【27卒】冬休みに時間ができた大学3年生必見!今から始める冬インターン準備

【27卒】冬休みに時間ができた大学3年生必見!今から始める冬インターン準備

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【冬休みの冬インターン】冬休みから始める就活スタートのコツ

冬休みから始める就活スタートのコツ
  • 出遅れたと思わない
  • 実際に冬インターンに参加する
  • まずは1社応募してみる

「周りは夏インターンに行っていたのに、自分は何もしていない」「もう冬休み目前、今から就活を始めても間に合うの?」そんな焦りを感じている学生さんも多いのではないでしょうか。

でも、心配しすぎる必要はありません。

実は、部活や学業が落ち着く冬休みを機に、本格的に就活準備をスタートする人は意外と多いのです。

特に冬のインターンシップは、夏に比べて1dayや数日間の短期プログラムが非常に多く開催されます。

まとまった休みが取れる冬休みは、短期集中で業界研究や企業研究を進める絶好のチャンスです。

まずは「遅れた」という意識を捨てて、この冬休みを就活のスタートダッシュ期間と捉えましょう。

「今からでも大丈夫」という気持ちで、最初の一歩を踏み出すことが何よりも大切です。

出遅れたと思わない

就職活動において、いつ始めたかという「時期」は、実はそれほど重要ではありません。

周りが夏から始めていると焦る気持ちは分かりますが、大切なのは「いつ始めたか」よりも「何を意識して動いたか」です。

夏からなんとなくインターンに参加していた人よりも、冬から目的意識を持って動いた人の方が、結果的に密度の濃い就活ができることも多々あります。

大事なのは、まず企業や業界に対して「知りたい」という興味を持つことです。

冬から始める皆さんは、ある意味「出遅れた」という自覚がある分、これから何をすべきかを真剣に考えることができます。

その意識こそが、短期集中で成長する原動力になります。

周りと比べるのではなく、自分のペースで「今、何をすべきか」を考え、行動に移すこと。

それが就活成功への一番の近道です。

実際に冬インターンに参加する

「出遅れた」と感じているなら、なおさら座学で情報を集めるだけでなく、実際の現場に触れる体験を優先しましょう。

冬に多い1dayや数日間の短期インターンシップは、参加のハードルが低い一方で、得られるものは非常に大きいです。

たとえ短期間であっても、社員の方とコミュニケーションを取ったり、実際の業務の一部に触れたりすることで、その企業の雰囲気や仕事の進め方を肌で感じることができます。

パンフレットやウェブサイトだけでは分からない「リアルな情報」に触れることが、業界研究や企業選びの確かな軸になります。

「百聞は一見に如かず」という言葉通り、まずは現場を体験することが、周りとの差を埋める最も効率的な方法と言えるでしょう。

まずは1社応募してみる

「何から手をつけていいか分からない」という人は、難しく考えすぎず、まずは1社でいいので冬インターンに応募してみることをお勧めします。

最初は「ちょっと面白そう」くらいの興味でも構いません。

応募するためには、企業を調べ、エントリーシート(ES)を書き、場合によっては面接の準備をする必要があります。

この一連のプロセスを一度経験するだけで、「就活ってこういう流れなのか」と具体的に理解できます。

たとえ選考に落ちてしまったとしても、それは失敗ではなく「改善点が見つかった」という貴重な収穫です。

最初の一歩を踏み出す勇気が、次の行動を生み、自信につながります。

まずは「応募する」という具体的な行動を起こしてみましょう。

【冬休みの冬インターン】冬休みに逆転できる理由

「夏インターンに行っていないと不利になるのでは」と不安に思うかもしれませんが、冬インターンには夏とは異なる大きなメリットがあります。

夏インターンは早期から意識の高い学生が集中し、選考倍率も高くなりがちです。

一方、冬インターンは、夏に比べて開催数が増えるだけでなく、より実践的な内容や本選考を意識したプログラムが多くなる傾向にあります。

企業側も、採用活動が本格化する直前の「最終確認」や「優秀な学生の早期囲い込み」といった明確な目的を持っていることが多いのです。

つまり、冬休みは「出遅れた」と感じている人にとって、むしろ効率よく本質的な経験を積み、ライバルに追いつき、追い越すための「逆転のチャンス」が詰まった時期だと言えます。

ライバルが減るから

夏インターンは、大学3年生が「まず何か始めなければ」と一斉に動き出す時期であり、有名企業や大手企業には応募が殺到します。

しかし、冬になると状況は少し変わります。

夏にインターンを経験してある程度満足した学生や、就活の軸が定まって応募先を絞り始めた学生も出てきます。

また、「夏に乗り遅れたから」と、冬になっても行動を起こせないままの学生も一定数います。

その結果、夏に比べて冬は、特定の人気企業を除けば応募者の総数が減り、競争率が下がる傾向にあります。

「出遅れた」と感じている人にとっては、まさに狙い目の時期です。

ライバルが減る分、選考を通過しやすくなり、質の高いインターンに参加できる可能性が高まるのです。

本選考に繋がるから

冬インターンは、企業にとって「本選考の前哨戦」という位置づけが非常に強いです。

夏インターンが「企業の認知度向上」や「学生の業界理解促進」といった広報的な側面を持つのに対し、冬インターンはより採用直結型になります。

企業は、本選考を目前に控えたこの時期に、学生の具体的なスキルやポテンシャル、自社との相性(カルチャーフィット)を真剣に見極めようとしています。

そのため、インターン中のパフォーマンスが高く評価されれば、早期選考の案内が来たり、本選考の一部が免除されたりするケースも珍しくありません。

参加する側も「本番の練習」ではなく「本番の一部」という意識で臨むことで、大きなアドバンテージを得られる可能性があります。

【冬休みの冬インターン】冬インターンはサークルやバイトでの経験が活かせる場所

冬インターンはサークルやバイトでの経験が活かせる場所
  • バイト経験が能力として評価される
  • チーム活動経験が活かせるインターンが多い
  • 忙しかったからこそ得られた気づき
  • 冬インターンは自己アピールの練習場にもなる

「就活で話せるような立派な経験がない」「サークルとバイトしかしてこなかった」と悩んでいませんか?そんな学生さんこそ、冬インターンに挑戦すべきです。

多くの学生が勘違いしていますが、企業は「学生時代にしかできない特別な経験」だけを求めているわけではありません。

むしろ、サークル活動やアルバイトといった日常の中で培われた「基本的な社会人スキル」を高く評価します。

冬インターンは、まさにその「当たり前」に培ってきた力を試す絶好の場所です。

例えば、短期インターンで頻繁に行われるグループワークでは、サークル運営で培った協調性や、バイト先での指示系統の理解力がそのまま活かせます。

あなたが「たいしたことない」と思っている経験こそが、企業が求める「即戦力」の素なのです。

バイト経験が能力として評価される

アルバイト経験は、就活において非常に強力なアピール材料になります。

特に、接客業やサービス業などで培った「対人スキル」や「コミュニケーション能力」、与えられたシフトを無遅刻無欠勤でやり遂げる「責任感」、忙しい時間帯を乗り切るための「問題解決力」や「優先順位付けの能力」は、どんな業界・職種であっても必要とされる社会人の基礎体力です。

大切なのは、ただ「バイトをしていました」と伝えることではありません。

「お客様にこう言われた時、自分はこう考えて行動した」「売上を上げるために、こんな工夫をした」といった具体的なエピソードを振り返り、自分の強みとして言語化する作業が重要です。

冬インターンは、その強みを実践で試す場にもなります。

チーム活動経験が活かせるインターンが多い

サークル活動、部活動、ゼミ、学園祭の実行委員など、大学生活で何かしらのチーム活動を経験してきた人は多いでしょう。

その経験は、冬インターンで大いに役立ちます。

特に1dayや短期インターンでは、数人のグループで課題解決に取り組む「グループワーク」や「グループディスカッション」が頻繁に実施されます。

そこでは、チームの中で自分の役割を見つける力、意見の違うメンバーと議論を交わす力、全員で一つのゴールに向かう協調性が求められます。

これは、まさに皆さんがサークル活動などで日々行ってきたことそのものです。

リーダーシップを発揮した経験はもちろん、チームを支えるフォロワーシップも立派な強みとしてアピールできます。

忙しかったからこそ得られた気づき

「サークルとバイトが忙しくて、就活のことを考える余裕がなかった」という人もいるかもしれません。

しかし、その「忙しかった経験」こそが、あなたの強みになる可能性があります。

複数のタスクを同時に抱え、時間やスケジュールの管理に追われていた日々は、知らず知らずのうちに「タイムマネジメント能力」や「優先順位付けのスキル」を鍛えています。

社会人になれば、誰もが複数の仕事を同時に進めることになります。

忙しい学生生活を送ってきたあなただからこそ、その大変さを理解し、どう乗り越えてきたかを語れるはずです。

冬休みという少し落ち着いた時間を使って、これまでの忙しい日々を振り返り、自分がどうやってタスクを処理してきたかを整理してみましょう。

冬インターンは自己アピールの練習場にもなる

冬インターンは、本選考が本格化する前の「絶好の練習の場」となります。

インターンの選考過程では、多くの場合「自己紹介」や「志望動機」、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」を話す機会があります。

本選考の面接となると誰でも緊張しますが、インターンの選考であれば、比較的リラックスして臨めるはずです。

「うまく話そう」と気負う必要はありません

まずは、準備してきた自己PRや志望動機を、実際に企業の採用担当者や他の学生の前で話してみる経験そのものが重要です。

そこでうまく伝わらなかった部分を改善していけば、春からの本選考までには、自信を持って自己アピールができるようになっているでしょう。

【冬休みの冬インターン】冬インターンの探し方

冬インターンの探し方
  • 目的を決めて検索する
  • 就活サイト・大学キャリアセンターを活用する
  • 日程・場所・期間で絞る

「いざ冬インターンに参加しよう」と決めても、膨大な情報の中からどうやって自分に合う企業を探せばいいか迷ってしまいますよね。

やみくもに検索しても、時間ばかりが過ぎてしまいます。

大切なのは、まず「自分は何のためにインターンに参加するのか」という目的を明確にすることです。

業界研究をしたいのか、特定の職種を体験したいのか、それとも社風を知りたいのか。

目的が定まれば、どの媒体を使って、どんなキーワードで検索すべきかが見えてきます。

幸い、冬インターンを探すためのツールは豊富に揃っています。

大手就活サイトから大学のキャリアセンターまで、使えるものはすべて活用して、効率よく情報収集を進めていきましょう。

目的を決めて検索する

インターン探しを始める前に、まずは「自分がインターンに何を求めているか」を整理しましょう。

例えば、「まだ志望業界が決まっていないから、とにかく色々な業界を見てみたい」という人なら、1dayの合同説明会型インターンが合っているかもしれません。

逆に、「IT業界に興味があるから、エンジニアの仕事を体験したい」という明確な目的なら、数日間の実践型インターンを探すべきです。

このように自分の目的(軸)を先に決めることで、検索結果に振り回されることがなくなります。

「とりあえず有名だから」という理由だけで選ぶのではなく、「自分の目的に合っているか」を基準に選ぶことが、有意義なインターン体験につながります。

就活サイト・大学キャリアセンターを活用する

冬インターンの情報を探す最も一般的な方法は、就活情報サイトの活用です。

「リクナビ」や「マイナビ」といった大手サイトは、掲載企業数が圧倒的に多く、業界・職種・地域・開催時期など様々な条件で絞り込めるため、まずは登録しておきましょう。

また、より実践的な長期インターンやベンチャー企業に興味があるなら「Wantedly(ウォンテッドリー)」なども役立ちます。

そして、意外と見落としがちなのが「大学のキャリアセンター(就職課)」です。

キャリアセンターには、その大学の学生を積極採用したい企業からの限定的な求人(学内公募)が来ていることが多く、大手サイトには載っていない優良企業と出会える穴場でもあります。

日程・場所・期間で絞る

冬休みはまとまった時間があるとはいえ、学業やアルバイト、帰省などの予定もあるでしょう。

就活を始めたばかりの時期に、無理なスケジュールを組んで体調を崩しては元も子もありません。

まずは自分のスケジュール帳と相談し、参加可能な日程、場所(対面かオンラインか)、期間(1dayか、数日間か)で絞り込むことが現実的です。

特に最近は、移動時間のかからない「オンラインインターン」も非常に増えています。

短期間のプログラムやオンライン型をうまく組み合わせることで、冬休み中であっても複数の企業のインターンに参加し、効率よく比較検討することが可能になります。

【冬休みの冬インターン】未経験でも挑戦しやすいインターンの選び方

未経験でも挑戦しやすいインターンの選び方
  • 1day〜3daysインターンを探す
  • 中小企業・ベンチャー企業を狙う
  • 興味重視で選んでみる

「これまでインターンどころか、就活らしい活動を何もしてこなかった」という未経験者の皆さんにとって、いきなり人気企業の選考に応募するのはハードルが高いと感じるかもしれません。

しかし、心配はいりません。

冬インターンは、むしろ就活未経験者にこそチャンスが多い時期です。

大切なのは、最初から高すぎる目標を掲げるのではなく、自分の現在地(未経験であること)を受け入れ、参加しやすいプログラムから挑戦することです。

例えば、選考プロセスが比較的シンプルな「1dayインターン」や、大手企業に比べてライバルが少ない「中小企業・ベンチャー企業」は、未経験者にとっての狙い目です。

まずは「参加してみる」という成功体験を積むことを最優先に考えましょう。

1day〜3daysインターンを探す

就活未経験者の方にまずお勧めしたいのが、「1day(ワンデー)」または「3days」程度の短期集中型インターンです。

これらのプログラムは、数週間〜数ヶ月にわたる長期インターンとは異なり、選考が書類のみ、あるいは簡易的な面接だけで参加できるケースが多く、応募のハードルが格段に下がります。

内容は、企業説明会や業界研究セミナー、簡単なグループワークが中心になることが多いですが、「その会社の雰囲気を知る」「社会人と話すことに慣れる」という最初のステップとしては十分すぎる価値があります。

まずはこうした短期インターンに数社参加して、「就活の空気感」に慣れることから始めましょう。

中小企業・ベンチャー企業を狙う

多くの学生が大手企業や有名企業に目を向けがちですが、就活未経験者にとっては「中小企業」や「ベンチャー企業」のインターンこそが宝の山です。

大手企業に比べて応募数が少ないため、選考を通過しやすく、参加できる確率が高いのが最大のメリットです。

さらに、中小・ベンチャー企業は参加人数が少ない分、社員との距離が非常に近く、経営層と直接話せる機会があることも珍しくありません。

また、インターン内容も、大手のような座学中心ではなく、より実践的な業務に携われる可能性が高いです。

成長意欲の高い学生にとっては、大手企業のインターンよりも濃密な経験を積めるチャンスがあります。

興味重視で選んでみる

まだ志望業界や職種が全く定まっていない場合、無理に「就活の軸」を決める必要はありません。

むしろ、「業界はよく分からないけど、このテーマ(例:環境問題、地方創生など)には興味がある」「この職種(例:マーケティング、企画)の響きが気になる」といった、自分の純粋な好奇心を頼りに選んでみることをお勧めします。

就職活動は、自分が何に興味を持ち、何が得意なのかを発見していく「自己分析のプロセス」でもあります。

視野を狭めず、少しでも「面白そう」と感じたインターンに飛び込んでみることで、思わぬ適性や、本当にやりたいことを見つけるきっかけになるかもしれません。

【冬休みの冬インターン】冬インターンで得られる3つの経験

冬インターンで得られる3つの経験
  • 社会人との関わりで得られる現場空気感
  • 実務体験を通じた業界理解
  • 自分の強み課題が見える

「たった1日や2週間のインターンで、本当に意味があるの?」と思うかもしれません。

確かに、短期間で即戦力スキルが身につくわけではありません。

しかし、冬の短期インターンには、大学の講義やアルバイトでは決して得られない、非常に価値のある「3つの経験」があります。

それは、「現場の空気感」「リアルな業界理解」「客観的な自己分析」です。

これらの経験は、就活本番の面接で「なぜこの業界なのか」「なぜこの会社なのか」を語る上で、何よりも説得力のある根拠となります。

働く自分を具体的に想像できるようになること、そして自分の得意・不得意を知ることこそが、冬インターンの最大の意義です。

社会人との関わりで得られる現場空気感

インターンシップで得られる最も大きな財産の一つが、現場で働く「社会人」と直接関わる経験です。

大学の教授やアルバイト先の先輩とは違う、ビジネスの第一線で働く人たちの仕事への姿勢、時間の使い方、言葉遣い(敬語やビジネスメールなど)を肌で感じることができます。

特に、会議での議論の進め方や、電話応対の緊張感といった「現場の空気感」は、外から見ているだけでは絶対に分かりません。

こうした「生きた情報」に触れることで、「自分もこんな風に働きたい」というポジティブなイメージを持てたり、逆に「この雰囲気は自分には合わないかもしれない」という判断基準が持てたりします。

実務体験を通じた業界理解

企業説明会や座学中心のインターンも有意義ですが、可能であれば「実務体験」ができるプログラムを選びましょう。

たとえそれが資料作成の補助や、簡単なリサーチ業務であったとしても、実際の業務プロセスの一部を体験することで、その業界や職種の「リアル」が深く理解できます。

例えば、華やかに見える企画職も、裏では地道なデータ分析や調整業務がほとんどであることを知るかもしれません。

「思っていた仕事と違った」という気づきは、決してネガティブなものではなく、ミスマッチを防ぐための重要な判断材料になります。

この「自分に合う・合わない」を体感できるのが、実務体験の大きな価値です。

自分の強み課題が見える

インターンシップは、「仕事」というフィルターを通して自分自身を見つめ直す絶好の機会です。

グループワークの中で、自分はリーダーシップを発揮するタイプか、それともサポート役が得意か。

時間内に資料を作成する際、自分は丁寧さを優先するタイプか、スピードを重視するタイプか。

このように、大学生活では見えにくかった自分の得意・不得意(=強みと課題)が明確になります。

インターンで得られた「客観的な自己評価」は、その後の自己分析を何倍も深めてくれます。

自分の強みが分かれば自己PRに説得力が増しますし、課題が見えれば入社までに何を学ぶべきかが分かり、面接対策にも直結します。

【冬休みの冬インターン】就活に自信がつく冬インターン活用術

就活に自信がつく冬インターン活用術
  • 振り返りを大切にする
  • 体験を自己PRやESに落とし込む
  • インターン仲間とのつながりを活かす
  • 冬インターンを就活モードへの切り替えに使う

冬インターンは「参加して終わり」では非常にもったいないです。

その貴重な経験を、来たる本選考で最大限に活かしてこそ、冬から逆転したと言えます。

大切なのは、インターンで得た学びや感じたことを「そのまま」にせず、本番のES(エントリーシート)や面接で使える「自分の言葉」に変換していく作業です。

インターンは、単なる企業研究の場であると同時に、自己PRのネタを見つける場であり、就活仲間を作るネットワーキングの場でもあります。

参加した事実だけで満足せず、経験を「資産」に変える意識を持って、冬休みを過ごすことが、春からの自信につながります。

振り返りを大切にする

インターンシップに参加したら、必ずその日のうちに「振り返り」の時間を取りましょう。

疲れているかもしれませんが、記憶が新しいうちにメモを取ることが重要です。

「何が一番印象に残ったか」「社員のどの言葉が心に響いたか」「自分はグループワークでどんな役割を果たせたか(あるいは、果たせなかったか)」などを具体的に書き出します。

この生々しい感想こそが、数ヶ月後にESを書く際の「ネタ帳」になります。

たった数行のメモが、後で志望動機を練る際の大きなヒントになることは非常によくあります。

体験を「点」で終わらせず、振り返ることで「線」にしていく意識を持ちましょう。

体験を自己PRやESに落とし込む

インターンでの体験は、自己PRやES(エントリーシート)を作成する上での強力な武器になります。

ただ「インターンに参加しました」と書くだけでは不十分です。

「その業務体験を通じて、自分は〇〇の重要性を学んだ」「グループワークで発生した〇〇という課題に対し、自分は△△と考えて行動した」というように、「体験(Fact)」+「考察(Think)」+「行動(Action)」をセットで言語化する練習をしましょう。

この「言語化」のプロセスこそが、自己分析そのものであり、面接官が最も知りたい「あなたらしさ」を伝える土台となります。

インターン仲間とのつながりを活かす

インターンシップは、同じ目標を持つ他大学の学生と出会える貴重な機会でもあります。

特にグループワークなどで苦楽を共にした仲間とは、一体感が生まれやすいものです。

ぜひ積極的に連絡先を交換し、つながりを持ち続けましょう。

就職活動は情報戦であり、同時に孤独な戦いでもあります。

インターンで出会った仲間は、選考情報の交換相手になるだけでなく、「あいつも頑張っているから自分も頑張ろう」とモチベーションを維持し合う「戦友」のような存在になります。

社員の方とのつながりはもちろんですが、この「横のつながり」も大切にしてください。

冬インターンを就活モードへの切り替えに使う

サークル活動や学業が中心だった生活から、いきなり「就活モード」に頭を切り替えるのは難しいものです。

冬インターンは、そのための絶好の「リハーサル」になります。

インターンに参加するために早起きをし、スーツを着て、社会人と話すという一連の行動を経験することで、否が応でも「自分は今、就活をしているんだ」という自覚が芽生えます。

この「緊張感」を冬休みのうちに一度体験しておくことが、春からの本格的な就活シーズンをスムーズにスタートさせるための、心構えの準備(ウォーミングアップ)として非常に効果的です。

【冬休みの冬インターン】まとめ

「就活に出遅れた」と焦っていた皆さんも、冬インターンにはたくさんのチャンスがあることをご理解いただけたでしょうか。

夏から動けなかったとしても、全く問題ありません。

サークル活動やアルバイトで培ってきたあなたの経験は、見方を変えれば、企業が求める「責任感」や「協調性」を示す立派な強みです。

大切なのは、周りと比べて焦るのではなく、自分のペースで「今できること」に集中することです。

冬休みは、短期インターンを通じて社会の空気に触れ、自分の強みや課題を発見する絶好の機会です。

この冬に踏み出す「最初の一歩」が、あなたの就職活動を大きく加速させるきっかけになります。

まずは気になる企業のインターンに、1社だけでも応募してみることから始めてみましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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