学生時代頑張ったことは趣味でもOK?書くときの注意点や例文を紹介

学生時代頑張ったことは趣味でもOK?書くときの注意点や例文を紹介

エントリーシートに設けられている学生時代頑張ったことという項目。

「学生時代は無為に過ごしていたから頑張ったことが見つからない」「他の人と同じような経験しかしていない」と、書くことが思い浮ばず悩む人も多いところです。

学生時代頑張ったことの記載内容で悩んでいる方に知って頂きたいのは、書く内容は趣味でも問題無いということです。

この記事では、学生時代頑張ったことに趣味を書く際の注意点や例文をご紹介します。

ぜひ参考にして頂けたら幸いです。

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【ガクチカは趣味】学生時代頑張ったことは趣味でも大丈夫?企業はガクチカで何を求めているのか

結論から言うと、学生時代頑張ったことは趣味でも大丈夫です。

「趣味で何をアピールするんだ!」と疑問を感じる方は、企業が学生時代頑張ったことを質問する意図を正しく理解していない可能性があります。

ここでは、企業がガクチカで求めているものをご紹介します。

実績や役職は求めていない

「部活動を頑張り県大会上位入賞を果たした」「サークルで主将を務めた」など、学生時代頑張ったことには実績や役職が必要だと考えている方は多いですが、実は企業はこうした点は求めていないのです。

企業がガクチカを通して知りたいのは「あなたの人柄」です。

つまり、どんなことに興味を持ち、どのように困難を乗り越えたかということが知りたいのです。

実績や役職があるに越したことは無いですが、別に無くても人柄をアピールすることは可能ですよね。

真面目な人は、頑張ったことを証明する証として実績や役職など分かりやすいものが必要だと考えがちですが、もっと気楽に構えて問題ありませんよ。

人と違った経験である必要はない

「留学した」「海外にボランティアに行った」など人と違った経験を述べる必要があると考えている人も多いですが、それも間違っています。

確かに人と違った経験をしていれば、面接官が興味を持ってくれる可能性は高いです。

しかし、あなたの人柄を述べるのがガクチカの目的ですから、他の人と同じような経験でも事足ります。

アルバイトやゼミ、サークルなどを通してあなたが頑張ったことを伝えればよいのです。

このように、特別な経験が無いからといって焦ることはありませんよ。

自己PRでもない

学生時代頑張ったことと自己PRを混同しているパターンも多いです。

どちらもあなたという人間の特徴を伝えるものであることは間違いありませんが、伝える部分の違いがあります。

ガクチカが重視しているのは「物事への取り組み方」や「成長過程」です。

社会人になると必ず壁に立ち向かうことになりますが、その壁をどのように乗り越えていくのかガクチカを通して知りたいのでしょう。

頑張って困難を乗り越えた経験があれば、社会人になっても苦難を乗り越え成長することが期待できます。

一方、自己PRで企業が知りたいのは「あなたらしさ」です。

具体的に述べると、あなたにどんな強みがあるのかという点ではないでしょうか?「計画性」とか「コミュニケーション力」など、ビジネスで役立つ自分の個性を伝えるために、自己PRがあるのです。

このようにガクチカと自己PRの役割は違うことを頭に入れ、伝えたい内容をそれぞれ区別しましょう。

【ガクチカは趣味】企業はガクチカで何を見ている?

なぜ、企業は就活の面接で学生時代に力を入れたことを尋ねるのでしょうか。

就活生や就活サイトなどにおいては、ガクチカという略称で呼ばれていることからも、多くの企業が尋ねるお決まりの質問であることがわかります。

学生時代には誰しも何かしら力を入れたことがあるはずです。

そのため、どれをガクチカとしてアピールすれば良いか悩まれている方もいるかもしれません。

一方で、アピールするほど頑張った話がないと困っている方もいることでしょう。

いずれにしても、どれを選んで、どのようなエピソードをどう話せば良いかは、企業がガクチカを通じて何を見ようとしているかを理解することで決めることができます。

学生が何に力を入れるのか

学生時代に力を入れてきたことは、大学生活に限らず、中高を通して力を入れてきた部活動や幼少期から続けてきた習い事や継続的に取り組んできたことでもかまいません。

もっとも、直近の大学時代に取り組んだことから選ぶ方が多いです。

大学生活は高校までとは異なり、年齢的にも環境的にも取り組めることの幅が広がるのが特徴です。

中高時代は自宅と学校の往復で勉強や部活動がメインで、幼い頃から取り組んできた習い事などを行うといったパターンが一般的ですが、大学に入学すると選択肢も行動の幅も広がります。

親元を離れて一人暮らしを始めるなど環境も変わり、アルバイトも自由にできるようになり、先生の主導の元で行っていた部活動も学生が主体となるサークル活動がメインになる場合や高校までにはなかったゼミや研究などにも取り組めるようになります。

多彩な選択肢がある中で、学生が何に関心を持って力を入れてきたのか、知りたいというのが企業の見ているところです。

学生のモチベーションは何か

学生が力を入れてきたことを知ることで、学生のモチベーションの源となることが見えてきます。

たとえば、部活動でチームのまとまりや結束力について熱く語れば、仲間と1つのことに取り組むことがモチベーションにつながる人物だと推測できます。

一方、部活動で大会優勝にこだわった話をすれば、勝ち負けにこだわる人、負けず嫌いな性格が見てとれ、人と競い合う環境や高みを目指すことがモチベーションにつながる人だと理解されるでしょう。

留学経験やシェアハウスでの異文化交流などを語れば、グローバルな環境に身を置くことがモチベーションにつながると伝えることができます。

学生の行動傾向

ガクチカから、学生の行動傾向も見えてきます。

多彩な選択肢がある中でスポーツに力を入れた、アルバイトに力を入れた、ボランティアに力を入れたという選択を取ったことや幼少期からずっと続けている、にわかに興味を持って始めたなど行動傾向が見えてくるためです。

スポーツでも個人競技なのか、団体競技なのかで行動傾向が異なり、個人競技で実績を上げるために努力を続けたきた人なら、自分と向き合う力や負けず嫌いな傾向があるのだろうと推測が働きます。

一方で、団体競技ならチームでの一体感や団結力を求め、組織やチームのために動ける人といった行動傾向が見てとれます。

実際の行動力

ガクチカを通じて学生のモチベーションの源となることやモチベーションにつながることを知り、行動傾向を知ることは入社後に職場でどんな行動につながるのか、実際の行動力をイメージしやすくなります。

つまり、自社の社風や職場の雰囲気にマッチするか、自社の仕事の流儀や仕事の進め方にマッチするか、モチベーションを保って頑張っていくことができそうかが見えてくるということです。

これによって入社後のミスマッチを未然に防げるとともに、採用する場合にどの部署や職種が適材適所になるかの判断材料にもつながります。

【ガクチカは趣味】ガクチカでは面接官に何をアピールする?

面接官がガクチカから見ていることがわかれば、逆に言えば、内定ゲットに向けて面接官にアピールするためには、ガクチカで何を伝えれば良いかが見えてきます。

その企業が求めている人物像をしっかりと分析するとともに、社風や仕事のやり方、組織の在り方や職場での仕事の進め方などをリサーチしていきましょう。

企業の求める人物像や企業にマッチする人物像として、求められているモチベーションや行動傾向は何かを分析します。

企業が求めていることを具現化するガクチカはなかったかを考えることや自分が最も力を入れたことで、企業が求める人物像にマッチする点を引き出してアピールすれば良いのです。

働くイメージをさせる

ガクチカを通じた経験や、ガクチカから得られた能力などが企業で働いていくうえで活かせることをアピールしましょう。

個々の成果が求められる職種や職場なら、1人で黙々と取り組んできた幼い頃からの習慣や習い事、個人競技のスポーツなどをガクチカとして選び、負けず嫌いな点や目標を高く持って努力していくことが好きなこと、目標を達成するためには努力を惜しまない性格などをアピールすると良いでしょう。

チーム競技であっても、リーダーシップを取ってきた、常に試合に勝つことにこだわってきたといった側面をアピールできます。

一方、チーム力が求められる職種や職場なら、団体競技をはじめ、サークルやゼミ、ボランティア活動やアルバイトなどでの経験をうまくアピールしましょう。

マッチ度を示す

企業が求める人物像や社風、仕事の進め方と、ガクチカで自分が力を入れてきたことや取り組んできたこと、姿勢などをマッチさせることで、その企業へのマッチ度をアピールすることができます。

いかに有能な学生であっても、自社の社風や職場の雰囲気、既存のスタッフとテンションやカラーが合わないと、採用には至りません。

なぜなら、採用してもミスマッチを起こし、せっかくの能力が発揮できない場合やすぐに離職してしまうなど、学生にとっても、企業にとっても有意義ではないからです。

ガクチカを通じて、いかに企業とマッチする人材かを示せれば、内定への道も近づいてくるでしょう。

【ガクチカは趣味】ガクチカで趣味をアピールするメリット

ガクチカで趣味をアピールすることは問題ないとわかりましたが、趣味をアピールすることによるメリットはあるのでしょうか?

結論から言えば、かなりあります。

そもそも趣味とは企業側も共感しやすいものであることが多く、逆に初めて聞くようなものでも興味を持って聞いてもらうことができます。

ここでは、ガクチカで趣味をアピールすることによるメリットを詳しく解説していきます。

人柄を伝えられる

趣味はなんといってもあなたの人柄をより具体的に伝えることができます。

就活では企業で一緒に働くイメージを沸かせることができたら内定をもらえると言われているように、あなたの人柄も非常に重要視されています。

そのため、趣味を通してあなたがどんな人間なのかを伝えられると内定を獲得する確率は高くなります。

他の就活生と差別化できる

ガクチカではアルバイト経験や部活動の経験をアピールする就活生が多くいます。

その中で趣味をガクチカでアピールすることによって他の就活生との差別化を狙うこともできます。

また、もしも他の就活生で同じ企業に対しガクチカでて同じ趣味でアピールしている学生がいたとしても、趣味について詳しくどんなところが好きで何を頑張ったのかということを説明することで全く同じガクチカになることはないというメリットもあります。

これがもしアルバイトや部活動を通じてリーダーシップやチームワークを学んだというガクチカでは他の就活生と被ってしまうことがあるため、そうした心配がないという意味でもガクチカで趣味を使ってアピールするのはおすすめです。

面接でアイスブレイクがしやすい

就活では書類選考が通過した後は面接が待っています。

その時にあなたの趣味と共通の趣味を持つ方が面接官だった場合に、その趣味の話で盛り上がってアイスブレイクがしやすくなることがあります。

アイスブレイクとは緊張をほぐしたりお互いに仲良くなってなるべく素の状態で話せるようにしようとどの企業も行っています。

これによってあなたも緊張がほぐれ、より良い面接ができて結果的に内定を獲得できる確率は高まるでしょう。

【ガクチカは趣味】ガクチカで趣味を話す際のエピソード選びのポイント

学生時代に頑張ったことが趣味というのは悪くはありませんが、他のアピールや同じ就活生に比べると少し魅力に劣る点はあります。

ただしエピソードを選べば、意外と多くの点でアピールできるポイントがあるのです。

人柄や個性をアピールできるようなものを探しましょう。

具体的なエピソードを述べられるものを選ぶ

まず、具体的なエピソードがあるものを選ぶことです。

たとえば、同じガクチカでも「リーダー経験になった」というよりは「自分が○○をして××だったので△△になって良かった」というようなもので、具体的に想像がつくようなエピソードがあるほうが望ましいとされています。

このため、無駄にリーダー経験をアピールするよりも、具体的に語れるエピソードがある内容のほうがアピールには向いています。

人柄や誠実さ、熱意があることなどをアピールできることが、大きなプラスとなるでしょう。

成功・失敗した体験があるものを選ぶ

また、エピソードを選ぶなら、出来るだけ成功・失敗経験があるものを選びましょう。

これはどちらも語れるようになっていれば、どちらも話しやすいからです。

「○○に成功することができた」「○○を達成できた」という点は話しやすいものの、一方で「○○に失敗したので、苦心して改善した」という点は趣味では見つけられない場合もあるでしょう。

このため、どちらもある経験を選ぶのがオススメです。

なお、ここでは大きな失敗・大きな成功である必要はありません。

自分の試行錯誤の結果や人柄がわかるようなエピソードがあると望ましいでしょう。

どちらもあるものや、「失敗を改善して成功した」というようなものであれば、より人柄や個性を伝えやすくなっています。

自分の強みを活かしたエピソードがあるものを選ぶ

最後に、自分らしさや自分の個性、強みを活かしたエピソードがあるものを選びましょう。

というのも、自分の個性や自分の強みは、そのまま何らかのエピソードに現れます。

とくに誰にでも性格的な強みや個性はありますから、その個性を十分にアピールできる趣味やエピソードがある趣味を選ぶのが望ましいでしょう。

【ガクチカは趣味】趣味を書き方によって魅力的にするコツ

私たちが趣味を持つ理由は様々です。

しかし、趣味はそれだけでなく、就職活動においても重要な役割を果たします。

特にガクチカ(学生時代頑張ったこと)において、趣味は自分自身をよりよく表現するための強力なツールとなり得ます。

あなたが熱心に行ってきた趣味は、あなたの独自性や情熱を示す素晴らしい方法であり、企業に対してあなたがどのような人物かを伝えるのに役立つのです。

しかし、ただ趣味があるだけでは十分ではありません。

それを如何にうまく表現するかがキーポイントとなります。

適切な表現方法を見つけることで、あなたの趣味はただの時間の過ごし方から、あなたの人格や能力を強調するための強力なツールへと変わります。

本記事では、ガクチカで趣味をどのように魅力的に書くかについてのコツを提供します。

あなたの趣味があなたの強みに変わるための具体的なステップや、どのようにして趣味を通じて自分自身を最適にプレゼンテーションするかについて、具体的な例とともに解説します。

具体的なエピソードで熱意を伝える

エピソードの具体性は、その人の熱意を如実に伝える鍵です。

ガクチカでは、自身の趣味に対する情熱を具体的なエピソードを通じて伝えることが重要となります。

例えば、自分がどれだけその趣味に没頭し、何を学び、どのように成長したのかを具体的に記述することで、企業側に自分の熱意や取り組み方を伝えることができます。

また、そのエピソードがあなた自身の人格形成にどのように関わったのか、どのように自分の価値観を形成したのかを述べることで、自分の内面を深く理解してもらえるでしょう。

ただし、エピソードを選ぶ際は、単に自己満足の話にならないよう注意が必要です。

あくまで、自分がどのようにその趣味を通じて成長し、それが今後どのように活かされるのかを強調することが大切です。

さらに、エピソードは読む人に共感を与え、印象に残るものであるべきです。

そのため、エピソードの選び方や伝え方には工夫が求められます。

経験が豊富であればあるほど、その中から最も印象的で、自分の成長を最も象徴するエピソードを選ぶことが重要となります。

これらを踏まえて、自分の趣味に対する熱意を具体的なエピソードで表現しましょう。

困難を乗り越えた経験をアピール

「困難を乗り越えた経験」をアピールすることは、就活生が自身の成長や適応力を強調する絶好のチャンスです。

しかし、このプロセスは単に困難を経験したという事実を述べるだけではありません。

あなたがその困難をどのように解決したか、そしてその経験があなたにどのような影響を与えたかを明確に伝えることが重要です。

このセクションでは、自己PRで困難を乗り越えた経験を効果的にアピールするための戦略とテクニックを紹介します。

これには、具体的な事例を用いて経験を具体化し、解決策を明確に示し、学んだ教訓を共有することが含まれます。

また、この経験があなたをどのように成長させ、あなたがその結果どのように変わったのかを語ることも重要です。

これらの要素を組み合わせることで、あなたは面接官に印象的な物語を提供し、自分がどのように困難を乗り越え、それを成長の機会に変える能力があるかを示すことができます。

応募する企業や職種に関連付ける

ガクチカに趣味を記載する際、重要なのはその趣味が応募する企業や職種とどのように関連付けられるかです。

趣味が直接的に職業と関連していなくても、その趣味を通じて得たスキルや経験が職場で活かせる可能性があるという点をアピールすることが重要です。

例えば、サッカーが趣味であれば、チームワークを重視する企業に対して、チームでの役割分担やコミュニケーション能力をアピールできます。

また、読書が趣味ならば、情報の収集・分析能力や語彙力を強調できます。

趣味を上手く活用し、自己PRの一環としてガクチカに組み込むことで、自分のパーソナリティやスキルをより具体的に伝えることが可能となります。

また、応募する企業の業界やビジョン、求める人材像を理解し、その企業に合った趣味のアピールやエピソード選びをすることも重要です。

例えば、創造性を重視する企業であれば、アートやデザインに関する趣味をアピールすると良いでしょう。

また、IT企業であれば、コーディングやウェブデザインなどの趣味をアピールすると良いでしょう。

その際、趣味を通じて得た具体的なスキルや経験を紹介することで、自分が企業に貢献できる具体的な理由を示すことができます。

【ガクチカは趣味】趣味をガクチカにする際のポイント

趣味をガクチカにするメリットはさまざまありますが、アピールする際に気をつけるべきポイントも同じようにさまざまあります。

極端な話をすれば、「サッカーが好き!」というだけではガクチカにならないからです。

ここでは、趣味をガクチカにする際に気をつけるべきポイントをそれぞれ詳しく解説していきます。

趣味を始めたきっかけ

企業に限らず、人の趣味を聞く時にはなぜそれに興味を持ったのか知りたいと思うはずです。

企業も、趣味を通じてあなたがどんな人間でどのように考える人なのかを知るためにも趣味を始めたきっかけは必ず気になるでしょう。

逆に、これを伝えずに趣味の話をしてしまうと、いきなり趣味の話が始まるので企業は違和感を覚えてそこから先の話が頭に入ってこないということもあります。

そうしたことのないように趣味をガクチカとしてアピールする際にはその趣味を始めたきっかけまで詳しく伝えるようにしましょう。

どのように努力したのか

趣味は基本的に娯楽として楽しむという方が多いです。

しかし、ガクチカとしてアピールする以上は娯楽以上に何か努力をしているはずです。

そうした努力の部分をどのような考えを持ってしていたのかを具体的に知りたいと考えています。

また、その努力をしていく上でどのような課題にぶつかり、どのように乗り越えていったのかについても企業は知りたいと思っているのです。

つまり、企業はあなたが何かに対して努力するときの過程について知りたいと考えているのです。

そのためにも企業に対してガクチカでは何をどのように努力したのかといったことをアピールするようにしましょう。

どのように仕事に活かすのか

あなたがなぜその趣味に興味を持ち、どのように頑張ったのかを伝えた後は、そこから何を得られてどのように仕事に活かすのかを企業に伝える必要があります。

就活は企業に対してあなたを売り込む営業活動です。

あなたを採用することで企業に対してどんなメリットがあるのかを説得力を持って伝える必要があります。

そのために、趣味を通してあなたが得た経験やスキルをどのように仕事に活かすことができるのかを伝えることは非常に重要です。

【ガクチカは趣味】趣味がない人はどうすればいいの?

趣味がない、あるいは特に強く取り組んでいる趣味がないと感じている方も少なくないかもしれません。

しかし、就活の場でガクチカ(学生時代に頑張ったこと)を問われた際、趣味がないと答えると一体どうなるのでしょうか。

趣味がないということは必ずしもネガティブな印象を与えるわけではありませんが、それではどうすれば良いのでしょうか。

ここでは、趣味がない人がガクチカをどのようにアピールすればよいかについて具体的なアドバイスを提供します。

趣味がないと感じている方が、その状況を逆手に取り、自分自身の強みをアピールするための戦略を解説します。

また、趣味を探す方法や、新たな趣味を見つけるためのヒントも提供します。

自分の趣味がないと感じている方でも、この記事を読むことで、ガクチカに自信を持てるようになります。

興味・関心を掘り下げてみる

私たちの趣味や興味は、自己理解を深め、人生の質を向上させるための重要なツールです。

それは、自分自身が何に情熱を感じ、何に興奮するのかを把握する助けになるだけでなく、自分の強みと弱み、価値観、目標についても理解を深めます。

興味・関心を掘り下げることは、自己啓発の旅を始める最初の一歩であり、自分自身の深層心理を探索し、自己成長を促進するための重要なステップです。

特に、学生時代にどのように趣味を追求したか、それが企業が学生のガクチカ(学生時代に頑張ったこと)を評価する際に影響する可能性があります。

さらに、趣味をガクチカとしてどのようにアピールし、趣味に関するエピソードをどのように選び、趣味を魅力的に表現する方法は興味や関心を掘り下げることで、自己理解を深め、自分自身の可能性を最大限に引き出すことが可能になります。

日常生活からエピソードを探す

日常生活の中には、企業がガクチカ(学生時代頑張ったこと)で求める素材が眠っています。

趣味を通じて得た経験や学びは、企業が重視する「自己成長」や「チームワーク」、「問題解決能力」を具体的に示すことができます。

しかし、趣味によるエピソードを効果的にガクチカに活用するためには、その選び方が重要となります。

具体的には、自分がどのような経験をしたのか、それによって何を学んだのか、そしてそれが自分の何に役立ったのかを明確にすることが重要です。

また、そのエピソードが面接官にどのような印象を与えるかも考慮に入れましょう。

さらに、趣味を通じて得たスキルや経験が、応募する企業や職種にどのように活かせるのかを具体的に示すことも大切です。

これらのポイントを踏まえて、日常生活の中からガクチカに活用できるエピソードを探してみましょう。

学生時代に力を入れたことを振り返る

学生時代に力を入れたこと、それは自分を形成する大切な要素の一つです。

それはスポーツであったり、学業であったり、あるいは趣味であったりします。

どれも自分自身を高め、磨くための時間となったことでしょう。

しかし、それをどのように就活に生かすかが問題となる場面も多いです。

特に、ガクチカである趣味をどのように企業にアピールすればよいのか、困惑する方も少なくないのではないでしょうか。

今までの経験を振り返り、自分が思い入れのあるエピソードを振り返りましょう。

【ガクチカは趣味】ガクチカにオススメの趣味とは

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ガクチカで趣味をアピールすることは悪いことではありませんが、誰かの目に触れる以上、どういう趣味をアピールするかは人の目を気にする必要があります。

ここでは、ざっくりと3つの傾向に分けてガクチカにオススメの趣味を紹介しましょう。

体育会系の趣味

まず、体育会系の趣味については、基本的にこれというスポーツがあればそれをそのままアピールにしても構いません。

営業職や上下関係の厳しい会社の場合、運動やスポーツそのものが趣味だということ自体がそもそも好まれる傾向にあるので、何もサークルなどで参加していなくても十分アピールできる可能性はあります。

「どうして大学のサークルという形式ではなく、趣味のスポーツとしたのか」という点では「学内にサークルがなかった」とか「学外に良い講師の先生がいた」「ずっと続けていた教室があったから」というようなことを伝えましょう。

文化系の趣味

文科系の趣味については、最初に何をしたのかをしっかり伝えたいところです。

「音楽鑑賞」「楽器演奏」「絵画」など、具体的に何をしたのかを伝え、その上でどういう点で頑張ったのかをアピールしましょう。

実はこの個性がそのままあなたの選考にプラスになり、さまざまなメリットをもたらしてくれます。

また、他の体育会系のサークルやアルバイトをする人との差別化も図れるでしょう。

理想的なのは、その会社の業務と関係があるような趣味をアピールすることです。

たとえば、機械メーカーならプログラミングやロボット作成、絵や美術に関する会社なら美術館巡り、楽器や音楽に関する会社なら音楽鑑賞・楽器演奏というように、個性がその会社の特色とマッチしていると望ましいのです。

レクレーション系の趣味

このレクレーション系の趣味とは、たとえば旅行だったり、イベント参加だったり、サイクリングや探訪だったりと、外に出て何らかの関わりを持ちながら行う趣味のことです。

自分一人で楽しむというよりは、みんなで楽しむという側面を持ちます。

このレクレーション系の趣味については少し難しいのですが、たとえば「友人たちとどこに行った」とか、「外部の集まりで何をした」というような点をアピールしたいところでしょう。

また、リーダーとなったり、動機や学んだりしたことを明確に伝えられるエピソードがあればそれも伝えましょう。

このレクレーション系の趣味について気をつけておきたいのが、どの趣味を選ぶかというチョイスです。

人の目を気にする必要がありますから、風俗やパチンコ、夜遊びやキャバクラなどは好ましくない場合が多いでしょう。

ただみんなで集まって騒ぐのが好きでも、伝え方に工夫が必要です。

【ガクチカは趣味】学生時代頑張ったことで趣味を書くときの注意点

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学生時代頑張ったことは、あなたの人柄が伝わるものであれば趣味でも問題ないことはご理解頂けたでしょうか?ただ、趣味なら何でもいいわけありません。

また、伝え方も意識する必要があります。

ここでは、そうした学生時代頑張ったことをエントリーシートに書く際の注意点をご紹介します。

PREP法を意識する

伝わりやすい書き方をするために、PREP法を意識しましょう。

PREP法とは文章やプレゼンテーションによる文章構成方法のひとつで、結論→理由→具体例の順で話す手法をとります。

PREP法を使うと分かりやすく説得力のある構成となるため、ビジネスシーンでは好まれて使われます。

ガクチカでもPREP法を用いて、まず学生時代頑張ったことの内容を伝え(結論)、次になぜそれを頑張ったのか(理由)、その次にどのように頑張ったのか(具体例)を述べる進行でいくととても伝わりやすくなりますよ。

ウソをついてはいけない

魅力的なガクチカを作るためにエピソードをでっちあげる人もいますが、ウソは辞めましょう。

ウソをつくと他の質問との整合性が取れなくなる可能性があるためです。

エントリーシートなら事前に考えた内容なので他の項目と一致させることは可能ですが、面接で面接官から予期せぬ質問をされた際、つじつまが合わなくなる恐れは十分にあります。

バレなければ良いというものでもありません。

自分の能力や人柄を偽って採用されると、入社後でミスマッチを起こす可能性が高いです。

例えば、ガクチカから周りの人との協調性が透けてみえたのに入社後の態度からコミュニケーション力が感じ取れなかったら、企業としては「話がちがうぞ」と思ってしまいますよね。

このように、ガクチカでウソを就くのは絶対に避けましょう。

ギャンブルや娯楽はNG

競馬や麻雀といったギャンブルや娯楽系の趣味は書かないようにしましょう。

趣味であることは構いませんが、エントリーシートに記載するのですから採用担当者からの見え方も意識してください。

誰が見てもマイナスのイメージを抱かないような内容の趣味を記載するようにしましょう。

【ガクチカは趣味】学生時代頑張ったことで趣味を書くときの例文を紹介

学生時代頑張ったことの書き方のポイントはこれまで紹介してきましたが、例文も見たいとお考えですよね。

ここでは各趣味ごとのガクチカの例文を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

例文を見ればご理解いただけると思いますが、伝える際は必ず趣味の内容を書くだけでなく「なぜその趣味に取り組んだのか」「その趣味を通して何を身に付けたのか」ということも合わせて記載してください。

①旅行

私が学生時代に力を入れたことは旅行です。

大学1年時に社会人になると中々時間が取れないと考えたので、旅行に行くようになりました。

旅行に行くための費用は塾講師のアルバイトで稼ぎ、2年間で計300万円を捻出しました。

学業との両立が一番難しいことでしたが、勉強する日とバイトをする日を分け、それぞれに集中できる環境を作りました。

旅行を通して一番嬉しかったことは、述べ500人の人と出会い、お話しする中でキャリアの考え方など様々な知識を入れられたことです。

私は豊かな人生を送るためには、人とのつながりが大切だと考えております。

仕事でも周りの方と積極的にコミュニケーションを取り、知識を吸収していければと考えております。

②映画鑑賞

私が学生時代に頑張って取り組んだことは映画鑑賞です。

映画を通して実際には見たり聞いたりできないことを疑似体験することで、発想力を鍛えることを目標にしていました。

月20本以上の様々なジャンルの映画を観ることで江戸時代の人々の生き方から未来の生活まで伺い知ることができ、発想力の源泉が広がったと考えています。

今後も映画で見たこともない知識や経験をインプットし、ビジネスの場でも通用する豊かな発想力を身に付けることができればと考えております。

③ウィンドウショッピング

私は学生時代ウィンドウショッピングに打ち込みました。

店頭に置かれている商品をみることでその時の流行りやお客を引き寄せる工夫などを肌で感じ、マーケティングの視点が身に付けることが狙いです。

週に一度デパートの同一地点で観測を続けた結果、流行りのみならず商品の特徴や配置方法まで理解できるようにしました。

一見地味に見えるこのような作業でも継続すれば人とは異なるモノの見方を学ぶことができる。

ウィンドウショッピングで身に付けた地道にコツコツと取り組む力を御社でも発揮し、一歩一歩前進し早く会社の力になれるようになりたいです。

④筋トレ

私は学生時代、筋トレに打ち込みました。

一度に色々なことを効率よく学ぶためにはどうすればよいかと考えたところ、筋トレに行きつきました。

例えば、筋トレに勤しむことで見た目、爽快感、健康、忍耐力、継続力などを得られます。

このように多くのことを身に付けられますが、一番大きな成果だと考えているのは「継続力」です。

筋トレは結果が出るまで時間が必要なため、苦しいトレーニングを継続して行わなければいけません。

苦しい状況を筋トレで乗り越えたことで、学業や研究など他の面でも諦めず粘り強く物事に取り組む癖がつきました。

筋トレで身に付けた継続力を活かして、御社の事業の成長に寄与できればと考えております。

⑤読書

私は学生時代、読書に精を出しました。

本は筆者や登場人物の人生を凝縮したものであり、読むことで他人の人生を覗き見することができます。

その人の考え方や価値観も文章で表現されているため、新たな考え方を自分の中に植え付けることも可能です。

これは本にしかできないことだと考えております。

月に10冊以上本を読むことをノルマに掲げ、小説やビジネス書などジャンルを限定せず本を読み漁りました。

こうした努力の結果、高校時代までとは比べものにならないほど他者への理解力が身に付いたと自負しております。

「三人寄ればもんじゅの知恵」という言葉もあるように、人それぞれ考え方が違うからこそ、合わさった時に画期的なアイディアが生まれます。

読書で身に付けたこの「理解力」を御社でも役立て、社員の方の意見を取り入れ素晴らしいアイディアを編み出したいと思います。

【ガクチカは趣味】就活エージェントを頼るのもアリ

ガクチカは企業が重視するポイントの一つだからこそ、その分悩むことは非常に多いですよね。

就活エージェントを利用すると他の就活生の動向からあなたの志望している業界の情報まで詳しく手に入れることができます。

就活はあなたが初めて働く企業を選ぶためのものです。

あなたにとってそこが企業の基準になるため、できるだけ後悔のないような企業に就職できるように使えるものは全て使いましょう。

就活市場ではあなたのガクチカの添削はもちろん、就活で悩んだ時の相談役にもなります。

興味のある方は一度お話ししてみませんか?

【ガクチカは趣味】まとめ

これまで見てきたように、学生時代頑張ったことは趣味でも問題ありません。

趣味を通じてあなたの興味となる対象や物事への取り組み方が伝われば、企業が知りたいあなたの人物像を伝えることができます。

ただ、ギャンブル系の趣味は書かない、PREP法を意識して伝えるなど注意点やポイントがあるので、紹介した事項をきちんと守りましょう。

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