「自己PRで好奇心旺盛さをアピールしてもいいの?」「効果的な自己PRを書くにはどうすればいい?」と悩む就活生も多いでしょう。
本記事では、自己PRで好奇心をアピール際のポイントや、企業に響く自己PRを作成するポイントを解説します。
ぜひ本記事をご覧になり、魅力的な自己PRを作成してくださいね。
- 企業が自己PRを聞く理由
- 自己PRで好奇心旺盛を伝えていいのか
- 自己PRを作成する準備
- 自己の構成
- 自己PRの例文
- 好奇心旺盛さを魅力的にアピールしたい人
- 自己PRを始めて書く人
- 例文を参考に自己PRを書きたい人
【好奇心旺盛で自己PR】企業は自己PRを聞く理由
魅力的な自己PRを作成するには、企業が自己PRを聞く意図を押さえることが効果的です。
自己PRを書き始める前に、まずなぜ企業は自己PRを聞くのか、自己PRから何を見ているのかを確認しましょう。
- 人柄を知るため
- ポテンシャルを知るため
人柄を知るため
企業はあなたの人柄を知るために自己PRを聞いています。
自己PRからはあなたが特定の状況でどのようなことを考えるのか、どのような行動をするのかを読み取ることができます。
また、他者と関わる中であなたがどのように振舞っているのかを知ることができます。
これらの情報から、企業はあなたの人柄を知り、企業や組織に馴染めるかの確認や、企業でどのように働いてくれそうかをイメージしているのです。
以上から、自己PRでは企業の求める人柄にあったアピールが効果的といえます。
ポテンシャルを知るため
企業は入社後に活躍してくれる人材を求めています。
そのため、企業は自己PRからあなたの強みやあなたが活動の中でどう活躍したのかを知り、あなたが入社後に活躍できるかを確認したいと考えています。
以上から、自己PRではあなたの強みが入社後に具体的にどう生かせるかを伝えることが効果的です。
【好奇心旺盛で自己PR】好奇心旺盛とは?
自己PRを考える上で、自分の強みはどのようなものかをしっかりと押さえておく必要があります。
好奇心旺盛というのは、知らないことや未経験のことに対して興味を持ち探求するという性質を指します。
また、知識欲が深く、知らないことを知らないままで終わらせたくない性格でもあります。
未知の事柄に対して関心を抱く姿勢は、新しい自分を知る成長にも繋がります。
好奇心旺盛な人の特徴
好奇心旺盛な人は、たとえば道を歩いていても常にアンテナを張りいろいろなことに目を向けます。
自然と視野も広くなりますし、学ぶ姿勢も身に付いています。
知りたいことがあれば調べますし、やってみようと行動します。
知識欲や行動力がある人が多いといえるでしょう。
慎重に頭で考えるよりも、行動に移すタイプです。
トレンドにも敏感で、新しい物好きです。
中には好奇心旺盛な性格により、非常に多趣味な人もいるかもしれません。
あれもこれもしたくなり、器用貧乏になってしまう可能性もあります。
新しい環境にも適応する能力に優れており、コミュニケーションを取るのも得意な人が多いのではないでしょうか。
面接で自己PRする際にアピールするべき強みがあふれています。
【好奇心旺盛で自己PR】好奇心旺盛をアピールしても大丈夫?
好奇心旺盛さを自己PRでアピールしてもいいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、自己PRで好奇心旺盛さをアピールすることは効果的であるといえます。
好奇心旺盛な人は様々なことに興味を持ち、積極的に取り込んでくれるイメージを連想させます。
企業には新たな考えをもたらしたり、ポジティブで前向きにみんなを引っ張ってくれたりする存在は大変貴重な存在です。
以下で具体的に好奇心旺盛さがどのように効果的なのか確認しましょう。
好奇心旺盛のアピールが効果的な理由
企業が好奇心旺盛さをなぜ評価するのでしょうか。
好奇心旺盛さが評価される理由として挙げられるのが、仕事をしていくうえでさまざまなことにチャレンジできる点です。
入社後は、慣れるまでは知らないことだらけです。
初めての人、初めての体験ばかりですが、好奇心旺盛な人柄であればそんな環境でも飛び込んでいく勇気があるでしょう。
さらに好奇心を持って前向きに、主体的に仕事に取り組むため、その姿勢が自己成長に繋がります。
例えば、わからないことはすぐに積極的に質問します。
また、好奇心旺盛な人は様々なアイデアに興味を持ち、取り込もうとします。
リスクを恐れず、怯むことなく新世界へも飛び込んでくれるため、企業に新たな風を吹かせるということもあるでしょう。
以上のように、企業は好奇心旺盛な人の持つ成長する姿勢や積極性、チャレンジ精神を評価しているのです。
【好奇心旺盛で自己PR】好奇心旺盛さからアピールできる強み
好奇心旺盛さは様々なイメージを連想させます。
以下では好奇心旺盛さに付随してアピールできる強みを紹介します。
好奇心旺盛さとともに、以下で紹介する強みをアピールすることで、より魅力的な自己PRに仕上げられます。
ご自身の経験と照らし合わせながらどのようにアピールするか考えてみてくださいね。
好奇心旺盛さからアピールできること
- 挑戦意欲
- 成長意欲
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
挑戦意欲
好奇心旺盛な性格から見いだせる1つ目のアピールポイントは、挑戦意欲が高いことです。
好奇心旺盛な方は、新しい取り組みや未知の分野にも積極的に挑戦することを好むので、高い挑戦意欲を持っているといえるでしょう。
挑戦の結果がたとえ失敗だったとしても、挑戦すること自体が重要だとみなされる場合もあります。
高い挑戦意欲を持つ人間が1人いるだけで、物事が停滞せず、スムーズに進むようになるケースも多く見られます。
挑戦意欲の高さをアピールすることにより、自身が新しい仕事やプロジェクトに積極的に取り組む、社会人として有用な人材であることもアピールできるでしょう。
好奇心旺盛な性格が持つイメージから、ストレートにつながりやすいアピールポイントなので、自己PRを作成する際は、まずはこの点について考えてみるのも良いかもしれません。
成長意欲
好奇心旺盛な性格から見いだせる2つ目のアピールポイントは、成長意欲の高さです。
好奇心旺盛な方は多くの場合、常に新しいことを学び、自身で体験したいと考えています。
たとえそういった意識がなかったとしても、ほかの人より多くのことを見て聞いて体験することは、自然と成長を促してくれるでしょう。
そのため、好奇心旺盛であることは、成長性の高さに直結するのです。
ここでいう成長は、単に能力を向上させることだけを意味しているのではありません。
新しいものを積極的に吸収しながら、状況に応じて成長できれば、それはどんな環境でも臨機応変に対応できる柔軟性の高さにもつながるでしょう。
社会人は常に変化に対応して成長していくことが求められるので、この成長意欲の高さは有力なアピールポイントになります。
コミュニケーション能力
好奇心旺盛な性格から見いだせる3つ目のアピールポイントは、コミュニケーション能力の高さです。
好奇心旺盛な方は、周囲の人間の行動や性格にも、強い興味を持っているケースが多く見られます。
他人と積極的に交流を持とうとするので、多くの場合コミュニケーション能力が高いです。
コミュニケーション能力には、自分から話す能力だけでなく、相手の話を聞く能力や共感力などが含まれます。
相手に興味を持ってしっかり話を聞くことにより、その相手の気持ちや考えも理解できるようになるでしょう。
コミュニケーション能力は、社会人にとって大切な能力のひとつです。
顧客への営業やプレゼンだけでなく、プロジェクトを円滑に進めるためにも重要になってくるので、しっかりアピールできれば大きな効果が期待できます。
問題解決能力
好奇心旺盛な性格から見いだせる4つ目のアピールポイントは、問題解決能力の高さです。
好奇心旺盛な方はさまざまなことに興味を持つ傾向があるので、同じ問題に対しても、異なる視点から解決策を提案できる場合があります。
また、そもそも周囲に興味を抱かずに過ごす場合に比べると、問題に直面する回数自体が多くなるでしょう。
そのため、問題解決の経験が積みやすく、対応能力が徐々に高まっていきます。
多くの問題に直面し、時に失敗しながらも問題解決能力を高めていく姿勢からは、失敗を恐れない勇気や精神的なタフさもアピールできるでしょう。
この点をアピールする場合は、どういった問題を解決したのか、何を学んだのかといった具体的なエピソードを盛り込むことによって、自己PR全体に説得力が生まれます。
マイナスイメージを与えてしまうことも
長所と短所は表裏一体というように、すべての物事には、いい面もあれば悪い面もあります。
「好奇心旺盛さ」は、表現や受け取り方によっては「一つのことに集中できない」「周りを無視した行動をしがち」「飽き性」というような印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、好奇心旺盛さを自己PRする場合は、同時に「継続力」「協調性」「責任感」を選考を通じてアピールすることが効果的です。
【好奇心旺盛で自己PR】好奇心旺盛さが特に求められる職種
実は、好奇心旺盛さを活かせたり、それが求められたりする職種というのも多いです。
ここでは、好奇心旺盛さが求められる職種についていくつか紹介しましょう。
- 企画職
- クリエイティブ職
- エンジニア職
企画職
まず、企画職とは今ある商品を売るための宣伝を行ったり、新しい製品を生み出したりする仕事となっています。
商品の宣伝・販売のための方策だけではなく、企業がヒット製品を出して売れるようにするために製品を作ったり、今ある製品を改善したりしていくなど、さまざまなことが求められます。
このときに好奇心が求められ、これからどういうことをすればいいかという発想が求められるのです。
つまり、新しいことを起こしたり、新しい企画を立てたりするということをしなければならないわけです。
この新しいことが本当にそのユーザー層にヒットするかどうか、その製品が本当に売れるかどうかなどをきちんと考え、その上で実行していくセンスも必要です。
クリエイティブ職
もう1つはクリエイティブ職です。
これはイラストレーターやデザイナー、クリエイターというような人たちで、ここにはない新しい世界観や製品、新しい美術を作り出すなど、今ここにないものや自分の世界を作って広めることがもっとも重要な点です。
このときに自分の中にある新しいものを世に広めるだけではなく、今のトレンドをつかんで上手に世間とマッチすることで、より多くの利益を得られるかもしれません。
センスやアイディアによってより多くの成果を得られるため、新しいものに抵抗がなく受け入れられる間隔が必要です。
エンジニア職
最後にエンジニア職も好奇心が求められます。
実はこちらは上の2つとは違い、情報通信技術や工学技術は新しいものが次から次へと出てきます。
時代に取り残されないようにするために、こういった新しいものに対して学習したり実際に取り入れてみたりする好奇心が必要です。
逆に言えば、時代にマッチした製品を作ったり、新しいものを先に取り入れたりすることで、より先進的なエンジニアとして注目される可能性もあります。
開発環境や新しい技術などにも積極的に関わりたいところでしょう。
マーケティング職
また、マーケティング職も好奇心が求められる職種の一つです。
市場は変化が激しく、常に新しい情報やアイデアに対応する必要があるため、マーケティング職には調査や分析が欠かせません。
好奇心旺盛な人は、このような環境において柔軟で創造的なアプローチをとれる傾向があります。
また、新しいアイデアやアプローチに対する探究心が強まり、競合他社の動向や市場におけるほかプレーヤーの活動に興味を抱きます。
その結果、競合分析がより深化し、独自のマーケティング戦略を構築できるでしょう。
立てた戦略を実行した後は、戦略がうまくいっているかの分析と改善を繰り返して、より良い結果を目指します。
この計画や実行、分析、改善の流れを「PDCAサイクル」と呼びます。
好奇心旺盛な人は会社に貢献するために、このサイクルをゲーム感覚で楽しめるでしょう。
【好奇心旺盛で自己PR】好奇心旺盛を言い換えてアピールしよう
好奇心旺盛という強みは、少々抽象的な表現です。
そうこで「好奇心旺盛」という単語やその特性を、別の言葉に置き換えることで具体的なアピールが可能になります。
また、オリジナリティのある表現に言い換えることも効果的でしょう。
以下では好奇心旺盛を言い換えて表現を紹介します。
- 行動力
- 主体性
- 積極性
- 主体的
- 探求心
- 多趣味
- 成長意欲
- 知的好奇心
- 流行に敏感
- 切り替えが早い
- チャレンジ精神
- コミュニケーション力
- 試行錯誤しやり遂げる力
- 常に最新情報を手に入れるためアンテナを張っている
行動力
好奇心旺盛な人は、興味を持ったことに対して積極的に行動し、チャレンジする傾向があります。
行動力は「チャレンジ精神がある」「積極的」などとも言い換えられます。
また、自ら考え行動できることから「主体性がある」とも言えます。
多くの企業は、主体性を持ち、行動できる人材を求めているため、好奇心旺盛な人は評価されやすいでしょう。
特に、成長や革新を掲げている企業では、より高く評価される可能性があります。
行動力をアピールする際のポイントについては、次の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
自己PRで「成長できる人間だ」とアピールするコツは、こちらの記事で紹介しています。
「積極性」を自己PRに活かすコツは、こちらの記事で解説しているので参考にしてください。
主体性をアピールする方法については、次の記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。
探求心
好奇心旺盛な人は、物事への理解を深めるために、徹底的に探求する傾向があります。
これは「知的好奇心が高い」「学習意欲が高い」とも言い換えられます。
また、探求を続ける中で自然と知識やスキルを高められることから、「成長意欲が高い」とも言えます。
特に、専門的なスキルが求められる職種などでは、好奇心旺盛な人のポテンシャルが高く評価されやすいでしょう。
知的好奇心の高さを自己PRに活かす方法は、次の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
学習意欲の高さをアピールするコツについては、こちらの記事で解説しています。
向上心をアピールする際のポイントは、次の記事で詳しく説明しているので参考にしてください。
粘り強さ
好奇心旺盛な人は、興味を持った物事に対して、やり遂げるまで粘り強く取り組める傾向があります。
これは「試行錯誤しやり遂げる力」とも言い換えられます。
また、行き詰まった際にも気持ちを切り替えて前向きに取り組める人は、「気持ちを切り替えて前向きに取り組める」などとも言えます。
企業に入社後も仕事が行き詰まることは多いですが、そのような状況で粘り強さを発揮できる人材は貴重です。
忍耐力をアピールする際のポイントについては、次の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
粘り強さをアピールするコツは、こちらの記事で紹介しています。
諦めない性格を自己PRする際のポイントについては、次の記事で解説しているので参考にしてください。
試行錯誤して目標を達成した経験をアピールする方法は、こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。
流行への敏感さ
好奇心旺盛な人は、新たな情報やトレンドに敏感な傾向があります。
特に、専門性が高く、トレンドが日々変化するIT業界などでは、流行に敏感であることが高く評価される素質と言えます。
好奇心旺盛な人は、常に新しい情報を取り入れ、自らのスキルアップに活かすことができるでしょう。
情報収集力を自己PRに活かす方法については、次の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
コミュニケーション能力
好奇心旺盛な人は、行動力が高いがゆえに、様々な人と関わる機会が多くなります。
そのため、コミュニケーション能力が自然と培われていることが多いです。
好奇心旺盛な性格は、「社交性がある」「誰とでも話せる」などとも言い換えられます。
企業では、チームワークが重要視されるため、コミュニケーション能力の高さは大きなアピールポイントになるでしょう。
コミュニケーション能力をアピールする際のポイントについては、次の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
「聞く力」を自己PRに活かすコツは、こちらの記事で紹介しています。
「社交性」を自己PRする際のポイントについては、次の記事で解説しているので参考にしてください。
「協調性」をアピールする方法は、こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。
「誰とでも仲良くなれる」の言い換え表現については、次の記事で紹介しているので参考にしてください。
【好奇心旺盛で自己PR】自己PRを作成する前の準備
自己PRを作成する前に、自己PRに含めるべき内容を整理しておくことが大切です。
以下では自己PRを作成する前に整理すべき事柄4点を解説します。
あなたの魅力を漏れることなく伝えるためにも押さえておきましょう。
- 自分の強みを具体的に言語化する
- 企業の求める人物像を把握する
- エピソードを書き出す
- 強みをどう生かすか考える
自分の強みを具体的に言語化する
まずあなたの持つ好奇心旺盛さがどのような強みと言えるのかを整理しましょう。
好奇心旺盛さは様々なイメージを連想させる、抽象的な表現と言えます。
また、人により同じ強みでも発揮の仕方が異なります。
例えば、「様々なことに好奇心を持ち、チャレンジしている人」と「1つのことに飲めり込んでいる人」では異なるでしょう。
企業の求める人物像を把握する
企業により、響く強みは異なります。
あなたが志望する企業の求める人物像を押さえ、あなたがアピールしようと考えている強みがふさわしいかどうか確認しましょう。
企業のホームページや説明会の資料などで求める人物像は確認できます。
場合によっては、ほかの強みに言い換えたり、ほかの強みを伝えたりしたほうが効果的という場合がありますので、しっかりと照らしあわせましょう。
エピソードを整理する
自己PRでは、自分の強みを裏付けるエピソードが非常に重要です。
エピソードは、あなたが主張する強みを実際に発揮した具体的な事例であり、強みが備わっていることの根拠となります。
エピソードを整理する際は、次の点に留意しましょう。
- 強みを発揮するきっかけは何だったのか
どのような状況や問題に直面したことで、自分の強みを発揮する必要性が生じたのかを明確にします。
- どのような施策を立てたのか
問題解決や目標達成のために、どのような計画を立て、実行したのかを具体的に説明します。
この際、自分の強みがどのように活かされたのかを意識しましょう。
- 強みを発揮する際にどんなことを意識したのか
強みを発揮する過程で、どのような点に注意を払い、どのような心構えで取り組んだのかを伝えます。
これにより、あなたの強みが単なる能力ではなく、意識的に活用できるスキルであることを示せます。
- 最終的にどんな結果になったのか
自分の強みを発揮したことで、どのような成果が得られたのかを具体的に示します。
可能な限り、数値や客観的なデータを用いて説明することで、説得力が増します。
エピソードを整理する際は、上記の4点を意識して、論理的かつ具体的に説明することが大切です。
面接官は、あなたの強みが実際の場面でどのように発揮されるのかを知りたいと考えています。
説得力のあるエピソードを用意することで、あなたの強みが単なる自己評価ではなく、実践で発揮できるスキルであることを効果的にアピールできるでしょう。
強みをどう生かすか考える
最後に入社後にあなたの強みをどう生かすかを考えましょう。
企業にあなたのポテンシャルを示すには、具体的で実現可能な強みを発揮するビジョンを示すことが重要です。
企業研究で目指せるキャリアや、企業の今後の計画などと照らし合わせることで具体的なビジョンを示せるでしょう。
また、あなたの目指すキャリアプランなどに触れることで一貫性のあるアピールとなります。
強みを伝えるだけで終わらず、どう生かすのかまで伝えることが重要です。
【好奇心旺盛で自己PR】自己PRの構成
内容がいくら素晴らしくとも、相手に伝わらなければ意味がありません。
そこで重要なのが構成です。
相手に伝わりやすい文章構成を意識することで、あなたの強みをしっかりとアピールできますし、印象に残ることができるでしょう。
以下で紹介する構成を踏まえ、魅力的な自己PRを作成してくださいね。
自己PRで強みだと判断されやすい好奇心をアピールする方も多くいるのではないでしょうか。
- 結論
- エピソード
- 入社後に強みをどう生かすか
1.結論
自己PRは、「結論」から始めましょう。
自己PRの結論である「あなたの強みは何か」を最初に話すことで、話の軸を相手に伝えることができます。
倍率の高い企業であれば、書き出しがわかりにくければ読み飛ばされてしまうということもあります。
そこで、最初に話の軸を示すことで、相手は内容を理解しやすくなり、読み進めてもらえるでしょう。
また書き出しの部分でインパクトに残れるかも重要です。
「私の強みは○○のような好奇心です」などと、オリジナリティのある表現や印象的な表現を用いることで企業の印象に残ることができるでしょう。
2.エピソード
次に、あなたの強みの根拠となるエピソードを伝えましょう。
自身の経験で、あなたがどのように行動したのか、どのような結果を得ることができたのかを述べるとよいでしょう。
エピソードは自己PRの中1番であなたの人柄を伝えられる部分ですので、あなたが企業の求める人物像に合っているということを示せれば響くアピールができるでしょう。
エピソードは以下の流れで構成することがおすすめです。
いつどんな場面で強みを発揮したのか
エピソードを話す際は、いつどんな時にあなたが強みを発揮したのか伝えることが重要です。
例えば、「時計の仕組みが気になって親の使っていない時計を分解したことがあります」や「人との関わり方を知りたくて、大学2年時に様々な対人術や人間関係のセミナーに参加しました」などと伝えるとよいでしょう。
どんな課題や目標があったのか
次に、その場面や経験の中での課題や目標を伝えましょう。
例えば、「一度分解を始めるとすぐにどうしたらいいかわからなくなってしまった」や「さまざまなセミナーでのワークショップで、理論が大きく変わることもあった」などが挙げられます。
課題や目標は他人に決められたものではなく、自ら決めたものを伝えることで主体性をアピールできます。
課題や目標に対しどう行動したのか
そして、その課題や目標に対し、あなたがどう行動・対処したのかを述べましょう。
例えば、「動画や本で時計のパーツの組み方を勉強し、試行錯誤しました」や「より深く理論を知るため、様々な本を読んだり、講師の先生に質問したりしました」などが挙げられます。
その結果どうなったのか
最後に、あなたが行動・対処した結果、どのようになったのかを述べましょう。
例えば、「無事時計を元に戻すことができました。また、さらに時計への興味が深まり、電子工作を学び、現在は簡単なデジタル工作や電子キットの作成ができるようになりました」や「セミナーでの理論をへの学びを深めた結果、ある先生に意欲を褒められ、セミナー運営のサポートを行うようになりました」などが挙げられます。
3.入社後、自己PRをどのように活かすかを述べる
最後に、あなたの強みである好奇心旺盛さを入社後にどう生かすかを伝えましょう。
企業研究を踏まえ、具体的にどのように貢献・活躍できるのかを伝えましょう。
企業研究を行わず、「日本でNO.1の企業にしたい」など抽象的で非現実的なビジョンを伝えてしまうと熱意が低いと思われてしまうので注意しましょう。
【好奇心旺盛で自己PR】 自己PRで好奇心を話す際の例文
ここでは好奇心を自己PRで話す際の例文を紹介します。
他の例文をまとめた記事もありますので、参考にしてみてください。
例文1:部活
私は、どんなことにでも好奇心を持ち、問題解決に向けて努力し続けられるところが自身の魅力だと思っています。
学生時代にはバレー部に所属していましたが、技術力を上げるために練習メニューを見直すことを顧問や部員に提案しました。
自身が提案した練習メニューが初めからうまくいったわけではありませんが、さまざまな練習を取り入れチャレンジすることで技術力だけでなく精神力も鍛えることができました。
また、一つのポジションに固定し専念するのではなく、さまざまな位置に立ちチャレンジ精神を忘れないことで大きく成長することができたと感じています。
私が御社に入社できた際には、多くの経験をしながら仲間と共に成長することを目標にして業務に携わることができればと思っています。
例文2:アルバイト
私は好奇心が旺盛です。
その好奇心を活かして、学生時代の合うバイトで貢献した経験があります。
飲食店のアルバイトで、最初はホールだけを担当していました。
基本的には、アルバイトはホールとキッチンのどちらかのみを担当しますが、私はキッチンにも興味を持ったので、混雑していない時間にはキッチンにもチャレンジしていまいた。
その結果、キッチンが困っている際にはキッチンを担当したり、キッチン業務の人との連携もとりやすくなるなど、やりがいを感じて働くことができました。
この経験を活かして、何事にもまずは取り組んでみる姿勢を持って積極的に自分から学ぶ姿勢をとりたいと考えます。
例文3:資格取得
私は好奇心旺盛で行動力があります。
私の好奇心が発揮された経験は資格の取得です。
私の大学には、大学実施の資格講座制度があります。
在学中に強みを作りたいと思っていた私は、制度を利用して大学2年次ではFP2級を取得、大学3年次にはインテリアコーディネーターを取得しました。
感覚的に興味を持った2つの資格でしたが、どちらも勉強して初学で合格することができました。
このように、私は、自分が興味を持ったことに対してやり遂げることができます。
貴社にご縁をいただけた際には、この好奇心と行動力を活かして貴社に貢献できる人材になりたいです。
例文4:留学
私は好奇心旺盛な性格です。
私は、海外の文化に興味を持ったため、学生時代に留学を経験しました。
当時、私は英語力も足らず、留学に行くことがとても不安でした。
しかし、言って学ぶ思い切りも必要だと考えて、オーストラリアへ留学しました。
この留学経験では、英語力が不足していたために意思が伝わらないことの難しさも感じましたが、英語を伸ばすモチベーション向上や、海外の友人もつくることができました。
この経験を活かして、アウトプットを大事に、主体性を活かした働き方を心がけます。
【好奇心旺盛で自己PR】好奇心旺盛と自己PRでアピールする際のNG例
強みとしてぜひともアピールしたい好奇心旺盛な性格ですが、伝え方を間違ってしまうとマイナス評価になる場合もあります。
以下でNG例を確認し、魅力的な自己PRを作成するために活用しましょう。
NG例文1:飽き性というイメージがついてしまう
私の性格の強みは、好奇心旺盛であることです。
さまざまな業界に興味があり、学生時代は違う職種のアルバイトをたくさんしました。
1年生のときはウエイトレスに憧れてカフェのバイトをしましたが、お店に行くまでにペットショップがあり犬が好きなのでペットショップでのアルバイトに変更しました。
数ヶ月して、販売職ではない仕事がやりたくなり、コールセンターのバイトに変更しました。
その頃から英会話に関心を持ち、英会話教室のインストラクターのアルバイトをすることにしました。
このように、ジャンルの違う仕事も次々にこなすことができます。
この自己PRでは、飽き性で仕事が続かないと面接官に思われてしまうでしょう。
継続する姿勢は社会人として重要なので、いくら好奇心旺盛といえどもアルバイトを転々としたというような話はしないほうが無難です。
例文2:仕事への生かし方が曖昧
私は田舎育ちですが、高校時代も学校へ行くまでは40分ほど田園地帯を歩きます。
田舎なので、四季折々の草花や虫があちこちにいるのです。
通学中、私はいろいろな花や虫に好奇心があり、写真を撮って草花や虫の名前や特徴を調べました。
いつの間にか写真があふれ、自然ノートと題して草花や虫の記録書を作ったほどです。
このような好奇心旺盛な性格を、仕事にも活かしたいです。
まず、結論から述べておらず何が言いたいのか伝わりにくいです。
さらに、草花や虫について調べることが好奇心旺盛であったとしても、それをどのように仕事に活かすのかが具体的にわかりません。
結論から話すことと、強みを仕事でどう生かすかをしっかりとアピールしましょう。
例文3:周りが見えないというイメージがついてしまう
私の性格は、好奇心旺盛である点が強みといえます。
たとえば最近では、偉人の名言にふと興味を抱き、調べているうちに面白くなり夢中になってしまいました。
気が付くと夜も眠らずに名言集を読み漁り、体調を崩してしまったくらいです。
友達からの誘いも断り、とにかく没頭していました。
興味のあることには必死になれるので、仕事でも活かせると思います。
この話を面接官が聞くと、好奇心旺盛なあまりに周りが見えなくなり体調管理もできなくなっているとマイナスに捉えられる可能性があります。
体調を崩したことや友達の誘いを断ったことなどは、話さなくてもよいことです。
仕事によっては複数のことをこなさなければならないケースもあるので、あまりにも一つのことに没頭してしまうような言い方は控えましょう。
例文4:エピソードを詰め込みすぎている
私は好奇心旺盛な性格です。
アルバイト経験では、自分の趣味であるコンサートやフェスイベントの運営に取り組みました。
また、ゼミでは、その経験を活かして人々のフェスにおける動線について研究をすすめました。
他にも沢山旅行に行くことを在学中の目標にしており、現在まで20都道府県を観光することができました。
このように、私は好奇心が強く、積極的にチャレンジする性格です。
この例文では様々なエピソードが入っており、抽象的な文章になっています。
様々なエピソードを含めてアピールしたいのはわかりますが、エピソードを絞らなければ説得力のない文章になってしまいます。
企業はあなたが強みを発揮して何を成し遂げたのかではなく、どのようなきっかけで力を発揮したのか、どのように発揮したのかという過程を見ています。
エピソードを絞り、努力の過程をしっかり伝え、説得力のあるアピールをしましょう。
【好奇心旺盛で自己PR】自己PR作成後は見直ししよう
手順についての解説でも触れたように、自己PRは文章がひととおり形になっても、それで終わりではありません。
しっかり添削し、必要に応じて文章を修正することにより、はじめて就職活動で役立つ自己PRが完成します。
しかし、間違いやおかしな部分を見つけるのにもスキルや経験が必要です。
そのため、しっかり添削をしているつもりなのに、なかなか良い自己PRにならないと悩んでいる方もいるかもしれません。
そこでここからは、自己PRを添削する際の重要なポイントをご紹介します。
- 自分で確認する際に見るべきこと
- 第3者視点で確認してもらうべきこと
- 最もおすすめなのはエージェント
自分で確認する際の観点
まずは基本的なミスがないか確認しましょう。
具体的には誤字や脱字、矛盾がないか、固有名詞や熟語の書き間違えや、間違えた用法をしていないかなどを確認しましょう。
書いている途中には気付けなかったさまざまな問題点が添削によってわかってきます。
また、ある程度時間が経ってから見直すことで気づけなかった問題が見えてくる場合もあるので、スケジュールに余裕を持ち、2〜3日程度寝かせてから見直してみるのが添削のコツです。
自己PRの添削について詳しく知りたい方は、こちらのページも参考にしてください。
第3者視点で確認してもらうべきこと
自分が書いた文章を自分で添削すると、どうしてもそこには主観的な視点に気づくことができません。
自身にとっては当然のことだと考えて、必要な文章を省略してしまったり、正しいと思いこんでいる漢字や用語のミスを見逃してしまったりする場合もあるでしょう。
そのため、添削の精度を上げるには、第三者の視点で見てもらうのが大切です。
自分への理解を深めるためには、自己分析だけでなく他人の視点から見た他己分析も重要なように、他人の視点を借りることは就職活動の重要なテクニックだといえるでしょう。
また見てもらう相手次第では、表面的な添削だけでなく、自己PRの内容が理解しやすいかどうか、そもそも自己PRの内容が自分に合っているかどうかといった根本的な点についても意見がもらえます。
最もおすすめなのはエージェント
先に述べたとおり、自己PRの添削精度を上げるには、第三者に協力を依頼するのが大切です。
しかし、自己PRの添削を依頼できる適切な相手が、必ずしも身近にいるとは限りません。
また、就職活動においては、自己PR以外にも考えなければいけないことが多いので、添削にあまり時間をかけられない方もいるでしょう。
そういったケースでは、就活エージェントの活用をおすすめします。
就活エージェントは、自己PR作成や添削に関する豊富なノウハウを持っているので、エージェントに相談することで、就職活動全体の効率化が可能です。
大学のキャリアセンターを活用するのもひとつの方法ですが、より企業目線に近い添削を受けたい場合は、就活エージェントを活用すると良いでしょう。
【好奇心旺盛で自己PR】まとめ
今回は、自己PRで好奇心をアピールする際のポイントをご紹介しました。
好奇心があることは、強みでもある一方で適切な方法で自身の良さを採用担当者に伝えなければ短所として捉えられてしまうこともあります。
上手にアピールできるように正しい自己PR法をチェックして対策していきましょう。
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