心配性を長所としてアピール!言い換え表現や例文を徹底解説!【例文6選】

心配性を長所としてアピール!言い換え表現や例文を徹底解説!【例文6選】

心配性という性格の特徴は、伝え方次第で長所としてアピールすることができます。

「心配性な性格だから長所としてアピールできることがない…」と困ったときは、伝え方に工夫を加えたうえで、心配性を長所としてぜひアピールしてみましょう。

就活では、長所・短所といった人柄にかかわる質問が定番となります。

効果的な伝え方や答えるときの注意点などは、積極的に押さえておきましょう。

そこで今回は、心配性を長所としてアピールするときのポイントを解説していきます。

心配性の言い換え表現や例文もピックアップしていくので、就活の際はぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること
  • 心配性な性格の人の印象
  • 企業が長所に求めるポイント
  • 心配性を短所だと思われないように伝えるポイント
  • 心配性を長所として伝えるときの例文
この記事をおすすめしたい人
  • 心配性な性格を長所としてアピールできるか知りたい人
  • 心配性な性格を長所として伝えるときのポイントを知りたい人
  • 心配性な性格を長所として伝えるとき例文を参考にしたい人

【長所は心配性】心配性な人が持たれる印象

自分自身の性格を心配性だと自覚している人は、その心配性なところをどう思われるのか、気になるところです。

「心配性は悪いこと?長所としてアピールしたら印象はどうなる?」と不安に感じている人は多いでしょう。

心配性な人が持たれる印象は、悪いもの・良いものの両方を含めると、以下のことが挙げられます。

  • 決断力に欠ける
  • ストレス耐性がない
  • リスク管理ができる
  • 計画性がある

このように心配性な性格は、とらえ方によってさまざまなイメージにつながります。

状況によって良い・悪いの印象が分かれることもあります。

まずは長所として心配性なところをアピールするときのポイントとして、印象を詳しくチェックしていきましょう。

悪い印象

「心配性」と聞くと、一般的には悪い印象につながる傾向は強いといえます。

そのため心配性な人は、「決断力に欠ける」「ストレス耐性がない」などの印象を持たれることがあるのが特徴です。

まずは、具体的にどのような悪い印象につながるのかをチェックしていきます。

決断力に欠ける

心配性な人は、一般的に見ると決断力に欠ける印象が強いことがあります。

心配性な人は普段から失敗やミスを恐れてしまうため、不安要素の排除に時間がかかり、なかなか次の行動が起こせないことが多いのです。

そのため何らかの決断をしなければならない場面では、決断がほかの人よりも遅く、周りをじれったく感じさせてしまうこともしばしばあります。

臨機応変な対応ができない、行動力がないといった印象を持たれてしまうことも少なくありません。

そのため心配性という性格は、アピールの仕方次第では、業務に支障をきたすのではないかと不安視されてしまうこともあります。

良い印象を持ってもらえるように、できる限り前向きな伝え方をすることが重要です。

ストレス耐性がない

心配性な人は、一般的な水準と比べると、ストレス耐性がないと思われてしまうことが多いです。

実際に心配性な人は神経質で、たくさんのことを気にしすぎてしまう部分があります。

その結果、ネガティブ思考になりがちなため、面接官は「この子はストレス耐性が低そう…」というイメージを抱くことも少なくありません。

人によっては、失敗やミスを長く引きずってしまうこともあります。

実際に失敗や怒られた経験を長く引きすれば、一人の社会人として業務をするうえで支障をきたす可能性が高いです。

そのため特に営業職などのストレスフルな職業を志望する際は、アピール方法をよく考える必要があります。

ストレス耐性が実際になかったとしても、うまく切り替えられることなどをしっかり伝えることが大事です。

良い印象

心配性な人は、状況次第では良い印象を持たれることもあります。

具体的には「リスク管理ができる」「計画性がある」などが挙げられるでしょう。

このような良い印象につながれば、就活の面接では、面接官に人柄を評価してもらえる可能性があります。

では、それぞれの印象を具体的にチェックしていきましょう。

リスク管理ができる

心配性な人は、しっかりリスク管理できる人だと見てもらえる可能性があります。

心配性な人は将来的に起こるであろうリスクを、あらゆる方向で想定することができます。

リスクをさまざま想定し、ネガティブになることは好ましいことではありませんが、それだけ多くのリスクを考えられることは優秀なスキルともいえるでしょう。

あらゆるリスクを想定して準備を万全に整えられるため、仕事では安定的に業務を進められるはずです。

実際にリスク管理能力は、どのような業種・職種で求められるものです。

心配性という性格をそのまま伝えると悪い印象になることは多いですが、リスク管理のうまさなどを上手にアピールすれば、良い評価につながる可能性は高いです。

計画性がある

心配性な人は、計画性があるという良い印象につながることもあります。

心配性な人は普段から失敗を恐れる傾向にあり、いつも「失敗したらどうしよう」と不安に駆られています。

そのため、心配性な人は少しでも不安を解消するために、見通しを立ててから行動することが多いのです。

見切り発車で行動するのではなく、不安をしっかり払拭するために、一つひとつの行動にプランを立てます。

そういった計画的な行動パターンは、仕事をするうえでは評価につながりやすいでしょう。

実際に心配性ゆえに計画や予定を大事にする人は、そのことをアピールすることで、良い長所としてとらえてもらえる可能性があります。

長所は心配性】面接で長所や短所が聞かれる理由

どのような企業での面接においても、必ずといっても良いほど聞かれるのが、その人の長所や短所です。

しかし、一体なぜそんなことを面接官は聞こうとするのでしょうか。

もちろん、そこにはさまざまな理由があります。

ここではその具体的な内容を3つに分けて紹介しますので、ぜひチェックしておいてください。

このことを理解していれば、あなたも適切に相手が求めている答え方ができるようになるでしょう。

自分のことを客観視できているか

自分の長所や短所を、あなたはきちんと理解できているといえますか?

もし理解できているのであれば、自分自身のことを俯瞰的な視点で見ることができている証になります。

つまり、長所をしっかり伸ばそうと努力することができますし、短所はきちんと改善しようと努力することもできるのです。

企業はそんな人材を求めていますので、その確認をするために長所や短所を面接で聞こうとします。

万が一正しく認識できている自信がない場合は、本番を迎える前に準備しておいた方が良いでしょう。

例えば、自己分析を改めてやってみても良いですし、周りから自分に対する印象を聞いて見るのもおすすめです。

特に他人の意見は客観的意見になりますので、とても貴重な情報になるといえるでしょう。

自分の事を理解して行動できているか

自分のことをきちんと理解できているのかどうかはもちろんのこと、その上で普段から行動を起こせているのかどうかも見ようとしています。

例えば、短所に対してどのように向き合っているのか?そのために何かしていることがあるのか?など、深くその人のエピソードを聞こうとする企業も珍しくないでしょう。

逆に長所であれば、これまでに長所を生かしたエピソードを聞こうとすることもあります。

そのため、深掘りされても良いように、しっかり話すことを用意しておいてください。

そうすれば、ここで採用担当者のハートを掴める可能性も十分にあります。

自己分析ができているか

自分の長所や短所を知っていることは、すなわち自己分析がきちんとできている証拠になります。

企業は面接に向けて、本人がどれくらい準備できているのかも見ていますので、そういう意味でもこのような質問をして、相手の人間性を計るのです。

だからこそ、まだ自己分析ができていない場合は、忘れずにやっておきましょう。

面接で言葉が詰まってしまうのは基本的にNGなので、スラスラ答えられるようにしておくことは大前提です。

長所や短所以外にも面接官からはたくさん質問されることが多いため、自己分析をして準備を整えましょう。

【長所は心配性】企業が長所に求めるポイント

まずは、採用担当者が長所を聞くことで志望者の何を知りたいのかチェックしていきましょう。

長所に関する質問の意味を知っておくことで、どんな答えを返せば良いかのヒントを得ることができます。

企業がエントリーシートや履歴書、面接などあらゆる場面で志望者の長所や短所について知ろうとするのは理由があるのです。

その理由はビジネスの観点から見ても合理的なものですし、志望者と企業のマッチングという点でも長所に関する質問は大きな意味を持ちます。

人柄

採用担当者が志望者の長所を聞く最大の理由は、それぞれの人柄についてより理解を深めたいというものです。

就職試験の合否を決めるポイントは、高い能力を有しているかだけではありません

一緒に働きたいと思える人柄であるか、チームに加えたい人物であるかということも非常に大切なポイントです。

また、入社後にどんな社員と組んで働いてもらうか、どんな部署に配属するかといった点を考えるうえでも人柄についての理解が助けとなります。

そのため、長所や短所を尋ねる、趣味や特技を尋ねるといった形で志望者の人柄を探る質問がなされることが非常に多いです。

そのため質問に答える側としては、シンプルに「長所は〇〇なことです」と答えるだけでなく、自分の人柄がよく現れる補足エピソードを用意しておくことが求められます。

企業にマッチしているか

企業にはそれぞれ社風があります。

たとえば創業間もなく今後もどんどん成長したいと考える新興ベンチャーでは、「堅実さ」より「チャレンジ精神」を長所としている方のほうがマッチしているでしょう。

採用担当者は長所についての質問から、志望者が自社の社風や業界にフィットするかをチェックしています

多くの企業では、社訓・モットー・代表メッセージなどをホームページや採用案内のパンフレットなどに掲載しているでしょう。

志望者は事前に、ある程度企業がどんな方に来てもらいたいと考えているか知ることができます。

事前に予習しておき、その「求める人物像」の範囲に収まる長所をアピールするようにしましょう。

自己分析の段階で、アピールできる長所を複数考えておくのも手です。

入社後活かせる長所か

志望者の話す長所が入社後にビジネスの世界で力を発揮できるものであるかどうかも、履歴書や面接でチェックされています。

人にはそれぞれ素敵な個性がありますが、それがビジネスで活きるかどうかは別問題です。

「スポーツが得意」なことはビジネスで大きな武器とはなり得ませんが、それに付随した「体力がある」「器用である」「状況判断が早い」といった長所はビジネスで活きます。

長所を述べる際は、その長所をどのように入社後に活かせるかも話に加えることが重要です。

心配性な性格であるという方も、説明の仕方によってビジネスでその性格がプラスとなると思わせることができます。

問題はアピールの仕方で、文章構成やエピソードの内容を変えるだけで面接官に与える印象が大きく変わってくるでしょう。

【長所は心配性】短所だと思われないためのポイント

心配性ということは、考えようによって長所とも短所ともとれる言葉です。

面接で長所としてアピールしたつもりが短所と思われては困るので、心配性であることが短所と思われないためのポイントをチェックしておきましょう。

これは、心配性以外の性格をアピールするうえでも大切なことです。

「ポジティブ」を悪い意味で捉えると「重大な問題点に気付きにくい」など、多くの長所は裏返すと短所になり得るので短所が際立たないよう注意して文章を考えてください。

言い換える

心配性な性格を、就職試験で短所を聞かれた際に答える方も多くいらっしゃいます。

短所を答える際には、その短所が決して悪いことばかりではない、カバーするためにこんな工夫をしているといった補足をするのが基本です。

そのため、「心配性」を良い意味でも捉えるよう言い換えることもテクニックとなります。

具体的には、「細かいことに気を配ることができる」「慎重に行動することができる」「どんなことにも入念に準備を進められる」といった言い換えが可能です。

こちらの記事では、心配性な性格を短所として答える際のポイントを紹介しています。

こちらを参考に、「心配性」をうまく言い換えて長所として理解してもらえるよう考えてみてはいかがでしょうか。

長所である根拠をしっかりと伝える

続いて、心配性な性格が自分の長所であるという根拠を伝えることが大切です。

なぜそれが短所なのか、どんな時にその長所が発揮されてきたのかに説得力を持たせましょう。

ビジネスの世界でも、リスク管理やコンプライアンス遵守などで「心配する」という行為に意味が出てくる場面は決して少なくありません。

心配性でSNSに文章を投稿する前に何度も内容を吟味する方であれば、炎上してしまう可能性は低いでしょう。

これまでの生活で、心配性な性格から良い結果を得られたエピソードがあれば、それを簡潔にわかりやすくまとめてみてください。

論理的な説明がなされており、しっかりそれが長所であると認識できる内容であれば「心配性」という性格も武器にすることができます。

【長所は心配性】伝えない方が良い場合もある?

心配性なところを長所とする場合、必ずしもすべてのパターンで使えるアピールになるとは限りません。

なぜなら、自分が志望する職業によっては、あまり適さないおそれもあるからです。

そのため、ここでは心配性である特徴がマイナスに働いてしまう職業の種類を、3つ紹介します。

もしあなたが志望する職業がこの中にあった場合は、他の長所となる要素を探して選ぶようにした方が良いでしょう。

自信が求められる職業

心配性であるアピールは、言い換えれば自信を持って行動できないことを意味付けてしまいます。

つまり、いつでも堂々としなければいけないタイプの職業だと、決して相性の良い長所にはならないでしょう。

例えば、営業職のような人と接する仕事になってくると、常に自信を持って仕事に取り組む必要性が出てきます。

なぜなら、商品やサービスをお客様に直接提案しなければいけない仕事だからです。

そうなってくると、心配性な特徴はネガティブな要素になってしまうので、決して向いているとはいえません。

もし心配性であることをアピールしていきたい場合は、このようなタイプの職業ではなく、もっと慎重かつ丁寧な仕事を求められるような職業を選ぶのがポイントです。

スピード感が求められる職業

世の中には、常にスピード感が求められる職業もたくさんあります。

心配性な人である特徴はまさに真逆なイメージを与えてしまいますので、このようなタイプの職業においても役立つアピールにはならないでしょう。

例えば、医療系の職業は特にスピード感が求められるタイプだといえます。

いつでも緊急で患者さんの対応を迫られる可能性がある現場ですので、スピード感のある行動ができないと、まず務まりません。

また、それ以外でいえば接客業全般にも同じようなことがいえます。

もしあなたもこのような職業を志望している場合は、むしろ長所として使わない方が良いでしょう。

挑戦意欲が求められる職業

仕事のタイプによっては、挑戦意欲が求められるものもあります。

例えば、ジャンル問わずベンチャー企業の場合は、新しいことに積極的にチャレンジしていく傾向が強いため、心配性な性格の人とは相性が良いとはいえないでしょう。

ベンチャー企業は心配性な人よりも、物事に対して何でも挑戦したい気持ちを持っている人の方が好む場合が多いので、マイナスにつながってしまいます。

他にも、最先端な技術や事業を扱う企業との相性も悪いといえるでしょう。

心配性だからこそ適した職場は他に必ずありますので、今一度自分の長所を活かせそうな就職先を検討してみてください。

【長所は心配性】長所を伝える際の最強の構成

続いて、就職試験で長所を伝える腕の文章構成について紹介します。

これは長所が心配性である方だけでなく、どんな長所をアピールしたい方にも共通する内容です。

また、ガクチカなど他の質問で自己アピールする際もこの文章構成がおすすめであることに変わりありません。

以下の見出しで紹介する、結論→根拠→入社後にどのように活かせるのかという流れをよく理解しましょう。

この文章構成は面接に加え、履歴書やエントリーシートに文章を書く際も役立ちます。

  • 結論
  • 根拠
  • 具体例
  • 結論

結論

最初に相手に伝えるべきは、「私の長所は〇〇」ですというシンプルな結論です。

アピールしたい内容が「心配性」である場合、ここで言い換えのテクニックを用いることができます。

たとえば、「私は周囲の方から心配性と言われることもあるほど慎重な性格で、何事にも入念に用意をしたうえで取り組むことができます」といった形です。

「私の長所は心配性なことです」という一文だけでは、どうしても採用担当者に不思議に思われてしまう可能性があるでしょう。

この結論ファーストの文章構成は、相手にとってわかりやすい、論理的な文章という印象を与えられるといったメリットがあります。

どんな質問を受けた場合にも使えるテクニックなので、この結論ファーストという原則をしっかりマスターしておきましょう。

根拠

続いて、その長所の根拠を手短に説明します。

面接で話す時は長すぎると思われないよう、エピソードを1分程度にまとめておくようにしましょう

アルバイトや部活・サークルなど、具体的な経験のエピソードを話すことが大切です。

しかしエピソードを短く、わかりやすくまとめるのはコツがいります。

ここでわかりやすく説得力のある文章を作れると、志望者の個性をアピールするだけでなく、論理的思考力や説明力をアピールすることも可能となるでしょう。

心配性が長所という方は、特にその長所を活かし納得いく文章が仕上がるまで何度も何度も文章を推敲することをおすすめします。

少し見方を変えるだけで短所と取られる可能性が高いだけに、ほかの長所をアピールする場合より多くの工夫が必要です。

具体例

続いて、その長所を入社後にどのように活かせるのかも付け加えます。

どんな長所でも、ビジネスにおいても有用であるとアピールできなければ良い回答となりません

採用担当者は志望者が入社後にどんな活躍をしてくれるかもイメージしようとしていますので、その働く姿が見えるような答えを用意しましょう。

長所が心配性であるという方は、入社後も慎重に仕事をしたい・ミスの少ない仕事で貢献したいといったことをアピールできます

実際、ビジネスは学校の試験よりも「ミスがない」ことが必要な業務も多いです。

書類に記載するお金などの数字に間違いがあれば、会社に大損失を与えかねません。

何度もミスがないよう確認する心配性な性格が、社会人となってから大いに役立つこともあるでしょう。

結論

最後に、もう一度自分の長所が〇〇であるということを補足しておくようにします。

もちろん、最後も「私の長所は心配性な性格です」とストレートに伝える必要はありません。

「入社後にどのように活かせるのか」に絡めて、「こうした性格を活かして貢献したい」「この性格を〇〇の仕事で発揮したい」といった形で述べるようにします。

心配性が長所という方であれば、ここでも言い換えのテクニックが効果的です。

短所と思われないようにするため、持ち前の丁寧さを活かし「最後まで仕事をやり遂げる」といった気持ちを伝えることもできます。

このように結論ファーストで文章をスタートさせ、根拠・入社後の活かし方と続ける文章は相手に論理的な印象を与えるうえで役立つので、ぜひ身につけておくことをおすすめします。

【長所は心配性】長所を話す際の注意点

心配性な性格を長所としてアピールするときは、話し方にも十分に注意する必要があります。

話し方にネガティブな要素があると、心配性というただでさえマイナスに感じられやすい要素は、悪い印象になります。

長所を話すときに注意したいポイントは、次のとおりです。

  • 自信をもって話す
  • 一貫性を意識する

いずれも長所が好印象なかたちで伝わるように話すには、非常に大事なポイントといえます。

では、それぞれの注意点を詳しく解説していきます。

自信をもって話す

まず、長所を話すときは、とにかく自信をもって話すように強く意識しましょう。

心配性な人は、相手にどのように見られているのか極端に気にしてしまうところがあります。

そのため話している最中は、無意識のうちにだんだんと表情や声色が暗くなりがちです。

暗い表情・声色は、面接において好印象を獲得するうえで、絶対に避けたいことです。

せっかく長所として心配性な性格を伝えているのにも関わらず、暗い印象を与えてしまえば、長所のイメージは悪くなってしまいます。

内容が魅力的でも印象は台無しになるため、非常にもったいないものです。

面接で長所を答える際は、自信をもってハキハキと話すように心掛けましょう。

一貫性を意識する

面接で長所を伝えるときは、一貫性を積極的に意識したいところです。

面接では矛盾のないように意識することが求められるため、受け答え一つひとつには、一貫性が重要となります。

たとえば長所として心配性な性格を伝えたにも関わらず、短所で好奇心旺盛と伝えれば、矛盾したイメージを与えてしまいます。

「長所と短所で言っていることがちぐはぐで、人となりが見えてこない…」と思われては、一貫性がないせいで悪い印象につながってしまうでしょう。

あなたの人物像がわかるように、長所を話すときは、すべての回答も含めて一貫性を持たせるようにしましょう。

【長所は心配性】心配性を長所としてアピールする例文

最後に、心配性なことが長所であるとアピールする場合の例文を紹介します。

以下の見出しで、テスト勉強で心配性な性格が活きたという例文旅行の際に心配性な性格がみんなの役に立ったという例文を紹介します。

先述した結論→根拠→入社後にどのように活かすかという文章構成に則った内容となっていますので、構成にも注目してみてください。

まだ履歴書やエントリーシートに記載する自己PRや長所の文章ができていないという方は、以下の例文をぜひ参考になさってください。

例文①テスト勉強

例文

私は周りの方から心配性という評価を受けることもありますが、何事も丁寧に準備しておくことができることを長所と考えています。(結論)

大学まで一貫して、テスト勉強をする際にはどんなことが出題されるかもわからないと思い勉強をしてきました。

80点を取るためには、最低でも90点を取るつもりで勉強するということも続けています。

テストが想定外に難しかった時も、あらかじめ目標より高い点数が取れるように勉強しておくことで最低限の目標をクリアできると身をもって経験してきました。

そのため、これまで受験や期末試験などテストで赤点や不合格になったり単位が取れなかったりしたことは一度もありません。(根拠)

入社後に責任の重い仕事を任された際も、良い結果が得られるよう丁寧に準備する姿勢を忘れず御社に貢献したいと思います。(入社後にどのように活かすか)

例文②旅行

例文

私は何事も「かもしれない」というリスクを想定した行動ができるのが長所と思っています。(結論)

サークルで旅行に行く際なども、私は他の仲間が何か大事なものを忘れるかもしれないと想定して欠かせないものを準備するタイプです。

昨年夏の旅行では、医療品などを準備する係の友人が何を持ってくるかわからなかったのでガーゼなど気が付きにくそうなものを用意していきました。

その友人は乗り物酔いしないタイプだったので、もしかしたらと思い用意した中に酔い止めの薬があります。

案の定酔い止め薬を持っていたメンバーがいなかったので、私の用意が乗り物酔いしやすいメンバーの助けとなり感謝されることがありました。(根拠)

心配性と思われることもある性格ですが、御社に入社後もこうした細かいことまで気が回る長所を活かしチームワークに貢献していきたいと考えております。(入社後にどのように生かすか)

例文③学園祭運営

例文

私は常に準備をおこたらず、さまざまな事態を想定して計画が立てられる部分を自身の長所と考えております。(結論)

学生時代に打ち込んだことの1つに、学園祭の運営があります。

学園祭当日はもともと晴れの予報ではあったものの、実際は急に雨が降り出してしまいました。

しかし、私は雨天時だった場合の計画も事前に練っていたため、運営メンバー全員で手際よく対応できたのです。

運営メンバーでの打ち合わせのときには、天気予報が晴れだったこともあり、雨に備える話は出ていませんでした。

私は「予想外の事態が起こったどうしよう」と考えるタイプだったため、積極的にさまざまな可能性をメンバー内で共有し、雨天時の計画も立てておくことができました。(根拠)

御社に入社後も、さまざまな可能性を考慮してリスクヘッジに努めていきたいと考えております。(入社後にどのように活かすか)

例文④アルバイト

例文

私は細かい部分に目が届き、違和感に気づきやすい部分を自分の長所だと感じております。(結論)

学生時代はコンビニのアルバイトに従事していました。

レジ業務のほか、品出しや清掃、入荷数の管理などいくつものタスクがあり、一つひとつの仕事がおろそかになってしまう可能性を常々感じていました。

私はもともと、自分の仕事にミスがないかどうか細かく確認するタイプです。

以前、一緒に働くスタッフがレジの精算作業中にほかの仕事が入り、その場を離れたことがありました。

私は特にお金の管理を徹底して行っていたため、すぐにその場を引き継ぐことにしたのです。

結果として、その行動を上司から褒めてもらうことができました。(根拠)

心配性であることを短所だと考えていたこともありますが、現在は何事も細かく確認し、金銭の管理を徹底することで、周囲の人に安心してもらえると考えています。

御社に入社後も、周囲に配慮しながらみなさんのサポートをしていきたいです。(入社後にどのように活かすか)

【長所は心配性】他の長所と組み合わせて話す例文

ここまでに、心配性であることを長所としてアピールするポイントについてご説明しました。

ここからはさらに工夫する方法をご紹介します。

心配性であることだけでは、長所として説明するにあたり、説得力が足りない場合もあります。

そういった場合に活用できるのが、ほかの長所を組み合わせる方法です。

長所を1つに絞って話す必要はありません。

ほかの長所を組み合わせて、より説得力のあるエピソードがないか考えてみてください。

協調性

例文

私の長所は、縁の下の力持ちとして周囲の人たちをサポートできる部分だと考えています。(結論)

私は所属していたサークルで副幹事長を務めていました。

先頭に立って仲間たちを引っ張っていくタイプではないものの、一歩下がって周囲の人をサポートしていた実績から、副幹事長に選ばれたと思っています。

幹事長と二人三脚でサークルを運営していく中で、リーダー気質の幹事長とサークルメンバーの意見が衝突してしまうこともありました。

そういった際に、私が間に入って仲介することで、問題を解決できたと自負しています。(根拠)

何かを決める際や発言をする際に慎重になりがちではあるものの、そういった部分がサークルというコミュニティにおいて、必要なピースの1つになっていたのだと思います。

御社に入社後も、チームの一員としてどのようなことが求められているのか考えながら、円滑なコミュニケーションを取れるよう貢献してきたいです。(入社後にどのように活かすか)

地道な努力

例文

私は、自身の計画的な部分やリスクヘッジのできる部分を長所だと考えています。(結論)

もともと奨学金制度を利用しながら大学に通っていたものの、返済などを考えた際に不安が多かったため、アルバイトに打ち込んでいました。

また、日々節約にも勤しみ、大学在学中に貯金額が100万円を超えることができたのです。(根拠)

もちろん学業も手を抜かず打ち込み、成績を下げることなく、卒業単位を取り終えました。

学業とアルバイトの両立は時間の管理など大変なことも多かったものの、コツコツと地道な努力を続けることで目標である貯金額100万円を達成できたと思っています。

御社に入社したあとも地道に努力を続け、失敗してしまった際にはその原因を追求し、計画を修正していくことで、みなさんに貢献してきたいです。(入社後にどのように活かすか)

【長所は心配性】面接対策はしっかりしておこう!

どんな企業に応募する際にも、当然面接対策はしておかなければいけません。

なぜなら、面接はどんなに嫌でも必ず経験することになるものだからです。

そして、面接1つで採用の結果が大きく左右されるといっても過言ではないので、最初から最後まできちんと対応できるように準備しておいてください。

そのために、例えば話すことをあらかじめ考えておくだけでも良いですが、実際の本番を想定した練習をしておくのもおすすめです。

その方が、いざという時にもあまり緊張せずに臨める可能性があります。

また、練習の際には身近にいる人だけではなく、時には就活エージェントのようなサービスを使うのも良いでしょう。

ここならプロのアドバイザーと模擬面接を体験できるので、よりいっそう面接対策になるはずです。

面接対策に関する詳しいアドバイスは以下の記事で解説していますので、これから就活を控えている人はぜひチェックしておいてください。

心配性を長所としてアピール!

心配性な性格も、アピールの仕方によっては採用担当者に良いアピールができる可能性を秘めています。

その性格は入社後も、リスクマネジメントやミスが許されない重要な書類作成・給与計算といった分野で活きることがあるでしょう。

自分のことを心配性だと思っている方も、そのことをネガティブな方向にだけ捉える必要はありません。

企業にはさまざまな個性を持った方が集まっており、それぞれの長所で短所を補い合いながら一丸となって仕事をしています。

心配性であるという性格も慎重さ・丁寧さ・気配りができるといった良い性格の裏返しとも言えるので、自分に自信を持って就職活動に臨みましょう。

まずは自分の良さを履歴書や面接で、上手にアピールすることが大切です。

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