IHIは、航空エンジン・宇宙開発・エネルギープラント・産業機械など、日本のものづくりを支える総合重工業メーカーです。
国家プロジェクト規模の仕事に携われるスケール感と、高い技術力を誇る企業として、27卒の就活生からも非常に人気の高い企業のひとつです。
しかし、IHIの新卒採用は採用倍率が約55倍と非常に高く、面接対策なしに内定を勝ち取ることは困難です。
この記事では、IHIの選考フロー・面接回数・各面接の質問内容・逆質問のコツ・通過率・服装まで、面接対策に必要な情報を徹底解説します。
正しい準備と対策を行えば、難関のIHI面接も十分に突破可能です。27卒の皆さん、ぜひ最後まで読んで万全の準備を整えてください。
目次[目次を全て表示する]
【IHI 面接対策】新卒の選考フローと面接回数
結論から申し上げますと、IHIの新卒本選考は「ES提出・適性検査 → 一次面接(技術面接) → 最終面接(人事面接) → 内々定」という流れが基本です。
面接回数は2回が主流となっており、技術系・事務系ともにこの流れで選考が進みます。
ただし、推薦応募と自由応募でルートが異なる場合があります。推薦応募の場合は書類選考が省略されるケースもあるため、自分の応募ルートを事前に確認しておきましょう。
自由応募の場合は「ES提出・適性検査 → 書類選考 → 一次面接(技術面接) → 最終面接(人事面接)」と、書類選考のステップが追加される場合があります。
IHIの選考スケジュールは例年3月にエントリー開始、6月以降に面接が本格化します。早めのES準備と企業研究が鍵となります。
インターンからの優遇ルートはある?
IHIでは、インターンシップ参加者に対して早期選考の案内が出るケースが報告されています。
具体的には、インターン参加後にOBリクルーターが付き、数回の面談を経て早期選考の案内を受けられる場合があります。
ただし、公式にインターン優遇を明言しているわけではなく、すべての参加者が優遇を受けられるわけではありません。インターンで優秀な評価を得た学生が対象となる傾向があります。
インターンシップは夏季(8月〜9月頃・120〜150名規模)と冬季(12月頃・60〜70名規模)に開催されており、選考難易度も高めです。本選考に向けた企業理解を深める絶好の機会ですので、積極的にエントリーすることをおすすめします。
【IHI 面接対策】一次面接の内容と対策
IHIの一次面接は、主に技術面接として実施されます。面接官は人事担当者1名と技術系社員(課長クラス)1名の計2名が一般的です。
面接形式は個人面接で、所要時間は約30分〜1時間程度です。オンライン(Zoom等)で実施されるケースも多く見られます。
質問内容は、研究内容・志望動機・学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)が中心です。特に技術系の場合は、研究内容について専門的な深掘りが行われます。
事務系の場合は、志望動機や就職活動の軸、学生時代の活動について詳しく聞かれる傾向があります。
一次面接では「なぜ他の重工業メーカーではなくIHIなのか」が必ずと言ってよいほど聞かれます。三菱重工業・川崎重工業との違いを明確に整理しておきましょう。
研究内容・ガクチカを分かりやすく伝える
IHIの一次面接で最も重要なのは、自分の研究内容やガクチカを面接官に分かりやすく伝えることです。
技術面接では、専門外の面接官にも理解できるように、研究の背景・目的・手法・成果を簡潔にまとめておく必要があります。
「この研究がIHIの事業にどう活かせるか」まで言及できると、高い評価につながります。
IHIを志望する理由を具体的に語る
「なぜIHIか」という質問に対しては、IHIならではの強みや事業内容に紐づけた志望理由を準備しましょう。
例えば、航空エンジン分野での国際的なシェア、カーボンニュートラルへの取り組み、宇宙関連事業の展開など、IHI固有の事業特性を踏まえた回答が効果的です。
「説明会で聞いた話」「OB訪問での印象」など、自分だけの体験を交えると説得力が増します。
【IHI 面接対策】最終面接の内容と対策
IHIの最終面接は、人事部門の管理職クラスが面接官を務めることが多く、対面で実施される傾向があります。
所要時間は30分〜1時間程度で、一次面接よりも入社意思やキャリアビジョンに重点を置いた質問がされます。
最終面接は選考型であり、意思確認だけでは終わりません。IHIで何を実現したいか、どのようなキャリアを描いているかを明確に伝えることが求められます。
一次面接との一貫性も重要です。一次で話した内容と矛盾がないように注意しましょう。
入社意思の弱さを見抜かれないようにする
最終面接で最も致命的なのは、入社意思の弱さが伝わってしまうことです。
「他社の選考状況は?」「当社が第一志望ですか?」といった質問に対して、曖昧な回答をすると大幅に評価が下がります。
IHIが第一志望であることを、具体的な理由とともに堂々と伝えましょう。
キャリアビジョンを明確に描く
「IHIに入社して何がしたいか」「10年後にどうなっていたいか」といったキャリアビジョンの質問にも備えておきましょう。
IHIの事業領域や成長戦略を踏まえた上で、自分がどのように貢献したいかを語れると、高い評価を得られます。
抽象的な回答ではなく、「航空エンジンの開発に携わり、将来的にはプロジェクトリーダーとして新型エンジンの開発を主導したい」など、具体的な将来像を示すことが大切です。
他社比較で差別化できていない
重工業メーカーを複数受けている就活生は多いため、IHIと他社をどう差別化しているかは必ず確認されます。
三菱重工業は総合力、川崎重工業はロボティクスやモーターサイクルに強みがありますが、IHIは航空エンジン・宇宙・カーボンニュートラル分野で独自のポジションを持っています。
こうした違いを理解した上で、「だからIHIでなければならない」という結論に導ける回答を準備しておきましょう。
面接では「なぜ?」「具体的には?」と繰り返し深掘りされます。自分の回答に「思考の穴」がないか、事前にチェックしておくことが選考突破のカギです。
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【IHI 面接対策】面接で聞かれる質問と逆質問
頻出質問まとめ
IHIの面接で過去に聞かれた質問をまとめると、以下のような傾向があります。
「自己紹介をしてください」「志望動機を教えてください」「なぜIHIを選んだのですか」「他の重工業メーカーとの違いは何ですか」といった定番の質問が挙げられます。
「研究内容を分かりやすく説明してください」「その研究で苦労したことは何ですか」「学生時代に最も力を入れたことは何ですか」「チームで取り組んだ経験を教えてください」など、ガクチカに関する質問も頻出です。
「IHIでどのような仕事がしたいですか」「入社後のキャリアプランを教えてください」「希望する配属先とその理由は」「他社の選考状況を教えてください」といったキャリアや志望度に関する質問も重要です。
技術系特有の質問として、「研究のオリジナリティは何ですか」「その技術の社会的意義は何ですか」「卒業研究のテーマを選んだ理由は」なども出題されています。
逆質問の重要性と評価ポイント
IHIの面接でも、逆質問の時間は必ず設けられます。逆質問は志望度の高さと企業理解の深さをアピールする絶好の機会です。
面接官は逆質問を通じて、「この学生は本当にIHIに入りたいのか」「企業研究をしっかり行っているか」を見極めています。
逆質問がなかったり、調べればすぐに分かるような内容を聞いてしまうと、「志望度が低い」と判断されるリスクがあります。
面接段階別・逆質問の具体例
一次面接(技術面接)では、技術的な内容に踏み込んだ逆質問が効果的です。「航空エンジン開発における今後の技術的な課題は何ですか」「若手エンジニアが早期にプロジェクトに関わる機会はありますか」などが好印象です。
最終面接では、会社全体の方向性やキャリアに関する質問が適しています。「カーボンニュートラル実現に向けた今後の事業戦略をお聞かせください」「入社後の研修制度やキャリアパスについて教えてください」などが効果的です。
どの面接段階でも、自分の経験やスキルと絡めた質問ができると、より高い評価につながります。
逆質問が思いつかない場合の対処法
逆質問が思いつかない場合は、まずIHIの中期経営計画やプレスリリースを確認してみましょう。最新の事業動向から疑問点を見つけることができます。
「面接官自身のキャリア」「部署の雰囲気」「入社前に準備しておくべきこと」など、面接官個人に聞く質問も有効です。
一方で、給与・休日・残業時間など待遇に関する質問や、公式サイトに掲載されている基本情報を聞く質問は避けましょう。
「特にありません」は絶対に避けてください。最低でも2〜3個の逆質問を準備した上で面接に臨みましょう。
【IHI 面接対策】各面接の通過率と落ちた場合の振り返り
各面接段階の通過率の目安
IHIの選考通過率について、口コミ情報をもとにした目安は以下のとおりです。
ES通過率は約70〜75%程度とされており、比較的高い通過率です。しかし、一次面接の通過率は約25%程度まで大きく下がるとの情報があります。
最終面接の通過率は50〜60%程度と推測されます。最終面接まで進めば比較的高い確率で内定を得られますが、油断は禁物です。
全体の採用倍率は約55倍(文系約33倍・理系約5倍)と推測されており、難関企業であることは間違いありません。
IHIの採用人数は例年100名前後(技術系が約8割、事務系が約2割)です。理系の方が採用枠が大きいため、理系の倍率は文系より低くなる傾向があります。
※上記は過年度の情報をもとに記載しています。2026年(27卒)の最新情報は、必ず企業の公式採用ページでご確認ください。
落ちた場合に考えられる原因
一次面接で落ちた場合、研究内容やガクチカの説明が分かりにくかった、志望動機が他社でも通用する汎用的な内容だった、「なぜIHIか」に対する回答が浅かった、といった原因が考えられます。
最終面接で落ちた場合は、入社意思の弱さが伝わった、キャリアビジョンが曖昧だった、他社との比較で差別化ができていなかった、といった点が不合格の要因として挙げられます。
不合格からの切り替え方・次に活かすポイント
IHIの面接で不合格だった場合、まずは面接での受け答えを振り返ることが大切です。「どの質問で詰まったか」「どの回答に自信がなかったか」を書き出してみましょう。
重工業メーカーの面接対策は他社にも応用できます。IHIで深掘りされた「研究内容の説明力」「業界理解」は、川崎重工業や三菱重工業の面接でもそのまま活かせます。
不合格は成長のチャンスです。振り返りをしっかり行い、次の選考に向けて改善点を具体的なアクションに落とし込みましょう。
面接では「なぜ?」「具体的には?」と繰り返し深掘りされます。自分の回答に「思考の穴」がないか、事前にチェックしておくことが選考突破のカギです。
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【IHI 面接対策】面接の時間・服装・その他の注意点
面接の所要時間
IHIの面接の所要時間は、一次面接が約30分〜1時間、最終面接が約30分〜1時間程度です。
一次面接では研究内容の説明に時間が割かれるため、技術系の方は特に時間が長くなる傾向があります。
服装の注意点
IHIの面接では、特に指定がない限りリクルートスーツが基本です。重工業メーカーという業界柄、清潔感と誠実さが伝わる身だしなみを心がけましょう。
「服装自由」と案内があった場合でも、本選考の面接ではスーツを着用するのが無難です。オフィスカジュアルで臨む場合も、ジャケット着用が望ましいでしょう。
オンライン面接の注意点
IHIの一次面接はオンライン(Zoom等)で実施されるケースが多いです。通信環境の安定性、背景の整理、カメラの高さ(目線と同じ高さ)に注意しましょう。
オンライン面接でも上半身はスーツを着用し、照明を顔の正面に置くことで表情が明るく見えます。事前にZoomの動作確認を済ませておくことも忘れずに。
当日の持ち物・到着時間
対面面接の場合は、ESのコピー・筆記用具・スマートフォン(緊急連絡用)・ハンカチ・予備のストッキング(女性)などを持参しましょう。
会場へは10分前到着を目安に行動してください。早すぎる到着も迷惑になるため、近くのカフェ等で時間調整をするのがおすすめです。
【IHI 面接対策】中途との違いと新卒面接で意識すべきこと
新卒採用と中途採用の面接の違い
IHIの新卒採用面接は、ポテンシャル(将来性)を重視する選考です。一方、中途採用では即戦力としての実務経験やスキルが問われます。
新卒面接では「何を経験してきたか」よりも「その経験から何を学び、どう成長したか」という思考プロセスが評価されます。
新卒だからこそ評価されるポイント
IHIが新卒に求めるのは、技術への探究心、チームで協働する力、そして成長意欲です。
研究や課外活動を通じて培った「主体的に課題を見つけ、解決に向けて行動する力」を具体的なエピソードで示せると、高い評価を得られます。
素直さや柔軟性も重要です。面接中の深掘り質問に対して、分からないことは正直に「分かりません」と認める姿勢も好印象につながります。
新卒面接で意識すべきマインドセット
新卒面接では「何ができるか」よりも「どう成長できるか」を伝える姿勢が重要です。
IHIのような大規模プロジェクトを手がける企業では、入社後に長い時間をかけて技術者として成長していくことが前提です。
「IHIで成長したい」という熱意と、その成長を通じて社会にどう貢献したいかというビジョンを語ることが、内定への近道です。
面接では「なぜ?」「具体的には?」と繰り返し深掘りされます。自分の回答に「思考の穴」がないか、事前にチェックしておくことが選考突破のカギです。
「AI深掘り対策ツール」なら、AIがあなたの回答を5段階で深掘りし、曖昧な論理や説得力の弱いポイントを徹底的に洗い出してくれます。面接本番で慌てないために、今すぐ深掘り練習を始めましょう。
【IHI 面接対策】まとめ
IHIの新卒面接対策について、選考フローから各面接の対策、逆質問のコツ、通過率まで解説してきました。
選考フローは「ES・適性検査 → 一次面接(技術面接) → 最終面接(人事面接)」の2回面接が基本です。
一次面接では研究内容やガクチカの分かりやすい説明が、最終面接では入社意思とキャリアビジョンの明確さが求められます。
どの面接段階でも共通して重要なのは、「なぜ他の重工業メーカーではなくIHIなのか」を自分の言葉で語れることです。
今すぐできるアクションとして、まずはIHIの中期経営計画を読み、事業領域ごとの強みを整理してみてください。次に、自分の研究内容やガクチカを3分以内で説明する練習を始めましょう。
IHIの面接は和やかな雰囲気で行われることが多いと報告されています。しっかり準備すれば、自分の魅力を十分に伝えることができるはずです。
27卒の皆さんの就職活動を心から応援しています。万全の準備で、IHIの内定を掴み取ってください。
※本記事の情報は、公式サイト・就活口コミサイト等を参考に作成したものであり、正確性を保証するものではありません。選考内容は年度や時期によって変更される場合があります。最新の正確な情報は、必ず企業の公式採用ページや説明会等でご自身でご確認ください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート












柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)
柴田貴司
(就活市場監修者)
IHIの最終面接では「なぜIHIか」の深掘りが徹底的に行われます。他の重工業メーカーとの違いを自分の言葉で説明できるよう、企業研究は念入りに行いましょう。技術系の方は研究内容とIHIの事業との接点を、事務系の方はIHIのビジネスモデルや社風への共感を軸に準備すると効果的です。