就職活動の適性検査では、「SCOA-A」を受検することがあります。
SCOA-Aは、日本経営協会総合研究所(NOMA総研)が提供する基礎能力5科目とパーソナリティを測定する総合適性検査です。
言語・数理・論理・英語・常識の5科目構成で、1問あたり約30秒という時間制限の中で正確に解くスピード感が求められます。
この記事では、SCOA-Aの練習問題を5科目別に15選紹介し、解答解説つきで徹底対策できる形にまとめました。
- SCOA-A5科目別の練習問題と解法パターン
- 言語・数理・論理・英語・常識の出題傾向
- 練習問題が解けるおすすめサイト・問題集
- 本番で7割を取るための学習ステップ
- SCOA-Aの練習問題を解きながら対策したい人
- 5科目を体系的に学びたい人
- 解答解説つきの問題で理解を深めたい人
- 地方銀行・インフラ・公務員を志望している人
目次[目次を全て表示する]
SCOA-Aの練習問題を解く前に知っておきたい基礎知識
SCOA-Aの練習問題に取り組む前に、まずテストの全体像と出題形式を押さえておきましょう。ここでは基礎情報を整理します。
SCOA-Aの出題構成と時間配分
SCOA-Aは基礎能力検査5科目とパーソナリティ検査で構成される総合適性検査です。
基礎能力検査は言語・数理・論理・英語・常識の5科目から計120問が出題され、解答時間は約60分となっています。
1問あたり約30秒で解答する必要があるため、じっくり考える余裕はなく、瞬発的な判断力が問われます。
練習問題を解く段階から、ストップウォッチで時間を計りながら解くことで、本番のスピード感を体に染み込ませましょう。
練習問題で意識すべき3つのポイント
練習問題を解くときは、正答率・解答時間・解法パターンの3点を意識することが重要です。
まず正答率は7割を目標に設定し、科目ごとにどの分野で落としているかを記録しておきます。
次に解答時間を1問30秒以内に収めることを意識し、時間オーバーした問題はマークをつけて後で復習します。
最後に解法パターンを毎回同じ手順で進められるようにすると、本番で迷わずに進められます。
この3点を意識するだけで、練習問題の効果が何倍にも高まります。
SCOA-A言語の練習問題3選
言語科目では同義語・反意語・短文読解が出題されます。ここでは代表的な練習問題を解答解説つきで紹介します。
練習問題1:同義語
問題:「承諾」の同義語として最も適切なものを選びなさい。ア.拒否 イ.了承 ウ.放棄 エ.延期
解法:承諾は「相手の申し出を受け入れること」という意味なので、同じ意味を持つ語を選びます。
アの拒否は反対の意味、ウの放棄は「権利を手放すこと」、エの延期は「後に延ばすこと」でいずれも不適切です。
イの了承は「事情を理解して認めること」という意味で、承諾とほぼ同じ意味を持ちます。
答え:イ(了承)
練習問題2:反意語
問題:「需要」の反意語として最も適切なものを選びなさい。ア.供給 イ.消費 ウ.購入 エ.在庫
解法:経済用語のペアを思い出すと素早く解けます。
需要は「買い手が商品を求めること」という意味で、経済学で対になる概念が反意語となります。
供給は「売り手が商品を提供すること」という意味で、需要と供給はセットで使われる代表的な反意語ペアです。
答え:ア(供給)
練習問題3:短文読解
問題:「彼の提案は現実性に欠けていたが、それでも会議の参加者はその斬新さに惹かれた」の内容として正しいものを選びなさい。
解法:逆接の「が」に注目し、前半と後半の対比を捉えます。
前半で「現実性に欠けていた」という否定的評価、後半で「斬新さに惹かれた」という肯定的評価が示されています。
したがって「提案は実現可能性は低いが、発想は新しく評価された」という解釈が正解です。
答え:提案は実現性が低いが発想が新しく評価された
SCOA-A数理の練習問題3選
数理科目では四則演算・割合・方程式が出題されます。ここでは代表的な練習問題を紹介します。
練習問題4:割合の計算
問題:ある商品の定価は2,500円で、定価の20%引きで販売された。販売価格はいくらか。
解法:定価×(1−割引率)で販売価格を求めます。
2,500円×(1−0.2)=2,500円×0.8=2,000円となります。
割引問題は「20%引き」を「80%で販売」と置き換えると計算が速くなります。
答え:2,000円
練習問題5:速さの計算
問題:時速60kmで走る車が180kmの距離を進むには何時間かかるか。
解法:距離÷速さ=時間の公式を使います。
180km÷60km/h=3時間となります。
速さの問題は「は・じ・き」の法則で覚えると忘れません。
答え:3時間
練習問題6:方程式
問題:ある数の3倍から5を引いた値が19になる。この数はいくつか。
解法:求める数をxと置いて式を立てます。
3x−5=19の両辺に5を足して3x=24、両辺を3で割ってx=8となります。
文章題は「求めるもの=x」と置くクセをつけると、式が立てやすくなります。
答え:8
SCOA-A論理の練習問題3選
論理科目では推論・数列・暗号などが出題されます。ここでは典型問題を紹介します。
練習問題7:数列
問題:2, 6, 12, 20, 30, ( )に入る数を答えなさい。
解法:隣り合う数の差を取ると規則性が見えます。
6−2=4、12−6=6、20−12=8、30−20=10と差が2ずつ増えているので、次の差は12となります。
したがって30+12=42が答えです。
答え:42
練習問題8:推論
問題:A、B、Cの3人が並んでいる。AはBより前にいる。CはBのすぐ後ろにいる。並び順は?
解法:条件を整理すると、B→Cの順序が確定し、さらにAがBの前と分かります。
したがって前からA、B、Cの順序となります。
推論問題は条件を図や記号で書き出すと早く解けます。
答え:A、B、C
練習問題9:命題
問題:「すべてのカラスは黒い」が真のとき、必ず真となるものを選びなさい。
解法:対偶命題は元の命題と同じ真偽値を持ちます。
元の命題の対偶は「黒くないものはカラスではない」となります。
裏や逆は必ずしも真にならないため注意が必要です。
答え:黒くないものはカラスではない
SCOA-A英語の練習問題3選
英語科目は中学〜高校基礎レベルの語彙・文法・短文読解が中心です。
練習問題10:語彙(同義語)
問題:「important」の同義語を選びなさい。ア.simple イ.crucial ウ.quiet エ.small
解法:importantは「重要な」という意味で、同じ意味を持つ語を探します。
crucialは「決定的に重要な」という意味で、最も近い同義語です。
答え:イ(crucial)
練習問題11:文法(時制)
問題:I ( ) to Tokyo last year. 空欄に入る語を選びなさい。ア.go イ.went ウ.going エ.goes
解法:last year(昨年)は過去を表す語句なので、動詞は過去形を使います。
goの過去形はwentとなるので、答えはイです。
答え:イ(went)
練習問題12:短文読解
問題:"Ken studies English every morning before school." ケンが英語を勉強するのはいつか。
解法:before school(学校の前に)とevery morning(毎朝)から時間帯を読み取ります。
ケンは毎朝、学校に行く前に英語を勉強していると分かります。
答え:毎朝、学校に行く前
SCOA-A常識の練習問題3選
常識科目は社会・理科・時事問題から出題され、SCOA-A最大の特徴です。
練習問題13:社会(地理)
問題:日本の最北端に位置する都道府県はどこか。
解法:日本の位置関係を思い出します。
北海道は日本の北端に位置し、最北端の都道府県です。
答え:北海道
練習問題14:理科(化学)
問題:水の化学式を答えなさい。
解法:水は水素原子2個と酸素原子1個で構成される分子です。
化学式はH2Oと表記します。
答え:H2O
練習問題15:時事問題
問題:日本の現在の首相の名前を答えなさい(出題時点)。
解法:時事問題は直近1年の政治・経済ニュースから出題されます。
毎日ニュースアプリをチェックする習慣をつけて、主要人物の名前を覚えておきましょう。
答え:出題時点の首相名
最初は時間を気にせず正確に解くことを優先し、2周目以降から時間を計るのがおすすめです。間違えた問題はノートにまとめ、3日後・1週間後に再度解き直すと記憶が定着します。
練習問題が解けるおすすめサイト・問題集
SCOA-Aの練習問題は、市販の問題集とWebサイトを組み合わせると効率的に進められます。
市販のSCOA対策問題集
定番は『最新最強のSCOA超実戦問題集』で、5科目すべての練習問題が掲載されています。
解答解説が丁寧で、独学でも理解しやすい構成になっています。
『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』もSPIと共通する言語・数理・論理の練習問題が豊富で、流用に便利です。
1冊1,500円前後で購入でき、書店やAmazonで入手可能です。
無料で使えるWebサイト
キャリタス・マイナビが提供する模擬WebテストではSPI形式の練習問題を無料で解けます。
NOMA総研の公式サイトには例題が掲載されており、出題形式の把握に役立ちます。
就活サイト「unistyle」や「ONE CAREER」も会員登録で練習問題にアクセス可能です。
アプリでスキマ時間対策
スマホアプリでは「SPI言語・非言語 一問一答」で言語・数理の練習問題が1,000問以上解けます。
英語対策には「mikan」「Duolingo」、常識対策には「一般常識一問一答」がおすすめです。
通学・通勤時間を活用して毎日20分解くだけでも実力がつきます。
練習問題を最大限に活用する学習ステップ
練習問題は「解いて終わり」では効果が半減します。ここでは活用ステップを紹介します。
ステップ1:全科目を一通り解く
まずは5科目の練習問題を一通り解き、自分の得意・苦手を把握します。
この段階では正答率より、出題形式に慣れることを優先します。
苦手科目を特定できたら、次のステップで重点的に対策します。
ステップ2:苦手科目を重点復習
苦手科目は市販問題集の該当章を繰り返し解き、解法パターンを暗記するレベルまで仕上げます。
3日連続で同じ問題を解くと記憶が定着しやすくなります。
ステップ3:本番形式で時間を計る
最後は本番と同じ60分で120問を解く模擬演習を行います。
時間配分とスピード感を体に染み込ませ、合格ラインを超える仕上がりに持っていきます。
同じ問題集を1周だけで終わらせるのは禁物です。最低2〜3周は繰り返し、間違えた問題は解法パターンごと暗記するまで復習しましょう。
SCOA-Aの練習問題に関するよくある質問
就活生から寄せられる練習問題に関する質問をまとめました。
練習問題は何問解けば合格ラインに届きますか?
目安として5科目×100問=500問程度を解けば、合格ラインの正答率7割を狙えます。
市販問題集1冊をしっかり解き切れば十分な問題量を確保できます。
練習問題はいつから始めるべきですか?
選考の1〜2ヶ月前から始めるのが理想的です。
5科目構成のため対策範囲が広く、十分な準備期間が必要になります。
無料の練習問題だけで対策できますか?
無料サイトだけでは問題数が不足するため、市販問題集1冊との併用がおすすめです。
無料サイトで出題形式を掴み、問題集で体系的に仕上げる流れが効率的です。
まとめ
SCOA-Aの練習問題は、5科目それぞれの出題パターンを掴むことが最優先です。
本記事で紹介した15問を解法ごと理解し、市販問題集で演習量を積み上げましょう。
1問30秒という時間制限を意識し、スピードと正確性の両立を目指すことが合格への近道です。
練習問題を反復することで、本番で安定して7割の正答率を確保できます。
5科目バランスよく対策して、SCOA-Aを着実に攻略しましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











