就職活動でIT・SE職を目指す就活生にとって、CAB(Computer Aptitude Battery)は避けて通れない適性検査の一つです。
CABは日本SHL社が開発した、コンピューター職適性を測定するための専門テストとして知られています。
SIer・大手IT企業・通信キャリアといったIT業界の主要企業がCABを選考に取り入れているため、ITエンジニア志望者は事前にどの企業が採用しているかを把握しておく必要があります。
この記事では、CABを採用している業界別の有名企業を一覧で紹介し、選考データや効率的な対策法までを完全網羅で解説します。
- CABの基本情報とIT・SE職特化の特徴
- CABを採用している業界別の有名企業一覧
- 大手SIerのCABボーダーと通過率の目安
- 志望企業に合わせたCAB対策の進め方
- 志望企業がCABを採用しているか確認したい人
- 業界別にCAB採用企業を一気に把握したい人
- SIer・大手IT企業のCAB選考データを知りたい人
- IT・SE職志望で効率よくCAB対策を進めたい人
目次[目次を全て表示する]
CABとは?基本情報と特徴
CABは、IT・SE職を採用する企業で広く導入されているコンピューター職適性検査です。論理的思考力やプログラミング適性を多面的に評価することが特徴です。
CABの概要と開発元
CABは、日本SHL社が開発・提供している適性検査で、SE・プログラマーといったコンピューター関連職の適性を測ることに特化したテストです。
正式名称は「Computer Aptitude Battery」で、日本語では「コンピューター職適性検査」と呼ばれます。
同じ日本SHL社が提供するGAB(総合適性検査)と並ぶ代表的なテストですが、CABはコンピューター職特有の素養に焦点を絞っている点で大きく異なります。
SIerや大手IT企業を中心に幅広く導入されており、IT業界志望の就活生にとってはSPI・玉手箱と並んで対策必須のテストといえる存在です。
能力検査と性格検査の2構成で、能力検査では論理的思考力や情報処理スピードが厳しく問われます。
性格検査では、技術職としての適性や対人関係スキル、ストレス耐性などコンピューター職に必要なパーソナリティを多角的に分析します。
CABの出題科目と試験時間
CABの能力検査は、暗算・法則性・命令表・暗号の4分野で構成されています。
暗算分野では四則演算を中心とした計算問題が出題され、限られた時間内で正確に答えを導く処理スピードが問われます。
法則性分野では図形の規則性を見抜く問題が出題され、論理的にパターンを認識する力が試されます。
命令表分野では指示に従って図形を変換する問題、暗号分野では暗号化された情報を解読する問題が中心です。
受検形式により試験時間は異なり、ペーパー版では合計約95分、Web-CAB(自宅受検版)では合計約72分が標準的な構成となっています。
性格検査(OPQ)は能力検査とは別に約20分で実施され、技術職としての適性やキャリアアンカーを測定します。
CABがIT業界で広く採用されている理由
CABがIT業界で多くの企業に採用される理由は、コンピューター職特有の論理的思考力を高精度で測定できる点にあります。
暗算・法則性・命令表・暗号という4分野は、いずれもプログラミングやシステム設計に必要な「規則性を見抜く力」「論理的な手順を組み立てる力」を測るために設計されています。
SIerや大手IT企業のように、入社後にエンジニアとして配属される応募者の素養を見極めたい企業にとって、CABの結果は職務適性予測の精度が高いと評価されています。
応募者側にとっても、CABのスコアは「自分がコンピューター職に向いているかどうか」を客観的に確認できる材料となります。
こうした双方のメリットが、CABがIT業界の標準テストとして幅広く採用されている理由といえます。
CABを採用している企業の特徴
CAB採用企業には共通する傾向があります。ここでは業界傾向、企業側のメリット、規模・知名度の観点からCAB採用企業の特徴を整理します。
CAB採用企業の業界傾向
CABを採用している企業は、IT・通信業界に集中しているのが大きな特徴です。
とくに独立系SIer、メーカー系SIer、通信系SIer、外資系IT企業、システムインテグレーション専業企業でCAB採用が目立ちます。
NTTグループのシステム子会社、富士通やNECといった電機メーカー系SIer、伊藤忠テクノソリューションズのような商社系SIer、いずれもCABを導入している企業群です。
IT業界以外では、金融機関のシステム部門採用や、メーカーの情報システム子会社がCABを取り入れているケースもあります。
また、コンサルティング会社のITコンサルタント職や、デジタルマーケティング会社のエンジニア職でもCABが用いられることがあります。
このように、CABは「エンジニア・SE採用のための専門テスト」として、IT領域に強く根付いた検査となっています。
CABを選ぶ企業側のメリット
企業がCABを採用する最大のメリットは、エンジニア志望者の論理的思考力を入社前に高精度で測定できる点にあります。
SE職やプログラマー職は、入社後にプログラミング言語の習得や複雑なシステム設計を求められるため、論理的に物事を組み立てる素養が必須となります。
CABの暗号・命令表・法則性問題は、こうしたエンジニアリングの基礎能力を擬似的に測定できる設計となっており、企業側にとっては「入社後の伸びしろ」を予測しやすいテストです。
また、性格検査(OPQ)と組み合わせることで、技術職としてのカルチャーフィットや、長期的なキャリア志向まで判定できる点も評価されています。
SPIや玉手箱のような汎用テストでは測れない、コンピューター職特有の素養を見極められる点が大きな採用理由となります。
結果として、IT・SE職採用ではSPIや玉手箱と並ぶ第一関門として位置づけられている企業が多いのが現状です。
採用企業の規模・知名度の傾向
CABは、大手SIer・大手IT企業での導入率が高いのが特徴です。
とくにエンジニア・SE職の採用人数が多い大手企業ほど、応募者の論理的思考力をスクリーニングする目的でCABを導入する傾向があります。
たとえば、NTTデータ・SCSK・TIS・富士通・NEC・伊藤忠テクノソリューションズといったSIer業界の主要プレイヤーは、いずれもCAB採用企業として知られています。
従業員数1,000人以上のシステム会社では導入率が高く、応募者側もIT業界を目指すならCAB対策を組み込むのが基本戦略となります。
一方で、ベンチャーIT企業や中堅SIerの中にも、CABを導入しているケースは増えてきています。
そのため、「SIer・IT業界志望なら必ず対策しておくべきテスト」と認識して準備するのが鉄則です。
【業界別】CAB採用企業一覧
ここでは、本サイトで把握しているCAB採用企業を業界別に整理して紹介します。志望企業がリストにあるか確認しながら、対策の優先順位を考えてみましょう。
SIer・システム開発業界の採用企業
SIer業界は、CAB採用企業の中で最も社数が多い業界です。
独立系・メーカー系・通信系・ユーザー系といったあらゆる系統のSIerでCABが事実上の標準テストとなっています。
本サイトで把握しているSIer・システム開発業界のCAB採用企業は以下のとおりです。
NTTデータ・SCSK・TIS・伊藤忠テクノソリューションズ・日本ユニシス(BIPROGY)・電通総研(ISID)・野村総合研究所・日本総合研究所・大和総研・SCSKシステムマネジメント
独立系SIerではTIS・SCSK・伊藤忠テクノソリューションズが代表的なCAB採用企業で、新卒採用人数も多いため対策必須となります。
ユーザー系SIerではNTTデータが業界最大手で、システム開発志望者の最優先対策企業に位置づけられます。
シンクタンク系SIerでは野村総合研究所・日本総合研究所・大和総研の3大シンクタンクがCABを採用しているケースがあり、ITコンサル志望者にとっても重要なテストです。
BIPROGY(旧日本ユニシス)はSIer業界の老舗で、システム提案からシステム運用まで幅広く手がける企業として、CABによる素養確認を選考に取り入れています。
電通総研(ISID)は金融グループ系列としてシステム開発を中心に手がけており、CAB採用企業として安定した評価を得ています。
大手電機・通信メーカー系SIerの採用企業
大手電機・通信メーカー系SIerでは、親会社からの大型システム案件を担当する子会社を中心にCABが導入されています。
とくに親会社の社内システムやグループ企業向けのシステム開発を手がける企業で、CABによる選考が定着しています。
本サイトで把握している大手電機・通信メーカー系SIerのCAB採用企業は以下のとおりです。
富士通・NEC・日立製作所・日立ソリューションズ・日立システムズ・富士通エフサス・NECソリューションイノベータ・NTTコムウェア
富士通・NEC・日立製作所は国内3大電機メーカーとして、自社のSIer部門でCABを採用しています。
日立グループでは日立ソリューションズ・日立システムズ、富士通グループでは富士通エフサス、NECグループではNECソリューションイノベータといった子会社もCABを導入しているケースがあります。
NTTグループのシステム子会社であるNTTコムウェアもCAB採用企業として知られ、通信インフラ系SIer志望者にとって重要な選考テストです。
これらの企業はいずれも大規模なシステム開発案件を扱うため、論理的思考力と情報処理能力を測るCABが選考スクリーニングに活用されています。
金融系IT・コンサル業界の採用企業
金融系IT・コンサル業界では、金融機関のシステム子会社・ITコンサルティング会社を中心にCABが採用されています。
金融機関は基幹システムや勘定系システムを扱うため、エンジニアの論理的思考力を高精度で測定したいという要請からCABが選ばれています。
本サイトで把握している金融系IT・コンサル業界のCAB採用企業は以下のとおりです。
野村総合研究所(NRI)・日本総合研究所・大和総研・三井住友トラスト・システム・三菱UFJインフォメーションテクノロジー・みずほリサーチ&テクノロジーズ・アクセンチュア(IT部門)・アビームコンサルティング(IT部門)
シンクタンク系では野村総合研究所・日本総合研究所・大和総研の3社が代表的で、コンサルタント職とエンジニア職の両方を採用しています。
銀行系IT子会社では三井住友トラスト・システム、三菱UFJインフォメーションテクノロジー、みずほリサーチ&テクノロジーズが該当し、メガバンクの基幹システム開発を担います。
外資・国内のコンサルティングファームでは、ITコンサル職の選考でCABが導入されることがあります。
その他IT・通信業界の採用企業
その他IT・通信業界では、大手通信キャリア・独立系IT企業・人材IT企業がCABを採用しています。
通信キャリアの中でもインフラ系のシステム子会社やネットワーク開発部門で、CABによる選考が見られます。
本サイトで把握しているその他IT・通信業界のCAB採用企業は以下のとおりです。
NTTコミュニケーションズ・KDDI(システム部門)・ソフトバンク(システム部門)・Sky・富士ソフト・NTTテクノクロス・楽天グループ(エンジニア職)・SCSKサービスウェア
NTTコミュニケーションズはNTTグループの通信インフラを支える企業で、ネットワークSEや基盤エンジニア職でCABが用いられています。
独立系SIerのSky・富士ソフトは、組み込みソフトからWebシステムまで幅広く手がける企業で、CABによる論理思考力スクリーニングが定着しています。
NTTテクノクロスはNTT研究所発のテクノロジー企業で、研究開発色の強いポジションでCABが採用されています。
楽天グループのエンジニア職や、SCSKサービスウェアのようなITサービス専業企業でも、職種別の選考フローでCABが選ばれるケースがあります。
事業会社の情報システム子会社の採用企業
事業会社の情報システム子会社では、親会社の基幹システムを支えるエンジニア人材を採用する目的でCABが導入されています。
商社・メーカー・小売・金融といったあらゆる業界の事業会社が、自社グループ専用のシステム子会社を保有しており、その採用選考でCABが選ばれることがあります。
本サイトで把握している事業会社の情報システム子会社のCAB採用企業は以下のとおりです。
JR東日本情報システム・東京海上日動システムズ・損保ジャパン・システムソリューション・JFEシステムズ・新日鉄住金ソリューションズ(現NSSOL)・凸版印刷(情報系部門)・JSOL
JR東日本情報システムはJRグループの輸送システムを支える企業で、運輸インフラ系のシステム開発志望者にとって重要なCAB採用企業です。
東京海上日動システムズ・損保ジャパン・システムソリューションは保険業界のシステム子会社で、保険商品の基幹システム開発を手がけています。
新日鉄住金ソリューションズ(現日鉄ソリューションズ・NSSOL)は鉄鋼業界発のSIerで、製造業向けシステム開発でCABが用いられます。
JSOLはNTTデータと日本総合研究所の合弁会社で、SAP導入や基幹システム刷新案件を中心に手がけています。
本サイトで把握しているCAB採用企業は40社以上。最多はSIer・システム開発業界、次いで電機・通信メーカー系SIer、金融系IT、その他IT・通信、事業会社の情報システム子会社の順です。IT・SE職志望が明確になっている人は、まず自分の志望企業がCAB採用かどうかを最優先で確認しましょう。
大手・有名企業のCAB選考データ
ここでは、大手SIerを受ける際に押さえておきたいCABのボーダー目安、通過率の傾向、Web-CABとペーパーCABの違いについて解説します。
大手SIerのCABボーダー目安
大手SIerのCABボーダーは、正答率6〜7割が目安といわれています。
就職人気ランキング上位の大手SIerや、外資系コンサルのIT部門では、7割前後の正答率が求められるケースが一般的です。
たとえばNTTデータや野村総合研究所といったSIer業界トップ企業では、ボーダーは高水準で設定されている傾向です。
独立系SIerのTIS・SCSK・伊藤忠テクノソリューションズでも、応募者数が多いためボーダーは6.5〜7割が安全圏といえます。
メーカー系SIerの富士通・NEC・日立製作所では、おおむね6〜7割が目安と考えられています。
志望企業が決まったら、同業他社の難易度水準を参考に対策の目標スコアを設定しましょう。
とくに暗号・命令表分野は対策効果が高いため、繰り返し演習することで得点を底上げできます。
シンクタンク系の野村総合研究所・日本総合研究所・大和総研では、コンサルタント職とエンジニア職の両方を採用するため、CABスコアの基準は7割以上が安心水準です。
金融系IT子会社の三井住友トラスト・システム、三菱UFJインフォメーションテクノロジーといった企業では、基幹システム開発の責任の重さから6.5割前後のスコアが求められます。
採用倍率と通過率の傾向
大手SIerのCAB通過率は、4〜6割程度といわれています。
応募者数が多い人気SIerでは、書類選考とCABで応募者の半数近くが絞り込まれるケースが一般的です。
とくにNTTデータ、野村総合研究所、SCSKといった就職人気ランキング上位企業では、CAB通過率が4割を下回ることもあります。
独立系SIerでは応募倍率が高いため、CAB段階で大幅に絞り込まれる傾向にあります。
一方、メーカー系SIerや事業会社のシステム子会社では、CABで極端に厳しい足切りを行う企業は少なく、6割前後が通過することも珍しくありません。
志望企業の人気度・応募者数を踏まえて、必要なスコア水準を見極めることが対策の出発点となります。
外資系コンサルのIT部門では、CABの足切りライン自体が極めて高い水準で設定されているケースもあるため、対策時間を多めに確保することが重要です。
志望企業の採用実績や応募倍率の傾向を就活サイトでチェックし、必要なスコア水準から逆算した対策プランを立てましょう。
Web-CABとペーパーCABの違いと対策ポイント
CABには、自宅受検のWeb-CABと会場で受けるペーパーCABの2形式があります。
Web-CABは自宅のパソコンから受検する形式で、時間が約72分と短く、画面上で問題を解くため操作慣れが必須となります。
ペーパーCABは会場でマークシート方式で受検する形式で、時間が約95分とWeb-CABより長く、手計算や図形の書き込みがしやすいというメリットがあります。
同じ問題分野(暗算・法則性・命令表・暗号)でも、出題形式や時間配分が異なるため、志望企業がどちらを採用しているかを事前確認してから対策を始めるのが重要です。
Web-CABの場合、自宅の通信環境や電卓の準備、画面表示の練習など、受検環境の整備も得点に直結します。
ペーパーCABの場合は、紙とペンで素早く図形を書き込み解答する練習を、対策本を使って繰り返すことが効果的です。
志望企業の受検形式を事前に確認し、形式に合わせた演習を積むことで、本番のパフォーマンスを最大化できます。
CABを採用企業向けに対策する方法
志望企業がCABを採用している場合、どのように対策を進めれば効率的か、スケジュール・教材・反復学習の3観点で解説します。
対策スケジュールの立て方
CAB対策は、本番の2〜3ヶ月前から始めるのが理想的です。
多くのIT志望者は、エントリー直前にCAB対策を始めて時間切れになるケースが多いため、早めに着手することが第一の差別化要因となります。
対策の前半1ヶ月は、対策本を1冊通しで解いて出題傾向と自分の弱点分野を把握します。
後半1〜2ヶ月では、弱点分野を中心に反復演習を行い、本番形式の模試で時間配分の感覚を養います。
志望企業の受検時期から逆算して、いつまでにどの分野を仕上げるかを明確にしておきましょう。
とくに暗号・命令表分野は解法パターンの暗記が得点を伸ばす最短ルートです。
大手SIerでボーダーが7割の企業を志望する場合は、3ヶ月以上前から本格的な対策を開始するのが安全策となります。
メーカー系SIerや事業会社の情報システム子会社でボーダーが6〜7割の場合は、2ヶ月程度の対策期間でも十分に通過水準に達することができます。
おすすめの問題集・対策アプリ
CAB対策の王道教材は、CAB専用の対策本1冊と対策アプリの併用です。
対策本は出題範囲(暗算・法則性・命令表・暗号)を網羅的に解説しているものを1冊選び、最低3周は反復しましょう。
代表的な対策本としては、CAB・GAB対策専門書のシリーズや、SIer向けの就活対策書籍に組み込まれた専門章があります。
対策アプリは隙間時間の反復演習に最適で、通学・通勤中の積み重ねが本番のスコアに直結します。
無料の練習サイトや模擬試験を併用することで、本番形式の操作感に慣れておくことも大切です。
志望企業の受検形式(Web-CAB/ペーパーCAB)に合わせた教材を選ぶと、効率的に対策を進められます。
効率的な反復学習のポイント
CABで高得点を取るには、解法パターンを瞬時に引き出す状態まで仕上げることが重要です。
4分野(暗算・法則性・命令表・暗号)のいずれも、頻出パターンが決まっており、パターン認識のスピードが得点を左右します。
パターンごとの解法手順を「考えなくても手が動く」レベルまで反復することで、本番の時間切れリスクを減らせます。
暗号分野は最初は難しく感じる人が多いものの、解読の規則性を理解すれば得点源にできる分野です。
性格検査(OPQ)については、対策本というよりも自己分析を深めて回答の一貫性を保つことが重要となります。
本番1週間前には模擬試験で時間配分を最終確認し、コンディションを整えて本番に臨みましょう。
Web-CABの場合は、初回の練習受検として志望度の低い企業を選び、本命前に画面操作感覚を掴んでおく戦略も有効です。
ペーパーCABの場合は、自宅で時間を計りながら過去問形式の演習を積み、本番の時間配分感覚を体に染み込ませましょう。
- STEP1:CAB専用対策本を1冊通しで解いて出題範囲と弱点を把握
- STEP2:暗号・命令表・法則性の3分野を反復演習し、解法パターンを定着
- STEP3:本番形式の模試で時間配分・受検形式の操作感を最終確認
CAB採用企業に関するよくある質問
CAB採用企業に関して、IT・SE職志望の就活生からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。志望企業の選考準備にあたって押さえておきましょう。
志望企業がCABか事前に分かる方法は?
志望企業がCABを採用しているかを事前に知るには、複数の情報源を組み合わせて確認するのが基本です。
本記事のような採用企業一覧の確認に加えて、就活口コミサイトやOB・OG訪問で過去の受検情報を集めるとより正確な情報が得られます。
企業の採用ページや募集要項に「適性検査」「CAB」「コンピューター職適性検査」と明記されているケースもあるため、まずは公式情報を確認しましょう。
説明会やインターン参加時に、人事担当者から選考フローについて直接情報を得られる場合もあります。
とくに大手SIerの場合は、内定者や現役社員のSNS発信から過去の選考情報が得られることもあります。
これらの情報を総合的に判断して、志望企業の受検テストを早期に特定することが対策の第一歩です。
CABとGABの併用企業はある?
大手SIerの中には、CABとGABを職種別に使い分けている企業もあります。
たとえば、SE職・プログラマー職の選考ではCAB、営業職や企画職の選考ではGABを採用しているケースが見られます。
また、本選考はCAB、インターン選考は玉手箱というように、選考フェーズで採用テストを分けている企業もあります。
選考時期や応募職種によって採用テストが変わる可能性があるため、応募予定の選考フローを事前に確認することが重要です。
CABを採用しているSIerでも、応募職種が技術職以外の場合は玉手箱やSPIに切り替わるケースは少なくありません。
応募企業が複数テストを併用しているかどうかを早めに把握し、必要に応じて他テストの対策も並行しましょう。
性格検査(OPQ)と能力検査どちらを重視している?
CABの企業重視度は職種や採用方針によって異なりますが、能力検査と性格検査(OPQ)の両方を総合評価するのが一般的です。
多くのSIerでは能力検査でまず最低ラインを設定し、ボーダーを超えた応募者の性格検査を詳細に確認します。
とくに大手SIerやシンクタンク系のエンジニア採用では、性格検査による「技術職としての適性」判定が最終面接でも重視される傾向です。
SE職では、論理性・正確性・ストレス耐性といった性格検査の項目が重視されやすくなります。
研究開発職や先端技術職では、論理的思考力を測る暗号・命令表分野の得点が選考通過に直結する傾向があります。
志望職種の特性を踏まえて、能力検査と性格検査のバランスを意識した対策を進めましょう。
外資系コンサルのIT部門では能力検査の比重が極めて高く、性格検査は最終面接前の確認程度の位置づけとなる企業も少なくありません。
日系大手SIerの総合職採用では、能力検査で足切り後の性格検査が「企業カルチャーとの相性確認」として活用されます。
志望企業がCAB採用と確認できても、受検形式(Web-CAB/ペーパーCAB)まで把握しないと対策がずれる可能性があります。受検形式により出題内容や時間配分が異なるため、必ず応募先の受検案内メールで形式を確認したうえで本番に臨みましょう。とくにWeb-CABは時間が短いため、画面操作の慣れが得点を大きく左右します。
まとめ
CABは、IT・SE職を採用する企業で広く導入されているコンピューター職適性検査です。
SIer・大手電機メーカー系SIer、金融系IT、通信キャリア、事業会社の情報システム子会社など、IT領域を中心とした幅広い企業がCABを導入しています。
NTTデータ・SCSK・TIS・富士通・NEC・伊藤忠テクノソリューションズ・野村総合研究所といったSIer業界の主要プレイヤーが、CAB採用企業として並びます。
大手SIerのボーダーは正答率6〜7割が目安で、人気企業ほど高水準のスコアが求められます。
受検形式はWeb-CABとペーパーCABの2種類があり、志望企業の採用形式を事前に確認して対策方針を決めることが重要です。
対策は本番の2〜3ヶ月前から始め、CAB専用対策本と対策アプリの併用で出題パターン(暗算・法則性・命令表・暗号)を徹底的に反復しましょう。
志望企業のCAB採用有無と受検形式を早期に確認し、計画的に準備を進めることが選考突破の最短ルートです。
本記事で紹介した業界別の採用企業一覧を参考に、自分の志望企業がCAB採用かをまず確認し、効率的な対策スケジュールを組み立ててIT業界の選考突破を目指してください。
CABは早めに対策を始めればスコアを大きく伸ばすことが可能なテストであり、対策時間を確保した分だけSIer・大手IT企業の選考通過率は確実に高まります。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











