個人プレーはガクチカになるの?面接官が見るポイント

個人プレーはガクチカになるの?面接官が見るポイント

就活において「ガクチカ」は、自分の就活の軸になる部分です。

学校のゼミや部活動、アルバイトやインターン、ボランティア活動から得たこと、困難を乗り越えたエピソードなどが多くの学生のガクチカになります。

その中でもガクチカとして個人プレーを話してよいのか気になる人も多いと思います。

今回この記事ではガクチカに個人プレーが使えるのか紹介していきます。

ガクチカに個人プレーは使える

ガクチカに個人プレーで上手くいったことや、自分で成果を上げたことを使っていいのか分からない人もいると思います。

まず結論から話すと、ガクチカに個人プレーを使うことはできます

重要なのはその経験から何を学べたかどれだけ周囲を巻き込んで成長できたかを話すことが大事です。

よって、ガクチカに個人プレーを使っていいのか迷っている人に関してはそこは問題ないでしょう。

ガクチカを聞かれる理由

「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」は就活において最も聞かれることが多い質問の一つです。

ESや面接でガクチカを聞かれないことはまずありえません。

ガクチカを聞く理由としては、「学生がどんな人間性でどのような価値観を持っているのか」、「企業が求める人物像とマッチしているのか」、この2つを企業が知りたいからです。

このガクチカの出来次第で就活の出来が左右されるほど重要なため、良いガクチカを作り上げましょう。

 

評価されるガクチカ

読者の皆さんはどのような「ガクチカ」が評価されると思いますか?筆者は当初、体育会の部活に入っており全国大会に出場した、とか長期の海外インターンに行っていた、とか起業したというような、インパクトが大きいことこそが重要だと考えていました。

実際に筆者の周りでも難関企業から内定をもらう人は、海外インターンや学生で起業をするなどインパクトの大きいことをやっている人は多くいました。

しかし中には、いわゆるサークルやアルバイトといった「普通」の経験から難関企業から内定を取る人もいます。

また筆者の周囲で全国大会に出場した体育会の学生が就活で苦戦することも往々にしてありました。

筆者の考えではこの「ガクチカ」のインパクトの大きさよりも、そこから何を学んだのか、何を考えたのか、それを企業に伝える能力の方が重要であると感じます。

では、どのように「ガクチカ」を伝えれば好評価されるのでしょうか。

チームワークを形成したガクチカ

大企業であれ、中小企業であれ、ベンチャー企業であれ、仕事は必ず多くの人と関わりながら進めます。

そのため企業は学生が集団の中でどのような行動をとり、どうやって組織に貢献していくか、ということに非常に興味をもっています。

つまり個人プレーでいかに自分がすごいことを成し遂げたか、ということよりもチームプレーで何かを成し遂げどのように貢献したか、ということを話した方が印象は良いでしょう。

学生団体やサークル、インターンなど何かの組織に属しているのであれば、自分がどのような想いで行動し、何を目的に行動したのか、など自分ならではの考え方や行動した内容をアピールすることが大切です。

再現性を持って頑張れるガクチカ

企業は学生が「ガクチカ」の経験から何を学び、どのように自社に貢献できるのかを見たいと思っているのではないでしょうか。

そこでただ単に自分のやってきた事実のみを話すのではなく、やってきたことがその会社にどう活きるのか、その学びは企業に入ってからも再現性をもって同じように頑張れるのか、ということをアピールしましょう。

ガクチカに個人プレーを使う時のポイント

企業は応募者がどれだけ周囲を巻き込んで成長できたかを評価します。

そのため個人プレーの成果でも、その中で周囲を巻き込んで取り組めたというガクチカにしましょう。

ガクチカとして個人プレーを使う際のポイントを以下に紹介していきます。

自分が成し遂げたことで周りに影響を与えた

ガクチカを考えるときは、常に周りにどう影響を与えたか考えましょう。

「自分が〇〇を成し遂げたことで、周りの士気が上がった」などどのように他者を動かし、周りを巻き込んだエピソードにするかが重要です。

「練習を積み重ね個人プレーで上手くいったことで、メンバーにも練習方法を教えてほしいと言われ、仲間に共有して、チームに自分の練習方法を定着させた」などのような、周りに影響を与えたエピソードを話すと印象が良いです。

自分の行動が周囲に与える影響を意識し、それをポジティブなエピソードとして語ることで、就活におけるガクチカが、より良いものとなるでしょう。

周りと一緒に目標を立て自身が成し遂げた

自分が成し遂げたことでも、周りと一緒に目標を決め、自分がどのような役割で活躍できていたのかを伝えると好印象です。

チームで勝つために自分の個人プレーが必要だと考えて行動し、チームに称えられたなどのエピソードは行動力がある人材だと見受けられることもあります。

こうした経験を伝えることで、企業に「この人はチームでの協力や、目標達成に貢献できる人だな」という風に思われ、好印象を与えられます。

自分が伝えたエピソードと紐づけて、入社後もどんな役割で活躍するのか伝えられるようにしましょう。

ガクチカに個人プレーを使った例文

ここまで個人プレーのエピソードやガクチカに使う際のポイントや、企業がどのような能力を求めているのかなどについて紹介してきました。

ここからは「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」として良い例文を紹介していきます。

考え方がよくわからない人は以下の例を参考にして考えましょう。

サッカーの例文

私が学生時代に最も力を入れたのは、サッカーの経験です。

高校時代、サッカー部に所属していました。

部活動時代には、 オフェンスとしてゴールを決めることを期待されていました。

しかし、なかなかゴールを決めることができず、伸び悩んでいました。

そのため、毎日部活終わりに仲間とシュート練習を続けました。

その成果もあり、試合で点をコンスタントに取ることができるようになりました。

私はこの経験から、諦めずにやり続ける力を身につけることができました。

御社(貴社)でも、この能力を活かして活躍したいと考えています。

テニスの例文

私が学生時代に最も力を入れたのは、 テニス の経験です。

高校時代テニス部に所属していました。

部活動時代には、個人戦でベスト4に入るという目標を立てていました。

しかし、練習では 思うように調子が上がらず、伸び悩んでいました。

そのため、部活動の仲間とプレーの改善点を話す機会を設けました。

そのおかげで自身の改善点も見つかり、大会ではベスト4に入ることができました。

私はこの経験から、周囲を巻き込み、課題解決する能力を身につけることができました。

御社(貴社)でも、この能力を活かして活躍したいと考えています。

ガクチカに個人プレーを使う時の注意点

ここまでガクチカとして「部活の個人戦で活躍した」や「試合中に個人プレーで活躍した」というエピソードを使おうと思った人も多いと思いますが、使う際に気を付けなければならない点もあります。

注意点は、自分だけしかでてこないエピソードはなるべくやめた方がよい、という点です。

なぜかというと、ガクチカの内容からチームで活躍したなどの協調性を持ったエピソードを聞きたい企業がほとんどなためです。

どんな企業でもチームワークを求める仕事がほとんどなので、自分だけが成果を成し遂げたことを話しても、あまり印象は良くなりません。

ガクチカに個人プレーを使ったエピソードを話すときは、なるべく周囲を巻き込んだ話になるように意識しましょう。

ガクチカが決まった人は面接対策をしよう!

今回この記事を読んでガクチカを決めることができた人は、面接対策をしましょう。

次の記事が面接初心者でも分かりやすくておすすめです。

まとめ

ガクチカに個人プレーのエピソードを使いたい人は、いかに周囲を巻き込んで成長したかを伝えることが重要です。

今回のこの記事を読んで、自分が個人プレーで成果を出したことによって周りにどんな影響を与えたか考え直してみましょう。

今後も就活市場では就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください。

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