【大学3年生】4月は何をするべき?4月に実施すべき就活対策【26卒】

【大学3年生】4月は何をするべき?4月に実施すべき就活対策【26卒】

就活の開始は速ければ速いほど良いとされています。

何をするにしても早めに準備をしておけばいい結果が出やすくなることは言うまでもありません。

しかし、いざどの時期に始めれば良いかというと、わからない人が多いのではないでしょうか。

結論から言うと、大学3年生の4月から始めたほうが良いです。

今回は4月から就活を始めようと思っている人のために、どんなイベントがあるのか、やるべきことは何か、といったことをレクチャーしていきます。

3年生の4月にある就活のイベント

大学3年生になるとゼミが始まったり、新たに受講する講義を選んだりしなくてはいけません。

いろいろと忙しくなる時期ではありますが、それと同時に就活のことも視野に入れておくべきです。

というのも、4月の時点で様々な企業は就活生を迎え入れるための準備を始めています。

後になってからあのイベントに参加しておくべきだった、とならないように、4月にはどんなことが起こるのかを押さえておきましょう。

外資系企業の募集開始

日本では就活の開始は3年3月だと定められています。

そのくらいになると多くの企業がエントリーシートの募集を始めるようになるのですが、実はそれは日本だけに限られたルールです。

というのも、就活に関するルールを定めているのは日本経団連であるため、そこに加盟していない企業はそのルールを守る必要はありません。

よって、外資系企業などは日本の企業よりも早くリクルートを行っているのです。

日本だけではなく海外も視野に入れた仕事をしたい、と考えている人にとってこれは見逃してはいけないことでしょう。

そして重要なのは、外資系企業は決して横並びで募集をスタートするわけではないということです。

一般的には大学3年の夏ごろにエントリーシートの受付が始まるとされていますが、当然ながらこれ以上に早く募集を開始する企業もあり、それが4月であることさえあります。

志望している外資系企業がいつエントリーシートの受付を開始するかということは、しっかりとチェックしておきましょう。

インターンシップの募集開始

インターンシップは体験生として実際に会社の内情を知ることのできる、就活生にとっては貴重な体験です。

ここで自分の志望している企業がどういう仕組みで成り立っているかを知り、そこで自分が働いている姿をイメージしなければいけません。

そのためぜひともインターンシップには参加しておきたいところなのですが、企業のほうでは学生を受け入れる数を制限しています。

人気のある企業であるほど競争率は高く、多くの希望者が集まってくるため、気づいたらインターンシップの受付を終了していた、ということになりかねません。

できれば企業が受付を開始したらすぐに応募するくらいのほうがインターンシップに参加しやすくなるでしょう。

では、インターンシップの募集開始時期はいつからなのでしょうか?これについても実は4月の時点で募集を行っているという企業が少なくありません。

意中の企業がある場合は、漏らすことなく応募するようにしましょう。

3年生の4月にやっておくべき就活対策4選

大学3年生になると徐々に大学のほうでも就活生をサポートする体制を整えるようになります。

何もわからない学生にとってはありがたい話で、一見するとそれに沿った就活対策を取っておきさえすれば良いように思えますが、できれば自分から率先して対策を進めておいたほうが良いでしょう。

大学から提供される情報だけでは足りないこともありますし、他の就活生に対してアドバンテージも取りやすくなります。

今回は業界研究、インターンシップの情報収集、自己分析、そして選考対策の4つを紹介していきましょう。

業界研究

業界研究は特に自分がどういう職業に就きたいか明確になっていない人にとって有効な対策です。

この業界はこういった仕事をしている、あの業界はこういった将来性を持っている、という情報を知ることで、自分にとってどの業界があっているかがわかります。

なにより面接の際になぜうちの業界を選んだか、という質問をされることも少なくないので、あらかじめ対策をしておく意味もあるのです。

もちろん自分はこの職業になりたい、という人にとってもこれから就職する業界を深く知ることで仕事がしやすくなるので、忘れないようにしましょう。

まずは気になる業界を調べる

いきなり業界研究をしろ、と言われてもどうしたら良いか戸惑ってしまうでしょう。

そのためまずは、この業界に興味があるな、というところを調査してみてください。

たとえば普段から新聞を読む習慣があるという人はマスコミ業界を研究しても良いでしょう。

モノづくりに興味があるのならば製造業を調べても良いです。

もちろん最初に調べた業界に絞れ、というわけではありません。

なぜ気になった業界から調べろ、といったかというと、それがあくまでも自分の立ち位置を知るための作業だからです。

仮にマスコミ業界を調べたとしたら、一つの番組や記事を作るためにたくさんの取材が必要が業界であることがわかるでしょう。

となれば他人の話を聞くことができる人のほうが向いているわけです。

自分に果たしてその能力があるか、もしなかったとしたらどの業界がふさわしいのか、という方針が決まってきます。

その他、業界研究は研究を行っていくうちにコツが見えてくるものです。

何もわかっていない状況から正確な研究を行うよりも、まずは手を付けてみてコツを覚えたのち、正確な研究をするという道筋をたどっても遅くはありません。

興味ありきで色々な業界を研究していくうちに、様々な業界の比較ができるというメリットもあります。

その業界の有名企業を調べる

業界全体の特徴を知った後は、企業の特徴を調べなくてはいけません。この際におすすめなのは業界のトップを走る企業を研究するという方法です。

その他の企業を志望している人としては、競争の激しいトップ企業より、確実に就職できそうな企業を研究しておいたほうが良いのではないか、と反論したくなるでしょう。

もっとも、たいていの業界はまず有名な企業が流れを決めるものです。たとえば自動車業界のトップを走る企業としてトヨタが挙げられます。

トヨタは早くから環境にやさしい自動車を作るためにハイブリッドカーの製造研究に着手していました。

そしてトヨタが販売を始めたハイブリッドカーが売れるようになると、追随するように国内外の自動車会社がハイブリッドカーを販売し始めたのです。

このようにあらゆる業界ではトップを走る企業が作った流れにその他の企業が追随する、というのが一般的なのです。

業界を知るにあたって、有名な企業から調べておいたほうが他の企業の特徴も把握しやすくなるという意味でも効率的といえます。

もちろん一社だけでは業界全体の特徴を把握することは難しいので、いくつかの有名企業を調べたほうが正確に把握することができるでしょう。

インターンシップを受ける企業の情報収集

インターンシップは人によっては5社以上参加するということも少なくありません。多くの企業を体験したほうがその後の就活の方針を決めやすくなることは確かです。

しかしながら、先輩が5社応募したから自分も5社応募する、といった具合に闇雲にいろいろなインターンシップに参加するようではいけません。

あらかじめ情報を集めたうえで、どんな企業に応募したほうが有益かを知ったほうが、意味のあるインターンシップを体験することができます。

インターンに参加する目的を考える

そもそもあなたがまずインターンシップに参加しようと思った目的を明らかにしておきましょう。

友達がインターンシップに参加したからでしょうか?

それとも先生にインターンシップに参加したほうが良いと薦められたからでしょうか?

決してそうではなく、あくまでも自分のためにインターンシップに参加しようと考えているはずです。

とはいえ自分のため、というのではまだまだ目的としては曖昧なので、インターンシップを通じて何を得たいか、ともっと答えを具体的にしておきましょう。

大抵の人は業界研究を行った後でインターンシップに応募するはずです。

そこで、業界研究で調べたことが本当なのかを体験入社してみて確かめる、といった目的が浮かんできます。

もちろんこの流れを逆にしても良いでしょう。

業界研究をする上で一度いろいろなインターンシップに参加し、興味のある業界を見つける、というのでも良いのです。

その他の目的としては、他の大学から来るインターン生と情報交換を行い、就活をスムーズにするというものも考えられます。

あるいは野心的な人は、ここでいろいろ企業の人とコネクションを作っておき社会人になってから活かす、という目的を立てておいても良いでしょう。

自分にとってしっくりくる目的を立ててから応募したいものです。

気になる業界の求人を探す

いかに業界研究をしっかりしたからといって、研究した企業がインターン生を受け入れていないようでは目的が頓挫してしまいかねません。

そういうときは代替手段として、業界内のほかの企業の求人を調べるようにしましょう。

もちろん意中の企業のインターンシップに行けなかったのは不本意かもしれませんが、業界特有の考え方を知る上で他の企業に体験入社するということは無意味ではありません。

意中の企業は最新技術についてこう考えているけれど、インターンシップに参加した企業はそれとは真逆のことを考えている、という場面に出くわす可能性もあります。

そのことによって物事を多角的に見る視点が養われ、実際に社会人になった時に幅広いビジネスを行えるようになるのです。

なにより気になる業界のインターンシップに参加するということは、自分の好奇心を衰えさせない意味でも極めて重要なことです。

意中の企業がインターン生を受け入れていないからこの業界のインターンには行かない、となったら、エントリーシートを出すまでの間に興味がそれてしまいかねません。

そうなれば業界研究自体が無駄になってしまいかねないのです。

自己分析の実施

就活をする上でなんといっても欠かせないのが自己分析です。

スポーツをやった経験のある人ならわかるでしょうが、自分の弱点を知らなければ上達は見込めません。

それと同様に自分を知ってこそ優位意義な就活を行えるようになります。

この自己分析についても早めに行っておけばよりよい知見が得られることが多いので、4月のうちに行っておきましょう。

ここからは3つのポイントに分けて自己分析で気を付けておくべきことを紹介します。

過去のエピソードの棚卸しをする

今現在の自分を分析するというのはなかなか難しいことです。自分のことは中々自分ではわかりません。

鏡の前に立てば見た目は判断できますが、中身までは見通すことができないのです。

理想的には身の回りの人に相談しながら自分について知っていく、という方法なのですが、それではあまりに時間がかかりすぎてしまいます。

そこで、もっと効率的に自己分析を行っていくために過去のエピソードを振り返ってみるという方法をおすすめします。

たとえばかつて部活に所属していた人は、そこでどんな役割を務めていたかを思い出してみてください。

部長を務めていたのならば、チームをまとめ上げて目標へと突き進んでいった経験があるでしょう。

そこからリーダーシップがあるという自己分析が導き出せるはずです。それを元に選ぶ企業を見定めていけば、自分の長所を活かす方法は見えてきます。

このように過去の経験は今の自分からは隔たったものであるため、比較的客観的に自分の性格を見極めることができます。

幼少時から大学生になるまで、まずは自分の年表を作るくらいの勢いで過去の経験を振り返ってみましょう。

将来どうなりたいのかのビジョンを考える

過去について振り返った後は未来についても考えていきましょう。

まずは大雑把に社会人になってから10年経ったら自分がどうなっているか、といったことを考えたほうが良いです。

30歳を超えたくらいになると、なんらかの役職に就いていてもおかしくはありません。

そのとき自分は部下をまとめ上げて仕事をしている、だとか自分のやりたい仕事を要約できるようになった、といったイメージを思い浮かべるようにしましょう。

こうした将来のビジョンを立てることで、それが実現できそうな企業はどこか、と自分の理想と現実をすり合わせることができます。

自分の将来のイメージと合致しなそうな企業は志望しない、という方針が明確になるのです。加えて、こうした将来像を立てていくことは面接などの対策にもなります。

実は5年後自分がどうなりたいか、10年後の自分はどうなっているか、といった質問は面接でよく出るものなのです。

企業としては目の前にある仕事だけでなく、企業の将来を見据えた人材をほしがっています。

今のうちに将来のビジョンを見据えておけば、いざ面接で質問されても戸惑うことはありません。

インターンシップの選考で話す内容を選ぶ

実はインターンシップの時点で選考を行う企業は少なくありません。

大抵の企業は書類を見るだけでインターン生を受け入れているのですが、中には書類を見た上で実際にインターン候補に来てもらう、という方法を採用しているところもあるのです。

書類だけを送って後は連絡を待つだけ、というつもりでいたら、いきなり面接に来てくださいと言われて困った、ということがないようにしましょう。

なにより、インターンシップの選考で面接が行われるというのはチャンスでもあります。

確かに面接の練習は学校や就活のレクチャーでもできるでしょう。

とはいえ、実際に人事を務めている方に面接をしてもらうという体験はなかなかできるものではありません。

当然ながら面接室では相当な緊張感が漂っているでしょうが、それを味合う意味でもインターンシップの面接は恰好の予行演習なのです。

ですので、本番に臨むつもりで自己分析を重ねつつ、面接で何を話せば良いかを考えておくのは無意味ではありません。

仮に面接でうまくいかず、インターン生になれなかったとしてもそれを反省材料にすることはできます。

外資系を受けるなら選考対策を実施

もし外資系を志望しているのならば4月の時点で選考対策を行っておいたほうが良いでしょう。

外資系の企業は秋ごろに選考を行うことが少なくありません。

むしろこの時期に対策を行っておかなければ、準備不足のまま本番に臨むことになりかねないのです。

外資系の選考は日本の企業とほとんど同じで、エントリーシートを出し、テストを受け、面接に臨むという流れです。

とはいえ日本の企業と決定的に違うところに、テストの難易度という点があります。

外資系で働く上では極めて高い能力が必要とされるため、人事もそれに見合った難易度の高いテストを出すのです。

持ち時間も少なく、それでいて問題数が多いこともしばしばですので、相当な準備が必要となるでしょう。

また、市販されているようなテキストで対策できるような問題でなく、企業が独自で作成しているテストが出されることも少なくありません。

まとめ

大学3年生になったばかりなのにもう就活のことを考えなければいけないなんて大変だ、と思う人も少なくないかもしれません。

とはいえ、高校の頃も2年生の時点で受験を見据えた勉強をしていた人はいるはずです。受験と同様、就活もまた日々の積み重ねによって他の就活生と差が出てくるものです。

悔いのない就活をするためにもスピーディーな対策を進めるようにしましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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