未経験でもIT企業に就職できる?そのコツとポイントを紹介!

未経験でもIT企業に就職できる?そのコツとポイントを紹介!

皆さんはIT業界についてどのぐらいご存じでしょうか?

「聞いたことあるけどよくわからない」

「プログラマーとかエンジニアとかよくわからない」

など、一度は聞いたことがあるけど、あまりよく知らないという方が多いのではないでしょうか。

今回はそのような方たちに向けて、

 ・IT業界で活躍するために求められる能力

 ・IT業界に含まれる様々な業界

 ・IT業界のさまざまな職種

などについて解説していきます。

IT業界に興味があるけど、まだよくわからないという方は、ぜひご覧ください。

【未経験でIT業界に就職】IT業界は未経験でも大丈夫なのか?

そもそも、IT業界は未経験でも大丈夫なのでしょうか。

結論から言うと、IT業界は未経験であっても「問題ない」と言えます。

たとえ文系出身者であってもです。

理由としては、

 ・技術力よりもコミュニケーション能力が大事

 ・技術は研修などでキャッチアップしていくことができる

という2点が挙げられます。

技術面は後から磨いていくことができますが、コミュニケーション能力などは一朝一夕には身につけることができません。

むしろこのような能力は、IT業界で活躍するための強い武器となります。

【未経験でIT業界に就職】IT業界に就職するために求められることとは?

さて、先ほども少し触れましたが、IT業界を志望するために必要なのは「一朝一夕には身につけることができない能力」です。

コミュニケーション能力もその一つです。

IT業界の仕事では、クライアントと何度もやり取りをしたり、チームで連携してプロジェクトを進めたりすることが多いので、コミュニケーション能力は欠かせません。

さて、他にはどのような能力が求められるのでしょうか。

チームワーク

1つ目に、チームワーク力です。

1人で黙々と作業をしていくイメージが強いかもしれませんが、実はチームで連携してプロジェクトに取り組むことが多く、チームワーク力が必須です。

チームワーク力とは、他のチームメンバーの意見を聞き入れたり、自分の考えをしっかりと言語化したりする能力、チームで力を合わせて何かを成し遂げる能力などと解釈していただければ大丈夫です。

選考では、今まで集団で何かに取り組んだ経験、何かを成し遂げた経験などをアピールすると高評価を得ることができるでしょう。

継続的に学習できる

2つ目に、継続的に学習できる能力です。

IT業界は日進月歩で進化しているため、移り変わりの激しい業界です。

新しい技術が出てきたり、より効率的なものが出てきたりすると、IT業界のビジネスの主流もそれに移っていってしまいます。

そのため、この業界に従事するという場合は、常に勉強をし続けて知識や技術をアップグレードし続けていかなければなりません。

コツコツと学習に励むことができないタイプの人は、長くこの業界に居続けることはできません。

コツコツした作業が得意

3つ目に、コツコツとした作業が得意という能力です。

チームとコミュニケーションをとる機会が多いですが、コツコツとした地味な作業が多いのも事実です。

また、小さなミスが後々大きな問題を引き起こすこともあるので、それに気づくことができる注意深さも必要です。

そのため、普段から注意深く、細かい作業が苦にならないというのは非常に重要な能力です

選考などでは、それらの能力が発揮されたエピソードをアピールすると、好印象を与えることができるでしょう。

論理的思考力

4つ目に、論理的思考力です。

システムの構築は感覚ではなくパズルに似ているといわれています。

ロジックを組み合わせて、ひとつなぎにしていかなければならないので、論理的思考力は必須です。

また、チームで物事をスムーズに進めるには、物事の順序を明確にしたり、役割を分担したりする必要があるので、論理的思考力は必要です。

ESや面接などではわかりやすく、端的に、論理的な文章を作るようにしましょう。

【未経験でIT業界に就職】そもそもIT業界とはどんな業界?

ここまで、未経験でもIT業界で活躍するための素養などについて解説してきました。

ここからは、IT業界にはどのような区分けがあるのかを解説していきます。

「パン」といっても、アンパン、食パン、カレーパンがあるように、IT業界の中にもさらに区分が存在します。

ここでは

 ・ソフトウェア

 ・ハードウェア

 ・インターネット・Web

 ・情報処理

 ・通信・インフラ

の5つについて解説していきます。

ソフトウェア

ソフトウェア業界とは主にコンピューターやアプリなどのプログラムの開発を手掛ける業界です。

例えば、OSからブラウザ、オフィスソフトなどを手掛ける「Google」「Apple」「Microsoft」は最大手です。

他にも、経営管理・ERPでは「SAP」や「Oracle」が有名です。

さらに、財務会計、営業支援、人事労務など特定の業務に特化したアプリを開発している企業としては「freee」「マネーフォワード」「ビジョナル」「Sansan」「サイボウズ」などが有名です。

ハードウェア

ハードウェア業界は、電子機器類のようなデバイスや設備・装置などを製造している業界です。

パソコンやキーボード、ディスプレイなどの周辺機器もここに含まれます。

日本だと、「日立製作所」「SONY」「パナソニック」「NEC」「富士通」などが有名です。

近年はIoT(Internet of Things)化が進み、モノがインターネットとつながるようになってきているため、今最も注目されている業界の一つです。

今後、自動車や医療機器などでもIoT化が進むといわれており、今後も大きな成長が見込めます。

インターネット・Web

インターネット・Web業界は、インターネットを介したサービスを提供する会社です。

具体的には、ECサイト(インターネット通販サイト)、プラットフォーム、マッチングサービス、Webサイト制作、Web広告・Webマーケティングなどを手掛ける会社が含まれます。

例えば、

ECサイト大手としては「楽天」「Amazon」「ZOZO」

プラットフォームとしては「Facebook」「LINE」「Twitter」

マッチングサービスとしては「メルカリ」「Uber」

Web広告・Webマーケティングとしては「カヤック」「サイバーエージェント」

などが挙げられます。

情報処理

情報処理(SI)業界は情報処理のシステム構築や運用支援を行う業界です。

特に、システムの設計、開発、運用、保守などを一括で引き受ける企業は「SIer(エスアイアー)」と呼ばれており、メーカー系、ユーザー系、独立系などに分類されています。

国内メーカー系SIerとしては、ハードウェアでも紹介した「富士通」「NEC」「日立製作所」や「日本IBM」などが含まれます。

国内ユーザー系SIerとしては、「NTTデータ」「野村総合研究所」「伊藤忠テクノソリューションズ」「SCSK」などが含まれます。

独立系SIerとしては「大塚商会」「TIS」などが含まれます。

通信・インフラ

通信インフラとはインターネット回線や、それらを運用するために必要な設備を提供する業界です。

通信インフラは、固定通信と無線通信に分けることができます。

固定通信としては、「フレッツ光」を手掛ける「NTT西日本」「NTT東日本」や、「auひかり」を手掛ける「KDDI」があります。

無線通信としては、「NTTドコモ」「ソフトバンク」「楽天」「KDDI」が含まれます。

特にインターネットが普及した現代においては、電気、水道、ガスなどのような生活インフラと同様に、日々の生活に欠かすことができないインフラを提供しています。

【未経験でIT業界に就職】IT業界の仕事内容を知ろう

ここまで、IT業界に関連する様々な業界について、実際の企業を紹介しながら解説してきました。

ここからは、そのような業界特有の職種について解説していきます。

それぞれの企業には、営業や事務系職種も存在しますが、ここではIT特有のエンジニアなどの職種を取り上げることとします。

プログラマーやエンジニアの違い、さらにエンジニアの種類について解説していくのでぜひご覧ください。

プログラマー

プログラマーとは、プログラム言語を用いてシステムの構築を担当する職種です。

コーディング作業や修正作業を実際に担うため、Java、JavaScript、Perl、PHP、Objective-Cなどのプログラミング言語に関する知識が必要です。

システムエンジニア(SE)が設計した仕様のとおりにシステムが動くようにプログラムを書いていくことになりますが、バグを見つける作業(デバッグ作業)もこのプログラマーの仕事です。

IT系の仕事として、最もイメージしやすい職種の一つといえるでしょう。

Webエンジニア

WEBエンジニアとは、WebサイトやWebアプリの開発をするエンジニアです。

WEBエンジニアはさらに、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」に大別されます。

「フロントエンドエンジニア」はWEBサイトやアプリの、ユーザーが触れる部分を担当します。外面を整える役割のため、UI・UXの設計などのデザイン面を担う場合もあります。

「バックエンドエンジニア」は、ユーザーが入力した情報を処理するシステムを担当します。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとは、サーバーを設計、構築し、管理保守する職種です。

サーバーの数や容量などを考え、それらを実際に固定したり、配線したりする作業を行います。

さらに、サーバー機器にOSをインストールし、サーバーがしっかりと作動するように、監視やエラーの対応などを行い、管理保守作業を行っていきます。

IT業界の仕事としてはプログラミングのイメージが強いですが、サーバーエンジニアは配線などの体を動かす作業があるのが特徴です。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの仕事は、サーバー同士やサーバーとデバイスを繋げてネットワークを作ることです。

例えばクライアントが、「自社内のネットワーク環境を整えてほしい」という要望を提示した場合、クライアントからヒアリングを行い、ルーターなどの機器の数や位置、使用する回線、セキュリティ、アクセス権限などを決めていきます。

その後も、そのネットワークの運用や、保守管理なども行っていきます。

この職種はルーターやLANケーブルなどを取り扱うことが多く、プログラミングをすることは少ない職種です。

テストエンジニア

テストエンジニアの仕事は、テストを専門に計画・設計・実施できるエンジニアです。

ここでいうテストとは、システムがしっかりと動くかどうかを確かめるために試運転を行うというような意味合いです。

実際のテスト自体は「テスター」と呼ばれる人たちが実行しますが、テストエンジニアはそのテストの計画を作成したり、必要に応じてテストを自動化するためのプログラムを書いたりするのが仕事です。

テストそのものだけではなく、ソフトウェアの開発工程や自動化のためのプログラミングなどの幅広い知識が必要な職種です。

フィールドエンジニア

フィールドエンジニアの仕事は、システムトラブルの対応や定期メンテナンス、納品時の顧客サポートなどを行うことです。

製品のユーザーをサポートすることがメインの仕事のため、製品について深く理解しているほか、それらを分かりやすく丁寧に説明するスキルが必要です。

顧客との関わり方が、販売職や営業職の接客に共通するので、今まで接客経験があるという方はその経験を活かすことができます。

この職種も、IT業界の仕事の中で、プログラミングをする機会が少ない職種といえます。

【未経験でIT業界に就職】事前にやっておいたほうがいいこと

このように、IT業界の中にも様々な業界、様々な職種があります。

まずは、自分がどのような業界でどのような働き方をしたいかをイメージしてから、企業探しをした方が、就活の軸がブレにくくなるのでおすすめです。

しかし、基本的にはITに関する基礎知識が必要となります。

短期的にできる対策としては、

 ・プログラミングに触れてみる

 ・ITパスポートを取得する

などが挙げられます。

IT業界を志望しているという方は、ぜひ検討してみてください。

プログラミングの学習

1つ目に、プログラミングに実際に触れてみましょう。

プログラミング関連の書籍もありますが、まずはネット上から無料のプログラミング教材にアクセスしてみることもできます。

例えば、「プロゲート」や「ドットインストール」などは会員登録が必要ですが、レッスン形式で受講できるので初心者にもハードルが低いでしょう。

また、京都大学がネット上で公表している「プログラミング演習 Python 2021」はPDFファイルなので最もアクセスしやすく、内容自体も高く評価されています。

まずはこれらに目を通し、プログラミングに興味が湧くか確認しましょう。

ITパスポートの取得

2つ目に、ITパスポートの勉強をしてみるというのも効果的です。

ITパスポートを勉強することで、知識的な面からITを学ぶことができます。

また、就活中にITパスポートを取得しきるほどの勤勉さがあれば、未経験であっても働きながら成長していくことができるという指標にもなります。

また、ネットワークエンジニアやフィールドエンジニアを志望している人には特に重要なので、勉強しておいて損はありません。

まとめ

いかがでしたか。

ここまで、

 ・IT業界に就職する際に求められる能力

 ・IT業界の中のさまざまな業界

 ・IT業界の職種

などについて解説してきました。

今後もますますIT化が進むと言われているので、今後もますます発展していく業界であると予想できます。

ただしその分、知識を常にキャッチアップしていかなければならなかったりと、大変なこともあるのも事実です。

業界や、働き方、求められる知識などについてしっかりと理解したうえで、志望するようにしましょう。

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