- 人事に良い印象を与えられるガクチカの書き方
- ガクチカが必要な理由
- ガクチカの見つけ方
- ガクチカの文章をこれから書く人
- ガクチカが思いつかない人
- ガクチカの例文を読みたい人
就活を成功させるためには、質の高いガクチカを作成することが必要不可欠といえます。
しかし、エピソードが思いつかない人や「どのように言語化すれば良いのかわからない」と頭を抱えている人も多いでしょう。
そこで今回は、企業の採用担当者に良い印象を与え、内定に近づくためのガクチカの書き方について紹介します。
企業がなぜガクチカを聞いてくるのかについての理由や、思いつかない場合の対策についても詳しく紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
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【ガクチカの書き方】企業がガクチカを聞く理由
まず、企業がなぜガクチカを聞いてくるのかについて理解しておきましょう。
相手側の意図を理解しておけば、それに沿った質の高い文章を作成でき、より良い印象を与えられます。
あなたの人柄を知るため
企業の採用担当者はガクチカについての質問を通じて、あなたがどのような人物であるか、つまり人柄を知ろうとしています。
ガクチカはあなたが学生時代に打ち込んだことについて話すものであるため、あなたがどのようなことに関心があるのか、また関心があることに対してどのような行動を起こせるのかについての「思考」と「行動」のプロセスを知ることを目指しています。
これにより、あなたの人柄について確認し、採用した場合は長きにわたって活躍してくれる人物であるかを確認しているのです。
自社に合った人物か確認するため
自社に合った人物かどうかを確認するというのも、ガクチカにおいて非常に重要なポイントの1つとされています。
先ほど述べたように、ガクチカのエピソードからあなたの人柄を知ろうとしている企業は多いです。
そして、あなたの人柄がその企業に適しているか否かも同時に確認されています。
いくら優秀で、一生懸命に取り組む人物であったとしても、社風に合っていない場合は早期離職してしまう可能性もあります。
ガクチカを聞いて、あなたの人柄が合っていないから即不採用ということはありませんが、合っている人物かどうかは重視されていると思っておいた方が良いでしょう。
【ガクチカの書き方】ガクチカがない場合はどうすればいい?
学生時代に特に努力をした記憶が無く、何も思い浮かばないという人も多いでしょう。
そこでここからは、ガクチカが全くないと感じる人がどのような対策をすれば良いのかについて紹介します。
華々しい経験でなくても良い
まず結論として、誰もが驚くような壮大な経験である必要はありません。
ガクチカと聞くと「全国大会で優勝した」「バイトリーダーを務めていた」「長期インターンシップで営業の成績がトップだった」など華やかな経験を想像する人が多いです。
しかし、印象的な経験でなかったとしても、十分にガクチカとしてアピールできるということを覚えておきましょう。
重要なのは、あなたが学生時代に何を頑張り、その頑張りのプロセスはどのようなものであったのかという過程の部分であるのです。
したがって、良い結果が出なかったり、失敗したりしていても、全く問題はありません。
課題に対する実行のプロセスを明確に伝えられていれば、十分に良い印象を与えることは可能です。
自分が学生時代に力を入れたことの中で何が最も魅力的にアピールできるかを考えることが重要であり、失敗したか成功したかについては考える必要はないのです。
自己分析から考える
自己分析はガクチカを見つける上で最もおすすめの対策です。
もちろん「就活を始めるにあたって、自己分析から取り組むべきである」とは、色々な人から口酸っぱく言われているはずなので「もう十分取り組みました」と認識している人が多いでしょう。
しかし、自己分析はいくら取り組んでも問題ないものであり、むしろあなたの想像よりもさらに時間をかけて取り組んで欲しいものです。
むしろ、自己分析が完璧にできているならば、ガクチカがすでに見つかっている可能性が高いです。
ガクチカが見つかっていないということは、自己分析が足りていない可能性があるともいえます。
これまでとは違う方法で自己分析に取り組んでみましょう。
例えば、自分史を利用していた人はモチベーショングラフも使ってみることで、ガクチカが見つかるかもしれません。
そして、結果の大きさではなく、あなたが学生時代に最も時間をかけて取り組んだものや、モチベーションを維持して取り組めたものについて思い出してみてください。
これにより、ガクチカが見つかる可能性が非常に高いです。
親や友人に聞いてみる
自己分析をしっかり行ったけれど、それでもガクチカが全く思いつかないという人も少なくないはずです。
そんな人におすすめの対策は、親や友人など親しい人に聞いてみることです。
あなたにとっては「頑張った」という認識が無い行動や取り組みであったとしても、他の人からすれば十分に賞賛に値する行為や経験であることは、往々にしてあります。
例えば、資格に合格するための勉強を例に考えてみましょう。
「勉強することが当たり前」だと思っていても、他の人からすると十分に頑張っており、「とても真似できるものではない」と感じられる努力であった場合は、それは十分、学生時代に力を入れたものとしてアピールできるものです。
身近な人に聞くことで、今まで自分が気づかなかった強みに気付けるかもしれません。
また、この質問を通じて自分の強みや弱みについても明確にすることができる場合もあります。
また、強みや弱みについても面接で聞かれることが多いです。
したがって、もし強みや弱みについても言及された場合は、ぜひ書き留めておきましょう。
あなたが一番好きなことを深掘りする
就職活動で使うガクチカでは、印象の良いことを書かないといけない、真面目なエピソードでなければいけないと考えてしまい、思考の幅が狭くなってしまうことがあります。
ガクチカの作成前にそのように思考を狭めてしまうと、自分の強みとエピソードがあまり思い浮かばなくなってしまいます。
強みを考える時には、自分が何が一番好きなことなのかを考えてみましょう。
アニメが好き、音楽が好きなどなんでも良いです。
このことについて聞かれたら何でも答えられるというものを探してみましょう。
なぜそれを好きになったのか、そのことについてどれだけ時間を費やしたのかを考えてみましょう。
どれほど一つのことに熱中し、どれほどの知識を有しているのか、それも自分の強みになるのです。
【ガクチカの書き方】ガクチカを書く際のポイント
続いて、ガクチカを作成するにあたって念頭に置いておきたいポイントを3つ紹介します。
以下の3つを踏まえた上で作成することで、より企業の採用担当者の目に留まりやすい質の高いガクチカを作成できます。
具体的なエピソードを話す
ガクチカを書く際は曖昧な書き方を避けましょう。
あなたが頑張った過程が重要であり、何について取り組んだのか、一言で話すだけでは不十分です。
なぜそれに取り組もうと思ったのか、取り組みの中であなたはどのようなことをしたのか、得られた学びは何だったのかなど、より掘り下げて話に具体性を持たせることが重要です。
企業の採用担当者は基本的にあなたとは初対面であり、あなたのことは何も知りません。
当然ながらそのエピソードが発生した現場にも居合わせていないため、情景が浮かぶような、分かりやすく情報の多い説明が必要です。
誰が読んでもイメージできるような、わかりやすく具体的なエピソードを話すようにしましょう。
企業で活かせる強みをアピールする
再現性をアピールするには、企業で活かせる強みを伝えられる内容にすることが大切です。
たとえば、学生時代に厳しい部活動を継続してきたというエピソードを伝える場合、長期的なスパンでプロジェクトを実施している企業であれば、継続力という強みのアピールになるでしょう。
成果よりプロセスを重視してアピールする
再現性を伝える要素は成果ではなくプロセスにあります。
たとえば、「アルバイトで売り上げアップに貢献した」という内容を伝える場合、アルバイトで出せた成果が企業でも出せるかどうかはわかりません。
再現性をアピールするには、成果を出すまでにどのようなプロセスを辿ったのかと、プロセスと企業の業務内容との共通点まで伝えることが大切です。
数字を使い客観的で具体的なアピールをする
文章を作成する際は、客観的な視線であることを意識しましょう。
熱意があるあまりに、企業に自分の良さを伝えたいと前のめりになると、どうしても主観的な内容でのアピールになってしまいがちです。
あまりに主観的なエピソードだと、企業は情景を具体的にイメージができず結果としてぼんやりとしたガクチカになってしまいます。
そうなると、論理的思考力がない、文章構成力がないと評価される可能性もあるのです。
そうならないためにも、結果や過程に「○○倍になった」「売上が○○円アップした」など数字を用いてガクチカの結果や過程を述べると表現が具体的になり、聞き手や読み手も内容を理解しやすくなります。
誰が読んでも同じように理解ができるわかりやすさを意識してエピソードを作成しましょう。
企業の要望に合ったエピソードを用意する
ガクチカのエピソードでアピールする際は、入社してからの再現性を重視して構成しましょう。
そのためには、志望する職種で活かせるスキルに関連したエピソードを用意して結び付けることが重要です。
成果や実績を出したという結果ではなく、ガクチカで身に付けたスキルを入社後にどう活かすかなど、企業理念や業務内容にマッチした人材であることを具体的に伝えられると評価が得られるでしょう。
【ガクチカの書き方】ガクチカを書く際のフレームワーク
ガクチカのエピソードをどのように説明していけばよいか、ガクチカの例文を見ながら実践的な方法を学んでいきましょう。
ガクチカの作り方は一見難しそうに感じられるかもしれません。
しかし、基本のフレームワーク(型)のとおりに文章を構成するだけで良いので、実は誰でも論理的で読みやすいガクチカを作ることができるのです。
結論(私は学生時代、〇〇をしていました)
エピソード(私は〇〇で〇〇ということがありました)
問題(その経験で〇〇という問題に直面しました)
行動(私は〇〇と考え、〇〇を行いました)
結果(その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました)
結論. その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております
自分の「アピールしたい強み」「ガクチカに取り上げたいエピソード」さえ用意しておけば、あとはフレームワークのプロセス1〜6にしたがって、穴埋め式に文章を組み立てていけばよいわけですね。
フレームワークの各プロセスについて説明していきましょう。
結論. 私は学生時代〇〇をしてました
まず「結論」で「わたしは学生時代に○○をしていました。」
「○○をして△△に力を入れていました。」
と、これから始まる文章のテーマを簡潔に伝えます。
結論から入ることで、ガクチカで一番言いたいことを的確に相手に伝えることができます。
逆に、結論を最後にもっていき時系列順に説明していくと、ダラダラまとまりのない内容になりがち。
途中で「結局何が言いたいんだ」と相手をイライラさせたり、人事担当者の印象に残りにくいガクチカになりやすいので良くありません。
結論を先に伝える、これはビジネスシーンで説明、報告をする際の鉄則なので、ぜひ覚えておきましょう。
特に、初めの一文はその人の第一印象につながるので、相手の関心をひきつけるよう、冒頭の結論はスパッと明確に伝えることを心がけてください。
エピソード. 私は〇〇で〇〇ということがありました
まず「結論」で「わたしは学生時代に○○をしていました。」
「○○をして△△に力を入れていました。」
と、これから始まる文章のテーマを簡潔に伝えます。
結論から入ることで、ガクチカで一番言いたいことを的確に相手に伝えることができます。
逆に、結論を最後にもっていき時系列順に説明していくと、ダラダラまとまりのない内容になりがち。
途中で「結局何が言いたいんだ」と相手をイライラさせたり、人事担当者の印象に残りにくいガクチカになりやすいので良くありません。
結論を先に伝える、これはビジネスシーンで説明、報告をする際の鉄則なので、ぜひ覚えておきましょう。
特に、初めの一文はその人の第一印象につながるので、相手の関心をひきつけるよう、冒頭の結論はスパッと明確に伝えることを心がけてください。
問題. その経験で〇〇という問題に直面しました
続いて「○○の経験をしていくなかで、△△という問題に直面しました。」
「○○をすることで△△という課題に気づきました。」
など、経験の中で実際に直面した課題、困難、目標を取り上げます。
自身に起こった問題、困難などのネガティブな内容を書くことには、抵抗があるかもしれませんが、華々しい成功エピソードばかりが評価されるわけではないので、事実を明確に伝えましょう。
ガクチカで人事担当者がチェックしたいのは「困難が起きたときに乗り越える力を持っているかどうか」です。
「問題」は、取り組みの前後で自身にどのような変化、成長をもたらしたのかを強くアピールするための重要なプロセスなので、うそをつかず正しく表現しましょう。
行動. 私は〇〇と考え〇〇を行いました
「問題」で提示した困難や目標をクリアするため、実際にどのような行動をとったかを伝えます。
問題に直面したことで、どのような発見があったか、どのような工夫や努力をしたか、それによって自身や周りの状況にどう変化が起こったのか説明します。
その際、単に「がんばった」「努力した」などの抽象的な表現はNGです。
「どうがんばった(努力した)」まで、自分の言葉を使って具体的に説明してください。
問題をどう乗り越えたかしっかり説明することで、企業に対し「どのような価値観を持って仕事に臨むことができるか」「その企業が必要とする能力を持っているか」をより強くアピールすることができます。
結果も大切ですが、ここは企業がチェックしたい重要なプロセスですので、具体的なワードを盛り込んで、人事担当者の心をつかむ内容に仕上げましょう。
結果. その結果〇〇となり〇〇に大きく貢献しました
今回のエピソードによって自身がどのような強みを身に付けたのか伝えます。
まず「その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました。」と、行動から得た成果を明確に記載します。
ここでは「売り上げが〇倍になった」「1位を獲得した」「目標○○を達成した」など、数値や順位を取り上げて成果をアピールするのがポイント。
より説得力が高まります。
結論. その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております
ここまでの説明だけですと、ただの自慢話で終わってしまいます。
そのため、最後にそれらの経験を活かして、どんなことで企業に貢献できるのかを伝える必要があるのです。
ただし、ここでもできる限り具体的に述べましょう。
○○の部分でほかの企業でも使い回せるようなものではなく、具体的なプロジェクト名やサービス名を出すと良いです。
【ガクチカの書き方】エピソード別のガクチカ例文
では、エピソード別でガクチカの例文をご紹介したいと思います。
研究室やゼミでの経験
卒業するためにほぼ必須のゼミ活動もガクチカとして利用する人は多くなっております。
ゼミに関する例文①
私は、ゼミのディベートを盛り上げ、全員が参加するような働きかけを行いました。
なぜ、このようなことに取り組んだのかというと、ゼミのディベートで誰も発言しない状況というのは、非常にもったいない時間を過ごしていると思っていたからです。
具体的に何をしたのかというと、とにかく最初に発言をすることを心掛けました。
そして、わざと全員が反応するような言い回しをし、いい意味でも悪い意味でも場を荒らして議論を活発化させました。
その結果、ゼミのディベートで全体の発言数が増え、授業の70分間常に議論ができるゼミになりました。
この一連のことで学んだことは、行動の重要さです。
行動することで何かが変わります。社会人でもまず行動を大事にし、貴社で活躍したいと思います。
ゼミに関する例文②
私が大学生活で最も力を入れたことは金融金庫後援のビジネスプランコンテストです。
これは1チーム4-6人で約20チームが参加し、ビジネスプランを発表してその実現性やアイデア性を評価するというものです。
私が所属しているゼミでは毎年このビジネスプランコンテストに出場しており、もちろん私のメンバーも優勝を目指して約2ヶ月間毎日のようにグループワークを繰り返していました。
時には優勝するという目標のために意見がぶつかることもありましたが、そんな時には妥協ではなく納得を目指して全員で徹底的に話し合うと決めていました。
本番2週間前にアイデアを変更したり、最後まで優勝にこだわったものの、結果としては2位に終わってしまいましたが、全員が納得するまで取り組んだため不思議と満足することができました。
私は主にプレゼンの資料作りを担当しており、この経験から誰かに何かを伝える際の準備の大切さや相手の気持ちを想像してそれに合わせた提案をすることの大切さを学びました。
御社に入社後はこれらの学んだことを活かして営業としてお客さまに最適な提案ができるように尽力していきたいと考えています。
大学で学業に励んだ経験
次に勉強についてのガクチカ例をご紹介します。
私は経理の勉強を行い、簿記2級を取得しました。
経理の勉強をしたいと思ったのは、経済学部に入学し、お金の知識を習得したいと考えたためです。
また、その実務的な知識を得るためには、簿記資格を取得するのが、最も手っ取り早いと感じ、この方法を選択しました。
簿記2級を取得するために、毎日3時間の勉強時間を確保することを心がけました。
大学生なので飲み会もアルバイトもあります。
それでも毎日勉強時間を確保し、日々の勉強を継続させ、簿記2級取得に至りました。
ここから学んだことは、資格で得られたお金の知識と時間のコントロール術です。
特に時間のコントロール術は、働き方改革が進んでいる現状において、必要な能力だと感じます。
時間を無駄にしない仕事術を生かし、社会人としても活躍したいと思います。
留学での経験
私は英語がとても苦手で、高校時代のテストでは5割取れていればよくできた方でした。
大学受験も英語なしのところを選んで進学しました。
ところが、日本と海外を行き来してビジネスをしたいと強く思うようになり、その動機は当時流行っていたドラマを見た影響によるものでした。
ドラマの主人公のようになりたいと夢中になって勉強し、大学3年のときにはオンライン留学という手段も考えましたが、思い切って1年間の留学を決意しました。
初めての海外で初めての一人暮らしだった私は、交通機関の時刻表の読み方もわからない状況でしたが、得たものは多く、数カ月後には語学の勉強が面白いと感じるようになっていました。
留学先では自分から積極的に話しかけるようにし、日本オタクの友人を紹介してもらってドラマの話で盛り上がったり、映画鑑賞のイベント企画を主催したり活動的に過ごしました。
帰国してからも留学に挑戦したことがモチベーションとなって、留学前600点だったTOEICの点数が8割近い780点まで上がりました。
現在進行形でオンライン授業による英語の勉強を続けており、海外で通用する語学力を身につけて将来は外資系企業で働くことが目標です。
これまでの経験で身につけた語学力とコミュニケーション能力を活かして、グローバルに展開している貴社に貢献したいと考えています。
資格を取得した経験
私は大学生活で資格の取得に力を入れていました。
大学入学当初、志望校に行けなかったという挫折経験から目標を失ってしまい何事にもやる気を持てなくなってしまいました。
その中で、今の大学に入学したからこそできたことをやろうと考えるようになりました。
志望校には落ちてしまったものの今の大学では成績は上位にいたため、自分の好きな勉強ができるのは他の人とは違った自分にしかない特徴だと考え、その時間を活用して資格を取得しようと考えました。
現在では、難しいとされている簿記準1級やTOEIC800点など、幅広く多くの資格を取得できました。
この経験から私は、その時の状況に合わせて最善の判断を下す判断力と、目標達成のための適切な戦略を立てる力を身につけました。
御社に入社後には、これらの経験をもとにプロジェクトの戦略から実行まで貢献したいと考えています。
受験勉強で努力した経験
私は大学受験に向けて受験勉強に力を入れて頑張りました。
大学受験を1年後に控えた時点で、私には志望校に合格できるだけの学力が足りていないことを担任から告げられました。
負けず嫌いの私は焦って受験勉強を始めますが、苦手な教科の成績はどれだけ努力しても点数は伸びず悔しい思いをしました。
受験対策問題を何度も解くことはもちろんですが、気分転換に自分で問題を作って解いてを繰り返してみるとかなり手応えが感じられて効果的なことに気づいたのです。
出題者側の立場になって問題を考えることで勉強が楽しく面白いと感じるようになり、苦手な分野でも興味を持って取り組めるようになりました。
貴社に入社できた暁には、受験勉強で身につけた真面目さや機転を利かせられる長所を活かして貢献したいと考えています。
リーダーとしての経験
私は学生時代、リーダーとして食品加工の研究に力を入れて頑張りました。
その理由は、物価の高騰で家庭ごとの教育や医療などに使える費用の割合が減っているのを知ったことをきっかけに、多くの人に低コストで安心・安全な食品を提供したいと考えるようになり、将来は食品加工の研究職に就きたいと思ったからです。
人間が幸せに生きていくためには身体の健康は欠かせません。
それを実現させるためには健康志向が高く安心・安全な食品が不可欠ですが、できるだけ多くの人に食べてもらうために低コストであることも重要です。
そこで注目したのが大豆ミートで、私がリーダーとなってポーク・チキン・ビーフと3種類にチームを分け、それぞれで研究を進めるよう指示しながら共有できそうな情報を報告会で出し合ったり、試食会を定期的に開催したりしながらプロジェクトを進行させました。
研究が行き詰まってモチベーションが下がらないよう、常にポジティブな言葉を使うことを意識したり、ストレス発散のために毎日15分間限定で研究と全然関係のない話を全員でしたりとメンタル面のサポートにも力を入れました。
私はステーキのような肉のかたまりを再現する技術の開発に従事していましたが、活動している中で教授から貴社の技術開発力を聞いて興味を持ったのが応募のきっかけです。
在学中には研究課題を達成できませんでしたが、入社できた暁には研究で得た経験を活かして目標を実現させるために貢献したいと考えています。
アルバイトでの経験
まずは、ガクチカの王道であるアルバイトの例文について、塾講師のアルバイトというエピソードをもとにご紹介したいと思います。
他にもアルバイトをウリにして就活を行おうと考えている学生はぜひこちらの記事も参考にしてください。
飲食店のアルバイト①
私はファミリーレストランで4年間アルバイトをしていました。
アルバイトリーダーとして、接客スキルや職場の雰囲気を改善に導きました。
その結果、足を運んでくださるお客様が増え、お店の売り上げに貢献できたのです。
私がアルバイトを始めたころは、ただ同年代のアルバイト仲間とわいわい過ごすのが楽しいという感じで、基本的な接客はできていませんでした。
しかし、あるとき、お客様から「接客態度が良くない」とクレームを受け、学生気分できちんと仕事をしていなかったことを反省しました。
それから苦手だった笑顔、敬語、ビジネスマナーの勉強を頑張ってアルバイトに臨むと、お客様から笑顔で「ありがとう」と言ってもらえるようになり、接客がとても楽しくなってきました。
バイトリーダーになってからは、懇親会を開いたり一緒に笑顔の練習をしたりして、アルバイト仲間のモチベーションを高める努力をしました。
すると、スタッフ同士の連帯感が高まり、職場全体に活気が出て、お客様からのクレームもなくなりました。
私は4年間のアルバイトから、気持ちの良いコミュニケーションが職場の環境を変え、スタッフの働くモチベーションを高めるのだと学びました。
この学びを貴社の業務に活かしていきたいと思っております。
飲食店のアルバイト②
私はレストランでのアルバイトを通して、接客スキルとチームワークの重要性を学びました。
最初はお客様とのやり取りが苦手で、思うように接客ができませんでしたが、次第に笑顔や敬語、細やかな気配りを意識するようにしました。
また、スタッフ間のコミュニケーションがうまく取れていないことにも気づき、積極的に声をかけ合うことで業務のスムーズさを改善しました。
その結果、職場の雰囲気が良くなり、お客様からの評価も向上しました。
この経験から、コミュニケーションが職場環境とサービス向上に大きく寄与することを学びました。
ビールの売り子のアルバイト①
私はビールの売り子のアルバイトで、1か月で個人の売り上げを2倍に伸ばした経験を持っています。
野球が大好きという理由で始めた憧れのアルバイトでしたが、重いビールサーバーを背負って階段を行き来する仕事は予想以上に過酷なものでした。
ビールサーバーを背負っているだけでも疲れ、そのために表情も暗くなり、呼ばれたお客様のもとへ素早く移動もできず、なかなか売り上げを伸ばすことはできませんでした。
そこでまずは体力を付けようと思い、スポーツジムに入って体を鍛えることにしました。
すると楽に動けるようになり、明るい笑顔と大きな声でスムーズな接客ができるようになりました。
体力も仕事の資本です。
仕事をきちんとこなすためには、自己の健康管理や万全な準備も必要なのだと学びました。
この経験を、体力と笑顔が資本となるCAの仕事に活かしたいと思っております。
ビールの売り子のアルバイト②
ビールの売り子のアルバイトでは、最初は体力面での厳しさに戸惑いましたが、売り上げを伸ばすためには体力だけでなく、戦略的な接客が必要だと考えました。
お客様のニーズに素早く応じるため、忙しい時間帯やエリアごとの傾向を観察し、効率よく動くことに努めました。
また、常に笑顔を忘れず、お客様に好印象を与えることでリピーターも増やしました。
この工夫が功を奏し、1か月で売り上げを2倍にすることができました。
居酒屋のアルバイト
私は居酒屋でアルバイトをし、競合店の多いエリアにおいて1年で200 %の売り上げアップに貢献しました。
アルバイト先の居酒屋はアットホームな地域密着型の焼き鳥屋で、周辺に新しくフランチャイズ店ができるとお客様が減ってしまうので寂しい気持ちになっていました。
アルバイトの立場でしたが、何とかしなければ競合店に負けてしまうと危機感を持った私は、店長に相談して集客に力を入れる対策を始めました。
それは、SNSからおもしろい動画でメニューを紹介する、海外に外国語でアピールするというものです。
自分なりに活動を続けたところ、徐々に若い方やインバウンドの方が足を運んでくださるようになり、またお客様がSNSでお店の情報を発信してくださることで「味のあるお店」として知名度と売り上げが大きくアップしました。
小さなお店ならではのフットワークを活かせば、大型店にも勝つことはできるのだと確信したエピソードです。
社会人になっても、創造力、柔軟な価値観を持って企業の発展に貢献していきたいと思います。
塾講師のアルバイト
私は、個別塾講師のアルバイトで担当した7人の生徒の成績アップにつとめ、最大で10以上の偏差値をアップさせました。
また、そこで評判が上がり、教室の売上が130%上がりました。
塾講師のアルバイトを頑張った理由として、自身の要領が悪く成績が上がらなかった経験があり、そういった生徒のために力になりたいと思いこのアルバイトを始めました。
上記の成果を上げるために成績が上がらない理由を探り、それぞれ成績を上げるような工夫をしました。
たとえば、日本史の暗記が苦手な生徒の場合、無理やり暗記をさせるより、覚えたいと思えるような内容に工夫しました。
また、歴史の漫画を読むことを進め、歴史の流れをつかみやすくさせました。その結果、自身の授業希望の生徒が増え、バイトリーダーへの昇格にもつながりました。
これらの経験を通じて人を動かすための方法を学びました。
人が動くためには、それ相当の理由がなければ動きません。
その人が動く理由を探し、動いてもらうよう促すための情報収集と対応は、営業等での仕事でも生きてくると思います。
サークルでの経験
サークル活動からも評価されるガクチカは作成できます。
ここでは、定番のテニスサークルをもとに例を挙げてみたいと思います。
他にもサークルに関する記事はこちらを参考にしてください。
私はテニスサークルの部長になって20人の新入生の勧誘に成功しました。
その背景として、年々メンバーの確保に苦労し、サークル存続の危機を感じていたからです。
そのために何をしたのかというと2つのことです。
1つは自身のサークルの売りを明確にしたこと、もう1つはサークル勧誘のビラ配りのやり方を変えたことです。
サークルの売りを伝えるとき、楽しいサークルということを伝えてはいましたが、いまいち、明確なコンセプトがありませんでした。
そのため、自分たちの売りである素人でも楽しめる、テニス以外のイベントも楽しめるなど、他のサークルにはないことを明確にしました。
加えて、ビラ配りの最前列を確保しながら、分散させてみんなでビラ配りをし、多くの新入生にビラをもらってもらえるようにしました。
その結果、これまで5人新入生が入れば上々だったにも拘らず、20人の新入生を確保することに成功しました。
上記のことで学んだのは、考えて行動することです。
目的を達するために何をすればよいのかを考え、実際に動く大切さを学びました。
この課題の洗い出しとその課題解決のための行動は、顧客の課題解決を行ってお金をもらうという、社会人になっても生きる考え方と行動だと考えています。
部活での経験
部活、特に体育会系の方は、非常に新卒採用でも企業から人気があります。
部活のガクチカ例は、以下の通りです。
他にも部活に関する記事はこちらを参考にしてください。
私は、陸上の5,000Mの大会で自己ベストを1分半縮めました。高校時代から陸上が好きで、大学でも自分のベストを超えたいと考え継続しました。
この記録を出すために、とにかくハードワークを心がけました。朝練習、本練習、自宅での筋トレなどとにかく4年間ハードワークをこなしました。
その結果、高校卒業では16分半程度だった5,000Mのタイムだったのですが、念願だった14分台を出すことができました。
この一連で学んだことは、努力は嘘をつかないということです。
努力を積み重ねていけば必ず何かしらの成果を見いだせることをこの一連の結果の中で学びました。
社会人においても常に努力をし、ハードワークをこなすこと、これを大事にして行きたいと思います。
大学より前の経験
中学時代から人前で目立つことが好きだった私は、高校に進学すると1年生から卒業までの学園祭では毎回バンドを組んで演奏してきました。
高校は3学科9クラスありましたが、全てのクラスに顔を出してメンバーを集め、自分をリーダーとしてスリーピースバンドを結成しました。
練習はアルバイトや各々の都合で週に1回集まれるかどうかでしたが、問題は大きな音を出しても迷惑をかけない練習場所の確保です。
田舎の地域なのでスタジオなど近くにはなく、それでもどこかないかと近所の人に聞いて回ってみると、昔ピアノ教室で使っていた防音の部屋を無料で貸してくれる方と出会えたのです。
遅い時間に練習できなかったり長い時間は使えなかったりといった制約はありますが、大音量で練習できるため私もメンバーも大満足でした。
そうして高校3年生になると、バンド活動をしたいという後輩がアドバイスを求めてきたり、頼りにしてきたりといった機会も増え、面倒を見るようになっていきました。
貴社に入社できた暁には、面倒見の良さやリーダー経験を活かして会社に貢献できればと考えています。
長期インターンとしての経験
長期インターンは、ガクチカとして十分に存在感のあるテーマです。
長期インターンに参加し、テレアポ業務に1年間取り組みました。
私は業務を通して、営業に必要な「お客様目線での提案力」を習得できました。
こちらの業務は、新規開拓に向けて不動産会社へ電話をかけ、契約に取り付けるというものでした。
しかし、緊張から言葉に詰まってしまい、まったく成果が出ませんでした。
断られるばかりで意気消沈し、仲間のインターン生が辞めていくのを見て、自分も何度も逃げ出したい気持ちになりました。
しかし、成績の良い社員のトークに惹かれ、断られないトーク法があるのか尋ねたところ、相手の目線で提案することを教えてくれました。
そこで、今までは相手に対し最適な提案をしていなかったことに気付き、相手の心理を読みながらトークを進めていくようにしてみました。
すると契約がどんどん取れるようになり、1年後にはインターン生の中でトップの成績を収めることができました。
辞めずに最後まで頑張って良かったと思います。
この経験で得た自信と提案力を武器に、御社の営業部門で精進していく所存です。
個人活動や趣味に関する経験
ゼミやアルバイトだけでなく、一人で行う活動もあります。
SNS活動
私は大学生活で主にInstagramでのインフルエンサーを目指し活動していました。
服に興味を持っていて情報収集を雑誌などではなくSNSで行っている大学生をターゲットにして自分や周りの友達のコーディネートを紹介していました。
投稿する時間帯やいいねの数やリーチ率などの数字から分析とPDCAを繰り返すことでアカウント開設から半年で1万人のフォロワーを獲得することができ、多くの人に価値を感じてもらっています。
この経験から、私はマーケティングに興味を持ちました。
徹底的に顧客のことを考えて、多くの情報が数字として現れてそれを改善していくということを楽しいと感じました。
やっていることは地味ですが、成果につながった時に大きな達成感があります。
御社に入社後はこれらの分析能力を活かしていきたいと考えています。
音楽活動
私は大学生の頃にバンド活動に最も力を入れていました。
デビューを目指して自分たちで曲を作ってライブハウスに出演したりCDを作成・販売したりしていました。
しかしやはり簡単な世界ではなく、何人かファンだという方はできたものの、就職を機に解散してしまいました。
私はこの経験から営業活動の重要性を感じました。
「いい曲を作れば売れる」と信じてひたすら曲を作って練習してライブハウスに出演していたものの、自分たちでそれらをYouTubeに出したりSNSで発信したりしていませんでした。
解散してから就職活動の一環で御社の〇〇さんにOB訪問をした際にそうした営業活動をしなければいいものも売れないとアドバイスをいただき、それから営業活動について自主的に調べるようになりました。
するとどんどん興味を持つことができ、御社の営業活動に他社とは違った魅力を感じるようになりました。
御社に入社後は持ち前の行動力を活かして営業活動に力を入れていきたいと考えています。
ボランティアの経験
最後にボランティアに関する例文を紹介します。
ボランティアは人のためにというFor You精神をアピールできます。
また、人とは違ったアピールになるため、ぜひガクチカにボランティアの経験を盛り込んでみてはいかがですか?
他にもボランティアの記事をお探しの方はこちらの記事を参考にしてください。
就活の面接でボランティア活動をアピールする際のポイント
私は、1年間NGOのインターンに参加しホームページの更新の仕事を頑張りました。
きっかけは特になく、国際協力という言葉の響きがよかったのでチャレンジをしてみようと考えました。
このとき大事にしたのが、とにかくあらゆる情報を収集することです。
そのため、新聞を日々読み、仕事にかかわる情報収集を大学の図書館で行いました。
この一連のことで具体的な成果を挙げたわけではありませんが、知ることの重要さを学びました。
あらゆる問題には理由があり、それを知ることで知見が広がり、世の中を知ることができます。
私は、知的欲求が非常に強いため、物事を知ることを大事にしながら積み重ねの仕事ができると考えます。
即戦力にはなれないかもしれませんが、行動と行動のための知識習得を常に行い、長期的に活躍できるようになれると考えております。
【ガクチカの書き方】気をつけたいガクチカのNGパターン
ここまで、エピソード別のガクチカの例文を紹介してきましたが、ガクチカの内容によってはマイナス評価になってしまうケースがあります。
良い内容が書けていても、テーマが原因でマイナス評価になってしまう可能性があるため、ガクチカのNGパターンについてしっかり把握しておきましょう。
誇張しすぎたエピソード
自分をアピールしたいがために、内容を誇張しすぎるのもやめておいた方が良いでしょう。
面接官はさまざまな学生を見てきているため、内容に嘘や誇張が混ざっていると簡単に見抜かれてしまいます。
また、入社後のミスマッチを避けるためにも、エピソードを誇張して伝えるのはやめましょう。
高校以前の古いエピソード
ガクチカの例文として高校時代のエピソードの例文を紹介しましたが、場合によっては「大学時代に何もしていなかったのではないか」と思われる可能性もあります。
高校以前のエピソードを伝えるのは大学時代のエピソードを伝えた後、他のエピソードも求められた場合にした方が良いでしょう。
実績がない趣味のエピソード
学生時代、趣味に時間やお金を費やしたという人は多いでしょう。
しかし、趣味に関するエピソードから企業で活かせる能力をアピールするのは難しいです。
よほどの実績を残していない限りは、趣味のエピソードを伝えるのはやめておいた方が良いでしょう。
世間一般にイメージが良くないエピソード
世間的に、あまりよくないイメージを抱かれているようなエピソードは避けるのが無難です。
たとえば、パチンコや競馬などのギャンブル、金銭目的の勧誘などの経験をガクチカとして伝えてしまうと、企業に良くない印象を与えてしまう可能性があるでしょう。
【ガクチカの書き方】ガクチカを書く時の注意点
入社してから活躍できるスキルや長所をわかりやすく挙げて、企業に貢献できることや将来性があることをアピールできるように書きましょう。
ガクチカは主観的すぎると周りが見えていない自己満足な内容になってしまうため、客観的な視線を意識して具体的に書くことがポイントです。
ここでは、ガクチカを書く時の注意点を紹介します。
専門用語は使わない
特定の業界の人にしか理解できないような、専門用語の使用も避けましょう。
長く一つの業界にいればいるほど感覚が鈍ってしまいますが、あなたにとっての当たり前がほかの人からしたら当たり前でないということを改めて頭に入れてください。
面接官はほとんどの場合、初対面であり、あなたのバックグラウンドを何も知りません。
それなのに、「知っていて当然」かのように専門用語を発するのは企業に対して失礼にもあたります。
また、マニアックな項目や専門用語の説明に字数を割くと、一番大切な取り組みや努力の過程の描写が疎かになるおそれがあります。
企業の事業領域と専門用語の分野がある程度重なるエピソードであれば特に問題ありませんが、避けたほうが無難でしょう。
嘘をつかない
当たり前のことですが、企業にインパクトを残そうと思って嘘をついてはいけません。
採用担当者は、何百人もの学生を見てきているプロです。
嘘は基本的にバレると思ってください。
運良く書類選考を突破したとしても、後の面接で深堀りの質問をされていくうちに高確率でボロが出てしまうでしょう。
また、仮にその嘘が評価されて採用されてしまった場合には、企業の求める人物像と自分が本当はマッチしていないことになりますから、入社後に苦労することになります。
自分を良く見せたいという気持ちはわかりますが、そのための嘘はあなたのためにも企業のためにもなりません。
ありのままの学生時代のエピソードから自分の良さを最大限にアピールしてください。
掘り下げられることをを想定して準備をしておこう
ガクチカで一番頑張ったことをどんなに完璧に考えても、ほぼ例外なく質問はされます。
むしろ突っ込まれるということは、興味を持ってもらっている、もっと知りたいと思われていると考えていいでしょう。
そのため、突っ込まれることを恐れてはいけません。
むしろ歓迎し、どんなことで突っ込まれるのか想定しておくことが重要です。
掘り下げられるポイント
では、どんな点が突っ込まれるのかという点について合わせてご紹介します。
基本的には、5W1Hにかかわること、つまり
なぜ
どうやって
何が
どれくらい
いつ
どこで
誰が
ということです。
たとえば、上記のサークルで新入生がこれまで入らなかった背景として「売り」がないと思ったのは「なぜ」なのでしょうか、という質問がされます。
また、ビラの枚数を今まで何枚刷っていて、今回は「何枚」刷ったのかという質問ができます。
基本的に質問は、すべて5W1Hをベースに考えますので、どのような質問が想定されるかを考えておくと良いでしょう。
正直に答えられればOK
ガクチカは、正直に答えられることが一番大切です。
そのため、ガクチカでは嘘をつかない・矛盾しないことに気を付けましょう。
正直に回答していれば、掘り下げられてもその場できちんと回答することができます。
咄嗟に嘘をついてものちのちぼろが出てしまいますから、不利になるかも…という不安があっても正直に回答しておくべきです。
企業から掘り下げられることに対応するには、エピソードにおいて、感じたことや自分の考え方など、自分の人柄に関する点を洗い出しておくと良いです。
【ガクチカの書き方】ガクチカは複数用意しよう
ガクチカは一つ作成するだけでも、かなりの労力を要します。
作成が終わると達成感を感じてしまうことがあるでしょうが、ガクチカは一つだけでなく複数作成することをおすすめします。
ガクチカを多く作成しておくことで得られるメリットがあるからです。
たとえば、ガクチカは自分の強みを考える作業なので、自分の強みを多く知ることで自信につながります。
面接の時に自己PRを2つ、3つ聞かれても、答えることができるようになるでしょう。
次にガクチカを複数作成する最大のメリットを2つ紹介していきます。
企業によって使い分けられる
就活では1社だけ、1業種だけに応募をするということは少ないでしょう。
企業によって、業種によって、面接官が大事にしていることは違います。
ガクチカが一つだけでは汎用性がなく、応募できる企業が限られてしまうおそれがあるのです。
複数ガクチカを作成しておくことで、応募する企業理念や業種に合わせたアピールができるようになるでしょう。
複数のガクチカを作成するポイントとして、すべてのアピールポイントが被らないように注意しましょう。
たとえば学業のガクチカと部活動のガクチカで作成をしたとしても、両方のガクチカのアピールポイントが同じにならないようにするのです。
せっかく作成をしても結局言いたいことが同じでは結局汎用性に欠けてしまいます。
エピソードを増やすことよりも、アピールポイントを増やすことを意識しましょう。
フラットな視点で添削できる
ガクチカを複数作成することで、熟練度が増し、構成に対する理解が深まっていきます。
2つ目、3つ目を作成していくうちに、1つ目に作成したガクチカのより良い構成や表現が思い浮かび、自分で添削できる可能性があるのです。
特に1つ目に作成するガクチカは自分が一番自信のある、一番アピールをしたいエピソードです。
複数のガクチカを作成し、比較することによって1つ目のガクチカの見直しができるのです。
また、複数ガクチカを作る際に、同じエピソードを違う構成、違う表現で書いてみることもおすすめです。
違う角度で書いてみることで、最初には思い浮かばなかった表現や構成が見つかることもあるでしょう。
より良いガクチカを作成するために、ガクチカは何度も作成してみましょう。
【ガクチカの書き方】ガクチカをどうしても書けない人におすすめの対処法
ここまでガクチカの書き方について紹介してきましたが、どうしてもうまく書けないという人も多いでしょう。
ここでは最後に、ガクチカをどうしても書けない人におすすめの対処法を紹介します。
内定者のエントリーシートを参考にする
ガクチカが書けない場合は、内定者のエントリーシートを見てみると良いでしょう。
エントリーシートはインターネット上に公開されています。
選考を通過したエントリーシートを参考にすることにより、通過率の高いガクチカを書くことができるようになるでしょう。
就職エージェントを活用する
これまで多くの学生の就職活動をサポートしてきた就活エージェントでは、ガクチカの添削などを含めた選考対策を行ってくれます。
過去に志望企業を通過した学生が、どのようなガクチカを書いていたのかといったアドバイスを貰えるケースもあるため、活用してみると良いでしょう。
1. 就活市場エージェント
就活市場エージェントは、専属アドバイザーからのサポートを受けることができる就活エージェントです。
選考を通過できるまで何度でも面接対策を実施してもらえるため、アドバイザーと二人三脚で就活を乗り切ることができるでしょう。
内定後も入社するまでサポートしてもらえます。
2. キャリアチケット
キャリアチケットは、さまざまな優良企業を紹介してくれる就活エージェントです。
企業の人事とのコネクションをもっているため、選考に関するアドバイスも的確です。
オンライン面談も実施しています。
3. レバテックルーキー
レバテックルーキーは、ITエンジニアを目指す学生向けの就活エージェントです。
レバテックが運営しているIT専門のエージェントで、業界に詳しいプロに就活の相談ができます。
また、厳選されたベンチャー企業を紹介してもらうことも可能です。
4. キャリセン就活
キャリセン就活は、オンライン面談にも対応している就活エージェントです。
就活に役立つようなノウハウもコンテンツとして提供しています。
就活イベントなども実施しているため、活用してみると良いでしょう。
ガクチカの書き方は例文から学ぼう
ガクチカは、就活においてエントリーシートでも面接でも必ず聞かれる質問です。
しっかり準備をして書き、答えられるようにしましょう。
そのためにはエピソードを洗い出すこと、そしてフレームワークに落とし込むことを大事にし、質問に対する答えを準備しておきましょう。
頑張ったことがないなんて人はいません。
思い出せない人は、たくさんいます。
可視化して思い出し、企業にしっかりあなたという人物を訴え、内定につなげていきましょう。
就職活動で他にも気になる情報は、ぜひ就活市場を活用し、よい就職活動を実現させてください。
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明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート