就職活動の適性検査の中でも、GABは総合商社や外資金融、コンサルティングファームなどハイレベルな選考を行う企業群が好んで採用しているテストです。
GABは日本SHL社が提供する適性検査で、長文読解と図表計数を中心にした、難易度の高い能力検査として知られています。
志望業界が商社・金融・コンサル・シンクタンクに偏っている就活生にとって、GABの対策は早めに始めるほどリターンが大きいテストといえます。
この記事では、GABを採用している業界別の有名企業を一覧で紹介し、選考データや効率的な対策法まで完全網羅で解説します。
- GABの基本情報と特徴(C-GAB含む)
- GABを採用している業界別の有名企業一覧
- 大手商社・コンサルのGABボーダーと通過率の目安
- 志望企業に合わせたGAB対策の進め方
- 志望企業がGABを採用しているか確認したい人
- 商社・コンサル・金融など難関業界を志望している人
- C-GABを含むGABの選考データを知りたい人
- 限られた時間で効率よくGAB対策を進めたい人
目次[目次を全て表示する]
GABとは?基本情報と特徴
GABは、日本SHL社が提供する総合適性診断テストです。長文読解と図表計数を中心とする能力検査と性格検査で構成され、知的処理能力の高さを測定します。
GABの概要と開発元
GABは、日本SHL社が開発・提供している総合職向けの適性検査です。
正式名称は「Graduate Aptitude Battery」で、その頭文字を取って「GAB(ギャブ)」と呼ばれています。
1990年代後半から運用されており、新卒総合職の採用シーンで広く使われている長い歴史を持ったテストです。
SHL社は、同じく就活で頻出の玉手箱も提供しており、GABと玉手箱は問題形式に共通点が多くあります。
能力検査は言語(長文読解)と計数(図表の読み取り)の2分野で、性格検査も併せて実施されるのが標準的な構成です。
企業によっては英語の問題が追加された「GAB English」を採用しているケースもあり、外資系や海外展開する企業で出題されます。
GABの出題科目と試験時間
GABは、言語理解・計数理解・性格検査の3つのパートで構成されています。
言語理解は長文を読み、内容に関する設問に「正しい・誤っている・どちらとも言えない」の3択で答える形式です。
計数理解は図表(グラフや表)を読み取り、与えられた数値から正しい選択肢を計算で導く問題が中心となります。
試験時間は、ペーパー版のGABの場合、言語が約25分・計数が約35分・性格が約30分で合計90分前後です。
Web版のGAB(Web-GAB)では、言語が約25分・計数が約15分・性格が約20分と短時間で大量の問題を処理する設計になっています。
テストセンター版のC-GABでは、言語15分・計数15分とさらに時間が圧縮され、1問あたりにかけられる時間が非常に短いのが特徴です。
GABが広く採用されている理由
GABが商社・コンサル・金融といった難関業界で採用される理由は、高度な情報処理能力を一気にふるい分けできる点にあります。
長文読解と図表計数は、ビジネス現場で求められる「資料を読み込み、数字を素早く処理する」スキルそのものを測定します。
選考倍率が高い企業ほど、書類選考と並ぶ第一関門としてGABで応募者を絞り込む傾向が顕著です。
また、テストセンター版のC-GABが登場したことで、スコアの使い回しが可能になり、複数企業の選考効率も向上しました。
SHL社の長年の運用データを背景に、ハイポテンシャル人材の見極め精度が高いと評価されている点も採用拡大の要因です。
こうした事情から、GABは「難関企業のスタンダードテスト」として商社・コンサル・金融を中心に定着しています。
GABを採用している企業の特徴
GAB採用企業には共通する傾向があります。ここでは業界傾向、企業側のメリット、規模・知名度の観点からGAB採用企業の特徴を整理します。
GAB採用企業の業界傾向
GABを採用している企業は、商社・金融・コンサル・シンクタンクといった難関業界に集中しているのが大きな特徴です。
とくに五大商社(三井物産・三菱商事・住友商事・伊藤忠商事・丸紅)の多くがGABまたはC-GABを採用しており、商社志望者には必須のテストとなります。
外資系投資銀行や戦略コンサルティングファームでも、GAB(または玉手箱)を採用しているケースが多く見られます。
シンクタンク・調査会社系では、野村総合研究所や三菱総合研究所など業界上位企業の一部がGABを導入しています。
メーカーやインフラ系での採用は限定的で、商社・コンサル・金融を志望しないかぎりGABに遭遇する確率はそれほど高くありません。
このようにGABは「難関業界の選考突破の壁」として、限られた業界で集中的に使われているテストです。
GABを選ぶ企業側のメリット
企業がGABを採用する最大のメリットは、情報処理スピードと論理性を同時に評価できる点にあります。
長文読解では文章を素早く正確に理解する力、図表計数では数値情報を整理し計算する力が問われ、これはまさにビジネス実務で必要となるスキルです。
商社やコンサルのように「短時間で大量の情報を読み解いて意思決定する」職務では、GABのスコアが入社後のパフォーマンス予測に直結しやすいと考えられています。
また、応募者数が殺到する大手商社・大手コンサルでは、SPIよりも難易度の高いGABを使うことで能力上位層を厳密に絞り込むことができます。
性格検査と組み合わせることで、ストレス耐性やチームでの働き方など、ハイプレッシャー環境への適性も同時に判定可能です。
選考倍率の高い企業にとって、GABはまさに「第一関門の足切りツール」として最適なテストといえます。
採用企業の規模・知名度の傾向
GABは、就職人気ランキング上位の難関大手企業での導入率が高いのが特徴です。
とくに総合商社、外資系・日系の投資銀行、戦略コンサル、シンクタンクといった、選考倍率が数十倍〜数百倍に達する企業群でよく使われています。
三井物産、三菱商事、住友商事、丸紅といった五大商社の主要数社や、外資金融・コンサルの一角がGAB採用企業です。
一方で、メーカー・インフラ・小売など応募者層が幅広い業界では、GABよりもSPIや玉手箱が選ばれる傾向があります。
採用企業の知名度がそろって高いことから、「GABが出る企業=難関企業」と認識しておけば対策の優先度を決めやすくなります。
志望業界が商社・金融・コンサルに偏っている就活生は、GAB対策をSPIと並ぶ最優先タスクに位置づけるのが基本戦略です。
【業界別】GAB採用企業一覧
ここでは、本サイトで把握しているGAB(C-GAB含む)採用企業を業界別に整理して紹介します。志望企業がリストにあるか確認しながら、対策の優先順位を考えてみましょう。
商社・コンサル業界の採用企業
商社・コンサル業界は、GAB採用企業の中核を占める業界です。
とくに五大商社や有力専門商社、外資・日系コンサル、シンクタンクなど、就活生に人気の高い企業群がGABを導入しています。
本サイトで把握している商社・コンサル業界のGAB採用企業は以下のとおりです。
三井物産(C-GAB)・住友商事(C-GAB)・三菱商事・丸紅・伊藤忠商事・豊田通商・野村総合研究所・三菱総合研究所・アクセンチュア・デロイトトーマツコンサルティング
とくに三井物産と住友商事はテストセンター版である「C-GAB」を採用しており、スコアの使い回しを意識した対策が有効となります。
三菱商事・丸紅・伊藤忠商事といった五大商社残り3社についても、本選考やインターン選考でGABまたはGABに準じた玉手箱形式を採用するケースが報告されています。
シンクタンク系では野村総合研究所や三菱総合研究所がGABを実施しており、コンサル志望者は商社志望者と同様にGAB対策が必須です。
外資戦略系コンサルでは、選考フェーズによってGABを使う企業も多く、難関業界を併願する就活生にとってGAB対策は避けて通れません。
専門商社の豊田通商や、トヨタグループ系商社など、メーカー系商社の一部でもGABを導入している事例が確認できます。
金融・保険業界の採用企業
金融・保険業界では、外資系投資銀行や日系大手証券・信託銀行を中心にGABが採用されています。
商社と並ぶ高倍率業界として、応募者の上位層をきっちり選別するためにGABが好んで使われている傾向です。
本サイトで把握している金融・保険業界のGAB採用企業は以下のとおりです。
三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・みずほ信託銀行・大和証券・SMBC日興証券・モルガン・スタンレー証券・JPモルガン証券・東京海上日動火災保険・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険
信託銀行3社(三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行・みずほ信託銀行)は、いずれもGAB系のテストを採用しているケースが多く、信託志望者は必ず対策しておく必要があります。
外資系投資銀行ではモルガン・スタンレー証券、JPモルガン証券などがGAB(または玉手箱)の形式で能力検査を行う傾向にあります。
日系証券では大和証券・SMBC日興証券といった大手証券会社で、選考フェーズによりGABを採用する事例が見られます。
損害保険業界では東京海上日動火災保険・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険といった大手損保3社が、GABまたは類似形式の難易度高めなテストを採用しています。
金融はSPI採用企業も多い業界ですが、上位のエリート総合職コースではGABが課されるパターンが少なくない点に注意が必要です。
メーカー・製造業界の採用企業
メーカー・製造業界では、業界トップクラスの一部の大手企業がGABを採用しています。
業界全体としてはSPIや玉手箱が中心ですが、特に総合職や本社グローバル職などの高倍率コースでGABが用いられる事例があります。
本サイトで把握しているメーカー・製造業界のGAB採用企業は以下のとおりです。
ファーストリテイリング・キーエンス・任天堂・サントリーホールディングス・キリンホールディングス・サッポロビール・コーセー・資生堂・LION
食品・飲料のサントリーホールディングス・キリンホールディングス・サッポロビールといった大手ビール・飲料メーカーが、GABを採用しているとの情報があります。
消費財・化粧品ではコーセーや資生堂、LIONといった日用品メーカーで、選考のいずれかでGAB系テストを使うケースが見られます。
ファーストリテイリングは小売寄りですが、本社総合職採用の選考でGABを使うことがあり、グローバル志向の強い企業として注目されています。
キーエンスや任天堂など、業界トップ企業でかつ採用倍率が非常に高い企業で、GABが採用フェーズに組み込まれることがあります。
メーカー全体としてはSPI採用が主流ですが、志望企業ごとに過去の選考情報を確認し、必要に応じてGAB対策を上乗せする戦略が有効です。
IT・通信業界の採用企業
IT・通信業界では、外資系IT・大手SIerの一部でGABが採用されています。
業界全体としてはSPIや玉手箱の比率が高いものの、コンサル要素の強いSIerや外資ITではGABが選ばれる傾向にあります。
本サイトで把握しているIT・通信業界のGAB採用企業は以下のとおりです。
日本アイ・ビー・エム・アクセンチュア・ガートナージャパン・アビームコンサルティング(SAP/Strategyライン)
外資系ITコンサルでは、日本アイ・ビー・エムやアクセンチュアといったITコンサル領域で、GABを採用する選考コースが存在します。
調査・リサーチ寄りのガートナージャパンなど、コンサル要素を含む外資系プロフェッショナルファームもGAB採用の対象となります。
アビームコンサルティングの一部の戦略ライン(SAPコンサル・戦略コンサル)でも、GAB系のテストを採用するケースがあります。
大手SIerやWeb系企業の多くはSPI採用ですが、コンサル要素を含む職種ではGABが課される可能性を念頭に対策しておくと安心です。
志望企業が外資系IT・コンサル系SIerの場合は、選考情報を早めに確認し、SPIと並んでGABの基礎対策を進めるのが安全策となります。
その他業界(広告・不動産・インフラ等)の採用企業
その他業界では、広告代理店・不動産デベロッパー・大手鉄道といった、知名度の高い企業の一部でGABが採用されています。
採用倍率が極めて高い業界トップ企業で、能力検査として難易度の高いGABが好まれる傾向です。
本サイトで把握しているその他業界のGAB採用企業は以下のとおりです。
電通・博報堂・三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産・JR東日本(一部選考)・東京海上アセットマネジメント
広告業界では電通・博報堂といった大手代理店2社が、選考フェーズによってGABを採用するケースがあります。
不動産デベロッパーでは三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産といった業界主要4社でGAB系テストが採用されており、高難度業界として有名です。
鉄道大手のJR東日本など、選考コースによっては能力検査としてGABを実施する事例も報告されています。
金融周辺のアセットマネジメント領域でも、運用部門の選考でGABが使われるケースがあります。
このように、業界としてはマイナーでも「選考倍率が高い企業」を志望する場合はGAB対策が必要になる場面があります。
本サイトで把握しているGAB(C-GAB含む)採用企業は40社以上。最多は商社・コンサル、次いで金融、不動産・広告、メーカー、IT・通信の順です。志望業界が商社・金融・コンサルに集中している場合、GAB対策は最優先タスクとして位置づけましょう。
大手・有名企業のGAB選考データ
ここでは、大手企業を受ける際に押さえておきたいGABのボーダー目安、通過率の傾向、C-GABスコア使い回しのルールについて解説します。
大手企業のGABボーダー目安
大手企業のGABボーダーは、正答率7〜8割が目安といわれています。
SPIに比べて問題の難易度が高く、時間制限も厳しいため、同じ正答率でも実質的な負荷はGABのほうが高くなります。
とくに五大商社のうち三井物産・住友商事のC-GAB、外資系投資銀行や戦略コンサルでは、8割前後の正答率がボーダーラインとされています。
日系大手では三菱商事・丸紅などの商社、信託銀行3社、損害保険大手では7〜8割が目安です。
シンクタンクの野村総合研究所や三菱総合研究所では、論理性の高さが求められるためボーダーは8割近くを狙う必要があります。
食品・飲料のサントリー・キリンといった人気企業でも、応募倍率の高さからGABのスコアは7割超を確保するのが安心です。
業界トップ企業を志望する場合は、SPIで8〜9割を取れる実力者でも、GABでは別途専用対策を積まないと通過は難しいと考えてください。
「正解率」よりも「時間内に解ききる処理スピード」がボーダー突破のカギを握るため、本番形式の演習回数を増やしましょう。
採用倍率と通過率の傾向
大手企業のGAB通過率は、2〜4割程度と一般的にSPIよりも厳しい水準です。
難関企業ほど応募者が殺到するため、GABを使って一気に半分以上の応募者を絞り込むケースが目立ちます。
とくに五大商社や外資金融では、書類選考とGABで応募者の7割以上が落とされることも珍しくありません。
戦略コンサルでは、GAB(または玉手箱)の段階で応募者の6〜8割が選考から外れる試算もあります。
シンクタンクや日系トップコンサルでも、能力検査で半数程度に絞り込まれた応募者だけが面接ステージに進める構造です。
志望企業の人気度・応募者数を踏まえて、必要なスコア水準を見極めることが対策の出発点となります。
就職人気ランキング上位の三井物産・三菱商事・住友商事・伊藤忠商事といった企業は、書類とGABの両方で大幅に応募者を絞り込みます。
採用人数の少ない外資系投資銀行・戦略コンサルでは、GABの足切りライン自体が極めて高く設定されているケースもあります。
テスト結果の使い回しと有効期限
GABの大きな特徴のひとつは、C-GAB(テストセンター版)のスコアを複数社で使い回せる点です。
テストセンターで受検したC-GABスコアは、受検日から約1年間有効で、他社の選考に応募する際に再利用が可能となっています。
そのため、第一志望の企業を受ける前に、志望度の低い企業でC-GABを練習受検してスコアの感覚を掴む戦略がよく使われます。
ただし、Web版GAB(Web-GAB)や紙のGABで受検したスコアは、原則として使い回しできません。
また、企業によってはC-GAB結果の使い回しを認めず、自社用にGABの再受検を求めるケースもあるため、応募要項を必ず確認しましょう。
志望企業の受検形式(C-GAB / Web-GAB / 紙)を事前に把握し、使い回しの可否を踏まえて戦略を立てることが重要です。
三井物産・住友商事のようにC-GAB採用企業を複数志望する場合、最初の1社でしっかりスコアを出し、その結果を他社に使い回すと負担を大きく軽減できます。
GABを採用企業向けに対策する方法
志望企業がGABを採用している場合、どのように対策を進めれば効率的か、スケジュール・教材・反復学習の3観点で解説します。
対策スケジュールの立て方
GAB対策は、本番の3ヶ月前から始めるのが理想的です。
SPIと比較して問題の難易度が高く、独特の出題形式(長文読解・図表計数)に慣れるための時間も必要となります。
対策の前半1ヶ月は、GAB専用の対策本を1冊通しで解いて出題傾向と自分の弱点分野を把握しましょう。
中盤1ヶ月は、計数の図表問題と言語の長文読解を分野別に集中演習し、解法パターンを定着させます。
最後の1ヶ月では、本番形式の模試で時間配分を最終確認し、C-GAB受検者は実際にテストセンターでの練習受検を組み込みます。
志望企業の受検時期から逆算して、いつまでにどの分野を仕上げるかを明確にしておきましょう。
商社・外資金融でボーダーが8割の場合は、3ヶ月以上前から計画的にGAB対策を始めるのが安全策となります。
「SPIだけ対策していれば商社も大丈夫」と思っている就活生は高確率で落ちるため、GAB専用対策の有無で差がつきます。
おすすめの問題集・対策アプリ
GAB対策の王道教材は、GAB専用の対策本1冊と玉手箱対策本の併用です。
GABと玉手箱はSHL社が提供する姉妹テストにあたり、計数の図表問題や言語の長文読解が共通しているため、両方の問題集を解くと演習量を増やせます。
代表的な対策本としては、「これが本当のGAB・C-GAB問題集」シリーズや、SHL社系適性検査をまとめた解説書があります。
対策アプリも、玉手箱系の練習問題が解けるものを利用すれば、GABの図表計数や言語の読解感覚を磨くことができます。
無料の練習サイトや模擬試験を併用することで、本番形式の操作感に慣れておくことも大切です。
志望企業の受検形式(C-GAB/Web-GAB/ペーパー)に合わせて教材を選び、効率的に対策を進めましょう。
効率的な反復学習のポイント
GABで高得点を取るには、1問1分前後のペースで処理できる状態まで仕上げることが重要です。
計数の図表問題は、グラフ・表からどの数値を拾えばよいかを瞬時に判断する練習を繰り返しましょう。
四則演算・割合・比率・増減率の計算を、電卓を使いながらも素早く処理できるようパターン演習を積み重ねるのが効果的です。
言語の長文読解では、設問のキーワードを先読みしてから本文を読む「設問先読み」のテクニックが時間短縮に直結します。
「正しい・誤っている・どちらとも言えない」の判定基準を、本文の文言だけを根拠に行うトレーニングを徹底しましょう。
性格検査については、自己分析を深めて回答の一貫性を保つことが商社・コンサルのカルチャーフィット判定でも重要となります。
本番1週間前には模擬試験で時間配分を最終確認し、コンディションを整えて本番に臨みましょう。
C-GAB受検者は、テストセンターの操作感に慣れるため、志望度の低い企業で1度受検してスコア感覚を掴んでおくと安心です。
- STEP1:GAB専用対策本を1冊通しで解いて出題範囲と弱点を把握
- STEP2:図表計数と長文読解を分野別に反復、解法パターンを定着
- STEP3:本番形式の模試で時間配分・操作感を最終確認
GAB採用企業に関するよくある質問
GAB採用企業に関して、就活生からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。志望企業の選考準備にあたって押さえておきましょう。
志望企業がGABか事前に分かる方法は?
志望企業がGABを採用しているかを事前に知るには、複数の情報源を組み合わせて確認するのが基本です。
本記事のような採用企業一覧の確認に加えて、就活口コミサイトやOB・OG訪問で過去の受検情報を集めるとより正確な情報が得られます。
企業の採用ページや募集要項に「適性検査」「GAB」「C-GAB」と明記されているケースもあるため、まずは公式情報を確認しましょう。
説明会やインターン参加時に、人事担当者から選考フローについて直接情報を得られる場合もあります。
また、テストセンターの受検案内メールで「SHL社」や「C-GAB」の表記がある場合はGAB系の可能性が高いと判断できます。
これらの情報を総合的に判断して、志望企業の受検テストを早期に特定することが対策の第一歩です。
GABと他テストの併用企業はある?
大手企業の中には、選考段階ごとにGABと他テストを使い分けている企業もあります。
たとえば、本選考はGAB(C-GAB)で実施し、インターン選考では玉手箱を使うケースが商社・金融で見られます。
逆に、インターン選考でGABを採用し、本選考は玉手箱に切り替える企業もあるため、応募予定の選考時期に応じて対策テストを確認する必要があります。
SHL社系のテスト(GAB・玉手箱・C-GAB・Web-GAB)は問題形式が共通しているため、どれか1つを対策すれば他にも応用がきくのが大きなメリットです。
応募企業が複数テストを併用しているかどうかを早めに把握し、必要に応じて他テストの対策も並行しましょう。
性格検査については、GABとSPIで質問傾向が異なるため、テスト形式ごとに自己分析の整理ポイントを変えておくと回答に一貫性が保てます。
性格検査と能力検査どちらを重視している?
企業の重視度は職種や採用方針によって異なりますが、能力検査と性格検査の両方を総合評価するのが一般的です。
とくに商社・外資金融・コンサルなどの難関企業では能力検査の比重が大きく、まずGABの能力検査でしっかり足切りラインを超える必要があります。
能力検査でボーダーを超えた応募者の性格検査が、面接時の参考データとして詳細に分析される構造です。
商社では「タフネス」「ストレス耐性」「協調性」など、ハードな環境への適性を性格検査から見極める傾向が強くあります。
コンサルでは「論理性」「分析志向」「主体性」など、職務適性に直結する性格項目が重視されます。
金融では「誠実性」「責任感」「リスク感度」など、コンプライアンスに関わる項目が選考結果に影響しやすい特徴があります。
志望業界・職種の特性を踏まえて、能力検査と性格検査のバランスを意識した対策を進めましょう。
外資系投資銀行・戦略コンサルでは能力検査の比重が極めて高く、性格検査は最終面接前の確認程度の位置づけとなる企業も少なくありません。
志望企業がGAB採用と確認できても、受検形式(C-GAB/Web-GAB/ペーパー)まで把握しないと対策がずれる可能性があります。受検形式により時間配分や出題数が異なるため、必ず応募先の受検案内メールで形式を確認したうえで本番に臨みましょう。とくにC-GABは時間制限が極めて厳しく、対策不足で挑むと処理が追いつかず大きく失点します。
まとめ
GABは、難関業界の選考で広く採用されている適性検査です。
商社・金融・コンサル・シンクタンクといった就職人気ランキング上位企業がGABを導入しており、これらの業界を志望する就活生にとって必須の対策テストとなります。
三井物産(C-GAB)・住友商事(C-GAB)・三菱商事・野村総合研究所・三菱総合研究所・電通・三井不動産といった日本を代表する企業群がGAB採用企業として並びます。
大手企業のボーダーは正答率7〜8割が目安で、SPIに比べて難易度・時間制限ともに厳しい水準です。
C-GAB(テストセンター版)のスコアは約1年間使い回しが可能なため、複数社受検の効率化が図れます。
対策は本番の3ヶ月前から始め、GAB専用対策本と玉手箱問題集の併用で長文読解と図表計数のパターンを徹底的に反復しましょう。
志望企業のGAB採用有無と受検形式(C-GAB/Web-GAB/ペーパー)を早期に確認し、計画的に準備を進めることが選考突破の最短ルートです。
本記事で紹介した業界別の採用企業一覧を参考に、自分の志望企業がGAB採用かをまず確認し、効率的な対策スケジュールを組み立てて選考突破を目指してください。
GABは難易度が高い分、しっかり対策を積んだ就活生とそうでない就活生で大きな差が生まれるテストであり、対策時間を確保した分だけ志望企業の選考通過率は確実に高まります。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











