30秒でわかるこの記事の要約
情報工学専攻の学生は、プログラミングやシステム設計など専門的な知識を有しているため、就職活動において非常に高い需要があります。
学部卒業後の進路は一般企業への就職が主流ですが、大学院へ進学して研究を深める方や、公務員や教員を目指す方も一定数存在します。
現代の就職市場ではあらゆる業界でIT化が進んでおり、情報工学のバックグラウンドを持つ学生はIT業界だけでなく多様な業界から引く手あまたの状態になっています。
この記事では、情報工学専攻の学生が持つ特有の強みや業界別の具体的なおすすめ職種を詳しく解説します。
さらに、人気企業や高年収が狙える職種のランキング、就活を有利に進めるために取得しておくべき資格についても網羅的に紹介します。
これから本格的に就職活動を始める方は、自分の興味関心や将来のキャリアプランと照らし合わせながら業界研究を進めるための参考にしてください。
【情報工学専攻の就職】学部卒業後の進路
情報工学を専攻した学生の学部卒業後の進路は、大きく一般企業への就職、大学院への進学、そして公務員や教員への道の3つに分かれます。
最も一般的な進路である一般企業への就職では、システムインテグレーターやWebサービス企業、メーカーのIT部門などでエンジニアとしてキャリアをスタートさせる方が多数を占めます。
近年は事業会社が自社でシステムを内製化する動きも活発であり、金融や小売りなど非IT業界のシステム部門へ就職する事例も増加傾向にあります。
情報工学の分野は高度な専門性が求められる場面も多いため、大学院へ進学してさらに研究を深める選択をする学生も少なくありません。
大学院で専門分野を極めることで、大手メーカーの研究開発職やAIなどの最先端技術を扱うポジションへの就職活動が有利になる傾向があります。
国や地方自治体の技術系公務員として公共システムの企画・運用に携わったり、情報の教員免許を取得して学校現場で教育に貢献したりする進路を選ぶ方も一定数存在します。
それぞれの進路によって求められる準備や活動時期が異なるため、自分が将来どのような環境で知識を活かしたいのかを早い段階で明確にしておくことが重要です。
【情報工学専攻の就職】情報工学系の学生は就活に強いの?
情報工学系の学生は就活に非常に強い立場にあります。
現代社会においてあらゆる産業でデジタルトランスフォーメーションが急務となっており、IT技術を理解し活用できる人材の需要が急増しているためです。
多くの企業が新しいシステムを導入したり既存のサービスをオンライン化したりする中で、情報工学の専門知識を持つ人材は企業の成長に直結する重要な存在として高く評価されます。
文系学生や他の理系専攻の学生と比較しても、プログラミング言語の基礎やアルゴリズム、ネットワークの仕組みをすでに学んでいる情報工学系の学生は、入社後の学習コストが低く即戦力に近いと見なされます。
そのため、IT業界はもちろんのこと、メーカーや金融、インフラなど幅広い業界の企業がこぞって情報工学系の学生を採用しようと採用枠を拡大しています。
需要に対して供給が追いついていない売り手市場の状況が続いているため、自分の希望する条件や働き方に合った企業を選びやすい恵まれた環境にあることは間違いありません。
【情報工学専攻の就職】情報工学系の学生ならではの強みとは?
情報工学専攻の学生が就職活動で高く評価される理由は、大学の講義や研究を通して専門的なITスキルをすでに習得しているためです。
開発現場や企業のシステム部門では、入社後すぐに実務へ適応できる素養が求められます。
この章では、情報工学専攻の学生が具体的にどのような強みを持っているのかを詳しく解説します。
自身の能力を客観的に把握し、企業に対して適切にアピールするための材料として活用してください。
- 論理的思考力
- IT関連の基礎知識が備わっている
- 需要が高い
論理的思考力
情報工学系の学生が持つ最大の強みの一つは、高度な論理的思考力です。
大学の講義や実習でプログラミングを行う際、コンピューターに意図した動作をさせるためには物事の手順を細かく分解し、矛盾のないように組み立てる必要があります。
この過程で培われた思考法は、単にコードを書く場面だけでなく、ビジネス上の複雑な課題を解決する際にも大いに役立ちます。
たとえば、顧客が抱える業務上の問題をヒアリングし、その原因を特定して最適なシステムを提案する上流工程において、この論理的思考力は必須の能力となります。
企業は、筋道を立てて物事を考え、論理的な根拠に基づいて解決策を提示できる人材を高く評価します。
情報工学専攻の学生は、日々の課題や研究を通してこの能力を実践的に鍛え上げているため、面接の場でも論理的で説得力のある受け答えができ、面接官に優秀な印象を与えやすくなります。
自己PRを作成する際は、プログラムのエラーを解決した経験などを通して、いかに論理的に課題と向き合ったかを具体的に伝えることで、より説得力を持たせることができます。
IT関連の基礎知識が備わっている
情報工学系の学生は、コンピューターのアーキテクチャやネットワーク、データベースといったIT全般に関する基礎知識を体系的に学んでいる点も大きな強みです。
これらの知識は、特定のプログラミング言語を使えるという表面的なスキルにとどまらず、システム全体がどのように機能しているかを根本から理解するための土台となります。
就職活動において、この基礎知識は非常に強力な武器になります。
なぜなら、入社後に新しい技術や言語を習得する必要が生じた際にも、基礎ができているため学習スピードが格段に速いからです。
企業側から見れば、一からITの基礎を教える必要がなく、すぐに実務に向けた研修へ移行できるため、採用時の評価が著しく高くなります。
また、開発現場ではネットワークエンジニアやインフラエンジニアなど他の職種のメンバーと連携して仕事を進めることが多く、システム全体の知識を持っていることで円滑なコミュニケーションが可能になります。
面接では、大学で学んだ基礎知識を実際のビジネスの現場でどのように応用し、企業の利益に貢献できるかをアピールすると良い評価に繋がります。
需要が高い
社会全体における圧倒的な需要の高さも、情報工学系の学生ならではの強みです。
現在、IT業界のみならず、あらゆる業界で業務効率化や新規事業創出のためのIT投資が加速しています。
しかし、その一方でIT人材の不足は深刻な社会問題となっており、多くの企業が優秀なエンジニアを獲得しようと熾烈な採用競争を繰り広げています。
このような背景から、情報工学を専攻し一定のITスキルを備えた学生は、様々な企業から引く手あまたの状態にあります。
この需要の高さは、学生側にとって企業選びの選択肢が飛躍的に広がることを意味します。
条件の良い大手企業や成長著しいメガベンチャー、あるいは福利厚生の充実した優良な中堅企業など、自分の希望に合致する環境を見つけやすいのが特徴です。
複数の企業から内定を獲得できる可能性も高く、待遇面での交渉や自分に最も適したキャリアパスを描く上で圧倒的に有利に立ち回ることができます。
ただし、需要が高いからといって油断するのではなく、志望する企業が具体的にどのような技術領域の人材を求めているのかを企業研究でしっかりと把握することが、より満足のいく就職活動に繋がります。
【情報工学専攻の就職】業界別おすすめ職種一覧
情報工学専攻の知識を活かせるフィールドはITやWeb業界に限定されず、非常に多岐にわたります。
企業のデジタルトランスフォーメーションが急務となる現代では、金融やメーカーなどあらゆる産業でテクノロジーの知見を持つ人材が必要とされています。
ここでは業界ごとにおすすめの職種を取り上げ、大学で学んだ知識が実際のビジネス現場でどのように活かせるのかを詳しく見ていきます。
IT・Web業界
IT・Web業界は、情報工学専攻の学生にとって最も親和性が高く、学んだ知識を直接的に活かせる業界です。
自社でWebサービスやアプリを開発・運営している企業が多く、新しい技術を積極的に取り入れる社風が特徴です。
プログラミングスキルはもちろんのこと、データベースやネットワークの知識、さらにユーザー体験を向上させるための最新トレンドへの関心も求められます。
変化のスピードが速い業界であるため、常に自己研鑽を続け、新しい技術を学ぶ意欲がある人に非常に適しています。
また、私服勤務やフレックスタイム制など、柔軟な働き方を導入している企業が多いのもこの業界の魅力の一つです。
自分のアイデアを形にし、多くのユーザーに利用してもらうことにやりがいを感じる方にとって、最適な選択肢となります。
- Webエンジニア
- インフラエンジニア
- データサイエンティスト・AIエンジニア
Webエンジニア
Webエンジニアは、ブラウザ上で動作するWebサイトやアプリケーションの設計、開発、運用を行う職種です。
HTMLやCSS、JavaScriptを用いたフロントエンド開発から、RubyやPHP、Pythonなどを用いたサーバー側のバックエンド開発まで幅広い領域を担当します。
大学で学んだプログラミング言語の知識やデータベース設計のスキルを直接活かすことができます。
自分で作ったものがすぐに画面上で動くのを確認できるため、ものづくりが好きな人やユーザーの反応をダイレクトに感じたい人に向いています。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、ITシステムが安定して稼働するための基盤となるサーバーやネットワークの設計、構築、保守を担当します。
ソフトウェアだけでなく、ハードウェアやOS、クラウドサービスに関する深い知識が求められます。
情報工学で学ぶネットワーク工学やオペレーティングシステムの知識が存分に活かせる職種です。
表舞台に出ることは少ないですが、システムを根底から支える重要な役割を担っており、責任感を持ってコツコツと仕事に取り組める人に向いています。
データサイエンティスト・AIエンジニア
膨大なデータを分析しビジネス上の意思決定に役立てるデータサイエンティストや、人工知能を開発・実装するAIエンジニアは、現在非常に注目を集めている職種です。
統計学や機械学習アルゴリズム、Pythonなどのプログラミング言語を駆使して業務を行います。
大学で数学や統計、AI技術について深く学んだ学生にとって非常に親和性が高く、高度な論理的思考力と分析力が活かせます。
未知の問題に対して仮説を立て、データを基に解決策を導き出すことに面白みを感じる人に向いています。
SIer・ソフトウェア開発業界
SIerは、顧客企業からシステムの開発や運用を請け負う業界です。
大規模な業務システムや社会インフラに関わるシステムを手がけることが多く、プロジェクトの規模が大きいことが特徴です。
顧客の要件を正確にヒアリングし、それをシステム設計に落とし込む能力が求められます。
プログラミングスキルだけでなく、プロジェクトを円滑に進めるためのコミュニケーション能力やマネジメント能力が重視される環境です。
多くの関係者と連携しながら一つの大きなシステムを作り上げるため、チームで協力して目標を達成することに喜びを感じる方に向いています。
- SE
- ITコンサルタント
- クラウド・ネットワークエンジニア
SE
システムエンジニアは、顧客の要望をヒアリングしてシステムの仕様を決定する要件定義から、基本設計、詳細設計といった上流工程を主に担当する職種です。
設計書をもとにプログラマーへ指示を出し、プロジェクト全体の進行管理も行います。
情報工学の基礎知識をベースに、システムの全体像を描く設計力が活かされます。
顧客との折衝が多いため、技術的な知識をわかりやすく説明するコミュニケーション能力がある人に向いています。
##### SEは本当に激務なの?
SEは激務だというイメージを持つ学生は多いですが、実際は企業や担当するプロジェクトによって大きく異なります。
納期前やシステムトラブルが発生した際には残業が増えることも事実ですが、近年は多くの企業で労働環境の改善が進んでおり、適切な労務管理が行われています。
特に上流工程を担当する元請け企業では、スケジュール管理がしやすくワークライフバランスを保ちやすい傾向があります。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業の経営課題をITの力を用いて解決するための戦略立案やシステムの導入支援を行う職種です。
SEよりもさらに上流の経営層に近いポジションで仕事を行います。
情報技術に関する深い知識に加えて、経営やビジネスモデルに関する理解も必要となります。
論理的思考力を最大限に活かし、顧客企業の売上向上や業務効率化に貢献できるため、技術とビジネスの両方に興味がある人に向いています。
クラウド・ネットワークエンジニア
顧客のオフィス環境やデータセンターをつなぐネットワークの構築や、AWS、Azureなどのクラウド環境へのシステム移行を専門に扱うエンジニアです。
現代のシステム開発においてクラウドの活用は不可欠であり、セキュリティやネットワークに関する専門的な知識が活かせます。
複雑なネットワーク要件を設計し、安全かつ高速な通信環境を実現することにやりがいを感じる人に向いています。
メーカー業界
メーカー業界では、家電や自動車、産業機器など、物理的な製品に組み込まれるソフトウェアの開発を行います。
ハードウェアとソフトウェアが密接に関わり合うため、回路や電子工学の知識も併せて求められることがあります。
製品が世の中に出回り、実際に人々が使用している姿を見ることができるのが大きな魅力です。
ソフトウェアだけでなくモノづくり全体に興味があり、製品の品質にとことんこだわれる方に適しています。
また、大手メーカーは福利厚生が充実しており、腰を据えて長期的なキャリアを築きたいと考える方に強くおすすめできる業界です。
- 組み込み・制御エンジニア
- IoTエンジニア
- 研究開発職
組み込み・制御エンジニア
自動車のエンジン制御や家電製品の動作など、特定のハードウェアを制御するためのプログラムを開発する職種です。
C言語やC++といった言語が頻繁に使用され、メモリや処理速度に制限がある環境下で効率的なコードを書くスキルが求められます。
大学で低レイヤーのプログラミングやハードウェアの動作原理を学んだ学生の知識が直結します。
細部まで気を配り、正確でバグのないプログラムを作成できる人に向いています。
IoTエンジニア
モノをインターネットに接続し、データの収集や遠隔操作を可能にするIoTシステムの開発を行うエンジニアです。
センサーデバイスからクラウドまでの幅広い知識が必要となり、ハードウェア、ネットワーク、データ解析といった複合的なスキルが活かせます。
新しいテクノロジーを組み合わせてこれまでにない便利なサービスや製品を生み出したいという発想力豊かな人に向いています。
研究開発職
メーカーの研究開発部門にて、5年後、10年後の製品に搭載されるような次世代技術の基礎研究や応用研究を行います。
AI、ロボティクス、新素材など、扱うテーマは多岐にわたります。
大学院で特定の分野を深く研究してきた学生が採用されることが多く、高い専門性と継続的な探究心が求められます。
まだ世の中にない新しい技術を生み出し、社会に大きなインパクトを与えたいと考える人に向いています。
ゲーム・エンターテインメント業界
ゲーム・エンターテインメント業界は、人々に楽しさや感動を提供するコンテンツを技術の力で生み出す業界です。
コンシューマーゲームやスマートフォンアプリなど、多様なプラットフォーム向けのゲーム開発が行われています。
グラフィック処理や物理演算、ネットワーク通信など、高度な情報処理技術が要求される場面が多くあります。
自分が携わった作品が世界中のユーザーに遊ばれ、直接的なフィードバックを得られることに強い情熱を持てる方に向いています。
エンターテインメントへの愛着と、最新の技術を使って面白い体験を作り出そうとするクリエイティビティが重視されます。
- ゲームプログラマー
- サーバーサイドエンジニア
- テクニカルアーティスト
ゲームプログラマー
ゲームのキャラクターの動きやユーザーインターフェース、ゲーム進行のロジックなどをプログラムで実装する職種です。
C++やC#といった言語が主流で、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンの知識も求められます。
アルゴリズムや数学、物理の知識を活かして、滑らかでリアルな動きを表現する技術力が問われます。
ゲームが心から好きで、プレイヤーに最高の体験を届けるために妥協せず開発に取り組める人に向いています。
サーバーサイドエンジニア
オンラインゲームやソーシャルゲームにおいて、ユーザーデータの保存やマッチング処理など、サーバー側のシステムを開発・運用するエンジニアです。
数万人が同時に接続してもサーバーが落ちないようにする負荷分散の技術や、データベースの最適化に関する知識が活かせます。
ユーザーに快適なプレイ環境を提供するためのインフラを裏側から支えることに責任感を持てる人に向いています。
テクニカルアーティスト
デザイナーとプログラマーの間に立ち、ゲーム開発のワークフローを効率化したり、高度な映像表現を技術的に実現したりする専門職です。
プログラミングの知識を用いてCGツールのプラグインを作成したり、処理負荷を下げるための最適化を行ったりします。
情報工学の知識とアートへの理解の両方が求められるため、技術力と芸術的な感性を併せ持つ人に向いています。
金融・非IT業界
金融機関や商社、小売、物流など、本来の事業ドメインがITではない業界でも、情報工学専攻の学生の活躍の場は広がっています。
これらの企業は自社の業務効率化や新しいデジタルサービスの提供のために、強力な社内IT部門を構築しています。
自社のビジネスモデルを深く理解し、ITの力で事業をどう成長させるかを考える視点が求められます。
特定のサービスや製品のライフサイクルに長く関わり、自社の成長をITの側面から支えたい方に適しています。
また、IT業界に比べてシステム開発のスピード感は穏やかな場合が多く、安定した環境でじっくりとシステム企画や運用に取り組みたい方におすすめです。
- 社内SE
- セキュリティエンジニア
- クオンツ・金融エンジニア
社内SE
自社の従業員が使用するシステムの企画、開発、保守・運用を担当する職種です。
開発実務は外部のSIerに委託し、自らは要件定義やプロジェクト管理などの上流工程に専念することが多いです。
情報工学の知識を活かしてベンダーと対等に技術的な交渉を行うスキルが求められます。
社内の様々な部署のユーザーから直接感謝される機会が多く、人の役に立っていることを実感しやすいのが特徴です。
セキュリティエンジニア
サイバー攻撃や情報漏洩から自社のシステムや重要なデータを守るためのセキュリティ対策を専門に行うエンジニアです。
金融機関など個人情報を大量に扱う企業では特に重要なポジションです。
ネットワークやOSの脆弱性に関する深い知識が必要であり、常に最新のセキュリティ動向にアンテナを張る必要があります。
企業の信頼を守るという使命感を持って業務に取り組める人に向いています。
クオンツ・金融エンジニア
証券会社や投資銀行において、高度な数学的手法やコンピュータープログラムを用いて金融市場の分析や新たな金融商品の開発を行う専門職です。
情報工学で学ぶ統計学やアルゴリズムの知識、そしてプログラミングスキルが高度に要求されます。
数理モデルを構築して市場の動きを予測することに興味があり、論理的思考力と計算能力に長けている人に向いています。
【情報工学専攻の就職】人気な職業ランキングTOP5
情報工学専攻の学生が目指す職業の中で、毎年特に志望度が高く人気を集めている職業をトップ5のランキング形式で紹介します。
これらの職業は社会的な需要が極めて高く、長期的な将来性が豊かな共通点を持っています。
各職業の具体的な仕事内容ややりがいを確認し、将来目指すべきキャリアの目標設定に役立ててください。
- 1位 Webエンジニア
- 2位 データサイエンティスト・AIエンジニア
- 3位 SE
- 4位 社内SE
- 5位 ゲームプログラマー
1位 Webエンジニア
Webブラウザ上で動作するサービスやアプリケーションを開発する職種です。
人々の生活に密着したサービスを自らの手で作り出せるため、圧倒的な人気を誇ります。
開発の成果が画面上で視覚的に確認しやすく、ユーザーの反応をSNS等でダイレクトに知ることができる点にやりがいを感じる学生が多いです。
最新のトレンドや開発フレームワークに触れられる機会が多く、技術的好奇心を満たしやすい環境が人気の理由です。
また、スタートアップからメガベンチャーまで様々な企業で採用を行っており、服装の自由度が高くリモートワークなど柔軟な働き方を推奨している企業が多いことも、学生から強く支持される要因となっています。
2位 データサイエンティスト・AIエンジニア
企業が保有する膨大なデータを分析し、経営戦略の立案やAIを用いた新機能の開発を担う職種です。
近年のAI技術の急速な発展に伴い、社会的ニーズが最も高まっている分野の一つです。
大学で学んだ数学や統計学、機械学習の高度な知識を直接ビジネスの現場で活かすことができるため、専門性を追求したい学生から絶大な支持を得ています。
複雑なデータの中から新しい価値を発見し、企業の意思決定に大きな影響を与えることができるダイナミックさが大きな魅力です。
専門職として高い市場価値を持ち、将来的なキャリアアップや高年収を実現しやすい点も人気の理由に挙げられます。
3位 SE
システムエンジニアは、顧客の課題を解決するためのシステム全体の設計図を描き、プロジェクトを円滑に進める役割を担います。
プログラミングの知識だけでなく、顧客の要望を引き出すコミュニケーション能力やチームをまとめるマネジメント能力が求められます。
システム開発の全体像を俯瞰できるポジションであり、大規模な社会インフラシステムなどに携わる機会も多いため、社会貢献度の高さを実感しやすい職業です。
文系理系問わず広く採用が行われていますが、情報工学の基礎知識を持つ学生は技術的な裏付けを持って設計ができるため、入社後早期に活躍できると期待されています。
安定したキャリアを築きやすく、多くの大手企業で募集があることも人気の理由です。
4位 社内SE
自社内で使用する業務システムの企画や運用、IT機器の管理などを行う職種です。
開発業務を外部のベンダーに委託することが多く、社内の部署とベンダーの橋渡し役としてのコミュニケーション能力が重視されます。
特定の顧客に向けたシステムではなく、自社の社員の業務効率化に直接貢献できるため、感謝の言葉を直接受け取りやすいのが魅力です。
厳しい納期に追われることが比較的少なく、残業時間もコントロールしやすいため、ワークライフバランスを重視する学生から非常に高い人気を集めています。
自社の事業内容に深く関わりながら、長期的かつ安定的な環境でITスキルを発揮したいと考える方に最適な職業です。
5位 ゲームプログラマー
家庭用ゲーム機やスマートフォン向けのゲーム開発において、プログラミングを担当する職種です。
キャラクターの操作感や美しいエフェクトの描画など、プレイヤーの体験を直接作り上げる重要な役割を担います。
幼い頃からゲームに親しみ、自分も面白いゲームを世に送り出したいという強い情熱を持つ学生に根強い人気があります。
物理演算や高度なグラフィック処理など、大学で学んだアルゴリズムの知識をフル活用して複雑な処理を実現する楽しさがあります。
自分が制作に携わったゲームが形になり、世界中のプレイヤーに楽しまれるという大きな達成感を得られることが、この職種の最大の魅力となっています。
【情報工学専攻の就職】ホワイト度の高い企業ランキングTOP5
就職活動において労働環境や福利厚生の充実度を重視する学生に向けて、情報工学の知識を活かせてかつ働きやすいと評判の企業をランキング形式で紹介します。
近年は多くのIT企業が働き方改革を推進しており、リモートワークの導入や残業時間の削減に積極的に取り組んでいます。
各企業がどのような施策で働きやすさを提供しているのかを確認し、志望企業を絞り込むための判断基準として活用してください。
- 1位 NTTデータ
- 2位 SCSK
- 3位 ソニーグループ
- 4位 野村総合研究所
- 5位 LINEヤフー
1位 NTTデータ
日本を代表するシステムインテグレーターであり、官公庁や金融機関などの大規模な公共インフラシステムを多数手掛けています。
ホワイト度が高い理由として、徹底した労務管理と充実した福利厚生制度が挙げられます。
労働組合の力が強く、無駄な残業を削減する取り組みが全社的に浸透しているため、オンとオフのメリハリをつけて働くことができます。
有給休暇の取得率も非常に高く、リモートワークやフレックスタイム制などの多様な働き方を支援する制度が完全に定着しています。
国家規模の巨大プロジェクトに携わるという大きなやりがいを持ちながら、心身ともに健康的に長期的なキャリアを築ける点が最大の特徴です。
2位 SCSK
住友商事グループのシステムインテグレーターとして、幅広い業界向けにITサービスを提供しています。
IT業界における働き方改革の先駆者的な存在として知られており、残業時間の削減や有給休暇の完全取得に向けて経営トップが強いコミットメントを持っています。
所定の残業時間を下回った社員に対して手当を支給するユニークな制度などを導入し、効率的な働き方を推奨しています。
社員の健康管理やワークライフバランスの向上に本気で取り組んでおり、離職率が非常に低いことでも有名です。
充実した研修制度も整っているため、着実に技術力やマネジメントスキルを身につけながら安定して長く働ける優良企業です。
3位 ソニーグループ
世界的なエレクトロニクスメーカーであり、ゲーム、音楽、映画、金融など多岐にわたる事業を展開しています。
自由闊達な社風が特徴で、社員の自主性を重んじる文化が根付いています。
ホワイト度が高い理由として、社員一人ひとりのライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能な点が挙げられます。
育児や介護と仕事を両立するための支援制度が手厚く、実際に制度を活用して活躍している社員が多数在籍しています。
自分の関心がある技術領域の研究や開発に没頭できる環境が整っており、技術者として高いモチベーションを維持しやすいのが魅力です。
グローバルな事業展開を行っているため、世界を舞台に自分の専門性を発揮しながら豊かなキャリアを築ける点も大きな特徴です。
4位 野村総合研究所
日本最大手のシンクタンク兼システムインテグレーターであり、高度なコンサルティングとシステム開発を組み合わせたサービスを提供しています。
業務の難易度が高くかつては激務のイメージを持たれることもありましたが、近年は働き方改革が劇的に進んでいます。
優秀な人材を確保し定着させるために労働環境の改善に注力しており、残業時間の厳格な管理や柔軟な勤務形態の導入が進んでいます。
国内トップクラスの高い給与水準を誇りながら、労働環境のホワイト化も実現している点で就活生からの人気が非常に高まっています。
一流の専門家たちと切磋琢磨しながら圧倒的な成長を遂げることができ、かつプライベートの充実も図れるというハイレベルな環境が整っています。
5位 LINEヤフー
日本最大級のインターネットサービス企業であり、検索エンジンからメッセンジャーアプリ、金融サービスまで幅広いプラットフォームを運営しています。
インターネット企業らしく非常に自由で風通しの良い社風が特徴です。
働く場所や時間を社員が自由に選択できる制度を導入しており、フルリモートでの勤務を実践している社員も多くいます。
充実したカフェテリアや社内マッサージルームなど、社員が快適に働けるためのオフィス環境や福利厚生が驚くほど充実しています。
大規模なトラフィックを捌く高度な技術力に触れながら、自分らしく自由なスタイルでパフォーマンスを発揮できる現代的で非常にホワイト度の高い企業です。
【情報工学専攻の就職】職種別平均年収ランキングTOP5
情報工学の知識を活かせる職種は全体的に給与水準が高い傾向にありますが、その中でも特に高年収が期待できる職種をランキング形式で紹介します。
高度な専門スキルやプロジェクトを統括するマネジメント能力が求められるポジションほど、企業からの報酬も高くなります。
経済的な豊かさと仕事のやりがいを両立させるために、目指すべき職種の年収相場を正しく把握しておきましょう。
- 1位 ITコンサルタント
- 2位 データサイエンティスト・AIエンジニア
- 3位 プロジェクト
- 4位 SRE
- 5位 セキュリティエンジニア
1位 ITコンサルタント
ITコンサルタントの平均年収は600万円から800万円程度とされており、経験を積んでマネージャークラスになれば年収1000万円を優に超えることも珍しくありません。
企業のデジタルトランスフォーメーションが急務となる中、経営とITの両方を理解し戦略を立てられる人材の価値は高騰しており、最近の年収推移も右肩上がりで上昇しています。
ビジネスの根幹に関わる課題解決を担うため企業からの投資額が大きく、それが高い給与として還元される構造になっています。
あらゆる業界でIT戦略の重要性が増しているため、今後も需要が途切れることはなく、高い安定性と将来性を兼ね備えた魅力的な職種です。
2位 データサイエンティスト・AIエンジニア
データサイエンティストやAIエンジニアの平均年収は600万円から750万円程度で推移しています。
AI技術のビジネス活用が本格化する中で高度な専門知識を持つ人材が圧倒的に不足しており、優秀な人材を獲得するために各企業が提示する年収額は年々引き上げられています。
特に外資系企業やメガベンチャーでは、新卒であっても破格の給与を提示するケースが増加しています。
データに基づいた意思決定や自動化技術は今後の企業競争力に直結するため、専門性を高め続けることで年収を大幅に向上させることが可能です。
技術の進化に伴い活躍の場は広がり続けており、長期的な視点で見ても極めて将来性の高い職業です。
3位 プロジェクトマネージャー
システム開発の責任者としてプロジェクト全体を統括するプロジェクトマネージャーの平均年収は、600万円から700万円程度です。
大規模なプロジェクトを成功に導いた実績があれば、さらに高い年収を得ることができます。
技術的な知見に加えて、予算管理、スケジュール管理、メンバーの統率といった高度なマネジメントスキルが要求されるため、常に高い報酬水準を維持しています。
システム開発が複雑化・大規模化する現代において、プロジェクトを円滑に推進できるマネジメント人材はどの企業でも喉から手が出るほど欲しがっています。
現場のエンジニアからキャリアアップする目標地点として定着しており、キャリアの安定性という面でも非常に優れています。
4位 SRE
サイト・リライアビリティ・エンジニアリング(SRE)を担当するエンジニアの平均年収は、550万円から700万円程度です。
Webサービスが24時間365日安定して稼働し続けるための仕組みづくりをソフトウェアエンジニアリングのアプローチで行う専門職です。
サービスの大規模化に伴いシステムの信頼性がビジネスの成否を分けるようになり、近年急速に注目を集め年収も上昇傾向にあります。
開発と運用の両方の深い知識が求められるため人材の希少価値が高く、企業側も高い給与を用意して採用に当たっています。
クラウド技術の普及とともにSREの手法を取り入れる企業が急増しており、これからのITインフラ運用における中核を担う将来性豊かな職種です。
5位 セキュリティエンジニア
サイバー攻撃からシステムを守るセキュリティエンジニアの平均年収は、500万円から650万円程度です。
高度なサイバー犯罪が増加し企業の機密情報漏洩が経営を揺るがす重大なリスクとなる中、セキュリティ専門家の需要は急拡大しています。
それに伴い、専門的な資格や高度なスキルを持つセキュリティエンジニアの待遇改善が進んでおり、年収水準も着実に上昇しています。
セキュリティ対策は企業にとって削ることのできない必須の投資領域であるため、景気の動向に左右されにくく極めて安定した職業です。
一度身につけたセキュリティの知見はどの業界でも通用するため、将来にわたって高い市場価値を維持し続けることが可能です。
【情報工学専攻の就職】持っていると有利になる資格
情報工学専攻の学生が就職活動において客観的に自分のスキルを証明し、選考を有利に進めるために取得しておくべきおすすめの資格を紹介します。
資格取得に向けた学習は、大学で学んだ知識を体系的に整理し、実務で通用するレベルまで引き上げる効果を持っています。
それぞれの資格の難易度や取得するメリットをしっかりと理解し、就職活動を有利に展開するための準備を始めてください。
- 応用情報技術者試験
- 高度情報処理技術者試験
- AWS認定試験
- Cisco認定試験
- E資格
- DS検定
- TOEIC(800点以上)
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、ITエンジニアとして応用的な知識と技能を有していることを国が証明する国家資格です。
基本情報技術者試験の上位に位置づけられ、難易度は比較的高く、合格率は20%前後で推移しています。
SEやITコンサルタント、社内SEなど、ITに関わるほぼすべての職種の就職活動において高く評価されます。
なぜ有利になるかというと、この資格を持っていることでITの基礎から応用、さらにはプロジェクトマネジメントや経営戦略に至るまでの幅広い知識を体系的に習得していることの強力な証明になるからです。
企業側は入社後の基礎研修を短縮できる即戦力候補として評価するため、書類選考や面接でのアピール材料として非常に有効です。
高度情報処理技術者試験
ネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストなど、特定の技術分野において高度な専門知識を有していることを証明する国家資格の総称です。
IT系国家資格の最高峰に位置づけられており、難易度は非常に高く、合格するには相当な学習時間と実務レベルの知識が必要です。
インフラエンジニアやデータベースエンジニア、セキュリティエンジニアなど、高い専門性が求められる職種を志望する際に絶大な威力を発揮します。
学生のうちにこの資格を取得していると、その分野に対する圧倒的な熱意と突出した学習能力があることの証明となり、面接官に強烈なインパクトを与えることができます。
大手企業や専門的な技術者集団への就職を目指す上で、他の学生と明確な差別化を図れる最強の武器となります。
AWS認定試験
Amazonが提供するクラウドサービスであるAWSに関する知識と技術力を証明するベンダー資格です。
基礎レベルから専門レベルまで複数の試験が存在しますが、中級レベルのソリューションアーキテクトアソシエイトなどの取得を目指すのが一般的です。
クラウド・ネットワークエンジニアやWebエンジニア、SREなどを志望する学生に非常に有利に働きます。
現在、多くの企業が自社のシステムインフラとしてAWSを採用しており、AWSの操作や設計ができる人材の需要が急増しているためです。
実務で直結するモダンなクラウド技術の知識を持っていることをアピールできるため、クラウド化を進める企業の選考において即戦力性を高く評価されます。
最新の技術動向に敏感にキャッチアップし、自ら学習を進める姿勢を示す絶好の材料となります。
Cisco認定試験
ネットワーク機器の世界最大手であるCisco社が実施している、ネットワーク技術に関するベンダー資格です。
入門レベルのCCNAが有名で、ネットワークの基礎からCiscoルーターやスイッチの設定に関する知識が問われます。
難易度は決して低くありませんが、体系的に学べば学生でも十分に合格可能です。
インフラエンジニアやネットワークエンジニアを目指す学生にとっては必須級とも言える資格であり、持っていると非常に有利になります。
ネットワーク業界における世界的な標準資格として認知されており、ネットワークの仕組みを実務レベルで理解していることの確たる証明になるからです。
ITインフラを支える企業への就職において、基礎ができている優秀な人材として選考を有利に運ぶことができます。
E資格
日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する、ディープラーニングの理論を理解し適切な手法を選択して実装する能力を認定する資格です。
受験するためにはJDLAが認定したプログラムを受講する必要があるなど、取得へのハードルは高く設定されており、難易度も高い部類に入ります。
データサイエンティストやAIエンジニアの研究・開発職を目指す学生にとって、これ以上ない強力なアピール材料となります。
AIの根幹となるディープラーニングの実装能力を有していることを公的に証明できるため、最先端のAI開発を行っている企業から極めて高い評価を受けます。
専門性の高いAI分野において、単なる興味関心レベルではなく実務で通用する確かな技術力を持っていることを客観的に示すことができます。
DS検定
データサイエンティスト検定(DS検定)は、データサイエンスに関する基礎的な知識と実務能力を評価する資格です。
データ処理、データ分析、AIに関するリテラシーなどが問われ、難易度は基礎レベルであり初学者でも比較的取り組みやすい資格です。
データアナリストや企業のマーケティング部門、ITコンサルタントなどを志望する際に有利に働きます。
データの活用があらゆるビジネスで必須となっている現代において、データを正しく読み解きビジネスの課題解決に繋げる基礎体力が備わっていることの証明になるからです。
専門のデータサイエンティストを目指す学生だけでなく、数字を根拠にして論理的な提案ができるビジネスパーソンを目指す方にとって、自身の強みを補強する有用な資格となります。
TOEIC(800点以上)
英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストであり、800点以上はビジネスで円滑に英語を使用できるレベルの目安とされています。
難易度は高く、継続的な英語学習が不可欠です。
外資系IT企業やグローバル展開を進める日系の大手メーカー、海外の開発チームとやり取りを行うブリッジSEなどの職種において圧倒的に有利になります。
IT技術の最新情報は基本的に英語で発信されており、英語の公式ドキュメントを抵抗なく読み込めることはエンジニアとして非常に大きなアドバンテージとして評価されます。
情報工学の専門知識に加えて高い語学力を持つ人材は極めて希少であり、グローバルな舞台で活躍できるポテンシャルを示すことで採用担当者の目を引くことができます。
【情報工学専攻の就職】業界・職種を絞るために必要なこと
情報工学専攻の学生は選択肢が非常に豊富にあるからこそ、自分に最適な進路を見極めるための入念な準備が欠かせません。
知名度だけで企業を選んでしまうと、入社後に仕事内容とのミスマッチに悩み後悔する可能性が高くなります。
働き方や待遇に関する条件面に明確な優先順位をつけることで、迷いのない企業選びが可能になります。
- 自分の興味の方向性を知る
- 事業形態を把握する
- 条件面に優先順位をつける
自分の興味の方向性を知る
就職活動の第一歩として、自分が技術のどの部分に最も興味があるのかを正確に把握することが不可欠です。
プログラミングでモノを作ること自体が好きなのか、システムを使って誰かの課題を解決したいのか、あるいは最先端の技術研究に没頭したいのかによって、選ぶべき職種は大きく異なります。
これを明確にしないまま就職活動を進めると、入社後に仕事内容と自分のやりたいことのミスマッチに苦しむ可能性が高くなります。
具体的な方法としては、これまでの大学での授業や研究、趣味のプログラミング経験を振り返り、どの作業に一番熱中できたかをノートに書き出してみる自己分析が有効です。
周囲の友人が志望しているからという理由で流されやすい人や、情報工学の中で自分の得意分野がまだはっきりしていない人は、必ずこの作業を行ってください。
自分の興味の軸が定まることで、無数にある企業の中から自分が本当に輝ける環境を効率的に絞り込むことができるようになります。
事業形態を把握する
企業がどのように利益を上げているかという事業形態を把握することも、業界や職種を絞る上で非常に重要なプロセスです。
自社で独自のサービスを開発してユーザーに提供する自社開発企業と、他社から依頼を受けてシステムを構築する受託開発企業(SIer)では、働き方や求められるスキルセットが全く異なります。
自社開発であればサービスの成長に長期的に関わることができますし、受託開発であれば様々な業界のシステム構築に携わり幅広い経験を積むことができます。
この違いを理解するためには、企業のウェブサイトのIR情報や事業内容のページを読み込み、誰に対してどのような価値を提供して対価を得ているのかを分析する企業研究が必要です。
BtoB(企業向け)とBtoC(一般消費者向け)の違いをあまり意識したことがない方や、エンジニアとしての働き方の違いをまだイメージできていない方は、必ず事業形態の比較を行ってください。
事業の仕組みを正しく理解することで、自分がどちらの環境でよりモチベーションを高く保って働けるかを見極めることができます。
条件面に優先順位をつける
給与、勤務地、残業時間、福利厚生といった労働条件に対して、自分なりの優先順位をつけることも就職先を絞り込むための必須条件です。
すべての希望条件を完璧に満たす企業を見つけることは現実的に困難であるため、絶対に譲れない条件と妥協できる条件を自分の中で整理しておく必要があります。
これを怠ると、内定を複数獲得した際にどの企業を選ぶべきか迷ってしまい、後悔する決断を下してしまう恐れがあります。
優先順位をつけるためには、自分が将来どのような生活を送りたいかというライフプランを想像し、「年収は最低〇〇万円必要」「フルリモートで働きたい」「実家から通える範囲が良い」といった条件をリストアップして順位付けを行います。
企業の知名度やブランドだけで就職先を選びがちな人や、仕事とプライベートのバランスについてまだ深く考えていない人は、この優先順位付けを必ず実践してください。
自分にとっての譲れない軸が明確になることで、企業選びの迷いがなくなり、納得のいく就職活動のゴールを迎えることができるようになります。
【情報工学専攻の就職】よくある質問
就職活動を本格的に進める中で、情報工学専攻の学生が共通して抱きやすい疑問や不安について明確に回答します。
大学院進学と学部就職の評価の違いや、入社前に求められる実務スキルのレベルなど、進路選択に直結する重要なテーマを取り上げています。
疑問を一つひとつ確実に解消することで、自信を持って面接や選考に臨むことができるようになります。
- 学部卒と大学院卒では違いはあるの?
- 入社時点で高度なスキルや知識を必要とする職種はあるの?
- なぜ、最近は情報系の学生の需要が高いの?
学部卒と大学院卒では違いはあるの?
学部卒と大学院卒では、就職活動における評価のポイントや配属されやすい職種に明確な違いが存在します。
学部卒の学生は、ITに関する基礎的な知識を備えたポテンシャルの高い若手人材として評価され、SEやWebエンジニアなどの幅広い職種で採用されます。
入社後の研修を通して実務スキルを身につけ、比較的早い段階から現場のプロジェクトに参画することが期待されます。
一方、大学院卒の学生は、特定の分野における高い専門性や、研究活動を通して培った高度な論理的思考力、課題解決能力が評価の対象となります。
そのため、メーカーの研究開発職やAIエンジニア、データサイエンティストといった、より専門的で高度な知識を必要とする職種での採用に有利に働きます。
初任給に関しても大学院卒の方が高く設定されている企業が一般的ですが、学部卒で入社して早くから実務経験を積むことでキャリアアップを早めるという考え方もあり、どちらの選択が優れているかは個人の目指すキャリアによって異なります。
自分のやりたい仕事が高度な研究開発なのか、それとも早くビジネスの最前線でシステム開発に携わりたいのかを基準にして進路を選択することをおすすめします。
入社時点で高度なスキルや知識を必要とする職種はあるの?
すべての職種で高度なスキルが求められるわけではありませんが、一部の専門職では入社時点から高いレベルの知識や実装経験が要求されます。
代表的なものとして、AIエンジニアやデータサイエンティスト、外資系IT企業のソフトウェアエンジニア、あるいは高度な技術力を売りにしているメガベンチャーの開発職などが挙げられます。
これらの職種では、選考過程でコーディングテストが実施されたり、大学での研究内容や個人で開発したポートフォリオの提出が求められたりすることが一般的です。
企業側は即戦力に近い技術力や、特定分野に対する深い理解度を厳しくチェックします。
しかし、一般的なSEや社内SE、多くのSierのシステムエンジニア職などでは、入社時点での高度なプログラミングスキルよりも、論理的思考力やコミュニケーション能力、ITに対する学習意欲といったポテンシャルが重視されます。
情報工学で学んだ基礎知識があれば入社後の研修で十分にキャッチアップできる体制が整っている企業が多いため、過度に不安を感じる必要はありません。
自分が志望する企業の募集要項や求める人物像をしっかりと確認し、技術力が重視される企業を狙う場合は学生時代からポートフォリオ作成などの準備を進めておくことが大切です。
なぜ、最近は情報系の学生の需要が高いの?
近年、情報系の学生に対する需要が急激に高まっている最大の要因は、社会全体の急激なデジタル化とそれに伴う深刻なIT人材の不足です。
これまでITとは無縁であった業界や企業も、業務効率化や新しいビジネスモデルの構築のためにDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進せざるを得ない状況に直面しています。
しかし、その変革を牽引するための技術的知見を持った人材が社会全体で圧倒的に足りていません。
企業は一からIT人材を育成する余裕がないため、大学のカリキュラムを通じてすでにプログラミングやネットワーク、データベースといったITの基礎を体系的に学んでいる情報系の学生を即戦力候補として高く評価しています。
また、AIやビッグデータ、クラウドといった新しい技術トレンドが次々と生まれる中で、新しい技術に対する抵抗感が少なく学習スピードが速いことも情報系の学生が重宝される理由です。
ビジネスの成長にITの活用が不可欠となった現代において、テクノロジーを理解し実装できる情報系の学生は企業の未来を担うキーパーソンとして期待されています。
この売り手市場の状況は今後も長く続くと予想されるため、情報工学のバックグラウンドは自身のキャリアを非常に有利に進めるための強力な武器になり続けるはずです。
まとめ
情報工学専攻の学生は、プログラミングのスキルやITの基礎知識、論理的思考力を兼ね備えており、現代の就職市場において極めて有利な立場にあります。
IT・Web業界はもちろんのこと、メーカーや金融など幅広い業界から高い需要があり、高年収や良好な労働環境を実現しやすい恵まれた環境が整っています。
しかし、選択肢が豊富であるからこそ、自分が本当にやりたいことは何か、どのような環境で働きたいのかをしっかりと自己分析し、業界や職種を絞り込むことが重要です。
今回紹介したおすすめの職種や資格を参考にしながら早めに企業研究を進め、自身の強みを最大限に活かせる理想の就職先を見つけてください。
自信を持って就職活動に臨み、素晴らしいキャリアの第一歩を踏み出せるよう応援しています。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











