【28卒】公務員試験はいつ?国家公務員試験の日程と就活の流れ・民間併願のコツを解説

【28卒】公務員試験はいつ?国家公務員試験の日程と就活の流れ・民間併願のコツを解説

28卒の公務員試験はいつ?2027年の国家公務員試験の日程

28卒(2028年3月卒業予定)の学生が受ける国家公務員試験は、2027年に行われる試験で、人事院がすでに第1次試験日を公表しています(2026年10月2日確認)。

人事院の発表では、2027年の試験は前の年より約1か月早くなり、総合職試験(春)の第1次試験は2027年2月28日(日)です。

試験 申込(予定) 第1次試験日 最終合格発表(予定)
総合職試験(春) 1月下旬〜2月上旬 2027年2月28日(日) 5月下旬
一般職試験(大卒程度) 2月上旬〜3月上旬 2027年5月2日(日) 7月上旬
専門職試験(国税専門官・財務専門官など) 2月上旬〜3月上旬 2027年4月25日(日) 7月上旬

出典:人事院 令和9年度国家公務員採用試験の試験日程(2026年3月5日発表、2026年10月2日確認)。

人事院は、申込の受付期間と第1次試験の合格発表日より後の日程を、2026年11月中旬をめどに公表するとしています。

総合職の春試験は2月末と早いので、28卒は大学3年生のうちに受験することになります。

11月中旬に申込期間が発表されたら、すぐに手帳に書き込みましょう。

専門職のうち、皇宮護衛官や刑務官などは第1次試験の合格発表が5月下旬、航空管制官は最終合格の発表が8月中旬とされています。

国家公務員の種類と仕事内容をおさらい

国家公務員の採用試験は、総合職、一般職、専門職の大きく3つに分かれています。

どの試験を受けるかによって、試験日や試験の中身、合格したあとの働き方が変わります。

2027年の試験では、総合職の春試験が2月末、専門職が4月末、一般職が5月初めと、試験日も分かれています。

複数の試験を受ける学生も多いので、日程が重ならないかを確かめたうえで受ける試験を決めることが大切です。

以下で、それぞれの試験の違いを見ていきます。

総合職・一般職・専門職の違い

総合職試験は、主に政策の企画や立案に関わる職員を採用する試験で、院卒者試験と大卒程度試験があります。

大卒程度試験には、春に行う区分のほかに、専門試験を課さない教養区分があり、2026年度からは教養区分が春にも行われています。

一般職試験は、主に事務処理などの定型的な業務に関わる職員を採用する試験で、大卒程度試験には行政区分や教養区分、技術系の区分があります。

専門職試験は、国税専門官、財務専門官、労働基準監督官など、特定の分野の仕事に就く職員を採用する試験です。

どの試験も、合格したあとに働きたい官庁を訪問して面接を受け、採用が決まる流れが基本です。

受ける試験を選ぶときは、どんな仕事をしたいかと、試験の日程の両方から考えましょう。

試験の科目や配点は、人事院の受験案内で確かめられます。

28卒の公務員試験は前年より約1か月早まる

人事院は、2027年の国家公務員試験の日程を前の年より約1か月早めると発表しています。

2026年の試験では、総合職の春試験の第1次試験は3月15日、一般職は5月31日、専門職は5月24日でした。

2027年は、総合職が2月28日、一般職が5月2日、専門職が4月25日と、どの試験も前倒しになります。

最終合格の発表も、一般職と専門職は2026年の8月12日から、2027年は7月上旬に早まる予定です。

試験が早まるぶん、筆記の準備に使える時間は短くなるので、大学3年生の秋から計画的に準備を進める必要があります。

一方で、最終合格が早く出ることで、民間企業の選考と日程を組み立てやすくなる面もあります。

前の年の体験談やスケジュールをそのまま使わず、2027年の日程に合わせて計画を立て直しましょう。

【28卒向け】国家公務員就活の全体スケジュール

28卒の国家公務員の就活は、大学3年生の秋から大学4年生の夏にかけて進みます。

大きな節目は、総合職の教養区分、総合職の春試験、一般職と専門職の試験、官庁訪問の4つです。

総合職の春試験が2月末に早まったことで、大学3年生の冬が筆記の準備の山場になります。

民間企業と併願する場合は、3月以降の民間の選考と、春の試験の時期が重なる点にも注意が必要です。

以下で、時期ごとにやることを見ていきます。

自分が受ける試験に合わせて、時期ごとの準備を逆算しておきます。

大学3年秋:総合職の教養区分

総合職の教養区分は、専門試験を課さない区分で、人事院は主に大学2年生から受験できると説明しています。

2026年秋の教養区分は、第1次試験が10月4日、最終合格発表が12月17日で、申込はすでに8月24日に締め切られています。

受験資格は1996年4月2日から2007年4月1日までに生まれた人などで、浪人や留年のない28卒も対象でした。

教養区分の採用候補者名簿は7年間有効とされていて、合格すれば卒業後の採用に向けて官庁訪問に進めます。

2026年度からは教養区分が春にも行われていて、2026年春の第1次試験は3月15日でした。

今回の秋試験に申し込んでいない28卒は、2027年の春の教養区分の日程を11月中旬の発表で確かめましょう。

教養区分は総合職の中でも出題の形が独特なので、受けるなら過去の出題を早めに確かめておきます。

大学3年冬〜春:総合職の春試験

2027年の総合職の春試験は、申込が1月下旬から2月上旬、第1次試験が2月28日の予定です。

第1次試験の合格発表は3月中旬、第2次試験の筆記は3月21日で、最終合格の発表は5月下旬の予定です。

2026年の春試験では、第2次の人物試験が4月20日から5月15日に行われました。

総合職の院卒者試験と大卒程度試験(教養区分を除く)の名簿は5年間有効とされています。

春試験の準備は、大学3年生の秋から年明けにかけてが中心になるので、年内に専門科目の基本を一通り終えておきたいところです。

大学の期末試験の時期とも重なりやすいので、1月の予定を先に整理しておくと慌てずに済みます。

申込の期間が短いので、11月中旬に発表される日付を必ず確かめてください。

大学4年春〜夏:一般職・専門職と官庁訪問

2027年の一般職試験(大卒程度)は、第1次試験が5月2日、最終合格発表が7月上旬の予定です。

専門職試験は、第1次試験が4月25日で、国税専門官や財務専門官などの最終合格発表は7月上旬の予定です。

官庁訪問は、総合職は最終合格の発表のあと、一般職は第1次試験の合格のあとに始まるのが例年の流れです。

2026年の総合職の官庁訪問は6月10日から始まり、事前の予約は6月1日に始まりました。

2027年は試験が早まるため、官庁訪問の時期も前の年より早くなる可能性があります。

官庁訪問の日程は人事院と各官庁が発表するので、春からこまめに確かめるようにしましょう。

民間企業の内定の時期とも重なる時期なので、どちらを優先するかを先に考えておくことも大切です。

地方公務員・裁判所の試験日程(参考)

地方公務員や裁判所職員の28卒向けの試験日程は、2026年10月2日の時点ではまだ公表されていません。

そのため、ここでは直近の2026年度の実績を参考として紹介します。

都道府県や政令市の試験は自治体ごとに日程が違い、全国で統一された日程を定めた公式の資料は見つかりませんでした。

受けたい自治体の人事委員会のページで、毎年の発表を確かめる必要があります。

以下で、特別区、東京都、裁判所の例を見ていきます。

特別区Ⅰ類

特別区Ⅰ類の2026年度の春試験は、申込が3月6日から23日、第1次試験が4月19日でした。

最終合格の発表は、技術系が7月15日、技術系以外が7月24日でした。

事務には早期SPI枠があり、2026年度は申込が2月5日から18日、第1次試験が3月4日から17日、最終合格の発表が5月29日でした。

技術系の5職種には秋試験があり、大学3年生相当の年齢から受けられるとされています。

2026年度の秋試験は第1次試験が9月13日で、21歳で受けた人の採用予定日は2028年4月1日と書かれています。

特別区の2026年度の日程は2026年1月9日に発表されていたので、2027年度の日程も年明けごろに発表されると考えられます。

出典:特別区人事委員会 令和8年度試験日程(2026年10月2日確認)。

東京都

東京都の1類Bの一般方式は、2026年度は申込が2月16日から3月10日、第1次試験が4月19日、最終合格の発表が7月10日でした。

新方式は、SPI3をテストセンターで受ける形で、2026年度の第1回は最終合格の発表が5月29日でした。

新方式の第2回は今まさに行われていて、21歳から29歳が対象で、第1次試験は9月18日から10月8日の間に受ける形です。

第2回の最終合格の発表は12月11日で、21歳で受けた場合は2027年6月以降に内定が決まり、採用は2028年4月以降とされています。

名簿は2030年4月1日の採用まで有効と書かれています。

東京都の2027年度の試験日程は未公表なので、東京都の採用ページで発表を確かめましょう。

新方式は民間企業の選考と似た形なので、民間と併願する学生にも受けやすい試験です。

裁判所職員

裁判所事務官の総合職と一般職の2027年度の日程は、まだ公表されていません。

2026年度は、申込が3月13日から4月6日、第1次試験が5月9日でした。

第1次試験の合格発表は5月28日で、総合職は第2次の筆記が6月6日、第3次試験が7月13日と14日でした。

最終合格の発表は、総合職も一般職も7月29日でした。

裁判所の試験は人事院の試験とは別に行われるので、国家公務員試験と日程が重ならないかを確かめておきましょう。

2027年度の日程は、裁判所の採用ページで発表されます。

出典:裁判所 職員採用試験の情報(2026年10月2日確認)。

一般職(大卒程度)の人物試験は、2026年度は6月8日から7月3日に行われました。

総合職は第3次試験まであり、国家公務員の総合職とは選考の段階が違う点にも注意が必要です。

筆記試験対策:効率的に合格ラインを超える3つのコツ

2027年の試験は前の年より早まるので、筆記の準備に使える時間を逆算して計画することが大切です。

特に総合職の春試験を受ける学生は、2月末の第1次試験に向けて、大学3年生の秋冬が準備の中心になります。

試験の科目と配点は試験と区分によって違うので、まずは人事院の受験案内で自分が受ける区分の中身を確かめましょう。

筆記の準備は、民間企業の就活と並行して進める学生も多いので、時間の使い方を工夫する必要があります。

以下で、筆記の準備を進める3つのコツを見ていきます。

配点の大きい科目から取りかかる

公務員試験は科目が多いため、すべての科目を同じように勉強しようとすると時間が足りなくなります。

受験案内で科目ごとの配点や出題数を確かめ、出題数の多い科目から優先して取りかかりましょう。

出題数の少ない科目は、基本の問題だけを押さえるなど、力の入れ方に差をつけることが大切です。

複数の試験を受ける場合は、共通して出題される科目から始めると、準備の効率が上がります。

どの科目に時間をかけるかを決めたら、週ごとの計画に落とし込みます。

計画は、試験日から逆算して月ごとの目標を決めておくと、進み具合を確かめやすくなります。

途中で計画が遅れたら、配点の小さい科目から削って調整しましょう。

計画は、手帳やアプリに書いて目に見える形にしておきます。

過去の出題で形式に慣れる

人事院は、過去の試験問題の例を公開しています。

出題の形や難しさを早めに知っておくと、どのくらいの深さまで勉強すればよいかが分かります。

問題集を解くときは、正解したかどうかだけでなく、間違えた理由まで確かめて同じ間違いを繰り返さないようにしましょう。

同じ問題を何度か解き直すと、出題の型が身について、本番で迷わずに解けるようになります。

本番と同じ時間で解く練習も重ねておくと、時間配分に慣れられます。

模擬試験を受けると、自分の今の位置が分かり、残りの期間の計画を立てやすくなります。

苦手な科目は、毎日少しずつ触れる時間をつくると、短い期間でも力がつきます。

解いた問題は、科目ごとにノートにまとめておくと見直しやすくなります。

学び方は自分の状況で選ぶ

筆記の準備の進め方には、予備校や講座を使う方法と、市販の教材で自分で進める方法があります。

どちらがよいかは、使える時間と費用、自分で計画を守れるかどうかで決めましょう。

大学の公務員講座や、キャリアセンターの支援を使える場合もあるので、まずは大学の窓口で確かめてみてください。

民間企業の就活と併願する場合は、移動の時間に動画の講義を見るなど、すき間の時間を生かす工夫も役立ちます。

同じ試験を目指す友人と進み具合を報告し合うと、計画を続けやすくなります。

どの方法を選んでも、試験日から逆算した計画を守ることが合格への近道です。

学び方は途中で変えてもかまわないので、合わないと感じたら早めに見直しましょう。

人物試験・官庁訪問対策:仕事への理解と自分の言葉

国家公務員の採用は、筆記試験に合格するだけでは決まらず、人物試験と官庁訪問を通って初めて内定につながります。

総合職と一般職の第2次試験には人物試験があり、合格したあとは働きたい官庁を訪問して面接を受けます。

官庁訪問では、その官庁の仕事をどれだけ理解しているか、なぜその官庁で働きたいのかが問われると考えられます。

筆記の準備に追われて官庁の研究が後回しになりやすいので、早めに取りかかることが大切です。

以下で、官庁訪問の時期と準備を見ていきます。

官庁訪問の時期と流れを知る

2026年の総合職の官庁訪問は、6月10日から始まり、事前の予約は6月1日の9時からでした。

第1クールは6月10日から12日で、内々定は6月22日の15時以降に出せるとされていました。

秋の教養区分の合格者向けの官庁訪問は、2026年は12月21日の9時以降に始まり、内定は12月24日以降とされています。

一般職の官庁訪問は、第1次試験の合格のあとに各官庁が受け付ける形で、官庁ごとに日程が違います。

2027年は試験が早まるため、官庁訪問の時期も変わる可能性があります。

人事院の採用情報NAVIで、官庁訪問のルールと日程が発表されたらすぐに確かめましょう。

予約は始まると早く埋まることがあるので、予約開始の日時を手帳に書き込んでおきます。

面接カードと官庁研究を準備する

人物試験では、事前に面接カードを提出し、その内容をもとに面接が行われます。

面接カードには、志望の動機や学生時代に力を入れたことなどを書くことが多いので、早めに下書きを作っておきましょう。

官庁訪問に向けては、各官庁の業務説明会や合同説明会に参加し、仕事の中身を自分の目で確かめます。

説明会で聞いた話や、白書や政策の資料で調べたことをメモにまとめておくと、面接で具体的に話せます。

大学のキャリアセンターの模擬面接を使い、第三者の目で話し方を確かめてもらうのも効果があります。

面接カードと官庁訪問で話す内容は、一本の筋が通るようにそろえておくことが大切です。

複数の官庁を訪問する場合は、それぞれで志望の理由を書き分けます。

民間企業と併願するときの考え方

2027年の国家公務員試験は前倒しになり、民間企業の就活と並行して進める学生にとっては、日程の組み立てがより大切になります。

総合職の春試験の第1次試験は2月28日なので、民間企業の本選考が本格化する3月より前に筆記の山場が来ます。

一般職と専門職の試験は4月末から5月初めで、民間企業の面接の時期と重なりやすくなります。

東京都の新方式や特別区の早期SPI枠のように、SPIで受けられる地方公務員の試験もあり、民間企業の準備と重ねやすい試験もあります。

併願する場合は、受ける試験と企業を一覧にして、試験日、面接の時期、内定の時期を書き出しておくと重なりが見えます。

民間企業の内定の返事の期限と、官庁訪問や最終合格の時期がずれることもあるので、どちらを優先するかを先に決めておくと迷わずに済みます。

本選考の締め切りが近い民間企業もあわせて確かめたい方は、本選考の締切カレンダーも使ってください。

28卒の公務員試験に関するよくある質問

28卒の公務員試験について、検索で多い疑問に回答します。

回答はいずれも、2026年10月2日に確認した人事院、裁判所、特別区人事委員会、東京都の公式情報にもとづきます。

2027年の試験で、第1次試験日は総合職(春)が2月28日、専門職が4月25日、一般職(大卒程度)が5月2日です。申込期間などは2026年11月中旬をめどに公表される予定です。

2026年秋の総合職の教養区分の受験資格は、1996年4月2日から2007年4月1日までに生まれた人などで、28卒も対象でした。ただし申込は8月24日に締め切られています。

人事院は、2027年の試験日程を前の年より約1か月早めると発表しています。最終合格の発表も、一般職と専門職は7月上旬に早まる予定です。

自治体ごとに発表され、特別区の2026年度の日程は2026年1月9日に発表されていました。受けたい自治体の人事委員会のページで確かめましょう。

総合職の院卒者試験と大卒程度試験(教養区分を除く)は5年間、教養区分は7年間有効とされています。

28卒は今すぐ動き出して選択肢を広げよう

28卒が受ける2027年の国家公務員試験は、総合職(春)の第1次試験が2月28日と、前の年より約1か月早くなります。

一般職(大卒程度)は5月2日、専門職は4月25日が第1次試験日で、申込期間などは2026年11月中旬をめどに発表される予定です。

地方公務員や裁判所の2027年度の日程はまだ出ておらず、2026年度の実績を参考に動くことになります。

試験が早まるぶん、筆記の準備は大学3年生の秋から計画的に進め、官庁訪問に向けた官庁の研究も並行して始めましょう。

まずは11月中旬の人事院の発表を確かめ、受ける試験と日程を一覧にするところから動き出してください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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