大学3年12月の就活は何をする?本選考までのスケジュールと対策7選

大学3年12月の就活は何をする?本選考までのスケジュールと対策7選
この記事でわかること
  • 28卒が12月から就活を始めても本選考に間に合う理由
  • 28卒の大学3年生の12月時点での就活状況
  • 12月に大学3年生がやるべきこと7選
  • 12月から3月までの具体的な就活スケジュール
この記事をおすすめする人
  • 12月から就活を始めようとしている28卒の大学3年生
  • 12月の時点で就活をほとんどしていない人
  • 冬インターンや早期選考に出遅れ、本選考に間に合うか不安な人

12月になり、周りが冬インターンや早期選考に進んでいるのを見て、自分は何をすればいいのか迷っている大学3年生もいるでしょう。

大学3年の12月から就活を始めても、本選考には間に合います。

政府が経済団体などに要請している28卒の日程では、広報活動の開始が大学3年の3月1日以降なので、12月からでも約3か月の準備期間があるためです。

ただし、12月は冬インターンの開催や早期選考が重なり、年末には企業の動きが止まる時期でもあります。

12月は、冬インターンへの参加と選考対策を進めながら、年末年始の休みを準備の仕上げに使うことが大切です。

28卒の最新の就活状況を踏まえ、12月からでも本選考に間に合わせるためにやるべきことや、3月までの就活スケジュールを具体的に解説します。

目次[目次を全て表示する]

大学3年生の12月の就活はどんな時期?

大学3年生の12月は、冬インターンの開催や早期選考が進む一方で、本選考に向けた準備を本格化させる時期です。

夏や秋から就活を始めた学生の中には、すでに企業の選考に参加している人もいます。

一方、冬インターンや企業説明会を通じて業界研究を進めたり、これから本選考の準備を始めたりする学生もいます。

ここでは、28卒の調査データも踏まえて、大学3年生の12月時点での就活状況を解説します。

大学3年生の12月時点での一般的な就活状況

28卒の就活では、大学3年生の夏までにインターンシップなどのキャリア形成活動に参加した学生が多く、企業との接点を持つ時期が早まっています。

株式会社マイナビが2026年10月23日に公表した調査によると、28卒の大学生・大学院生のうち、2026年4月から9月にインターンシップなどのキャリア形成活動に参加した学生は82.7%でした。

この数値には、インターンシップだけでなく、オープン・カンパニーなどのキャリア形成活動も含まれています。

また、株式会社学情が2026年6月22日〜7月3日に企業・団体450社を対象に実施した調査では、28卒の採用選考を大学3年生の12月までに開始する予定の企業が68.4%にのぼりました。

同調査では、12月までに内々定を出し始める予定の企業も47.3%となっており、企業側の採用活動が早期化していることがわかります。

ただし、これらは企業の選考開始時期と内々定出し開始時期を示した数値であり、28卒の学生の内定率を表すものではありません。

選考を開始している企業でも、その後に新たな募集を行う場合があります。

そのため、12月の時点で選考経験がなくても、今後の本選考に向けて十分な準備を進めることが重要です。

冬インターンの開催と1月以降の募集が進む

12月は、冬インターンが開催されるとともに、1月から2月に実施されるプログラムの募集が進む時期です。

夏や秋のインターンに参加できなかった学生にとっても、冬インターンは企業理解を深める機会になります。

冬のプログラムには、複数日間の就業体験を含むインターンシップだけでなく、半日や1日で参加できる企業説明会、オープン・カンパニーなどもあります。

これらは目的や実施内容が異なるため、参加前にプログラムの詳細を確認しましょう。

プログラム 主な目的
インターンシップ 実際の就業体験を通じて仕事内容を理解する
オープン・カンパニー 企業や業界について情報を得る
社員座談会 社風や働き方について理解を深める
業界研究セミナー 業界の特徴や企業間の違いを知る

例えば、志望業界が決まっていない人は複数企業のオープン・カンパニーに参加し、仕事内容を詳しく知りたい人は就業体験を含むインターンシップを検討するのがおすすめです。

また、1月以降に開催されるプログラムでも、応募締切が12月に設定されている場合があります。

参加したい企業の募集を見逃さないように、開催日だけでなくエントリー締切も確認しておきましょう。

一部の企業で早期選考が進む

12月は、冬インターンの開催と並行して、一部の企業で早期選考が進む時期でもあります。

早期選考とは、一般的な採用スケジュールよりも早い時期に実施される選考のことで、インターン参加者向けの特別選考や、企業独自の日程で行われる選考などがあります。

先ほど紹介した学情の調査でも、28卒の選考開始時期は大学3年生の10月が16.4%で最多、次いで12月が10.9%、11月が9.8%でした。

この結果からも、年内に採用選考を開始する企業が一定数存在することがわかります。

早期選考に参加すると、本選考より前に面接やWebテストを経験できる場合があります。

ただし、早期選考の案内を受けていないからといって、すべての企業への応募機会がなくなるわけではありません。

12月から就活を始める人は、現在応募できる早期選考と、今後募集が始まる本選考の両方を確認しておきましょう。

大学3年生の12月の行動が就活に影響する

大学3年生の12月は、年明けから本格化する就職活動に向けた準備期間として非常です。

この1カ月間でどれだけ自己分析や企業研究、エントリーシート作成の基礎を固められるかが、今後の展開を大きく左右します。

もし早期選考の波に乗り遅れてしまったと感じていても、今から気持ちを切り替えて行動を起こすことで十分に挽回は可能です。焦って闇雲に応募するのではなく、残された応募機会を冷静に確認しながら、本選考に向けた対策を一つひとつ丁寧に進める姿勢が求められます。

12月の行動量が春以降の自信につながることを意識して過ごしましょう。

大学3年生の12月からの就活は遅い?

12月から就職活動を始めることに対して、スタートが遅れてしまったのではないかと不安を感じる学生は多いです。

しかし結論から言えば、12月からのスタートでも28卒の本選考には十分に間に合う可能性が高いです。

その根拠として、政府が主導する就職活動のルールにおいて、広報活動の開始は大学3年生の3月1日以降、採用選考活動の開始は大学4年生の6月1日以降と定められていることが挙げられます。

多くの日系大手企業はこのスケジュールに沿って採用活動を行うため、3月の情報解禁までに準備を整えておけば本選考のスタートラインには立てます。ただし、外資系企業や一部のベンチャー企業など、すでに早期選考を終えて採用枠を埋め始めている企業があることも事実です。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

自分が志望する業界や企業の採用スケジュールを速やかに確認し、残された期間で何を優先して準備すべきかを明確にすることが不可欠です。

焦らず、かつ迅速に行動計画を立てて実践していきましょう。

12月に大学3年生がやること7選

12月に大学3年生がやることは、次の7つです。

冬インターンへの参加と応募を軸に、ESとWebテスト、面接の準備を並行して進める順番が、時間の限られた12月の就活に向いています。

7つすべてを同時に完璧にする必要はなく、締切の近いものから順に進めましょう。

Point
  • 1月以降の冬インターンと早期選考の締切を確かめる
  • 冬インターンに参加して企業の理解を深める
  • 自己分析を見直して就活の軸を固める
  • ESの基本の文章を仕上げる
  • Webテストの対策を進める
  • 面接の練習を始める
  • 3月に向けてエントリーする企業の候補を挙げる

1. 1月以降の冬インターンと早期選考の締切を確かめる

最初にやることは、1月以降に開かれる冬インターンと早期選考の締切を確かめることです。

12月に締切を迎える1月開催のプログラムも多いため、年末の休みに入る前に応募を済ませておく必要があります。

締切を確かめるときは、気になる業界や企業を10社ほど挙げ、締切の近い順に並べます。

締切までに準備が間に合うかどうかを見て、年内に応募する企業と、年明けに応募する企業に分けておくと、やるべきことがはっきりします。

締切を一覧で見られる締切カレンダーを使うと、企業ごとに採用ページを開く手間を省けます。

28卒の冬インターンの締切は、次のカレンダーで確認できます。

締切の日付だけでなく、ESの提出かWebテストの受験かなど、締切までに必要な準備もあわせて書いておくと、取りこぼしを防げます。

28卒の冬インターンの締切カレンダー

2. 冬インターンに参加して企業の理解を深める

2つめは、冬インターンに参加して企業の理解を深めることです。

インターンでは、採用ページだけでは分からない仕事の進め方や社員の雰囲気を知ることができ、志望動機の材料になります。

参加するときは、事前に企業の事業内容を調べ、当日に確かめたいことを2つから3つ決めておきます。

質問の時間があれば、仕事のやりがいや、入社してから身につく力について聞くと、志望動機を書くときに役立ちます。

参加した日のうちに、感じたことや学んだことをメモに残しておきましょう。

企業によっては、インターンの参加者に早期選考の案内を出すこともあるため、参加後のメールも見落とさないようにします。

インターンが終わったら、お礼のメールを送る必要があるかを案内で確かめ、求められている場合はその日のうちに送りましょう。

3. 自己分析を見直して就活の軸を固める

3つめは、自己分析を見直して就活の軸を固めることです。

就活の軸とは、企業を選ぶときに自分が大切にしたい基準のことで、働き方や仕事内容、身につけたい力などが入ります。

インターンに参加したあとは、楽しいと感じた仕事や合わないと感じた点を振り返ると、就活の軸がはっきりします。

まだ自己分析をしていない人は、これまでの経験から、力を入れたことと、その理由を書き出すことから始めましょう。

うれしかったことや、がんばれた理由を3つほど書き出すと、自分が大切にしている価値観が見えてきます。

自己分析は一度で終わらせず、インターンや選考の経験を重ねるたびに更新していきます。

就活の軸は、働き方、仕事内容、身につけたい力の3つの面から1つずつ書き出すと、企業を比べるときの基準として使いやすくなります。

4. ESの基本の文章を仕上げる

4つめは、ESの基本の文章を仕上げることです。

ESとは、企業に提出する応募書類のことで、学生時代に力を入れたことや自己PR、志望動機などを書きます。

学生時代に力を入れたことと自己PRは、どの企業でも聞かれることが多いため、12月のうちに基本の文章を仕上げておくと、3月以降のエントリーに追われずに済みます。

基本の文章は400字ほどで作り、企業ごとの字数に合わせて削ったり足したりします。

書くときは、結論、取り組んだ理由、行動、結果、学んだことの順にまとめると伝わりやすくなります。

書いたESは大学のキャリアセンターや先輩に読んでもらい、伝わりにくい部分を直しておきましょう。

志望動機は企業ごとに書き分ける必要があるため、基本の文章には入れず、企業研究のメモをもとに応募のたびに作るのがおすすめです。

5. Webテストの対策を進める

5つめは、Webテストの対策を進めることです。

Webテストとは、ESと一緒に、またはその次に受ける適性検査で、言語や計数などの問題が出ます。

Webテストは冬インターンや本選考の選考で使われることが多く、点数が届かないとESの内容にかかわらず先に進めない場合があります。

Webテストには複数の種類があり、企業によって使うものが異なります。

応募先の企業がどの種類を使っているかを調べ、その形式の問題集を1冊決めて、毎日30分ほど解く形が続けやすい方法です。

苦手な分野を先に見つけ、そこを重点的に練習すると、3月までに点数を上げやすくなります。

問題集は同じ1冊を2回から3回くり返すと、出題の形式に慣れて、本番で時間が足りなくなることを防げます。

6. 面接の練習を始める

6つめは、面接の練習を始めることです。

早期選考や冬インターンの選考で面接が行われることもあり、12月から練習を始めておくと年明けの選考に落ち着いて臨めます。

練習では、自己紹介、学生時代に力を入れたこと、志望動機の3つを、それぞれ1分ほどで話せるようにします。

書いたESの内容を声に出して話すだけでも、伝わりにくい部分に気づけます。

面接の練習は、大学のキャリアセンターの模擬面接や、友人との練習を使うと効果的です。

話している様子を録画して見返すと、話す速さや表情など、自分では気づきにくい点を直せます。

オンラインの面接が行われる企業もあるため、カメラの位置や背景、音声を事前に確かめておくと、当日に慌てずに済みます。

7. 3月に向けてエントリーする企業の候補を挙げる

7つめは、3月に向けてエントリーする企業の候補を挙げることです。

3月1日以降は説明会やエントリーが一度に始まるため、12月のうちに候補を挙げておくと、3月に慌てずに済みます。

候補は、志望する業界の大手企業だけでなく、中堅企業やベンチャー企業も含めて20社から30社ほど挙げておくのが目安です。

インターンに参加した企業や、説明会で興味を持った企業から順に書き出していきます。

候補の一覧には、企業名、事業内容、選考の流れ、気になった点を書いておきます。

一覧を年明けに見直し、志望度の高い順に並べ替えておくと、エントリーの優先順位が決めやすくなります。

知名度の高さだけで選ばず、事業の内容や働き方から自分に合うかを考えて候補を挙げることが、3月以降の企業選びの判断の基準になります。

12月前半・後半・年末年始にやることの目安

12月は、前半は冬インターンへの参加と応募、後半は選考対策、年末年始は振り返りと準備の仕上げを中心に進めるのが目安です。

時期ごとに中心にすることを決めておくと、7つのやることを全部同時に抱えずに済みます。

次の表は、12月から年末年始までに進めることをまとめたものです。

時期 中心にすること 終わらせたいこと
12月前半 冬インターンへの参加と応募 1月以降のインターンへの応募、参加した企業のメモ
12月後半 選考対策 ESの基本の文章、Webテストの練習、面接の練習
年末年始 振り返りと準備の仕上げ 自己分析の見直し、エントリーする企業の候補の一覧

締切の近い応募がある場合は、表の順番より応募を優先してください。

12月前半は冬インターンへの参加と応募を進める

12月前半は、冬インターンへの参加と、1月以降のプログラムへの応募を中心に進めます。

年末の休みに入る前に締切を迎えるプログラムが多いため、12月前半のうちに応募を済ませておきましょう。

応募先の一覧には、企業名、プログラムの内容、締切、選考の流れを書きます。

締切の近い企業から順に並べると、どの準備から手をつけるべきかが分かります。

インターンに参加した日は、感じたことや学んだことをその日のうちにメモに残します。

参加後のメモは、志望動機や面接の受け答えの材料になるため、企業ごとに分けて保存しておくと便利です。

1日に1社から2社のESを出すペースを目安にすると、12月前半の2週間で10社ほどに応募できます。

12月後半は選考対策を進める

12月後半は、ES、Webテスト、面接の選考対策を中心に進めます。

年明けの選考や3月以降の本選考に向けて、どの企業でも使える準備をここで固めておきます。

ESは、学生時代に力を入れたことと自己PRの基本の文章を仕上げ、キャリアセンターなどで読んでもらいます。

Webテストは、問題集を1冊決めて毎日続け、苦手な分野を重点的に練習します。

面接は、自己紹介と学生時代に力を入れたことを、1分ほどで話せるように練習します。

大学の授業や試験の予定も見ながら、無理なく続けられる量を毎日決めて進めましょう。

選考の結果が出ている企業があれば、通過したESと落ちたESを見比べ、通過した書き方を残りの応募に生かします。

振り返りの結果を練習に取り入れると、短い期間でも準備の質を上げられます。

年末年始は振り返りと準備の仕上げを進める

年末年始は、これまでの活動の振り返りと、準備の仕上げを中心に進めます。

企業の動きが止まる期間なので、自己分析の見直しや、エントリーする企業の候補の一覧づくりに集中できます。

振り返りでは、参加したインターンや受けた選考ごとに、うまくいった点と直したい点を書き出します。

次の選考で直す点を1つずつ決めておくと、年明けの選考で同じ失敗をくり返さずに済みます。

あわせて、1月以降のスケジュールを書き出し、インターンや選考の日程と、大学の試験の日程が重ならないかを確かめます。

年明けの予定を先に整理しておくと、1月の忙しい時期にも落ち着いて動けます。

振り返りの結果は、応募先の一覧と同じ場所にまとめておくと、年明けに見返しやすくなります。

大学3年の12月から3月までの就活スケジュール

大学3年の12月から3月までの就活は、12月から2月までが冬インターンと準備、3月から本選考の広報活動という流れです。

3月1日以降に企業の説明会やエントリーが本格的に始まるため、それまでに準備を終えておくことが目標です。

次の表は、28卒の大学3年の12月から3月までの主な動きをまとめたものです。

時期 主な動き やること
12月 冬インターンの開催、早期選考、年末の休み インターンへの参加と応募、ES・Webテスト・面接の対策
1月 冬インターンの開催、早期選考 選考対策の続き、エントリーする企業の候補の見直し
2月 冬インターンの開催、本選考の準備 ESの仕上げ、エントリーする企業の絞り込み
3月 広報活動の開始(3月1日以降) 説明会への参加、本選考へのエントリー

(情報ソース:内閣官房「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」)

日程は政府の要請にもとづく目安で、企業によって前後する場合があります。

1月に何をするかは、次の記事でくわしく解説しています。

12月から参加できる冬インターン・早期選考の探し方

12月から参加できる冬インターンや早期選考は、締切カレンダーで1月開催の分まで探すのが効率的です。

12月の時点では12月開催のプログラムの多くが締め切られているため、1月から2月に開かれるプログラムに目を向けると、応募できる企業が見つかります。

また、知っている企業だけを探すと、応募できるプログラムが少なくなります。

ここでは、探すときの2つの方法を紹介します。

探す方法を決めておくと、毎日の応募の判断が速くなり、年末の休みの前に応募を済ませやすくなります。

締切カレンダーで1月開催の分まで探す

冬インターンを探すときは、締切カレンダーで1月開催の分まで探す方法がおすすめです。

締切カレンダーは、企業ごとのインターンの締切を一覧にしたもので、採用ページを1社ずつ開かずに締切を確かめられます。

選ぶときは、締切の近さだけでなく、プログラムの日数や選考の有無も見ます。

年末の休みの前に締切がある企業は先に応募し、ESの準備が必要なプログラムは年明けの締切から選ぶと、無理なく応募を続けられます。

カレンダーは毎日更新されるため、週に2回ほど開いて新しく追加された企業を確かめると、見落としを減らせます。

気になる企業を見つけたら、すぐに応募先の一覧に書き足しておきましょう。

28卒の冬インターンの締切は、就活市場の締切カレンダーで確認できます。

28卒の秋冬インターンの締め切り一覧

1日のプログラムやオープン・カンパニーも候補に入れる

冬インターンを探すときは、1日で終わるプログラムやオープン・カンパニーも候補に入れます。

オープン・カンパニーとは、企業や業界の情報を知ってもらうための説明会やイベントのことで、就業体験を含まないものを指します。

1日のプログラムは選考がないか軽い場合が多く、就活を始めたばかりの人でも参加しやすいのが特長です。

オンラインで開かれるものも多く、授業の合間や年末年始の前後にも参加できます。

ただし、オープン・カンパニーへの参加は、採用選考に直接使われるものではありません。

情報を集める場として使い、選考に進みたい企業は数日間のインターンや早期選考にも応募しておくと、次の段階につなげやすくなります。

参加したあとは、プログラムで知った仕事内容をメモに残しておくと、業界研究の材料になります。

大学3年生の12月からの就活で注意すべき点

大学3年生の12月から就活を始める場合は、本選考までの限られた期間を有効に使う必要があります。

周囲の学生よりスタートが遅いと感じると、焦って多くの企業に応募したり、必要以上に情報収集を続けたりすることもあるでしょう。

しかし、準備の優先順位を決めずに行動すると、ESや面接などの重要な対策が後回しになる可能性があります。

ここでは、12月から就活を始める学生が注意したい3つのポイントを紹介します。

注意したい3つのポイント
  1. 大手企業のみに応募先を絞らない
  2. 体調管理を怠らない
  3. 情報収集だけで終わらせない

大手企業のみに応募先を絞らない

12月から就活を始める場合は、大手企業だけに応募先を絞りすぎないようにしましょう。

大手企業の中にも3月以降に本選考の応募機会を設ける企業はありますが、選考時期や応募条件は企業によって異なります。

知名度の高い企業だけを志望していると、応募できる企業数や実際の選考経験を積む機会が限られる場合があります。

そのため、大手企業だけでなく、中堅企業やベンチャー企業、BtoB企業などにも目を向けましょう。

例えば、同じIT業界でも、一般消費者向けのサービスを提供する企業だけでなく、企業向けのシステム開発を行う企業もあります。

企業の知名度だけでなく、事業内容や仕事内容、求められる能力などを比較すると、応募先の選択肢を広げられます。

また、複数の企業の選考を受けることで、面接経験を積んだり、自分に合う企業の特徴を整理したりすることにもつながります。

体調管理を怠らない

12月は、冬インターンや早期選考に加えて、大学の授業やレポート、年明けの試験準備などが重なる時期です。

就活を始めたばかりだからといって、無理に予定を詰め込みすぎると、体調を崩してしまう可能性があります。

体調不良によって重要な面接に参加できなかったり、ESの提出期限に間に合わなかったりすることを防ぐためにも、余裕を持ったスケジュール管理が大切です。

例えば、ESの提出期限が金曜日の場合は、前日までに完成させるのではなく、2〜3日前を目安に一度仕上げておくと安心です。

また、応募する企業の数を増やすことだけを目標にせず、志望度や準備状況に合わせて優先順位を決めましょう。

十分な睡眠や休息を確保しながら、継続して就活に取り組める環境を整えることが重要です。

情報収集だけで終わらせない

12月から就活を始める人は、情報収集だけで満足しないように注意しましょう。

就活サイトやSNSなどで情報を集めることは重要ですが、企業の情報を調べるだけでは、ES作成や面接対策が進むわけではありません。

特に、就活を始めたばかりの段階では、情報が多すぎて何から取り組めばよいかわからなくなる場合があります。

そのため、情報を集めたら、次に取る行動まで決めることが重要です。

例えば、企業研究をした日は興味のある企業を3社リストアップする、自己分析をした日は自己PRの下書きを作成するなど、具体的な目標を設定しましょう。

また、1日に取り組む内容を細かく分けると、大学の授業やアルバイトと両立しながら進めやすくなります。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

12月からの就活では、情報を集めることを目的にせず、応募や選考対策につなげることを意識しましょう。

大学4年の12月で内定がない場合にやること

大学4年の12月で内定がない場合は、秋冬採用や通年採用を行っている企業に絞って応募を続けることが大切です。

卒業までに採用活動を続けている企業はあるため、12月の時点でも内定を目指すことはできます。

厚生労働省と文部科学省の調査では、2026年3月卒業予定の大学生の10月1日時点の就職内定率は73.4%でした。

(情報ソース:厚生労働省・文部科学省「令和8年3月大学等卒業予定者の就職内定状況(10月1日現在)」)

まずは、これまでの選考を振り返り、うまくいかなかった理由を1つずつ書き出します。

そのうえで、大学のキャリアセンターや就活エージェントに相談し、今から応募できる企業を一緒に探してもらうと、短い期間でも応募先を増やせます。

企業選びの視野を広げ、これまで見ていなかった業界や中堅企業にも目を向けると、応募できる企業が見つかりやすくなります。

12月の就活でよくある質問

12月の就活について、よく寄せられる質問に答えます。

12月の時点で何もしていない場合や、年末年始の過ごし方に迷っている場合の考え方をまとめました。

自分の状況に近い質問から読んでみてください。

12月の時点で何もしていなくても、本選考には間に合います。

28卒の広報活動は大学3年の3月1日以降に始まるため、12月から約3か月の準備期間があります。何もしていない人は、最初の1週間で1月以降の冬インターンの締切を確かめ、応募先を10社ほど一覧にすることから始めましょう。

あわせて自己分析とESの基本の文章を作れば、年内に応募を始められます。今日できることは、締切カレンダーを開いて、気になる企業を3社書き出すことです。小さく始めて、毎日少しずつ進めていけば、3月までに十分な準備ができます。

12月から始めても、大手企業を目指すことはできます。

大手企業の多くは、3月の広報活動の開始以降に本選考のエントリーを受け付けるため、12月から準備を始めても応募の機会があります。ただし、大手企業は応募者が多く、ESやWebテスト、面接の準備の深さで差がつきます。12月から2月までの期間で、自己分析と企業研究を深めておくことが欠かせません。

大手企業だけに応募先を絞らず、中堅企業やベンチャー企業も並行して受けておくと、選考の経験を積みながら本選考に備えられます。冬インターンに参加できる大手企業があれば、積極的に応募しましょう。

年末年始は、数日休んでも大丈夫です。

企業の動きも止まる期間なので、休む日と就活に使う日をあらかじめ決めておけば、準備の遅れにはつながりません。休みの前に、応募の締切や選考の日程が年明けすぐに入っていないかを確かめておきます。

就活に使う日には、自己分析とESの仕上げ、Webテストの練習など、1人で進められる準備に集中します。しっかり休んで気持ちを切り替えることも、長く続く就活では大切です。

年明けの最初の1週間の予定を休みの前に決めておくと、休み明けもすぐに動き出せます。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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