就活を始めたみなさん、サマーインターンには応募していますか?
気づいたら周りの友人が就活を始めていて、焦ってサマーインターンに応募しているなんて人もいるのではないでしょうか。
近年は就活が早期化しており、学生がサマーインターンに参加することも、企業がサマーインターンを実施することも一般的になりつつあります。
今回は、サマーインターンの面接を控えているという方に向けて、サマーインターンの面接で聞かれる質問を厳選して紹介します。
これからES(エントリーシート)やWebテストを受けるという人も、この記事を参考に前もって面接の準備をしておくのがおすすめです!
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【サマーインターン面接】サマーインターンの面接は難しい?
サマーインターンは本選考にも影響する可能性がありますが、その書類選考や面接の難易度は本選考と比べて高いのでしょうか?
一般的には、採用予定人数よりもインターン応募数が少ない企業が多いです。
また、3年生でサマーインターンに参加しようと考えられる学生には、志望度が高い優秀な人も多いことでしょう。
このように狭き門になりやすいサマーインターンに応募する際に、意識すべきことと心構えをお伝えします。
夏インターンは本選考より倍率が高いことも
企業によっては、サマーインターンの選考が本選考よりも高倍率になることがあります。
サマーインターンに参加できる人数が限られている企業や、早くから選考を開始しているベンチャー企業は高倍率になりやすいです。
大手企業のインターンはもちろんのこと、サマーインターンを開催しているベンチャー企業には、早くから就活対策をしたいという優秀な学生も多く集まります。
したがって、選考を伴うサマーインターンへの参加は狭き門だということを知っておきましょう。
とりあえず志望する業界を決めたいという目的でサマーインターンに参加したい方は、選考のない1dayのサマーインターンに参加するのもおすすめです。
夏インターンは本選考の練習
サマーインターンへの参加は狭き門なので、サマーインターンに参加できるできないといったことに一喜一憂するのはおすすめしません。
実は、サマーインターンに力を入れたにもかかわらず、いい結果が得られずに、その後就活から距離を置いてしまう人も少なからずいるのです。
そうならないためにも、サマーインターンはあくまでも「本選考の練習」という意識で、気楽に臨むのが良いでしょう。
上手くいかなかった部分は反省し、「本選考の前に弱点を知れてよかった」と前向きに捉えられると良いですね。
ただ練習だからといって、何も準備しないで選考に臨んでは意味がありません。今後の就活に活かすためにも、できる準備はきちんとしておきましょう。
【サマーインターン面接】面接の種類
選考を伴うサマーインターンの多くは、次のような選考フローを経ます。
↓
一次面接(集団面接が多い)
↓
GD(グループディスカッション)
↓
二次面接(個人面接が多い)
↓
サマーインターン参加決定
たくさんの学生が応募する大手企業のインターン選考では、二次面接以降、複数回個人面接が行われることもあります。
事前に企業の採用ページやインターンの募集要項をよく読んでおくのが良いでしょう。
次の面接が集団面接なのか、GDなのか、個人面接なのかによっても対策は変わってきますから、選考フローはきちんと確認しておきましょう。
ここではそれぞれの面接について紹介します。
一次面接
一次面接では、主にコミュニケーション能力が求められます。
1次面接では、多くの応募者から問題のある学生を落として人数を絞るために行われることが多いです。
面接官は基本的な質問を多く投げかけ、応募者の人柄や基本的な能力を見極めようとします。
具体的な内容の深掘りはあまり行われず、比較的表面的な質問が多いです。
品質の質問に対する準備を怠らず、自分の強みやアピールポイントを明確に伝えることが求められます。
また、緊張せずに自然体で臨むことで良い印象を与えられるでしょう。
二次面接
二次面接は1次面接を通過した応募者の中から、採用に向けてさらに見極めるための段階です。
1次面接と比べて時間が長く、1つの質問から派生して深掘りされることが多くなります。
面接官は応募者の本質や具体的な能力、仕事に対する意欲を確認しようとします。
したがって、自分の経験や考えを詳しく説明し、なぜそのように考えるのか、どのように行動してきたのかを具体的に語ることが求められます。
自分で「なぜ」と問いかけて深く突き詰める準備をすることが重要です。
真摯な姿勢と論理的な思考力をアピールするようにしましょう。
グループディスカッション
グループディスカッションでは、学生の協調性やリーダーシップ、論理的思考力が問われます。
この選考過程においては、就活生が他のメンバーと協力しながら意見をまとめ、課題を解決する能力を見極めるために行われます。
自分の意見をしっかりと主張することは重要ですが、それだけでなく他のメンバーの意見を尊重し、建設的な議論を行うことが求められます。
主体性を持ってリーダーシップを発揮することも評価されるポイントの1つです。
また、論理的に自分の考えを整理し、明確に伝える力が求められます。
議論の中での柔軟な対応と協調性をアピールすることで、良い評価を得るように心がけましょう。
【サマーインターン面接】サマーインターンの面接前にやっておくべき準備
ここまで紹介した10個の質問に、きちんと回答を準備しておけば、何を答えていいかわからないという事態は避けられるでしょう。
サマーインターンの面接に挑むスタートラインには立てています。
しかし倍率の高いサマーインターン選考では、それだけでは通過できない面接もあります。
最後に、倍率の高いサマーインターン選考をどうしても通過したいという就活生がやっておくべき準備をご紹介します。
ESに書いたことの深掘り
選考が進めば進むほど、面接時間は増えていく傾向にあります。
企業があなたのことをより深く知るために、これまでに聞けていなかったような経験や背景を聞こうとするからです。
したがって、上辺だけを取り繕っているような人は、一次面接は通過できてもその後の面接で落とされてしまうのです。
二次面接以降の想定外の質問に対処するためには、質問を予測するよりも、自分の経験をひたすら深掘っていくのがおすすめです。
声に出して話す練習
きちんと質問に対する回答を準備しているのに、面接で落とされてしまうという人にありがちなのが「話すことに慣れていない」ということです。
自分ではきちんと話しているつもりなのに、相手に伝わっていないということは実はよくあります。
回答が準備できたら自分で話す様子を録画したり、誰かに面接官をお願いして模擬面接をするなど、実際に声に出す練習をすることを意識しましょう。
模擬面接
サマーインターンに参加しようとする人の多くにとって、これが企業の面接を受ける初めての経験ではないでしょうか。
この記事を通してサマーインターンで頻出の質問内容を把握したとしても、実際の面接でその知識を活かし答えられるのか不安という人も多いでしょう。
頻出質問を把握していてもその場で要点を明確に回答するのは難しいことなので、必ず原稿に起こして自然に話す練習が必要です。
その上で、出来る限り本番に近い環境で、面接の練習をしておくことをおすすめします。
面接は場数を踏み経験を積むことによって、その回答精度が高まってくるものだからです。
他にもある具体的な面接練習については、こちらの記事を参考にしてください。
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ライバルよりも有利に就活を進めるために、まずは、簡単な登録から始めてみましょう。
【サマーインターン面接】サマーインターンの面接で対策すべき質問15選
サマーインターンの面接ではどんなことが聞かれるのでしょうか?
実は、サマーインターンと本選考の面接で聞かれることが大きく異なるということはありません。
違いがあるとすれば、それは求められる答えの質にあります。
サマーインターンに応募する学生は就活を始めたばかりのことが多いため、企業も学生のことをある程度考慮して選考を行ってくれます。
完璧に練られた志望動機でなくても、ある程度筋が通っていれば認めてもらえるといったことがあるのです。
ですから、応募できる企業にはどんどん応募して、面接経験を積みましょう!
ここでは、サマーインターンの面接で対策すべき頻出質問を10個厳選してご紹介します。回答例も合わせて紹介しているので、参考にしてみてください。
優先度が高いものから紹介しているので、上から順に自分が準備できていない質問を探してみましょう!
絶対に対策すべき質問3選
絶対に対策すべき質問を4つご紹介します。
一次面接や集団面接では、これらを一気に聞かれることはないかもしれませんが、複数回面接をしていくなかでおおよそすべての質問に触れられると思っておいた方が良いでしょう。
自己PR(自己紹介)
「自己PRをお願いします」といった質問です。
自分の強みと、その強みが活きた経験を答えるのが基本の構成になります。
その強みで企業にどう貢献できるのかまでを語れるとベストです。
また、似たような質問に「自己紹介をお願いします」というものがありますが、こちらでも軽く自分の強みに触れられると良いでしょう。
自分がどんな人間なのかを簡潔に伝えられるように心がけましょう。
回答例
私の強みは継続力です。
中学から高校、大学と部活動で野球に勤しんできました。
辛いことがあっても、自分の成長のために物事を継続できる点は御社でも活かせるものだと思います。
学生時代に力を入れたこと
いわゆる「ガクチカ」です。ESでも最も多く問われる質問ではないでしょうか。
面接においてガクチカを問われた場合は、ESの内容をそのままなぞるのではなく、企業のインターンシップ内容や求める人材を意識しながら自分の経験を話すのがおすすめです。
ESでは伝えきれていない内容をなるべく深掘りして聞いてもらえるように、相手にわかりやすくエピソードを話しましょう。
回答例
私は学生時代、○○サークルのイベントにより多くの学生を集めるために、サークルの幹部としてイベントについての会議を効率化しました。
定期的に行われる会議が形骸化していると考えた私は、会議の目的を定めることと議事録をとって次回の会議に活かすことを徹底することで、サークルメンバーがより良い意見を出しやすいようにしました。
結果イベントへの入念な準備が可能となり、前年比で約2倍の集客に成功しました。
サマーインターンに参加したい理由
サマーインターンへの志望動機を聞く質問です。
この質問では、単にインターンに参加したい理由だけでなく、業界や企業への志望度も見られていると思ったほうが良いでしょう。
曖昧でも構わないので、自分の過去の経験や自分の将来像と関連づけて、なぜその企業のサマーインターンに参加したいのかを伝えられるようにしておきましょう。
「まずはいろいろな業界を見てみようと思って志望しました」といったどの企業にも当てはまるような志望動機は、本音であっても避けるのが無難です。
回答例
御社のインターンシップに参加することで、お客様の悩みに適切にアプローチする営業手法を学びたいと考えたからです。
私は将来、御社のようなITサービスを扱う企業で、営業としてお客様の課題を解決できるような提案をしたいと考えています。
特に御社は、お客様のニーズをヒアリングし、お客様それぞれに合ったサービスを提供することを強みとされています。
インターンを通して、御社のそうした営業力を学ばせていただきたいと考えました。
受かる人は対策している質問6選
ここからは、サマーインターンの面接に参加する学生の中でも、上手く答えらえる人と答えられない人で差がつく質問を4つご紹介します。
練習として受けるとしても、自分の答えが通用するのか確かめるために、一度準備してみることをおすすめします。
学校で学んでいること
学校で学んでいることを問われた際には、単に専攻や科目を答えるだけでなく、それが企業でどのように活かせるかを明確に伝えることが重要です。
企業側は、学業に対する取り組み方から応募者の積極性や人柄を見極めようとしています。
例えば、特定のプロジェクトで培った問題解決能力や、チームでの共同経験を具体的に述べ、それがどのようにインターンの業務に貢献できるかを説明することが求められます。
このように、自分の学びを実際のビジネスシーンにどう応用できるかを考え、それをしっかりと伝えることが重要です。
また、学業への取り組み姿勢や熱意をアピールすることもポイントの1つと言えます。
企業側は、学業に対する真摯な態度や主体性、リーダーシップなどの特性を確認しようとしているため、具体性を交えて説明することが有効です。
回答例
私が大学で学んでいることは統計学です。
データを分析し、情報を整理し、様々な予測を立てるスキルを学んでいます。
このスキルは貴社のマーケティング業務において大いに活用できると考えています。
もしインターンに採用していただけた場合は、マーケティング部門において私の統計学のスキルを活用し、貢献したいと考えています。
インターンでどのように成長したいか
インターンシップでの成長目標について問われた際には、自分の具体的な成長ビジョンを示すことが重要です。
企業側は、応募者がどれだけ成長意欲を持っているか、そしてその成長が企業にとってどのような価値をもたらすかを知りたいと考えています。
例えば、特定のスキルを磨きたい、業界知識を深めたいなど、自分の成長と企業の目的が一致する点を強調すると良いでしょう。
具体的な目標とそれを達成するための計画を説明することで、意欲の高さと計画性をアピールできます。
また、成長意欲を強くアピールすることで、選考通過の可能性を高めることも可能です。
企業側は積極的に学び続ける姿勢を持つ人物を求めているため、どのようにインターンシップを通じて自分を成長させたいかを明確に語ることが重要です。
回答例
私は御社でのインターンを通じて、プログラミングスキルはもちろん、プロジェクトにおいて他のメンバーの方とどのようにやり取りをすれば良いのかについても学びたいと考えています。
私はプログラミングスキルに自信がありますが、開発は一人で行ってきたため、チームで取り組んだことがありません。
私のスキルがどれほど通用するかを確認しつつ、円滑に情報を共有し、チームで開発を進めるにはどのような工夫が必要かを肌で感じたいと考えています。
就活の軸
就活の軸はよく聞かれる質問でありながら、学生のみなさんが答えるのに苦労する質問の一つではないでしょうか。
夏の時点では就活の軸が定まっていない学生がほとんどですから、仮にでも就活の軸を定めておくと周りの就活生よりも一歩リードできるでしょう。
就活の軸を話したあとには、その企業のどんな点があなたの軸に沿っているのかまで伝えられると良いですね。
回答例
私の就活の軸は、若いうちから大きな裁量権をもって仕事ができる企業で働きたいというものです。
御社は中規模ながら多角的に事業展開をされており、多くの社員が若いうちから責任ある立場に就かせていただけると伺いました。
私の○○という強みで、御社の△△な事業拡大に貢献したいと考えています。
企業に興味をもった理由
業界のなかでもなぜその企業に興味をもったのかという質問です。
本選考に直結するようなフローがあるサマーインターンの選考では、ここまで聞かれることもあります。
また、そうでなくても、先ほど紹介したインターンシップへの志望動機で、きちんと企業に魅力を感じていることを伝えらえるように意識しておくことは大切です。
回答例
御社の○○という理念を掲げられており、自分の△△という経験から得た~~な価値観は御社とマッチすると思いました。
インターンを通して、一度社員の方とのプログラムを経験させていただいて、御社の理念を体感したいと考えています。
将来のビジョン
将来のビジョンをきちんと描けているかを見る質問です。
夏の段階ですのでまだ明確に定まっていなくてもよいですが、方向性が定まっている人ほど良い評価を得やすいです。
また、ビジョンが明確なだけでなく、ビジョンと企業の方向性がマッチしているかどうかも重要です。
例えば、長く活躍してくれる優秀な人材を求めている企業で、「将来起業がしたい」というビジョンをいくら語っても良い評価は得られないでしょう。
回答例
私の将来のビジョンは、10年後を目途にプロジェクトマネージャーになり、お客様に自分が手がけたサービスを提供することです。
プロジェクトマネージャーは自身の能力だけでなく、部下をマネジメントするスキルも求められる、難易度の高い仕事だと認識しています。
御社では、まずはSEとして現場を経験させていただけるため、現場の苦労もわかるプロジェクトマネージャーを目指せるという点に魅力を感じました。
逆質問
逆質問とは、面接官から学生への質問が終わったあとに、学生から面接官へ質問ができる機会のことです。
直接的に自分のことをアピールする機会ではないため、他の質問よりも優先度は下がります。
しかし、企業のことをきちんと調べたうえで自分が気になった部分をきちんと質問できれば、「企業研究をきちんとしてくれている学生」として他の学生と差がつけられるでしょう。
逆質問の例に関しては、こちらの記事を参照してください。サマーインターンの逆質問でも使えるような質問例を紹介しています。
余裕があったら対策しておくと良い質問6選
ここからは余裕があれば対策しておくと良い質問を紹介します。
夏の時点では広く業界をみたいため、サマーインターンは本選考より多くの企業に応募するという人もいるかと思います。
そのため、すべての企業で選考対策を完璧にこなそうとすると時間が足りなくなってしまうということもあるでしょう。
自分が就活に割くことのできる時間と相談して、余裕があれば対策しておく程度で良いでしょう。
他社との違い
他社との違いについて問われた際には、なぜその企業を選んだのかを明確に説明することが重要です。
企業側は、就活生が自社のインターンシップの内容をしっかりと把握しており、その上で自社を選んだ理由を知りたがっています。
例えば、特定のプロジェクトや企業の文化に魅力を感じた点を具体的に述べ、その理由を詳細に説明することが重要です。
自分の目標や価値観がその企業とどのように一致しているかを強調することも心がけましょう。
他社との違いを明確にすることで、応募者が単にインターンシップを経験したいだけでなく、特定の企業で経験を積みたいという意欲を示せます。
また、事前に企業研究を十分に行い、その企業の強みや特徴を理解した上で、自分の志望理由を論理的に説明することも大切です。
回答例
御社が他社と異なる点は、インターン生にも積極的に実践の機会を与えることです。
特に営業職においては、社員の方に同行して商談を経験させていただけると説明会で伺いました。
私は入社後すぐに活躍できるような実践的な力を養うことを目標にしているため、御社のような実践経験を積める企業でこそインターンに参加したいと考えています。
挫折経験・失敗経験
ガクチカや自己PRでは、自分の活躍や成功体験を語る人が多いものです。
しかし中には、成功体験だけでなく「失敗から何を学んだか」までを知りたいと考え、挫折経験を聞いてくるような企業もあります。
人生成功ばかりという人は少ないはずですから、自分の失敗経験についても掘り下げておくと、より万全な面接対策になります。
回答例
私は、高校の頃注力していたバドミントンで、部活内での大会出場権を得られなかったという挫折経験があります。
ダブルス部門だったので、本来はペアとの連携が求められます。しかし、練習のなかで私はペアのミスに憤り、責任を押し付けてしまっていました。
この挫折経験から私は、ミスを他者に押し付けても何も生産的な行動はできないということを学び、大学の○○の活動では自分から責任感をもって行動するよう心がけました。
最近気になるニュース
社会人になると、どんな職業に就くにせよ、経済や社会の情勢についてある程度の理解が求められます。
また就活生としても、学生としての狭い視野で業界を見るよりも、社会の動きを知って広い視野で業界を見ていくほうが就活の成功に近づくといえます。
だからこそ、企業は日ごろから経済や社会の情勢について興味をもっている学生かを見極めるために、ニュースへの関心を問うのです。日ごろからニュースには気を配っておくとよいでしょう。
回答例
私が最近気になったニュースは、○○が台湾の半導体子会社の買収を決めたニュースです。
半導体の供給ルート確保はどの企業も課題としているところですから、○○の勢力拡大が懸念されると思い、今後の動向を注視しています。
最近読んだ本
本からのインプットを好む面接官が、最近読んだ本を聞いてくることもあります。
日ごろから本を読んでいる人は、印象的だった本とそこから得た学びを答えると良いでしょう。
あまり本を読まない学生は、無理に嘘をつく必要はありません。
例えば、最近見た有名人のドキュメンタリーが印象的だったら、本はあまり読まないことを伝えたうえで、ドキュメンタリーから得た学びを伝えるだけで好印象になるでしょう。
趣味や特技・休日の過ごし方
志望動機やガクチカでは学生の建前の姿しか見れないと考え、趣味や休日の過ごし方を聞いて本来の姿を聞き出そうとする面接官もいます。
「素直さ」を強みにしたいなら、正直に自分の関心事を答えるのもいいでしょう。
「努力家」をアピールしたいなら、休みの日も目標に向けて頑張っていることを語れるといいです。
自分がどんな風に見られたいかに応じて、答え方を考えましょう。
【サマーインターン面接】対策のポイント
続いて、サマーインターンの面接における対策のポイントについても紹介します。
以下の3つの点を踏まえた上で面接に臨むことで、よりスムーズに質の高い回答ができるようになります。
人事が知りたいことを明確にする
サマーインターンの面接においては、人事が知りたいことを明確にすることが非常に重要です。
まず、人事は学生の人柄や人間性を重視しています。
これは企業がチームとして機能するために、各メンバーの性格や価値観が重要であると考えているからです。
学生がどのような性格で、どのような価値観を持ち、どのように他者と関わるかを知りたがっています。
また、学生の意欲も重要なポイントです。
面接官は学生がインターンシップに対してどれだけ熱意を持っているか、積極的に取り込む姿勢があるかを確認しようとしています。
したがって、自己紹介や志望動機の中で自分の情熱や意欲をしっかりと伝えることが求められます。
さらに、企業が求めるスキルや能力に合致するかどうかも評価の対象となります。
事前に企業研究をしっかりと行い、その企業が何を重視しているのかを理解し、面接への回答に反映させることが重要です。
自己分析を徹底する
自己分析を徹底することも、サマーインターンの面接対策としては欠かせません。
自己分析を通じて、自分の強みや弱みを明確にし、それをどのように企業に役立てるかを具体的に考えることが大切です。
自分の過去の経験や実績を振り返り、それが現在の自分にどのような影響を与えているのかを理解することが重要です。
また、将来自分がどのようになりたいか、どのようなキャリアを築きたいかを明確にすることで、面接官に対して具体的なビジョンを示すことも大切です。
面接官は応募者が自分自身を深く理解していることで、それを元に将来の計画を立てていると判断します。
自己分析を通じて得た情報を元に、自分の強みを分かりやすくアピールし、弱みをどのように克服しようとしているのか説明するようにしましょう。
目的をはっきりさせておく
目的をはっきりさせておくことも、サマーインターンの面接に臨む際に重要なポイントの1つです。
目的が明確である学生は成長意欲が高く、インターンシップにも積極的に取り組む姿勢を示せます。
企業側は、目標を持って行動する学生がどれほどインターンシップを有意義に活用し、学びを得ようとしているのか見極めたいと考えているのです。
したがって、自分がインターンシップを通じて何を学びたいのか、どのように成長したいのかを具体的に述べることが求められます。
また、その目的が企業のビジョンや目標と一致していることを示すことも重要です。
例えば、スキルを磨きたい、業界知識を深めたいなどの具体的な目標を持ち、それが企業にとっても価値のあるものとなることを説明することが重要です。
サマーインターンの面接に関するよくある質問
弊社は就活エージェントを運営しているため、様々な就活生の方からサマーインターンの面接に関する質問もいただきます。
そこで最も高い頻度で就活生の方からいただく質問3つを紹介し、回答していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
合格サインはありますか?
面接が終わった後は、自分が受かったのか落ちたのかとても不安に感じるのではないでしょうか。
もちろん面接に受かっていてほしいですが、自分自身ではあまり手応えがなく自信が持てないという学生も多いことでしょう。
実は、面接に受かっている可能性があるとされているサインがあります。
具体的には、様々な質問を矢継ぎ早にされたことや自社の雰囲気を伝えるような和やかな話題で終わったことなどです。
他にも、回答した内容に対して、「なぜ」と深掘りする追加質問があることもあります。
これは興味を持っている現れで、回答内容に異議がある訳ではないので安心してください。
さらに詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
インターンに落ちてしまう確率はどれくらいですか?
まず、インターンに落ちてしまう確率はおよそ40%程度と言われています。
つまり、半数以上の応募者が面接を通過する可能性が高いです。
しかし、対策を怠ることはおすすめできません。
面接は自分をアピールする重要な場であり、企業が求める人物像に合致していることを示さなければなりません。
企業や業界によっても合格率は異なり、競争が激しい業界ではさらに厳しい選考が行われることもあります。
面接の対策としては、企業研究を十分に行い、自分の強みや過去の経験がどのように活かせるかを具体的に説明するように準備することが大切です。
また、コミュニケーション能力や意欲をしっかりと伝えることも重要です。
40%という数字に過度にプレッシャーを感じるのではなく、自分の準備を信じて面接に臨むようにしましょう。
服装が自由となっている場合は何を着ればいいですか?
サマーインターンの面接で服装が自由とされている場合、適切な服装選びをするようにしましょう。
一般的にはオフィスカジュアルが最適です。
男性ならばシャツとスラックス、女性ならばブラウスとスカートやパンツが適しています。
色合いは清潔感を重視し、白や淡い色を選ぶと良いでしょう。
服装自由とはいえ、カジュアルすぎる服装は避けるべきです。
例えば、ジーンズやTシャツ、派手な色やデザインの服は避けた方が無難です。
また、服も清潔でビジネスシーンにふさわしいものを選ぶことが重要です。
企業側は自由な服装でも応募者の常識やセンスを見極めているため、ビジネスの場に適した服装であることが求められます。
服装が自由と言われた場合でも、適切なバランスを保ち、きちんとした印象を与えることが大切です。
インターンに落ちたら本選考に影響しますか?
結論として、インターンに落ちてしまったとしてもその企業の本選考に影響することはありません。
もちろん、インターンに合格できた方が、インターンを通じて良い印象を与えられる可能性は存在します。
しかし、本選考を受ける際に「この人はインターンに落ちた人だな」という前提でマイナスな評価を下してくる面接官はあまりいないと考えておいて良いです。
サマーインターンに落ちてしまった人が行わなければならない対策などについては、こちらの記事で詳しく紹介しているため、ぜひ気になる方は参考にしてみてください。
【サマーインターン面接】しっかりと準備をして面接に挑もう!
今回は、サマーインターンの面接ではどんなことが聞かれるのかというテーマで、よくある質問集をご紹介しました。
サマーインターンは年々参加者が増え、倍率も高まっています。
本選考の練習程度に考えて気楽に臨むとともに、本選考にも活かせるように時間のとれる範囲で準備を進めておくのがおすすめです。
就活はまだ始まったばかりですから、今からきちんと対策をして確実に内定をつかみましょう!
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート