【例文あり】自己PRで冷静さをアピールする方法!長所を最大限に活かすポイントや文章構成まで徹底解説

【例文あり】自己PRで冷静さをアピールする方法!長所を最大限に活かすポイントや文章構成まで徹底解説

新卒の就職活動では、たびたび自分の長所をアピールすることが求められます。

その時に「自分の長所は冷静さです」と伝えたい方も少なくありません。

この記事ではそんな就活生の方に向けて、冷静さを自己PRとして伝える際のポイントと注意点、内定者の例文を解説します。

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【自己PR】長所として冷静さをウリにするのは有効?

冷静さのアピール方法についてご紹介する前に、企業に対して冷静さをアピールするのは本当に有効なのか、という疑問について改めてお答えしておきます。

働く上では、時に情熱的に動いたり、感覚で動いたりすることが重要視される場面も確かに存在します。

しかし企業に勤めている社員全員が、直感や思うがまま行動をしたら統制が取れなくなってしまいます。

全員が冷静な人材でもいけないし、全員が直感的に動く人間でもいけないのです。

ですから、その一方である「冷静さ」というのは間違いなく企業側に求められる資質ですし、自信を持ってPRして大丈夫なのです。

自分のもつ冷静さ、というものが社会に出てからもしっかりとした強みになる、ということを心得ておきましょう。

長所が冷静さである人が企業で活躍できる理由

冷静さを自己PRでアピールする人が企業でどのように活躍するのか、その理由について詳しく解説します。

冷静さは、一見、地味な能力に見えるかもしれませんが、実はその価値は非常に高いのです。

まず、冷静な人は、突発的な問題や困難な状況に直面した時でも、パニックになることなく、落ち着いて対応することができます。

これは、プロジェクトが難航した場合や、急なトラブルが発生した場合など、ビジネスの現場で非常に重宝される能力です。

また、冷静な人は、自己の感情をコントロールする能力が高いため、顧客やクライアントとの交渉、チーム内でのコミュニケーションなどでも、感情的にならずに適切な対応ができます。

これにより、人間関係のトラブルを防ぎ、円滑なコミュニケーションを保つことが可能となります。

さらに、冷静さは、物事を客観的に見る力をも意味します。

これにより、自身の感情や偏見に左右されず、正確な判断を下すことが可能となります。

以上のような理由から、冷静さをアピールする人が企業で活躍できるのです。

【自己PR】企業が長所のアピールを求める理由

就活において学生に自己PRを聞く企業は多数存在します。

それには当たり前のように理由が存在します。

企業が自己PRを聞く理由を明確にすることで、企業の目的に沿った内容で自己PRを作成できるようになります。

これから述べる三つの理由に目を通しておきましょう。

企業が自己PRを聞く理由  
  • 学生の人柄を知るため
  • 自己分析ができているかを知るため
  • 企業への入社意欲がどれだけあるか
  • 自社に貢献できるかを知るため

長所から学生の人柄を知るため

一つ目の理由は学生の人柄を知るためです。

企業は自己PRを聞くことで学生がどのような思考をしていて、どのような行動をとるのかなど、その人の人柄や性格を知ろうとしています。

そうして分かった学生の人柄や性格と自社の社風がマッチしているかを確認しているのです。

自己分析ができているかを知るため

二つ目は自己分析ができているかを知るためです。

自己分析ができている人は自分の本質が掴めているため、入社後の業務においても自分が貢献できる役割を見出すことができます。

そのため、企業は自己分析ができている人材を採用したいと考えるのです。

自己分析ができていることをアピールするためにエピソードは数字を用いるなどして、できる限り具体性を持たせるようにしましょう。

企業への入社意欲がどれだけあるか

企業への入社意欲がどれだけあるかについても長所を通じて確認しようと思っている企業が多いです。

その企業にどれくらい入社したいと思っているか、つまり意欲は入社してからの業務を行うにあたってのモチベーション維持にもつながります。

よって非常に重要なポイントの1つであるため、企業の採用担当者は入社意欲を重視していることが多いです。

あなたがなぜその企業に応募しているのか、だけではなく、なぜその企業でなければならないのかについて、わかりやすく説明することが大切であると言えます。

自社に貢献できるかを知るため

三つ目は学生の持っているスキルや能力が自社の業務に活かすことができるかを知るためです。

というのも、企業は学生が持っているスキルが自社の業務に活かせなかったら、採用するメリットを感じないからです。

自分が貢献できることを伝えるためには企業調べを徹底し、志望する企業が必要としているスキルや能力を明確にしておくことが大切です。

【自己PR】冷静なタイプの人とは?

冷静なタイプの人とは、一言で言えば、物事を冷静に判断し、状況に動じない人のことを指します。

しかし、その「冷静さ」には様々な形が存在します。

ある人は、緊急の状況下で落ち着いて行動できるタイプであり、また別の人は、複雑な問題に直面しても理論的に考える能力を持つタイプでしょう。

しかし、少し違って人間関係や感情的な対立に巻き込まれても冷静さを保つタイプもいます。

これらの特性は全て、冷静さという一つの特徴の下に分類されますが、見方を変えればそれぞれが個別の強みとも言えます。

そのため、自己PRで「冷静さ」をアピールする際には、どのタイプの冷静さを持っているのかを具体的に示すことが求められます。

これから、冷静さの種類やそれぞれの特性について詳しく見ていきましょう。

そして、それぞれの冷静さをどのように自己PRに活用できるのか、また企業が求める冷静さとは何かについても探求していきます。

冷静さの種類 
  • 落ち着きがある人
  • 慎重な人
  • 周りに流されない人

落ち着きがあって冷静な人

「落ち着きがある」ことは、あらゆる企業や職種において役立つ性格や対応力の1つです。

とくに人前に出る仕事や気ぜわしい現場での仕事、トラブル対応などが求められる仕事、危険な現場作業などを行う仕事などでは、落ち着いて行動できることはアピールポイントになります。

どんな場面でも焦ったり、パニックに陥ったりすることなく、どーんと構えて冷静に対応できることを具体的なエピソードを通じてアピールしましょう。

慎重で冷静な人

冷静な判断ができることは、「慎重」に行動する、「慎重」に判断することのアピールにもつながるものです。

また、感情的にならず、適切に判断したり行動したりできるとも言えます。

細かな作業を行う仕事や、金融関連やIT関連など状況をしっかりと判断したうえで、誤りのない判断が求められる職種、高所作業や危険な現場など安全対策を徹底しての作業や行動、現場での指示が求められる仕事、医療や製薬関連の仕事などでもアピールポイントになります。

もっとも、慎重であるがゆえに行動に結びつかないというのでは困ります。

慎重に物事を判断することで、適切な行動ができ、ミスジャッジや危険を伴わない成果を出せることを、具体的なエピソードを挙げてアピールしましょう。

周囲に流されず冷静な人

「冷静」の対局には、付和雷同型や、周りのムードや勢いに乗りやすい人といったタイプがあります。

周りがそのときの一時的なブームや雰囲気などに惑わされてしまったり、乗っかりやすいときでも、自分の考えや価値観、ポリシーに従ったり、企業理念やプロジェクトチームの方針などをしっかりと見据えて判断ができる、周りに流されない人をアピールするのも1つのポイントです。

研究開発職や企画職、総務や人事など管理部門やマネジメント的な役割を担う職種に就きたい方にオススメの自己PR法です。

【自己PR】冷静さを長所でアピールする人に企業が求めること

冷静さを長所でアピールする人に企業が求めること
  • 客観的な判断
  • 計画的な行動
  • 社風にあっているか
  • 臨機応変な対応

客観的な判断

いつでも冷静でいられる人は、物事を客観的に見ることができます。

感情のままに動いてしまう人は時目前のものしか見えなくなってしまうのです。

目前のものしか見えていないと、予期せぬトラブルが発生する可能性が高くなります。

予期せぬトラブルは対応に戸惑うため、解決にかなりの時間を費やします。

そのトラブルのほとんどは、落ち着いて行動していれば発生することはなかったものです。

冷静な人は一歩引いて物事を見ることができるので、どんな時でも客観的に見て考え、判断を下します。

そのため、こうした予期せぬトラブルを回避する能力が高いと言えます。

また、客観的に物事を見られるので、ひとりよがりな判断を下す可能性が低いです。

計画的な行動

物事を客観的に見られるということは、リスクに備える能力が高いということです。

対象の周囲にある危険や普通は気づかないような細やかなところまで見ることができるでしょう。

そのためリスクが生じないように、あらかじめ計画を立てて、堅実に物事を進めることができます。

勢いで物事を進めてしまうのと、堅実に進めていくのではどちらが良いでしょうか。

考え方はさまざまですが、たとえ時間がかかっても堅実に物事を進め、必ず良い方向に持っていける力があるのであればそれは長所です。

会社としては、どちらの人材も必要です。

チャレンジする能力の高い人は会社の発展に貢献します。

一方で、堅実に仕事をこなす人は会社の基盤となって、会社を支えます。

社風にあっているか

あなたの性格が社風にあっているかどうかというのは意外と重要なポイントです。

これから毎日通うことになる職場なので、ストレスのない環境が必要なのです。

アットホームな職場だと謳っている会社であった場合、あなたの冷静さは冷たいと思われてしまう可能性があります。

人に理解してもらうためには言葉が必要です。

下手でも構わないので、自分の言葉でなんとか自分らしさを伝えましょう。

この人はクールだけど怒っているわけではないと理解してもらえれば、周りの人も気にしなくなります。

いろいろな性格の人間がいるのは当たり前のことなので、恐れずに自己PRを行いましょう。

もしも社風が自分に合わないと思った場合には別の企業を探すのも手です。

臨機応変な対応

面接にはさまざまなスタイルがあります。

鋭い質問をしてくる面接官や、少し威圧的な雰囲気で聞いてくる面接官がいる可能性があります。

そういう時にあなたの冷静さは武器になるはずです。

いつも通り、冷静に判断して対応しましょう。

そのような対応ができれば、多くを語らなくてもあなたの冷静さは面接官に伝わるでしょう。

鋭い質問にも動じず、冷静に考えて対応できる人だと認識されれば、十分な成果です。

こうした鋭い質問には動揺してしまう人が一定数いるので、そういうところを面接官は見ています。

【自己PR】冷静の言い換え

冷静という言葉を言い換える表現には様々なものがありますが、いずれにおいても落ち着きがあるという立派な意味であり、アピールできるものであることには変わりありません。

ただし、冷静さは就活生の多くがアピールする能力であるため、言い換えることで差別化をすることもできます

もし自分の強みが冷静という言葉でするとしっくりこない場合、以下のような言い換えを用いても良いでしょう。

「冷静」の言い換え表現
  • 落ち着きがある
  • 適応力がある
  • 感情をコントロールできる
  • 洞察力がある
  • 慎重に物事を進められる
  • 判断力がある
  • 物事を客観視できる

【自己PR】長所を伝えるときのポイント

企業が求める人物像や、志望する職種や仕事の適性から、自己PRを「冷静さ」に決め、その中でも「落ち着きがあること」「慎重なこと」「周りに流されないこと」といったタイプに焦点を当てたら、次に話す際の構成を考えましょう。

ただ単に冷静な人物だとアピールするのではなく、話の流れを踏まえないと、うまく伝えられません。

自己PRを話す際のポイントは、以下の3つのポイントを踏まえて構成してください。

自己PRを話す際のポイント  
  • 結論から述べる
  • 冷静さを発揮した具体的なエピソードを話す
  • 入社後どう活かすのかを伝える

結論から述べる

まずは、結論から述べます。

たとえば、「私は落ち着きがあることが一番の強みです。」「私の強みは慎重さです。」「私は周りに流されない人間です。」といった一言からスタートします。

最初に結論を述べることで、あなたがどんな人間かが伝わりやすくなり、何をアピールしたいのかが明確に伝わります。

結論が最初に来ることで、面接官もその後の話を聞く準備ができ、その後の話をしっかり聞いてもらえるようになるのもメリットです。

冷静さを発揮した具体的なエピソードを話す

冷静さを自分のアピールポイントとして告げても、本当に冷静な人物かは、初対面の面接官にはわかりません。

そのため、過去の具体的なエピソードを話すことで、納得してもらう必要があります。

エピソードはサークルや部活動、ゼミなどの学生時代の経験、アルバイトでの経験やボランティア活動、友人や家族とのエピソードでも構いません。

シーンは問いませんが、それをエントリーした企業の仕事や志望する職種に役立つことをアピールしやすい題材を選ぶことがオススメです。

入社後その長所をどう活かすのかを伝える

自分の冷静さを発揮したエピソードを述べたら、そのアピールポイントを入社後にどう活かせるのかをアピールしましょう。

いかに冷静な人間、慎重な人間であることをアピールしても、それが仕事に結びつかない、企業にとって役立たないのでは、面接官としては採用したいという気持ちにはなりません。

たとえば、接客業なら、クレーマーや突然のトラブル、災害などのアクシデントが起きても、落ち着きを持って顧客対応ができる、顧客を安全かつ安心の状況に導けるといったアピールが可能です。

企業がどのような人物を求めているのかや、志望する職種にどのような人間性や性格の人が求められるのかをしっかりと考え、それに役立ち、貢献するには、自分の「冷静さ」という強みをどう活かせばいいのか、よく検討しましょう。

【自己PR】長所を100%伝えるための文章構成

冷静さをアピールする際に多くの方が悩んでしまうのが、どのような流れで述べることが正解なのか?といった点です。

自己PRは、就職面接で投げかけられる質問事項の中でも自身の強みを知ってもらう最高のアピールの場となります。

面接官の心を掴む自己PR法を知っておくことでライバルと差をつけて高評価を得ることも夢ではありません。

ここからは、冷静さを自己PRとして主張していく際に面接官に好印象を与えるアピール方法をご紹介しますので参考にしてみてください。

自己PRを作る際の構成 
  • 結論
  • 理由
  • エピソード
  • 問題
  • 行動
  • 結果
  • 結論

結論を述べる

あなたの魅力を伝えるために、最初に自分の長所を一言で明確に伝えるようにしましょう。

結論を先に述べることで、面接官や採用担当者は自分の強みをすぐに理解してくれるため、印象に残りやすくなります。

例えば、「私はリーダーシップに優れた人物です」や「私は課題解決能力に自信があります」といった一言で、自分の強みを端的に伝えることで自己PR全体の軸を明確にしましょう。

このように結論を先に話すことで、以降の具体的なエピソードや成果に説得力が生まれ、分かりやすい構成となります。

また、結論を冒頭に持ってくることで、限られた面接時間の中でも自分のアピールポイントを確実に伝えることができ、評価につなげやすくなります。

この方法はプレゼンテーションや報告書でも効果的とされる「トップダウン方式」に通じるものであり、就職活動において非常に有効です。

具体的なエピソードを書く

自己PRで自分の強みを効果的にアピールするためには、具体的なエピソードを用いることが重要です。

単に「私はリーダーシップがあります」と伝えるだけでは説得力に欠けますが、具体的な事例を挙げることで、その強みがどのように発揮されたかを明確に伝えられます。

例えば、大学のサークル活動でプロジェクトのリーダーを務め、目標を達成した経験など、具体的な状況や行動を描写することで、リアリティを持たせることが可能です。

また、そのエピソードを通じて学んだことや得たスキルについても触れることで、より深みのある自己PRが完成します。

重要なのは、そのエピソードがあなたの強みを裏付けるものであり、その経験が単なる出来事ではなく、自分自身の成長や変化につながったことを伝える点です。

これにより、面接官や企業の採用担当者に、あなたが実際にどのように役立つかを具体的にイメージしてもらえるでしょう。

成果とそのプロセスを伝える

自己PRのエピソードを書き終えたら、その成果とプロセスについても詳しく説明するようにしましょう。

エピソードを詳しく説明することは確かに重要ですが、その中でも単に経験を語るのではなく、その結果としてどのような成果が得られたのかを明確に示すことで、自分の成果をより具体的にアピールできます。

例えば、「プロジェクトのリーダーを務め、売上目標を達成した」や「チーム全体のモチベーションを向上させ、目標を達成できた」といった具体的な成果を挙げることで、自分が実際に価値を生み出すことを証明できるでしょう。

また、その成果を得るためにどのようなプロセスを経たのか、どのような問題に直面し、それをどのように解決したのかを詳しく説明することで、あなたの強みが本物であることを裏付けられます。

他の応募者と差別化するためには、あなたが経験した独自の困難や挫折、その中で培った思考や行動を強調することが有効です。

これにより、自己PRがより説得力を持ち、面接官に強い印象を与えられます。

企業への適応性を示す

いくらあなたの強みが素晴らしいものであったとしても、それが企業に適合していなければ意味がありません。

あなたの長所が企業や職務においてどのように役立つのかを具体的に示すようにしましょう。

これにより、企業の採用担当者はあなたがその企業で活躍する姿をイメージすることができます。

例えば、問題解決能力が強みであれば、「この能力を活かして、貴社のプロジェクトチームを成功に導きたい」といった形で、具体的に企業への貢献を示しましょう。

また、自分の強みが企業のミッションやビジョンと一致していることを強調することで、企業文化への適応性もアピール可能です。

さらに、過去の経験から得たスキルや知識が、応募する職種にどのように活かせるかを具体的に説明することで、即戦力としての評価も得られるでしょう。

自己PRの最後に、自分がその企業でどのように貢献できるかを強調し、面接官に強い印象を残し、採用の可能性を高めることができます。

このようにして、自分の強みを単なるスキルとしてではなく、企業の成功に直結する要素として伝えることが大切です。

【自己PR】長所として冷静さを伝える際の注意点

自己PRで冷静さを伝える際には注意点が存在します。

この注意点を知っているかどうかでも、自己PRの魅力度が変わります。

これから紹介する注意点を確認しておきましょう。

自己PRで冷静さを伝える際の注意点 
  • 面接でも冷静さをアピールする
  • マイナスイメージで捉えられないようにする

面接でも冷静さをアピールする

人間の性格や性質、というのは話し方に現れます。

ですから自分が面接官と話す時に、熱く話せば「この人は情熱的な人だな」と思われますし、支離滅裂なことを話せば「この人は物事を考えるのが苦手で、アドリブには弱い人なのだな」と思われます。

では冷静な人間だと思われるためにはどうするかというと、論理的に話をすることが一番の近道だと思います。

冷静な人というのは相手の話をよく聞きますし、質問に対する答えも的確です。

話が曖昧な人や、そわそわした態度で聞いている人が「私は冷静です」とアピールしても説得力を持たせるのは難しいでしょう。

長所を逆にマイナスイメージで捉えられないようにする

確かに冷静という言葉は落ち着きがあり、何か問題が発生したとしても、慌てることなく解決に向けて取り組める能力を有していることをアピールできます

しかし、冷静であるとアピールする際に全ての担当者が良いイメージを持ってくれるわけではありません。

冷静さのメリットを明確にする

「冷静さ」という長所のメリットが何であるかについても明確にする必要があります。

なぜ冷静さが重要なのか、それがどのように役立つのかを明確に伝えなければ、いくらあなたの能力を全力でアピールしても意味がないでしょう。

単に「冷静であること」を強調するだけでなく、それがどのように職場で活かされるスキルであるのかを説明する必要があります。

例えば、「私の強みは冷静さであり、どのような時にも落ち着いて業務に取り組むことができるため、急なエラーが発生した際やプロジェクトリーダーが体調を崩した時などにも的確にサポートできます」と述べると良いでしょう。

このように「冷静であるという長所を持ったあなた」を採用した際に、企業にどのようなメリットがあるのかを分かりやすく伝えることが重要なのです。

【自己PR】長所として冷静さをアピールするときの例文

アルバイトをアピールする例文

例文

私の長所は、どんな場面でも冷静に物事を観察できるということです。

私は大学時代、コールセンターのアルバイトをしていました。

そこは新規で立ち上がったばかりの下請けコールセンターだったこともあり、オープニングスタッフの募集をしていました。

仲間と同じラインからスタートできるというところに魅力を感じて応募したのですが、新規ということでレギュレーションが確立していない、という問題が働き始めてから発覚したのです。

しかし既に業務は開始されているし、今更どうすることもできなかったので、取り敢えず働くことになりました。

上層部がすぐに解決する気配はなかったので、インターネットで調べたり、SNSでコールセンターに勤務している人とコンタクトを取ったりすることで大まかなレギュレーションの一般論のようなものを働きつつ学んでいきました。

その働きが上司の目にも止まり、私のまとめた勤務に関する規則が正式に採用されることとなり、図らずも企業に対して貢献する結果となりました。

貴社に入社した後も、この冷静さや行動力を発揮し、日々訪れると思われる様々な課題に対して、最善の解決策を見出していきたいと思います。

ゼミナールをアピールする例文

例文

私の最も強調したい強みは、厳しい状況下でも「冷静さ」を保ち続けることができることです。

これは大学でのゼミの経験を通じて磨き上げたものです。

具体的に述べると、私は大学のゼミで英文学と日本文学の間にある特徴と相違点を研究するチームに所属しています。

この研究は非常に高度であり、私たちが初めに立てた仮説に対して、従来の検証方法だけでは十分な証明が得られないことがほとんとです。

卒業が懸かっている状況下でのプレッシャーや焦燥感は、チーム全体のモチベーションやパフォーマンスを低下させる要因ともなりかねません。

そこで私はゼミ長として、まずは冷静に、チームの状態を整えることから始めました。

全員の不安や疑問を共有し、一つひとつ相談し合い、仮説の検証に必要な要素や方法を再検討し、新しいアプローチの提案を行ったのです。

検証方法を改善したことで非常に研究に取り組みやすくなり、仮説を立証でき、研究も成功しました。

この経験は私にとって大きな自信となり、チーム内の緊張感や焦燥感を冷静に受け止め、解消するためのアプローチを学ぶ良い機会となりました。

この経験から培った冷静さと問題解決能力を活かし、貴社のチームで直面するであろうさまざまな課題や困難な状況にも冷静に対応します。

そして最適な解決策を導き出すことで、組織全体の成功に貢献したいと強く思っております。

ボランティアをアピールする例文

例文

私が自信を持ち、特に強調したい強みは「冷静な判断力」です。

これは地域の保育施設でのボランティア経験を通じて培ったもので、多くの児童とのコミュニケーションの中で磨き上げたスキルだと自覚しています。

ボランティアとしての私の役目は、基本的には職員のアシスタントとしてのサポート業務でした。

しかし、ある日突然、職員が不在の中で児童同士が喧嘩を始めてしまいました。

そこで私は冷静に状況を判断し、まずは安全を確保するためにその喧嘩を速やかに止めました。

しかしこれだけではただ喧嘩を止めただけで、「解決とは言えない」と感じました、

そこで児童たちに「なぜ喧嘩をしてしまったのか」「どうすればよかったのか」を自分たちで考えさせ、お互いに話し合う時間を与えました。

ただ単に問題を解決するだけでなく、児童たちが「自分で考える」習慣をつけるためにも、良い判断であったと考えています。

私は冷静さを持って、貴社に貢献したいと考えています。

具体的には、日常の業務においても冷静な判断を下すことはもちろん、数年後には新人や後輩の育成にも深く関わりたいと思っています。

問題や課題が発生した際には、その原因を深堀りし、関わる全てのメンバーが成長することができるようなアプローチをとることを心がけます。

貴社全体のスキルアップや成長の促進にも積極的に貢献できる人材を目指し、日々邁進していく所存です。

サークルをアピールする例文

例文

私には冷静な判断力があります。

この能力はダンスサークルでの経験から得られたものです。

私は大学時代にダンスサークルのリーダーとして年間最大のイベントの企画を担当しました。

どのジャンルで何曲踊るかを決めるにあたって、メンバー間で大きく意見が分かれてしまいました。

そこで私は全員の意見を丁寧に聞き、それぞれの要望を考慮しながら、与えられた時間と自分たちのスキルを踏まえ、プログラムを策定しました。

結果として、私たちのサークルは最優秀賞を受賞できました。

この経験を通して、自分の判断力と正確な意思決定のスキルに自信を持ちました。

今後のキャリアにおいても、この冷静な判断力を活かして、様々な状況で正確な意思決定を行い、貴社のチームやプロジェクトの成功に貢献していくことができると自負しています。

特にプロジェクト管理やチームリーダーとしての役割を担う際にはこの能力が非常に重要になると考えています。

卒業論文をアピールする例文

例文

私は冷静さを持って問題に対処できます。

これは大学卒業論文を作成するにあたって身につけた能力です。

卒業論文を執筆するにあたり、メインのデータとして利用するインタビューの数が想定よりも少ないことが判明しました。

しかし、このインタビューは遠方で行われたもので、直接再訪して追加取材を行うことは困難でした。

そこで私は相手に再度連絡を取り、追加の取材をリモートで行えないか依頼しました。

相手は快く追加でのインタビューに応じてくれ、必要なデータを集めることに成功しました。

この追加取材のデータを活用して、卒業論文を計画通りに無事完成でき、指導教員からも高い評価を得ることができました。

この経験から、私はいかなる困難な状況においても冷静に対処し、解決策を見つける能力があると自負しています。

貴社においてもこの冷静な判断力を活かして、チームやプロジェクトの成功に貢献していくことができると信じています。

特に、予期せぬ問題が発生した場合には、この力が大いに役立つと考えています。

【自己PR】冷静さを長所としてアピールしよう!

例文のように、トラブルに対して論理的に、冷静に向き合ったことを伝えられると話に説得力をもたせることができます。

冷静さをアピールする時には、実例も紹介するようにしましょう。

就活市場では、今後も新卒の就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください!

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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