「短所」と「長所」の言い換え例30選|「ない」と伝えるのは避けるべき?

「短所」と「長所」の言い換え例30選|「ない」と伝えるのは避けるべき?

就活においては、短所を長所にうまく言い換えることが非常に重要です。

なぜならば、長所について聞かれる場合は短所について聞かれることが多く、反対もしかりだからです。

それぞれの回答が一貫していることで、誠実な人柄をアピールできるため、ぜひ本記事の内容を参考に長所と短所をうまく言い換えるコツを覚えておきましょう。

この記事を読んでわかること  
  • 面接で短所を聞かれる理由
  • 「短所」と「長所」の言い換え例30選
  • 短所が見つからない場合の対処
  • 短所に関するよくある質問
この記事をおすすめしたい人
  • 自分の短所がわからない人
  • 短所を長所に言い換えたい人
  • 短所の言い換えを参考にしたい人
  • 面接で「短所」を上手に伝えたい人

目次目次を全て表示する

面接でなぜ「短所」を聞かれるのか

面接で「短所」を聞かれるのは、自分のことを客観視できるか、業務に支障をきたす部分を持っていないか、会社の雰囲気に合う人柄か、などを確認するためとされています。

「短所」や「長所」など性格に関する内容を聞くことで、自社の社風に合う性格か見られることもあります。

自分を客観視できない人は、主観ばかりで視野が狭くなってしまい、冷静な判断ができなくなる恐れがあるでしょう。

また、職種によっては、仕事内容に向かない「短所」だと感じられることもあります。

たとえば、お客さんと接する機会が頻繁な営業職で「人と話すことが苦手」「空気が読めない」などの場合は、採用されにくい可能性もあります。

「短所」を上手に伝える5つのポイント

「短所」について、どう話すか内容を工夫することで、面接官が受ける印象が変わってくることもあります。

「短所」に関して答えるときは、以下の5つのポイントを意識しましょう。

1:「長所」に変換して伝える

「短所は長所の裏返し」と言われることも多く、「短所」だと認識していることは、実は長所として捉えることも可能とされています。

「短所」を「長所」に変換して伝えられるようにしておきましょう。たとえば「図々しい」は「甘え上手」や「交渉上手」、「短気」は「こだわりが強い」「裏表がない」などです。

「こういうところが短所ですが、このような場面では長所として働くこともあります」という話し方をすると良いでしょう。

2:「短所」の対策方法をアピールする

「短所」について、ただ自分の欠点や劣っていることだけしか話さないと、ネガティブな印象で終わってしまいます。

自分をアピールする意味で説明不足になるでしょう。

面接官には、認識している「短所」への対策方法もアピールするようにしましょう。問題解決力がある人物だと、高評価してもらうチャンスです。

3:業務と関係ない「短所」は伝えない

業務と関係ない「短所」は、自社で求める人物像に当てはまっているかなど、判断がつかない部分が多いため、伝える必要はないでしょう。

たとえば「食べ物の好き嫌いが多いです」「走るのが遅いです」「掃除が苦手で家は散らかり放題です」などです。業務と関係ない「短所」は、改善策を伝えても、それが業務でどう生きるのか面接官はイメージしにくいでしょう。

4:重度の「短所」は伝えない

重度の「短所」の場合、面接官に、採用リスクがあると思われてしまうことがあるため、伝えない方が良いでしょう。

たとえば「嘘をついてしまうことがあります」「遅刻癖があります」「ルールを守ることが苦手です」などです。このような「短所」は、採用すれば会社の信用を落としかねない、と面接官から悪い印象を持たれる可能性が高いでしょう。

5:課題を必ず伝える

短所をうまく伝えるためには、その短所から生じる具体的な課題を必ず合わせて伝えることが重要です。

面接官は応募者の弱点そのものよりも、性格に認識し、どのように向き合っているかに注目しています。

課題をしっかりと伝えることで、自己認識が深く、改善する意欲があることを示しましょう。

例えば「私の短所は負けず嫌いです」とただ伝えるのではなく「私は負けず嫌いで、負けたくないと思うことにはとことん突き詰めてしまうことがあり、その結果、時にチームワークを阻害してしまったり、周囲の意見を十分に聞かなかったりすることがあります」といった形で伝えます。

自分の悪い部分が具体的にどのような場面で現れるか、さらにその短所がどれだけ課題を引き起こすかを明確に伝えることが重要です。

「短所」と「長所」の言い換え例30選

続いて、短所を長所に言い換える際の例文を30個も紹介します。

ぜひ、余裕があれば全ての例文を参考にしてみてください。

もし時間がない場合は、あなたの短所と長所に当てはまるものだけに絞っても構いません。

1:「マイペース」→「温厚でおおらか」

私の短所はマイペースである点です。
チームで仕事を進める際、他のメンバーに合わせることができず、自分のペースで動いてしまうことがよくありました。
しかし、これは裏を返せば、私は温厚でおおらかな性格だということです。
人に対して怒ることがほとんどなく、常に穏やかな気持ちでいることができます。
また、自分のペースを崩さずに仕事を進めることで、ストレスを感じにくく、長時間にわたるプロジェクトでも安定した成果を上げることができます。
最近では、チームメンバーと協力しながらも自分のペースを保つことで、プロジェクト全体の進行をスムーズに進めることができるようになりました。

2:「頑固」→「自分の芯を持っている」

私の短所は頑固なところです。
一度決めたことを簡単に変えることができず、他人の意見を受け入れるのに時間がかかることがあります。
しかし、これは裏を返せば自分の芯を持っているということです。
私は自分の信念に従って行動し、簡単に揺るがない強い意志を持っています。
この頑固さが、難しいプロジェクトや課題に取り組む際に、大きな強みとなると考えています。
困難な状況でも自分の信念を貫き、最後までやり遂げることができます。
また、最近では他人の意見を柔軟に受け入れることを意識しており、より良い結果を出すことができるようになりました。

3:「負けず嫌い」→「ハングリー精神が強い」

私の短所は負けず嫌いである点です。
スポーツや仕事において、負けることが嫌でつい熱くなりすぎてしまい、周りに迷惑をかけることがありました。
しかし、この負けず嫌いな性格は、ハングリー精神が強いことの表れでもあります。
私は常に自分を向上させたいという強い意欲を持っており、目標を達成するために努力を惜しみません。
例えば、アパレルのアルバイトでは新しい商品が入荷した際、常に素材やデザイン、ブランドの価値を徹底的に調べ、お客様に簡潔に説明することで常に店舗での個人売上1位を確保しています。

4:「諦めが早い」→「臨機応変に動ける」

私の短所は諦めが早いところです。
計画通りに物事が進まないとすぐに別の方法を試してしまうことがあります。
しかし、これは裏を返せば、臨機応変に動けるということです。
私は状況に応じて柔軟に対応でき、予期せぬ問題にも迅速に対応できます。
この能力は、プロジェクトマネジメントやトラブルが発生した際にも活用できます。
ゼミの研究で研究内容が他のゼミと酷似していると判明した際は、迅速に代替案を見つけてプロジェクトを再度軌道に乗せることができました。

5:「優柔不断」→「判断が慎重」

私の短所は優柔不断なところです。
何かを決める際に長時間迷ってしまうことが多く、決断を遅らせてしまうことがあります。
しかし、これは裏を返せば、判断が慎重であるということです。
私は物事をしっかりと考え、リスクを最小限に抑えるために慎重に行動します。
この慎重さが重大なミスを避けるために役立っています。
例えば、ゼミでプロジェクトの計画を立てる際には、すべてのリスクを考慮し、最善の方法を選択するために時間をかけるようにしています。
その結果、これまで6つのプロジェクトに取り組みましたが、いずれも成功しています。

6:「楽観的」→「迷いが少ない」

私の短所は楽観的すぎるところです。
物事を楽観的に考えすぎてしまい、リスクを見逃すことがあります。
しかし、これは裏を返せば、迷いが少ないということです。
私は物事を前向きに考え、迅速に行動に移すことができます。
この楽観的な性格が、新しい挑戦や困難な状況において大きな力を発揮すると考えています。
例えば、飲食店のアルバイトで新しい商品を開発する際にも、リスクを恐れずに積極的に行動し、売上を10%伸ばすことができました。
今後もリスクを恐れずに積極的に行動し、貴社に入社した際も質の高い提案を行うことで業務効率化に貢献したいと考えています。

7:「神経質」→「真面目」

私の短所は神経質である点です。
細かいことにこだわりすぎてしまい、時には他の人に迷惑をかけてしまうことがあります。
しかし、これは私が非常に真面目であるということでもあります。
細部にまで気を配り、仕事を丁寧に行うことができます。
この真面目な性格が、事務職のアルバイトでもミスなく仕事をするために役立っています。
例えば、ドキュメントを作成する際には細かいところまで注意を払い、ミスを最小限に抑えることができます。
今後も真面目な性格を活かして、貴社で業務に取り組む際も一つひとつ丁寧な仕事を心がけ、貢献したいと考えています。

8:「視野が狭い」→「洞察力がある」

私の短所は視野が狭いところです。
1つのことに集中しすぎてしまい、他の重要なことを見逃してしまうことがあります。
しかし、これは裏を返せば、洞察力があるということです。
私は1つのことに集中することで、深く掘り下げて考えることができます。
この洞察力が、問題解決や分析において大きな力を発揮します。
例えば、インターンでマーケティング戦略を立てる際にも、市場やターゲットに対する深い理解を持ち、効果的な戦略を提案することで、業績を3ヶ月で8%改善しました。
今後もこの洞察力を活用して様々な物事に注目し、新しいアイデアを導き出す訓練をしたいと考えています。

9:「心配性」→「計画的」

私の短所は心配性である点です。
何かを始める前にあれこれと心配してしまい、なかなか行動に移せないことがあります。
しかし、これは裏を返せば、私は非常に計画的であるということです。
物事を始める前にしっかりと計画を立て、リスクを最小限に抑えるための準備を怠りません。
例えば、サークルで年に1度の大規模なイベントの準備をする際にはすべての細かい部分まで計画を立て、予期せぬトラブルにも迅速に対応することができました。
今後も計画性を大切にしつつ、可能な限り早く行動することを心がけて、この短所と長所を両立したいと考えています。

10:「面倒臭がり」→「効率重視」

私の短所は面倒臭がりなところです。
何かを始めるのに時間がかかり、時には手を抜いてしまうことがあります。
しかし、これは効率を重視するということでもあります 私は無駄を嫌い、常に最短で最高の結果を求めます。
この効率重視の性格が、プロジェクトの進行や業務の改善に大きく役立っています。
例えば、アルバイト先では作業手順を見直し、より効率的な方法を導入することで、生産性を大幅に向上させることができました。
今後も効率重視であるという特性を大切にしつつ、面倒だと思う業務をどうすればスムーズにこなせるか考え続けたいと思っています。

11:「人見知り」→「警戒心がありトラブル察知が得意」

私の短所は人見知りである点です。
新しい環境や初対面の人と接する際に緊張してしまい、うまくコミュニケーションを取ることが苦手です。
しかし、これは裏を返せば警戒心が強く、トラブルを察知する能力があるということです。
私は迅速に状況を把握し、潜在的な問題を早期に発見できます。
例えば、ゼミで新しいプロジェクトに参加した際には、初期段階で潜在的なリスクを発見し、迅速に対策を講じることで、プロジェクトの成功に貢献しました。
今後もトラブル察知のスキルを活かして、問題が顕在化する前に解決することを目指したいと考えています。

12:「お節介」→「面倒見がいい」

私の短所はお節介である点です。
周りの人に対して過度に世話を焼いてしまい、時には迷惑をかけてしまうことがあります。
しかし、これは非常に面倒見がいいということです。
人々のニーズに敏感で、助けが必要なときには迅速にサポートできます。
例えば、アルバイトで新しいメンバーが加わった際に早く環境に慣れるようにサポートした結果、彼はスムーズに業務に取り組むことができるようになりました。
貴社に入社した際にもこの面倒見の良さを活かして、数年後後輩ができた時には丁寧にサポートしたいと考えています。

13:「仕切りたがり」→「統率力がある」

私の短所は仕切りたがりなところです。
プロジェクトやイベントの際に、自分がリーダーシップを取りたがり、他の人の意見をあまり聞かないことがありました。
しかし、これは裏を返せば、私は統率力があるということです。
チームをまとめ、目標に向かって一丸となって進む力があります。
例えば、ゼミでプロジェクトのリーダーを務めた際には、チーム全員の意見を聞きながらも、適切な指示を出してプロジェクトを成功に導くことができました。
今後は統率力を活かしつつも、でしゃばりすぎることなく、陰ながらチームを支えることも重要であると念頭において業務に取り組みたいと考えています。

14:「理屈っぽい」→「冷静に判断できる」

私の短所は理屈っぽいところです。
物事を論理的に考えすぎてしまい、時には感情を無視してしまうことがあります。
しかし、これは冷静に判断できるということでもあります。
私は感情に流されることなく、常に論理的に物事を考えることができます。
例えば、意見が分かれた際も、感情に左右されずに最適な解決策を提案できます。
今後はこの冷静に判断できる長所を大切にしつつも、他のメンバーの感情なども大切にしながら業務に取り組みたいと考えています。

15:「抱え込みやすい」→「責任感が強い」

私の短所は抱え込みやすいところです。
仕事を1人で抱え込んでしまい、他の人に頼ることができないことがよくあります。
しかし、これは責任感が強いということでもあります。
私は自分に与えられた仕事を最後までやり遂げるために全力を尽くします。
例えば、ゼミで大規模なプロジェクトのリーダーを務めた際には、すべてのタスクをしっかりと管理し、プロジェクトを成功に導くことができました。
このように、抱え込みやすいという性格は、責任感が強いことでもあると考えています。
今後は責任感を大切にしながら、自分1人では難しい場合は周囲に頼ることで解決を目指します。

16:「流されやすい」→「柔軟に人の意見が聞ける」

私の短所は流されやすいところです。
周りの意見に影響されやすく、自分の意見を持たないことがよくあります。
しかし、これは裏を返せば、柔軟に人の意見を聞けるということです。
私は他人の意見を尊重し、状況に応じて最適な判断を下すことができます。
この柔軟性がチームワークやコミュニケーションにおいて非常に役立っています。
例えば、インターンでプロジェクトの計画を立てる際にはすべてのメンバーの意見を聞き、最適な計画を立てることができました。
今後は柔軟に人の意見を聞くことも大切にしつつ、自分の考えも主張できる人物へと成長したいと考えています。

17:「緊張しやすい」→「真面目」

私の短所は緊張しやすいところです。
大勢の前で話すときや重要な場面で緊張してしまい、うまく自分を表現できないことがあります。
しかし、これは私が非常に真面目であるという意味でもあります。
緊張するのは、物事に対して真剣に取り組んでいる証拠です。
この真面目さが様々な場面で高い成果を上げるために非常に役立っています。
例えば、ゼミでプレゼンテーションの準備をする際には細部にまで注意を払い、完璧な準備をすることで、自信を持って発表できます。
今後はこの真面目さを大切にしつつ、大切な場面では緊張しすぎないように、自分なりのリラックス方法を確立したいと考えています。

18:「人見知り」→「観察力がある」

私の短所は人見知りである点です。
初対面の人と接する際に緊張してしまい、うまくコミュニケーションを取れないこともあります。
しかし、これは裏を返せば、私は観察力があるということです。
新しい環境や人々に対して敏感に反応し、状況を的確に把握できます。
例えば、インターンでマーケティング業務に取り組む際、新しい市場の調査を行う際には、細かい情報を収集し、的確な分析を行うことで貢献しました。
今後はこの観察力を大切にしつつも、可能な限り初対面の人と積極的に関われるよう取り組んでいきたいと考えています。

19:「せっかち」→「行動力がある」

私の短所はせっかちなところです。
何かを決めるときにすぐに行動に移してしまい、時には準備不足で失敗することがあります。
しかし、これは裏を返せば行動力があるということです。
私は物事を迅速に進めることができ、機会を逃さずに成果を挙げることができます。
この行動力はプロジェクトの進行や新しい挑戦において非常に役立っています。
例えば、インターンにて新しいビジネスアイデアを思いついた際には、すぐに行動に移して実現することができました。
今後もこの行動力を大切にしつつ、早計な判断を下さないように注意したいと考えています。

20:「考えすぎる」→「視野が広い」

私の短所は考えすぎるところです。
物事を深く考えすぎてしまい、なかなか決断ができないことがあります。
しかし、これは視野が広いということでもあります。
物事を多角的に考え、すべての可能性を検討できることは、自分の長所だと思っています。
この視野の広さは戦略立案や問題解決において非常に役立っています。
例えば、インターンで新しいプロジェクトの計画を立てる際には、すべてのリスクと機会を考慮し、最適な戦略を立てることができました。
今後もこの視野の広さを大切にしつつ、可能な限り早く決断を下すことを心がけたいと考えています。

21:「慎重すぎる」→「計画性がある」

私の短所は慎重すぎるところです。
何かを始める前にすべてのリスクを考慮し、行動に移すのに時間がかかることがあります。
しかし、これは裏を返せば、私は非常に計画性があるということです。
物事を始める前にしっかりと計画を立て、リスクを最小限に抑えるための準備を怠りません。
例えば、サークル長として大規模なイベントの準備をする際には、すべての細かい部分まで計画を立て、予期せぬトラブルにも迅速に対応することができました。
今後は慎重になりすぎる傾向を理解した上で、計画性を持って行動したいと考えています。

22:「でしゃばり」→「リーダーシップ」

私の短所はでしゃばりなところです。
プロジェクトやイベントの際に自分が前に出たがり、他の人の意見をあまり聞かないことがありました。
しかし、これは裏を返せばリーダーシップがあるということです。
チームをまとめ、目標に向かって一丸となって進む能力には自身があります。
例えば、部活で主将を務めた際には、交代してからもチーム全員の意見を聞きながら適切な指示を出し、チームを逆転勝利に導きました。
今後もこのリーダーシップを大切にしつつ、前に出過ぎることなく周囲を立てる努力もしたいと考えています。

23:「飽き性」→「流行に敏感」

私の短所は飽き性である点です。
新しいことに興味を持ちやすく、すぐに飽きてしまうことがよくあります。
しかし、これは裏を返せば、私は流行に敏感であるということです。
常に新しい情報やトレンドに興味を持ち、最新の知識を取り入れることができます。
例えば、マーケティングインターンに参加した際は新しい商品の企画を行うにあたり、最新のトレンドを取り入れることで、CV率を14%向上させることに成功しました。
今後も様々なニュースにアンテナを張り、情報を仕入れることで貴社に貢献したいと考えています。

24:「計画性がない」→「臨機応変な対応」

私の短所は計画性がないところです。
何かを始める前に計画を立てず、行き当たりばったりで行動してしまうことがあります。
しかし、これは私が臨機応変に対応できるということでもあります。
状況に応じて柔軟に対応でき、予期せぬ問題にも迅速に対応できます。
ゼミで研究結果が間違っているというトラブルが発生した際も、迅速に代替の情報収集の方法を導き出し、プロジェクトを再度軌道に乗せることができました。
貴社においても柔軟に対応することで、プロジェクトが難航した際も貢献する所存です。

25:「目立ちたがり」→「積極的」

私の短所は目立ちたがりなところです。
人前に出ることが好きで、自己主張をしすぎてしまうことがあります。
しかし、これは私が非常に積極的であるということでもあります。
私は新しいことに挑戦することが好きで、常に前向きに行動します。
例えば、飲食店のアルバイトでは新しい注文方法の導入を提案した結果、採用され、お客様がスマートフォンから注文できるようになり、ホールの負担が大幅に軽減されました。
今後も積極性を活かして、貴社でも様々な業務効率化の提案をしたいと考えています。

26:「長く続かない」→「好奇心旺盛」

私は、物事を長く続けることが苦手です。
新しいことに興味が湧くと、その分野にすぐ飛び込んでしまい、以前にのめり込んでいたことへの興味を失ってしまうことが多くありました。
大学時代もアルバイトや趣味を頻繁に変えてしまい、一つひとつのことにじっくり取り組むことができませんでした。
しかし、裏を返せば、これは好奇心が強く、常に新しいことに挑戦する意欲が強いことでもあります。
多角的な視点や幅広い知識を得られるということもあるため、この好奇心旺盛な姿勢を活かして、貴社では多様な業務に積極的に挑み、新しいアイデアや知識を持ち込んで成長に貢献していきたいと考えています。

27:「完璧主義」→「根気強さがある」

私の短所は、完璧主義であるところです。
例えば、大学のグループプロジェクトでは、細かいところに気を配りすぎてしまい、全体の進行を遅らせてしまうことがありました。
しかし、裏を返せば、この完璧主義は根気強さを持って最後までやり遂げる能力であるとも言えます。
細部にまで気を配り、徹底的にやりきることができるため、アルバイトなどにおいてもミスを犯すことがほとんどなかったのは、誇れることだと考えています。
そこで、貴社に入社した際には、品質にこだわるプロジェクトや、細部まで精度が求められる業務において、この根気強さを発揮して貢献したいと考えています。

28:「要領が悪い」→「丁寧」

私は、要領が良くありません。
タスクを同時進行で進めることが非常に苦手で、一つひとつの作業に時間をかけてしまう傾向があります。
アルバイト先でも、複数の業務を同時に任されても効率よく作業を進めることができず、他の業務が遅れてしまうことがありました。
しかし、これは裏を返せば、丁寧に物事に取り組むことができるということです。
一つひとつの作業を深く考え、丁寧に仕上げることができるのは、私の長所であると考えています。
そこで、貴社に入社した際には、集中力や丁寧さが求められる業務を担当し、可能な限りスピーディに取り組みつつ、クオリティの高い成果物を提出することで貢献したいと考えています。

29:「こだわりが強い」→「芯がある」

私はこだわりが強すぎるため、改善しなければならないと思っています。
グループでの作業中、自分の考えをどうしても譲ることができず、他のメンバーとの意見のすり合わせに時間がかかってしまうことがありました。
しかし、裏を返せば、このこだわりの強さは、自分の中にしっかりとした芯を持ち、信念を曲げないという強さでもあります。
この芯の強さがあれば、プロジェクトの完成度の高さに妥協しない姿勢を貫くことができると考えています。
思い返せば、レポートなどの制作物でクオリティを褒められることが多々ありました。
そこで、貴社においては、この芯の強さを持ってプロジェクトに取り組み、難しい局面でも揺るがない姿勢で取り組み続けることで、周りのメンバーも触発できるような人物として貢献する所存です。

30:「口下手」→「聞き上手」

私の短所は、口下手なところです。
特に初対面の人と会話をする時は、自分の考えをうまく表現できず、話が途切れたり、緊張しすぎてしまって、自分が何を言っているのか分からなくなってしまうことがあります。
大学のディスカッションの場でも、自分の意見をうまく伝えられないことがコンプレックスでした。
しかし、ある日友人に「君は聞き上手だ」と褒められたことをきっかけに、自分の能力に気づきました。
相手の話に耳を傾けることは確かに得意であり、相手の意見を深く理解する能力に自信があります。
そこで、この聞き上手な特性を活かし、貴社においては営業職としてクライアント様の意見をしっかりと聞き、適切な提案をすることで多くの制約を獲得したいと考えています。

【短所の言い換え】「短所はない」と伝えるのは避ける

面接で、短所を聞かれた際に、「短所はありません」と答えるのはアリなのでしょうか?結論から述べると、絶対にナシです!ここではなぜ短所はありませんと答えてはいけないのかを理由とともに解説します。

読者の皆さんは絶対に、短所はありませんと答えるのは避けましょう。

自己分析が足りていないと思われるから

短所がないと断言してしまうと、自己分析が不足しているという印象を与えてしまうため、避けましょう。

自己分析は自分の強みや弱みを把握し、どのように改善し成長していくかを考える重要なプロセスです。

面接官は、応募者が自分をしっかりと分析し、悪いところをどう克服しようとしているかを知りたいと考えています。

短所が見つからないからといって「ありません」と答えてしまうと、自己分析を深く行っていない、あるいはそのプロセスを軽視していると考えられてしまう恐れがあります。

これまで、アルバイトや学業において何かしらの課題に直面した経験はあるはずです。

それらの経験から、自分の改善すべき点や弱点を見つけ出すことができるはずですが、それをしないということは、自分を日常的に振り返る習慣がないと思われてしまう可能性があります。

自分を客観視できないのではと思われるから

短所がないと答える人の多くは、自分を客観視できていないと思われてしまうため、注意が必要です。

ビジネスの現場では、自分を客観的に評価し、改善点を見つけ出して成長することが求められます。

特に就活では、自己分析を通じて自分の弱点をしっかりと理解し、それに対してどのように対応していくかを示さなければなりません。

それにもかかわらず、短所がないと言ってしまうと、自分を正確に客観視できていない、あるいは自己評価が甘いと受け取られる危険性があります。

自分の短所を認識し、それを改善しようとする姿勢は、社会人として求められる自己成長の大きな要素です。

それにもかかわらず、自分の問題点を直視しないという傲慢な態度を見せてしまっては、マイナスな印象を与えてしまう可能性が非常に高いです。

【短所の言い換え】短所を伝える際の注意点

短所を伝える際は、以下の3点を意識しておく必要があります。

これらの注意点を無視して回答してしまうと、マイナスな印象を与える可能性が高いため、それぞれ念頭に置いた上で、短所について聞かれた際の回答を準備しておきましょう。

ネガティブな部分を強調しすぎないようにする

当然ながら100%ポジティブな話だけに終始してしまってはなりません。

良い印象を与えようと思い、ポジティブな面ばかりを強調する就活生の方は多いですが、短所であるため、ネガティブな部分について話す必要があります。

しかし、ネガティブな部分だけを強調しすぎてしまうのも良くありません。

短所を客観的に把握できているか、そしてどのように改善しようと工夫しているかについて話すことが重要です。

マイナスな部分ばかり強調してしまうと、あなたの魅力が伝わりません。

まずは、しっかりとネガティブな要素について触れた後、どのように克服しようと取り組んでいるかについて説明し、前向きな形で話を終えるようにしましょう。

努力してもどうにもならない短所は伝えない

短所の中でも、努力したところでどうしようもないような短所は伝えてはなりません。

例えば、先天性の病気や体質など、いくら努力しても改善できない短所は、マイナスなイメージのまま話が終わってしまいますし、何より、質問の趣旨は、そういった短所について触れるものではありません。

したがって、性格やスキル面での話がメインとされるべきであり、それをどのように把握し、改善しようとしているかについて話すことが大切です。

面接官はあなたが自分の短所をどのように把握し、それを改善しようとしているかを聞きたいと思っているため「私は生まれつき片目が悪く、見えにくいため、仕事でミスを犯すかもしれません」などと言われると困ってしまいます。

伝える短所は複数ではなく1つに絞る

長所や強みについて話す際と同様に、短所について話す際も複数ではなく、1つに絞って話すことを推奨します。

なぜならば、ESであろうと面接であろうと、文字数や時間は限られているため「あれも、これも」と説明していては、掘り下げた話ができません。

短所について聞かれた際は、どのように改善に向けて取り組んでいるか、その取り組みの結果、どのように改善できているかなどについて説明しなければなりません。

「優柔不断であることと、頑固なところ、そしてマルチタスクが苦手なところです」などと話してしまうと、一つひとつについて詳しく説明できず、良い印象を与えることができません。

【短所の言い換え】短所が見つからない場合

短所が見つからない場合は、どのような対策をすれば良いのでしょうか。

以下の3つの方法に取り組むことで短所が見つかる可能性が高いため、ぜひ参考にしてみてください。

家族や友達に聞いてみる

短所が見つからない場合は、まずは家族や友達に聞いてみることが有効です。

身近な人たちは普段のあなたの行動や態度をよく観察しているため、あなた自身が気づいていない短所を指摘してくれるかもしれません。

自分にとっては当たり前の行動や態度でも、他人から見れば改善の余地があると感じられることも多いです。

例えば、話し方や態度に関する細かい指摘を受けることで、自己認識を深められます。

さらに、家族や友達からのフィードバックは信頼性が高く、感情的なつながりがあるため、素直に受け入れやすいでしょう。

これにより、自分の短所を具体的に把握し、改善に向けたステップを踏み出すことが可能になります。

自己分析をする

次に、自己分析を行うことも非常に重要です。

自己分析では自分の強みや弱みを徹底的に洗い出すことが求められます。

まず自分の過去の経験や実績を振り返り、どのような状況で成功し、どのような状況で困難を感じたのかについて整理しましょう。

この過程を通じて、成功した理由や失敗した理由を明確にすることで、自分の強みを浮き彫りにすることができます。

また、自己分析を通じ、自分がどのような環境や条件で最もパフォーマンスを発揮できるかも理解することができます。

さらに、自己分析ツールや性格診断テストを活用することで、客観的な視点から自分の短所を見つけ出すことも可能です。

これにより自分の行動や考え方のパターンを理解し、改善のための具体的な対策を立てられます。

具体的な状況から考える

具体的な状況から考えることも、短所を見つけるための有効な方法です。

過去に自分が苦手と感じた経験や失敗した経験を振り返り、その共通点を見つけることで自分の短所を明確にできます。

例えば、プレゼンテーションやチームプロジェクトでの経験を思い出し、どのような場面でストレスを感じてパフォーマンスが低下したのかを分析しましょう。

共通点を探ることで、自分がどのような状況に弱いのかを理解できます。

また、具体的な状況を振り返ることで、短所を改善するための具体的な行動計画を立てることも可能です。

この方法は単に自己認識を深めるだけでなく、具体的な改善策を見つけ出すために非常に効果的です。

短所に関するよくある質問

続いて、短所に関するよくある質問について紹介します。

就活エージェントを運営する中で、多くの就活生の方からいただく短所に関する質問の代表例は以下の通りです。

ぜひ気になるものがあれば参考にしてみてください。

自分の短所を正直に伝えている人は多いですか?

結論として、多くの人は自分の短所を正直に伝えることを重要視してはいます。

しかし、その際には伝え方を工夫している場合が多いです。

単に短所を述べるだけでなく、その短所をどのように克服しようとしているのか、またどのようにその短所を長所に変える努力をしているのかを合わせて説明することが一般的です。

例えば、緊張しやすいという短所を持っている場合、それを真剣さや注意深さにつなげて話すことで、より前向きな印象を与えることができます。

このように、短所を正直に伝えることは重要ですが、うまく表現して自分が成長しようとしている姿勢を示すことも重要です。

長所との一貫性は必要ですか?

短所を伝える際には、長所との一貫性を保つことは非常に重要です。

矛盾する情報を提供してしまうと、信頼性が損なわれる可能性が高いです。

例えば、自分の長所として迅速な行動力を挙げた後に、優柔不断であると短所について述べてしまうと、いずれかの情報が嘘であると判断されてしまいます。

短所と長所が関連し、バランスが取れていることを示すことで、面接官に対して一貫性のある人物像を提供できます。

また、短所がどのように長所と結びついているのかを説明することで、自己分析がしっかりできている人物であるというイメージも与えられるため、一貫したアピールをしましょう。

面接で「短所」を上手に伝えよう

面接官が「短所」を聞く理由はあります。

あまり考えず、素直に自分の悪いところを話してしまうと、マイナスな印象を持たれるため注意しましょう。

質問の意図を理解していないと捉えられたり、自分のことを客観視できていないのではないかと思われたりする可能性が高いと言えます。

面接で「短所」を聞かれたときは、上手に言い換えて、自分の魅力をしっかりアピールしていきましょう。

「短所」は自分の個性を伝える絶好の機会です。

言い方次第で「長所」に置き換えられるため、自分の欠点だとネガティブに捉える必要はないでしょう。

他にこんな記事も見られています

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます