【28卒】IT業界のWebテストの種類は?SIerとWeb系で違う出題テストとCAB対策の始め方

【28卒】IT業界のWebテストの種類は?SIerとWeb系で違う出題テストとCAB対策の始め方

「IT業界を志望しているけれど、Webテストの種類が多すぎて何から手をつければいいのかわからない」——そう感じている28卒の大学3年生は多いはずです。IT業界と一口に言っても、大手SIer・Web系メガベンチャー・メーカー系情報子会社では、選考で課されるWebテストの出題傾向がかなり違います

特にIT業界特有の「CAB」という適性検査は、他業界ではほとんど登場しないため、対策を後回しにすると本番で足元をすくわれがちです。2026年の夏はサマーインターン選考が本番を迎え、秋以降は早期選考も動き出す時期。今のうちに「自分の志望企業でどのテストが出るか」を把握し、優先順位をつけて対策を始めることが、限られた時間を有効に使うカギになります。

この記事では、IT業界を「SIer系」「Web系」「メーカー系情報子会社」の3タイプに分け、それぞれで出題されやすいWebテストをマップとして整理します。個社の深掘りではなく、業界横断で「型」を掴むことをゴールにしているので、志望先がまだ固まっていない人でも読み進められます。あわせて、多くの人がつまずきやすいCAB対策の始め方も具体的に解説します。

この記事を読んでわかること
  • IT業界で使われる主要なWebテストの種類と、それぞれの特徴の違い
  • SIer系・Web系・メーカー系でどのテストが出やすいかのテストマップ
  • IT業界特有のCAB・GABの構成と対策の始め方
  • 2026年夏〜秋の28卒向けスケジュール感に合わせた対策の優先順位
この記事をおすすめしたい人
  • 大学3年生(28卒)で、IT業界のWebテスト対策を何から始めるか迷っている人
  • SIerとWeb系でテストがどう違うのかを整理してから対策したい人
  • CABという聞き慣れない適性検査に不安を感じている人

目次目次を全て表示する

IT業界のWebテストが「種類が多い」と言われる理由

IT業界の選考でWebテストの種類が多く感じられるのには、業界内で企業のタイプが大きく枝分かれしているという背景があります。まずは全体像から押さえていきましょう。

IT業界は大きく3タイプに分かれる

ひとくちにIT業界と言っても、システム開発を請け負う「SIer系」、自社サービスを運営する「Web系」、そして製造業の情報システムを担う「メーカー系情報子会社」では、事業モデルも求める人材像も異なります。この違いが、そのまま選考で使うWebテストの選び方に反映されます。

SIer系は論理的な処理能力や地道な作業への適性を重視する傾向があり、Web系はスピードや思考の柔軟性、メーカー系は基礎学力の安定性を見る傾向が見られます。あくまで編集部推定ですが、この方向性の違いを頭に入れておくと、対策の当たりをつけやすくなります。

つまり「IT業界のWebテスト」は1種類ではなく、志望する企業のタイプによって出題される検査が変わる、と理解するのが第一歩です。

使われるテストの種類そのものが多い

IT業界では、SPI・玉手箱・GAB・CAB・TG-WEBといった主要なWebテストが、企業によって使い分けられています。特にCABはIT・コンピュータ職の適性を測る目的で作られたテストで、他業界ではほとんど見かけません。

加えて、同じ企業でも「本選考」と「インターン選考」でテストを変えるケースや、複数の検査を組み合わせるケースもあります。この多様さが「種類が多くて大変」という印象につながっています。

まずは志望タイプを1つ決めると対策が絞れる

すべてのテストを完璧に仕上げようとすると、時間がいくらあっても足りません。そこでおすすめなのが、まず自分の志望タイプを1つ仮決めして、そのタイプで頻出のテストから対策を始める方法です。

2026年夏の今は、サマーインターン経由で早期選考につながる時期でもあります。志望タイプを絞れば、この夏に受けるインターン選考のテストにも直結して備えられます。

IT業界の「タイプ分け」はあくまで傾向

SIer系・Web系・メーカー系という分類は、対策の優先順位をつけるための目安です。同じ企業でも複数の顔を持つ場合があり、実際の出題は年度や職種で変わることもあります。本記事のマップは「傾向をつかむための地図」として活用してください。

SIer系企業で出やすいWebテストの種類

まずは志望者が多いSIer系から見ていきます。大手SIerでは、GABや玉手箱といった総合適性検査が使われることが多いのが特徴です。

GAB・玉手箱が中心になりやすい

SIer系では、言語・計数・性格を測るGABや、その形式を踏襲した玉手箱が課される傾向があります。いずれも問題形式が独特で、初見だと時間配分に戸惑いやすいテストです。

特に玉手箱は「同じ形式の問題が連続で出る」という特徴があり、図表の読み取りや四則逆算など、出題パターンごとに解き方を体に覚えさせておくと有利です。SIerを本命にするなら、この2つは優先度が高いと考えてよいでしょう。

大手SIerはエントリー数が多く、Webテストが最初の関門になることも珍しくありません。基準点は非公開ですが、編集部推定では上位企業ほどボーダーは高めに設定されていると見られます。

SPIを併用する企業も多い

SIer系でも、汎用性の高いSPIを採用する企業は少なくありません。SPIは言語・非言語・性格検査という構成で、多くの就活生が最初に対策するテストでもあります。

そのため、SIer志望であってもSPIの基礎固めは無駄になりません。むしろSPIで身につけた非言語の計算力は、GABや玉手箱の計数分野にも応用が利くため、土台として先に固めておく価値があります。

一部でCABが登場する

SIerの中でも、プログラマやシステムエンジニアといったコンピュータ職の適性を重視する企業では、CABが使われることがあります。CABは暗算・法則性・命令表・暗号といった、論理的処理能力を測る独特の科目で構成されています。

SIer志望でCABに当たる可能性がある人は、後述するCAB対策の項目を早めに確認しておくと安心です。慣れが結果を大きく左右するタイプのテストなので、直前の詰め込みでは間に合いにくい点に注意しましょう。

Web系企業で出やすいWebテストの種類

次に、自社サービスを運営するWeb系企業のテスト傾向を見ていきます。SIer系とは重視するポイントが異なり、出題されるテストにも違いが表れます。

SPIやオリジナルテストが多い

Web系のメガベンチャーやスタートアップでは、SPIをベースにしつつ、自社独自のテストや課題を組み合わせるケースが目立ちます。スピード感や思考の柔軟性を重視する社風が、テスト選びにも反映されていると考えられます。

企業によっては、Webテストを軽めにして面接やグループワーク、実務に近い課題で見極める方針をとることもあります。テストだけでなく、選考全体で何を評価されるのかを意識しておくとよいでしょう。

とはいえ、応募者が急増する人気企業ほど、初期のスクリーニングとしてWebテストを使う傾向があります。SPIの基礎は、Web系志望でもやはり外せません。

TG-WEBなど思考力型のテストにも注意

Web系の一部では、TG-WEBのように図形や暗号、長文読解を含む思考力型のテストが使われることがあります。TG-WEBは従来型と新型で難易度の毛色が異なり、従来型は特に初見での難しさで知られています。

この種のテストは「地頭を見られている」と感じやすいですが、実際は出題パターンが決まっているため、事前に形式を知っているかどうかで差がつきます。志望企業がTG-WEBを使う可能性があるなら、専用の問題集で形式に慣れておきましょう。

コーディングテストが加わる職種もある

エンジニア職を目指す場合、一般的な適性検査に加えてコーディングテストが課されることがあります。これはWebテストとは別軸の実技試験で、プログラミングの基礎力を問うものです。

技術職志望の人は、適性検査対策とコーディング対策を分けて計画する必要があります。文系からエンジニア職を狙う場合は特に、早めに情報収集をしておくと安心です。

「Web系だからテストは楽」とは限らない

Web系は自由な社風のイメージから対策を軽視されがちですが、応募者が多い人気企業ほどWebテストのボーダーは高くなりやすいと編集部は見ています。「面接重視だろう」と油断せず、SPIの基礎は必ず固めておきましょう。

メーカー系情報子会社で出やすいWebテストの種類

製造業の情報システム部門を担うメーカー系情報子会社も、IT業界を志望するうえで見逃せない存在です。親会社の採用方針を反映したテスト傾向があります。

SPIが主流になりやすい

メーカー系情報子会社は、親会社である製造業の選考方針を踏襲することが多く、SPIが主流になりやすい傾向があります。基礎学力の安定性を重視する堅実な選考が特徴です。

そのため、SPIの言語・非言語をバランスよく仕上げておけば、メーカー系の多くに対応しやすくなります。奇をてらった対策よりも、基礎の完成度を高めることが結果に直結しやすいタイプです。

性格検査の比重も相対的に大きいと見られ、企業文化との相性を丁寧に見られる傾向があります。正直に、かつ一貫性のある回答を心がけましょう。

玉手箱やGABが使われることもある

メーカー系でも、規模の大きい情報子会社ではGABや玉手箱が使われることがあります。特に金融・商社系の情報子会社では、親会社の傾向を受けてGAB系が登場しやすい印象です。

志望する情報子会社の親会社がどの業界かを確認すると、テストの当たりをつけやすくなります。親会社の選考情報も、間接的なヒントとして役立ちます。

一般常識・時事が問われる場合も

一部のメーカー系では、一般常識や時事問題が出題されることがあります。ニュースや業界動向への関心を見る意図があると考えられます。

日頃から新聞やニュースアプリで社会・経済の動きに触れておくと、こうした出題にも落ち着いて対応できます。IT業界志望なら、テクノロジー関連のニュースは特に押さえておきたいところです。

IT業界特有の適性検査「CAB」とは

ここからは、IT業界志望者が最も戸惑いやすいCABについて詳しく見ていきます。CABはコンピュータ職の適性を測る専用テストで、対策の要になる存在です。

CABの4つの出題科目

CABは主に「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」の4科目と性格検査で構成されます。いずれも数的処理や論理的思考の速さを問うもので、一般的なSPIとは全く違う頭の使い方が求められます。

暗算は四則演算をスピーディに処理する科目、法則性は図形の並びから規則を見抜く科目です。命令表は記号の指示通りに図形を変化させる科目、暗号は図形の変化から変換ルールを推測する科目で、いずれも「慣れ」が得点を大きく左右します。

1問あたりに使える時間は非常に短いため、時間配分の感覚を体で覚えることが重要です。編集部推定では、初見の受検者ほど時間切れになりやすい科目と言えます。

WebCABとペーパー版の違い

CABには、自宅で受けるWeb版(WebCAB)と、会場で受けるペーパー版があります。WebCABは電卓の使用可否や制限時間がペーパー版と異なることがあり、事前にどちらの形式かを確認しておくと安心です。

Web版は問題数や時間配分がタイトになりやすい傾向があると言われます。志望企業がどちらの形式を採用しているか、募集要項やインターン案内で確認しておきましょう。

GABとの違いを整理する

CABと混同されやすいのがGABです。GABは総合職向けで言語・計数・性格を測るのに対し、CABはコンピュータ職向けで暗算・法則性・命令表・暗号を測る、という違いがあります。

同じ会社が提供する適性検査シリーズですが、狙う職種と科目が異なるため、対策の中身も別物です。自分が受けるのがどちらなのかを最初に見極めることが、遠回りを避けるコツです。

CABが出やすいのはどんな企業?

CABはコンピュータ職・技術職の適性を重視する企業で採用される傾向があります。SIerの技術系採用や、システム開発を主力とする企業が中心です。志望職種が「SE」「プログラマ」なら、CABに当たる可能性を念頭に置いておきましょう。

ステップ1:形式を知り、時間感覚をつかむ

最初にやるべきは、CABの4科目がどんな問題なのかを実際に見て、1問あたりにかけられる時間の短さを体感することです。初見で解こうとすると、多くの人が時間配分でつまずきます。

まずは制限時間を気にせず1周解き、その後に時間を計って解く、という2段階で進めると、自分がどの科目に時間を取られているかが見えてきます。ここで弱点科目を特定するのが第一歩です。

CABは暗算・法則性・命令表・暗号と、それぞれ解き方のコツが異なります。科目ごとに「型」を覚えることを意識しましょう。

ステップ2:科目ごとに解法パターンを反復する

形式に慣れたら、科目ごとに解法パターンを反復練習します。法則性なら図形の変化の着眼点、命令表なら記号の意味の暗記、暗号なら変換ルールの見抜き方、というように、パターン化して覚えることが得点アップの近道です。

同じタイプの問題を繰り返し解くことで、本番でも「これは見たことがある」と感じられるようになります。慣れがそのままスピードと正答率につながるのがCABの特徴です。

ステップ3:本番形式で通し練習する

科目別の練習で手応えが出てきたら、本番と同じ時間・同じ順番で通しの模擬練習を行います。全科目を続けて解くと、集中力の配分という新たな課題が見えてきます。

通し練習を繰り返すことで、時間内に解き切る感覚が身につきます。本番直前にあわてないためにも、この段階まで到達しておくのが理想です。

CAB対策は「直前の詰め込み」では間に合いにくい

CABは慣れが結果を大きく左右するため、受検の数日前に詰め込むだけでは十分な成果が出にくいテストです。志望企業でCABが出る可能性がある人は、2026年夏のうちに一度形式に触れ、秋の早期選考までに反復練習の時間を確保しておきましょう。

IT業界のWebテストマップ早見表

ここまで紹介した3タイプの傾向を、ひと目で比較できる早見表にまとめます。自分の志望タイプと照らし合わせて、対策の優先順位を決める材料にしてください。

タイプ別の頻出テスト一覧

下の表は、IT業界を3タイプに分けたときに出やすいテストの傾向をまとめたものです。あくまで編集部推定の目安であり、実際の出題は企業・年度・職種によって変わる点はご了承ください。

企業タイプ 出やすいテスト 重視される力の傾向
SIer系 GAB・玉手箱・SPI(技術職はCABも) 論理的処理・地道な作業適性
Web系 SPI・独自テスト・TG-WEB スピード・思考の柔軟性
メーカー系情報子会社 SPI・玉手箱・一般常識 基礎学力の安定性

この表からわかる通り、どのタイプでもSPIは共通して押さえておくべき土台です。まずSPIを固め、志望タイプに応じてGAB・玉手箱・CABなどを上乗せする、という順番が効率的です。

迷ったらSPIから始める

志望タイプがまだ固まっていない人は、まずSPIから対策を始めるのが安全策です。SPIはIT業界に限らず幅広い業界で使われるため、対策が無駄になりにくいからです。

SPIで非言語(計算)の感覚を鍛えておけば、その力はGABや玉手箱、CABの暗算にも波及します。土台を先に作ってから専用テストへ進むことで、学習効率が上がります。

志望が固まったら専用テストを上乗せ

志望タイプや志望企業が見えてきたら、そのタイプで頻出のテストを重点的に対策します。SIerならGAB・玉手箱、技術職ならCAB、という具合に上乗せしていくイメージです。

2026年夏のサマーインターン選考で受けたテストの手応えを振り返り、苦手だった形式を秋の早期選考までに補強するのも効果的な進め方です。

2026年夏〜秋の28卒スケジュールに合わせた対策の進め方

最後に、28卒=大学3年生の今の時期に合わせて、いつ何をやればよいかの進め方を整理します。時期を意識することで、無理のない計画が立てられます。

2026年夏:サマーインターンで実戦経験を積む

2026年7〜8月はサマーインターン選考が本番を迎える時期です。この時期は、実際にインターン選考でWebテストを受けること自体が、何よりの実戦練習になります。

手応えのあった科目・苦手だった科目を記録しておくと、この後の対策の優先順位づけに役立ちます。落ちても気にしすぎず、傾向をつかむ機会として前向きに活用しましょう。

2026年秋(9〜11月頃が目安):弱点を集中補強する

夏のインターンで見えた弱点は、秋のうちに集中して補強します。この時期は秋インターンの応募も始まり、早期選考も動き出すため、テスト対策の完成度が選考結果に直結しやすくなります。

SPIの基礎に不安が残っているならまずそこを、CABが出そうなら反復練習を、というように、夏の振り返りをもとにメリハリをつけて取り組みましょう。

本選考期に向けて土台を仕上げる

秋までに主要テストの土台を仕上げておけば、本選考が本格化する時期にはテスト対策に追われず、面接やエントリーシートに時間を割けます。Webテストは早く仕上げるほど後半が楽になる分野です。

逆に対策を後回しにすると、複数企業のテストが重なる時期に負担が集中してしまいます。今のうちからコツコツ積み上げておくことが、結果的に一番の近道です。

まとめ

IT業界のWebテストは種類が多く見えますが、「SIer系」「Web系」「メーカー系情報子会社」の3タイプで整理すると、対策の全体像がぐっとつかみやすくなります。

どのタイプでも共通の土台となるのがSPIです。まずSPIを固め、志望タイプに応じてGAB・玉手箱・CABなどを上乗せしていくのが、限られた時間を有効に使う進め方です。特にIT業界特有のCABは、慣れが得点を左右するため早めのスタートが肝心です。

28卒の今は、2026年夏のサマーインターンで実戦経験を積み、秋にかけて弱点を補強していける絶好の時期です。この記事のテストマップを手元の地図として、まずは自分の志望タイプで頻出のテストから対策を始めてみてください。

早く土台を仕上げるほど、本選考期に面接やエントリーシートへ集中できるようになります。今日の一歩が、秋以降のあなたを助けてくれるはずです。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます