【例文21選】「入社後にしたいこと」の例文と答え方!面接で印象を上げる伝え方を徹底解説

【例文21選】「入社後にしたいこと」の例文と答え方!面接で印象を上げる伝え方を徹底解説

面接で必ず聞かれる「入社後にしたいこと」は、あなたの意欲と企業理解を試す重要な質問です。

答え方を間違えると曖昧な印象になり、逆に印象を落としてしまうこともあります。

この記事では、企業が質問する理由から答え方のコツ、業界別・職種別の例文までを詳しく紹介します。

自分の言葉で語れる「入社後にしたいこと」を明確にし、面接で自信を持って伝えましょう。

【入社後にしたいことの例文】「入社後にしたいこと」とは

「入社後にしたいこと」とは、入社後にどんな目標を持ち、どのように成長していきたいかを伝える質問です。

企業はこの質問を通じて、あなたのキャリア観や働く姿勢を知ろうとしています。

そのため「やりたい仕事」を述べるだけでなく、「なぜそれをしたいのか」「どう行動するのか」まで話すことが大切です。

将来のビジョンを明確にし、具体的な言葉で伝えることで説得力のある回答になります。

【入社後にしたいことの例文】入社後にしたいことを企業が聞く意図

企業が「入社後にしたいこと」を質問するのは、あなたの意欲や将来への方向性を確認するためです。

入社後の目標が明確な人ほど、成長意欲が高く、早期に活躍できると判断されやすくなります。

また、会社の価値観や仕事内容とあなたの考えが一致しているかを見極める目的もあります。

この質問は「あなたは何を軸に働きたい人なのか」を知るための重要なチェック項目です。

仕事への意欲や目標を見るため

企業がまず注目しているのは、仕事に対してどれだけ前向きな姿勢を持っているかです。

「入社後にしたいこと」を明確に答えられる人は、自分なりの目標を設定し行動できる人と評価されます。

逆に、「とりあえず頑張りたい」など曖昧な答えでは、受け身な印象を与えてしまいます。

明確な目標を語ることで、企業に「主体的に成長する人材」として好印象を与えることができます。

目標を持って働く姿勢こそが、採用担当者が最も知りたい部分なのです。

入社後の成長イメージを確認するため

企業はあなたがどのように成長していくかを想像できるかどうかを見ています。

「3年後には後輩を指導できる存在になりたい」「営業として顧客を任せてもらえるようになりたい」など、時間軸を意識した発言が好印象です。

単なる希望ではなく、努力の過程や学びたい姿勢を含めると、よりリアルな成長像を伝えられます。

入社後に成長し続ける意欲が伝われば、ポテンシャルの高さを評価される可能性が高まります。

企業は「この人なら長期的に活躍してくれそう」と感じる回答を求めているのです。

ミスマッチを防ぐため

もう一つの目的は、企業とあなたの方向性がずれていないかを確認することです。

例えば「個人プレーで成果を出したい」という人がチーム重視の企業に入ると、早期離職のリスクが高まります。

企業は採用後のミスマッチを防ぐため、あなたの目標や価値観が自社と合っているかを見ています。

自分の理想を一方的に話すのではなく、企業の理念や事業内容を踏まえたうえで語ることが大切です。

「なぜその会社で実現したいのか」を伝えられると、説得力が一気に増します。

【入社後にしたいことの例文】回答する際のポイント

「入社後にしたいこと」を効果的に伝えるには、話の順序と具体性が重要です。

まず結論から述べ、次にその理由や行動計画を説明することで、説得力のある回答になります。

また、企業理解を踏まえた内容を盛り込むと、志望度の高さや真剣さが伝わります。

自分の考えを整理して構成を意識すれば、面接官の印象に残る回答が作れます。

結論を先に伝える

面接で最も大切なのは、最初の数秒で「何をしたいのか」を明確に伝えることです。

結論を後回しにすると印象がぼやけてしまい、聞き手の関心を失ってしまうことがあります。

例えば「入社後は◯◯に挑戦したいと考えています。その理由は〜」という順番にすると、簡潔で伝わりやすくなります。

面接官は多くの学生の話を聞いているため、冒頭で結論を提示することが効果的です。

「結論→理由→具体例→意欲」の流れを意識すると、論理的で印象的な構成になります。

具体的な行動目標を伝える

入社後の目標を語るときは、行動レベルまで具体化することがポイントです。

「頑張ります」では抽象的で、実際にどのような努力をするのかが伝わりません。

たとえば「入社1年目は営業として基礎を学び、3年目には新規顧客の開拓に挑戦したい」など、数字や期間を入れるとリアリティが増します。

このように具体的な行動目標を示すことで、実行力や成長意欲が伝わります。

面接官は「この人は入社後のイメージができている」と感じやすくなります。

企業理解が伝わる内容を話す

「入社後にしたいこと」を伝える際は、その企業で働く理由を必ずセットで話すことが重要です。

企業のビジョンや事業内容を理解したうえで、「なぜその会社で実現したいのか」を述べると説得力が格段に上がります。

たとえば「貴社の〇〇事業に共感し、自分の分析力を活かして課題解決に貢献したい」といった答え方です。

企業名や具体的な施策を挙げることで、志望度の高さが自然と伝わります。

「誰でも言える回答」ではなく、「その企業だからこそ」の想いを込めることがカギです。

【入社後にしたいことの例文】考える際の3STEP

「入社後にしたいこと」を考えるときは、自分の価値観や強みを整理し、企業との接点を明確にすることが大切です。

ただ漠然と「成長したい」「社会に貢献したい」と言っても印象には残りません。

3つのステップで思考を整理すれば、面接で伝わる軸のある回答を作ることができます。

自分の強みを起点に、企業の方向性と重なる部分を見つけることが成功の鍵です。

強み・価値観を書き出す

まず最初に、自分がどんなときに力を発揮できるのか、何を大切にしているのかを明確にします。

「チームで成果を出した経験」「課題を地道に解決した経験」など、過去の行動から自分の特徴を言語化するのがコツです。

ここで浮かび上がるのが、あなたの“仕事の軸”です。軸がはっきりしていれば、入社後にどんな行動を取りたいかも自然と見えてきます。

自己分析を通じて、自分の強みと価値観を具体的に言葉にすることが出発点となります。

企業の特徴と照らし合わせる

次に、自分の価値観や強みを、企業の理念・事業内容・働き方と照らし合わせましょう。

たとえば「挑戦を重視する会社」であれば、自分のチャレンジ精神を絡めると説得力が増します。

この段階では「自分のやりたいこと」と「企業が求める人物像」が重なる部分を探すことがポイントです。

面接官はその一致度を見て、「この人は自社で長く活躍できそうだ」と感じます。

企業理解を前提に語ることで、志望度の高さと具体性の両方を伝えられます。

成長の方向を具体化する

最後に、入社後どのようなスキルを磨き、どんな形で成長したいかを明確にしましょう。

「営業として顧客との信頼関係を築きたい」「エンジニアとしてサービス品質を高めたい」など、職種に合わせた具体例を挙げると効果的です。

また、1年後・3年後などの時間軸を入れることで、計画性のある印象を与えられます。

理想論ではなく、実現可能な目標を設定することが面接官の信頼につながります。

“行動まで描けている人”は、どの企業でも評価されやすい存在です。

【入社後にしたいことの例文】業界別!就活で使える回答例文

業界によって求められる人物像や活躍の形は異なります。

そのため「入社後にしたいこと」を伝える際は、業界特性と自分の強みを結びつけることが重要です。

以下では主要10業界の例文と解説を紹介します。

面接で使える表現を参考に、自分の言葉で置き換えてみましょう。

コンサル

入社後は、企業の課題をデータと現場の両面から解決できるコンサルタントを目指します。
まずは分析力やロジカルシンキングを磨き、多様な案件を経験したいです。
将来的には経営戦略の立案を支援し、クライアントの信頼を得られる存在になりたいです。

論理性と分析力を軸に話すと好印象です。

数字や現場理解を絡めて語ると、実践的な印象になります。

「経営に近い視点を持つ」姿勢を示すことで、将来性の高さを伝えられます。

金融

入社後は、お客様一人ひとりの将来設計に寄り添い、信頼される担当者を目指します。
資産運用や融資の知識を身につけ、最適な提案ができるよう努力します。
将来的には地域社会の発展に貢献できる金融人材として成長したいです。

誠実さと信頼性を重視した内容が好まれます。

顧客の人生を支える姿勢を中心に据えると印象的です。

「社会や地域に貢献する視点」を入れると、バランスの良い回答になります。

商社

入社後は、海外ビジネスの最前線で新たな取引を生み出せる人材を目指します。
語学力や交渉力を高め、現地の文化や商習慣を理解します。
挑戦を恐れず、自分の提案で日本と世界をつなぐ存在になりたいです。

挑戦意欲と行動力を明確に伝えるのがポイントです。

商社はスピード感と柔軟性が重視されます。

「現地に飛び込む姿勢」や「異文化理解」を盛り込むとリアルさが増します。

広告・マスコミ

入社後は、人の心を動かす広告を企画し、社会に新しい価値を発信したいです。
データ分析と発想力を掛け合わせ、感情に訴える企画を生み出します。
チームでアイデアを形にし、誰かの行動を変える仕事に挑戦したいです。

「感性×論理」で構成するのが理想です。

抽象的な夢ではなく、「どんな企画で人を動かしたいか」を語りましょう。

社会課題や人々の感情に着目した発想を伝えると深みが出ます。

デザイナー

入社後は、使う人の気持ちに寄り添ったデザインをつくりたいです。
UI/UXの知識を学び、見やすさと操作性の両立を追求します。
フィードバックを大切にしながら、チームで価値ある作品を形にしていきます。

「誰のためのデザインか」を明確にするのが重要です。

機能と感性のバランスを意識しましょう。

チーム連携や改善への姿勢を入れると、実務的な印象になります。

メーカー

入社後は、顧客の声を活かした製品改良を通じて品質向上に貢献したいです。
現場で製造工程を学び、効率化や安全性の向上に取り組みます。
将来的にはユーザーに長く愛される製品づくりをリードできる社員を目指します。

「品質」「改善」「顧客視点」をセットで伝えると良いです。

具体的な業務や学びの姿勢を含めると説得力が増します。

誠実さやチーム志向を示すと、堅実な印象を与えられます。

食品

入社後は、安全でおいしい食品を通じて人々の笑顔を支えたいです。
製造現場の衛生や品質管理を学び、安心して食べられる商品を届けます。
自分の関わった商品が多くの家庭に届くことを目標に努力します。

誠実さと社会貢献意識を強調するのが効果的です。

「食で人を幸せにする」という軸を中心に語ると伝わりやすいです。

衛生・品質・安全といったキーワードを組み合わせましょう。

インフラ・交通

入社後は、社会の安心を支えるインフラを守る仕事に携わりたいです。
保守や運行管理を通じて安全性を高め、地域の暮らしを支えます。
将来的には災害対応や新技術の導入にも関わり、より強い社会基盤を築きたいです。

責任感と安定感を重視した構成が理想です。

日常を支える使命感を明確に語ると印象が深まります。

「安全」「地域」「継続」を意識して言葉を選ぶと良いです。

IT・通信

入社後は、IT技術を使って社会や企業の課題を解決したいです。
プログラミングやデータ分析を学び、システム改善に取り組みます。
変化の早い業界で柔軟に学び続ける姿勢を大切に成長していきます。

「継続的な学び」と「課題解決力」を示すことが重要です。

スキル習得だけでなく、どんな価値を生みたいかを語りましょう。

AI・DX・自動化など最新テーマに触れると意欲が伝わります。

不動産・建設

入社後は、人々の暮らしを支える空間づくりに携わりたいです。
設計や施工の知識を学び、顧客の理想を形にする力をつけます。
地域社会に貢献できる建物を通じて、信頼される社員を目指します。

「信頼」「地域」「安心」を軸に語ると効果的です。

生活を支える責任感を中心に構成しましょう。

「街づくり」など長期的視点を入れると一層印象が良くなります。

【入社後にしたいことの例文】職種別!就活で使える回答例文

職種によって求められるスキルや役割が異なるため、「入社後にしたいこと」の伝え方も変化します。

ここでは8つの職種別に、面接で使える具体的な例文を紹介します。

それぞれの仕事の特徴を理解し、自分の強みとどう結びつけるかを意識して読みましょう。

「やりたいこと」よりも「どう成長し、どう貢献するか」を意識するのが鍵です。

総合職

入社後は、幅広い業務を経験しながら自分の強みを発揮できる分野を見つけたいです。
まずは現場の仕事を通して会社全体の流れを理解し、課題発見力を磨きます。
将来的には部署を越えて調整・提案ができるリーダーとして組織に貢献したいです。

総合職では「多角的な視点」と「成長意欲」を重視されます。

幅広い経験を通じてキャリアを形成する姿勢を明確にしましょう。

「調整力」や「主体性」をキーワードに入れると印象が良くなります。

営業職

入社後は、お客様に寄り添う提案を行い、信頼される営業を目指します。
まずは製品知識とヒアリング力を身につけ、相手の課題に合った解決策を提示します。
将来的にはチームを牽引し、顧客と会社をつなぐ架け橋として成果を出したいです。

営業職では「信頼関係」と「課題解決」がポイントです。

数字よりも「顧客の満足」を重視する姿勢を伝えると好印象です。

自分なりの営業スタイルや価値観を簡潔に加えると効果的です。

製造職

入社後は、現場の安全と品質を守りながら、より良いモノづくりを追求したいです。
工程の改善や効率化に挑戦し、チームで高品質な製品を安定的に提供します。
将来的には後輩の指導や品質管理にも携わり、現場全体を支える人材を目指します。

製造職では「丁寧さ」「改善意識」「チーム貢献」が重視されます。

現場志向を伝えつつ、長期的な目標を語るのがコツです。

小さな工夫や学びを大切にする姿勢を強調すると信頼感が出ます。

企画職

入社後は、消費者のニーズを分析し、新しいアイデアを形にできる企画職を目指します。
市場調査を通してトレンドを把握し、根拠ある提案を行います。
将来的には自社ブランドの強化や新規プロジェクトの立ち上げを担いたいです。

企画職では「発想力」と「データ分析力」の両立が求められます。

アイデアだけでなく「なぜそう考えたか」を語ることが大切です。

自分の考えを数字や事例で裏づけると説得力が増します。

研究職

入社後は、社会や企業の発展に貢献できる研究を行いたいです。
基礎データの積み重ねを大切にし、粘り強く実験や検証を続けます。
将来的には自分の研究成果を実用化し、新しい価値を生み出す技術者を目指します。

研究職では「探究心」と「継続力」を軸に語るのがポイントです。

失敗を恐れず挑戦する姿勢を伝えると強く響きます。

成果よりもプロセスを重視する回答が好印象です。

事務職

入社後は、組織全体を支える存在として正確で迅速な対応を心がけたいです。
まずは資料作成やデータ管理を通じて、ミスのない仕事を徹底します。
将来的には部署の業務効率化をリードできるサポート役を目指します。

事務職では「正確性」と「サポート意識」が評価されます。

縁の下の力持ちとしての誇りを言語化すると印象が良いです。

地道な努力を続ける姿勢をアピールするのがコツです。

コンサルタント

入社後は、クライアントの課題を本質から解決できるコンサルタントになりたいです。
データ分析とヒアリングを重ね、課題の背景まで深く理解します。
将来的には、企業の成長を長期的に支援できる戦略パートナーを目指します。

コンサル職では「課題発見力」と「継続的支援」が重要です。

成果よりもプロセスを語ることで信頼性を高められます。

企業と共に成長する姿勢を具体的に描くと好印象です。

エンジニア

入社後は、ユーザー視点を大切にしたシステム開発を行いたいです。
プログラミングスキルを磨き、チームで最適な設計を実現します。
将来的には、社会課題をテクノロジーで解決できるエンジニアを目指します。

エンジニア職では「技術力」と「協働力」をセットで語ると効果的です。

ユーザーに寄り添う姿勢を忘れずに伝えましょう。

「改善・学習・挑戦」を軸に構成すると説得力が増します。

【入社後にしたいことの例文】NG例文

面接で「入社後にしたいこと」を聞かれた際、答え方を間違えると印象が下がる場合があります。

抽象的すぎたり、現実離れした内容は「準備不足」と見なされやすいです。

ここではNG例文と改善の方向性をセットで紹介します。

自分の回答をチェックしながら、避けるべきパターンを把握しておきましょう。

抽象的すぎる回答

NG例文

入社後は頑張りたいです。
多くの経験を積んで社会に貢献したいと思っています。
まずは目の前の仕事に一生懸命取り組みたいです。

「頑張る」や「貢献する」だけでは意欲が伝わりません。

何を頑張りたいのか、どんな貢献をしたいのかが不明確です。

「どんな行動を通じて」「どのような成果を出すか」を具体化しましょう。

現実離れした回答

NG例文

入社1年目でプロジェクトリーダーになりたいです。
3年以内に海外拠点の立ち上げを任される人材になります。
周囲が驚くような成果を出したいです。

短期間で非現実的な成果を目指す内容は、計画性の欠如と捉えられます。

企業は長期的に成長できる人材を求めています。

「まずは基礎を学び、徐々にスキルを高めたい」と段階的に表現しましょう。

他社でも言える回答

NG例文

入社後は社会に貢献できる人になりたいです。
多くの人に喜ばれる仕事をしたいと思っています。
さまざまな経験を通じて成長していきたいです。

どの企業でも通用する内容は「志望度が低い」と判断されます。

企業ごとの特徴やビジョンと結びつけることが大切です。

「なぜその会社で実現したいのか」を必ず入れて差別化しましょう。

【入社後にしたいことの例文】まとめ

「入社後にしたいこと」は、あなたの価値観・成長意欲・企業理解を同時に伝える重要な質問です。

抽象的ではなく、具体的な行動や目標を盛り込むことで印象が大きく変わります。

また、企業の理念や事業内容と自分の強みを結びつけることで、志望度の高さが自然に伝わります。

本記事の例文を参考に、自分の言葉で未来の姿を描き、自信を持って伝えましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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