はじめに
今回は卒論の書き方について紹介します。
卒論と聞くと頭が痛くなってしまう学生もいるかもしれません。
しかし、卒論はしっかりと準備をして取り組めばスムーズに完成させることができますし、卒論を通じて、自分が得られるものも多いです。
まずは卒論の苦手意識を払拭することが重要になってきますので、こちらを確認して、卒論は簡単というイメージを持ってみてはいかがでしょうか。
楽しく卒論に取り組むことができれば、それだけ自分のためになるはずです。
【卒論の書き方】卒論は重要?
卒論の意味について考えることもあるでしょう。
卒論は本当に重要なのか、卒論をすることによって何かを得られるのか、なんて考えている学生も多いはずです。
卒論は、いわば大学生活の集大成ともいえる事柄なので、これまで自分が大学で学んできたことを再確認するのにも役立ちます。
さらに、そもそも単位取得や卒業のために避けては通れないハードルであることも珍しくないので、重要以前に、必ず取り組むことになる可能性も高いでしょう。
しかし、取り組む姿勢によって状況はずいぶん変わってくるはずです。
大学生活の集大成である
卒論は大学生活の集大成ともいえる部分です。
その大学で何を学んできたかを問われますし、今の自分がどのように成長してきたかも問われるのです。
卒論を面倒と感じる大学生も多いですが、ここは今の自分が問われているという自覚を持って、真剣に挑んでみてはいかがでしょうか。
自分にとってみれば、今の自分はどの程度なのかというモノサシにもなってきますので、嫌々卒論に取り組むというのは、非常にもったいないことです。
また、今の大学に入ってきたということは、最初はなんらかの目標を持っていたはずです。
そして、卒論というのは、大学に入学した目的を達成できたかを計るうえでも重要なポイントになってきます。
卒論を通じて、大学に入学した目的をどのくらい達成できたのかを確認してみるのも良いでしょう。
単位取得や卒業に影響する場合も
卒論は、現在の自分を試すような意味合いもありますが、大学生活に直接関係することも多いです。
なぜなら卒論は単位取得に関係することも多いですし、卒業に直接影響することもあります。
そのため、どんなに面倒であっても、多くの学生が取り組まなければならない問題なのです。
しかし、単位取得や卒業のために、仕方がなく取り組むというのは、少しもったいないことです。
どうせ、避けて通れない道ならば、卒論を通じて何かを得るという意気込みで取り組みたいところではないでしょうか。
真剣に取り組んだほうが学べることが多いですし、普段は気付けなかった何かを発見できることもあります。
また、卒論に集中して取り組むというのは、集中力を身につける訓練にもなってくれるのではないでしょうか。
こういったポジティブな思考が、社会人になってからも重要です。
【卒論の書き方】普段のレポートと卒論の違い
ここでは、普段のレポートと卒論の違いについて考えてみます。
普段のレポートと卒論では内容がどのように違ってくるのか、また、目的の違いはあるのか、さらに文字数の違いなどについても確認してみます。
卒論とレポートの違いが明確になれば、卒論に対してスムーズな取り組みをすることができるのではないでしょうか。
ぜひ、それぞれの違いについて把握してから卒論に取り組むようにしましょう。
内容の違い
普段のレポートと卒論の大きな違いは、レポートはテーマを指定されていることが多いのに対して、卒論は自分なりのテーマを探す必要があります。
これは考え方によっては、自分の興味のある物事で卒論を書けるので、取り組みやすいともいえるでしょう。
自分が興味のある物事について、現在の自分の能力で可能な限り突き詰めるのが卒論なのです。
人によっては、趣味や特技のテーマを掘り下げるというような人もいて、その意味でも自分を試すのにはピッタリの機会といえるでしょう。
テーマを指定されているレポートは、人にやらされている感じがしてしまうものの、卒論はかなり能動的になって動く必要がありますので、ある意味では創造性やオリジナリティが試される物事ともいえるでしょう。
普段のレポート
普段のレポートの課題は、必ずしも自分が興味を持っている物事について書くわけではありません。
そのため、嫌々やるという学生も多く、興味のない分野なので、あまり掘り下げることもしないかもしれません。
中には興味がある分野のレポートもあるかもしれませんが、基本的には興味のない分野のレポートが多いでしょう。
また、レポートを書く際についつい頭をよぎってしまうのが、見る側にウケる内容です。
これがさらにレポートの目的を捻じ曲げる理由になっていますので、これによって余計に義務感が出てしまうのです。
卒論
卒論のテーマは、基本的に自分が興味のある分野に絞って決めます。
興味のある分野について調べることになるので、何より調べるのが楽しいですし、内容も深くなりやすいです。
また、卒論にはより突っ込んだ内容が求められます。
レポートも、元々、比較的突っ込んだ内容を求められるものですが、卒論はさらに深く掘り下げることが求められるのです。
そのため、レポートと同じような感覚で書いてしまうと、内容が伴ってこないので注意しましょう。
目的の違い
卒論もレポートも、最終的には同じ目的のために書くことが多いです。
総論もレポートも誰かに評価されることを目的として書くものなので、そういった意味では目的に違いはありません。
卒論は卒業の条件になることもありますし、レポートは単位の条件になることもあります。
このような意味でも2つは共通しているといえるでしょう。
ただし、卒論は大学で学んだことの集大成であるのに対して、レポートはその授業で学んだことのまとめ程度なので、規模はまったく違ってくるといえます。
普段のレポート
普段のレポートは、なんらかの課題に対して出されることが多いです。
また、特定の内容についての理解度を示すのがレポートの目的です。
そのため、レポートの内容は、ほとんど答えが決まっているともいえます。
さらに、レポートには、自分がこのテーマに対して理解していることを相手に伝えるのも目的です。
その結果、単位を貰えることもあるので、卒論に比べると、より相手に伝えることが重要になってくるでしょう。
卒論
卒論は、レポートのように相手に理解度を示すというよりかは、特定のテーマに対して研究をするのが目的です。
そのため、教えられた物事に対して理解を示すのではなく、自分で興味のある物事を厳選して、掘り下げる必要があります。
そのような意味では、卒論とレポートは似ているようで、まったく違っているともいえるのです。
字数の違い
普段のレポートと卒論の違いは、文字数にも現れているといえるでしょう。
基本的には普段のレポートよりも、卒論の文字数のほうがより多く要求されます。
場合によってはレポートの十倍くらいの文字数を求められることもあるので、これまで少ない文字数のレポートしか書いたことのない人にとっては、苦痛に感じるかもしれません。
この文字数も卒論が難しいと考えられている理由の一つでしょう。
普段のレポート
普段のレポートは、数千文字くらいが目安とされています。
特定の課題に対して数千文字なので、ある程度そのテーマについて理解していれば、それほど難しい文字数ではないでしょう。
また、レポートは、なんらかのテーマに対しての報告書のようなものなので、書く内容はある程度揃っているのです。
それを利用して作成することができれば、よりレポートをスムーズに仕上げることができます。
卒論
卒論の文字数は、これという決まりはありませんが、だいたい数万文字程度になることが多いです。
2万文字くらいから4万文字くらいが目安だと言われているので、最初にこの文字数を聞くと驚くかもしれません。
しかし、卒論の2万文字から4万文字という目安は、決して多くはありません。
卒論は自分の興味のある物事に対して、徹底的に掘り下げるような書き方をするので、本当に興味のある題材をテーマにしていれば、おそらく、4万文字でも収めるのに苦労するはずです。
つまり、卒論の場合は、レポートに対して、目安となる文字数を目標にするという以外にも、膨大な情報を数万文字程度にまとめるという作業が必要になってきます。
どちらかといえば、卒論が難しいのは、このまとめるという作業かもしれません。
各項目を適度にまとめる必要がありますので、全体のバランスも求められます。
【卒論の書き方】書き始める時期
卒論を書き始めるなら余裕を持って取り組みたいところです。
どれだけ時間を使ったかは、卒論の完成度を高めるポイントの一つなので、遅くとも夏休みまでには取り組みたいところではないでしょうか。
ついつい、取り組むのが遅くなってしまう学生も多いので、十分に注意するようにしましょう。
卒論は、執筆活動よりも、下調べに時間がかかる課題なので、時間は多ければ多いほど良いです。
余裕を持って始めるべき!夏休みには始めよう
卒論はレポートとは違い、かなり余裕を持って書き始めるべきです。
卒論を書くといって、いきなり執筆活動に入るのは、間違いです。
卒論には入念な下調べが必要で、むしろ卒論というのは、下調べに最も時間を使うのが重要です。
自分が何に興味があるのかを考えて、どんな事柄なら時間を使って調べても苦痛じゃないかを把握します。
そうして、少しずつ範囲を狭めていき、卒論のテーマを探していくのです。
卒論のテーマが決まったら、今度は卒論のためのデータ探しに入りますので、各方面からさまざまなデータを手に入れ、それを分析する必要があります。
簡単に説明しても、このようなプロセスがありますので、1日や1週間程度では、とてもじゃありませんが完成させることは難しいです。
そう考えると、遅くとも夏休みまでには始める必要があるのではないでしょうか。
夏休みは時間がありますので、データ集めに時間をかけることができます。
褒められる卒論を作成するコツ
せっかく時間をかけて作成する論文ですから、完成度の高いものを提出して先生に褒められたいですよね。
ここからは、先生に詰められない卒論を作成するポイントについてお話していきます。
実は、ここで話すポイントは、効率化の面でも重要となります。
できるだけ短期間で効率的に、且つ良い物を提出したい方は必見です!
ぜひ以下のポイントを意識して卒論に挑んでください。
目的を明確に
まず、一番のポイントは目的を明確にすることです。
卒論のテーマ選定にあたって、それを調査する意義や何が得られるのかを自分なりに明確にしましょう。
動機を明確にしておくことで知りたいことや求める結果もより明確化されていきます。
卒論のクオリティは「動機」といっても過言ではありません。
ただ卒業要件として必須だから、などというのではなく、しっかり自身がどこに興味を持ったのか、どのような意味があるのかを考えるようにしましょう。
文字数配分を先に決めておく
のちに話しますが、目次を作成する際に文字数の配分についても決定しておきましょう。
ここで定める文字数は実際に書き始めた際に修正されることが殆どです。
しかし、卒論は2万字程度のボリュームがありますから、苦労せずに書き上げるにはある程度分割して考える必要があるのです。
2万字の論文、と考えると執筆が大分億劫に感じてしまいます。
そこで、目次に沿って文字数の目途を立てておくのです。
これをすることで、「2万字の論文」は例えば、「4000字のレポート5本分」、「2000字のレポート10本分」と分けて考えることができます。
一日ずつ目次に沿った進め方を繰り返すことで、自分が苦しまない程度に見通しをもって論文を完成させることができます。
客観性を意識する
卒論のみならず、どの論文にもいえることですが、執筆において常に客観性を意識するようにしてください。
どうしても、調査結果を自分が望む方向に都合よく捉えてしまうことがあります。
結果についてはきちんと裏付けに基づく考察ができているか考えてみてください。
論文は感想文ではありません。
俯瞰する意識をもって結果に基づいた考察を行いましょう。
論文では、自分の考えをいかに排除できるかがクオリティを左右します。
何がわかったか・反省を明確に
論文の肝は考察及び反省です。
ここを抽象的に描いてしまうと、論文全体の印象が薄くなります。
調査で何がわかったのか、何がわからなかったのか、しっかり明示しましょう。
考察は自身の思考力を発揮する項目です。
自分が発見したつながりや相違点をできるだけ詳しく論理的に説明することを心がけてください。
また、最後には反省点も述べるようにしてください。
調査方法は正当性や信憑性が高いものだったか、どこが良くて、どこが不足していたかなど、論文を作成するにあたって自分なりに考えたことを表出しましょう。
反省点があることも客観性を証明できるポイントです。
教授から好印象を獲得できるように考察や反省にはしっかり時間をかけましょう。
【卒論の書き方】卒論のテーマの選び方
ここでは卒論のテーマの選び方を紹介します。
卒論で苦労する人は、テーマの選び方が下手な人です。
選ぶテーマを間違ってしまうと、卒論を書く時間が苦痛になってしまったり、テーマについて調べるのに時間がかかりすぎてしまったりします。
まず、大前提として大学で習ったことで興味深かったことに限定してピックアップしていきましょう。
興味のない物事について、深く調べるのは苦痛以外の何者でもありません。
また、そうしてピックアップした事柄の中でも、特に興味があり、深く調べるのが苦にならないテーマをチョイスすることも重要になってくるでしょう。
大学で習ったことで興味深かったこと
卒論のテーマを選ぶ時には、まず大学で習ったことで興味深かったことに注目してみましょう。
卒論のテーマは、かなり掘り下げる必要があるので、興味のない事柄の場合、厳しいです。
そのため、自分が興味があって、掘り下げるのが苦にならないというのが前提になってきますので、まずは大学で習ったことでこう見深かったことを羅列してみると良いでしょう。
興味があっても、それぞれの興味度は違ってきますので、なんとなく想像してみて、このテーマなら掘り下げられると感じるものを選ぶのがコツとなっています。
また、テーマによっては深く掘り下げるのが難しいテーマもありますので、どのくらい深いテーマなのかを把握しておく必要もあるでしょう。
テーマを決めてみたものの、調べ始めてみると、すぐに底に行き着いてしまったというのでは時間の無駄です。
自分が興味深く調べたいと思ったこと
卒論のテーマは興味のある分野を選ぶことが重要になってきます。
しかし、興味を持っているといっても、その分野を深く調べてみようと感じるかは別です。
卒論のテーマの大前提は、深く調べられることなので、興味のある分野の中でも、特に興味の強い分野に厳選していくと良いでしょう。
また、あまりに専門的すぎる内容は、大学生が深く調べるのは難しいこともあります。
この際には卒論に時間がかかりすぎてしまうので、こういったジャンルは省く必要があるでしょう。
卒論のテーマは、調べようと思えば、かなり深くまで調べられる事柄というのも条件の一つになってくるのです。
限られた時間で取り組まなければならないので、テーマのチョイスは重要になってきます。
卒論のテーマ選びのコツ
卒論のテーマ選びにはコツがあります。
コツがわかれば、スムーズに卒論に取り掛かることができるので覚えておきましょう。
まずは、大きすぎない限定的なものを選ぶのが良いでしょう。
卒論のテーマ選びに失敗してしまう人は、あまりにも広いテーマを選んでしまうという人です。
こうすると何より時間が足りないですし、途中で飽きてしまうかもしれません。
さらに、自分が本当に知りたいと思っていることに限定するのも重要で、興味があるようで、実は興味がない事柄というものも多いので注意しましょう。
大きすぎない限定的なものが良い
卒論のテーマを選ぶ際には、テーマのくくりが大きすぎないものにしてください。
できるだけ限定的なもので、それなりに情報が露出しているものが望ましいです。
テーマの範囲があまりにも広い場合は、調べるのに時間がかかってしまうことが多いですし、自分が何について調べたいのかが曖昧になってしまいます。
そうすると、完成した卒論がどっちつかずのものになってしまい、卒論としてもレベルが低くなってしまいますし、卒論から何も得られなくなってしまう可能性があるのです。
範囲の広いテーマだと掘り下げるのが大変なので、ここは限定的なテーマに絞って探してみるのが良いでしょう。
最初は、限定的すぎると感じても、掘り下げてみることによって、予想以上に奥が深いテーマであることも珍しくはありません。
自分が本当に知りたいと思っていることにしよう
卒論に取り組むなら、自分が本当に知りたいと思っていることにしましょう。
卒論には時間をかけて取り組むことになりますので、終わった時に達成感を得たり、自分のためになったりするものが良いです。
取り組むことによって自分の成長につながるような卒論を完成させることができれば、得られるものは大きいでしょう。
そこで重要になってくるのが、本当に自分が知りたいことなのです。
自分が進みたい業界に関する卒論でも良いですし、大学で習って、いつかは集中して勉強をしてみたいと思っていたようなことでも良いでしょう。
また、卒論というものは、永遠に残るものです。
そこで、卒業してから10年、20年と経った時に、自分はこんな卒論を書いたと周囲に自慢できるくらいのものにしてみてください。
こういった目標があれば、卒論にも意欲的に取り組むことができるのではないでしょうか。
明確な結論が得られるもの
卒論におけるテーマ選びのポイントの一つとして、明確な結論が見いだせるかという視点があります。
自分が興味を持ったから、という理由だけで見切り発車すると、十分な情報が公開されていなかったり、調査において結果が出なかったりする可能性があります。
きちんと自分が求めたい結果の後押しとなる情報が公開されているか、そもそも調査・検証によって結論がでる問題なのかを論理的な視点で考えてみて下さい。
【卒論の書き方】テーマ決定後の流れ
卒論のテーマが決まったら、本格的に作成する準備に入ります。
ここでもいきなり文章を作成するというのはNG行為で、まずは目次を立てることが重要です。
目次は文章作成の際にも道しるべになる部分なので、非常に重要です。
さらに、調べるべき項目を事前にピックアップすることも重要になってきます。
しっかりと調べる時間について配分しておかなければ、特定の部分は詳しいのに、特定の部分は浅いといったムラが発生してしまうのです。
ここまで準備をして、ようやく卒論の研究に入る必要があるのです。
目次を立てる
卒論を書く際に、いきなり文章に入ると失敗します。
そうして書いた卒論は、どうにもまとまりのない文章になってしまいますので、どのように収めていくのか、ということを想定しながら書くことが重要です。
そうすると、最初にやらなければならないのは目次を立てることだとわかります。
まずは卒論の目的を把握し、その目的を達成するためには、どういった段階を踏む必要があるのかを把握します。
そうすれば、目次も明確になってきて、目次が決まったら、後は目次に沿って文章を作成していくと良いでしょう。
最初に目次を設定しておかなければ、まったく関係ない方向にテーマがブレることがありますので十分に注意してください。
調査方法を吟味
卒論は2万字程度の大ボリュームです。
大学生活の中でも2万字を超えるレポートを執筆する機会はめったにないでしょう。
2万字をきっちり埋めるためには、調査が成立することが大切です。
調査方法が本当に適切かどうか、他にどのような方法があるのか、など時間をかけて考えてみてください。
調査方法について、学生はアンケートやインタビューに走りがちです。
しかし、インタビューやアンケートは、実は難易度の高い調査方法であることに注意してください。
質問における言葉遣いによって結果が左右されてしまうことがあります。
また、思った通りに事が運ぶとは限りません。
インタビュー等は客観性に欠けてしまったり、誤解が生じてしまったりして、思うような結果につながらないリスクがあるのです。
調べるべき項目をピックアップ
卒論の完成度を決めるのは下調べです。
下調べにどれだけ時間を使ったかが、卒論の完成度に関係してくるので、最初に時間配分を設定したいところです。
時間配分を決めてくるのが、調べるべき項目です。
そのため、最初に調べるべき項目をピックアップしておけば、この部分にどのくらいの時間を使うのかという目標が見えてくるのです。
調べるべき項目をピックアップせずに、時間配分がわかっていなければ、最初に時間をかけすぎて、後の方で面倒になってくることもありますので、この配分は卒論においては非常に重要になってくるのです。
研究を始める
目次を立て、調べるべき項目をピックアップすることができたら、今度は実際に研究していきましょう。
この研究の部分が卒論で一番重要な部分です。
最終的に完成する卒論というのは、あくまでも研究結果を文章にしたにすぎません。
つまり、一番重要になってくるのは、その研究をしている時間で、ここで何を得られるかが卒論の本当の意義なのです。
人の成長は、結果よりも過程の方が重要になってきますので、卒論の過程を楽しむということを頭の中に入れておくことも重要でしょう。
まとめ
卒論についていまいちピンとこなかった人たちも、ずいぶん卒論についてイメージできるようになったのではないでしょうか。
卒論は、今回紹介したように段階を踏んで作成することによって、かなり高い完成度になってくれます。
卒論は一生残るものなので、他人に自慢できるような卒論の完成を目指して、ここは一つ集中的に取り組んでみてはいかがでしょうか。
なんらかの目標を持って卒論に取り組むことによって、集中することもできますし、楽しみながら取り組むこともできるはずです。
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