「DeNAの企業研究で確認すべき事項を解説!社員の声もご紹介します」

「DeNAの企業研究で確認すべき事項を解説!社員の声もご紹介します」

この記事をご覧のあなたは、DeNAに入社したいとお考えですよね?DeNAといえばプロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」のオーナー企業として有名。

球団経営だけでなくITベンチャー企業として様々な事業を手掛けています。

この記事では、DeNAへの入社を目指している方向けに、DeNAの企業情報や社員の声をご紹介します。

DeNAの企業研究で確認すべきポイント

事業内容や経営理念など、DeNAの様々な企業情報をご紹介します。

①代表取締役

代表取締役社長

守安 功

略歴

  • 1998年 日本オラクル株式会社入社

  • 1999年11月 株式会社ディー・エヌ・エーに入社

  • 2011年6月、代表取締役社長に就任

DeNAを設立したのは現在会長の南場 智子氏。

マッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルタントをやっていた方です。

②企業理念

DeNAが普遍的に目指している姿は、世界に喜びと驚きを与える企業です。

その姿を実現するための長期的な経営指針として「インターネットやAIを活用して、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届ける」というヴィジョンを掲げています。

永久ベンチャーとは、常に新しい価値の提供に挑み続ける組織と定義づけています。

永久ベンチャーとなるためには、世の中に貢献し歓迎されなければなりません。

社会に喜びを与えるため、全力で仕事に取組み、本質的な価値の提供に集中しています。

③設立年・事業拠点・資本金

設立年

1999年

事業拠点

東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ

資本金

103億97百万円 (2019年3月末時点)

④事業内容

DeNAはとにかく沢山の事業を手掛けているのが特徴。

モバゲーなどのゲーム事業と球団経営のイメージが強い企業ですが、それだけではないのです。

例えば、「Eコマース事業」「エンターテインメント事業」「ヘルスケア事業」「Eコマース事業」「オートモーティブ事業」「ソーシャルLIVE事業」なども行っています。

また、ベンチャー企業への投資も実施。

身近なところでいうとオークションサイト「モバオク」、週刊漫画雑誌アプリ「漫画ボックス」、住友商事と合弁会社「DeSCヘルスケア株式会社」を通して実施するヘルスケア事業などが有名です。

また、いつでも簡単にタクシーを呼べる次世代型配車サービス「MOV」が現在注目を集めています。

永久ベンチャーの言葉通り、多種多様な事業を展開しているのがわかりますね。

⑤業績

DeNA社の売上高と営業利益の推移は、下記表の通りです。

年度

売上高

営業利益

2019年

1242億円

136億円

2018年

1394億円

276億円

2017年

1439億円

232億円

2016年

1438億円

-

2015年

1425億円

-

⑥成長性

DeNAはゲーム事業の売上が会社全体の売上の大部分を占めています。

企業の命運を握っているこのゲーム事業が現在不振のため、近年の売上が落ちています。

ゲーム事業が芳しくない原因は、ガラケーからスマホへの転換により、モバゲーで挙げていた利益の多くが失われてしまったことです。

また、単純にヒット作を輩出できていないのも大きいでしょう。

任天堂と業務提携を行い、任天堂の魅力あるキャラクターを押し出したゲーム制作を実施したのが功を奏し、ひとまず利益の下げ止まりは保っていますが、ゲーム事業で今後利益をアップさせるにはヒット作の発明が絶対条件です。

DeNAの事業の中で最も好調といえるのが、球団経営事業です。

横浜DeNAベイスターズが強くなったことで、横浜スタジアムへの観客が増員しました。

ゲーム事業と球団運営は相乗効果も期待できるため、今後もDeNAを引っ張っていく事業でしょう。

また、DeNAは中長期目標に、ゲーム事業だけに頼らない収益基盤を作ることを挙げています。

特に、タクシー配車サービス中心のオートモーティブ事業、ヘルスケア型保険事業、ソーシャルLIVE事業の3つを重点分野に挙げています。

この3つの事業が当たるかどうか現状では定かではないですが、もし当たればDeNAの業績はアップするでしょう。

以上、総合すると主体のゲーム事業は弱いですが、他事業が好調でかつ新規事業に積極的に展開しているため、将来性は高いといえるでしょう。

⑦景況・経済動向による影響度

DeNAの主力はゲーム事業のため、少子高齢化の影響は受けるでしょう。

生活水準が厳しいとゲームに回すお金も少なくなるため、景気の動向にも左右される企業です。

⑧競争力

DeNAの強みは、多様な事業を展開している点です。

競合のグリー株式会社と比較しても、手がける事業の多様さは優位に立っています。

ゲーム会社の枠にとらわれず良いと感じた事業に積極的に投資する柔軟性が特徴です。

新しい取り組みが成功するかどうかが鍵を握っていますが、その分、今入社する方にとっては最高に面白い環境が存在すると言えるでしょう。

⑨社風

DeNAはベンチャー企業らしく、意思決定の早さがとてもスピーディーです。

前日の飲み会で思いついたことがあれば、翌日には始動を開始することもあるようです。

社員の行動力も高く、パワーポイントの説明では伝わりにくいと感じたら、先にアプリでプロトタイプを作ってしまうこともあるそうです。

フラットで若手でも自由に動ける文化があり、成果を挙げれば年齢・性別関係なく評価されます。

また、育児休暇の取得など女性が働きやすい労働環境も整っています。

⑩キャリア形成の環境

DeNAは独自の人事制度「シェイクハンズ」が注目を集めました。

シェイクハンズとは、直属の上司の承認を必要とせず、異動先と本人の意思が合致したら異動できる制度です。

入社1年以上の全ての社員が対象で、異動の時期に関してもいつでも可能です。

人事の方の話によると、当初はハレーションが生じるかと心配だったそうですが、1年間制度の運用を継続することができ、今ではやってよかったと感じているそうです。

⑪職種

DeNAの新卒の職種は、以下の7つです。

  1. エンジニア:「ソフトウェアエンジニア」「インフラエンジニア」「セキュリティエンジニア」「MLOpsエンジニア」

  2. エンジニア/AIスペシャリスト:「AI研究開発エンジニア」「データサイエンティスト (Kaggler)」

  3. ビジネス

  4. デザイナー

  5. エンジニア/ゲーム

  6. プランナー/ゲーム

  7. デザイナー/ゲーム

求める人材像ですが、DeNAは新卒向けのメッセージとして「DeNAはあなたにとって良い会社ではないかもしれません」と述べています。

永久ベンチャーを標榜し全ての社員に高い意識を求めるDeNAは、人によってはとても辛い状況になりえます。

楽したいとの想いは微塵もあってはいけないですし、ただ優秀なだけでも務まりません。

このメッセージでは、「思考の独立性」と「逃げずにやりぬく力」の2つを備えている方には最高の環境だと述べています。

つまり、場の雰囲気や権威に影響されず自分の意思を発信できるか、また、逆境に対して楽しんで向かっていけるのかという2点が必要となるのです。

人材の多様さがチームの強さを育むと考えているため、異なる人材の受け入れには寛容です。

しかし上記2点に関しては、組織とのマッチングの面から外せない事項です。

皆さんも就活では、「思考の独立性」「逃げずにやりぬく力」が自分には備わっていることをアピールしましょう。

⑫勤務条件

初任給

[デザイナー(ゲーム)職の場合]

基準年俸:¥4,200,000~

月給/基本給:¥228,084~(ライフプラン手当55,000円~含む)

月給/職務給:¥97,750~

勤務地

渋谷オフィス(本社)

※業務によっては子会社勤務・海外勤務あり

福利厚生

産前後休暇、育児休業、ベビーケア休暇(男性社員対象)、ファミリーデー、マッサージルーム等

⑬関連企業

  • 株式会社Cygames

  • 株式会社モバオク

  • 株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース 等

【企業研究】DeNA社員の声を紹介

就活では先輩からの声を聞くのが大切。

先輩がどんな志望動機を抱いたか、実際働いてみてどんなことを感じたのかといった点は非常に参考になるポイントです。

ここでは、DeNA社員の声をご紹介します。

ゲーム・エンターテインメント事業本部:2018年入社女性

DeNAを志望したのは、多岐に事業を展開しているところが、将来的に「何でも屋」を目指す私にとって魅力を感じたからです。

インターンに参加しましたが、そこでは日中営業をし、社内に戻ってからは営業書類を作成する毎日。

とても大変でしたが、インターン生にも大切なクライアントの営業を任せてくれるくらいだから、入社後は裁量をもって働けるのだなと感じ入社を決めました。

企画推進部:2018年入社男性

入社してはじめての仕事は、イベントのユーザーへのプレゼント発送。

複数のイベントが常に実施されておりマルチタスクの状況でしたが、入社して二週間、私の送ったプレゼントが使用できないとユーザーから問い合わせを受けました。

自分のミスが原因だと発覚し、対応策や支持を求めましたが、上司からは「整理して考えて送って」と短い言葉のみの回答を受け、衝撃を受けました。

しかし、言われた通り状況を整理してみると、どうしてよいか自分の考えが出てきました。

自分で考えることの大切さを実感したので、すぐに答えを提示しなかった上司の対応にはありがたさを感じています。

まとめ

DeNAの企業情報や社員の声をご紹介しました。

DeNAは「永久ベンチャー」を掲げ、様々な事業を展開しているのが強み。

創立して20年足らずですがゲーム事業にとどまらず、常に新しい取り組みを行ってきました。

会社の成長に貢献できるよう、人材に対しても自分で考える力や逃げずにやり遂げる力を求めています。

決して楽な環境ではありませんが、新しいことにどんどん取り組める魅力的な環境の会社です。

チャレンジ精神にあふれる方におすすめの企業でしょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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