2年生の春休みからインターンに参加できる?詳しく解説!

2年生の春休みからインターンに参加できる?詳しく解説!

はじめに

pixta_41041416_M

3年生から本格化する就職活動ですが、自分の将来をしっかり見据えている方だと、2年生の春休みから少しずつ準備を始めるケースも珍しくありません。

資格取得や留学など、就活のプラスになるイベントはたくさんありますが、2年生の春休みからスタートできるインターンもその選択肢の1つです。

そこで今回は、2年生の春休みからインターンに参加するメリット・デメリット・事前準備について、くわしく解説します。

2年生の春休みからインターンに参加できる?

一般的に「インターンに参加するのは3年生から」というのが今までの共通認識でした。

しかし、通年採用が一般化した現在では、2年生のうちからインターンに参加するケースも増えています。

特に、優秀な人材を早期に確保しておきたい企業では、インターン参加も前倒しで実施する傾向があるでしょう。

1日~1ヶ月程度の期間で開催される短期インターンは、企業紹介の側面もあるため、対象を3年生と4年生に限定している企業がほとんどです。

しかし、1ヶ月から1年以上におよぶような長期インターンの場合だと、学年は問わず募集するのが一般的でしょう。

そのため、2年生の春休みからインターンに挑戦するならば、長期インターンに参加して、じっくりと企業や業界について学ぶこととなります。

長期と短期の違い

長期インターンと短期インターンには、その目的と内容に大きな違いがあります。

長期インターンは、1ヶ月以上の期間を基本とし、長いものだと1年以上にわたって参加するものも珍しくありません。

その企業の正社員同様に、実際の仕事に関わりながら責任をもって成果を追及し、ビジネスマナーや実務スキルを身につけます。

短期インターンは、短いものだと1日から、長いものでも1ヶ月程度の期間が基本です。

短期インターンでは、実務に携わる機会はほとんど与えられず、模擬的なグループワークやディスカッションがメインです。

なかには、企業紹介とセミナーをメインとした参加しやすいものもあり、企業を知る機会としていくつもの短期インターンに参加する学生も存在します。

また、短期インターンはほとんどの場合無給ですが、長期インターンでは報酬を支給されるケースが多いことも相違点の1つです。

自分に合ったインターンを探したいならば、こちらをチェックしてみてください。

2年生の春休みからインターンに参加するメリット

就活が本格化する前の貴重な春休みですが、インターン参加には大きなメリットがあります。

ライバルとの差別化をはかって、焦ることなく就活を進めたいならば、2年生の春休みからのインターン参加を検討してみましょう。

ここからは、2年生の春休みからインターンに参加するメリットである「周囲との差別化」「期間の長さ」「早期の意識付け」「報酬」「ビジネスマナー」について、それぞれ解説します。

さまざまなメリットを早めにチェックして、有意義な春休みを過ごしましょう。

2年生からインターンに参加する人は少ない

学年を問わずにインターンを募集している企業は数多く存在しますが、実際に2年生のうちから応募する学生は少数派です。

そのため、2年生からインターン参加を始めれば、周りのライバルとの差別化をはかれます。

2年生からのインターンでは、ほかの学生よりも長く社会経験を積めるため、ビジネスマナーやビジネススキルの面でも大きく成長できるのがメリットです。

また、人気企業の場合、3年生や4年生になってからだと短期インターンでも参加することは困難になりますが、応募者が少なめである長期インターンならば参加できるチャンスがあります。

さらに、新卒採用人数自体が少ないベンチャー企業などでは、2年生から始める長期インターンで、実質的な採用選考を始めることもあるでしょう。

少ない経験と実力でライバルと競い合うのが不安ならば、ライバルの少ない2年生の春休みからインターンに参加するのがおすすめです。

春休みは一番大きな長期休み

大学生になると、2月初旬から4月初旬までの約2ヶ月間が、春休みです。

学校によっては、1月末からの長期休みとなるところもあるでしょう。

時間をもて余してしまうほど長い春休みですが、上手に活用すれば長期インターンのスタートをスムーズに切れます。

インターンでは最初の1~2ヶ月ほどが、仕事を覚えるうえでも、社員とのコミュニケーションを取るうえでも大切な時期です。

新学期が始まってからインターンに参加すると、週2日ほどしか出勤できないケースも多くなりますが、春休みのうちからスタートすれば集中して仕事を覚えられます。

時間的にも気持ち的にも余裕がある春休みにインターンを始めれば、学校が始まってからも無理なくインターンを続けていけるでしょう。

まとまった長い休みを活用したいならば、春休みに長期インターンを始めるのがおすすめです。

早期に就活への意識が高まる

通常は3年生で触れることになる就活情報ですが、少し早い2年生のうちからインターンを始めれば、それだけ就活への意識が高まります。

就活への意識が高まれば、情報収集のアンテナも敏感になり、就活を有利に進めるための知識やテクニックが身につくでしょう。

こうした知識や情報は、多ければ多いほど本番の採用選考で武器になります。

また、インターン経験の中で、企業や業界についての知識も深まるのもメリットです。

就活では、企業研究や業界研究は欠かせませんが、生きた情報に触れる機会となるインターン経験は、就活が本格化してからも役立つことは間違いありません。

就職という人生の大きなイベントを大切に考えるならば、2年生のうちからインターンに参加して、就活への意識を高めるのがおすすめです。

有給で働ける

長期インターンの大きなメリットの1つが、給料をもらえる点です。

短期インターンだと報酬は発生しませんが、長期インターンならば、ほとんどの企業でアルバイト同様に給料をもらえるでしょう。

時給としては、一般的にアルバイトと同額程度ですが、なかには成功報酬としてインセンティブを設定している企業も存在します。

学生では、仕事内容よりも時給や通いやすさでアルバイトを探すことも多いですが、長期インターンならば仕事内容と給料の両方を重視して選べるうえに、就活も有利になる点がメリットです。

自分が興味のある企業や業界で実際の仕事を任せてもらえるだけでなく、仕事の成果として給料をもらえれば、より大きなやりがいにつながるでしょう。

アルバイトでは味わえないやりがいを感じながらしっかり給料も得たいならば、2年生から始める長期インターンがおすすめです。

ビジネスマナーが身につく

生きたビジネスマナーが身につく点も、長期インターンの大きなメリットです。

就活が本格化してくると、テキストや動画などで面接を成功させるためのビジネスマナーを学ぶのが一般的でしょう。

しかし、2年生の春休みから長期インターンに参加していれば、そうしたビジネスマナーをあらためて学ぶ必要はありません。

長期にわたって実際のビジネスに関わり、社会人としての振る舞いを身につけているため、必要なビジネスマナーが自然と使えるようになっているのです。

実際に客先に出る営業職はもちろん、デスクワークがメインの事務職であっても、インターン先企業の社員の振る舞いをお手本に日々の業務をこなすうちに、自然に礼儀正しい所作が身についているでしょう。

早いうちから実践的なビジネスマナーを身につけたいならば、2年生のうちから長期インターンに参加してみてください。

デメリットはないのか?

2年生の春休みから始める長期インターンには、魅力的なメリットがたくさんあります。

しかし、その期間や内容が短期インターンやアルバイトとは大きく異なるため、デメリットに感じられる点もあるのが現実です。

ここからは、「アルバイトよりもきびしい」「責任が発生する」というデメリットについて、くわしく見てみましょう。

普通のアルバイトよりもきびしい点がある

長期インターンは、給料をもらって業務を担当するため、アルバイトと同一視している方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、その勤務時間やルールはアルバイトよりも正社員に近く、よりきびしいと認識しておく必要があるでしょう。

春休みなどの長期休暇であれば、勤務時間は週5日で1日8時間程度が基本の働き方となります。

学校が始まれば、少なくとも週に2~3日程度、朝から夕方まで6時間くらいの出勤を求められるでしょう。

テスト期間や研究活動のために休みを取得することも可能ですが、周りに迷惑をかけないように自分の仕事の進捗も管理しながら、余裕をもって事前に相談しなければなりません。

また、勤務時間以外にも、髪型・髪色・服装などできびしいドレスコードを設けている企業も多いため、注意が必要です。

このように、その企業の一員として高い意識を求められるため、気軽には参加できないのがデメリットといえるでしょう。

責任が生まれる

アルバイト経験があっても、そこで責任のある仕事を任されることはほとんどありません。

しかし、長く深く業務に携わる長期インターンでは、期待を込めて責任のともなう仕事を任せることもあります。

これをチャンスととらえ、やりがいを感じながら仕事を楽しめるならば、問題はありません。

しかし、この期待にともなって生じる責任を重荷に感じてしまうケースもあるでしょう。

実際に就職したならば、こうした責任やプレッシャーを仲間たちと分かち合いながら、うまく付き合っていけるかもしれません。

しかし、同期入社などの仲間が少ない長期インターンでは、こうした悩みを抱え込んでしまうこともあります。

長く働く前提で参加している長期インターンのため、責任やプレッシャーがストレスになってしまうと、途中で辞めざるを得なくなるかもしれない点もデメリットでしょう。

こんな人にインターンはおすすめ

2年生の春休みから始める長期インターンには、さまざまなメリットとデメリットがあります。

たくさんのメリットに魅力を感じていても、デメリットであるきびしさやストレスに順応できるかわからず、長期にわたって自分がうまくやっていけるか不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そこでチェックしておきたいのが「高い成長意欲があるか」「就活の早期対策をしたいか」という点です。

こうした意識をもっている方ならば長期インターンをおすすめできますので、その内容についてくわしく見てみましょう。

成長意欲の高い人

日頃から、勉強や部活などで自分を高めることに喜びを感じるような、成長意欲の高い方であれば、長期インターンはおすすめです。

新しい環境でも思い切って飛び込んでいけるようなチャレンジ精神があれば、はじめてのことばかりのインターンでも、周囲とコミュニケーションを取りながら仕事を覚えていけるでしょう。

仕事の中で責任の重さやプレッシャーの強さを感じても、就職後も続く成長の過程に必要なことだと割り切れれば、高いモチベーションを維持して成果をあげられます。

ビジネスの第一線で働く経験は、長期インターンならではの貴重なものです。

即戦力として働けるだけのスキルが身につくため、アルバイトするよりも格段に大きく成長できます。

実務面以外にも、積極性・協調性などの面で人としても成長したいならば、長期インターンはおすすめです。

就活に向けて早期に対策しておきたい人

少しでも就活を有利に進めたいと考えていて、早期対策しておきたい方ならば、長期インターンがおすすめです。

2年生の時期に就活を見据えて長期インターンに申し込む学生は、まだ多くありません。

そのため、ライバルよりも数歩先を行きたいならば、長期インターンに参加して、さまざまな経験を積むのが近道といえるでしょう。

2年生のうちから長期インターンに参加すると、ビジネススキルが確実に身につくだけでなく、社会人としての考え方や意識が自然に備わります。

また、実際の業務を通して企業のミッションや業界の動向を身近に感じられるため、就活に必要な情報や知識も得られるでしょう。

このような考えの深さや知識の豊富さは、自己PRや面接といった就活の大事な局面で必ず役立ちます。

就活を考えて対策しておきたいならば、2年生からの長期インターンで実力をつけるのがおすすめです。

参加する前に確認しておきたいこと

2年生の春休みから参加する長期インターンについてのメリット・デメリットはもちろん、自分が向いているかどうかもチェックしたら、応募する前に確認しておきたいことがあります。

1ヶ月以上の長期にわたるインターンとなるため、しっかり確認しておかなければ、開始直後に後悔したり結局何も得られず終わったりするかもしれません。

ここからは、ポイントとなる「インターン先の情報チェック」「参加する目的の設定」について、くわしく見てみましょう。

インターン先の情報はチェックしておく

長期インターンを募集している企業は、多数あります。

しかし、アルバイト感覚で、時給や勤務時間だけを基準に決めるのはおすすめできません。

まず、参加を検討している企業が、自分が興味のある事業を展開しているところかどうかをチェックしましょう。

興味を抱いた業界であっても、インターンでやりたい業務内容に携われるかどうかも、大切なポイントです。

インターンの募集要項や企業に関する基本的な情報は、企業の公式サイトなどで収集してください。

その企業にOBが在籍しているならば、OB訪問で話を聞くのも良いでしょう。

こうした情報チェックをおこたってインターン先を適当に決めてしまうと、自分の思い描いた仕事とはかけ離れた業務を担当することになったり、特に何も成長できず、時間だけが過ぎたりしてしまいます。

参加する目的をしっかりと定めておく

給料をもらうだけではなく、スキル面でも参加する目的や目標を定めることが大切です。

最初の目的としては、その企業や希望する職種についての理解を深めることが一般的でしょう。

想像と実際で仕事内容がどのように異なるのか、イメージしにくい部分を知ることもインターン参加の大きな目的です。

長期インターンならば、実際の仕事を通して、ビジネスマナーやビジネススキルといった実力を磨くことも目的の1つになります。

また「独学では身につけられないような専門知識に触れたい」という目的をもっている方もいらっしゃるでしょう。

さらに、長期インターンで実績を作り、人事にアピールして採用を目指すという目的も考えられます。

どのような目的であっても、自分なりの目的をはっきりさせないまま長期インターンに参加しても、ただ日々の業務をこなすだけになってしまい、成長できずに終わることも珍しくありません。

まとめ

どの学年でも応募できる長期インターンならば、2年生の春休みからスタートさせるのに最適です。

2年生からインターンに参加する人はまだ少なく、ライバルに差をつけて長い春休みを有効活用できるチャンスにもなります。

給料をもらえてビジネスマナーが身につくだけでなく、早くから就活に向けて意識を高められるのがメリットです。

しかし、アルバイトよりも時間や髪型などがきびしく、正社員同様の業務内容には責任やプレッシャーもあります。

成長意欲が高く就活に向けて早期対策したい方ならば、インターン先の情報をチェックして参加目的を明確にしたうえで、2年生春休みからの長期インターンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ