「エントリーシートに書ける資格って何?書き方は?」
「エントリーシートに資格を書かないとマイナス印象になる?」
本記事では、エントリーシートに書ける資格7選と書かなくて良い資格、エントリーシートに資格を書く際のポイントを紹介しています。
エントリーシートの資格欄に何を書けば良いのか迷っている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
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エントリーシートに資格欄がある理由
企業はなぜエントリーシートに資格欄を設けているのでしょうか。
企業が何を知りたいと考えているのかについて明確にしておけば、面接で資格について掘り下げられた際もうまく答えられるようになります。
ぜひ、相手側の意図を理解しておきましょう。
実務に活かせる資格があるか知りたい
企業は応募者が持つ資格が実務にどれだけ活かせるかを知りたいと考えている場合が多いです。
特に専門性が高い職種では資格の有無が応募者の能力を客観的に判断するための基準となることがあります。
技術系専門職においては特にこの傾向が強く、その資格がその分野で必要な知識やスキルを備えていることの証明となります。
企業は資格について聞いて、応募者が現場で即戦力として活躍できるかどうかを判断しているのです。
また、資格の種類によって応募者がどのような能力や経験を持つのかも具体的にわかります。
簿記の資格を持つ場合、数字に強く財務や経理業務に関連する知識を持っていることが期待できますし、TOEICや英語関連の資格ならば、英語力や国際的な知識、多文化間のコミュニケーションに適用できる能力があることが伺えます。
IT系の資格を持っているならば、プログラミングやシステム開発に関する技術的な基礎を習得していることが期待できるでしょう。
このように、応募者が実務に活かせる能力を持っているか、持っているならば、どの程度のレベルなのかについて知ろうとしているのです。
「意外性」「オタク性」が知りたい
応募者が持つ「意外性」や「オタク性」を知りたいという意図がある企業も多いです。
意外性とは、一般的には就活生がESや面接でわざわざアピールしてこないような、一風変わった強みや長所、興味などについてのことです。
オタク性は、特定の分野に熱中できる熱意を持っているかを判断する要素となります。
特に技術系やクリエイティブ職では、自分の専門分野に対しどれだけ熱意を持っているかが重要視されます。
このような分野では深い探求心や特定の分野への強い関心が仕事の質や独自性に大きく影響を与えるからです。
資格はその人の興味や得意分野を具体的に示す指標として扱われることが少なくありません。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、世界的に有名な作品を作り上げた人々は皆、一種「異常」とも呼べるほどの熱意を作品に対して持っています。
自社の業務に対して「オタク」とも呼べるほど熱意を持ち、熱中し、楽しんで取り組んでくれる人ほど、企業にとって欲しい人材はいません。
エントリーシートに書ける資格7つ
エントリーシートに資格を書くことは、自分の能力や志望度を企業にアピールできるなどのメリットがありますが、エントリーシートには書ける資格とそうでない資格があります。
エントリーシートに資格を書く際には、まずは企業にその資格を持っていることで証明される能力をアピールしたいかどうかを考える必要があります。その点を踏まえたうえで、エントリーシートに書ける資格を7つ紹介します。
- 1:英語検定
- 2:TOEIC
- 3:漢字検定
- 4:日商簿記
- 5:各種運転免許
- 6:MOS
- 7:書道に関する検定
1:英語検定
エントリーシートに書ける資格の1つ目は、英語検定です。日本英語検定協会が実施している英語検定は年に3回行われており、2級以上を取得していれば選考で評価されやすいと言われています。
一般的に資格の有効は2年程度と言われているため、英語検定の取得が2年以上前の場合は再受験しておくと良いでしょう。
出典:英検最新スケジュール|公益財団法人 日本英語検定協会
参照:https://www.eiken.or.jp/eiken/
2:TOEIC
エントリーシートに書ける資格の2つ目は、TOEICです。国際ビジネスコミュニケーション協会が実施しているTOEICは、業務で英語を使う場合は800点以上、それ以外の場合は650点以上で評価されやすいと言われています。
TOEICは国内外問わず多くの企業や団体が活用しているため、受験したことがある方はエントリーシートに書くようにしましょう。
3:漢字検定
エントリーシートに書ける資格の3つ目は、漢字検定です。日本漢字能力検定協会が実施している漢字検定は、2級から評価されやすいと言われています。漢字検定の2級は、常用漢字がすべて使いこなせるレベルであることを証明できます。
4:日商簿記
エントリーシートに書ける資格の4つ目は、日商簿記です。日商簿記は、日本商工会議所が実施している検定で2級以上から評価されやすいと言われています。
日商簿記3級は、社会人が常識として知っておくべきレベルだと言われているため財務に関する業務を行う場合は2級以上を取得していることが望ましいです。事務員の場合は3級でも評価されるケースもあります。
5:各種運転免許
エントリーシートに書ける資格の5つ目は、各種運転免許です。運転免許には、普通、準中型、中型など様々な種類の免許があります。
就職活動に関係ないように思える運転免許ですが、営業職など企業によっては車を用いて仕事をする場合もあるため運転免許を持っていれば書くようにしましょう。
6:MOS
エントリーシートに書ける資格の6つ目は、MOSです。MOSとはマイクロソフトオフィススペシャリストの略で、マイクロソフトオフィスの製品を利用できるスキルを持っていることの証明になります。
どのような業界、職種でもパソコンを使って仕事をすることがほとんどです。どのような業界でもアピールできる資格なので、取得していればエントリーシートに書くようにしましょう。
7:書道に関する検定
エントリーシートに書ける資格の7つ目は、書道に関する検定です。書道に関する検定は毛筆書写技能検定試験と硬筆書写技能検定の2種類あります。
文部科学省後援のこれらの検定は、他の書道の検定とは異なり公式の資格であるためエントリーシートに書くことが可能です。丁寧な字はそれだけで印象が良いため、取得している場合は書くようにしましょう。
出典:我が国で唯一の硬筆・毛筆の書写技能検定試験|硬筆書写技能検定・毛筆書写技能検定実施団体の一般財団法人 日本書写技能検定協会
参照:https://www.nihon-shosha.or.jp/about.html
エントリーシートに書かなくてよい資格の例4つ
エントリーシートには、TOEICやMOS、各種運転免許など業務で使うことができる、企業にプラスのイメージを与えることができる資格が書けます。
しかし、資格の中にはエントリーシートに書かなくて良いものもあり、場合によってはマイナスイメージを与えてしまうこともあるのです。以下では、エントリーシートに書かなくてよい資格の例を4つ紹介します。
1:原付や二輪の運転免許
エントリーシートに書かなくてよい資格の1例目は、原付や二輪の運転免許です。バイクを運転する仕事であれば書くべきですが、多くの企業で使われるのは自動車であるため敢えて書く必要はありません。
2:スコアや級が大学レベルではない資格
エントリーシートに書かなくてよい資格の2例目は、スコアや級が大学レベルではない資格です。
スコアや級が大学レベルではない資格をエントリーシートに書くということは、自分の能力が大学レベル以下であることを企業に伝えることになります。
プラスに働くどころかマイナスイメージを与えかねないため、スコアや級が大学レベルではない資格はかかないようにしましょう。
3:趣味やスポーツの資格
趣味やスポーツの資格は、仕事に直接影響を与えない場合は欠く必要はありません。
しかし、これを示すことで自身の意欲傾向を伝えることができます。
興味を持ったことは追求したいと思える人間であることが伝われば、興味のある業務に関しても追求してくれるのではないかという評価を得られます。
また、プライベートの時間を大切にしてほしいという価値観の強い企業であれば、それだけ熱中できる趣味やスポーツがあるということも重要な指標になります。
エントリーシートに資格を書かないと内定に響く?
就活において「資格を書かないと不利になるのでは?」と不安に思う学生は多いでしょう。
確かに一部の業界・企業では、資格が選考に大きな影響を与える場合もあります。
しかし、すべてのケースで資格の有無が内定に直結するわけではありません。
重要なのは、あなたの持つスキルや強みが、志望企業の求める人物像と合致しているかどうかです。
資格がなくても、それを補えるエピソードや実績があれば、十分に魅力的なエントリーシートを作成することは可能です。
エントリーシートに資格を書かなくても問題ないケース
資格を書かなくても選考に影響が出にくいケースも多く存在します。
特に、資格が応募業種と関係がなかったり、他にアピールできる実績やスキルがある場合は、無理に記載する必要はありません。
また、取得予定の資格であれば、あえて書かずに他のアピールに文字数を割くのも効果的です。
以下に、具体的に資格を省略しても問題ないケースを紹介します。
資格が応募業種と無関係
志望業種と関係のない資格は、必ずしも評価されるとは限りません。
たとえば、事務職を希望しているのに「食品衛生責任者」や「漢検」のような資格を書いても、業務への関連性が薄いため、選考担当者の印象に残りにくいのが現実です。
このような場合は、業務に関連したスキルや経験、自己PRを重視したほうが効果的です。
むしろ、関係ない資格を無理に書くことで、文字数が圧迫され本当に伝えたい内容が薄れてしまうリスクもあります。
アピールできる強みが他にある
資格がなくても、アピールできる強みや成果があれば問題ありません。
たとえば、サークル活動でのリーダー経験や、アルバイトでの接客力、ゼミでの研究成果などは、実践的な力として評価されやすいです。
採用担当者が重視しているのは「実際にどう行動したか」「どのような成果を出したか」です。
資格よりも、そうした行動実績を具体的に伝えるほうが、魅力的なエントリーシートにつながります。
資格を取得予定だが未取得
「現在勉強中」「来月受験予定」など、資格をまだ取得していない段階であれば、無理に記載しない選択もあります。
取得見込みの資格は、正確性の観点から記載を控えた方が安全です。
どうしても記載したい場合は「◯◯資格取得に向け勉強中」と補足すれば問題ありません。
ただし、その資格が内定に必須でない場合は、他の実績に紙面を使った方が効果的です。
実績でアピールができる
資格がなくても、インターン経験や長期的な活動実績などで十分にアピール可能です。
たとえば「3か月の営業インターンで新規顧客を20社獲得」「学園祭の企画責任者として来場者数を前年比150%に増加」など、具体的な数字や成果を伴う実績は、資格以上に説得力を持つ場合があります。
こうした内容があるなら、資格にこだわらず、エピソードにフォーカスしたエントリーシートを作ることが内定への近道です。
エントリーシートに資格を書かないと不利になるケース
一方で、特定の業界や企業においては、資格が選考通過の条件になっている場合もあります。
特に、資格が業務遂行に必須である場合や、企業がエントリーシートに明示的に記入欄を設けている場合は、記載しないと不利になる可能性が高いです。
以下に、資格の記載が重要なケースを紹介します。
資格が業務に直結している
資格が直接業務に必要な職種では、記載が必須です。
たとえば、保育士・看護師・薬剤師など国家資格が求められる職種や、宅建(不動産)や日商簿記(経理)のように実務と密接に関わる資格を持っている場合は、必ず記載しましょう。
こうした職種では、資格が「業務を遂行する能力の証明」として扱われます。
そのため、書かないことで「本当に持っているのか?」「業務ができないのでは?」と疑念を持たれるリスクがあります。
企業が指定するエントリーシートに資格欄がある
企業が配布する独自フォーマットのエントリーシートに資格記入欄がある場合は、記載を推奨します。
空欄のまま提出すると「記入漏れ」としてマイナス評価につながる可能性もあるからです。
持っている資格が業務と関係ない場合でも、「普通自動車免許」など一般的な資格を記入することで、記入欄を埋めることができます。
空白を避けるためにも、最低限の資格は書いておいた方が無難です。
エントリーシートに資格を書く4つのメリット
エントリーシートに資格を書くことにどんな意味があるのかご存知でしょうか。エントリーシートに資格を書くことは、いくつかのメリットがあります。以下では、エントリーシートに資格を書く4つのメリットを紹介します。
- 志望度のアピールになる
- 自分の能力の証明になる
- 面接のネタになる
- 合否の判断基準になりうる
1:志望度のアピールになる
エントリーシートに資格を書くメリットの1つ目は、志望度のアピールになるということです。
志望する企業の業種に関する資格を取得していれば、どのくらいその企業を志望しているのかアピールすることが可能です。
より専門性の高い資格を取得していれば、それだけその業界へ入るために努力したということが伝わります。
2:自分の能力の証明になる
エントリーシートに資格を書くメリットに2つ目は、自分の能力の証明になるということです。すでに紹介したとおり、資格とは一定レベル以上の知識や技術を有していることを証明するためのものです。
例えば、財務の知識があると口頭で伝えたとしても主観的なアピールにしかなりませんが、公認会計士の資格を持っていると言えばその能力を客観的に証明することができます。
3:面接のネタになる
エントリーシートに資格を書くメリットの3つ目は、面接のネタになるということです。面接でよく聞かれる質問の1つに、ガクチカがあります。ガクチカとは、学生時代頑張ったことの略でエントリーシートではもちろん、面接でも頻出する問題です。
資格取得までのエピソードはガクチカに適切な話題で、なぜその資格を取得したのか、どのように努力したのか話すことで自身の向上力をアピールすることも可能です。
4:合否の判断基準になりうる
エントリーシートに資格を書くメリットの4つ目は、合否の判断基準になりうるということです。
メジャーで取得が難しくない資格が合否に影響を及ぼすことはほとんどありません。しかし、業務に必要な資格を取得していれば通過率も上がります。
また、募集要項に必須資格が書かれている場合は、記載の資格を取得していることで通過率も上がるため、資格によっては合否の判断基準になり得ます。
資格と免許の違いは?
自分自身を企業にアピールするための書類であるエントリーシートですが、エントリーシートには資格を書く欄が設けられていることがほとんどです。資格と免許を混同してしまう人も多くいますが、この2つは別物です。
資格は一定のレベル以上の知識や技能を有していることを証明するもので、免許はそれに関する行動をするために法的に必要なものです。
例えば、医療行為をするためには医師免許が必要で、免許を持たない人が医療行為をすれば犯罪になります。このように、資格と免許は似ていますが全く別物であるということを覚えておきましょう。
エントリーシートに資格を書く際の正しい書き方とマナー
続いて、エントリーシートに資格を書く際の正しい書き方とマナーについて紹介します。
以下のマナーは知っている部分もあるかもしれませんが、いざ本番になると忘れてしまうこともある基本的な要素です。
それぞれ作成する前と作成した後、チェックリストのように活用してください。
資格は正式名称で書き、略称にしない
資格を記載する際には必ず資格の正式名称を用いることが重要です。
略称を使うと、採用担当者がその資格の内容や意義を正確に理解できない可能性があり、誤解を招くこともあります。
例えば「英検」と言っても、一般的には「実用英語技能検定」を指しますが、国連英検という試験を知っている面接官なら「どっちだろう?」と思うかもしれません。
また簿記は「簿記2級」などと書いてしまう人が多いですが「日商簿記」「全商簿記」「全経簿記」など、何の簿記の資格なのかをしっかりと記載しましょう。
これは一般常識とも言えるものであり、例えば「漢検」など、誰が読んでもその正式名称が想起できるようなものであったとしても、正式名称で書く方が丁寧な印象を与えることができます。
略称で書いてしまうと、雑な印象を与えてしまう可能性にもつながるため、必ず正式名称で書きましょう。
西暦や和暦などの書式を統一する
資格の取得年月を記載する際には西暦や和暦の書式を統一することが重要です。
「2023年」「令和5年」などが混在している場合「統一感がない人物だな」と思われてしまいます。
また和暦を使用する際には「令和」や「平成」のように正式名称を記載し、略称である「R5年」や「H31年」のような形式は避けるべきです。
西暦を使用する場合も「2023年1月」や「2022/02」など、表記がゆれないように心がけてください。
「細かいな」と思うかもしれませんが、こうした細かい部分に気を使えていないと、予想外のところでマイナス評価を受けてしまう可能性があります。
取得した年月順で書く
取得した年月順に資格を並べることも基本です。
時系列で綺麗に整理された資格欄は採用担当者も読みやすく、あなたの成長過程や学習意欲の高さもスムーズに理解できます。
バラバラな順番で記載してしまうと、情報が整理されておらず、仕事ができない人物であると思われてしまう可能性があります。
最新の資格を一番上に配置し、古いものを下に並べるのが一般的です。
例えば、以下のように記載しましょう。
2023年1月 TOEIC 850点
2022年3月 英検 準1級
2021年5月 日本漢字能力検定 2級
同じ種類の下位の資格は書かない
エントリーシートに資格を記載する際には、同じ種類の下位の資格を記載する必要はありません。
例えば、あなたが漢字検定準1級を持っているならば、その下に2級や3級などと書く必要はないのです。
下位の資格まで記載してしまうと読みにくくなってしまいますし、書く必要のない情報をわざわざ盛り込むことで「変わっている人だな」という印象を与えてしまう可能性があります。
「むしろ、下位の資格を取る時の方が大変だったし、頑張ったんだけど...」と思うかもしれませんが、あなたの努力が無駄になるわけではありません。
「わざわざ記載しない方が良い」というだけであるため、簡潔にまとめるためにも、最上位のものだけ書くようにしましょう。
エントリーシートに資格を書く際のポイント8つ
エントリーシートに書ける資格と書かなくて良い資格を紹介しましたが、実際に資格を書く際にはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。以下では、エントリーシートに資格を書く際のポイントを8つ紹介します。
- 嘘を書かない
- 資格がない場合の書き方
- 募集要項を確認する
- 正式名称で書く
- 取得した年月順で書く
- 仕事に役立つ資格を優先する
- 日付の書き方を統一する
- 取得見込みの資格も書く
1:嘘を書かない
エントリーシートに資格を書く際の1つ目のポイントは、噓を書かないということです。資格を書くことはいくつかのメリットがありますが、資格がないことがマイナスになる訳ではありません。
資格がないことを恐れて噓の記載をすると、判明した時に信用を失うだけでなく、内定取り消しや解雇、業務に支障をきたすことも考えられます。エントリーシートに資格を書く際は、必ず噓は書かないようにしましょう。
2:資格がない場合の書き方
エントリーシートに資格を書く際の2つ目のポイントは、資格がない場合の書き方です。資格がないからといって噓の記載をすることは、必ず避けなければなりません。
資格がない場合は、空欄にせずに特になしと書くようにしましょう。空欄で提出するよりも遥かに印象が良くなります。
3:募集要項を確認する
エントリーシートに資格を書く際の3つ目のポイントは、募集要項を確認するということです。職種や企業によっては、募集要項に必須の資格が記載されている場合があります。必須の資格が取得できていない場合、選考を受けることはできません。
また、歓迎スキルとして資格が記載されているケースもあります。エントリーシートを作成する前に、必ず募集要項を確認しましょう。
4:正式名称で書く
エントリーシートに資格を書く際の4つ目のポイントは、正式名称で書くということです。
例えば、TOEICであればTOEIC公開テスト、英語検定であれば実用英語技能検定、FPであればファイナンシャル・プランニング技能士というように、略称ではなく正式名称で書くように注意しましょう。
略称で書くと、就活に対する真剣さに欠けていると誤解を与える可能性もあります。エントリーシートに資格を書く際には、正式名称を調べて書くと安心です。
5:取得した年月順で書く
エントリーシートに資格を書く際の5つ目のポイントは、取得した年月順で書くということです。
エントリーシートに資格を書く際は、取得した順に書くことで読みやすくなります。書く前に一度整理すると安心です。
6:仕事に役立つ資格を優先する
エントリーシートに資格を書く際の6つ目のポイントは、仕事に役立つ資格を優先するということです。
就活生の中には、多くの資格を取得しておりすべて書ききれないという人もいるのではないでしょうか。そのような場合は、仕事に役立つ資格を優先して書くようにしましょう。
エントリーシートを読む人事の方は、1日に多くのエントリーシートを確認します。一目見て、役立つ資格取得していることを分かるように書くことは一種のマナーです。また、1つの資格で複数の級を取得している場合は、上位の級のみ書くようにしましょう。
7:日付の書き方を統一する
エントリーシートに資格を書く際の7つ目のポイントは、日付の書き方を統一するということです。エントリーシートを含むビジネス文書は、日付の書き方を統一するのがマナーです。
2021年というような西暦で書くのか、令和3年というような和暦で書くのか、どちらか一方で統一するようにしましょう。和暦で書く場合、H、Rといったアルファベットの略称で書くことは避けるのがポイントです。
8:取得見込みの資格も書く
エントリーシートに資格を書く際の8つ目のポイントは、取得見込みの資格も書くということです。
エントリーシートの資格欄には、取得済みの資格だけでなく取得見込みの資格も書くことができます。取得見込みの資格は○年〇月実用英語技能検定取得見込みと書きましょう。
また、勉強中の資格も書くことが可能です。その場合は取得に向けて勉強中と書きます。資格の中には、合格から取得までに時間のかかるものがあります。合格後、未取得の資格でも合格と書くことができるので書くようにしましょう。
エントリーシートで資格をアピールしよう
就活では欠かせないエントリーシートの資格の書き方や書ける資格を紹介しました。
必須の資格がない限り、エントリーシートに資格を書くことが直接合否に影響を与える訳ではありませんが、資格を書くことは多くのメリットがあります。業務に役立つ資格は積極的に書いてアピールしましょう。
書ける資格がないからといって噓の記載をせずに、ありのままの自分を精一杯アピールすることが大切です。自分の能力を客観的に証明できる資格を有効に使い、志望する企業への就職を叶えましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート