看護系のインターンシップにおける志望動機の書き方

看護系のインターンシップにおける志望動機の書き方
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

看護系大学・看護系専門学校に通われている方にとって、インターンシップを利用して病院で働く機会を得ようと考える方も多いのではないでしょうか。

インターンシップは、病院の設備やスタッフの雰囲気、実際に自分がイメージする職場であるかを体感することができる貴重な場です。

夜勤やER処置などの現場体験ができることも、看護のインターンシップの特徴であると言えます。

インターンシップの志願書を書くうえで大切なのが志望動機です。

しかし、自由度が高いため書き方に迷われる方も多いようです。

ここでは、看護のインターンシップにおける志望動機の書き方を見ていきましょう。

【看護インターンシップの志望動機】看護のインターンシップの志望動機を書き始める前に

まず、志望動機を考える前に、どの診療科目で看護のインターンシップをしたいのか、具体的なビジョンを描くことが大切です。

インターンシップは、闇雲に応募するものではなく、将来どのような看護師になりたいのかを見据えた上で応募する必要があります。

小児科・成人・老年・精神科・産婦人科など、看護と一口に言っても診療科目は多岐に渡ります。

自分が何を得意とするのか、どの科であれば自分の特性を最大限に発揮できるのかなどを、インターンシップを受ける前にじっくりと考える時間を取りましょう。

看護実習を経験した上で、魅力を感じた診療科目に応募することでも、志望動機は書きやすくなります。

【看護インターンシップの志望動機】「目的」のある志望動機を書こう

看護のインターンシップの志望動機を書くうえで、最も大切なポイントは「どのような看護を実践したいのか」「どのような看護師になりたいのか」といった「目的」が明確にされていることです。

「勤務地が近いから」「お給料が良いから」などの短絡的な理由では、採用担当者を納得させることはできません。

看護に熱意のある看護学生にインターンシップを受けてもらいたいと考えるのは、病院側としては当然のことと言えます。

どのような看護を実践して病院に貢献していきたいのか、自分の特性も踏まえて具体的なビジョンを盛り込むことで、「目的」のある志望動機を書くことができます。

【看護インターンシップの志望動機】志望動機で見られるポイント

志望動機では主に以下の3つのことが見られています。

以下の点を意識しながら志望動機を書いていきましょう。

会社や業界の理解

まず志望動機では応募する会社や業界の深い理解を示すことが重要です。

会社や業界についての理解が深いと、よく調べており、志望度が高いと判断されたり、本当に自分がその会社・業界でやりたいことができるのかなどを知ることができます。

会社とマッチしているか

次に会社とマッチしているかどうかが見られています。

たとえ優秀な人材でも、行う業務や社風、働き方に合っていなければ、会社で活躍することは難しくなります。

そのため、企業は自社とマッチしている人材を中心に採用しています。

志望度

もちろん志望動機では志望度が見られています。

企業は高いコストを払って採用活動を行っており、できるだけ内定辞退者を出したくないと考えています。

そのため、志望度が高く、内定辞退などしないかどうかは特に見られています。

【看護インターンシップの志望動機】志望動機の7つの構成

不動産業界は金額も大きな取引を動かしたり、大規模な建設を行ったりしていく業界ですから、しっかりとした判断力や決断力、忍耐力なども必要です。

営業職を中心に流出入も多い業界であるため、企業としては、ストレス耐性があり、企業の社風や仕事をしっかりと理解して業績を上げ、長く定着してくれる人材を求めています。

そのため、どれだけ自社にマッチする人材かを、志望動機を通じて厳しくチェックしています。

選考に通るために、どのように志望動機を構成すべきか確認していきましょう。

志望動機の7つの構成

  1. 結論:私は〇〇という点で貴社を志望しました

  2. 理由:なぜならば〇〇という経験で〇〇と考えたためです

  3. エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

  4. 問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

  5. 行動:そのため私は〇〇を行いました

  6. 結果:その結果〇〇になりました

  7. 結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

1.結論:私は〇〇という点で貴社を志望しました

最初に述べるべきは結論です。

その企業を志望した一番のポイントを明確にしましょう。

結論からスタートすることに慣れていない方、抵抗を感じる方もいるかもしれません。

ですが、企業にとっては一番知りたいのが、自社のどんなところに魅力を感じて志望したのかです。

これにより、どれだけ自社を理解しているかや、その人の熱意や入社意欲の強さが伝わってきます。

企業の担当者としては、就活生が他社にもエントリーしていることは了解済みですから、自社が本命なのか否かを、志望したポイントから見極めようとしています。

他社と差別化が図れるようなポイントを最初に挙げることで、選考者が興味を持ち、あなたに注目して話を聞いてくれるようになるのです。

2.理由:なぜならば〇〇という経験で〇〇と考えたためです

次に、結論で挙げた志望動機に至った理由を述べましょう。

どのような経験から、エントリーした企業で仕事をしたいと思ったかを具体的に述べます。

「大手だから。」、「有名だから。」、「収入が高いから。」といった表面的な理由や単純な理由は避けてください。

自分の過去の経験などに基づき、こんな仕事がしたいと思った、この企業で働く目的を見出したといった理由を挙げることがポイントになります。

ご自身の経験が企業を志望する動機に結び付いたとアピールすることで、自社が本命かもしれないという入社意欲の高さや熱意を伝えやすくなります。

3.エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

結論、理由を述べたら、入社後の活躍に結び付くエピソードを紹介しましょう。

エピソードで紹介した経験をもとに、入社後にどう貢献できるかをアピールできる経験を選ぶことがポイントです。

不動産業界をはじめ、その企業で活躍するにはどのような能力が求められるか、業界研究や企業研究をしっかり行って理解しましょう。

企業が求める人物像にマッチする自分の能力や強みがあるかを検討し、それに合ったエピソードがないか、過去の経験の棚卸しを行います。

その中から1つだけエピソードを選び、どのような経験だったかを簡潔に説明してください。

4.問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

過去の経験から1つを選ぶ際に押さえておきたいポイントがあります。

それは自分が何らかの問題に直面し、それを乗り越えたり、解決したりするために自ら行動を起こし解決したエピソードであることが、アピール材料として大切だということです。

過去の経験談をただ話しても、昔話や思い出話になってしまいます。

面接官はあなたの昔語りや美談を聞きたいと思っているわけではありません。

あなたがどんな人物であり、入社後にどんな活躍をしてくれそうな人物なのかをエピソードから知りたいと思っています。

そのためには、何らかの問題に直面し、それを自らの行動で乗り越えたといった成果が見える内容であることが必要となるのです。

5.行動:そのため私は〇〇を行いました

経験の概要を説明し、直面した問題についてわかりやすく状況説明をしたら、それに対して、あなたがどのような行動に出たのかを説明しましょう。

行動は入社後の活躍につながるような、不動産業界の仕事をしていくうえで必要となるような行動であることがベストです。

直面した問題に対して自ら考え、自ら能動的に取った行動であることが求められます。

誰かが考えて、誰かの指示で行った受動的な行動や、誰かに行ってもらったという行動ではなく、自らが動いた積極的な行動をアピールしましょう。

動ける人材であること、決断力があること、根性があることなど、自分の強みが発揮できた行動を示せるエピソードを紹介してください。

6.結果:その結果〇〇になりました

行動に出たところまでを話したところで安心してしまい、その結果を伝え忘れる方も少なくありません。

ビジネスをしていくうえでは、結果が求められます。

とくに不動産業界は大きな取引がなされるため、営業活動や顧客から相談を受けた段階から実際に取引が成立するまで長い時間がかかることもあるほか、結果として契約に至らない場合も少なくありません。

いかに交渉に時間をかけたり、顧客のコンサルティングを丁寧に行ったりしても、成約につながらなければ、企業の業績に貢献できません。

そのため、エピソードの紹介においても、行動を出たところまでで終えるのではなく、その結果、どうなったのかを具体的に説明するようにしましょう。

7.結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

エピソードの結果を述べたら、最後の総括としての結論を述べます。

これはあなたを売り込む最後のメッセージとなります。

エピソードで紹介した経験をもとに、入社後にどのような貢献ができるかを具体的に述べてください。

ただ単に「経験を活かして頑張ります。」はNGです。

これでは、どの企業でも使い回しができるので、本当に自社が本命なのかと疑われてしまう可能性があります。

最後まで気を抜かず、手を抜かず、その企業への入社意欲の高さと熱意をアピールし切りましょう。

そのためには、その企業の他社との差別化ポイントや、企業が求める人物像、その企業の仕事のスタイルなどに照らし合わせ、〇〇という点で貢献をしたいと具体的に伝えることが大切です。

【看護インターンシップの志望動機】効果的な志望動機書き方の具体例

まず、見やすく分かりやすい志望動機の書き方として、自分が一番言いたい志望動機を始めに書くようにしましょう。

「私が貴院のインターンシップを志願した理由は、○○です。

」と書き始めれば、始めに言いたいことを明確に伝えられます。

看護師になりたいと考える理由は、人によってさまざまですが、今までの人生体験の中で看護師になることを決意された方も多いのではないでしょうか。

インターンシップの志望動機には、それまでに体験してきたことを盛り込んで書くことも効果的です。

例えば、家族が病気にかかって看護師の暖かさに触れた体験談や、自身が入院して感じたことなどを踏まえて書くことで、更に具体的な志望動機となるでしょう。

【看護インターンシップの志望動機】志望動機を書く上で注意すべきポイント

インターンシップの志望動機は、その人材の仕事力も見られていると言っても過言ではありません。

誤字脱字などが無いことはもちろん、字が丁寧であること、表現力や文章力があるかという点も志望動機の中から判断されます。

また、「病院の設備や充実した教育体制に魅力を感じたから」といった、病院の良さを志望動機に挙げることは、志望動機としては受け身であり、マイナスに見られる要素となり得ます。

自身の看護の熱意を伝えたうえで、その病院で自分はこのように貢献していきたい、などの積極的な意思のある志望動機を書くようにしましょう。

【看護インターンシップの志望動機】看護のインターンシップの志望動機を書くために

インターンシップには、全国から多数の志望動機が寄せられます。

多数の志望動機の中から、担当採用者の目に留まるためにも、受け身ではなく、看護に積極的な志望動機を書くよう心掛けましょう。

その病院へ就職したいと考えている人であれば、インターンシップから得られた経験は、就職の面接時などで自身をアピールできるポイントとなります。

志望動機を書いてみたが、自信が持てないという場合には、転職サイトの転職サポートを受けることも一つの方法ですので、必要な情報をジョブコミットで確認してみてはいかがでしょうか。

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