博報堂!!広告の違いから電博ADKを比べてみた!!

博報堂!!広告の違いから電博ADKを比べてみた!!
八重樫
ライター

八重樫

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日本工業大学駒場高校理数工学科から早稲田大学教育学部数学科(在学中)

好きな言葉は「人には人の乳酸菌」で好きな食べ物はラーメンです。好きなアーティストは「THE BLUE  HEART」

面白いことが好きで大学では企画サークル「Walkin'」で本気でバカやってます。夢は人にやさしくなることです。

はじめに

この記事では博報堂を含む三つの広告代理店の広告の作り方から社風を見ていく記事です。

実際に博報堂で働いてる方にお話を伺い、リアルな情報を提供してもらいました。

博報堂の広告作り方

博報堂が作成した広告3例で解説します

博報堂が過去に実際に作った作品を紹介していきます。

「倒れるだけで・夏」(2015)

ショップジャパンから出でいる、「ワンダーコア」の商品CMです。

ユニークなCMがきっかけとなり「ワンダーコア」は大ヒット商品となりました。

 

「amazon ゴールデンレトリバー篇」(2016)

amazonから出ているCMでわかりやすいストーリーでかつ感動を呼ぶ内容の構成が

多くの人の心を掴みました。結果的に日本だけでなく世界中で起用されるCMとなりました。

「妹が1UP 本人の証言」(2017)

住友生命保険から出てる「1UP」です。俳優の瑛太さんが演じる「上田一」が小さな成長をしていくストーリーが反響を呼びたくさんのシリーズが作られました。

感想

この三つに共通しているのが切り口が斬新なとこだと思います。

ワンダーコアだと宇梶さんがどうしても倒されるけどワンダーコアで起き上がってくる様子が出てきて、その様子がインパクトが強くて印象にすごいのこりますよね。

二つ目のAmazonのCMでは犬と赤ん坊のよくある最強可愛いセットを使ったものかと思ったら、赤ん坊が犬を嫌いで犬がすねる、その構図が斬新ですよね。

僕は三つ目の1UPが大好きなんです。

1UPってよくある光景だけだし、みんながどこか真面目で不器用な上田の事を応援したくなる、その光景をインタビュー形式で切り取って話してもらう。その映像が斬新ですよね。

変わった視点から見ているのが博報堂の広告の好きなとこです。

博報堂が斬新的な広告を作れる理由

社風

服装は特に厳しくなく社員どうし仲が良くカジュアルな雰囲気です。

「粒ぞろい」よりも「粒違い」と言われ、個人の意見などが通りやすく、新卒の社員でも

筋が通っていたら会議で意見が通ります。

また逆に個人の意見を求められる事が多い会社です。

求める人物像

マーケティングへの理解

博報堂はマーケティングにとても力を入れていて、「生活者発想」の理念のもと様々な行動のデータを緻密に読み取りロジカルにを組み立てる戦い方をしていきます。

なのでマーケティングに対するそもそもの理解は必要です。

右脳と左脳のバランス

右脳はクリエイティブ、左脳はロジックと言われる事がありますが、博報堂がクリエイティブを謳っているからと言って右脳の働きが強くて、左脳の働きが弱い人間を優先的に採用することはありません。

博報堂は右脳と左脳のバランスを重視していて、クリエイティブだけでなくロジカルに考える事ができる人間を求めています。

ロジカルに関してですが、面接では論理破綻やシンプルに構造化に話せているかどうかを注目しているそうです。

対人コミュニケーション

テクニックのようなものあではなく、本質的に人に好かれる人間や気持ちいいコミュニケーションが取れる人間が多いです。

会議が多い博報堂ではコミュニケーションによって作り上げる作品の完成度を上げ、実行可能性を高めるからです。

博報堂と電通・ADKの広告を比較してみた

電通の広告の特徴

「行くぜ、東北。 女たちの夏篇」

「扉を開け」

「見守ること」

感想

このCMは東北の自然をとても綺麗に捉えていて、東北に行きたくなりますよね。

電通の作る広告は無難な感じがとてもします、構成、キャスト、全てにミス無くやってる感じが広告業界一位の貫禄だと思います。

一流のクリエイターもそろっている博報堂は探すとすごいいい作品もたくさんあって、電通の手札の多さにビビっています。

社風

ガッツ溢れる体育会系で、接待や会食などは絶対参加しなければならないです。

ネクタイ一本でも先輩に気を使い選びます。

「人数で動かす」と言われていて、オリンピックなどの広告案件なども電通がやっています。

求める人物像

コミュニケーション能力が高く、人あたりがいい人が多い。

ADKの広告の特徴

早稲田アカデミーの芦田愛菜さんを使ったCMが話題となりました。

現実でも慶応大学中等部に合格した芦田愛菜さんが主演が務めていることもあり感動の声が多数上がりました。

「早稲田アカデミー」

「楽天カードマン」

「初音ミク LUX」

感想

芦田愛菜さんの演技が演技に見えず、めちゃめちゃ自然な感じがしてすごくいいCMだと思います。

楽天カードマンって天才ですよね。クレジットカードを二つ目に付けたおじさんがうりこんでくるって何ですか!!

印象に残りやすさがとんでもないですよね

社風

最近はファンド運営と組売り上げを重視しているので、以前よりかは自由は少ないです。

風通しはよく電通や博報堂に比べガッツで乗り切る事はないので、電通や博報堂が苦手な人はADKを調べてみるといいと思います。

人物像

人間性がよく、温和で優しい人、家族との時間を大事にする人が多いです。

電通と博報堂の違い

(僕個人の意見ですが)

広告会社としてどちらとも十分に大きな会社であり、広告のクオリティに大差は無いのですが広告を作る時、二つの会社の違いが出てきます。

電通は顧客(クライアント)に対して持ち前の量と勢いを使って手広くたくさんの選択肢を提示して広告を作ります。

博報堂は顧客に対して長年集めたデータや強みであるマーケティングをふんだんに使い顧客に新たな提案をしている。

つまりこの二つの違いは、電通は莫大な資金と人数で企画を推し進め、博報堂は少数で高い企画力、提案力で企画を作るとこです。

そして広告自体の違いですが、電通は幅広い年代に認知度の高い人や音楽を使いCM自体が誰もが目につく形に対し、博報堂は特定の年代に対してしっかり認知度があるものを打ち出している形というところです。

まとめ

博報堂の社風は粒ぞろいより粒違いといわれ、個性にあふれてる人間が多くユニークにあふれている会社だといえます。

広告業界2位というインパクトが強く、電通と博報堂とADKを同じ数直線上で考えてしまいがちなのですが中身を覗いてみると電通は電通の強みがあり、ADKにはADKの強みがあり、博報堂には博報堂の強みがあると思います。

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