【2週間でOK】ヨーロッパの大学に短期留学し、単位を取って就活に役立てよう 〜後編エストニアIT短期留学体験談〜

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前編では、サマースクールを利用した海外短期留学の方法をご紹介しました。後編では、実際に筆者の体験談をご紹介します。私は2013年の7月にエストニア共和国の国立タリン大学にて「感覚的に使いやすいUIデザイン」のプログラムに参加して単位(4ECTS)を取得しました。そのエストニアIT短期留学のありのまま姿をお届けすることで、少しでも皆さんにイメージを膨らませてもらえればと思います。

IT先進国エストニアとは?

エストニアという国は聞き馴染みがあまりないかもしれませんが、最近ですと引退して総合格闘家になった、大相撲力士の把瑠都の出身国としてメディアに出るケースが増えました。「把瑠都」の名前の通り、エストニアはバルト三国の1つの国でいわゆる北欧地域になります。旧ソ連から独立したエストニアは、ロシアが右側に隣接しており、過去にはドイツ騎士団の支配を受けていました。文化的には、北欧・ドイツ・ロシがミックスされたような状態で、母語のエストニア語はドイツ語系だと言われています。
この人口100万人程の小国は、音楽が盛んな地域で、ソ連からの独立の際には、ソ連軍を前に国民が広場に結集して国歌を歌い続けた結果、最終的にソ連軍が撤退しました。その逸話から、MusicRevolution(音楽革命)と呼ばれています。
首都タリンに人口40万人程が集中しています。街はニュータリン、オールドタリンに分かれていて、オールドタリンは町ごとが世界遺産で、美しい石畳や教会群があります。一方のニュータリンは「IT先進国」として知られており、市営のバスでもWi-Fiが飛んでいるほか、元々はSkypeの開発拠点がありました。人口が少ない中、政府がITに投資をしており、ITでの起業しやすい環境が用意されているほか、小学生からアプリ開発の授業があります。筆者はそのIT先進国で「感覚的に使いやすいUIデザイン」のプログラムに参加をしてきました。

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飛行機からフェリーに乗り換えて首都タリンへ

筆者は名古屋出発でしたので、中部国際空港からフィンエアーで、ヘルシンキへ行きの便に搭乗しました。フライト時間は10時間ちょっとと長めですが、本を読んだり、機内食を食べたり、仮眠を取りながら時間を過ごし、無事にフィンランドのヘルシンキ空港へ到着しました。空路でヘルシンキからタリンに乗り継いでも良かったのですが、料金が高いので、片道3,000円程で行けるフェリーに乗り換えることにしました。

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SIMフリーの携帯などGoogleMapが使える状況にしておく

空港に到着して真っ先にやったことは、現地のプリペイドSIMカードを購入することです。「3日間でいくら」「2000円チャージしたら2000円分使える」など様々なプランがあります。回線キャリアに依存しないSIMフリー携帯であればどこの国のSIMカードも使うことが出来ます。海外の一人旅でGoogleMap程便利なものはないと思っています。

  • 目的地を入力すればナビゲーションしてくれますし
  • 地図を見せて指差しながら「I wanna go here」と人に聞くことも出来ます
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地図を指差しながらバスとトラムを乗り継いでフェリー乗り場へ

基本的にはGoogleMapを使って路線を調べ乗り場に移動し、元々印刷してきたフェリー乗り場の地図を首にぶらさげて、わからないことがあれば、その辺の人に「I wanna go here. Is this right station?」など簡単な英語で確認をするようにしました。人に質問することを躊躇してはなりません。そんなことよりも、無事に目的にたどり着くことが重要なのです。そして皆さんにお伝えしたいのは、「思った以上になんとかなった」ことです。
そうこうしている内になんとか、フェリー乗り場にたどり着き、フェリーに3時間程揺られて(実際にバルト海は内海なので波はほとんどありませんでしたが)タリンに到着し、大学でカギを渡してもらって寮にたどり着くことが出来ました。時差もありましたし、長旅の疲れも相当ありましたが、当時の私にとって大冒険を終えた満足感もあり、その晩は気持ちよくグッスリと眠りにつきました。

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緊張の授業初日。取り敢えず笑っておく

授業初日まずは自己紹介からスタートです。ここでまず「ヤバい」と思ったのですが、英語が想像以上に聞き取れなかったことです。自身の自己紹介は事前に準備が出来たので問題ありませんでしたが、周囲が何と言っているのかわかりませんでした。厳密には20%程度しか理解が出来ていなかったと思います。
授業中は「誰かが笑ったら、一番大きな声で食い気味に笑う」などのテクニックでなんとか乗り切っていましたが。たまに間違って、笑ってはいけない場面で笑ったりして、空気を凍りつかせたこともありましたが、めげずにやっていました。海外ドラマにあるような「おもしろアジア人枠」を狙ってブルース・リーの物真似などしていましたが、今にして思えば、彼らがブルース・リーを知っていたかどうか定かでなく、単に「英語の喋れない日本人が変なことやってるw」くらいの認識だったのかもしれません。また私が英語でメモを取っていると「英語書けるんだ」と素直にビックリされました。「字も読めずにこんなところに来るわけないだろう」とメラメラと反骨心が燃やしながらも「自分には自分なりに学べていることがあるはずだ」と気を取り直して授業を受けていました。

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【発見いろいろ】わからないなりに授業に食らいつく

言葉がわからないなりに授業に食らいついていた私ですが、色々な発見があり、たくさん学べました。授業内容は「感覚的に使いやすいUIデザイン」だったのですが、アプリやWebサイトをデザインする前に、その使用感を紙で作ったペーパープロトタイプで実験するというものでした。
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私達のグループは、タクシーを呼び出せて決済出来るアプリを企画しました。かなりシンプルなユーザーインターフェースや、感覚的に使いやすい機能を提供出来ているものと思っていました。しかし実際にこのアプリの企画を知らない人に、紙で作ったインターフェースを示すと、困惑していました。

  • このボタンの意味がわからない
  • 最初に何をすれば良いのかわからない

などです。自分たちとしては、わかり易いと思っていたデザインもユーザーにとってはとてもわかり難いことがとても驚きで、プロダクトデザインは実験を繰り返して改良することが重要だと理解しました。

授業の合間で紹介された製品に気づかされたこと

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写真はサマースクールの先生が関わっているプロジェクトの1つでMash Machineという製品です。四隅に色違いのキューブがそれぞれ10個配置されており、キューブを真ん中のフィールドに置くと音楽が流れます。

  • 緑色はメロディー
  • 赤はドラム
  • 青色はベース
  • 黄色はボーカル

と4つのキューブで1つの音楽を奏でることが出来ます。この装置の面白い所は、キューブを変えるとまた違う音楽が奏でられるということです。
面白いアイディアでしたので、どういう仕組みか訪ねてみると、このボックスは冷蔵庫のように前面が開くのですが、その中にカメラ付きのノートPCが1台入っているのみでした。そしてキューブの裏にQRコードが付いていて、カメラでQRコードを読んで音楽を流していたのです。技術的には条件分岐で音楽を流すだけど極めてシンプルなプログラムでしかなかったのですが、最終的な商品は面白く仕上がっていることが驚きでした。最新技術であることかどうかよりも「技術はどのように活かすかが重要だ」と強く感じました。

最終的に単位(4ECTS)を取得

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最終的に上図のような単位(4ECTS)を取得しました。必ずしも授業の内容を100%理解できたわけではありませんでしたが、学びの多いとても貴重な機会となりました。友人もたくさん出来て、4年たった今でも親交があります。

まとめ

英語が出来なくても、留学して何かを学び取ることは出来ます。全ては考え方次第です。何よりもたった2週間ですが、短期留学し単位を取得したことで自分の中で1つ自信を持つことが出来るようになりました。本文タイトルの「ヨーロッパの大学に短期留学し、単位を取って就活に役立てよう」にあるように短期留学は就活に役に立つはずです。そしてその経験は就活だけでなく今後様々な分野で活かされて行くものと思います。皆さんも是非トライしてみてはいかがでしょうか?
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