【例文付き】志望動機は「書き出し」が重要!完成度の高い志望動機を書くポイントを解説!

【例文付き】志望動機は「書き出し」が重要!完成度の高い志望動機を書くポイントを解説!

ES(エントリーシート)や履歴書に「志望動機」を書こうとしたものの、全体の流れが定まらずなかなか書き始められなかったり、何を書けばいいかわからなかったりした経験はありませんか?

今回は、志望動機の書き方に悩んでいる方に向けて、志望動機の書き方のポイントや、注意点、全体的な構成などについて解説していきます。

志望動機の例文も3つご紹介するのでぜひご覧ください。

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【志望動機の書き出し】志望動機は「結論」から書く!

志望動機はまず「結論」から書き始めましょう。

話の初めに結論を持ってくる手法は「結論ファースト」と呼ばれており、非常に基本的で初歩的な手法です。

結論から書き始めることで、相手は真っ先に話のゴール地点を把握することができ、話の内容が入ってきやすくなります。

また文章を論理的に構成しやすくなるので、知性を演出することにもつながります。

「結論ファースト」はESなどを書く時だけではなく、面接時の受け答えの際にも使える手法なので、この際にしっかりとマスターしておきましょう。

【志望動機の書き出し】志望動機で「書き出し」が重要な理由

文章の始まり、すなわち「書き出し」ですが、ESなどでは特に重要です。

書き出しの巧拙によって

「書き出し」が重要な理由
  • 文章の第一印象
  • 文章を読んでくれるかどうか

が決まってきます。

まずはその重要性について触れておきましょう。

文章の第一印象を決める

まず、文章の第一印象は書き出しの巧拙によって決まります。

文章の中で一番初めに読む部分なので、当然ですね。

読み手は「どうして弊社を志望したんですか?」という質問の答えを期待しているので、まずはその質問の答えを端的に述べましょう。

いきなり志望するに至った経緯などから始めると、話の筋が見えにくくなってしまうのでNGです。

質問に対してちゃんと答えられていないと、文章の作成スキルが疑われてしまうことすらあるので注意が必要です。

読んでもらえるかが決まる

そもそも、ESや履歴書は必ずしもちゃんと読んでくれるとは限りません。

大企業・有名企業は特に志望者が殺到し、大量のESを処理する必要があるのでなおさらです。

読みにくい文章は、読み手の意欲をそいでしまうので、ちゃんと読んでもらえなくなってしまう可能性があります。

自分では一生懸命に書いたつもりでも、読みにくければそれまでなので、とにかく読みやすい、分かりやすい文章を書くことが大切です。

【志望動機の書き出し】企業が志望動機で見ているポイント

企業が志望動機で見ているポイントは、以下の3点です。

企業が志望動機で見ているポイント
  • 入社意欲の高さ
  • 自社とのマッチ度
  • 入社後に活躍してくれそうか

志望動機を作成するにあたって、企業が見ているポイントは無視できません。

あらかじめポイントを把握し、企業に好印象が与えられる志望動機にしましょう。

本章ではどういった点を見ているのか、それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

企業から「採用したい」と思わせる志望動機にしてください。

入社意欲の高さ

企業が志望動機で見ているポイントの1つ目は、入社意欲の高さです。

企業は、仕事のモチベーションが高い就活生を採用したいと考えています。

高いモチベーションを維持できる人は、仕事に主体的に取り組みます。

さらに、トラブルや困難にぶつかっても、乗り越えるための工夫を自ら考えるでしょう。

企業にとってメリットが多い人材である可能性が高いため、志望動機から入社意欲の高さを見極めています。

ほかにも、自社のことをどれくらい研究しているのかも、チェックしています。

入社意欲が高ければ、自然に事業内容や企業理念について調べるためです。

志望動機を作成する際は、入社意欲を通して、採用する価値のある人材であることをアピールしてください。

自社とのマッチ度

企業が志望動機で見ているポイントの2つ目は、自社とのマッチ度です。

価値観が合わない就活生を採用すると、早期離職の危険性があります。

貴重な人材とお金、時間をかけたにもかかわらず、すべてが無駄になってしまうため、企業は自社との相性を重要視しています。

とくに就活生の人柄や将来のビジョン、仕事に対する姿勢が自社とマッチしているかを見ているでしょう。

たとえば、プロジェクトリーダーを目指している就活生が応募してきたとします。

企業は、就活生のビジョンを聞いて「積極性がありそう」「リーダーシップに期待できるかもしれない」など、人柄や性格、特徴を想像します。

採用担当者が導き出した答えが、自社との価値観にマッチすれば、評価は高くなるでしょう。

入社後に活躍してくれそうか

企業が志望動機で見ているポイントの3つ目は、入社後に活躍してくれそうかどうかです。

企業は、将来性や成長性に期待できる人を採用します。

自社の発展に貢献してくれる人を集めて、事業を拡大させたいからです。

たとえば、IT企業の選考にプログラミング言語を習得している就活生が、エントリーしてきた場合を想像してください。

プログラミング言語に触れたことがない人と比較すると、入社後に活躍してくれそうな期待感があります。

企業は、選考を通じて就活生の価値観や人柄を判断します。

しかし、時間と材料が少ないため、すべてを把握するのは困難です。

そこで、少しでも自社に貢献してくれる就活生を採用しようと行動します。

志望動機は、企業に期待感を抱かせるような文章にしましょう。

【志望動機の書き出し】書き出しを書く際のポイント

書き出しを書く際のポイント
  • 簡潔に一文にまとめる
  • 企業の独自性を出す

ここからは、書き出しを書く際のちょっとしたポイントについて解説していきます。

簡潔に一文にまとめる

まず、書き出しは簡潔に一文にまとめましょう。

相手に一生懸命伝えようとすると、どうしても情報を盛り込みすぎてしまいがちです。

補足情報を伝えたいがために「私は○○という経験で○○業界に魅力を感じ、また○○を行っている貴社に惹かれ、志望いたします」と長々とかいてしまうのは、逆に伝わりにくくなってしまうのでNGです。

簡潔に、「貴社の○○に惹かれ、志望いたします」とまとめるようにしましょう。40字程度に収めるのがおすすめです。

どうしても補足情報を盛り込みたい場合は、その次の文章で書きましょう。

企業の独自性を出す

次に、企業の独自性に言及しましょう。

そもそも企業が志望動機を聞いてくるのは、応募者の志望度の高さを推し量るためです。

そのため、その企業でなければならない理由を述べる必要があります。

貴社の○○プロジェクトに惹かれた」「貴社の○○という理念に共感しました」などと、その企業でなければならない理由を名言するのがポイントです。

「それってうちじゃなくてもできるよね?」と思われてしまうことを防げると同時に、その企業についてちゃんと調べてきたというアピールにもつながります。

【志望動機の書き出し】NGな志望動機の書き出し

志望動機の書き出しを書く際には、注意点もあります。

注意点
  • 漠然としている
  • 自分本位
  • 主体性がない

このような書き出しは、企業にとって魅力的に映りにくく、場合によってはマイナスの印象につながるので、避けましょう

漠然としている

1つ目に、漠然としているものはNGです。

「私は社風に惹かれ貴社への就社を志望いたします」など、漠然としたものは良くありません。

簡潔に書こうという意識は素晴らしいですが、これでは情報を省きすぎてしまっているので、「○○という社風」「○○な社風」のように、情報を加えましょう。

さらに「どう共感しているのか」「どのような経験からその社風を重視するようになったのか」など、情報を加えていくことが大切です。

志望動機に社風を用いる場合のポイントや例文などについては別の記事で詳しく解説しているので、志望動機に社風を用いたいと考えている人はこちらも合わせてご覧ください。

自分本位

2つ目に、自分本位すぎるのもNGです。

会社は自社に貢献してくれる人材を求めているので、会社がやっている事や、業務内容に興味を持ってくれる人を優先して採用しようとしています。

そのため、「教育制度が充実している」「給与が高い」「家から近い」など業務に関係ない、自分本位すぎるものは避けましょう。

よりよいところがあればそっちに行ってしまう印象を与えてしまうので、熱意や誠実さに欠ける志望動機と判断されてしまいます。

主体性がない

3つ目に、主体性が伝わらない書き出しもNGです。

会社を知ったきっかけが、家族、友達、大学の教授、先輩などの紹介であったとしても、「人に紹介してもらい、魅力を感じたから」などと書くのはやめましょう。

このような書き方をしてしまうと、「受動的な性格である」と判断されてしまい、会社にとっては魅力的に映らなくなってしまいます。

実際はどうあれ、「自ら業界について調べていくうちに貴社のことを知った」という設定にしておきましょう。

【志望動機の書き出し】完成度の高い志望動機を書くポイント

ここからはより完成度の高い志望動機を書くためのポイントを4つ解説していきます。

①企業が志望動機を聞く理由を押さえる
②企業の独自性を理解する
③その業界・企業を選んだ理由を明確にする
④企業が求める人物像を抑える

です。

企業が志望動機を聞く理由を押さえる

1つ目に、企業が志望動機を聞く理由をしっかりと理解しましょう。

企業は応募者の熱意や志望度の高さ、企業への理解度などを見るために志望動機を聞いています。

そのため、

・企業の情報をしっかりと調べていること
・入社後のキャリアのイメージがあること
・競合他社との違いを理解していること

などをうまくアピールすることで、企業に響く完成度の高い志望動機を作成することができます。

企業の独自性を理解する

2つ目に、企業の独自性を理解しましょう。

企業について十分理解しているかどうかは、言葉の節々にあらわれます。

・業界での立ち位置や競合他社の存在
・会社の強み
・会社の方針や事業展開
・顧客のタイプ
・扱っている商品やサービス

などはしっかりと抑えておきましょう。

その業界・企業を選んだ理由を明確にする

3つ目に、その業界・企業を選んだ理由を明確にしておきましょう。

そもそもなぜその業界を目指し始めたのか、またその中でもなぜその企業なのかを振り返りましょう。

初めてその業界のことを知ったのはいつのことか、いつから興味を持つようになったか、どうして憧れるようになったのか、その企業を応募したきっかけは何かなど、その企業に応募するに至った歴史を今一度振り返ってみましょう。

自分の歴史を振り返ると、志望動機のリアリティやオリジナリティが格段に向上します。

企業が求める人物像を押さえる

4つ目に、企業が求める人物像を押さえましょう。

企業に「私は求めている人物像と合致していますよ」とアピールするためにも重要です。

求める人物像には、働き方や業務の取り組み方、業務を行う上での方針やモットーなどが表れており、企業は採用において重視している部分です。

求める人物像は、企業の採用HPや就職四季報総合版などに掲載されているので一度確認し、自分自身と重なるところがあるか、確認しておきましょう。

【志望動機の書き出し】書き出しのパターン7選

志望動機の書き出しのパターンを7つ紹介します。

志望動機は、書き方に厳密はルールはありません。

そのため、冒頭の書き出しに困っている就活生は多いでしょう。

最初に詰まってしまうと、続きの文章が書けず、作成するのが面倒になります。

そこで、本章の解説を読み、自分の書きやすいパターンを見つけてください。

志望動機の作成時間を短縮して、ほかの対策も進めましょう。

1.志望する理由は〇〇です

「私が貴社を志望する理由は〇〇です」とシンプルに志望動機を伝える書き出しです。

志望理由を明確に伝えられる点が魅力になります。

志望動機は、採用担当者に志望理由をしっかり伝えることが重要です。

「志望動機を作成しているのだから、あたり前だろう」と考える就活生は多いでしょう。

しかし、実際に完成した文章を見ていると、何を主張したいのかわかりにくい文章があります。

志望理由を丁寧に説明しようとした結果、詳しく伝えることにばかり意識が向いてしまい、結論が曖昧になっていないか確認してください。

志望理由を伝えたのちは「自身のキャリアとの一致」「自身の経験が活かせること」など、具体的な内容を伝えましょう。

志望動機の導入として、スムーズに文章が続くためです。

2.将来〇〇をしたいため貴社を志望します

「将来〇〇をしたいため貴社を志望します」と伝えることで、自分のキャリアビジョンに焦点を当てた志望動機になります。

明確なキャリアビジョンがある就活生におすすめの始め方です。

自分のキャリアビジョンと企業の経営方針が一致していると、より高い評価が得られます。

企業が求める人物像とマッチしている可能性が高いためです。

自分の将来について考えるには、企業研究が欠かせません。

公式ホームページや企業説明会、インターンシップなどに参加して、企業がどういった方針で経営を進めるつもりなのか把握しておきましょう。

また、人脈があればOBOG訪問も効果的です。

志望企業で働く社員の方と直接話せる機会があります。

3.貴社の〇〇に魅力を感じたため志望します

「貴社の〇〇に魅力を感じたため志望します」は、企業のどの部分に惹かれたのかを具体的に伝える書き出しです。

企業理念や製品、サービスなど汎用性の高い書き出しになります。

自分の価値観や企業研究した成果を伝えるのに向いています。

とくに、企業理念は企業の独自性が表れる箇所です。

ほかの企業ではなく、貴社を志望する理由を強くアピールできます。

ただし、企業理念はほかの就活生も志望動機に挙げやすいため、注意してください。

志望動機を伝えたのちに、学生時代の経験や自分の強みも伝えることで、オリジナリティを表現しましょう。

志望動機が、どうしても被ってしまうリスクはあります。

しかし、工夫せずに志望動機を伝えるのはもったいないです。

「どうしたら自分の入社意欲が伝わるのだろうか」と、工夫できる部分がないか考えてみることが大切です。

4.私の強みである〇〇を活かせるため貴社を志望します

「私の強みである〇〇を活かせるため貴社を志望します」を採用することで、自分の強みが企業で活かせることをアピールできる書き出しです。

入社後に活躍するイメージを企業に与えられる点が魅力になります。

就活は、採用担当者にいかに「活躍してくれそう」と思わせられるかが重要です。

企業側に採用するメリットがないと「採用しよう」とはなりません。

自己PRやガクチカで述べた強みと、志望動機を関連させる方法が有効です。

もし、自己PRで柔軟性をアピールしたとします。

志望動機にも柔軟性があると、読み取れる文章を盛り込みましょう。

まったく同じエピソードにすると「さっき聞いた話だな」となるため、別角度から話したり、似た経験を伝えたりしてください。

5.〇〇の経験をきっかけに貴社を志望します

「〇〇の経験をきっかけに貴社を志望します」は、自分の学生時代の経験をもとに志望動機を伝える書き出しです。

実際のエピソードと一緒に伝えることで、あなたの人柄を伝えられます。

その結果、企業とあなたとの相性が良いことのアピールになるでしょう。

相性の良さを伝えるには、企業研究が必須です。

企業の経営方針や企業文化、職場の雰囲気を理解していないと、魅力的な文章になりません。

そこで、企業説明会を始め、インターンシップやOBOG訪問などを通じて、企業の様子を把握しましょう。

とくに長期インターンシップであれば、正社員と同じ職場で働けるため、職場の雰囲気を理解するのに最適です。

アルバイトやゼミもエピソードの候補になりますが、業務内容に関連する経験を選ぶようにしてください。

6.〇〇にやりがいを感じるため、それができる貴社を志望します

「〇〇にやりがいを感じるため、それができる貴社を志望します」と説明することで、自分のモチベーションと仕事内容が、一致していることをアピールする書き出しです。

仕事のやりがいは、モチベーションの維持や能力を発揮するのに大きく影響します。

そのため、企業選びの時点で自分の価値観と比較して、マッチしているか確かめておきましょう。

給与面や福利厚生にばかり意識を向けてしまうと、入社後に後悔する可能性があります。

自分の価値観に合わない仕事を続けることで、メンタルが苦しくなってくるためです。

ポジティブな気持ちで仕事に取り組むためにも、仕事のどこにやりがいを感じそうなのか、選考を進めながら明らかにしましょう。

7.幼い頃から〇〇に憧れており志望しました

「幼い頃から〇〇に憧れており志望しました」と子供の頃からの夢であったことを伝える方法も有効です。

憧れの気持ちや入社意欲の高さを伝えられるため、志望度の高さをアピールする書き出しです。

とくに有形商品を取り扱っている企業に使いやすい表現になります。

あとに続く言葉としては「プロジェクターで家族と楽しい時間を過ごせました」「子供の頃から自動車の製造に興味がありました」などです。

子供の頃に抱いた気持ちが、今もあることを伝えることで、志望動機の説得力が増します。

ただし、無形商品の場合は使いにくいため注意してください。

幼い頃から、形のないものに触れる機会があまりないためです。

無理して使う必要はないため、別の表現に変えることをおすすめします。

【志望動機の書き出し】志望動機は構成が重要

ここからは、志望動機の構成について解説していきます。

先ほども、書き出しは第一印象を左右するため重要であると解説しました。

もちろん当然ですが、中の部分も大切です。内容の部分においても、伝わりやすい文章を書かなくてはなりません。

ESや履歴書の志望動機の回答欄は200字から300字程度に限られるので、文章の構成の仕方がカギとなります。

どの企業の志望動機を書くにしても共通する構成なので、しっかりと押さえておきましょう。

結論

まずは結論から書くのが鉄則です。

先ほどもご紹介しましたが、結論ファーストを意識して、「私は○○のため、貴社を志望いたします」とシンプルにまとめましょう。

必要な内容は残しつつ、優先度の低い情報は省き、40字程度に収めるようにしましょう。

このような書き出しにすることで、質問に対して真っ先に答えを述べつつ、文章全体の大見出しを作ることができます。

ESを書く時だけでなく、口頭で説明する際にも意識するようにしましょう。

根拠

次に、なぜその企業を志望するようになったのかという過程を説明しましょう。

ここでは自分自身のエピソードを踏まえると、リアリティやオリジナリティが高まります。

大学に入る前からのエピソードでも構わないので、しっかりと言及しましょう。

その企業が提供する製品やサービスに実際に助けてもらった経験や、当時はそれがなかったけどもし仮にあったなら非常に助かっていたはずだ、というエピソードがあれば書きやすいでしょう。

入社後にどう貢献するか

最後に、自分がその企業にどう貢献できるのかをアピールしましょう。

あなたが企業の求める人物像と合致していることや、業務にあなた自身の強みや経験を活かせることをアピールすると効果的です。

大学時代のゼミやバイトなどの経験などで発揮した能力などを踏まえると、説得力が増します。

また文章の最後にこれを用いることで、最初に言ってしまった結論をもう一度最後に言ってしまうという事態を避けることができます。

【志望動機の書き出し】パターン別 例文7選

続いて、志望動機の書き出しのパターン別の例文を紹介します。

書き出しを変えることで、得られる効果の違いを理解できた就活生は多いでしょう。

しかし、志望動機の例文を読んでみないと、どのような効果があるのか判断しにくいです。

そこで、本章では例文を7つ用意しました。

使ってみたい表現があれば、どういった文章になるのか注目しながら、読み進めてください。

1.志望する理由は〇〇ですの例文

例文

貴社の「日本の技術を世界へ」というグローバルな事業展開に強く魅力を感じ、志望いたしました。

とくに、翻訳機器に代表される貴社の技術力が、世界でどのように評価されているか、具体的な事例を伺い、大変感銘を受けました。

私自身、学生時代に10カ国を訪問し、異文化に触れる中で、グローバルな視点の重要性を強く認識いたしました。

また、語学力の向上にも積極的に取り組んでおります。

これらの経験を活かし、貴社の海外事業において、異文化理解を深め、円滑なコミュニケーションを図ることで、貴社の技術を世界に発信する一助を担いたいと考えております。

入社後は、貴社のグローバル人材育成制度を活用し、自身のスキルアップを図り、将来的には海外事業を牽引できる人材へと成長したいです。

2.将来〇〇をしたいため貴社を志望しますの例文

例文

私は、将来食品開発に携わりたいため貴社を志望します。

貴社は、食品業界において、長年の知見と高い技術力で、日本人の健康を食から支えていると伺い、大変感銘を受けました。

私自身、食を通じて人々の健康に貢献したいという思いがあり、とくに貴社の出汁に強い関心を持っております。

学生時代には、食品の機能性や栄養について学びました。

これらの学びを活かし、将来は貴社で食品開発に携わり、人々の健康を考えながら、新たな調味料や甘味料を提案したいと考えております。

入社後は、積極的に知識・技術を習得し、一日でも早く貴社の戦力となれるよう努力いたします。

さらに社員の方々と共に成長できる環境で働きたいと考えております。

3.貴社の〇〇に魅力を感じたため志望しますの例文

例文

私は、貴社の経営理念である「社員の成長が社会を変える」というメッセージに深く共感しました。

野球部での活動において、チーム目標である県大会ベスト4の達成に注力するあまり、個々の部員の成長を十分にサポートできませんでした。

具体的には、学業との両立に悩む部員に対して、チーム全体の練習メニューを優先し、個別指導の時間を十分に確保できませんでした。

その結果、部員のモチベーションが低下し、チーム全体のパフォーマンスにも影響が出てしまいました。

この経験から、チーム目標の達成と個人の成長は両立できるものであり、むしろ個人の成長を支援することが、チーム全体の成長に繋がることを痛感いたしました。

4.私の強みである〇〇を活かせるため貴社を志望しますの例文

例文

私の強みである相手の立場に立ち、ニーズを的確に把握する傾聴力を活かせるため貴社を志望します。

大学で福祉を専攻し、高齢者福祉に関する専門知識と実践的な技術を習得してきました。

とくに、高齢者の心理や生活支援に関する深い理解は、貴社の高齢者向けサービスにおいて強みとなると考えております。

貴社の「ホスピタリティ溢れるサービスで、高齢者の方々に安心感と笑顔を届ける」という理念に強く共感し、私も一員として貢献したいと強く思いました。

貴社においては、これらの強みを活かし、高齢者の方々一人ひとりに寄り添った、質の高いサービスを提供したいと考えております。

具体的には、体操やレクリエーションを通じて、高齢者の笑顔を引き出すことで、貴社の理念実現に貢献したいと考えております。

5.〇〇の経験をきっかけに貴社を志望しますの例文

例文

私は、レストランでの勤務経験をきっかけに貴社を志望します。

3年間勤務したことで、お客様一人ひとりのペースに合わせたコース料理の提供の大切さを学びました。

お客様との丁寧なコミュニケーションを重ね、最高のサービスを提供できたとき、自己満足を超えた深いやりがいを感じました。

貴社は、お客様中心のサービスとおもてなしの精神を大切にされていると伺い、強く惹かれました。

レストランで培った経験を活かし、お客様に心から喜んでいただけるサービスを提供したいという思いが、私の最大の志望動機です。

具体的には、お客様のニーズを的確に把握し、細やかな気配りと臨機応変な対応で、お客様の期待を超える感動体験を提供したいと考えております。

6.〇〇にやりがいを感じるため、それができる貴社を志望しますの例文

例文

私はインターンシップでの営業にやりがいを感じるため、それができる貴社を志望します。

1年に及ぶ長期のインターンシップで営業を経験したとき、自分が提案した商品がお客様の悩みを解決し、喜んでいただけた瞬間にやりがいを感じました。

まるで、お客様と心が通じ合ったような、感動的な瞬間でした。

貴社は、お客様の困りごとや希望をしっかりと聞いて、それに合った商品やサービスを提供することで、お客様との信頼関係を築いていると確信しました。

私も、お客様一人ひとりに寄り添い、喜んでいただけるような仕事をしたいと思い、貴社を志望いたしました。

私も貴社の一員として、常にお客様を大切にし、貴社の目標達成に貢献したいと考えています。

7.幼い頃から〇〇に憧れており志望しましたの例文

例文

幼い頃から遊園地で働くことに憧れを抱いており志望しました。

とくに貴社の遊園地を家族で訪れた際の感動的な体験は、私の原点となっています。

そのため、お客様に笑顔と最高の思い出を提供する仕事に、強く惹かれました。

貴社は「従業員の笑顔が明日をステキに変える」といった目標を掲げ、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供されていると伺いました。

私も、貴社の一員として、お客様に心からの喜びと感動を提供したいと考えております。

遊園地でのアルバイト経験を通じて、パレードの誘導や清掃など、裏方の仕事も経験しました。

そこでチームで協力し、お客様に最高の思い出を提供することの喜びを実感しました。

これらの経験を活かし、忘れられない思い出作りのサポートをしたいと考えております。

まとめ

いかがでしたか。

今回は「志望動機の書き方」について、書き方のポイントや注意点、文章構成、実際の例文などを解説してきました。

志望動機は、どんな企業を受けるにしても、ほぼ確実に問われる質問です。

結論ファーストや簡潔に書くことは基本中の基本であり、より完成度の高い志望動機を作成するには、深い自己分析や業界・企業研究が欠かせません。

しっかりと準備し、選考を突破できる志望動機の作成を目指しましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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