28卒の就活では、サマーインターンが本選考への最初の入口として年々重みを増しており、応募から参加までの「選考フロー」を正しく理解しておくことが内定への近道になります。
多くの学生がインターンの応募締切やES提出には注意を払う一方で、その途中に組み込まれるWebテストが選考フローのどこに位置するのかを把握しないまま準備を始めてしまい、出遅れて落ちるケースが目立ちます。
サマーインターンの選考は、エントリー→ES→Webテスト→面接→参加という流れが基本で、各段階に通過条件が設定されているため、全体像を俯瞰してから準備順序を組み立てることが重要です。
特にWebテストは応募者を一気に絞り込む「足切り」の役割を担うことが多く、ここを通過できなければESや面接でいくらアピールしても先に進めません。
2026年のサマーインターンは6月頃から本格的に募集が始まり、7〜8月にかけて選考と参加が集中するため、逆算してWebテスト対策を仕込めるかどうかが28卒の勝負どころになります。
この記事では、サマーインターンの一般的な選考フローを段階ごとに分解し、Webテストがどの位置にあるか・各段階で何を準備すべきかを実戦目線で徹底解説します。
- サマーインターンでWebテストが課される背景と早期化の流れ
- エントリーから参加までの選考フロー全体像と各段階の通過条件
- 選考フローにおけるWebテストの位置づけと並行準備のコツ
- 時期から逆算した3段階の対策ロードマップ
- 大学3年生(28卒)で2026年サマーインターンに応募予定の人
- サマーインターンの選考フロー全体とWebテストの位置を把握したい人
- 応募から参加までの準備順序を効率的に組み立てたい人
目次[目次を全て表示する]
サマーインターンでWebテストが課される背景
サマーインターンの選考でWebテストが課される背景には、就活の早期化・本選考化・受検期間の短さという3つの構造的な変化があります。まずはこの背景を理解しておきましょう。
採用活動の早期化でインターン選考が事実上の入口になっている
近年の就活は採用活動の早期化が進み、サマーインターンが本選考の事実上の入口として機能するようになっています。
かつてインターンは「業界研究の場」という位置づけが中心でしたが、現在では参加者に早期選考ルートや本選考の優遇案内が届くケースが一般化しています。
企業側も優秀な学生を早期に囲い込みたいため、サマーの段階から本選考と同等の選抜を行う傾向が強まっています。
その選抜手段として、短時間で多数の応募者を客観的に評価できるWebテストが採用されるのは自然な流れです。
28卒の学生にとっては、サマーインターンの選考通過がそのまま本選考の有利なスタートラインにつながるため、ここでWebテストに足を取られないことが極めて重要になります。
インターンが本選考化し本番と同等のテストが課される
サマーインターンの本選考化が進み、インターン選考でも本選考と同じ種類・難易度のWebテストが課されるようになっています。
SPIや玉手箱、GABといった主要な適性検査は、インターン選考と本選考で同じ系統が使われることが多く、インターンで一度受けた形式が本選考でも再び問われるケースが目立ちます。
つまりサマーインターンでのWebテスト対策は、そのまま本選考対策の前倒しになるという利点があります。
逆に言えば、インターン段階で対策を怠ると、本選考でも同じ弱点を抱えたまま臨むことになりかねません。
サマーで一度本番形式に慣れておけば、秋・冬インターンや本選考で精神的な余裕を持って受検できるため、早期に着手する価値は大きいと言えます。
応募から受検までの期間が短く準備が後手に回りやすい
サマーインターンは募集開始から受検までの期間が短く、準備が後手に回りやすいという構造的な弱点があります。
2026年のサマーインターンは6月頃から募集が本格化し、ES提出後すぐにWebテストの受検案内が届くスケジュールが一般的です。
応募から受検案内までが数日〜2週間程度というケースも珍しくなく、案内が来てから対策本を買っても間に合わないことが多々あります。
さらに大学3年生の6〜7月は前期試験やレポートと重なる時期でもあり、就活準備に割ける時間が限られます。
こうした事情から、応募前のなるべく早い段階でWebテストの基礎固めを済ませておくことが、サマーインターン攻略の前提条件になります。
サマーインターンの一般的な選考フロー
サマーインターンの選考フローは、エントリー→ES→Webテスト→面接→参加という流れが基本です。各段階の役割と通過条件を順に整理していきましょう。
エントリー(プレエントリー・本エントリー)
選考フローの起点となるのがエントリーで、企業のマイページや就活サイトから応募手続きを行う段階です。
エントリーには、まず企業情報を受け取るための「プレエントリー」と、実際に選考に進むための「本エントリー」の2種類があります。
人気企業のサマーインターンは応募開始と同時に枠が埋まることもあるため、興味のある企業は早めにプレエントリーを済ませて募集開始の通知を受け取れる状態にしておくことが大切です。
本エントリーの段階では、基本情報の入力に加えてESの提出やWebテスト受検案内が同時に届くこともあります。
エントリー時点で次の段階の準備が始まると考え、応募する企業をリストアップして締切を一覧管理しておくと、出遅れを防げます。
エントリーシート(ES)の提出
エントリーの次に来るのがエントリーシート(ES)の提出で、志望動機やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を文章で問われる段階です。
サマーインターンのESは本選考より設問数が少ない傾向にありますが、「なぜこのインターンに参加したいのか」という目的意識を問う設問が中心になります。
ESは提出してから読まれるまでに時間がかかるため、締切ギリギリではなく余裕を持って作成し、複数人に添削してもらうことが通過率を上げるコツです。
多くの企業ではESとWebテストの提出期限がほぼ同時に設定されるため、ES作成とテスト対策を並行して進める必要があります。
志望動機の使い回しは見抜かれやすいため、企業ごとに事業内容やインターンプログラムの特徴を踏まえた内容に調整しましょう。
Webテスト・面接・参加までの流れ
ESと前後してWebテストが課され、これを通過すると面接、そしてインターン参加へと進むのが一般的な流れです。
Webテストは能力検査(言語・非言語)と性格検査で構成され、多くの応募者を一気に絞り込む足切りの役割を担います。
Webテスト通過後の面接は、サマーインターンでは個人面接やグループディスカッション(GD)が用いられ、人柄やコミュニケーション力が評価されます。
面接まで通過すると、いよいよ数日〜数週間のインターンプログラムに参加でき、ここでの評価が早期選考や本選考優遇につながります。
このように選考フローは複数の関門が連なっているため、一つひとつの段階を確実に通過する逆算思考が欠かせません。
選考フローにおけるWebテストの位置づけと各段階の対策
Webテストは選考フローの中盤、ESと面接の間に置かれることが多く、足切りとして機能します。位置づけを踏まえた各段階の対策を具体的に見ていきましょう。
Webテストはどの段階で課されるか(足切りの役割)
Webテストは選考フローの中でESの提出前後から面接の手前に配置されるのが一般的です。
企業によっては「ES+Webテストを同時提出」「ES通過者にのみWebテストを案内」など運用が分かれますが、いずれにせよ面接の前に通過すべき関門であることは共通しています。
この段階で応募者の数割〜半数以上が絞り込まれることも多く、Webテストはまさに足切りとして機能します。
裏を返せば、Webテストさえ通過すれば面接という「人を見てもらえる段階」に進めるため、ここは確実に押さえておきたいポイントです。
テストの基準点(ボーダー)は能力検査の得点で判定されることが多く、対策の有無が通過率を大きく左右します。
エントリー・ES段階での並行準備
選考フローを踏まえると、エントリーやES作成と並行してWebテスト対策を進めることが理想です。
前述の通り、ESとWebテストの提出期限はほぼ同時に設定されることが多く、片方に集中していると一方が間に合わなくなります。
そのため、エントリーした時点で「ES作成」「Webテスト演習」「企業研究」の3タスクを並行管理する意識を持ちましょう。
特にWebテストは出題形式の把握と問題演習に一定の時間が必要なため、案内が届く前から1日30分でも問題集に触れておくと負担が分散します。
志望企業のテスト種類(SPI・玉手箱・GABなど)を口コミや就活サイトで事前にリサーチし、出題形式に合わせた問題集を1冊決めて繰り返すのが効率的です。
Webテスト本番でのスコア確保の対策
Webテスト本番では、限られた時間内で確実に解ける問題を取りこぼさないことがスコア確保の鍵になります。
能力検査は1問あたりの制限時間が短く設計されているため、難問に固執せず解ける問題から処理するスピード感が重要です。
非言語では推論・割合・損益算・図表読み取りなどの頻出パターンを反復し、解法を体に染み込ませておくと本番で迷いません。
言語では語彙・二語の関係・長文読解が中心で、語句の意味を素早く判断する語彙力の底上げが直結します。
性格検査では正直に一貫した回答を心がけ、回答の矛盾による信頼性低下を避けることがインターン選考でも評価を保つポイントです。
選考フローを踏まえた対策ロードマップ
サマーインターンの選考フローと2026年のスケジュールから逆算すると、対策は時期別に3段階で進めるのが効果的です。各段階でやるべきことを整理します。
応募前(〜6月):基礎固めと出題形式の把握
応募が本格化する前の6月までの段階では、Webテストの基礎固めと出題形式の把握に集中しましょう。
この時期はまだ受検案内が届いていないため、特定企業に縛られず汎用的なSPI・玉手箱の問題集で基礎力を養うのに適しています。
非言語の頻出分野を一通り解いて「どの単元が苦手か」を洗い出し、苦手分野を重点的につぶしておくと後が楽になります。
同時に、志望する業界・企業がどのテスト形式を採用しているかをリサーチし、対策の的を絞る準備を進めます。
大学の前期試験と時期が重なるため、1日30分の演習を習慣化して負担を分散させるのがこの段階のコツです。
応募〜受検(6〜7月):本番形式での実戦練習
応募が始まる6〜7月は、本番と同じ時間制限で解く実戦練習に切り替える段階です。
この時期にはES提出やWebテスト受検案内が次々と届くため、基礎固めから「時間を計った模試形式の演習」へ移行します。
本番と同じ制限時間で1セットを通して解くと、時間配分の感覚や捨て問の判断力が身につきます。
ES作成とテスト演習が重なる時期なので、週単位でタスクを割り振り、提出締切から逆算して優先順位をつけましょう。
受検案内が届いたら指定の受検形式(テストセンター・自宅受検)を確認し、通信環境や予約枠を早めに押さえることも忘れないでください。
参加後(8月〜):本選考・秋冬インターンへの接続
サマーインターン参加後の8月以降は、本選考や秋・冬インターンへの接続を見据えた対策に移ります。
サマーで受けたWebテストの手応えを振り返り、通過できた場合も苦戦した場合も、弱点を記録しておくと次に活きます。
秋・冬インターンや本選考では同系統のテストが再び課されることが多いため、サマーの経験を踏まえて弱点分野を集中的に補強しましょう。
サマー参加で得た早期選考ルートがある場合は、本選考のWebテストが免除または簡略化されることもあるため、案内をよく確認します。
この段階ではサマーの結果を糧に対策の精度を上げ、本選考での得点底上げにつなげる意識が重要です。
サマーインターンWebテストでやりがちな失敗
選考フローを把握していないことで準備が後手に回り、本来通過できたはずのWebテストで落ちてしまう失敗が後を絶ちません。代表的な失敗例を確認しておきましょう。
選考フローを把握せず受検案内が来てから慌てる
最も多い失敗が、選考フローを把握せずに受検案内が届いてから慌てて対策を始めるパターンです。
サマーインターンは応募から受検案内までの期間が短く、案内が来てから問題集を買っても演習時間が確保できません。
「ESを出せば次は面接だろう」と思い込み、その手前にWebテストがあることを想定していなかった結果、準備不足で足切りに遭うケースが目立ちます。
選考フローの全体像を事前に押さえ、エントリー時点でテスト受検を見越して準備を始めることが、この失敗を防ぐ唯一の方法です。
応募予定の企業について「テストがフローのどこにあるか」を事前にリサーチしておくだけで、慌てるリスクは大きく減らせます。
ESに集中しすぎてWebテスト対策が後回しになる
ES作成に時間をかけすぎて、Webテスト対策が後回しになるのもよくある失敗です。
志望動機やガクチカの文章作成は時間がかかるため、つい注力してしまいますが、Webテストを通過しなければESが読まれることすらありません。
特に足切りとしてWebテストの得点が先に判定される企業では、ESの完成度よりまずテスト通過が優先される構造になっています。
ESとテストは並行して進めるべきもので、どちらか一方に偏ると選考フローのどこかで詰まってしまいます。
提出物が重なる時期は、タスクを書き出して締切から逆算し、ESとテスト演習の時間を意図的に配分することが大切です。
受検形式・時間配分の確認不足によるミス
本番直前に多いのが、受検形式や時間配分の確認不足によるミスです。
自宅受検の場合は通信環境が不安定だと試験中に切断され、再受検不可になるリスクがあるため、有線LANなど安定した環境の確保が欠かせません。
テストセンター形式では人気会場の予約が早く埋まるため、案内が届いた当日に複数日程で枠を押さえる必要があります。
また、1問あたりの制限時間が短いことを知らずに最初の問題でじっくり考え込み、後半を解き切れずに時間切れになる失敗も頻発します。
事前に本番と同じ時間制限で模試形式の演習を行い、ペース配分を体に覚えさせておくことで、これらのミスは防げます。
本選考への接続
サマーインターンの選考フローは本選考とよく似ていますが、いくつか重要な違いがあります。両者の関係を理解して、サマーの経験を本選考に活かしましょう。
本選考の選考フローとの違い
本選考の選考フローはサマーインターンより段階が多く、選抜も厳格になる傾向があります。
サマーインターンが「エントリー→ES→Webテスト→面接→参加」とシンプルなのに対し、本選考は「ES→Webテスト→複数回の面接→最終面接→内定」と面接の回数が増えます。
Webテストのボーダーも本選考の方が高く設定される傾向があり、求められる得点ラインが上がります。
一方で、サマーで使われたテストと同系統が本選考でも課されることが多いため、形式に慣れている分だけ有利に進められます。
サマーで一度本番を経験しておくことが、本選考のWebテストでの精神的な余裕と得点の底上げにつながります。
インターン経由の早期選考とテスト免除のケース
サマーインターンに参加すると、早期選考ルートや本選考のテスト免除といった優遇が得られるケースがあります。
インターンでの評価が高いと、本選考の一部ステップが免除されたり、Webテストが簡略化されたりする企業が存在します。
これはインターン期間中に企業が学生の能力や人柄を直接評価できるため、改めてテストで測る必要性が下がるからです。
ただし免除の有無は企業やプログラムによって異なるため、参加後に届く案内を必ず確認しましょう。
免除があるからこそ、サマーインターンの選考を確実に通過しておく価値が大きいと言えます。
サマーの経験を本選考の得点底上げに活かす
サマーインターンで得た経験は、本選考のWebテストの得点底上げに直結します。
サマーで受けたテストの手応えを振り返り、苦戦した分野を記録しておくと、本選考までに弱点を計画的に補強できます。
本選考は秋から冬にかけて準備時期が訪れるため、サマーの反省を踏まえて余裕を持って演習を積み重ねられます。
同系統のテストを2度経験することで、出題傾向や時間配分への理解が深まり、本番での安定感が増します。
サマーを「本選考の予行演習」と位置づけ、一度きりの受検で終わらせず次に活かすPDCAを回すことが、内定獲得への着実な一歩になります。
サマーインターンの選考フローに関するよくある質問
ここでは、サマーインターンの選考フローやWebテストの位置づけについて、28卒の学生からよく寄せられる質問に回答します。
Webテストは選考フローのどの段階で必ず課されますか?
Webテストが課される段階は企業によって異なりますが、多くはESの提出前後から面接の手前に配置されます。
「ESとWebテストを同時に提出」「ES通過者にのみWebテストを案内」など運用は分かれますが、面接より前に通過すべき関門である点は共通しています。
すべてのサマーインターンでWebテストが課されるわけではなく、ESと面接のみで選考する企業もあります。
そのため、応募前に各企業の選考フローを就活サイトや口コミで確認し、テストの有無と位置を把握しておくことが大切です。
ESとWebテストはどちらを先に対策すべきですか?
結論から言うと、ESとWebテストは並行して対策するのが正解です。
両者の提出期限はほぼ同時に設定されることが多く、どちらか一方に偏ると他方が間に合わなくなります。
ただしWebテストは基礎力をつけるのに時間がかかるため、応募前の早い段階から少しずつ演習を始めておくと負担が分散します。
ESは企業ごとに内容を調整する必要があるため、応募が決まったタイミングで集中的に作成するという役割分担が効率的です。
選考フローを把握するにはどこを見ればよいですか?
選考フローは、企業の採用マイページや就活サイトの選考体験記で確認するのが基本です。
多くの企業は募集要項に選考ステップを明記しているため、まずはエントリー時に公式情報を確認しましょう。
過去の選考体験記や口コミサイトでは、実際にどの段階でWebテストが課され、どの種類だったかという具体的な情報が得られます。
これらを組み合わせて事前に全体像を把握しておくことで、受検案内が届いてから慌てる事態を防げます。
まとめ
サマーインターンの選考フローは「エントリー→ES→Webテスト→面接→参加」が基本で、Webテストはその中盤に置かれる足切りの関門です。
就活の早期化・本選考化により、サマーインターンは本選考への事実上の入口となっており、Webテストの通過が内定への重要なステップになっています。
応募から受検案内までの期間が短いため、選考フローの全体像を事前に把握し、エントリーやES作成と並行してWebテスト対策を進めることが攻略の鍵です。
対策は「応募前(〜6月)の基礎固め」「応募〜受検(6〜7月)の実戦練習」「参加後(8月〜)の本選考接続」の3段階で、時期から逆算して計画的に進めましょう。
2026年のサマーインターンに向けて選考フローを正しく理解し、Webテストを着実に通過して本選考の有利なスタートラインを手に入れてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











