秋インターンの応募が本格化し、「志望するIT企業の選考でCABが出るらしいが、何から手をつければいいのか分からない」と不安を感じている大学3年生(28卒)は多いはずです。CABはSHL社が提供するIT職向けの適性検査で、SE・プログラマー職を採用するIT企業の秋インターン選考で課されやすいテストです。
CABは暗算・法則性・命令表・暗号読解・性格検査の5科目で構成され、SPIや玉手箱とは出題内容がまったく異なります。初見で解ける問題はほとんどなく、逆に言えば形式に慣れてパターンを覚えれば得点が安定しやすい、対策の効果が出やすいテストでもあります。
この記事では、2026年秋インターン(応募・受検は8〜10月、開催は9〜11月が目安)を見据えて、CABの5科目それぞれの出題形式と攻略法、Web-CABとの違い、そして秋本番までに間に合わせる勉強計画を丁寧に整理します。今から準備すれば十分に間に合います。
・CABの5科目(暗算・法則性・命令表・暗号読解・性格検査)の出題形式と特徴
・ペーパー版CABとWeb-CABの方式差と、受検前に確認すべきポイント
・法則性のパターン暗記や命令表の処理手順など、科目別の具体的な攻略法
・2026年秋の受検本番(8〜10月)までに仕上げる勉強計画の立て方
・大学3年生(28卒)で2026年秋インターンに応募予定の人
・SIerやIT企業のSE職インターンを志望していて、CABの対策方法を知りたい人
・SPIの対策はしてきたが、CABは初めてでどう勉強すべきか迷っている人
目次[目次を全て表示する]
秋インターンでCABが課される背景とIT業界の事情
まずは、なぜ秋インターンの選考でCABに出会う確率が高いのかを押さえましょう。CABはIT職の適性を測る専用テストであり、SE職のインターンを実施する企業が増える秋は、CABの受検機会が集中しやすい時期です。背景を知っておくと、対策の優先順位も判断しやすくなります。
CABはIT職の適性を測るSHL社の専用テスト
CABは、玉手箱やGABと同じSHL社(日本エス・エイチ・エル)が提供する適性検査で、コンピュータ職適性診断テストと位置づけられています。SEやプログラマーに求められる論理的思考力・情報処理の速さ・規則を正確に適用する力を測る内容です。
一般的な言語・非言語型のテストとは異なり、図形の規則性を見抜く問題や命令記号を処理する問題など、独特の出題が並びます。プログラミング経験の有無は問われませんが、形式への慣れが得点を大きく左右します。
秋はSE職インターンの募集が増えCAB受検が集中する
秋インターンは夏よりも実務寄り・職種別のプログラムが増える傾向があり、IT業界ではSE職・開発職に絞ったインターンの募集が本格化します。SIerやメーカー系IT企業、金融系システム会社などでは、例年この職種別選考でCABやWeb-CABが課されるとされるケースが目立ちます。
秋インターンの応募・Webテスト受検は2026年8〜10月に集中します。複数のIT企業に応募すれば、短期間に何度もCABを受ける可能性があるため、1回分の対策で複数社に効く「まとめ得」なテストと言えます。
秋インターンの結果が早期選考ルートに直結しやすい
採用の早期化により、秋インターンの選考結果や参加後の評価が、早期選考や本選考の優遇案内につながるケースが増えています。IT業界も例外ではなく、秋のCABを突破できるかどうかが、その後の選考ルートの分岐点になり得ます。
ここでCABを一度仕上げておけば、冬インターンや本選考で再びCABに出会ったときも、短い復習で対応できます。秋の対策は秋だけで終わらない投資だと考えて取り組みましょう。そもそも秋インターンでどんなWebテストが課されるのか全体像から確認したい人は、秋インターンのWebテストとはで種類と傾向を整理しておくと、CABの位置づけがつかみやすくなります。
CABの全体像:5科目の構成とWeb-CABとの違い
対策を始める前に、CABの全体像を正確に押さえておきましょう。CABは暗算・法則性・命令表・暗号読解の能力4科目に性格検査を加えた5科目構成で、受検方式によって科目や制限時間が変わります。ここを知らずに勉強を始めると、本番と違う形式に時間を割いてしまう恐れがあります。
暗算・法則性・命令表・暗号読解+性格検査の5科目
ペーパー版のCABは、暗算・法則性・命令表・暗号読解の4つの能力科目と性格検査で構成されます。暗算は四則演算を速く正確に解く科目、法則性は図形の並びから規則を見抜く科目です。
命令表は指示記号に従って図形を変換していく科目、暗号読解は図形の変化から暗号の意味を推理する科目で、いずれもIT職に必要な手順処理と論理推理の力を測る内容になっています。性格検査は職務適性やストレス耐性を見るもので、能力科目とあわせて総合的に評価されます。
Web-CABでは暗算が四則逆算に置き換わる
自宅受検型のWeb-CABでは、科目構成が一部変わります。最大の違いは、ペーパー版の暗算がWeb-CABでは四則逆算(□に入る数値を求める形式)に置き換わる点です。単純な計算力に加えて、式を変形して逆算する処理が求められます。
また、Web-CABは1問ごとに制限時間の管理がシビアで、全体の出題数・制限時間もペーパー版と異なるとされます。志望企業がどちらの方式かで対策内容が変わるため、応募前に受検方式を必ず確認しましょう。
科目ごとの時間はタイトで1問数十秒ペースが基本
CABはどの科目も制限時間に対して問題数が多く、1問あたりにかけられる時間は数十秒程度が目安とされます。じっくり考えれば解ける問題でも、本番では考えている時間そのものがありません。
そのため「解き方を知っている」だけでは足りず、「見た瞬間に手が動く」水準まで反復しておく必要があります。全問を解き切ることよりも、時間内に正答をどれだけ積み上げるかという発想で臨むのが基本戦略です。
ペーパー版とWeb-CABの科目構成の違いを整理すると次のとおりです。
| 科目 | ペーパー版CAB | Web-CAB |
|---|---|---|
| 計算系 | 暗算(四則演算) | 四則逆算(□を求める) |
| 法則性 | 図形の規則を見抜く | 同左(出題数・時間は方式で異なる) |
| 命令表 | 命令記号に従い図形を変換 | 同左 |
| 暗号読解 | 図形変化から暗号を推理 | 同左 |
| 性格検査 | あり | あり |
どちらの方式でも法則性・命令表・暗号読解の3科目が中心である点は共通です。計算系だけは形式が変わるため、受検方式の確認を最優先にしましょう。
科目別攻略法:暗算・法則性・命令表・暗号読解
ここからは、CABの能力4科目それぞれの攻略法を具体的に見ていきます。CABは科目ごとに求められる力がはっきり分かれているため、科目別に練習方法を変えるのが効率的です。特に法則性と命令表は対策効果が出やすく、得点源にしやすい科目です。
暗算・四則逆算:計算の型を体に覚えさせる
暗算は単純な四則演算を高速で処理する科目です。難問はありませんが、制限時間に対して問題数が多いため、計算スピードそのものが得点になります。2桁同士の掛け算や割合の計算など、頻出の計算パターンを毎日短時間でも反復し、手が勝手に動く状態を作りましょう。
Web-CABの四則逆算では、式の空欄を逆算で求めるため、移項や逆演算の処理に慣れておく必要があります。概算で選択肢を絞るテクニックも時間短縮に有効です。電卓使用の可否は方式によって異なるため、本番と同じ条件で練習しておくと安心です。
法則性:頻出パターンの暗記が最大の近道
法則性は、並んだ図形の変化の規則を見抜く科目です。初見では難しく感じますが、実は回転・移動・増減・反転・重なりといった頻出パターンの組み合わせで大半が説明できます。つまり、パターンを暗記してしまえば「見た瞬間に候補を絞れる」科目です。
対策は、問題集で頻出パターンを一通り解き、間違えた問題の規則を言葉で説明できるようにすること。「時計回りに90度回転しながら黒丸が1つ増える」のように規則を言語化する練習を繰り返すと、本番での発見速度が一気に上がります。
命令表:記号の意味を即答できる状態にして処理速度を上げる
命令表は、図形の列に命令記号を順番に適用し、最終的な出力を答える科目です。1つひとつの命令は単純でも、複数の命令を正確に積み重ねる処理力が問われます。ミスの多くは命令の適用順の混乱や、途中経過のメモ不足から生まれます。
攻略の鍵は、まず命令記号の意味を暗記して即答できる状態にすること。そのうえで、途中経過を簡単にメモしながら処理する自分なりの手順を固めましょう。処理手順が安定すれば、スピードは反復練習で自然に上がっていきます。
暗号読解:変化の要素を分解して仮説を立てる
暗号読解は、図形がどのように変化したかを手がかりに、暗号(記号)が持つ意味を推理する科目です。CABの中では最も思考力が問われ、時間も足りなくなりやすい科目とされます。
コツは、図形の変化を「形・色・数・位置・大きさ」といった要素に分解して観察すること。1つの暗号が1つの変化に対応すると仮説を立て、他の例で検証する手順を型として身につけましょう。全問正解を狙う科目ではないため、確実に解ける問題から処理し、難問は潔く飛ばす判断も重要です。
CABの性格検査は、IT職に求められる継続力やチームでの働き方への適性を見るものです。能力科目の対策に集中しがちですが、性格検査も選考の判断材料になります。自分を偽らず、一貫性のある回答を心がけましょう。ヴァイタリティや几帳面さなど、回答結果から職務適性が予測される仕組みです。
秋本番までのCAB対策ロードマップ
秋インターンのWebテスト受検は2026年8〜10月に集中します。ここでは、受検本番から逆算した3段階の勉強計画を紹介します。CABは短期集中でも仕上がるテストですが、段階を踏んで進めるほうが確実に得点が安定します。
第1段階(受検4〜3週間前):全科目を1周して形式に慣れる
最初の1週間で、CAB対応の問題集を1冊決めて全科目を1周しましょう。この段階の目的は得点ではなく、出題形式と時間感覚を体に入れることです。解けない問題が多くても気にする必要はありません。
1周目で「法則性はパターンを知れば解けそう」「暗号読解は時間がかかる」など、自分の得意・不得意を科目単位で把握します。この見立てが、次の段階での時間配分の根拠になります。
第2段階(受検2週間前):弱点科目を集中的に潰す
2週目からは、1周目で把握した弱点科目に練習時間の6〜7割を割きます。法則性が苦手ならパターンの言語化練習、命令表が苦手なら記号の暗記と処理手順の固定化、というように科目別の攻略法に沿って質を上げていきます。
このとき、得意科目も週に数回は触れておくこと。CABはスピード勝負のテストなので、少し間が空くだけで処理速度が落ちます。「弱点集中+得意維持」の配分が、総得点を最大化する進め方です。
第3段階(受検1週間前〜直前):時間を計って本番形式で仕上げる
最後の1週間は、制限時間を計って科目ごとに通しで解く練習に切り替えます。本番と同じ時間的プレッシャーの中で「迷ったら飛ばす」判断を体に覚えさせるのが目的です。
受検方式がWeb-CABなら、自宅のPC環境・ブラウザ動作も事前に確認しておきましょう。受検締切の直前は回線混雑などのトラブルも起こり得るため、締切の2〜3日前までに受検を終える計画にしておくと安全です。
CAB対策でやりがちな失敗と注意点
CABは対策すれば伸びるテストである一方、勉強の方向を誤ると時間だけ消費して得点が伸びません。ここでは、28卒の秋インターン準備で特に起こりやすい失敗パターンを3つ取り上げます。事前に知っておくだけで回避できるものばかりです。
SPIの対策だけでCABに臨んでしまう
最も多い失敗が、「Webテスト対策=SPI対策」と思い込み、SPIの問題集だけでCABに臨むケースです。CABの法則性・命令表・暗号読解はSPIには存在しない形式で、SPIの学力がそのまま通用しないのがCABの特徴です。
志望企業の職種がSE・開発系なら、CABが課される可能性を最初から想定し、CAB専用の問題集で対策しましょう。SPI対策と並行する場合も、CABの形式練習の時間を別枠で確保することが大切です。
解法の理解だけで満足しスピード練習を怠る
CABの問題は、時間をかければ解けるものが大半です。そのため「解説を読んで理解した=対策完了」と錯覚しやすいのですが、本番で問われるのは制限時間内に解き切る処理速度です。
理解した問題こそ、2周目・3周目でタイムを計って解き直しましょう。同じ問題を速く正確に解き直す反復こそが、CABのスコアを実際に押し上げる練習です。1周して終わりにしない姿勢が結果を分けます。
受検方式を確認せずに対策を始める
ペーパー版CABとWeb-CABでは、計算科目の形式も時間配分も異なります。方式を確認しないまま対策を始めると、本番直前に「練習していた形式と違う」と慌てることになりかねません。
応募先の募集要項や過去の選考体験談から受検方式の見当をつけ、不明な場合は両方式に共通する法則性・命令表・暗号読解を軸に対策するのが安全です。計算系は四則演算と四則逆算の両方に触れておけば、どちらが来ても対応できます。
Webテストの解答集や受検代行は、回答時間の不自然さや入社後のテストとの乖離などから発覚するリスクが高く、発覚すれば内定取り消しにもつながる不正行為です。CABは対策すれば正攻法で十分に得点できるテストです。遠回りに見えても、形式練習の積み重ねが最も確実な近道です。
秋のCAB対策を冬インターン・本選考につなげる
秋に仕上げたCAB対策は、この先の就活で何度も活きてきます。ここでは、秋の受検経験を冬インターンや早期選考・本選考にどうつなげるかを整理します。一度作った土台を維持する仕組みまで作れれば、周囲に大きな差をつけられます。
冬インターン・本選考でもCABは繰り返し登場する
IT業界では、冬インターン(応募・受検は10〜12月)や早期選考、そして本選考でもCAB・Web-CABが引き続き使われるとされます。秋に形式をマスターしておけば、以降は短い復習で受検に臨めるため、他のエントリー準備に時間を回せます。
秋の受検で手応えが弱かった科目は、記憶が新しいうちに原因を分析しておきましょう。時間切れなのか、パターン知識の不足なのかで、次に向けた練習内容が変わります。
受検直後の振り返りメモが次の得点源になる
受検した直後に、「どの科目で時間が足りなかったか」「どんなパターンの問題に手が止まったか」を簡単にメモしておきましょう。受検直後の振り返りは、どんな問題集よりも精度の高い自分専用の対策資料になります。
複数社で受検すれば、自分の失点傾向はほぼ確実に絞り込めます。冬の受検前にはこのメモを見返して弱点だけを重点復習する、という効率的なサイクルを作りましょう。
CABの処理力はSE職の仕事理解にもつながる
CABが測る「規則を正確に適用する力」「手順を組み立てる力」は、SE職の実務で日常的に使う力そのものです。対策を通じて自分がこうした作業を苦にしないタイプか、それとも消耗するタイプかを感じ取れるはずです。
その感覚は、志望動機や職種選びを見つめ直す材料にもなります。テスト対策を単なる関門突破と捉えず、IT職への適性を確かめる機会として活用しましょう。
秋インターンのCABに関するよくある質問
最後に、秋インターンのCAB対策について28卒の就活生からよく寄せられる質問に答えます。対策期間や難易度、他テストとの兼ね合いなど、細かい疑問はここで解消しておきましょう。
CAB対策はどのくらいの期間が必要ですか?
目安は2〜4週間です。CABはパターン暗記と反復練習の効果が出やすいテストのため、1日1時間程度でも、形式理解→弱点集中→時間計測の3段階を踏めば実戦レベルに到達できます。ただし暗号読解など思考系の科目は仕上がりに個人差が出やすいため、受検が集中する前に早めに着手するに越したことはありません。
CABとGABはどう違うのですか?
どちらもSHL社のテストですが、対象職種と科目が異なります。GABは総合職向けで言語・計数中心なのに対し、CABはIT職向けで法則性・命令表・暗号読解といった情報処理系の科目が中心です。IT企業でも総合職や営業職の採用ではGABや玉手箱が使われることもあるため、応募する職種に合わせて対策するテストを見極めましょう。
プログラミング未経験でもCABで高得点は取れますか?
取れます。CABはプログラミングの知識を問うテストではなく、論理的な処理の適性を測るテストです。出題されるのは図形や記号の問題であり、文系・未経験でもパターン練習を積めば十分に得点できます。実際、SE職はプログラミング未経験者も広く採用しており、CABはその適性を見るために使われています。
秋インターンのCABはボーダーが高いのでしょうか?
企業や募集枠によって異なるため一概には言えませんが、秋インターンは夏より募集人数が絞られる分、選考全体の競争率は上がりやすいとされます。ボーダーの正確な数値は公表されないため、気にしすぎるより「時間内に解ける問題を確実に取り切る」練習をするほうが建設的です。仕上げの精度がそのまま通過可能性を高めます。
まとめ:CABはパターン対策で伸びる!秋の受検までに仕上げよう
秋インターンのCAB対策について、5科目の構成から科目別の攻略法、本番までの勉強計画までを整理しました。最後に、この記事の要点を振り返ります。
CABはSHL社が提供するIT職向けの適性検査で、暗算(Web-CABでは四則逆算)・法則性・命令表・暗号読解・性格検査の5科目で構成されます。SE職の秋インターン選考で課されやすく、受検は2026年8〜10月に集中します。
攻略の軸は、法則性の頻出パターン暗記、命令表の記号暗記と処理手順の固定化、そして時間を計った反復練習です。SPIとはまったく別のテストである以上、CAB専用の対策時間を確保し、受検方式(ペーパーかWebか)の確認を最優先にしましょう。
CABは対策の効果が正直に得点へ反映されるテストです。秋に仕上げた力は冬インターン・早期選考・本選考でも繰り返し活きます。今日から形式練習を始めて、秋の関門を確実に突破してください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











