就活の面接等の場で長所を聞かれるケースは多々ありますが、その際に「負けず嫌い」であることをアピールする方もいると思います。
そこで今回の記事では就活の面接等で自分の強みを「負けず嫌い」だと言う場合の効果的な伝え方やポイントを解説していきます。
負けず嫌いであるということは、裏を返せば「向上心がある」「粘り強い」等、他の強みにも言い換えることができます。
またポイントだけではなく、「このような伝え方はNG」のように注意点等も詳しく記載しているので抑えておきましょう。
さらに、負けず嫌いの方が向いている職業や、逆に向いていない職業もあります。
その点についても紹介しているので、入社してからミスマッチが起こることは避けましょう。
是非この記事を参考にして、就活の面接を成功させてくださいね。
- 就活の面接の際、負けず嫌いという長所をアピールするときのポイント
- 就活の面接の際、負けず嫌いという長所をアピールするときの注意点
- 負けず嫌いということが活きる職業、活きない職業
- 負けず嫌いということは、他にどんな言い換え方があるか
- 自分の一番の長所が負けず嫌いな人
- 負けず嫌いということをどう魅力的に面接で伝えればいいかわからない人
- 負けず嫌いということは他にどんな言い換え方があるかわからない人
- そもそも面接自体が苦手な人
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▶ 【長所は負けず嫌いです】負けず嫌いな人の特徴
負けず嫌いを長所として用いるのであれば、負けず嫌いな人の特徴を知っておくことをお勧めします。
理由としてはご自身の負けず嫌いが明確になり、より長所としてアピールしやすくなるからです。
ここでは負けず嫌いな人の特徴を以下に絞って解説していきます。
- 強気
- 怖いもの知らず
- 勝ち気な性格
強気
負けず嫌いそのものとイコールではありませんが、負けず嫌いな人は、負けたくない相手には強気な姿勢で臨む傾向があります。
これは、勝ってやるという強い心意気が前面に出るからです。
実際の企業の中では、たとえば上司や先輩が相手でも、必要だと思うことについては一歩も退かない姿勢などとして出てくるでしょう。
負けず嫌いの人が強気になる相手は、負けたくないと考える相手、すなわち自分が好敵手と認めた相手ですので、全般に自分よりも上の立場の人になります。
部下の率直な意見を聞いて風通しをよくしたいベンチャーなどの実力主義的な企業においては、この性質は歓迎されることでしょう。
一方で、部下は上司に従うべきだと考える旧態依然とした企業体では、このような姿勢は煙たがられるリスクがあるので、上司への進言の仕方を工夫するなど、内面の強気さをそのまま出し過ぎないための注意が必要です。
怖いもの知らず
負けず嫌いの人は、困難に直面してもあきらめずに進んでいきます。
その意味では、困難を恐れることのない、怖いもの知らずだといえる傾向があるでしょう。
負けず嫌いの人は、古典落語のようにまんじゅうを怖がるようなこともなく、どんなこんなんでも負けじと立ち向かうための方策を考える可能性が高いです。
このような特徴は、挑戦が求められるベンチャー企業や新規事業開発部のような企業部門には向いているでしょう。
一方で、時に慎重な判断を下す必要がある投資ファンドなど、失敗すれば損失の出る可能性のある業界では、前のめりで無鉄砲な姿勢だと映ってしまうリスクがあるため、勝利のために、時として長期的視座に立って一歩立ち止まることも可能なことを示さなければいけません。
勝ち気な性格
負けず嫌いの人間は、何よりもまず人に負けたくないと思う傾向があります。
この部分は、特に勝ち気であると表現することが可能でしょう。
勝ち気な人は、特に人に対する競争心が強く出るため、上に人がいる間は、その人を追い抜くべく、そしてトップに立ったら、他の人に抜かれることがないように努力し続ける傾向があります。
このような人は、努力傾向の強さから歓迎されることもあるでしょう。
一方で、競争でいざトップに立ったときにバーンアウト症候群を発症して目標を失うリスクや抜かれまいとするあまり、追う側である間は上にいる人に、追われる側になってからは追いかける側の人たちに対して厳しい姿勢で臨んでしまうリスクがあります。
したがって、負けず嫌いの中でも勝ち気さが強いと思う場合は、企業側には、人との競争だけが目標ではないことや必要な場合に適切に人と協力できることを示していかなければいけません。
【長所は負けず嫌いです】長所が負けず嫌いな人に企業が求めることとは
負けず嫌いを長所だと主張する学生に、企業は何を期待するでしょうか。
順に見ていきましょう。
競争心が強いこと
負けず嫌いの人間は、誰かに負けることを良しとしません。
これは、裏を返すと、何か比較ができる状況においては、常にその比較ポイントについて、強い競争心を抱く傾向があることを意味します。
そして、競争心が強い人は、競争心を抱ける環境においては、高いやる気を示す傾向があります。
たとえば、営業成績などがはっきりランキングとして打ち出される場合は、その競争心はトップ狙いという形で競争心をあおられ、その目標に向かって邁進していくことを期待できるでしょう。
特に社員同士を競わせる実力主義的な企業においては、その競争心の強さによって、周囲の競争をも盛り上げることも期待されるかもしれません。
- 競争心が強いこと
- 自分の理想が高い人
- 困難な場面でも努力し続けられること
自分の理想が高い人
負けず嫌いの人は、誰かに負けないために、常に高い理想を追い続けるでしょう。
これは、プロ棋士やスポーツ選手などに見られる特徴でもあります。
彼らの高いパフォーマンスは、彼らが人に負けないために掲げた高い理想に自らを追いつかせるべく、努力した結果だからです。
このように、理想を追い続けるだけでなく、実際に実現に向けて努力するのであれば、高い理想を追い続ける姿勢は努力家の素質として、大いに歓迎されます。
もっとも、高い理想を目指す気持ちを持つことと、実際にそこへ向けて努力することは別物です。
したがって、このような期待をする企業を相手にする際には、口先だけではない、努力の伴う負けず嫌いであることをアピールしなければいけません。
困難な場面でも努力し続けられること
負けず嫌いの人間が負けたくない相手は、競争相手となる他者だけとは限りません。
代表的なのは、目の前に立ちはだかる何らかの困難でしょう。
負けず嫌いなスポーツ選手の中には、実際、困難を成長のチャンスと捉えて喜ぶ人さえいます。
仮にそこまでいかずとも、少なくとも困難に負けたくないという気持ちは、困難にぶつかってもあきらめずに努力し続ける動機になります。
物事がうまくいかなくなるとすぐ離職してしまうなど、最近では離職率が高まっていますから、継続して働いてくれることが見込めるこのような素質は、人材育成の観点から見ても歓迎されることでしょう。
【長所:負けず嫌い】負けず嫌いな性格を活かせる職業
それでは負けず嫌いであることを活かせる職業はあるのでしょうか。
向上心が高い負けず嫌いの方はどんな環境でも成長できますが、職種によってはその長所をさらに活かすことができます。
ここでは負けず嫌いな性格を活かせる職業を紹介します。
- 営業職
- 企画職
- WEB系の仕事
営業職
営業職は結果を重視するため、負けず嫌いの人に適した職業と言えます。
成約数・アポイント数をランキング形式で社内に掲載する企業も多く、競争心が煽られることも多々あります。
また営業はチームプレーというよりも個人プレーがメインですので、負けず嫌いを活かすにはうってつけです。
そのため人と競争をすることが好きな人は営業職が向いていると言えるでしょう。
企画職
企画職とは自社の商品・サービスの企画立案や宣伝などを行う仕事です。
企画職がどうして負けず嫌いな人に向いているの?とピンとこない方もいると思いますが、企画職も負けず嫌いな人にうってつけの職種です。
なぜなら企画職は競合他社と常に競争しなければならないからです。
営業職とは異なりチームプレーがメインとなりますが、競争の相手は個人ではなく組織となり、チームで競争相手よりも良い商品・サービスを作ることが求められます。
そのためチームで何かに取り組むことが好きな負けず嫌いの方は企画職が向いていると言えます。
チームメイトに負けず嫌いを発揮してしまってはチームの和を乱してしまうので注意が必要です。
WEB系の仕事
WEB系の仕事とは、エンジニアやプログラマー、WEBデザイナーなどを指します。
これらの職業は実績やスキルが重視されるため、他者と比較されることが多く、競争心の高さを活かす場面が多いです。
また他の職種に比べてスキルや実績次第では年齢に関係なく昇進しやすいため、負けず嫌いな方はこのような環境に飛び込むことでさらなるスキルアップを望むことができます。
一見負けず嫌いとは関係なさそうな職種ですが、競争心の高さを活かすことができるものとなっています。
【長所は負けず嫌いです】負けず嫌いな性格を活かせない職業
長所が負けず嫌いな人があまりその良さをを活かせない職業の特徴をいくつか解説していきます。
あくまで一般論にはなりますが、もし自分が興味のある企業の仕事が以下の特徴に当てはまる場合は注意しておきましょう。
ミスマッチのまま入社してしまうと自分自身も企業にとってもデメリットが多くなってしまいます。
決められたことを行う仕事
負けず嫌いの人は、常に自らの目標を追い求め、挑戦することでその性格を最大限に活かします。
そのため、決められたことだけを行う仕事は向いていないと言われています。
そのような仕事では、目標を設定し、それを達成するための努力の機会が少なくなりがちです。
負けず嫌いの人は、目標に向かって取り組むことで、その能力や情熱を発揮することができます。
しかし、決められたルーチンワークでは、その性格を活かす場面が少なく、満足感を得にくいかもしれません。
競争相手がいない仕事
負けず嫌いな人は、競争を楽しむ性格を持っています。
しかし、競争相手の存在しない仕事に従事すると、その競争心を活かすチャンスが少なくなり、その能力を最大限に発揮することが難しくなります。
特に、フリーランスのように一人で仕事を進める場合や、研究者のように個人の力量で結果を追求する職業は注意しましょう。
競争の相手と直接比較する機会が少ないため、負けず嫌いな性格の人はやりがいを感じにくいかもしれません。
そのため、負けず嫌いな性格の人が自らの能力を存分に活かしたい場合は、競争が盛んな職種や環境を選ぶことがおすすめです。
協調性が必要な仕事
負けず嫌いな人は、常に最高の結果を求めるため、競争心が強いことが特徴です。
そのため、協調性が求められる職業には必ずしも向いていないかもしれません。
チームワークを大切にしなければならない仕事の場面では、勝ちにこだわるあまり、他のメンバーとの間に摩擦が生じる可能性が高まります。
これは、チーム全体のハーモニーを乱してしまう恐れがあります。
その結果、プロジェクトが遅れたり、効率が下がる可能性が考えられます。
【長所は負けず嫌いです】長所の負けず嫌いをアピールするポイント
負けず嫌いの人は意外と多いものです。
他人だけでなく昨日の自分にも負けたくないという強い意志を持って生活をしている方もおり、周りの人に好印象を与えています。
しかし、人によっては、あまりにもストイックすぎて重い印象を与えてしまうことや周囲の人に敵対心を持っていると見られてしまうこともあり、人間関係で問題を抱えているという方も少なくありません。
面接で長所が負けず嫌いだと話す際には、いくつかのポイントがあるのでチェックしてみましょう。
負けず嫌いを長所として話す際には、ただストイックであるという印象を与えるだけでなく協調性があるということを誤解がないように面接官に伝えることが大切です。
- 結論から述べる
- 長所が負けず嫌いである根拠となるエピソードを述べる
- 協調性があることを示す
- チームで結果を出したエピソードは好印象を与える
- 自分自身に負けたくないという思いを強調する
- 入社後に長所をどのように活かすかを述べる
- 負けず嫌いを言い換える
結論から述べる
負けず嫌いであることをうまく伝えることができれば面接官や周囲の人から高評価を得ることができます。
しかしながら、伝え方を間違ってしまうと成果を残すことができないことや思わぬ結果を招いてしまうこともあるため注意しなければいけません。
面接で長所を話す際には、具体的なエピソードを添えて伝えるだけでなく負けず嫌いな性格が自分のよさであるということを面接官に理解してもらえるように意識して伝えることが大切です。
そして何よりも重要なのは、ダラダラと長所を述べるのではなく結論からいきなり負けず嫌いであるということをアピールすることです。
結論から述べることでそのあとに伝えるエピソードを話しやすく、さらに面接官にも理解してもらいやすくなるというメリットがあります。
協調性があることを示す
社会人として働く以上、様々な意見やバックグラウンドを持つ人と関わって仕事をしていかなければなりません。
負けず嫌いが仇となってしまい、周りを蹴落としたりバカにする、独りよがりになってしまうといったことがないように、協調性も持ち合わせていることを面接官に示すことが重要です。
うまく人に合わせて仕事をすることができる協調性がありながら、負けず嫌いを発揮したエピソードを伝えられると企業に悪印象を与えることなくあなたの長所を伝えられます。
長所が負けず嫌いである根拠となるエピソードを述べる
初めに自分の長所が負けず嫌いであるということを伝えると面接官に自分の意思を伝えやすくなります。
長所の結論を話したあとに、その根拠となるエピソードを伝えます。
自分のこれまでの経験の中でどのような負けず嫌いエピソードがあるのかを述べると相手にも自分の長所をうまく伝えやすくなります。
これまでの自分が経験してきた負けず嫌いを実感させるエピソードといってもさまざまなことがあるでしょう。
また、長所が負けず嫌いである根拠となるエピソードを述べる際には、どんな問題が発生し、それをどのように対処してきたのかは人によって違いがあります。
負けず嫌いであることを伝えるエピソードは、面接官が話を聞いただけでリアルにそのシチュエーションをイメージできるようにわかりやすく話さなければいけません。
おすすめの方法として挙げられるのが自分の負けず嫌いな性格がどのような場面で発揮されたのかをエピソードとして話すとよいでしょう。
その後、どんな問題が発生し、どのように行動して問題を解決することができたのかを話すと、より鮮明になりわかりやすくなります。
また、その行動によってどのような成果やメリットを得ることができたのかを伝えることもうまく自分の長所を面接官に理解してもらう重要なポイントです。
自分の成長と関連づけよう
負けず嫌いを長所にする場合、根拠となるエピソードを述べる際には必ず自分の成長と関連づけるようにしましょう、
というのも他の人に負けたくないという気持ちが強く、人一倍向上心があります、と述べても、面接官はただプライドが高い学生だという印象しか持ちません。
そこで、自分に打ち勝ったエピソードを述べたり、ある目標を定め、それを達成するために努力したエピソードを述べるなどして自分の成長と関連づけたものを用いた方が負けず嫌いがより魅力的に伝えられるようになるのです。
必ず、負けず嫌いなエピソードを述べる際は自分の成長と関連づけるようにしましょう。
チームで結果を出したエピソードは好印象を与える
企業ではチームを組んで仕事をする機会が多くあります。
部活動やアルバイト先など、何らかのチームで結果を出したエピソードを述べると、入社後どのように活躍してくれるかを面接官がイメージしやすくなります。
負けず嫌いを発揮して、自分だけでなくチーム全体にも良い影響を及ぼしたことが伝わるようにアピールしましょう。
さらに、そのときに感じたことや学んだことを説明できれば、より良い印象を与えることができます。
自分自身に負けたくないという思いを強調する
人に負けたくない気持ちは、「嫉妬深い」や「自分勝手で思いやりに欠ける」など、ネガティブな印象を与えやすいです。
伝え方によっては、人を見下す傾向にあると判断される可能性もあります。
そのため、「弱い自分に打ち勝ちたい」や「困難な状況でも負けたくない」などのように、他人ではなく自分自身に負けたくないという思いを強調するようにしましょう。
入社後に長所をどのように活かすかを述べる
面接時に面接官が長所を聞く理由は、その長所を活かして入社後にどんな成果を上げることができるのかを知りたいという点も挙げられるでしょう。
入社後に活躍してくれる人物であるかを見極めるために、長所を面接時に聞き企業にとって必要な人物であるかを判断する基準としているところもあります。
そのため、面接時に自分の長所を話す際には、入社後に長所をどのように活かすのかをわかりやすく説明することが大切です。
しっかりと自分の長所を伝えて理解してもらうことで企業側から好印象を持ってもらうこともできるでしょう。
負けず嫌いを言い換える
負けず嫌いのメリットやデメリットを考えるにあたって、一度負けず嫌いという言葉を、別の言葉で言い換えてみましょう。
そのことによって、負けず嫌いにはどんな特徴があるか、ハッキリさせることが可能だからです。
【長所は負けず嫌いです】負けず嫌いの言い換え表現
負けず嫌いを言い換えた表現で表すことで印象に残りやすい面接を行うことができます。
ここでは以下の10個の言い換え表現についてご紹介します。
- 勉強熱心である
- 競争心が強い
- プライドが高い
- 感情の起伏が激しい
- 周りのことが見えなくなる
- 向上心がある
- 粘り強い
- 挫折を恐れない
- チャレンジ精神がある
- やり遂げる力がある
長所を魅力的に伝える方法を以下の記事で解説をしていますので、負けず嫌いを魅力的に伝えることもできますので、ぜひご参考ください。
1.勉強熱心である
負けず嫌いの人は勉強熱心であるともいえます。
ライバルに負けたくないからこそ常に勉強を怠らないなど、負けず嫌いの人は努力をしているはずです。
企業は面接で常に入社後の学生の姿を想像しながら話を聞いています。
負けず嫌いの学生は入社後も向上心をもって、学ぶことを辞めずに企業に貢献してくれるイメージを持つでしょう。
2.競争心が強い
負けず嫌いの人は競争心が強いといえます。
人に負けたくないという感情は社会人になってから意外と重宝されます。
人に負けたくないから努力をする、というプロセスは入社後の成長に大きく関わるからです。
負けたくないという競争心は、仕事の成績にもダイレクトに見えてきます。
成長が見えやすい人は企業にとって有力な存在になることができます。
3.プライドが高い
負けず嫌いな人は他の人に負けたくないという気持ちが人一倍強く、常に他の人よりも優位な立場でありたいと考えています。
プライドが高いことに悪い印象を持っている人もいると思いますが、他の人からの承認欲求が強いため、人一倍努力できるという面もあります。
一方でプライドが邪魔して他の人からのアドバイスなどを素直に受け入れられないこともあるため周囲の人との付き合い方には注意するようにしましょう。
4.感情の起伏が激しい
負けず嫌いな人は勝負事に熱くなることが多いため、結果に対して喜んだり、落ち込んだりなど、感情の起伏が他の人よりも激しくなります。
感情の起伏が激しいと、他の人よりも気持ちを切り替えることが難しく、失敗をずっと引きずってしまう恐れがあります。
そのため、仕事をする上では自分の感情をコントロールできることが大切になります。
5.周りのことが見えなくなる
負けず嫌いな人はとにかく目の前にあることに全力を注ぎます。
気付いたら周りが見えなくなっていたという経験もあるのではないでしょうか。
周りのことが見えなくなると企業からは要領の悪い人として捉えられてしまうこともあるため、特に集団面接やグループディスカッションなどでは周りの環境や状況を考えながら行動することが大切になります。
6.向上心がある
「向上心の高さ」は顕著な特徴です。
平凡なタスクを完成させただけで満足することなく、常に更なる高みを追い求めています。
一般的な人が満足するような成果であっても、まだまだ始まりに過ぎないのです。
周りの人々の評価や期待を超え、自らの限界を挑戦し続ける姿勢が見受けられます。
他人との比較ではなく、自分自身の成長や可能性を追い求める気持ちが強く、その熱意は他の多くの人々からは理解し難いかもしれません。
しかしその向上心の高さが、常に新しいチャレンジを楽しむ原動力となっています。
7.粘り強い
負けず嫌いの人は、特有の粘り強さを持っています。
たとえ困難な状況や挫折が訪れても、すぐには諦めることを選ばず、目の前の課題に全力で取り組む姿勢を持っています。
その結果、うまくいかなかった時も、その失敗の原因をじっくりと分析し、成功した部分や学びを次回の取り組みに生かしていきます。
そうした繰り返しの中で、彼らは絶えず進化し、新たな挑戦への糧としています。
8.挫折を恐れない
負けず嫌いの人は、多くの場面で挑戦的な態度を見せることが多いです。
その背景には「挫折を恐れない」という強い精神があります。
困難や高い壁に直面したとき、挫折の恐れから逃げてしまう人が多い中、負けず嫌いの人はその恐れを乗り越え、大きな勝負に挑む勇気を持っています。
その結果、彼らは大きな利益を得るチャンスを手にすることができるのです。
しかし、その挑戦はハイリスクを伴う場合もあるため、戦略がしっかりしていなければ大きな失敗に繋がる可能性もあるので注意しましょう。
9.チャレンジ精神がある
負けず嫌いの人は、どんな状況でも前向きな姿勢を持ち続けることが多いです。
たとえ他人から難しいと言われるような挑戦であっても、その難しさを乗り越えようという意欲が湧いてきます。
これは彼らの中に強いチャレンジ精神が根付いているからです。
もちろん、成功のための確かな方法があればそれを活用しますが、新しい方法やアプローチにも目を向けることができる柔軟さを持っています。
過去の成功体験に固執せず、新しい道を模索することで、さらなる高みを目指すことができます。
10.やり遂げる力がある
負けず嫌いの人は「やり遂げる力」が備わっています。
この力とは、ただ頑張るだけではなく、目の前の課題や困難に立ち向かい、それを乗り越えるための力のことを指します。
たとえば、すぐに結果が見えない取り組みがあったとしても、負けず嫌いの人は諦めません。
どんなに難しくても試行錯誤を繰り返し、最後まで取り組みます。
また、目標をしっかりと立て、その目標達成のための計画を考え出すことが得意です。
計画性が高いため、目標に対する道のりを明確にし、効率的に前に進むことができます。
【長所は負けず嫌いです】長所の負けず嫌いを面接で上手く伝えるポイント
長所が負けず嫌いな人が、その良さを面接の場で効果的に伝えるためのポイントを解説していきます。
折角よい内容だとしても以下のポイントが抑えられていない場合、聞き手からしてもその魅力は半減してしまいます。
以下の点が抑えられているか自分の文章を見返して、問題がありそうであれば修正しましょう。
具体的なエピソードからアピールする
面接の際、自分の長所を伝えるための鍵は具体的なエピソードにあります。
特に「負けず嫌い」という性格をアピールする際は、実際の経験をもとにその性格の良さを伝えることが重要です。
例えば、学生時代に部活動での経験を挙げるとします。
全国大会に出場して優勝を果たしたという事実は、ただの自慢話ではありません。
それは、目標達成のための絶え間ない努力や、困難な状況を乗り越えてきた証でもあります。
このような具体的な内容をしっかりと伝えることで、面接官に負けず嫌いという性格がどれほどの強みであるのかを理解してもらえるのです。
ですので、自己PRの際には、実績や経験を具体的に話すことで、面接官に強い印象を与えることができるでしょう。
応募企業や職種でどのように活かせるかを示す
負けず嫌いな性格がどのように応募企業や希望する職種で役立つのかを具体的に示すことが重要です。
負けず嫌いの性格を持つ方は、困難な状況や競争の中でも前向きに取り組むことができるため、その強みを生かして仕事の成果を上げることが期待されます。
例として、営業職を志望する方は、負けず嫌いな性格を以下のようにアピールできます。
まず、目標達成のための強い意志と持続的な努力が求められる営業の現場で、負けず嫌いな性格は非常に有効です。
競合他社との競争や厳しい市場環境の中でも、常にトップを目指し、成果を追求する姿勢が必要です。
このように、自分の長所を具体的な状況や業務内容に照らし合わせて、面接でしっかりと伝えることが大切です。
マイナスな印象を補う内容を追加
単に「負けず嫌い」を伝えるよりも、その性格が持つ短所や課題にどのように取り組んできたか、具体的なエピソードも併せて説明することが重要です。
負けず嫌いな性格は、確かに時に周りの人に攻撃的に見えたり、協調性に欠けると感じられることがあります。
また、その性格ゆえにストレスを溜め込むこともあるかもしれません。
しかし、そういった課題を乗り越えるために、どのような取り組みをしてきたかをしっかりと伝えましょう。
そうすることで面接官には「負けず嫌い」だけでなく、「自己認識を持ち、成長意欲のある人物」という印象を持ってもらえるでしょう。
たとえば、「協調性を欠いてしまうことを自覚し、それを克服するためにチーム活動に積極的に参加してコミュニケーション能力を磨いてきた」等の伝え方がいいでしょう。
【長所は負けず嫌いです】長所で負けず嫌いをアピールする際の構成
長所をアピールする際には、どのような構成で話していけばいいのでしょうか。
「長所は自分のいいところだから、一言それを伝えれば十分ではないか」と、思っている方はいませんか。
ですが、「負けず嫌い」が長所といっても、面接官としては、なぜ、それが長所だと思うのか疑問に思いますし、知りたくなります。
また、あなたが本当に「負けず嫌い」な性格なのか、初対面の面接官はすぐにはわかりませんから、その根拠を知りたいと考えるはずです。
そこで、長所をアピールする際の構成のポイントは、長所を述べるだけの結論に終始するのではなく、結論に続けて、そう考える理由と、長所に偽りがないことを証明するためのエピソードも添えることが大切です。
これを踏まえて、具体的な構成の仕方を見ていきましょう。
- 結論:私の長所は負けず嫌いなところです
- 理由:なぜならば〇〇という経験で〇〇ということがあったからです
- エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました
- 問題:その経験で〇〇という問題に直面しました
- 行動:私は〇〇と考え〇〇を行いました
- 結果:その結果〇〇となり〇〇に大きく貢献しました
- 結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております
結論:私の長所は負けず嫌いなところです(アピールポイント)
長所を尋ねられたら、まずはそれに対する結論を一言でアピールします。
ごく単純でいいので、「私の長所は負けず嫌いなところです」と結論からスタートさせましょう。
理由:なぜならば〇〇という経験で〇〇ということがあったからです
次に、自分の一番アピールしたい長所に、負けず嫌いを選んだ理由を伝えましょう。
理由は「何となく」とか、「ほかに長所がないから」といった消極的な理由や、「周りから言われるから」といった他人からの指摘ではなく、自分の経験にもとづき、自ら負けず嫌いが長所だと感じたときのことを理由として伝えることがポイントです。
自分のことをしっかり把握しようと努めているとのアピールにもつながります。
エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました
次に、長所を発揮できた具体的なエピソードを紹介しましょう。
なぜ、エピソードが必要になるのでしょうか。
それは、長所を負けず嫌いだと口頭でアピールするだけなら、誰もができるからです。
負けず嫌いな性格ではない方でも、言葉で言うだけならアピール可能です。
企業があなたの長所に期待して採用したのに、実際にはまったく違っていた、期待外れだったと思わせないためには、長所が本当であることを、面接官に対してアピールしなくてはなりません。
そのための材料となるのが、自分が具体的に経験したエピソードなのです。
問題:その経験で〇〇という問題に直面しました
あなたの長所が負けず嫌いであることを、具体的に根拠づけるためには、エピソードの紹介をする方法の工夫も必要になります。
そのポイントとなるのが、何かの問題に直面し、問題を解決するために負けず嫌いの性格が役立った、負けず嫌いであるがために問題を乗り越えることができたという構成にまとめることです。
行動:私は〇〇と考え〇〇を行いました
直面した問題についてわかりやすく紹介したら、それを解決するために、負けず嫌いの性格を活かして、どのような行動に出たのかを伝えましょう。
エピソードにつられて、負けず嫌いな性格とはまったく異なるアイディアや行動で解決するに至ってしまっては、長所のアピールにつながりません。
エピソードとして紹介する経験談はシーンやジャンルは問いませんが、負けず嫌いの長所とつながる経験であることが必要です。
エピソードを選んでいるうちに、方向性が異なるエピソードを選択しないように気をつけましょう。
あくまでも負けず嫌いをアピールするために、有効なエピソードを選ぶことが大切です。
結果:その結果〇〇となり〇〇に大きく貢献しました
負けず嫌いの性格を活かして行動に出た結果、直面していた問題がどう変化したのか、結果を伝えましょう。
行動に出ただけでは、美談や自己満足にしかなりません。
具体的に変化が出たのか、問題が改善できたり、解消できたりしたのかまで伝えることで、あなたの長所が活かされたことがアピールできます。
結果を伝える際には、単に「問題が解決した」「改善した」で終わるのではなく、どのように貢献できたのかを伝えることがポイントです。
問題が生じていた時点と、あなたが行動に出た後の違いを具体的に明示しましょう。
たとえば、数字などのデータを出す、ビフォーアフターの違いを示すと説得力が増します。
結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております
エピソードの紹介だけでも、概要説明、直面していた問題、それを解決すべく起こした行動、その結果と4つのポイントを踏んでいくので、エピソードの結果を話すと長所のアピールを終えたように思えてしまいます。
ですが、最後の結果は、あくまでもエピソードを話すうえでの結末なので、長所をアピールするうえでの構成としては、もう一歩必要です。
最後に締めの結論として、エピソードを通じて得た経験を活かし、エントリーした企業でどのような貢献ができるのかをアピールしましょう。
自分では長所だと思っていても、具体的にその企業で役立たせることができないのでは、アピールすべき長所とはいえません。
企業が求める人物像にマッチしている、社風に合っている、その企業におけるこだわりの仕事のスタイルには負けず嫌いであることが欠かせないなど、志望している職種に、負けず嫌いな性格が活かせることをアピールできるようにしましょう。
負けず嫌いな性格は、一見すれば、あらゆるビジネスの場面で汎用的に役立ちそうな長所のひとつともいえます。
ですが、敢えてその企業の具体的に〇〇の部分で貢献できるとアピールすることで、よりいっそう企業への思いや熱意が伝わり、入社意欲の高さを示すことができます。
企業にとっては有能な人間であるだけでなく、実際に入社してくれる人を求めていますので、本命度のアピールは大切です。
【長所は負けず嫌いです】負けず嫌いを長所としてアピールする例文
ここからは、負けず嫌いをアピールしたい人のために3パターンの例文を紹介していきます。
短所ではなく長所として面接官にアピールし、採用したいと思わせるコツを掴みましょう。
私の長所は忍耐力があることです。
なぜなら高校時代の定期試験で粘り強く勉強した経験があったからです。
私は高校受験で勉強をやり切ることが出来ませんでした。
そのため、高校時代にはその後悔を払拭したいという思いから、私は友人に負けるだけでなく、自分自身に負けることが許せず、勉強だけは妥協しないと決めました。
時に挫けそうになる時もありましたが、何度も高校受験の時の後悔を思い出し毎日3時間以上勉強を続けました。
その結果、3年の1学期の期末テストでは、学年で1位を獲得することができました。
この経験から、忍耐強く物事に取り組むことはとても大切で、努力を続けると成果に結びつけられるということです。
私はこの粘り強さを仕事にも活かし、難しい課題に対しても真摯に向き合い、最終的には目標を達成できるよう着実に結果を重ねていく自信があります。
私の長所として挙げられるのは、向上心が非常に高いことです。
なぜなら、中学時代のバドミントン部での経験で人一倍練習を重ねたからです。
私は誰にも負けないため、部活後でも部員の仲間たちや顧問に練習に付き合ってもらったり、家に帰ったらプロの動画を見たりするなど、人一倍バドミントンに時間を費やしていました。
怪我をした時もありましたが、そういった時には、仲間の改善点や知識を共有するなど向上心を持って取り組みました。
その結果、連敗が続いていた試合でも勝つことができ、ついに優勝を勝ち取ることができました。
この経験から学んだことは、努力を惜しまずに向上心を持ち続けることが大切であり、仲間たちと協力することで大きな成果を得ることができるということです。
私はこれを仕事においてもこの向上心を活かし、自らを磨き続け、困難な課題に果敢に取り組む姿勢を持ち続けていきたいです。
私は毎年、地元のマラソン大会に参加していますが小学生の頃から続けているので、もう10年以上もマラソン大会にエントリーし続けていることになります。
どちらかというと体力には自信がなく運動神経がよいほうではありませんでした。
しかし、私は負けず嫌いな性格なため、昨年よりも記録を伸ばしたいという強い気持ちで練習に励んできました。
学校が終わり放課後になると毎日10km走ることをノルマとし、欠かさず練習を続けてきました。
さらに母の協力も得て食生活も改善し体力作りも心掛けてきました。
こうした努力を続けた結果、現在ではトップ3に入る結果を残せるまで成長しています。
時に困難だと感じたときもありましたが、諦めずに立ち向かうことで体力や実力だけでなく意志の強さも身に付けられたと思っています。
私の長所は計画性があることです。
塾講師のアルバイトを行っていた時に塾講師として働く中で、私は他の先生に負けたくないという気持ちから、生徒の授業スケジュールを塾で必要とされている以上に綿密に計画しました。
毎日の進捗や復習のための時間を効果的に組み込むことで、生徒たちが最良の学習環境で成果を上げられるよう心掛けて計画を考えました。
その結果、私が担当した生徒の成績の伸び率が塾内で一位になりました。
この経験から綿密な計画と効果的なスケジュール管理が目標達成に不可欠であるということを学びました。
私はこれを今後の仕事においても活かし、目標達成のためには計画的なアプローチが必要であり、それを実現するために努力を惜しまないでやることが大切だと感じました。
【長所は負けず嫌いです】負けず嫌いの短所も知っておこう
負けず嫌いと聞いてそれを長所として捉える方と短所として捉える方の二者がいます。
自分の長所が負けず嫌いであるということを伝えたときに、必ずしも長所として捉えてくれるとは限りません。
そのため、最後に負けず嫌いの悪いイメージを把握しておき、面接に望むようにしておきましょう。
- 周りの意見を聞かない
- 周りを頼れない
- 見栄を張る
周りの意見を聞かない
負けず嫌いという長所は、メリットが多いのではないかと思っている方が大半なのではないでしょうか。
努力家というイメージがあり、どんなことでも途中で投げ出さず最後までやり遂げる根気のある人物だと思われることも多いことでしょう。
また、面倒見がよく人から好かれるという人物が多いことも確かです。
しかし、負けず嫌いの方の中には、向上心が強くなりすぎてしまい、周りの意見を聞かずに一人で行動してしまうという方もいます。
チームワークを大切にしている企業にとっては、輪を乱しかねない負けず嫌いな性格の持ち主は謙遜されてしまうかもしれません。
負けず嫌いな人物は、目標を達成するために努力を惜しむことはありませんが、人の指摘やアドバイスを受け入れないという点もあるようです。
企業がチームワークを求める社風を掲げているのであれば、やはり上司や同僚の指摘やアドバイスを受け入れることができる人物であるかというのは面接時に採用する判断基準となることもあるでしょう。
周りを頼れない
さらに負けず嫌いな性格の持ち主は、他人に負けたくないという強い気持ちから競争意識を持ちすぎてしまうことがあります。
他人に対してライバル心を持つことが多く、周りを頼ることは負けだと思ってしまうのです。
しかし、どんな仕事に就いても同じことがいえますが、周りを一切頼ることなく一人で仕事を進めようとすると円滑に目標を達成し成果を出すことはできません。
面接で長所は負けず嫌いだということを伝える際には、周りの人間と協調性を持ち行動できる人物であるということもしっかりとアピールすることが大切です。
見栄を張る
他人だけでなく自分にも厳しい負けず嫌いな人は、弱さを見せることが負けだと思ってしまい、つい大きな見栄を張ってしまいます。
自分一人の力では解決することが難しい問題が発生してしまったとしても協力してほしいということを素直に伝えることができず、自分はなんでも一人で解決できると見栄を張りすぎてしまうのです。
また、目標を高く持ちすぎてしまうことで体調を崩してしまう方も少なくありません。
これでは、社会に馴染むことができず、協調性がないと思われてしまうこともあるでしょう。
このように負けず嫌いには、人の見方によっては短所だと捉えられてしまうこともあるのです。
そのため、負けず嫌いだということをいかに長所だと理解してもらうためにうまく面接官に伝えるかが重要なポイントとなります。
負けず嫌いの長所を理解して上手にアピールしよう
今回は、長所が負けず嫌いの場合、どのように伝えていくことが正解なのかをお伝えしました。
負けず嫌いという性格は、メリットが多くポジティブな印象を持たれる長所だと思われがちですが、伝え方を間違えると短所だと捉えられてしまうこともあります。
自分の魅力を面接官に知ってもらうために今回解説した面接で長所を答える際の3つのポイントをチェックして取り入れてみてはいかがでしょうか。