってくれます。

そのためには、できる限りたくさんの情報を公平に書き込むことが必要です。

企業の良いところも悪いところも吟味できるように、さまざまな情報をまとめると良いでしょう。

ぜひ、あなたにとって役に立つ企業研究ノートを作ってみてください。

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