GPSの練習問題で思考力テストを攻略!教科基礎力との二本柱で得点を伸ばす演習法

GPSの練習問題で思考力テストを攻略!教科基礎力との二本柱で得点を伸ばす演習法

就職活動で「GPS」を受検することになり、対策方法に迷っている就活生が増えています。

GPSはベネッセが提供する適性検査で、思考力テスト教科基礎力テストの2本柱で構成されている独特の構造を持ちます。

SPIや玉手箱とは出題傾向が大きく異なり、対策本も少ないため練習問題で形式に慣れることが合格への近道です。

この記事では、GPSの練習問題を分野別に紹介しつつ、教科基礎力とのバランス対策まで具体的に解説します。

この記事を読んでわかること
  • GPSの出題形式と試験全体像
  • 思考力テストの練習問題と解き方のコツ
  • 教科基礎力テストの練習問題と分野別の優先度
  • 本番で合格水準に到達する演習計画
この記事をおすすめしたい人
  • GPSの受検が初めての人
  • ベネッセグループを志望している人
  • 練習問題を通して形式に慣れたい

GPSの試験概要をおさらい

練習問題に取り組む前に、GPSの基本情報と全体像を整理しておきましょう。出題範囲を理解しておくと、練習効果が一気に高まります。

GPSの構成と所要時間

GPSは思考力テスト教科基礎力テストの2部構成で実施される総合適性検査です。

思考力テストは「批判的思考力」「協働的思考力」「創造的思考力」の3軸で約60分、教科基礎力は国語・数学・英語の3科目で約60分が目安です。

2部合計で約120分かかる長丁場のテストとして知られ、集中力の維持が攻略の鍵となります。

思考力テストは正解が1つに絞れない記述・選択型の問題が多く、SPIのような暗記重視の対策では太刀打ちできません。

教科基礎力テストは中学〜高校レベルの基礎学力を測る形式で、こちらは練習問題による反復演習が効果を発揮します。

受検形式はテストセンター方式・自宅Web受検の両方があり、企業によって指定される形式が異なります。

GPSを採用している企業の傾向

GPSはベネッセグループを中心に、教育・出版・人材業界の一部企業で採用されています。

具体的にはベネッセホールディングス・進研ゼミ系列・教育系スタートアップなど、ベネッセとの取引が多い企業群が中心です。

採用の背景には「思考プロセスを評価したい」という企業側の意図があり、SPIでは見えにくい応用力を測ることが目的とされています。

志望企業がGPSを採用しているかどうかは、選考案内メールや就活口コミサイト(ワンキャリア・unistyle)で確認可能です。

GPS採用企業はSPIなど他テストと併用するケースもあるため、複数の適性検査対策を並行して進めるのが安全です。

独自テスト名が記載されていても、ベネッセが提供している場合はGPSのバージョンの可能性が高いです。

練習問題で対策する意義

GPSの練習問題で対策する最大のメリットは出題形式への慣れです。

思考力テストは初見では戸惑う問題が多く、形式を知らないと貴重な制限時間を試行錯誤で消費してしまいます。

教科基礎力テストは中学〜高校レベルの基礎学力で対応できるため、過去の知識を呼び戻す目的で練習問題が有効です。

練習問題を解いて出題範囲が分かれば、自分の弱点分野が見えてきて重点対策の方向性が定まります。

1〜2週間の練習問題演習で本番感覚をつかみ、苦手分野は教科書レベルから復習する流れが現実的です。

GPS専用の対策本は限定的なため、大学入試レベルの問題集を活用する代替学習も有効です。

思考力テストの練習問題

思考力テストはGPSの中でも特徴的なセクションで、3つの思考軸ごとに練習問題を解くことが効果的です。

批判的思考力の練習問題

批判的思考力は情報の真偽や妥当性を見極める力を測る分野です。

例題:批判的思考力

ある記事に「コーヒーを毎日飲む人は飲まない人よりも仕事の集中力が高い」と書かれていた。この主張に対する適切な批判として最も適切なものを選びなさい。

A. コーヒーは身体に悪いから集中力が落ちる

B. 元々集中力が高い人がコーヒーを習慣にしている可能性がある

C. 多くの人がコーヒーを飲んでいる

D. コーヒーの値段が高い

解答:B

解説

批判的思考では「因果と相関の混同」を見抜く力が問われます。

選択肢Bは「逆の因果関係」を指摘しており、コーヒーが集中力を高めるのではなく、集中力の高い人がコーヒーを飲んでいる可能性に気づいています。

選択肢Aは反対意見を主張するだけで批判になっておらず、CとDは論点とずれているため正解にはなりません。

批判的思考力では前提の妥当性論理の飛躍を疑う姿勢が求められ、感情的な反論ではなく論理的な指摘が評価されます。

協働的思考力の練習問題

協働的思考力は他者と協力して課題を解決する力を測る分野です。

例題:協働的思考力

5人のチームで2週間以内に新サービスの企画を完成させる必要があります。メンバーAは技術に強いが寡黙、Bはアイデア発想力があるが詳細を詰めるのが苦手、Cはまとめ役、Dはデータ分析担当、Eは新人で経験が浅い。最初に取るべき行動として最も適切なものを選びなさい。

A. メンバーCがすべての作業を一人で進める

B. 各メンバーの得意分野を活かした役割分担を全員で決める

C. メンバー全員が同じ作業を同時進行する

D. 経験の浅いEを除外して4人で進める

解答:B

解説

協働的思考では多様性の活用役割分担の最適化が重要視されます。

選択肢Bは各メンバーの強みを活かしつつ全員で合意形成する方法で、最も建設的な行動です。

選択肢Aは協働を放棄、Cは効率が悪く、Dはメンバーの排除という非協力的な選択肢のため不適切です。

新人EもキャリアステップやOJTの観点から学習機会として参加させる姿勢が、健全なチーム運営として評価されます。

創造的思考力の練習問題

創造的思考力は既存の枠組みを超えて新しい発想を生み出す力を測る分野です。

例題:創造的思考力

使用済みペットボトルの回収率を高める施策として、最も創造的かつ実現可能性が高い案を選びなさい。

A. 法律で罰則を厳しくする

B. 自販機の隣に設置した回収ボックスにペットボトルを入れるとポイント還元される仕組みを導入する

C. ペットボトルを使う人を減らすキャンペーンをする

D. ペットボトルの製造を禁止する

解答:B

解説

創造的思考では行動経済学の観点から、人の自発的な行動を促す仕組み作りが評価されます。

選択肢Bは「インセンティブ設計」によって行動変容を促すナッジ理論に基づいた現実的な解決策です。

選択肢AとDは強制的すぎて反発を招くリスクがあり、Cは抽象的すぎて実行性に乏しい案です。

創造的思考力では「斬新さ+実現性」のバランスが重要で、奇抜なだけでなく実装可能な案が高評価につながります。

教科基礎力テストの練習問題

教科基礎力は中学〜高校レベルの問題で構成されており、過去の学力を呼び戻すことが攻略のポイントです。

国語の練習問題

国語では読解力・語彙力・文法を中心に出題されます。

例題:国語(語彙)

次の文の空欄に入る最も適切な言葉を選びなさい。

「彼の発言は、その場の雰囲気に(  )ものだった。」

A. 似つかわしい B. 似つかわしくない C. 似つかない D. 似つく

解答:A(または文脈次第でB)

解説

国語問題では語感文法的正確さの両方が問われます。

「似つかわしい」は「ふさわしい」と同義で、ポジティブな評価表現として使えます。

逆の意味なら「似つかわしくない」を選ぶ形となり、文脈に応じて使い分ける必要があります。

国語の練習では語彙力を強化することが最優先で、対策本やことわざ辞典を活用するのが効果的です。

数学の練習問題

数学では中学〜高校I・IIレベルの問題が中心に出題されます。

例題:数学(一次方程式)

原価1,200円の商品に40%の利益を加えて販売価格を決めたが、売れ行きが悪く販売価格の20%引きで売却した。実際の販売価格はいくらか。

A. 1,300円 B. 1,344円 C. 1,400円 D. 1,440円

解答:B

解説

2段階の計算で割合計算を順序通りに処理する練習問題です。

販売価格は1,200×1.4=1,680円、20%引きは1,680×0.8=1,344円となります。

このような複合的な割合計算がGPSの数学では頻出するため、計算ステップを丁寧に追う練習が重要です。

SPIの非言語問題に近い形式のため、SPI対策本も併用すると効率的に得点力が上がります。

英語の練習問題

英語は中学〜高校レベルの文法・語彙・短文読解が中心です。

例題:英語(文法)

次の英文の空欄に入る最も適切な語を選びなさい。

"If I (  ) more time, I would have visited the museum."

A. have B. had C. would have D. had had

解答:D

解説

仮定法過去完了の構文「If+過去完了形, would have+過去分詞」のパターンです。

「もし時間がもっとあったら美術館に行っていたのに」という過去の事実に反する仮定を表現します。

仮定法は文法問題の頻出領域で、現在・過去・未来の3パターンを区別することが重要です。

英語が苦手な人は中学英文法の復習から始めると、基礎が固まって応用問題にも対応できるようになります。

GPS対策の演習計画

限られた時間で効率的に対策するため、演習計画を3段階に分けて整理します。

1〜2週間:形式に慣れる期間

最初の1〜2週間は出題形式に体を慣らす期間です。

練習問題を1日30〜60分ペースで解き、思考力・教科基礎力の両方の出題傾向を把握します。

この段階では正答率より「形式の理解」を最優先し、間違えても気にせず多くの問題に触れます。

解説を読みながら「なぜこの答えになるか」「自分の思考のどこが弱いか」を分析的に振り返るのが効果的です。

1〜2週間で出題形式に慣れれば、本番での戸惑いが大幅に軽減されます。

同時に教科基礎力の弱点分野も見えてくるため、次の段階で重点的に補強できます。

2〜3週間目:弱点分野の補強

形式に慣れたら弱点分野の補強に時間を集中させます。

国語が弱ければ語彙・読解の問題集、数学なら中学数学の参考書、英語なら中学英文法の本に立ち戻りましょう。

SPIの非言語対策本もGPSの数学領域に応用できるため、他テスト対策本の流用も有効です。

1日1テーマに絞って深く学習し、解き方のパターンが体に染み込むまで反復します。

2週間程度の集中学習で、苦手分野でも合格水準に到達するケースが多いです。

得意分野は維持確認程度に留め、苦手分野の補強に時間をかけるのが効率的な戦略です。

本番直前:模擬演習と最終確認

受検直前は模擬演習と最終確認に充てます。

制限時間を計って練習問題を解き、本番に近いペース感覚を体に覚え込ませます。

本番直前のチェックリスト

1. 練習問題を時間計測で1セット解き直す

2. 苦手分野の頻出問題を5分で復習

3. 受検環境(PC・回線・電卓)の動作確認

4. 思考力テストの3軸(批判・協働・創造)を頭に入れておく

このチェックを終えれば、あとは本番で積み上げてきた成果を発揮するだけの状態になります。

GPS本番での時間配分戦略

長丁場のGPSでは時間配分が結果を大きく左右します。具体的な配分プランを紹介します。

思考力テストの時間配分

思考力テストは60分で複数の課題に取り組む構成です。

1課題あたり10〜15分の持ち時間で、設問理解・思考整理・回答作成のステップを順序立てて進めます。

時間配分のコツは「設問理解」に最初の2分を確実に使い、何を問われているかを明確にすることです。

設問の意図を取り違えると、いくら考えても正解にたどり着けないため、最初のステップで時間を惜しまないでください。

記述問題では1問に15分以上かけないルールを設け、時間オーバーしたら次の課題に進む判断力が必要です。

残り時間が10分を切ったら、未着手の課題に最低限の回答を入れる時間を必ず確保しましょう。

教科基礎力の時間配分

教科基礎力は60分で3科目を解く構成で、各科目20分が標準的な配分です。

得意科目から先に解いて心理的な余裕を作り、苦手科目に時間を残す戦略が有効です。

1問あたりの上限は1〜2分で、それ以上かかる問題はスキップして次に進みます。

選択肢式の問題では消去法で2択に絞り、確率で選ぶ判断も時間切れを防ぐ方法として有効です。

未回答は0点ですが、勘でも25%の正答率があるため空欄より必ず期待値が上がります。

残り3分は全問マーク完了の時間として確保し、空欄を作らないルールを徹底してください。

休憩時間と集中力管理

GPSは120分の長丁場のため、集中力管理が成果を左右します。

セクション間に休憩がある場合は、軽くストレッチをして血流を促進し、水分補給で脳に栄養を送りましょう。

休憩がない場合でも、自分のペースで深呼吸を挟みながら集中力をリセットする工夫が必要です。

集中力が切れると、簡単な計算問題でもミスが連発します。「集中力が落ちた」と感じたら、無理に考えずに勘でマークして次へ進む潔さが、結果的に高得点につながります。

事前のシミュレーションで自分の集中力の限界を知っておけば、本番での疲労に動じず冷静に対応できます。

GPS受検前に準備しておくこと

本番で実力を発揮するためには、事前準備が欠かせません。具体的に準備しておくべき項目を整理します。

受検環境の整備

自宅Web受検が中心の場合、受検環境の整備が得点に直結します。

安定したインターネット回線・静かな部屋・電卓・筆記用具・身分証明書を準備しておきます。

パソコンは事前に再起動して不要なアプリを閉じておき、メモリやCPU負荷を最小化しておきましょう。

ブラウザは推奨環境を確認し、Cookie・キャッシュを事前にクリアしておくと動作が安定します。

受検開始の30分前にはすべての準備を終えておき、深呼吸して落ち着いた状態で臨むのが理想です。

家族や同居人にも事前に「○時から2時間は静かにしてほしい」と伝え、邪魔が入らない環境を確保します。

持ち物と物理的な準備

テストセンター方式の場合は身分証明書と受検票が必須です。

会場までの道のりは事前に確認し、当日は遅刻リスクを避けるため早めに到着するスケジュールを組みます。

自宅受検の場合でも、計算用のメモ用紙と予備のシャープペンを準備しておくと安心です。

受検中の水分補給用に水(コップ1杯)を手元に置き、長丁場の集中力維持に役立てます。

軽食(チョコや飴)も用意しておくと、休憩時に脳のエネルギー補給として効果的です。

これらの準備が整っていれば、本番中に余計な心配をせずに問題に集中できます。

メンタル面の準備

GPSは慣れない出題形式のテストのため、心理的な余裕を持って臨むことが重要です。

「分からない問題があっても普通」「全問正解は不要」という心構えで、リラックスした状態で挑みましょう。

緊張しすぎると思考力テストの創造的な発想が出にくくなり、本来の実力を発揮できません。

受検前夜は十分な睡眠を確保し、当日朝は軽い朝食でエネルギーを補給するルーティンが有効です。

受検直前にはYouTubeで好きな動画を5分見るなど、気持ちを落ち着けるリラックス方法を持っておくと効果的です。

準備が整っていることを思い出し、自分を信じて受検開始ボタンを押してください。

GPSに関するよくある質問

GPSを受検する就活生から多く寄せられる代表的な疑問にまとめて回答します。

GPSとSPIの違いは何か

GPSとSPIは出題目的出題形式が大きく異なります。

SPIは基礎学力と性格特性を測る標準的な適性検査で、定型的な問題が中心です。

GPSは思考プロセスや応用力を測る検査で、記述・選択型の課題が出題されます。

SPI対策がGPSにそのまま転用できないケースが多いため、GPS専用の練習問題で形式に慣れることが必須です。

ただし教科基礎力テストの数学領域はSPI非言語と類似するため、SPI対策本の併用は有効です。

志望企業がどちらを採用しているかは事前に確認し、的を絞った対策を行いましょう。

GPS対策本はどれを使えば良いか

GPS専用の対策本は市場に少なく、ベネッセが提供する公式練習問題が最も信頼できる教材です。

ベネッセの公式サイトやアセスメントサービスのページで練習問題が公開されているケースもあるため、定期的にチェックしましょう。

大学入試レベル(共通テスト・基礎学力テスト)の問題集も、教科基礎力対策の代替として活用できます。

思考力テスト対策には、ロジカルシンキング系のビジネス書を読むのが意外と効果的です。

「グロービスのMBAクリティカル・シンキング」などの書籍は、批判的思考の枠組みを学ぶのに役立ちます。

市販教材だけに頼らず、複数のリソースを組み合わせる柔軟な対策が結果を出します。

GPSのボーダーラインはどれくらいか

GPSのボーダーは企業によって異なるうえ、公開されていないケースが大半です。

一般的な目安として、教科基礎力で6〜7割、思考力テストで企業の求める思考軸に合致した記述ができれば通過水準とされています。

ベネッセ系列など本家の企業では、より高い水準(7〜8割)が要求される傾向にあります。

ボーダー突破には能力面と思考面の両方でバランスよく得点する必要があり、どちらかを捨てる戦略は危険です。

志望企業の口コミサイトで先輩の体験談を確認すれば、おおよそのボーダー感がつかめます。

具体的なボーダーが分からない場合は「正答率8割」を目標に対策しておけば、ほぼすべての企業で安全圏に入れます。

まとめ

GPSは思考力テストと教科基礎力テストの2部構成で、ベネッセグループを中心に教育・出版業界で採用されている適性検査です。

思考力テストは批判的・協働的・創造的思考の3軸で問われ、教科基礎力は国語・数学・英語の中学〜高校レベルが出題されます。

練習問題で出題形式に慣れることが攻略の第一歩で、1〜2週間の演習で本番感覚をつかみましょう。

苦手分野は中学レベルから復習し、SPIの非言語対策本やビジネス書も併用して多角的な学習で力を伸ばします。

本番では時間配分と集中力管理が結果を左右するため、事前の模擬演習でペース感覚を体に染み込ませてください。

本記事の練習問題と演習計画を起点に、自分の弱点を補強しながらGPS対策を計画的に進めましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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