Web面接でイヤホンはつけるべき?Web面接で失敗しない方法!

Web面接でイヤホンはつけるべき?Web面接で失敗しない方法!

はじめに

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Web面接とは、インターネットの回線を通して企業の面接官と学生がPCやスマートフォン上で面接することを指します。

新型コロナウイルスのまん延を受け、新しい生活様式が普及した2021年ごろから多くの企業で導入されるようになりました。

今までの対面面接と質疑応答の内容は大きく変わりませんが、Web面接ならではの対策も求められます。

そのなかでも、イヤホンを使用すべきか否か、そして効果的な活用法について解説していきましょう。

【Web面接でイヤホンはつけるべき?】Web面接でイヤホンはつけるべき?

Web面接では懸念すべき点がいくつかあります。

まず、インターネットの接続状況や機械の不具合で面接が中断されたり、画面がフリーズしたりするリスクがあるのです。

そのためプロバイダーを通信速度が速いものに変更する、機器を2台用意するなどの対策が望ましいとされています。

そして、次に注意すべき点は自宅や近辺から聞こえる雑音です。

予期せぬ来客や、家族が発する生活音や近隣のサイレンや話し声が聞こえてしまっては、面接官も自分も対話に集中できません。

また、自分の声も相手にクリアに聞こえないため、言いたいことが十分に伝わらない可能性もあります。

そのような雑音を避けるためにも、イヤホンをつけるのがおすすめです。

イヤホンをつけることによって雑音を遮断でき、話の内容を理解できないというリスクを避けられるのです。

【Web面接でイヤホンはつけるべき?】イヤホンをつけるときの注意点!

このように、雑音に邪魔をされず円滑に面接を進めるために、イヤホンは必須です。

しかし、とにかくイヤホンを購入して使用すれば良いというわけではありません。

イヤホンを使用してWeb面接を受ける際の注意点をいくつか紹介します。

有線タイプのイヤホンを選ぶ

購入する際は有線タイプのイヤホンを選びましょう。

イヤホンは大きく有線タイプと無線タイプや Bluetoothで接続するハンズフリータイプの2種類に分けられます。

近年では持ち運びのしやすさやコンパクトさからハンズフリータイプを使用する人も多いですが、面接を受ける際は有線タイプが適しています。

なぜなら、有線タイプは充電が切れるといった心配もなく、ハンズフリータイプに比べて遅延などのトラブルが比較的少ないため、安定した状況で音声をパソコンにつなげるからです。

購入できず、どうしてもハンズフリータイプの物しか用意できないのであれば、充電をしっかりとして、通信状況が万全な状況であることを確認したうえで面接に臨みましょう。

派手なデザインのイヤホンは避ける

使用するのはシンプルなデザインのイヤホンにしてください。

近年はさまざまな色やデザインのイヤホンが販売されており、それにより個性をアピールする若者が多く見受けられます。

しかし、プライベートで使用している華美な色や装飾のイヤホンを面接に使用することは、ビジネスマナー上好ましくありません。

また、イヤホンの印象が強いと、どうしても面接官が目を奪われ、応募者の表情や対話の内容に集中できなくなるリスクがあります。

さらに、業界によっては、華美なデザインは常識がないと面接官に悪い印象を与える懸念も抱かれます。

せっかく準備した面接の内容がイヤホンのせいで無駄にならないよう、黒や白の当たり障りないデザインを選んだほうが無難です。

ヘッドセットは使わない

ヘッドセットの使用も避けましょう。

より良い音響を求めて、ヘッドセットやヘッドフォンタイプを選ぼうとする方もいるかもしれませんが、あまり大きいものは面接官から見て、かなり印象が強くなることを頭に入れておかなければなりません。

Web面接では胸部から頭部までしか画面に映りません。

そのなかに大きいヘッドセットがあれば、画面の大きな割合を占めるため、どうしても視線がそちらにいきやすくなってしまいます。

ヘッドセットは派手なデザインのイヤホンと同様に、悪目立ちして応募者の姿が良く見えない、面接官に話の内容がうまく伝わらないというリスクがあります。

現在は高機能の小さいイヤホンも発売されているので、そちらを選びましょう。

マイク付きイヤホンを選ぶ

いつも使っているイヤホンを使う、またはWeb面接用にイヤホンを購入する場合は、マイク機能がついているかどうかを必ず確認してください。

安価なものを中心に、マイク機能が付いていないイヤホンもあります。

面接当日に自分の声が面接官に聞こえないなどといったトラブルがあれば、その面接は失敗に終わる可能性が高くなるでしょう。

パソコンにマイク機能が内蔵されているケースもありますが、その場合応募者の声以外の雑音まで広く拾ってしまう可能性があります。

マイク付きイヤホンの中には、雑音を消すノイズキャンセリング機能が搭載されているタイプも多く発売されていますし、コード部分のリモコンで通話音量を簡単に調整できます。

考えられるリスクに対応できるタイプのものを購入すると良いでしょう。

【Web面接でイヤホンはつけるべき?】イヤホン以外で、Web面接で気をつけること!

面接でななるべく印象に残らないシンプルな、優先タイプでマイク付きのイヤホンを用意しましょう。

Web面接を受けるための環境を整えたところで、面接に臨むうえで注意すべき点を4つ紹介します。

直接会話できないからこそ、第一印象には気を配りましょう。

服装は面接に適しているか

Web面接でも、基本的に通常の面接時と同じリクルートスーツなどのフォーマルな服装を着用しましょう。

Web面接は自宅で受けることになり、また、上半身しか画面に映りません。

そのため「上半身だけスーツを着用し、下半身はジャージで受けても良いのではないか」と思うかもしれません。

しかし、会話がはずんだり、何かのはずみで立ち上がったりした際に、気持ちがゆるんで下半身が移ってしまう可能性は十分に考えられます。

そうなると「表面上だけ取りつくろっている人」だと思われてしまい、面接官にマイナスイメージを与えかねません。

全身の身だしなみを整えることで気持ちが引き締まりますし、正装は企業を来訪する際のマナーでもあります。

自宅といえど気を抜かず、どこから見られても恥ずかしくない服装で面接を受けましょう。

カメラが正しく機能しているか

カメラの機能や位置についてもチェックしてください。

身だしなみや口調にいくら気をつかっていても、カメラレンズが汚れていると良く見えず、ぼやけた印象になり、清潔感に欠けるようにも見えます。

またカメラの位置が高すぎたり低すぎたりすると、意図していなくても見下したり、にらんでいたりするように見え、面接官に悪い印象を与えてしまうことがあるのです。

カメラの位置は、自分の視線の正面かつ、画面に上半身全体が映るような距離にセッティングしましょう。

また、カメラとの距離が近すぎても圧迫感を与え、遠すぎても表情が見えにくくなるため調整してください。

時間に余裕をもって、レンズをよく拭いて、一番よく見える位置を事前に確認しておくことが重要です。

ネットワーク環境に問題はないか

ネットワーク環境が整っているかの確認も必要です。

Web面接では多くの通信量を使用するため、可能な限りWi-Fi環境で面接を受けるのがおすすめです。

Wi-Fiを使用していても、回線が混雑しているなどの理由で接続が遅くなり、Web面接の途中で通信が切れてしまうトラブルも考えられます。

目安は下り、上りともに10Mbps以上とされています。

面接で使用するサービスはzoomやSkypeがメインです。

事前に確認して、サービスごとに推奨される通信速度テストを専用のツールを用いて行い、問題ないかをチェックして、環境を整えておきましょう。

自宅のインターネット環境に不安がある場合は、事前にインターネットの速度やWi-Fiの電波強度が高い場所を調べておいてください。

声の大きさ

Web面接の場合は、声の大きさに注意しましょう。

マイクと口の位置がどうしても遠くなってしまうため、通常の通話などよりも大きな声で話すことが重要です。

声が小さいと話の内容がよく聞こえないだけではなく、自分に自信がないと捉えられてしまうこともあります。

しかし、ただ単に声のボリュームが大きければ良いというわけではありません。

あまりにもボリュームが大きいと、音割れしてノイズのように聞こえる可能性がありますし、我が強く周囲への配慮に欠けるような印象を与えかねないからです。

重要なのは、相手が聞き取りやすい話し方であるかどうかです。

話の明確に内容が伝わるように、抑揚をつけて、はきはきと聞き取りやすいトーンとスピードで話すトレーニングをしましょう。

【Web面接でイヤホンはつけるべき?】Web面接は万が一の対処法を考えておく!

Web面接はどれだけ事前準備がしっかりとしていても、トラブルが起こってしまうことはあります。

スムーズに面接が進行しなかった場合、どうしても面接官の心証は悪くなってしまうでしょう。

しかし、通信トラブルや生活音の乱入など、本番で起こるかもしれないトラブルを事前に予測しておくことで、万が一トラブルが起きても冷静に対処できます。

イレギュラーな出来事にも慌てずに適切な対応できるというのは、社会人に必要なスキルです。

面接官にも当然チェックされているため、そこで場にふさわしい対応ができれば評価にプラスに働き、今後の選考が有利になることもあるのです。

もし通信トラブルが起きてしまったら、企業に電話でその旨を伝え謝罪し、担当者の指示を待ちましょう。

おわりに

導入されて間もないWeb面接ですが、応募者の交通費の削減になり、さらに遠方からも優秀な人材を引き抜ける可能性もあります。

そのため、企業と学生の双方にメリットが多く、今後ますます浸透していくものと思われます。

カメラや通信環境の整備など面接をスムーズに進めるためには多くの準備を必要としますが、なかでもイヤホンは必須です。

あなたの魅力をあますことなく面接官へ伝えるためにも、機能が充実したイヤホンを用意しておきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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