「エントリーシートで志望動機が書けない…」
いざエントリーシートを書こうと思ったときに、多くの企業から問われ、多くの就活生が苦戦する質問が、志望動機です。こちらの記事では志望動機の基本的な書き方から、魅力的に書くコツ、使いやすいテンプレート、例文などを紹介していきます。
志望動機の書き方が分からない方や、志望動機に書く内容がそもそも思い浮かばないという方にとっても役立つ内容かと思いますので、是非ご覧ください。
- 志望動機を重視する理由
- 志望動機のコツ
- 志望動機の構成・例文
- 志望動機を初めて書く人
- 志望動機の書き方があまりわからない人
- 志望動機の例文を参考にしたい人
目次[目次を全て表示する]
【新卒向け志望動機の書き方】志望動機を重要視する理由
エントリーシートにおいて、志望動機は避けては通れない必須項目といえます。
では、多くの企業が志望理由を問うのはなぜでしょうか?企業が志望理由を重要視する理由を、以下より確認していきましょう。
- 志望度を確認するため
- 企業についてどれほど調べているかを知るため
- 長く働けるかを確認するため
志望度を確認するため
一つ目の理由は、志望度の確認のためです。
新卒採用で企業が採用したいと思っているのは、入社後に活躍できる人材です。
「入社後に活躍できる」とは、仕事に対して責任を持って取り組み、しっかりと成果を出すことができる=コミットしてくれる、という意味合いです。
意欲の高さは、このコミットメント力に強く影響を及ぼします。意欲が高い人は、入社後も目標達成や生産性向上にむけて主体的に努力し、企業により大きな貢献をしてくれる可能性が高い、というイメージを抱いてもらいやすくなります。
そのため、採用担当者は入社後に活躍できる人材かどうかを判断する一つの指標として、文章から志望度を確認します。
他の競合会社と比べてどの点が良いと感じたのか、なぜ数ある企業の中でこの会社を志望するのか、という点まで言及できると、志望度の高さが一層伝わる文章になるでしょう。
企業についてどれほど調べているかを知るため
企業研究をしっかり行っているかを確認するためという理由も、企業が志望動機を聞く背景として挙げられます。
採用担当者は、企業についてしっかりと調べている熱意が高い学生を集めたいと考えています。
一方、何万人といる就活生の中で、企業のことを全く調べず「数を打てば当たる」という姿勢で多くのエントリーシートを提出する就活生もいます。そうした就活生の足切りのためにも、企業は志望動機を聞く場合があります。
どの企業にも通用する内容や表面的な内容ではなく、企業についてしっかりと調べた上で、志望動機を作成しましょう。
企業との相性
企業が志望動機を重要視する背景には、自社の社風や求める人物像に合致する人材を見極めたいという意図があります。
どんなに優秀な人材でも、企業の文化や価値観と合わなければ、入社後にミスマッチが生じ、お互いにとって不幸な結果になりかねません。
そのため、志望動機では、あなたが自身の性格や価値観が企業とどう一致しているのかを示すことが重要です。
例えば、チームワークを重視する企業であれば、あなたがチームで目標達成に取り組んだ経験や、周囲と協調して行動した経験を具体的に記述することで、企業との相性の良さをアピールできます。
自身の強みや経験が、その企業のどのような文化や職務に活かせるのかを具体的に伝えることで、「この学生は当社の環境で活躍できるだろう」というポジティブな印象を与え、企業との良好なマッチングを実現できるでしょう。
長く働けるかを確認するため
三つ目の理由は、その企業で長く働き続けられるかを確認するためです。
企業は、多くのコストや時間をかけて人材を確保しています。
また、新卒採用で入社する人材は、長く働いてもらわないと十分な育成ができません。内定辞退されたり、入社後すぐに辞められてしまったりすると、採用にかかったコストや時間、人材育成という面から、企業にとって大きな痛手となります。
そのため、志望動機から企業とのマッチ度や将来性を汲み取り、長く働き続けられる人材かどうかを確認しています。
【新卒向け志望動機の書き方】志望動機を魅力的に書くコツ
志望動機の基本的な構成を見てきた上で、より魅力的に志望動機を書くコツも抑え、志望動機をさらにブラッシュアップしていきましょう。
下記4つのコツを解説していきます。
- 「なぜ」を意識する
- 起承転結を意識する
- 数字を用いた文章を書く
- 社風に言及する
「なぜ」を意識する
一つ目のコツは、「なぜ」を意識することです。
一つ一つの主張に対して「なぜ?」と理由を突き詰めて、内容を深掘りしましょう。
このとき「なぜ?」は一回きりではなく、何度か繰り返し自問自答してみることがおすすめです。繰り返すことで、より自身の本質的な価値観や興味を見つけやすくなります。そうして見つけた価値観や興味をもとに、企業との共通項や入社後実現したいことを語ることで、より説得力のある論理的な文章に繋がるでしょう。
起承転結を意識する
二つ目のコツは、起承転結に沿って伝えることです。
起承転結を意識することで、全体にストーリー性が生まれ、読み手の興味を惹きつける文章になります。
「起」では、伝える内容の始まりを述べます。つまり、志望した理由である結論です。
「承」では、始まりの背景を述べます。つまり、きっかけや根拠となったエピソードです。
次の「転」が特に重要です。文章全体に味を付ける役割を果たします。ここでは「起」と「承」で語った企業のこととあなた自身のことを繋ぐ、共通項を述べましょう。
最後の「結」は、この文章全体で何を伝えたいのかがわかるように書きます。冒頭の志望動機に触れつつ、入社後活躍できることをアピールするとよいでしょう。
数字を用いた文章を書く
三つ目のコツは、具体的な数字を用いることです。
例えば「大会で勝ちました!」という文では、内容がざっくりしており、その成果の重みが読み手には伝わりません。そこで、「全200チームが出場する関東大会で2位になりました!」というように、数字を用いて伝えることで、成果がより具体的にイメージしやすくなります。
あなたと同じ経験をしていない読み手にとっては、具体的にイメージできる後者の文のほうが、より魅力的に感じられるでしょう。
社風って志望動機に入れてもいいの?
社風は、志望動機に入れていいのか迷っている方もいるかもしれません。
ですが、むしろ社風に触れたほうが良い評価に繋がりやすい場合もあります。
社風は、その企業独自のものです。マッチした社風の下では自身のパフォーマンスを発揮しやすく、組織貢献にも繋げやすくなるでしょう。
ただし社風への言及だけでなく、その社風の下で今後どのような活躍に繋げていけるのかを伝えることが、内定のカギを握るポイントです。
【新卒向け志望動機の書き方】志望動機の構成はPREP法で作ろう!
志望動機を書く際には構成を意識して書くことで論理的で分かりやす文章を作ることができます。
具体的にはPREP法を使うとよいでしょう。これはビジネスの場でも用いられる手法であり、ESや履歴書だけでなく、面接で話すときにも意識しましょう。
「Point(結論)」→「Reason(理由)」→「Example(具体的なエピソード)」→「Point(結論)」の順で構成する手法。
この順番で話すと自然に論理構造が意識できている文章がつくれる。
Point(結論)
まずは「なぜその企業を志望するのか」を簡潔に書きましょう。
ESや履歴書などのでは最初の1行目が最も重要とされているため、できるだけわかりやすく、伝えたい内容をしっかり伝えられるようにしましょう。
この結論の部分をおろそかにすると、応募数の多い会社では最後まで志望動機を見てくれない場合もあるので気を付けましょう。読み手が理解しやすい書き出しを意識することで、企業の目に留まり、しっかりとアピールできるでしょう。
- 「〇〇という企業理念に共感し、志望しました。」
- 「△△という事業に興味があり、志望しました。」
- 「〇〇というスキルを活かしたいと思い、志望しました。」
- 「〇〇を実現したいため志望しました。」
Reason(理由)
結論を書いたら、必ずそれに対する理由や根拠を書きましょう。
書き出しでグッと興味を掴むワンフレーズは、インパクトこそ絶大ですが抽象的です。そのため、結論に説得力を持たせるため、詳しい根拠を書く必要があります。
- 「貴社の〇〇というサービスを利用した際に感動しました。」
- 「アルバイトで〇〇の必要性を感じ、それに力を入れている貴社に興味を持ちました。」
- 「大学で〇〇の分野に興味を持っており、将来はその分野を広げる仕事がしたいと思うようになりました。」
Example(具体的なエピソード)
結論と理由を述べたら、それにいたった具体的なエピソードや実体験を述べましょう。
その志望動機を考えるに至った自分のこれまでの経験があるはずです。それを述べることで、志望動機に根拠を持たせることができ、説得力の高い志望動機を作成することができます。
また、志望動機が同じような学生は多く存在しますが、根拠となるエピソードによって自分の志望動機にオリジナリティーが埋めれるため、差別化をしやすくなります。
- 「学生時代のアルバイトの経験で〇〇に疑問を持つようになり、これを解決したいと考えた。」
- 「長期インターンの経験で〇〇の面白さを感じ、将来は〇〇を突き詰めていきたいと考えるようになった。」
Point(結論)
最後に結論を述べていきます。最初に述べた結論とは異なり、「入社後に成し遂げたい事」や「貢献したい事」といった入社への意気込みを重点的に述べましょう。
この部分は志望動機の最後の締めになるため、意気込みや志望度の高さを採用側に伝えるように意識しましょう。
- 「このような経験から御社(貴社)を強く志望し、入社後は〇〇に挑戦したいです。」
- 「この経験から〇〇の部分で貢献していきたいです。」
【新卒向け志望動機の書き方】志望動機のテンプレート
ここからは、志望動機作成においてより実践的に活用していただける内容を紹介していきます。
まずは、志望動機の中で使いやすいテンプレートです。自身の内容と照らし合わせて使いやすいものがありましたら、是非ご活用ください。
- 貴社の理念である〇〇を大切にして、△△に貢献します。
- 貴社では〇〇という強みを活かして、△△を実現させます。
- 〇〇という環境である貴社で、△△を目指します。
- 〇〇という実現を目指し、貴社の△△で活躍したいと考えています。
- 〇〇という強みをもつ貴社であれば、△△できると考えました。
- 貴社は〇〇というビジネスを展開され、△△に貢献されている点に魅力を感じました。
- 私は〇〇を強みとしており、△△の貴社であれば最大限力を発揮できると考えています。
- 入社後は私の強みである〇〇を活かし、△△によって売上貢献に繋げます。
- 貴社に入社したら、〇〇という目標を目指し、社業発展のため尽力します。
【新卒向け志望動機の書き方】志望動機の例文
次は業界別、職種別、企業を志望するに至ったきっかけ別で、志望動機の例文を紹介していきます。
自身の志望先や状況に合わせて、参考にしてみてください。
【新卒向け志望動機の書き方】業界別志望動機の例文
まずは、業界別の志望動機の例文を見てみましょう。
ここでは下記14の業界に向けた志望動機を紹介します。
IT業界
多くの業界と連携する貴社で「業務の効率化を実現したい」という目標を叶えたいと考え、志望しました。
私は以前、学生主体のインターンシップに参加しました。
そこでは一つのプロジェクトにおける企画立案から実行までを体験でき、ビジネスの一環の流れを把握することができました。
実際のクライアントと協力する場面は特に刺激的で、多くの学びを得ました。
クライアントが抱える業務効率という課題に対し、原因を突き詰めて企画を練り、クライアントにも納得いただける解決策を考える過程は、難しい一方で大きなやりがいとなりました。
この経験で関わったクライアントだけでなく、身近な社会人の声やニュース等から、多くの企業が業務効率化を課題とし、そのせいで苦しんでいる人々も多いと感じています。
多くの業界と連携している貴社であれば、クライアントに合わせた最適な解決策を生み出し、多くの人々に貢献することができると感じました。
貴社に入社後は、俯瞰して物事を捉え、課題解決と組織貢献に主体的に取り組んでいきたいと考えます。
IT業界の志望理由は以下でも詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。
人材業界
貴社の「人と人とを繋げる」という観点からビジネスを展開されている点に魅力を感じ、志望いたしました。
私は大学時代、飲食店のアルバイトをしていました。
目の前の業務に追われていたときに、一緒に働く仲間からの助けと、お客様からの感謝のお言葉や笑顔に救われました。
この経験から私は、人と人との繋がりの大切さを実感し、世の中で働く多くの人々やお客様に貢献していきたいという気持ちが芽生えました。
人材業界の仕事は、働く人と仕事との繋がりを創り出し、その先にいるお客様の笑顔も生み出すことができる仕事だと考えております。
中でも貴社は、「人と人とを繋げる」という観点で多角的なビジネスを展開され、業界職種問わず多くの人の繋がりに携わることができると感じました。
貴社に入社したら、「人と人を繋げる」ことを通して、企業価値向上に貢献していきたいと考えます。
人材業界の志望動機に関しても詳しく解説している記事がありますので、ご参考ください。
インフラ業界
「持続可能な社会の実現に貢献したい」という強い思いがあり、大学での環境科学専攻と再生可能エネルギー研究の経験から、エネルギー問題解決の重要性を痛感しています。
特に、環境負荷の低減と安定的なエネルギー供給の両立は、社会の基盤を支える上で不可欠であると考えています。
貴社が最先端技術を駆使し、クリーンエネルギーの普及に積極的に取り組む姿勢に深く共感しており、その技術力と社会貢献性こそが、私が働く場所として理想とするものです。
入社後は、これまでの学びを活かし、技術開発部門で新しいエネルギーソリューションの研究開発に携わりたいと考えています。
貴社の一員として、地球規模のエネルギー課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現に尽力することで、企業価値向上にも貢献したいという強い意志があります。
食品業界
食品業界で人々の健康と生活を支えることを志望しており、日々の食を通じて社会に貢献することの重要性を認識しています。
大学で栄養学を専攻し、食と健康の関係について深く研究した経験から、食品の品質と安全性が人々の生活の質に直結することを実感しました。
貴社が常に高品質な食品を提供し、特定分野で高い市場シェアを維持している点に大きな魅力を感じています。
これは、単なる製品提供に留まらず、顧客の健康と安心を第一に考える企業姿勢の表れだと考えています。
入社後は、この栄養学の知識と研究経験を活かし、商品開発部門で新たな健康食品の開発に携わりたいです。
安全で栄養価の高い食品を通じて、多くの人々の健康増進に貢献し、貴社のブランド力強化に貢献できることを楽しみにしています。
教育業界
教育を通じて次世代の人材育成をサポートしたいという強い思いがあり、学生時代の家庭教師の経験から、人に教えることの楽しさとその責任の重さを実感しました。
一人ひとりの学習意欲を引き出し、成長を支援する過程で得られる喜びは、何物にも代えがたいものでした。
貴社の提供する革新的な教育プログラムは、従来の枠にとらわれず、現代社会に必要な思考力や創造性を育むことに特化しており、そのビジョンに強く共感しています。
特に、テクノロジーを活用した個別最適化された学習システムは、これからの教育のあるべき姿だと確信しています。
入社後は、この教育への情熱と経験を活かし、教育コンテンツの企画・開発に携わりたいと考えています。
子どもたちが未来を切り拓く力を育むサポートをすることで、貴社と共に社会に貢献していきたいです。
金融業界
顧客の資産形成支援を通じて社会に貢献したいという強い思いから、金融業界を志望しています。
大学で経済学を専攻し、資産運用や金融商品の知識を深める中で、個人や企業の健全な経済活動を支える金融の重要性を強く認識しました。
貴社が「顧客第一主義」を掲げ、お客様一人ひとりのライフプランに寄り添ったきめ細やかな金融サービスを提供している点に大きな魅力を感じています。
画一的なサービスではなく、個別のニーズに応える独自の提案力は、まさに私が目指す金融パーソン像と合致しています。
入社後は、この経済学で培った知識と顧客への貢献意欲を活かし、ファイナンシャルアドバイザーとしてお客様一人ひとりに最適な資産運用プランを提案し、信頼される存在になることを目指しています。
アパレル業界
服を通じて人々のライフスタイルを豊かに提案し、その感動を世界中に届けたいという強い思いから、グローバルに事業を展開する貴社に魅力を感じています。
私自身の留学経験を通じて、日本の製品が持つ品質やデザインの高さが世界で高く評価されていることを実感し、日本の素晴らしい文化を世界に広めたいという目標を抱くようになりました。
世界中に生産拠点や販売網を持ち、常にテクノロジー活用や多角的な事業展開を進める貴社でなら、その目標を達成できると確信しています。
これまでの挑戦で培った環境適応力と成長力を活かし、入社後もビジネスパーソンとして常に自己を更新し続けたいです。
世界に通用する製品とサービスを通じて、人々の生活に貢献し、貴社のグローバル展開の一翼を担いたいと考えています。
海運業界
少数精鋭でありながら若手から大きな裁量権を持ち、主体的に働ける貴社の環境に強く魅力を感じています。
大学に留学制度がない中で、費用を抑えるために独力で情報収集から計画立案、実行までを行いアメリカ留学を実現した経験から、自ら考え行動することの重要性と、それによって得られる大きな達成感を学びました。
この主体的な行動力と課題解決能力は、貴社で働く上で必ず活かせると確信しています。
また、環境問題への意識が高まる中で、クリーンエネルギーによる海運の実現は、業界全体を牽引する重要な課題だと認識しています。
入社後は、この主体性を活かして、若手のうちからクリーンエネルギーによる海運の実現に向けたプロジェクトに取り組み、貴社の持続的な成長と利益に貢献したいと考えています。
商社業界
学生時代のスポーツ量販店でのアルバイト経験を通じて、顧客のニーズを真剣に見定め、それに応えることの重要性を深く学びました。
お客様一人ひとりの声に耳を傾け、適切な商品を紹介することで感謝された経験は、私にとって大きなやりがいとなり、消費者視点を持つことの大切さを実感する機会となりました。
この経験は、商社という多様な商品を扱い、幅広い顧客ニーズに応える業界でこそ最大限に活かせると考えています。
入社後は、このアルバイトで培った「消費者視点で何が求められているかを考える力」を活かし、国内外の市場から世の中のニーズに応える商品や資材を調達することで、顧客の希望を叶え、新たな価値を創造していきたいです。
グローバルな視点と顧客志向を両立させ、貴社の事業拡大に貢献できることを目指します。
広告業界
広告業界で自身のアイデアを形にし、多くの人々の心を動かす影響力を生み出したいという強い思いがあり、クリエイティブな仕事に大きな魅力を感じています。
大学でマーケティングを専攻し、消費者心理やブランディング戦略について深く学ぶ中で、広告が持つ社会的な役割と可能性を認識しました。
貴社が常に独自性の高い広告キャンペーンで業界をリードし、革新的なアイデアを生み出し続けるクリエイティブな環境に強く惹かれています。
このような環境でこそ、自身のスキルを磨き、社会に大きなインパクトを与える広告を創造できると確信しています。
入社後は、企画部門で新しい発想の広告を生み出し、企業と消費者の架け橋となることで、社会にポジティブな変化をもたらすことに貢献したいと考えています。
不動産業界
不動産業界で住まいを通じて人々の暮らしを支えたいという強い思いがあり、学生時代の高齢者生活支援ボランティアの経験から、安心して暮らせる住環境が人々の幸福に不可欠であることを実感しました。
単なる「家」を提供するだけでなく、人々の生活の質を高める「暮らし」を創造する不動産の仕事に大きな魅力を感じています。
貴社が他社に先駆けて、多様なライフスタイルやニーズに応える住宅開発に積極的に取り組んでいる点に深く共感しています。
これは、顧客一人ひとりに寄り添い、真に価値ある住まいを提供しようとする貴社の姿勢の表れだと考えています。
入社後は、営業としてお客様一人ひとりの理想の住まい探しをきめ細やかにサポートし、快適で豊かな暮らしに貢献できる存在になりたいです。
自動車業界
次世代モビリティ開発への貢献を強く志し、技術革新が著しい自動車業界、特に電気自動車や自動運転技術といった次世代モビリティ分野に注目しています。
大学で機械工学を専攻し、自動車の構造や制御技術について深く学ぶ中で、持続可能な社会におけるモビリティの未来像に強い関心を持つようになりました。
貴社が最先端技術開発に積極的に投資し、国際的にも高く評価されている点に大きな魅力を感じています。
貴社の技術力と未来への挑戦こそが、私が目指すエンジニアとしての成長と社会貢献を実現できる場だと確信しています。
入社後は、自動運転技術開発に携わり、安全で快適な新しいモビリティの実現を通じて、持続可能な社会への貢献と貴社の発展に尽力したいと考えています。
官公庁
社会全体を支える政策の立案・実行に携わりたいという強い思いから、公共の利益のために政策を立案・実行する〇〇庁を志望しています。
大学で政治学を専攻し、公共政策の重要性と、それが人々の生活に与える影響の大きさを深く理解しました。
特に、地域活性化や福祉政策の分野に関心があり、これまで学んできた知識を活かして、複雑な社会課題の解決に貢献したいと考えています。
公務員としての責任感を持ち、公平かつ効率的な行政運営を通じて、より良い社会の実現に貢献することこそが私の目標です。
〇〇庁の一員として、国民の生活に直接影響を与える政策の企画・推進に携わり、公正で豊かな社会の実現に尽力したいという強い意志があります。
コンサル業界
クライアント企業の成長に貢献したいという強い思いから、専門的な知識とスキルで企業の課題解決を支援するコンサルティング業界を志望しています。
大学で経営学を専攻し、企業戦略の立案や組織改革、新規事業開発といったテーマに関心を持ち、理論と実践を結びつけるコンサルティングの仕事に魅力を感じました。
多様な業界のクライアントに対して、卓越した専門性と豊富な実績を持つ貴社は、私がプロフェッショナルとして成長するための最高の環境だと確信しています。
入社後は、コンサルタントとしてクライアントが抱える様々な課題に対し、多角的な視点と論理的思考力で最適なソリューションを提案し、その成長に全力で貢献したいと考えています。
常に学び続け、信頼される存在となることを目指します。
【新卒向け志望動機の書き方】企業の魅力別志望動機の例文
次に、職種別で志望動機の例文を見てみましょう。
ここでは以下7つの職種に向けた志望動機をご紹介します。
営業
法人営業とチーム力向上に力を入れている貴社で、お客様と社内への正確な情報提供によって満足度や信頼度向上に繋げ、組織貢献を目指します。
私は高校時代から通算5年間、接客業のアルバイトを続けています。
ある時アルバイトリーダーとして店舗全体に連絡をする際に、情報漏れから誤解が生まれてしまい、周りに迷惑をかけてしまったことがありました。
この失敗以後はメッセージを送信する前に、確認事項を設けて情報の洩れがないか確認するようになり、それが業務効率化とスタッフからの信頼にも繋がりました。
この経験を通して、正確な情報提供の重要性と、人から信頼を得るやりがいを実感しました。
情報の正確性を大切にされ、長年にわたってお客様からの信頼獲得、さらに社内連携にも注力されている貴社であれば、私の経験と強みを活かし貢献できると考えました。
貴社に入社した後は、正確な情報提供とお客様・チーム双方への主体的な働きかけを行っていきたいと考えています。
営業職の志望動機についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も見てみてください。
人事
人柄を重視する採用により、社員同士の連携力を磨く貴社に心惹かれ、志望しました。
大学時代、私は塾講師のアルバイトをしていました。
高校生の学習や受験のサポートをする中で、当時高校1年生だった生徒が大学合格を果たすまで成長していく姿に、強く感銘を受けました。
また、生徒と保護者に向けた入塾の説明を担うこともあり、塾の特徴や強みを伝えながら質問に応じ、その生徒と保護者が納得して入塾を決めてくれた際には、大きな達成感を覚えました。
この経験を通して、人の成長・育成に携わることや、組織と人を繋ぐことに関心が強くなり、人事職を志しました。
仕事をする上で、ただ目の前の作業をするのではなく、人とのコミュニケーションは必要不可欠だと感じています。
アルバイトでも社員やスタッフに救われることが多く、人事として社員同士の助け合える環境づくりに貢献したいと考えました。
入社後は、適切な質問を投げかけてコミュニケーションを図り、貴社のイメージに合った採用や育成を通して、連携力強化に貢献していきたいです。
研究・開発
医療機器の開発に携わり、人々の健康と豊かな生活に貢献したいという強い思いから、貴社を志望いたします。
私は大学院で光に関する研究に没頭し、その特性や応用可能性について深く探求してきました。
学会や論文を通じて、光に関する知識・技術が医療分野、特に診断や治療の精度向上において、まだまだ大きな可能性を秘めていることを知り、感銘を受けました。
これまでの研究で培った専門知識や、課題に直面しても粘り強く解決策を探求する姿勢は、医療機器開発という分野で大いに活かせると確信しています。
貴社が革新的な医療機器の開発に積極的に取り組んでいる点に魅力を感じており、入社後は最先端の知識・技術を追求しながら、より使いやすく、高性能な製品の開発、さらには新しい医療ソリューションの創出に貢献したいと考えています。
マーケティング
マーケティング職としてデータを活用し、貴社ブランドの更なる成長に貢献したいと考えています。
現代社会において、市場分析や戦略立案を担うマーケティング職が企業の競争力を左右する重要な役割を果たすと認識しており、強い関心を持ってきました。
大学で統計学を専攻し、大量のデータを分析し、そこから傾向や予測を導き出すスキルを培いました。
このデータ分析能力は、複雑な市場ニーズを的確に捉え、効果的なマーケティング戦略を立案するために不可欠だと考えています。
データドリブンなマーケティングを推進し、特定のサービスで業界をリードする貴社でこそ、私のスキルを最大限に活かせると確信しています。
入社後は、データ分析に基づいた精度の高い市場洞察力を武器に、貴社のブランド価値向上と事業拡大に貢献することを目指します。
事務職
事務職として、正確かつ効率的な業務遂行を通じて組織運営を支えたいと考えており、事務職が企業の円滑な運営に不可欠な役割を担っていると認識しています。
学生時代のサークル会計経験では、予算管理や経費精算を通じて、組織の資金の流れを正確に把握し、効率的に管理することの重要性を学びました。
この経験で培った几帳面さや計画性は、事務職において大いに活かせると確信しています。
特に、業務効率化に力を入れ、「社内〇〇プロジェクト」のような革新的な取り組みを推進している貴社で、自身のスキルを活かせることに魅力を感じています。
入社後は、正確な事務処理能力と、常に改善を意識した効率的な業務フローの構築を通じて、組織の基盤を支え、貴社の事業活動に貢献したいと考えています。
経理
経理として企業の安定運営と持続的な成長を支援したいという強い思いから、貴社を志望いたします。
企業の財務状況を正確に管理し、経営判断の基盤を築く経理の重要性を深く認識しており、その専門性に魅力を感じています。
大学で会計学を専攻し、日商簿記2級を取得することで、財務諸表の作成や分析に必要な基礎知識を習得しました。
貴社がグローバルに事業展開していることに大きな魅力を感じており、将来的に海外でも通用する会計知識や財務管理スキルを身につけ、挑戦していきたいと考えています。
入社後は、この会計知識を活かし、正確な財務報告を通じて透明性の高い経営を支援するとともに、戦略的な財務計画の立案に貢献することで、貴社の長期的な成長を力強く支えていきたいと考えています。
SE
貴社の「ものづくりを通して人々を幸せにする」という理念の下、顧客と従業員の幸せに貢献したいと考えています。
私は学生時代、大学祭実行委員会に所属していました。
複数のチームと連携して作業を行う中で、各チーム間の連絡不足により、齟齬が生じることがありました。
そこで私は共有のスプレッドシートを作成し、簡単に情報交換ができる体制を構築しました。
作業効率化に繋がったことに加えて、チーム同士のコミュニケーションが活発になり、委員全員で創りあげた大学祭も大きな成功を収めることができました。
この経験から、組織やチームの”不”を解消し、人々のコミュニケーションの活性化に繋げることができるシステムエンジニアを志すようになりました。
貴社は理念の「人々」を、お客様や従業員すべてを含めた人々とされ、顧客の幸せだけではなく、一緒に働く従業員の幸せにも貢献することができると感じ、惹かれました。
入社後は、社内外問わず”不”の解消に尽力し、多くの人の幸せを生み出したいです。
SEの志望動機については、以下の記事も是非ご参考ください。
【新卒向け志望動機の書き方】企業の魅力別志望動機の例文
最後に、企業を志望するに至ったきっかけ別で、例文を見てみましょう。
説明会やインターンシップの内容を取り入れた例文となっていますので、自身の状況に当てはまる方は参考にしてみてください。
説明会
社員一人ひとりの主体性とアイディアを重視した独自のサービスを提供する貴社で、オリジナリティのある企画を生み出し売上貢献したいと考えています。
私は学生時代、自身のSNSのフォロワーを増やす広報活動に尽力しました。
最終的にフォロワー1万人まで増やすことができ、この経験と成果を通して、自分ならではの”色”を持ってアイディアを生み出すことの大切さ、主体的に行動することの重要性を実感しました。
貴社の説明会で、「何もないところから自分のアイディアで企画をつくり、自分自身で実行する」という仕事の在り方を大切にされていることを知り、自分ならではの色を最大限活かすことができる環境だと強く感じました。
貴社に入社した後は、持ち前のノウハウとアイディアを活用し、私ならではの企画と主体的な行動によって売上貢献に繋げたいと考えています。
インターンシップ
互いに刺激を与え合い、全員で成長しながら企業発展を目指されている貴社に魅力を感じ、志望いたしました。
貴社のインターンシップで、グループディスカッションに参加しました。
その際に社員の方々からいただいた、考えたこともない視点から物事を捉えたフィードバックや、社員の方同士が切磋琢磨している様子に強い刺激を受け、貴社であれば尊敬する人とともに励む中で、さらなる成長と成果を生み出すことができると感じました。
私は学生時代に野球部に所属し、尊敬するメンバーたちと全国大会出場という目標に向かって切磋琢磨することで、チームの成長と目標達成に繋げることができました。
この経験を通して、「尊敬する人と仕事がしたい。」という思いが強くなり、インターンシップで体感した貴社の成長につながる環境に強く惹かれました。
貴社に入社した後は、周りの方々と切磋琢磨し合い、目標達成に貢献すべく力を発揮したいと考えています。
社風
貴社の「年次や年齢に関係なく互いに意見を出し合い、より良いサービスをつくっていく」という社風に強く魅力を感じています。
私は大学の学園祭実行委員会で、企画の立案から実行までを担う中で、学年や役割の垣根を越えて自由に意見を出し合うことの重要性を痛感しました。
異なる視点からの意見を否定せずに検討し、協力し合うことで、結果的に来場者に心から喜ばれる企画を実現できた経験は、私にとって大きな成功体験となりました。
このようなオープンで建設的な環境こそが、最高のパフォーマンスを生み出すと確信しています。
この経験で培った、多様な意見を尊重し、積極的に議論に参加する姿勢を活かし、貴社でもチームの一員として、お客様に最高の価値を提供するサービス創りに貢献したいです。
形のある商品
土地開発やビル・施設造りを通したまちづくりに携わりたいという強い思いから貴社を志望します。
高校時代に地元の駅前再開発が進み、長年寂れていた街が活気を取り戻し、多様な人々で賑わう様子を目の当たりにした時、まちづくりの持つ影響力の大きさに感銘を受けました。
単なる建物を建てるだけでなく、地域社会全体に新たな価値と活力を生み出す貴社の事業に強く惹かれています。
特に、既存商店とも連携し、地域全体を活性化させる仕掛けに富んだ貴社の土地開発プロジェクトは、私の理想とする「まちづくり」そのものです。
私もその一員として、人々の暮らしを豊かにし、地域に永続的な賑わいと幸福をもたらすことに貢献したいと強く願っています。
企業理念・事業戦略
「既存の商品やサービスに追随せず、常に新しさのあるものを積極的に生み出す」という貴社の企業理念に深く共感しています。
私自身、大学のイベント企画サークルで「前例を踏襲せず、常に改善や新しいことに挑戦する」という考え方を活動の軸としてきました。
特に、新入生歓迎イベントでは、従来の企画が抱えていた課題を解決するため、過去の成功例にとらわれず新しいゲームを導入しました。
結果として、参加者から「今までで一番楽しかった」と好評を得ることができ、改善と革新の重要性を実感しました。
この経験で培った、現状に満足せず、常に新しい視点からより良いものを追求する姿勢は、貴社の理念と合致すると確信しています。
入社後も、この挑戦する姿勢を活かし、貴社の事業成長に貢献したいです。
評価制度
個人の成果に応じた評価・報酬を重視する貴社の評価制度に強く魅力を感じています。
私は携帯電話販売のアルバイトで、自身の契約件数や顧客満足度に応じたインセンティブ評価を受け、それがより責任ある役割を任されることに繋がった経験から、大きなやりがいを感じてきました。
自分の努力が明確な形で評価され、それがさらなる挑戦機会につながることが、私のモチベーションの源泉であると認識しています。
貴社の評価制度は、まさに私のキャリアに対する価値観と合致しており、高い目標を持って業務に取り組む原動力となります。
貴社においても、積極的に新しい技術や知識を吸収し、自身の成果を最大化することで、評価される新しい技術開発や事業貢献に尽力していきたいと考えています。
教育制度
自らの意思で受講選択できるスキルアップ研修や、社員による自主的な勉強会が盛んな貴社の成長支援体制に大きな魅力を感じています。
私は幼少期から、新しい知識を得てそれを活用し、誰かの役に立つことに喜びを感じる性分でした。
保険業界を志望してからは、FP資格の勉強に励み、現在も継続して知識の習得に努めています。
これは、お客様に最適な提案をするために、常に最新の知識が必要だと考えているからです。
貴社の充実した教育制度は、私が継続的にスキルアップを図り、保険・金融関連の専門知識をさらに深める上で最高の環境だと確信しています。
入社後は、この制度を最大限に活用し、得た知識や資格をお客様に還元することで、貴社のお客様からの信頼獲得と事業拡大に貢献していきたいです。
勤務地
ご自身の出身地である〇〇県の活性化に資金面から貢献されている貴行の取り組みに、強い魅力を感じています。
私は〇〇県で生まれ育ち、その豊かな自然や温かい人々に囲まれてきたことから、〇〇県に強い愛着を持っています。
将来は、この愛する故郷の振興・活性化に貢献したいという強い思いがあります。
また、私自身が奨学金を受給して学業を続けてきた経験から、お金が人々の生活や夢を支える上でいかに大切であるかを強く認識しています。
貴行の一員として、資金面から地元企業を支え、地域経済の発展に貢献することで、愛する〇〇県の活性化に尽力できることを大変光栄に思います。
地域に根ざした金融機関として、〇〇県の未来を共に創っていきたいです。
【新卒向け志望動機の書き方】志望動機を書く際の注意点
志望動機は、あなたの企業への熱意と適性を伝えるための重要な要素です。
しかし、ただ思いを羅列するだけでは、採用担当者の心に響く志望動機にはなりません。
効果的な志望動機を作成するためには、いくつかの注意点を理解し、実践する必要があります。
ここでは、新卒の皆さんが志望動機を書く際に特に気をつけたいポイントを詳しく解説します。
これらの注意点を意識することで、あなたの志望動機はより具体的で説得力のあるものになり、採用担当者に良い印象を与えることができるでしょう。
こそあど言葉は使わない
志望動機を書く際には、「これ」「それ」「あれ」「どれ」といったこそあど言葉や、「〜だけ」のような抽象的な形容詞、あるいは比喩表現を多用することは避けましょう。
これらの言葉は、読み手にとっては具体性に欠け、あなたの真意が伝わりにくくなる原因となります。
例えば、「この会社の雰囲気が好きです」と書くのではなく、「貴社の、社員の方々が活発に意見を交わし、部署を超えて協力し合うオープンな社風に魅力を感じています」のように、具体的な事柄や状況を記述するように心がけてください。
具体的な表現を用いることで、あなたの考えや経験が人事担当者に明確に伝わり、説得力のある志望動機となります。
「貴社」「御社」の使い分け
履歴書やエントリーシートといった書面で企業について言及する際は、「貴社」と記述するのが正しい使い方です。
一方、面接などで口頭で企業について話す場合は、「御社」と呼称するのが一般的です。
この「貴社」と「御社」の使い分けは、ビジネスシーンにおける基本的なマナーの一つであり、混同して使用してしまうと、採用担当者に「基本的なビジネスマナーが身についていない」というマイナスな印象を与えかねません。
多くの就活生が間違えやすいポイントですので、書類提出前や面接に臨む前には必ず確認し、適切な使い分けができるように注意しましょう。
記入欄は最低8割以上埋める
履歴書やエントリーシートの志望動機欄は、最低でも8割以上を埋めるように意識しましょう。
余白が目立つ記入欄は、採用担当者に対して「この学生は志望度があまり高くないのではないか」「入社への熱意が足りないのではないか」といった悪い印象を与えてしまう可能性があります。
たとえ内容が充実していても、文字数が少ないと、企業への関心が薄いと判断されかねません。
もし、内容を膨らませるのが難しいと感じる場合は、企業研究をさらに深め、企業の具体的な事業内容や企業理念、求める人物像と自分の経験や強みをどのように結びつけられるかを再検討してみましょう。
具体例を追加したり、入社後のビジョンをより詳細に記述したりするなど、内容を豊かにする工夫を凝らしてください。
抽象的すぎる/汎用的すぎる
志望動機で「人の役に立ちたい」「貴社に貢献したい」といった、どの企業にも当てはまるような抽象的で汎用的な内容や表現は、採用担当者に「本当にこの会社を志望しているのか?」という疑問を抱かせてしまいます。
企業は、数ある企業の中からなぜ自社を選んだのか、その具体的な理由を知りたいと考えています。
そのため、必ず具体的な内容を埋め込みましょう。
例えば、「人の役に立ちたい」という思いがあるなら、「貴社の〇〇製品が、私が学んだ△△の知識を活かして、どのように社会貢献しているかを具体的に説明したい」といったように、貴社特有の事業やサービスに触れ、それに対するあなたの具体的な貢献意欲を示すことが重要です。
企業への深い理解と、そこから導かれるあなたの個性的な志望理由を具体的に伝えることで、説得力のある志望動機となります。
【新卒向け志望動機の書き方】内容が思いつかない時は自己分析をしよう
「志望動機の書き方は分かったけど、内容が思いつかない…」
このように感じている方もいるかもしれません。
これは、自分について把握しきれていないことが要因である場合が多いです。先述したように志望動機では、企業と自分との共通項を伝えることがポイントです。
そのため、まずは自分について把握していることが重要となります。いきなり志望動機を書き始めるのではなく、自己分析を行うことから始めましょう。
以下の記事に自己分析の内容をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
志望動機作成などに困ったら...
「自分一人では志望動機を作成できそうにない、困った…。」
そんな時は、志望動機作成ツールや就活エージェントを利用しましょう。志望動機作成ツールとは、質問に沿って文章を入力していくだけで、簡単に志望動機が作成できるという便利なツールです。
就活エージェントとは、就職活動に詳しい専任のアドバイザーに相談しながら、エントリーシートの作成や面接対策などを進めることができるというサービスです。
まとめ
就活生にとっては、就職活動における壁だと感じる方も多い「志望動機」。
一方、企業にとっての志望動機は、採用判断の要ともいえる重要な項目です。
”企業のファンとして”ではなく、”企業で活躍する人材として”という視点を持ち、採用担当者に魅力的だと思ってもらえる志望動機を作成しましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート