【頻出質問/回答例完全網羅】集団面接のコツって何?例文つきで必勝法を伝授!

【頻出質問/回答例完全網羅】集団面接のコツって何?例文つきで必勝法を伝授!

集団面接と個別面接では評価されるポイントが若干異なってきます。

今回は、集団面接のコツと知っておきたい5つの必勝法を紹介していきます。

集団面接に自信を持って臨むためにコツやマナーをチェックして対策しておきましょう。

集団面接の重要点を事前に確認しておけば、ライバルと差をつけて内定を勝ち取ることも夢ではありません。

就活で面接試験を突破するためには、質問内容の研究が必須!

この記事を読んでわかること  

・集団面接とグループディスカッションの違い

・集団面接でよく聞かれる質問

・集団面接のコツ

・集団面接での逆質問の例

この記事を読んでわかること  

・集団面接とグループディスカッションの違いを知りたい人

・集団面接のコツを知りたい人

・集団面接での逆質問が思い浮かばない人

・集団面接の必勝法を知りたい人

【集団面接のコツ】そもそも集団面接とは

企業によっては個別面接に先立って集団面接を行うケースがあります。

個別面接とどう違うのかを知り、集団面接の特徴を理解することで、どうすれば選考に通過するのかのコツがわかりやすくなります。

個別面接と集団面接の違い

個別面接が一人ひとりの応募者ごとに時間をとって行われるのに対し、集団面接は複数の応募者をまとめて面接する方式です。

応募者が多い大企業などでは個別面接に進むための人を選ぶためのふるい落としの目的で行われることがあります。

また集団で面接した際の振る舞い方や、集団だからこそ見えやすい応募者の特徴や個性などをチェックするために行われる場合もあります。

一度に複数を面接するというと、質問に対して他の人に先立って挙手で早いものがちで答えるのかと思う方もいるかもしれません。

テレビ番組のひな壇で目立つ人の発言回数が多かったり、グループディスカッションでなかなか話ができずにいる人がいますが、その点はあまり心配いりません。

集団面接では基本的に一つの質問に対して、それぞれの応募者に平等に発言の時間が与えられます

そのため、逆に言うと答える順番に影響されることもあります。

トップバッターの方は質問の意味を取り違えて的外れな回答をするおそれがある一方、あとから回答する方は他の人に先に同じようなことを言われたなど自分の立ち位置に困る方もいます。

基本的には他人に左右されず、自分の考え方や自分だけのエピソードをしっかり伝えることが大切です。

ただし、他の人がいることを忘れてはいけません。

自分だけが長くしゃべって、他の人の時間を奪うなどせず、他の人に配慮することが求められます

集団面接とグルディスの違い

集団面接とグループディスカッション(GD)の違いを詳しく見ていきましょう。

まず「集団面接」は同じ質問に対して複数の応募者が答えるものです。

コミュニケーション能力や、協働できる能力を図るのが目的と言えます。

一方、「グループディスカッション」は1つのテーマに対して応募者同士が意見を交換し合うもので、討論の能力やリーダーシップ、協働できる能力があるかどうかを見ています

異なる能力を測ってはいますが、片方の対策をすることでもう片方の間接的な対策になるので、両方の対策をしっかり行うことが大切です。

集団面接で見られているポイント

集団面接では質問に対する内容だけでなく、意外にも形式的な面が見られています。

というよりは、複数の人が集まると、自ずと違いや不自然な点が目につきやすくなります。

個別より複数いるから目立たないと考える人がいますが、実はその逆で悪目立ちしやすくなるのです。

身だしなみの乱れをはじめ、姿勢や表情や目線、話し方や態度、クセなどが目立ちやすくなるので、マナーなどの形式面にも十分に気をつけなくてはなりません。

また、その人だけでなくほかにも同じ立場に置かれた方がいる際の振る舞いや言動についても見られています。

それぞれが等しく話す機会を与えられるべきなのに、一人で長々と話して独壇場にしてはいけません。

かといって、自分の持ち時間や他人を気にし過ぎて、内容を中途半端にしたり、カットしすぎた内容でもいけません。

自分の立場を主張できない人、消極的と判断されることもあるからです。

他人との関係の保ち方や影響の受けやすさなどもチェックされています。

前の人が言った意見に従う、前の人の意見に違うといった表情をしながら同じような話をするなど、他人の話を聞いて自分の考えを変えるような態度は取らないほうがよいでしょう。

短時間でどれだけアピールできるかがポイント

集団面接では自分の持ち時間は自ずと限られています。

他の人が簡潔に明確でわかりやすい自己アピールをしたのに対し、自分が用意していた話が長すぎると困惑し、その場でショートカットしたばかりに、わかりにくい内容や意欲が伝わらなくなることも多いです。

集団面接が設定されたら、集団の人数や面接の合計時間を踏まえ、できる限り端的にわかりやすく自分をアピールできるよう、志望動機や自己PR内容などの構成を行っておきましょう。

与えられた持ち時間内で、冗長にならず、端的にどれだけ自分の魅力や意欲をアピールできるかがポイントになります。

【集団面接のコツ】Webと対面で集団面接に違いはある?

集団面接は、基本的にWebか対面で行われるので、どちらにも対応できるように準備を進めておきましょう。

特にWeb面接は比較的新しく導入された方法です。

企業によって、活用するツールがそれぞれ異なります

面接を受ける際は、事前にアプリをダウンロードして動作をチェックしておけば、スムーズに入室できます。

また、対面の面接でも気を抜かないでください。

いずれにせよ緊張感をもって臨みましょう。

いかで2つの違いについて詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

大差はない

実際にそこまで大差はなく、企業が見ているポイントはほとんど同じです。

しかし、面接を受ける側はそれぞれ注意するポイントを押さえておきましょう。

一般的には、選考が進むにつれて対面での面接が多くなります。

Webの面接で映らないところも、対面では見られる機会があるため、気を抜かずに緊張感をもって面接会場に向かいましょう。

特に、下半身や歩き方はWeb面接ではわかりにくいです。

対面面接では、立ち方などにも注意を払い、片足重心や足を開きすぎないように意識しましょう。

実際に会ってみると印象が違うことも多くあります。

また、声のトーンなどもWebと対面では印象が違う場合もあります

一度自分の声を録音するなどして、チェックしておきましょう。

Webの場合は注意が必要

Webで面接を受ける際には、注意が必要です。

接続環境の悪い人がいるかもしれません。

特に地方である場合は、その傾向が強く、地域などによって環境はかなり異なるといえます。

事前に接続環境を見直すなど準備を進めておき、それでも改善が見込めない場合は、業者などを呼ぶのも方法の1つです。

しかし、多少のタイムラグが生じるケースは少なくありません。

そうすると、対面の面接よりもかなり応答が困難です。

なるべく他の人や面接官が話しているときに被らないようにしましょう。

自分が話していないときにはミュートにするなどの工夫をしてください。

また、画面越しにほかの就活生の話もしっかり聞くことを意識しましょう。

実際にミュートにせず話を聞くと思わぬ雑音が入る可能性もあります。

生活音などが入るのを嫌がる人も多くいるため、ほかの人の邪魔にならないように、ミュートにしておきましょう。

また、話す速さは聞き取りやすいように、ゆっくりと話すことが大切です。

対面とは違い、声が聞き取りにくいケースもあるかもしれません。

Web上でも相手の立場になって考えましょう。

【集団面接のコツ】集団面接のコツは2種類

集団面接とは、言葉通り複数の就活生と一緒に受ける面接のことです。

現在、集団面接を行っている企業も増えており、マナーやコミュケーション能力の他にも人柄などを評価しています。

集団で面接を行うと他の就活生と比較されることもあり、個人面接よりもプレッシャーを感じてしまう方や緊張するという方も少なくありません。

しかし、集団面接はコツさえ掴んでしまえば緊張を抑え、リラックスしながら臨むことができます。

集団面接のコツは2種類あるといわれており、面接中に答える内容やマナーが重要となっているので事前にしっかりとチェックしておきましょう。

集団面接のコツは以下のようになっています。

集団面接のコツ

・集団面接中に答える内容

・集団面接中のマナー

集団面接中に答える内容について

集団面接を受けた経験がない方は、どのような質問をされるのか、どのような流れで面接を進めていくのかわからず不安になる方も多いのではないでしょうか。

実は集団面接は、評価を加点して人選していくのではなく、減点評価を行いながら企業にとってふさわしい人材選びを行っています。

複数の就活生を面接することで企業が求める人物であるか、社会人としてのマナーを持ち合わせているかなどを効率よく判断しているのです。

そのため、面接中に答える内容は、どれだけ自分が会社に貢献することができるのかとう点や社会人としてのふさわしいマナーを兼ね揃えているのかをアピールすることが大切になります。

他の就活生よりも評価がよくなるように、企業の貢献できる人物であることをわかりやすくアピールすることを心掛けましょう。

集団面接中のマナーについて

面接を受ける際には、どんなスタイルの面接であれ誠実な態度で臨むことが大切です。

複数で面接を受けると集中力が途切れてしまうこと、気持ちや態度がだらけてしまうこともあります。

しかし、面接を受けている最中は、たとえ他者が話をしていたとしても集中して耳を傾ける誠実な態度を見せることもマナーのひとつといえるでしょう。

社会人として必要なマナーはたくさんありますが、その中でも他者に対する気配りができるかという点もその人の人柄を見る際に大きな判断基準となります。

面接官はもちろんのこと、周囲の人にも失礼な態度や迷惑な態度を取っていないかを面接中にチェックされています。

誰にでも気遣いできる人は、社会に出ても円滑に仕事をこなすことができ、人間関係でトラブルを抱えてしまうこともありません。

自分は気配りが上手にできる人だということをアピールできるよう正しいマナーを身に付けておくことが欠かせません。

【集団面接のコツ】集団面接中に答えるコツ

面接中に気を付けなければいけないことは数多くあります。

たとえば、集団面接の場では、時間内に面接官の質問を理解し的確に回答しなければいけません。

就活生一人ひとりに与えられた時間は、個人面接と比較してみても圧倒的に少ないです。

企業の多くが約1時間ほどの集団面接の時間を設けていますが、5人ほどの複数の就活生を同時に面接するとなると一人に与えられている自己PR時間は10分程度しかありません。

たった10分の時間で自身をアピールしなければならないとなると自分の考えや伝えたいことを簡潔にまとめることが必要になります。

集団面接中に質問に答えるコツは、問われた内容に対してスピーディーに回答していくことです。

自己紹介であれば、名前や大学名の他に特技や自己PRなどを事前に考えておくと面接でスムーズに答えることができます。

簡潔に話す

集団面接は、複数の学生と一緒に行うため、ある程度の時間がかかります。

とはいえ面接時間は限られているため、一つ一つの質問に長々と答えているとすべての学生の面接をスムーズに行うことはできません。

中には、自分の想いやよさを面接官にできるだけ多く伝えたいという気持ちから、長々と時間をかけて話をしてしまう人もいます。

しかし、質問中に答える内容を把握していないだけでなく、あまりに長く話し続けてしまうと自身のことしか考えられない身勝手な人物だと思われてしまうこともあるので注意しなければいけません。

複数の就活生で行う集団面接の場合、面接官の質問に回答する内容は、できるだけコンパクトにまとめると好印象です。

もちろん、早口になってしまっては伝えたいことをうまく伝えることができないといったミスにつながってしまうので、適度なスピードに抑えつつ話をまとめることもポイントです。

第一印象にも気を配る

集団面接を失敗なくクリアし内定を勝ち取るには、社会人としてのマナーを兼ね揃えていることをアピールすることも大切です。

面接中の受け答えや態度だけでなく、第一印象もよくなるように他者にも気を配りましょう。

面接官は、企業にふさわしい人物であるかを見ているため、他者への気配りや身だしなみの他にも笑顔で対応できるかといった点もチェックしています。

第一印象がよくなるようにハキハキと大きな声で挨拶をするだけでなく、笑顔で対応できるよう心掛けることも重要です。

周囲の意見に流される必要はない

集団面接で最も不安になってしまうのが、他の人がどんな意見を発言するかという点ではないでしょうか。

周囲の意見が気になってしまい自分の意見に自信がなくなる方やプレッシャーで頭が真っ白になったなどつらい経験をした方も少なくありません。

しかし、集団面接だからといって周囲の意見に流されることはありません。

たとえば、他の人と意見が同じになってしまったとしても何の問題もないのです。

他者と同じ意見になっても焦らずに自分の言葉で考えや想いを伝えるようにしましょう

面接では、必ずといってよいほど志望動機や長所などの質問があります。

その際に他者と意見が重複してしまうこともありますが、自分らしさをアピールすることができればマイナスなイメージを面接官に与えることはありません。

また、時には周囲の意見が素晴らしく感じ、自分の意見に自信がなくなってしまうこともあるかもしれません。

しかし、こういった場合も決して萎縮することなく、堂々と自分の意見を述べることが大切です。

プレッシャーを感じ周囲に負けない素晴らしい意見を出さなければと思いすぎてしまうと、緊張感でいっぱいになり本来の自分をアピールすることが難しくなってしまいます。

どんなに周囲の意見が素晴らしいと感じても面接官の心の中まで読むことはできません。

ですから面接中は、周囲の意見に流されてしまうのではなく、自分の意見に自信を持ち落ち着いて面接に臨むことも集団面接で内定を勝ち取るコツです。

【集団面接のコツ】集団面接中のマナーのコツ

集団面接を失敗することなくクリアするコツやマナーはたくさんありますが、特に気を付けたいのは真摯な態度を見せることと気配り力です。

集団面接の流れを把握しスムーズに面接に臨むだけでなく、他者にどれだけ気を配ることができるのかも重要なポイントとなります。

集団面接の時間は短いため、短時間でどれだけ自分のよさを面接官に理解してもらえるかが勝負のカギです。

丁寧な話し方を心掛けるだけでなく、声の大きさやトーンにも気を付けてみましょう。

また、社会人らしい身だしなみになっているかをチェックすることも欠かせません

スーツがシワになっていないように前日までにアイロンをかけ、靴が汚れている場合には、キレイに落としておきましょう。

集団面接の流れを把握する

個人面接と違い、集団面接ならではの注意点があるので事前にどのように面接が行われるのかを確認しておくと安心です。

集団面接は、入室後、まず一礼し挨拶をしてから自己紹介が始まります。

その後、面接官からの質問に回答し退室という流れになります。

個人面接の場合、入室の声が掛かると自分のペースで動くことができますが、集団面接は複数の就活生と一緒に行うため入室の際にも気配りが必要です。

まず番号の早い方から入室し、その際に一礼しながら挨拶します。

ドアを開ける際には、ノックをすることを忘れてはいけません。

入室後、椅子の前まで移動したら、面接官からの氏名の確認を受け、その後、着席します。

着席する際も丁寧な挨拶を交えると好印象です。

より印象をよくするために姿勢を正して座ることを心掛けましょう。

着席後は面接官からの質問があるので、時間に配慮しながら回答します。

質問内容は、企業によって違いがありますが、志望動機や自己PRは多くの企業で行われているので、事前に回答を考えておくと安心です。

面接終了の際には、面接から終了の声が掛かります。

退室する際にも面接官に一礼し挨拶をして椅子から立ち上がりましょう。

退室は、ドアに近い人から順に部屋を出ることが正しいマナーです。

集団面接の場では、多くの就活生と触れ合う機会があるため、私語が多くなってしまうこともあります。

しかし、面接官は面接の待ち時間から終了後まですべての就活生の態度をチェックしているので、気を抜かずに過ごすようにしましょう。

他の人の意見にも耳を傾ける

集団面接の場では、自分だけのことでなく他者への気配りも大切になります。

自分が質問されていないときでも面接官は、すべての就活生の態度に目を光らせています。

他の人が話している間も軽く頷くなど、話をきちんと聞いているという態度を見せるようにしましょう。

話し手のほうに体を軽く向けるだけでなく、話を聞く際には柔らかい表情で対応するとよい印象を与えます。

【集団面接のコツ】集団面接の注意点

これまでは、集団面接のコツについて紹介しました。

まずは、Web面接と対面面接の両方に慣れることが必要です。

最初からうまく自分をアピールできる人は存在しないので、しっかりと練習や準備を進めていきましょう。

また、注意するにも目を向けることでさらに面接官の印象に残りやすくなります。

集団面接を難しいと感じる人もいるでしょう。

しかし、注意するポイントを押さえれば問題ありません。

ポイントは以下の3点になります。

集団面接の注意点

・端的に話す

・エピソードが被っても大丈夫

・ほかの人が話しているときにもしっかりと聞く

実際に集団面接の場合、そうした当たり前の言動が見られています。

くわしく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

端的に話す

集団面接では、1人ずつ話せる時間は少ない傾向にあります。

だからこそ、少ない時間で自分をアピールできるかが大切です。

短い時間でなるべく要点を伝えるようのし、内容はなるべく端的に話してください。

だからといって、あまりにも簡単すぎるのもよくありません。

面接官に意図の伝わらない可能性が高くなってしまい、結果的に自分の魅力を伝えられなければ意味がありません。

事前に友人同士などで練習を重ねておきましょう。

違う人に添削してもらうのもおすすめです。

また、自分の経験を話す際には結論から述べてください。

人間は先の見えない話を聞くことに対してストレスを感じます。

先に結論を述べることによって、自分の意見を明確に述べることが可能です。

それに続くように、理由や根拠を述べていきましょう。

エピソードが被っても大丈夫

集団面接では、エピソードや理由が被るケースもあるかもしれませんが、あまり気にしなくても大丈夫です。

同じ経験をしていても感じることは、人によって異なります。

そこで自分の考えや価値観を表現できれば問題ありません。

むしろ、無理やりエピソードを変えることは避けてください。

アドリブで文章を組み立てると、伝わりにくいリスクがあり、さらに緊張して話の構成がちぐはぐになってしまうこともあります。

しかし、まずは落ち着いた態度を崩さないようにしましょう。

しっかりと自分の個性をアピールできれば、面接官の印象に残ります。

特別に内容が特徴的である必要はありません。

今まで経験したことは、必ず役に立ちます。

なるべく自信につなげるように、事前の準備を進めてください。

ほかの人が話しているときにもしっかりと聞く

人が話しているときの聞いている態度も大切です。

もちろん露骨にアピールする必要はありませんが、最低限の相づちを打つなどの動作はしておきましょう。

特に対面での面接は緊張して、ついおろそかになりがちです。

選考が進むにつれて余裕がなくなるケースも少なくありません。

しかし、そうした言動は面接官にも伝わってしまいます。

緊張する気持ちはわかりますが、まずは冷静であることが大切で、自分のことばかりを考えることはやめましょう。

場合によっては、ほかの就活生の主張に対して意見を求められます。

その際には、話を聞いていないと意味がありません。

話を聞く態度も選考材料になる可能性もあるため、決して油断せずに、ほかの人の話を聞くよう心がけてください。

【集団面接のコツ】集団面接でよく聞かれる質問

集団という形式を取ってはいますが、ほとんどの場合、通常の面接と質問内容はあまり変わりません。

それだけに用意してきた答えが被りやすく、無意識のうちに他の人の発言に振り回されてしまう人もいます。

先にも触れましたが、周囲の意見に左右される必要はありませんし、たとえ誰かと答えが被ってしまっても、何の問題もないことをしっかり認識しておきましょう。

焦らずに、伝えるべきことを伝えることが大切です。

自己紹介

自己紹介は第一印象を決めるポイントですので、可能であれば積極的にアピールも盛り込みたいところです。

自己紹介のポイント

熱意や意欲をアピールするのは悪いことではありませんが、意気込みすぎて時間を取りすぎるのが一番大きなマイナスとなります。

時間の指定がある場合もありますが、もしなかったとしても、1分程度でまとめるようにするのがポイントです。

また、集団面接特有のポイントとして、アイコンタクトや笑顔による面接官との意思疎通がありますので、これはテクニックとして覚えておきましょう。

リクルートスーツに身を包んだ学生がズラリと並ぶと、どうしても面接官側からは一人ひとりの特徴が掴みにくくなります。

話や指示は相手の目を見て聴き、相づちを打ち、自分の出番にはアイコンタクトで空気を読むと、意欲や積極性が伝わります

話す最中に、オーバーにならない程度に身振り手振りを取り入れるのも高等テクニックですので、最初からガチガチになりすぎないようリラックスすることが大切です。

自己紹介の例文

自己紹介は、「基本的な情報」→「経験」→「アピールポイント」という3部構成でまとめましょう。

以下に例文を挙げます。

自己紹介の例文

「~大学~学部4年の~と申します。

大学時代はラグビー部に所属し、日々厳しい練習を重ね、副主将として試合の運営や後輩の指導に取り組みました。

一人ひとりの個性を活かした強いチームづくりにやりがいを感じてきましたので、そうした経験を活かせる仕事を志しています。

本日はよろしくお願いします。」

志望動機

志望動機は、面接官がとくに興味を持って耳を傾ける項目の1つです

また志望動機だけは、最初から最後までまったく同じ内容が被るということはまずあり得ません。

1人として同じ人が存在しないように、なぜその会社で働きたいと感じたかは、応募者全員にそれぞれ異なる意思があってしかるべきです。

ここは自分らしさを強くアピールすべきところですので、表面的な内容ではなく、しっかりオリジナリティを出してください。

志望動機のポイント

面接官が志望動機に注目する理由は、そこから人柄も知りたいと考えているからです。

会社のどこに惹かれるかは人柄に直結する部分で、集団面接であろうと個人面接であろうと、採用にあたって最も重視される項目と言えます。

ポイントは、自分の将来のビジョンと会社のビジョンとを一致させ、共感と意欲を示すことです。

これはビジョン型とも呼ばれるテクニックですが、説得力を増すために有効な手法と言えるでしょう。

志望動機の例文

自分の体験を交えてビジョンを語ると、より説得力を増やせます。

以下に例文を紹介します。

志望動機の例文

「私は、人の身体を第一に考えた食品を提供する御社のコンセプトに強い魅力を感じ御社を志望しました。

私は子供のころから喘息の症状があり、食べるものには常に細心の注意を払う生活を続けてきました。

そのため、できる限り化学添加物を排除し、オーガニック原料にこだわった食品づくりに携わることに、強い希望を持ち続けています。

御社は原料はもとより、製造工程においても最大限の注意を払い、身体を気遣う食品を長年提供され続けています。

私はそのように人を大事にする企業の一員として、ぜひ、安心安全な食品を世界に届ける仕事に貢献したいと思い志望しました。」

ガクチカ

この質問を苦手とする学生は多く、何をどう伝えればいいかさっぱりわからないという声も少なくありません。

ただ、少なくとも4年という長い間に、何一つ自分の時間や意欲を費やさなかったという人はいませんので、よく考え直せば必ずなにかしらは浮かび上がってくるはずです。

ガクチカのポイント

ガクチカを導き出すためには、まず自分が一番時間を費やしたことをピックアップするのがポイントです。

そこまで強い思い入れがなかったとしても、時間という一番貴重なものをつぎ込んだのですから、そこには何らかの熱意があったと言えます。

見つかったら、なぜそれをすることになったのか動機を考えましょう。

そして、うまく行かなかったことややらねばならなかったことを思い出し、どうやって対処し、結果どうなったかをまとめればほぼ完成します。

最後はその経験から学んだことを挙げて締めましょう。

ただし、いかに時間をつぎ込んだとしても、ネガティブな内容は選んではいけません。

ガクチカの例文

エピソードは、部活動やアルバイト、ゼミなどが無難でしょう。

ボランティアなども有効です。

ガクチカの例文

「学生時代に力を入れたのは、飲食店のアルバイトで新規顧客を獲得するため、販促活動をしたことです。

勤務していた店舗は新規オープンしたばかりだったため、まだ周りに認知されておらず、売上も伸び悩んでいました。

店長から相談され、新規顧客を増やすためのアイディアを絞り、大通りでチラシを配ったりSNSを立ち上げたりすることで、当初月1,000人程度だった客数を月3,000人程度にまで増やしました。

また、来店いただいたお客様に積極的に話しかけることで、リピーター数も60%増にまで伸ばすことに成功しました。

こうした取り組みから、市場に対して積極的に働きかけることで、業績アップは可能だということを学びました。

貴社においても常に高い目標を持ち、市場拡大にチャレンジしていきたいです。」

自己PR

自己PRは、単に得意なことを述べて、その能力で貢献したいというだけでは説得力がありません。

学生が入社して即戦力になることはまずありませんが、自分なりにどのような働きで会社に貢献したいと考えているのかを盛り込むことは大切です。

また、自己PRからもどのような考え方を持つ人物かを知ることができますので、人柄も見られていることを意識しましょう。

自己PRのポイント

自己PRは、内容を相手企業の求める方向性と合致させることがポイントです。

募集要項や企業理念などをよく調べ、相性のよいアピールポイントを持って来ることも重要です。

また、構成は結論ファーストで、それを裏づけるエピソードを根拠に添える形で発表しましょう。

最後にその能力でどのように活躍したいかで締めます。

自己PRの例文

自己PRの例文

「私の強みは、リーダーシップを発揮して人をまとめるのが得意なことです。

学生時代、コンビニエンスストアのアルバイトをしていたときに、店長からアルバイトリーダーの役を与えられ、他のスタッフのシフト調整を任されることになりました。

その店舗は常に人手不足の状態で、アルバイトもパートも少なからず不満を抱えながら働いている状況でした。

私はまず一人ひとりと話し合いの場を持ち、できる限りお互いが譲歩できる形でのシフト調整を開始しました。

その結果、スタッフ同士のコミュニケーションが活性化し、職場に活気が生まれるとともに業務効率も上がり、足りない人手もカバーし合える環境を形成することに成功しました。

私はこうした人としっかり向き合えるリーダーシップを活かし、御社の店舗でも業績アップに貢献したいと考えています。」

他社の選考状況

他社の選考状況は、当然ながら企業からすれば気になるポイントです。

理由はさまざまありますが、まず就活の一貫性の確認が筆頭として挙げられます。

志望する業界や企業の特徴に一貫性があるかから、モチベーションを確認しています。

また、他の企業からの評価を確認するのも目的の1つです。

1回の面接だけでは人となりを判断するのは難しいので、他社の選考状況を聞くことで、優秀な人材か否かを判断することがあります。

また、他の企業からの内定をもらっていることを伝えると志望度の高さを示せます。

架空の内定を作ることはもちろんアウトですが、内定をもらっている企業がある場合は、伝えておきましょう。

他社の選考状況を答えるポイント

集団面接は応募者が多い大企業などで用いられることが多く、複数の応募者をふるいにかけるためのものです。

つまり、「落とすための面接」とも言えます。

しかし、慌てて発言をする必要はありません。

必ず一人ひとり、平等に時間が割り振られます。

自分の納得のいく回答が頭の中に用意できたら発言すれば良いでしょう。

周りに影響されず、自分のペースで回答しましょう。

とはいえ、だらだらと回答し、他の人の時間を奪うことだけは無いように留意してください

集団面接では、意外にも形式的な面を見られることが多いです。

複数の人が集まると、良い面よりも悪い面が目立ってしまいます。

表情や話し方、クセや目線などが悪目立ちするので、普段の所作から、自分におかしなところが無いかを家族などに聞いてみましょう。

また、持ち時間が限られていることは最も留意しておくべきことの1つです。

必ず人数や割り振られる時間を計算し、その中で自分を端的に分かりやすく表現できるよう、準備しておきましょう。

他社の選考状況の例文

他社の選考状況の例文

私は行動的な人間です。

大学時代、入学直前に友人の影響で野球に興味を持ち、大学では野球に取り組みたいと考えていました。

しかし、いざ新入生歓迎会に参加してみると、野球は部活はおろか、サークルも無いとのことでした。

そこで私は仲良くなった新入生や先輩とともに野球サークルを作れないか学生課に提案し、さまざまな問題がありましたが、3ヶ月でサークルを立ち上げました。

このように、やりたいことや達成したいことに関して方法が用意されていない時は「自ら生み出す」など、行動力には定評があります。

貴社に入社した暁には、営業職として行動力を活かし、顧客のニーズに答えられるサービスの提案をし、数多くの案件を獲得する所存です。

【集団面接のコツ】集団面接での逆質問

集団面接では1人あたりの回答時間が限られてくるため、他の学生と差をつけることが難しくなっています。

面接官からの質問が終わった後にある逆質問で、あなたの魅力をより面接官にアピールしてみましょう。

集団面接で評価される逆質問は以下の2つです。

集団面接で評価される逆質問

・入社意欲が高いと感じられるもの

・自分をアピールできるもの

それぞれ例文つきで解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

入社意欲が高いと感じられるもの

企業が逆質問をする目的のひとつに学生の会社への志望度を確かめることがあります。

そのため入社への意欲が高いと感じる学生は面接官からの印象が良いです。

逆質問ができるということは、その会社に関心があることの現れですので積極的に逆質問をしましょう。

企業研究を進める中で生じた疑問や、入社後を考えた上での疑問などを質問すると面接官に好印象を与えられます。

入社意欲をアピールする逆質問の例

入社意欲をアピールする逆質問の例

・「御社の○○事業の今後の展望についてお聞かせ願えますか?」

・「御社で仕事を始める前に、勉強しておいた方がよいものはありますか?」

・「皆さんの一日の業務の流れを教えてください。」

・「御社の○○の成功の秘訣について教えてください。」

自分をアピールできるもの

面接官からの質問に答えるだけではアピールしきれなかったあなたの強みを伝えるために逆質問をすることもおすすめです。

企業はなるべく優秀な学生を採用したいと考えているため、所持している資格や仕事に対する向上心などを伝えられると良いでしょう。

自分をアピールする逆質問の例

自分をアピールする逆質問の例

・「私は○○な性格なのですが、この性格を活かしやすい職場でしょうか?」

・「○○という資格を保持しているのですが、この資格を御社で活用することはできますでしょうか?」

・「御社ではどのような評価制度をとっているのでしょうか?」

・「将来○○部で働きたいと考えており、努力次第ではそちらで働かせていただくことは可能でしょうか?」

・「私は○○な性格ですが、御社ではどのような資質の方が活躍されているのでしょうか?」

その他に、面接の最後に「最後に一言お願いします」といわれることもあります。

その際の答え方のポイントを以下の記事で紹介していますのでぜひ見てみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

集団面接では個人面接とは異なり、自分以外の学生も同時に面接を受けていることが特徴です。

周りと比較せず、あなたの魅力をそのまま面接官に伝えることを意識してください。

集団面接でのコツを押さえて、万全の状態で面接に臨みましょう。

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